通信混雑下でのモバイルサービスアプリケーションの考察
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(2) 情報処理学会第 76 回全国大会. れる段階でありサービスを継続するためには、 サービスアプリケーションでも様々な技術が必 要と考える。そこで、本研究では、ストレージ サービスでの登録されるデータの重要度に合わ せた、セキュリティレベルを設定し、通信イン フラの状況に応じた認証を行うことで、通信イ ンフラへの負担を軽減する。 4.サービスとマルチレベルセキュリティ ストレージサービスでの登録データについて は、その内容によって重要度が異なる。扱うデ ータの内容によっては、パスワードのような簡 単な照合で済むものから、高度な認証を要する ものなど様々なものが考えられる。そのため本 研 究で設 定した セキュリ ティレ ベルを 「高 ・ 中・低」3段階に設定した。(表1)そして扱 うデータにアクセスするためには、それぞれの レベルに 応じた認証方式を設定する方式とし た。 これは、災害発生時から時間が経過するごとに 必要なデータは変化しており、通信の状況に応 じて必要なデータをアクセスで出来なければな らない事に注目した。(図2). アクセス出来ない場合もあるが、利用シーンが 想定される通信状況が改善されてからは問題な くアクセス出来ることを確認した。 このような重要データに関して本当に必要とさ れる時期は、前述のように発災から数日たった 後と想定した場合、個人データを守りその後に データアクセスすることについて確認をした。 重要度「中」のデータについては災害時にセ キュリティレベルを落としてもデータアクセス を優先にするものと想定し、災害時と判断した 際にセキュリティレベルを簡易型の認証に動的 に置き換えることで、サービスを維持する仕組 みが出来ないかを検討した。結果として、通信 混雑下では通常型の認証を通じてデータアクセ ス出来ない場合が発生したが、簡易型の認証に 変更することで認証成功率が向上し、データへ のアクセスが改善される結果となった。 これらは、ネットワークに大きな通信混雑状態 にある時にも応用できるが、発展途上国などイ ンフラの一つとして通信環境が十分でない地域 でも、アクセスする認証技術の適用が可能にな ると考える。そしてこれらが災害に役立つ耐災 害サービスアプリケーション内の技術の一つと して検討されていくものと考える。. 表1.扱うデータ種別ごとの重要度 5.おわりに 災害時に必要となるこれらのサービスについ て機能実装を行い、検討した結果、ネットワー ク混雑化を模した環境においても、認証を通じ たサービス維持が可能となり、認証成功率も向 上する結果を得ている。このセキュリティレベ ルの変更に伴い、サーバとのデータ通信量につ いても削減される効果も確認できており、混雑 化ではネットワーク側にもやさしく、かつ安全 安心なサービスとしての結果を得ることが出来 た。現在、端末側とクラウド環境によるデータ 保持と同期処理を持つサービスがより増加する 中で、いかに安全安心なサービスを提供できる かが重要になってくると考える。. 直後は、家族や友人 との連絡が重要. 経過後は、本人確認や 身分証明などが必要. 図2.災害発生後からの通信量と必要データ 重要度「高」のデータについては、個人情報 としてもセキュリティ上重要であり、通信状況 に関わらず認証レベルを変更することなく扱う ことにした。結果として通信混雑下ではデータ. 3-30. 参考文献 [1]資料「東日本大震災時の通信状態」:総務省, 平成 23 年 8 月 [2]資料「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地 震・津波対策に関する専門調査会報告」:内閣 府,平成 23 年 9 月. Copyright 2014 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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