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信仰と安心

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Academic year: 2021

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(1)

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高 辻

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安心ご云ふ熟語は御遺文、ては園家論じ主ごして 拝せらる﹀様じ思はれる、天台では止観の十乗観 法の中の善巧安心止観ご云ふが安心の熟語の出所 である。安は安住安襲安平安置安穏ご云ふ風仁熟 字する叉静也止畠卒也俗也置也等の訓が附せられ ℃ゐる。心が安住す︿き蕗仁安置

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れ止まれば安 楽である叉安泰であり平安である雀は竹に止まり 訟は梅が校に止まり鶴は松上に止まり亀は岩上に 止まら動物陥物天地問一切の物は皆其止まる慮が 有るのである。某止まるぺき通宮の蕗守得れ何極 めて安心なものである他から眺めても何ピ争く程 のよいものであるが雀が披の上仁屈た h 鴛が松の 木仁止まり亀が梅の樹じ止って居たならば自分も 不安であらう他から此を眺むるも如何仁も落付が 惑い。故仁精紳的安楽安泰を計る仁は未づ第一仁 心の安住すべき所へ安住せねばならぬ、即も心の 止まるぺき慮を見つけねばならぬ。然し乍ら全体 安心ご云ふものは不安心に謝して起った名目であ るから安心を得るには第一に不安心なるものを研 究する必要がある。、きれば人生に於げる最も不安 心なものは何があらう、衣食住の敏乏、家庭の不 和、生老病死の四苦等であらう。誠仁臼常精神界 の不安ご云ふものは何人ど雄も業分今に随て皆あ るものである、然し能︿考て見るご精紳界の不安 ごいふものは賓際は衣食住や金銭問題或は家庭等 の事仁依りて関係するものではない結局は我身が あるからの事で我が此の自己ごいふもの昌え無か った争らば一切の不安は忽然ごして消滅するので ある一切の不安は起らぬであらう、故仁一切の不 安の集注結晶し叉源泉どなり一切の不安を産み出 す母争るも一りは買に此の自己一身である、此自己 一身の最終は要する仁死の一字。てゐる、視て此死 の一宇の解決に是非共闘聯して逸すべからぎるの は即も死に行く先の落付場所である。換言すれば 死後生るぺき世界関土である。不安のかたま h の c~s 〕

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一身を包めるものは生死ご云ふ特である、賓に吾 等不安の結晶体たる一身は生死ご一五ふ袋の中に包 まれて居るそてある而して也袋より焼却して落行 ぐ先は如何な毛園土であらうか。晩秋の山里の柿 の樹の末に一つ二つ織された薄絹の手謹に異亦な 血を鳴りて下ぱた様な熟柿が今にもぽとり落ちた ならば如何争るであらうど案やる様に我等の一身 を詰める牛死の袋り破れた時は比の一身ほ何慮へ たざり行︿ぺさすご案じて見れば臨符正念も出来 続三も忠へぬ。帯夜喫同し

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坐 ろ に 惟 れ ば 五 同 等

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生は夜が明げて旅立ぞ始めたのである一代の云露 行動は一討の旅行である三十両立ごは肢の宰

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中 食であり六十になって死に近いた時は烏の埼を求 めて蹄り山寺の入相の鐘の同ゆる夕暮唄てゐる。一話 れざ腰には緋常もなく懐中には族費も乏しい一歩 b h T に日は暮れか、る宿るベ

3

族館の的も、待ち 受けて居る者も無ったならば何ご心細い事、ては中か いか。故に吾等人生じ於ける最大の不安は第一仁 此自己一身であり、第二は自巳一身の落付くべき 同 土 ” て ゐ る 。 此 身 ご 園 芝 の 二 つ が 単 克 下 山 一 人 の 最 も 大なふ最も詮じつめた終鮎である、比吾嘘揮の控死

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身成怖さ示乙吾等の生死する間土を裟婆 郎 寂 ・ J h r 教ねて大争る不安に劃して大争る安心を 輿へて下されたのが治華経毒逢日間の法門であ b 本 軍捗の身土常住の一段てゐる。故に五口等法華経の 行者は我が生死する身の上の大

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不安心を却身成 備と云ふ所に安住せしめ我が生死する闘土の案じ を婆婆即寂光ごいふ蕗に安住せ・しだめ中小らば不安 の心は安楽に争 b 安穏にならねば杏ら叫紫婆婆即 寂光即身成備さ云ム事が稗骨骨久遠のれ悟りで某悟 りが即妙法蓮華経の五字である此妙法蓮華麗を悟 られた悌の御本体が却も御本曾であるから、裟婆 即寂光即身成備は妙法蓮華経の内容であり英’妙法 蓮華麗ご悟られた御本体が十界の曇茶羅であるざ して見れば裟婆即寂光即身成悌ご一五事と妙法五字 ご十界の長茶羅ごを論じつめ℃見れば一つである であるから、五口々は不安なる心を御本尊ご御題目 に安住し安置乙℃動かぬ様に守ればよい u のである (4G〕

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動か白様にするには信仰の力主以て此不安なる心 を御本管ご抗題目の上に結び付けるの、てある吾等 の不安心なる心は恰も吉野紙が風じ吹かれ℃居る 様奇ちのである、共を信仰信心ご云ふ糊を以て御 本曾ご御題目との大磐石に確かご張り付げねばあ ちぬ。信心の糊の強い程不安の吉野紙は愈冷御本 件 特 と 御 題 目 ご の 磐 白 か ら 離 ト な い 。 蝿 押 骨 骨 が 五 百 塵 鮎の昔成備なされる前は矢張り吾々ど同じ様に此 身は何たる不安の者であらう此世界は何たる不安 のもゆであらう不安を離れたる身を求めたい不安 を離れた世界へ行

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たいご常に煩悶仁夜を明した のであるが楠々御思案の結果諮然大悟されたのが ﹃ 志 向 物 は 皆 妙 法 で あ る ﹄ と 云 ふ た 悟 り ” で あ っ た 。 免時仁能居の身体も妙法ご照され、所居の岡土も 妙法ご映じた。其能居の身体が妙法ご照されたの が即身成備さ云ふ御安心であり、国土却も世界が 妙法であるご映じたのが婆婆即寂党ご云ふ御安心 である。故仁吾等の大なる不安も身ご土どのニつ Jh あ

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、腎寧の五百産動以輔の大なる不安も亦身 ご 土 ご

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二つであった。而

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て其身ご土ごの二つ に劃する即身成悌婆婆即寂苅ご云ふ大安心も亦久 遠本偽の大安心を其憧承継いで居るのでゐるから 此安心を得る迄では凡夫なれ台も此大安心を待た 守らば稗掌は五百塵貼の昔じ此大安心得られ吾等 は今日に之を得たので時代・回そ異て居るげれざも 得た所の安心に於ては等し︿久遠本偽の大安心で ある。三千年巳雨天竺霊山の曾上にして蓄量品を 開て成偽した人遣も、矢張り此本協の大安心を得 て成偽し、六百年前の宗粗大事人も此大安心じ住 して諸口も佐渡をも寂光の本土さ例決心なきれ、 御身を即身是悌ご費悟されて一代の迫害の中に泰 然自若ごして大不安の中じ大安心を以で法慌の生 涯を迭られたのである。故仁本悌の安心ご霊山一 曾の安心ご宗祖の安心ど五口等末輩行者の取るべき 安心ごは一如してゐるご云てよいのである。本悌 が此婆婆即寂売却身成偽の安心を得られた時が樟 曾の成悌開悟であるなれば、吾等も亦此安心

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得 た時が成備したのでしる、只稗曾は思惟甑察の智 [•!7J

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恵仁依り此安心を得給ひ、其他一切の者は皆聞て 伝じて此安心を得たのである。故じ信心の決定せ ぬ者は安心は待られ奇い。自分は常に安心どは信 心決定守 h J 信仰の決定は安心決定なり安心決定は 成偽・奇りご確信して居る。六即の内で第六の究克 郎ご一五ふも畢克信仰が決って動か同やうになった のが究一覚即であるから、自己の信じた御本理御題 目の如くに自己の精紳行動が少しも背かぬ様に守 って敵仁向つでも樹ほ慈悲を以て艶するやうに守 ったのが此究克即である、敵仁劃して腹が立つ様 では折角締本時の遇り仁偽界菩薩界が上じ出てゐ 設がら又再び地獄界が上仁現はれるやうでは究−一覚 即の信心ごは云へぬ。所謂宗祖の﹃相模守殿’

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﹄ 善 智 識 よ も や 左 衛 門 ・ ﹄ そ 提 婆 注 多 よ 戸 中 略 ︶ 日 蓮 が 偽 じならん第一のかたうざは最信、法師じは良観、 道隆、道阿繭陀悌卒左衛門尉守殿ましまさずんば 争 か 法 華 経 の 行 者 ご は な る べ き さ 悦 プ ﹄ ︵ 縮 這 三 一 九 九 1 一 閥 、 リ O 御 振 舞 笠 宮 ︶ ご 一 五 ふ 風 ド ド 、 敵 を 善 智 識 さ 思 ひ 怨に酬ゆる仁思を以てし身を死して駐脅人類を救 演する迄でに信仰に依って賓行が導かるよ慌じな ったのが異質究克即の信仰仁して安心決定であ・ 9 叉成偽決定である。 (48) 近 詠 高 三 森 亮 遠 ふるさごをわか乙ひをれはあはれにも ムモねかは、かまっむしの乙ゑ

化他よりは白行を先に

中 堀 鑑 内 泰 吾人が本化門下の一分子ごして世を救ひ人を導 き行かんさ欲せば未づ確因不動の信念の修養なか るべからず。而して如何に卓越せる舌顕三寸を勤 し最勝甚深の法を設︿も貫祉曾仁無関係なるもの なりせば所謂骨折り損の疲れ儲げごなるのみ。吾 園古来よ

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の 宗 浪 、 数 、 数 十 を 数 ふ 中 ﹂ 離 も 末 法 濁 世 の暗夜に赫々たる光明を放も高民をして悉︿菩提 の被岸仁行かしむべき方ある燈豪は果

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