Hyokyo Educational and Academic Resources for Teachers
HEART
紀要 紀要 修論
紀要の登録でスタート 修士論文の登録で大きく 教員の協力でしっかりと 根を張る
そして、X 年後・・・
平成 21 年度 平成 20 年度
平成 19 年度
兵庫教育大学
これまで
これから
平成20年度の取り組み
学校現場で作成される指導案や研究報告書などの教育 実践資料を収集・電子化し、計25件をリポジトリに登 録した。
教育実践資料は、H20年3月に正式公開された教育系サ ブジェクトリポジトリ(領域2:東京学芸大学)に定期的 にハーベストされる。H21年6月現在で36件登録。
過去の修士論文について、電話及び書面により著作権 処理を行い、許諾を得た論文について電子化した。
処理結果 件数
同窓会名簿に基づき電話照会
(事業説明・住所確認) 1,478
許諾書発送 625
返信 422
リポジトリ登載を許諾した論文 382 リポジトリに登載した論文
165**
内容審査(著作権・個人情報・肖像権等)を経た登載可能論文のうち、H20年度の予算で執行したもの
許諾率=許諾件数/許諾書回答数
91%
許諾
教育実践資料
学 位 論 文
学術雑誌論文
ScopusやCiNiiなどの文献データベース及びSCPJ、
SHERPA/RoMEOなどのツールを利用した論文調査・著作 権処理を行い、計40件をリポジトリに登録した。
選択的メタデータ・ハーベスティング
和 26件 洋 14件
著者版 8件 出版社版 6件
SCPJ掲載 14件 SCPJ非掲載 12件
世 界で初めて、黒鉛からアモルファスダイヤモンドを生成 することに成功した本学教授の論文をリポジトリで公開 !!
“Pathway for the Transformation from Highly Oriented Pyrolytic Graphite into Amorphous Diamond”
http://hdl.handle.net/10132/2489
紀 要 論 文
monumental
H19年度に行った著作権調査結果を元に、権利処理済 み・未登録論文の洗い出しを行い、計203件の論文を 登録した。また、紀要1誌について編集責任者より電 子ジャーナル化について同意を得た。
東洋史訪
List of Issues
94%
Yes 教員アンケート
「紀要論文の著作権が著者にある場合、
リポジトリに登録してよろしいか?」
▲Dspaceの紀要専用ページ
09.3
09.4 09.5
13,273 10,626
13,508 11,620
15,480 13,717
閲覧 ダウンロード
ダウンロード統計(月別)
兵庫教育大学学術情報リポジトリ
登録コンテンツ割合(H21.6現在)
Japan
USA
Korea Unknown
ダウンロード統計(国別)
66%
25%
5%
2%
兵教大から世界へ
兵庫教育大学学術情報リポジトリがスタートしました!
平成20年3月,兵庫教育大学の学術情報リポジ トリ「HEART」から全世界に向け,本学の研究成 果が発信されました。
■リポジトリとは? What is HEART?
リポジトリとは,論文や紀要などの機関内の研究成果を 電子データで蓄積し,インターネットを通じてアクセス できる Web 上の「知の貯蔵庫」です。
そして、HEART は本学のリポジトリの愛称です。HEART には,教員が学術雑誌や研究紀要に投稿した論文,科学 研究費補助金研究成果報告書,学会発表資料や授業の教 材,修士論文や博士論文など,ありとあらゆる研究成果 が登録できます。また,電子データであれば,動画や静 止画像,音声なども登録できます。
■「HEART」 「心臓」 「こころ」
HEART のもうひとつの目的は,学校現場でニーズの高い 実践的な資料,例えば教職大学院の連携協力校や文部科 学省の研究指定校,兵庫県下の研究指定校などの研究報 告書をはじめ,副読本や教材なども収集して,学校現場 に還元することです。
ロゴマークのハート型のふた葉は,教育における「研究」
「実践」を表していて,HEART が大学と学校現場間のコ ミュニケーションを促す新しいチャネルとなる,そんな イメージを表しています。
そして,Hyokyo Educational and Academic Resources for Teachers の頭文字をとった HEART というネーミングは,
このように研究と実践の循環を司る「心臓」として機能し たい,「こころ」豊かな教師を育てるための価値あるツー ルでありたいという願いが込められています。
■学術情報を研究者の手に
ところで,学術情報リポジトリとは一体どのような背景 で誕生したのでしょうか?
話は 1980 年代に遡ります。この頃から,特に海外の学術 雑誌の価格が高騰し,研究者が研究成果にアクセスできな い,いわゆるシリアルズ・クライシス(雑誌危機)という 事態が起こります。90 年代に入ると,大手出版社による 寡占化が進むなか,その傾向がますます深刻化し,学術コ ミュニケーションの停滞が叫ばれます。そんな事態を打破 するべく湧き起こったのが,オープンアクセス・ムーブメ ントです。
インターネットを通じて,誰もがどこからでも無償で研究 成果にアクセスできる環境を作ろうというこの運動の一翼 を担う形で位置づけられたのが,大学等の機関リポジトリ
(学術情報リポジトリ)です。2000 年の無料のリポジトリ ソフトウェアの登場とともに一気に増加しました。
我が国でも,文部科学省科学技術学術審議会の報告の中で,
リポジトリ推進の必要性を謳い,国の政策として大学の研 究成果を社会的に還元することを後押ししています。本学 の HEART も国立情報学研究所の委託事業として助成を受 けて構築していますが,本学のように助成を受けた大学は 平成 19 年度で 70 大学に上ります。
英語で「容器・貯蔵庫・宝庫」などを意味するリポジトリ ですが,既に単なる学術情報の保管庫という意味を超えて います。我々はいま,世界的な学術情報流通の変革に立ち 会っているのかも知れません。
■利用者する側からのリポジトリ
このように,普及がすすむリポジトリですが,では皆さん にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
●効率的な文献入手
多くの大学でリポジトリを導入しつつあり,今後そこに登 載される文献は爆発的に増加すると思われます。例えば,
今まで図書館で文献複写を依頼していた他大学の紀要など は,Web でその大学のリポジトリにアクセスすることで,
いつでも無料で原文が手に入るようになります。また,多 くのリポジトリ登載データは Google,Google Scolar など で検索できるようになっています。紀要論文に限らず,商 業出版社の学術論文もヒットします。
●卒業・修了後の研究に
現在は国立情報学研究所の CiNii や電子ジャーナルを利用し,
さほど不自由なく文献収集ができている皆さんも,卒業あ るいは修了したら,とたんに収集ツールがなくなってしま います。各大学のリポジトリは,皆さんの身分を問いませ ん。誰でも無料で文献を収集できます。
●HEART は教材開発の素材ライブラリ
HEART に蓄積された,学校現場などから収集した教育実 践資料等は,教材開発や指導案作成のための素材として活 用できます。
■投稿する側,あるいは大学側からのリポジトリ 一方,コンテンツを提供した側は,どのようなメリッ トがあるのでしょうか。
HEART に登録されたデータも,Google や
Google Scholar などの検索サイトから検索ができ,こ のため研究成果の可視性が大幅に高まり,より多くの 読者を獲得します。また,その結果,論文の被引用率 の向上が期待できます。
また,大学という機関が行いますので,研究者の研究 業績を一元的に,しかも永続的に管理します。とかく 散逸しやすい学校現場の教育実践に関する資料も,ず っと残しておくことができます。
さらに,大学にとっては,教育研究活動をショーウィ ンドウ化することで,社会に対する説明責任を果たす と同時に社会に貢献できます。また,収集した学校現 場の実践的な資料を整理して発信することで,大学・
学校現場間の教育研究,実践情報の流通を促します。
■HEART を育てていくために
今生まれたばかりの HEART を末永く続けていくため には,コンテンツの提供者である,教員や大学院生の 皆さんのご協力が不可欠です。
パソコンや研究室の片隅に埋もれている研究成果,学 校現場の資料などがありましたら,図書館までお送り 下さい。図書館では,お送りいただいた成果物を著作 権など権利処理をした上で,HEART に登載していきま す。
今年は,本学が創立して30周年の節目を迎えます。
この 2008 年を本学リポジトリ元年として,みんなの 手で HEART を育てていきましょう。ふた葉が育ち,
やがて大きな実をみのらせるように・・・
http://repository.hyogo-u.ac.jp/dspace/