思春期の自尊感情形成に関する発達心理学的研究
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(2) 自尊感情が傷つくことがないのではと考えられ た。児童期の特徴を残す小学生5・6年生と思春. 半手甲繋慧鰐㌘甲哀㌣駿芦睾器㍉、皿. 期の特徴を示す中学生の違いが影響しているの ではないかと考えられる。小学生は褒められる. I_. 小学生1. ことを素直に喜び、自分自身の価値が高められ. M H. 自尊感情の形成や維持につながると考えられる L. が、中学生は他者の評価を気にしたり、自尊感 情の傷つきを避けようとしたりすることが考え. 中学生,. }. H. られ、被賞賛経験と自尊感情の関係性が見られ. 舅 1. 40. 34.40. 4.38. 女. 24. 34196. 3.33. 男 1. 121. 48.98. 4.80. 女. 138. 48.98. 4.65. 易 1. 23. 62.74. 3.62. 女 1. 34. 61.97. 3.42. 男. 22. 4τ.09. 4.86. 女. 26. 46.00. 5.58. 男 …. 121. 63.03. 5.90. 女 1. 139. 62.36. 5.38. 男. 38. フ8.9フ. 4.93. 圭. 23. 80.22. 5,4フ. 浴@1. なかったのであろう。. 全体的考察と今後の課題. 学校適応感と自尊感情との関係. 本研究の結果より、学校適応の高低に自尊感. 結果・考察. 情が関係していることが明らかとなり、その自. 小学生では学校適応感が高い児童ほど自尊. 尊感情の形成に児童にとって意味のある大人か. 感情得点も高く、男子児童より女子児童の方が. らの被賞賛経験が影響しているであろうと考え. 自尊感情得点は高かった。しかし、中学生では. られる。家庭において、手伝いの機会が児童に. 学校生活適応感、姓ともに自尊感情に対する有. 与えられ、それによって児童が家族から賞賛を. 意差は見られず、三浦・原岡(2002)とは異な. 得ることができるならば、自尊感情を高め、児. る結果となった。中間・小塩(2007)によれば、. 童の学校適応感を高めることに影響を与えるこ. 自尊感情の測定にあたっては、その高低のみで. とが示唆されたといえる。学校適応感を高め、. はなく、安定性の次元も含めて検討することの. 児童がよりよい学校生活をおくるための支援が、. 必要性が指摘されており、自尊感情の変動性の. 学校だけでなく家庭においてもできるであろう. 大きい者は自尊感情を問われた際に、その時の. と考える。. 感情が認知を凌駕してしまう可能性があること. また、中学生においては小学生とは異なり、. が示唆された。つまり、思春期に入り第二次性. 大人からの肯定的な評価を素直に自己への肯定. 徴という心身の発達的変化と対人関係や学校内. 的な評価とすることが困難である。この時期は、. での自己のおかれている立場の変化など不安定. 大人からの肯定的な評価よりも友人からの肯定. な心理状態を来たす要因は多く、この発達期は. 的な評価のほうが彼らにとって大きな意味をも. 多くの児童生徒にとっては「二重の意味で危機. つのであろう。中学生の自尊感情形成に関して. 的である」(古川・小泉・浅川,1992)という. は、友人関係も検討する必要があるだろう。・. ことを考え合わせると、自尊感情の高さが必ず しも良好な対人関係につながるとは限らないと. 主任指導教員 浅川 潔司. いえる。そしてこのことからも、学校適応と自. 指導教員 浅川潔司. 尊感情を一次元的にとらえるのではなく、今後 の課題として学校適応と自尊感情の変動性の関 連を検討していく必要性が示唆された。. 一73一.
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