高齢者における健康生活の促進を図る取り組みの一事例
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(2) 受講期間前後の体力測定結果を主な項目に. くりたつ一連の動作速度を速くすると、筋. ついて比較してみた。少数であったが男子. 力の低下からフォームが乱れてしまうので. については以下のように結果が得られた。. はないか考える。また、高齢者の健康生活. 椅子立ち上がりに5%に有意差が認められ. に携わるものとして、脚筋力の向上とした. た。椅子立ち上がりは後において前より低. エクササイズをいくつか取り入れていたが、. くなっていた。ステッピング・上体起こし・. 今後も筋力強化エクササイズを多く取り入. 6分間シャトルスタミナウォーク(以下. れなければならないと示唆された。. 精神面について、講座などへ積極的に参. SSTwと略記)の値は、後に高くなった。 女子について、体重・血圧・握力・開眼片. 加することから、参加後には交友関係が増. 足立ち・椅子立ち上がり・脚踏みだしの5%. え、気持ちが明るくなり、以前より笑うこ. の有意差が認められた。開眼片足立ち・長. とが多くなり、体が動きやすく、風邪をひ. 座体前屈・脚踏みだし・上体おこしは後に. かなくなっていった。このことから日常生. おいて前より高く、体重・血圧・握力・ス. 活のなかで、老後をいかに健やかに生きて. テッピング・椅子立ち上がり・10m障害歩. いくためには、複数の人と混じり合う事と. 行・SSTwは後において前より低くなる傾. 外出が大切であると考える。また、この講. 向がみられた。椅子立ち上がりの低下は、. 座では同年齢が多いことから、受講者同志. 今回の受講者自らのサポートに繋がる可能. のコミュニケーションがとれ、会話が多く、. 性を示唆しているものと考える。. 次回に逢う約束する楽しみなどが、老後を. 2)精神的側面における結果. 健やかに生きていけるきっかけに繋がると. 質問紙を回収できた人数は113人であっ. 示唆されているのではないかと考える。. た。ここでは主な項目についてみてみると、. Vまとめ. 以下の結果が得られた。全質間項目の内か. 本研究の受講による運動の効果を身体面. ら、受講前後の生活・行動が「どちらかと. と精神面に調査研究して得られたことは、. いえば積極的であった・どちらでもない・. 身体面について、男女とも“身の周りのこ. なかった」の1つの項目を取りあげる。講. とは自分でできる体力’’の維持・向上はで. 座前のどちらかといえば積極的で「あった」. きていた。精神面について、地域社会へ積. は23%、「どちらでもない」は59%、「なか. 極的に参加し、他者とのコミュニケーショ. った」は18%であった。講座後にはどちら. ンができていた。この講座によって高齢者. かといえば積極的に「なった」が58%、「ど. における健康生活への促進は、運動ができ. ちらでもない」が40%、rならない」が2%. る環境づくり、高齢者がもとめる運動や特. と変化していた。. 徴を理解することと、また、健康講座を継. w考察. 続することが重要とされる。. 身体刑面について、男女共に講座後には、. 主任指導教員 荒木 勉. 体重の減量、血圧の低下、上体起こしば高. 指 導教員 荒木勉. くなった。椅子立ち上がりの低下は、ひご ろ高齢者は、椅子などにゆっくり座るゆっ. 一463一.
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