中国における技術移転政策の展開
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(2) 境, 国防などが重視され, 同時にバイオテクノ ロジ ー , 電子情 報,新素材 ,新 エ ネルギ ー 技術, メカトロニクス, 超電導, 通信などのハイテク 分野, 基礎研究分野でも一定の飛躍をはかり, 先進国との格差を縮める必要があると強調され ている。 国家科学技術委員会, 中国科学院, 国防科学 工業技術委員会などで構成された研究グル ー プ は, 1990年6月, 向こう20- 50年の経済発展に おいて経済成長の質と市場競争力を高め,中国 経済を資源消費型から知識•技術集約型の発展 の道に向かわせる, というつぎのような高度技 術発展新戦略を打ち出している (2) 。(1)国際競争 力を高め中国の相対的優位性を集中的に発揮す ること。(2)高度 技術産業(知識• 技術集約型産 業) を国際舞台進出の牽引車とする。(3)世界市 場の中核地域への進出を戦略目標とすること。 (4)相対的に研究,開発の基礎をもち優秀な知的 資源を持つことから, 優位性を発揮し, 機会を 捉える主動的な「躍進」戦略をとること。中国 政府は政策, 資金面および国際市場参入の条件 面でバックアップする必要性があることが強調 されている。 先進工業国の技術開発 レベルはいま,. マ. イク. ロ エ レクトロニクス, バイオテクノロジ ー , ソ フトシステム技術, 新素材技術, エ ネルギ ー , 生活関連技術などの先端技術· 情 報制御技術を 導入, 応用, 開発, 駆使する発展段階にある。 この変化のなかで産業技術が果たす役割はきわ めて重要である。技術の国際取り引きは一 般的 に特許権使用, 技術サ ー ビス, ノウハウなどの 合計で示されるが, 実際には貿易取り引きや経 営資源(資本, 技術, 知識, 経営能力など) の 移動としての海外投資まで広げて考えざるをえ ない。 中国における技術導入あるいは技術移転への 理解は,「特許あるいは その他の工業所有権の 使用許可, 特許技術の譲渡と技術サ ー ビスの提 供を受ける」 ことを指しており, 一般にはライ (2) 「中国通信」1990年6月26日。 - 2. センス貿易, コンサルタント業務, 技術サ ー ビ ス, 合作生産などの方式を採用し, 外国から生 ゜. 産フ ロセス技術, 製品製造技術, 経営管理など の ソフトウェア技術を取得することである. (3). 0. とくに高度のものは, 個別技術や経営管理方式 の背後にある発想方式・思考形態とも密接に関 連するものである。またプラント設備, 生産ラ インの輸入というハ ー ドウェアも, 上記のいく つかの方式とは異なっているものの, 技術内容 をふくんでいることはいうまでもない。 中国の技術導入方式のなかで圧倒的に多いの がプラント設備, 技術ライセンスである。プラ ント設備の 導入は いうまでもなく, 工場の 建 物, 関連の生産機械・設備など工場全体を建設 する契約になる。 多くは, 輸出国が基本設計, 詳細設計,機器· 資材の製造・調達をおこない , 現地にて組み立て,建設工事, 試運転そして労 働人員の訓練まで請け負うことになる。そのな かに特許•ノウハウなどの製造・経営技術など の伝達がふくまれるから, 製品製造のために必 要なハ ー ドウェアと, その運転のために必要と する ソフトウェアをシステム合体したパッケ ー ジ移転がおこなわれることになる。プラント設 備の輸入については, 先進工業諸国の企業の激 しい競争のなかにあり, 輸出企業側からすれば 経済的, 政治的に 大きな 効果を もつことにな る。プラント輸出のメリットは,(1) 1件当たり の契約金額が巨額にのぽること,(2)関連分野が 広いこと, (3)知識 集約型 産業が 輸出されるこ と,(4)国際協力のシンボルとなること,(5)契約 技術の国際化が志向されることになる (4) 。技術 ライセンスはいうまでもなく, 技術提供者が中 国に特許 (patent), ノウハウ (know-how) , 商標 (trade mark) などの使用を許諾して,そ の使用条件を決める契約関係を結ぶものであっ (3) 劉 湖「中国の技術輸出入政策」「日中経済協 会会報」1985年11月, 15ペ ー ジ。「現代中国経済 ’ 事典」日本語版(日本総研出版), 中国社会科学 出版社,1982年,512ペ ー ジ。 (4) 松永芳雄「技術・プラント輸出の常識」日刊工 業新聞社,1978年,15-18ペ ー ジ。.
(3) て. 対価の支払いを受けることによって技術の. る。 これは移転される技術特許と技術秘密は外. 利用効果をたかめ,産業レベルの向上に寄与し. 国投資者自身のものであるため,移転後は特許. ようとする。. 権侵害や訴訟トラプルが発生するのが少ないか. 従来ともすれば,中国において技術協力やソ. らである。 たとえば,スイスとの合弁企業であ. フトウェアの評価は稀薄であったといえる。 プ. る中国シンドラー ・ エレベー ター 有限公司 ,米. ー. ラントの購入にあたってハ. ドとソフトは. 一. 体. 国との合弁企業である天津オー チス・ エレベー. と考え,別個に契約 を結ぶという西側諸国の慣. ター 有限公司 にそれぞれエレベ ー ター 製造の特. 行に なじま なかった. CS). 。 しかるに対外開放以. 後. 大•中型プラント設備を大量に輸入してい た方式.. ハー ドウェア中心もしくはハ ー ドとソ. 許技術を提供,またイギリスとの合弁企菜であ °. る上海耀華ヒ ルキントン有限公司 にフロ ー ト. ・. ガラス製造技術を,米国との合弁である北京ジ. フトをパッケ ー ジした一 括方式を改め, 労働集. ー. 約型から技術集約型への転換をはかる方針のも. に西ドイツ との合弁である上海フォルクスワ. プ有限公司 に四輪駆動車の生産技術を,さら ー. とに. ソフトウェア蒻入の比重を徐々に増やし. ゲン自動車有限公司に「サンタナ」「パサット」. てきた。 合弁企業. 合作経営企業,補償貿易な. 「オー ディオ100 」型自動車製造工場を提供し. どを志向するのも技術移転の形態の1つとして それを評価している. (6). t-. (8). からほかならない。 そ. して国内産業の育成強化というf視点よりハ ー ド. (2). ウェアは. できるかぎり自製化する方向に転換 しつつある。 第7 次5カ年計画ではこうした 技 術移転,それによる企業改造が 一 陪重視され, 外貨準備減少,貿易不均衡の問題と相まってそ の要求は加速的に高まった。 したがって 先進 的,実用的でかつ製品輸出の拡大,外貨収入の 増加が可能な技術の浮入に力点がおかれたので ある。 したがって中国が最も評価する技術移転は, 外資系企業による先進技術の導入である。 外国 投資者が技術を移転する方式は. (1)その特許と 技術ノウ ハウを外資系企業に直接移転する,(2) 第三者から使用許諾を得た特許と技術ノウハウ を外資系企業に再移転する,(3)外資系企業が技 術所有権者から直接特許許諾を購入するの 3 つ ある (7) 。 中国が最も希望するのは(1)であり,直 接投資を介する技術移転が最も重要な方式とな (5) 丸山伸郎「中国の工業化と産業技術進歩Jアジ ア経済研究所,1988年,104ページ。. (6) ErikBaark,"New Technology Policy and ForeignInvestment inChina",EastAsia,Vol ume 4. InternationalReview of Economic, Political, and Social Development, Campus /Westview, 1987. pp.88-91.. 技術体系と企業管理体制. 対外開放以前の中国の工業と技術を強く性格 づけたのは独立自主. 自力更生の基本方針であ った。 中国が外国のプラント. ・. 技術を導入する. ばあい, 盲目的にその技術に依存するのではな く, あくまで自国の利用目的のために改良と批 判を加えて利用する態度を堅持するのである。 しかし197 0 年代前半期に外国技術・ プラント の 導入が積極化したとき,導入を中心とした工業 路線・生産力の形成をめぐって中国国内で激し い葛藤があった。 それは導入国の技術体系の問 題に関連していたと考えられる。一国が先進国 から技術導入するばあい,そこにつきまとう問 題は,導入国の支払能力の問題, 短期間に急速 に輸入された技術と国内技術とのバランスの問 題,それに導入国の技術吸収能力の問題である。 技術吸収能力の問題はさまざまな問題を生み やすい。 対外開放以前,中国の工業技術につい ての立場は,資本主義諸国のそれとは根本的に 異なるものであり,資本主義諸国で発展した西 洋技術体系とはまったく別の次元の新しい技術 体系を生みだしていた。 したがって中国の政策 当局者が外国技術吸収の問題に直面するとき,. (7) 岳海渚「技術移転」「北京週報J 1988年5月3 日,20ペ ー ジ。. (8). 3 -. 同上論文,20ページ。.
(4) 導入をめぐってそこに政策論争が起きてくるこ. 生産性の高い総合的な巨大プラントに接したば. とになる。高度のテクノクラ ー トシステムを要. あい, そこには「脱階級性」的な側面からの対. 請される先端技術の受け入れにたいして. 国内 の現状に悩みを抱いたことは察知できよう。資. 処の仕方がでてくることは当然であった。巨大. 本主義 諸国との 根本的な 相違は.. とりあえず. ど . 西側 諸国が開発した技術体系とマネージメ. 「洋法」 と 「土法」 という言葉で説明すること. ントシステムを「脱階級性」 的な側面からます. ができよう。中国では外国の先進技術を洋法と. な装置産業のプラント建設がすすめばすすむほ. ますとり入れていかざるをえなかった。 このように対外開放以前の中国の工業と技術. いい, 中困の伝統に根ざした伝来の土着技術を 土法とよんでいるが, 土法はいわば自力更生の. を強く性格づけたのは自力更生の基本方針であ. 方法論である。土法は外国の盲目的な模倣では. った。自力への偏重は外国技術導入の拒否につ. な<. 技術に取り組むさいの主餞的能動性の発. ながり, 1960年代に入ってから10数年の間.. ー. 揮であり, そうした在来の方法から出発して,. 部のプラントを除き技術の導入, 機械設備の輸. 新しい現地資源利用型の方法を生みだし. 一部. 入はきわめて少なかったといえる。その間中国. の分野では中国の風土に立脚した独自の技術体. の独自の技術開発もわずかであり. 先進工業国. 系ができあがったのである。. の既存の技術を後追い開発してきたのである。. ところで現代の巨大技術がもつ特徴のひとつ. しかし, 中国の技術開発力そのものは決して. は, その技術を採用することによって, それに. 低いものではなく, むしろ技術導入に依存して. 関連する 技術から需要構造に いたる まで体系. 発展 して きた アジ ア NIEs. C新興工業 経済. 的, 画ー的に規定されてしまうことである。中. 群) に比べればはるかにすぐれているといわれ. 国が高度 の先端技術を吸収するばあいにも技術. た <10) 。 その高い技術開発力は, 一定の産業技. の画ー化は必至である。石油化学についていえ. 術の蓄積を必要とする分野で国産化の実現を一. ば, その原料の供給関係を通じて石油精製工業. 応成し遂げた。それにもかかわらず技術開発の. の精製方式を規定し, 誘導品を通じて,生産技. 成果を生かすべき生産性水準が低すぎて工業化. 術の分解条件に合わせた消費市場が形成されて. 発展に十分に役立っていなかった。つまり技術. いく。技術の画ー化がその技術を媒介にして,. 開発と生産の不均衡が中国の技術の特性をなし. 原料から市場構造まで画ー化する。同じ技術を 導入すれば 中国もやはり技術の規定性にあては められることになる (9) 。さらにこれに関連して 問題なのは, 外国からの導入技術や自主開発技 術を生産力に発揮させるための企業管理体制の. ていた。こうした工業と技術の低迷の原因は. 生産管理のいちじるしい遅れ, 産業基盤の不均 衡, 縦割り的管理体制の弊害と無競争原理. 企 業の閉鎖性, 自己完結的な性格による非効率. 量産化・改良技術の遅れ, 技術エネルギーの開. 手直し, 再建へとすすまざるをえないというこ. 発への偏在など にあったといえよう。また中国. とである。巨大設備を特徴とする近代技術は,. において外国からの技術移転を受入れるばあい にも生産管理の不備. 部品の不足・不備, 人事. 企業管理機構と深く結合するからである。 中国の工業化政策と技術への対処は,先進資. 管理の悪さ, 原料・エネルギ ー 関連の不足, 縦. 本主義国で発展してきた西欧の技術体系とは根. 割り社会の弊害など いくつかの課頴があった。. 本的に異なる中国独自のものであり, それは別. 中国の科学技術人員の優秀さ, 技術習得の熱心. の次元の 技術体系を 生みだして いた。 しかし. さがあるにもかかわらず. このような総合的技. 1970年代前半期の急速な装置産業化の波のなか. 術. 管理方式の欠陥が技術移転の困難さを横た. で, ひとたび西側諸国の最新鋭技術の効果的で. えていたといえる。. (9) 近藤完ー「中国と巨大技術」「経済評論J 1976 年 7 月, 32-33ペ ー ジ。. (10) 森谷正規「日本・中国・韓国産業技術比較」東 洋経済新報社,1980年,48ペ ー ジ。 4 -.
(5) 60年代の導入契約総額の数倍に達したことにな (3). る。 従来の業種に加えて, 新たに石油開発およ. 技術導入の発展段階. 中国の技術導入の発展はおよそつぎの段階に <m. び石油化学工業など石油関連プラント. ・. 技術が. Cただし ここ での 技術. 導入された。 石油化学工業を中心として中国国. 導入統計はプラント設備. 生産ライン導入など. 内では26の大コンビナ ー トの建設がはじまった. ハ ー ドウェアもふくまれている)。. が. フィ ー ジビリティ調査の欠除から多くの損. 区切ることができる. 第1段階(1 95 0-60年) は, 西側諸国の対中. 失を引きおこす ことになる (13) 。 いずれにして. 経済封鋲の中で. ソ連・東欧諸国から冶金, 機. も設備と技術の導入国の第1位は日本からで,. 械, 自動車, 石炭, 石油, 電力. 航空, 電信.. 冶金, 発電, 一般機械, 造船, テレビ製造など. 化学工業各部門の技術 ・ 設備を集中的に導入し. であった。 75 年からは中国国内に「過度」の対. た。 導入方式は90彩以上がプラント設備導入で. 外依存政策への批判, 貿易バランス重視による. あり, 150を超えるプロ ジェクト(重工業は中. 買控え政策が起こり停滞期に入った。78年にな. 国東北部に集中)がこの時期に完成した <12) 0. りプラント導入はふたたび活況を呈した。. 第2段階 (1962-68年) では, 中ソ関係の悪 化の中で. 導入契約 の相手国は西側諸国に移っ たが.. 方式は やはり プラント 設備が主であっ. た。 導入の重点は冶金, 化学繊維, 石油, 化学 工業設備, 紡績機械, 鉱山設備, 電子. ・. 精密機. 械の各部門で, 技術は比較的すすんだもので第 1段階の不足を補うものであった。 中ソ関係の 悪化だけでな<, 66年に開始された文化大革命 も, 技術導入の沈滞化とともに中国の科学技術 研究の発展に大きな損失をもたらしている。 国 内的には多 くの科学技術研究機構が廃止. 吸収 合併, 権限委譲され, 大量の科学技術研究人員 は現場労働へ. ". ”. 下放 .. 基礎理論研究も中断さ. れた。 技術導入の第3 段階 (1973-78年)はいぜん として重工業中心のプラント導入方式が続いた が, 政治的抗争によって政策が大きく変動した 時期である。 1973, 74年が導入の高潮期で, と くに73年は総輸入額の約 4 分の 1 を占める14億 4,900万 ドルの プラントが 導入された。 これは ttl) 田飛編「社外経済貿易概論」経済科学出版社, 1988年, 316-317ペ ー ジ。 劉 湖「中国の技術導 入の発展と現行政策」「北京週報J 1986年3月11 日, 25-28ペ ー ジ。 (12) Richard Conroy , Domest ic and Foreign Technologyー Fact orsInf luencing Assimilat ion and Dif f usionCapabilit ies, p.38. Theod or Leuenberger,(Ed .) From , Technology Trans f er t oTechnology Management inChina, SpringerVerlag,1990. p.38.. - 5. 第4 段階(1979-8 5 年) は, 1979年以前がプ ラント設備の輸入を重点としていたのに比べ, 必要な プラント設備の 輸入を つづける として も. 製造技術, 工程技術などソフトウェア等入 に墜点を移すようになった。 195 0-79年までの30年間, 技術導入に使用し た外貨総額のうちプラント設備の輸入に使用し た分が90%を占め, 先進技術, 製造技術の導入 に使った分はわずか2.8 形にすぎなかった (14) 0 それが対外開放以後, プラント設備輸入の比重 が下がり, 84年にはソフト 技術導入の割合は 5 9.9%に上昇した。 中国の40余万の企業の固定資産額総額は 8兆 元にのぽるものの, その機械設価の80%が更新 ・ 改造を必要としている (15) 。 その企業を技術 装備面からみて, 先進的か比較的先進的なもの 約20絃技術的に遅れているものの当面の生産 に適応できるもの20-25%, 以上2 つの部分で 合計40-45 彩である。 残りの5 5 -60%が技術的 に遅れているものであり , このうち35%のもの がきわめて悪く, 製品はもはや原来の技術的精 度に達せず, エネルギーと物資の消耗度が高す ぎて消費がひど<. 早急に改造するか廃棄すべ き時期にきている 《16) といわれた。 そのために U3) Richard C onroy , op. cit ., p.39. U4l馬洪(張風波訳)「中国経済発展の新戦略」有 斐閣, 1985年, 152ペ ー ジ。 U5l 岳海濤前掲論文, 20ペ ー ジ。.
(6) 第 1表. (洋位: 10,000 ドル). 中国の技術導入方式別契約数の推移. 91 86 年. 198 1-85年. 導 入 方 式. 契約件数. プ ラ ン ト 設備 技術ライセ ン ス 技術 サ ー ビ ス 技術コンサルティング ム ロ 生 産 作. 604 C 4 3.5 ) 585 ( 1.9 4 ). ム ロ. 338,001 C 68.2) 58,82 9 ( 11) .9 4 0,4 38 ( 8.2). 32 8 C 4 4 .0 ) 305 (4 .0 ) 1. 365,182 (82 0) 41,936 ( 9 ) 4. 4 6 ( 6.2). 2 3,584 ( 5.3). 3 1 ( 4 .2). 1,2 1 1 ( 0.3 ). 5.0). 2 ,513 ( 0.5 ) 55,62 8 ( 11.2). 4 .6). 13,640 ( 3.0 ). 1,397(00 1 ). 4 95,4 2 9 (00 1 ). 74 4 (00 1 ). 45,553 4 (00 1 ). 89 ( 6.4) 4 9 C 3.5 ) 10 C. 計. 34 C. 1987年. 導 入 方 式. 契約金額. 契約件数. 契約金額. 19碑. 契約件数. 契約金額. 契約件数. 契約金額. プ ラ ン ト 設備 技術ライセ ン ス 技術 サ ー ビ ス 技術コンサルティング 産 合 生 作. 2 67 C 4 6.0). 2 09,789 (70.2). 2 53 (4 0.4) 30 ( 5.2). 35,087 ( 1 .8 )1 1,599 C o.s). 2 2 1 (4 8.5 ) 169 (38.7) 2 7 ( 6.2). 30 1,988 (85. )1 4 7,658 ( 31 .4). 2 4 ( 4 .1 ) 2 5 ( '1.3). 1,0 91 ( 0.4) 50.995 ( 71 ) .1. 19 C 4 .3 ) 10 ( 2 .3). 2 ,75 1 ( 0.8 ) 1,005 ( 0.3 ). 計. 58 1 (00 1 ). 2 98,4 89 (00 1 ). 4 37 (00 1 ). 354 ,82 7 ( 100 ). 合. 1,42 5 ( 0.4). 注)( )内の数字は構成比(%)。 7 ー ジ。同 1988年版 V-2 50 ページ。 出所)「中国経済年鑑」 1986年版 ,11-2 4 2 ページ。 同 1987年版, \11-71 ペ 同 1989年版, V-2 52 ページ。 既存企業の技術改造はとくに緊急のものとな っ. 術移転のプロセスは, 大まかにつぎのようない. たのである。. くつかの 段階から構成されるという. つづいて第 7 次5カ年計画期の技術導入は第. (18). 。 第1. は, 外国投資企業から現地企業への技術移転の. 5 段階 ( 1986-年)とすることができよう。 90. ばあい, 操業開始後 5-8年は, 親会社から与. この時期には 第6 次 5カ 年計画期にひきつづ. えられた製品を与えられた設備・ 機械で生産す. き, 基礎が比較的薄弱な軽工業・ 紡織. 機械·. る, つまり既存製品を生産する。 し かし そ の後. 電子分野の避入と原材料工業の改造を重点とし. は, 機械や工程を改善し コスト削減や品質改善. ソフト技術のウエイトを高 くしている。 ソフト. を進めるため,あるいは市場に合わせて製品を. 技術においては. 製品のプロセス技術, 設計あ. 部分的に改良するため, より高度で新し い技術. るいは製造技術. 生産管理技術の専入を重点と. の移転が 必要に なる。 これが 第 2 の段階であ. し た。 この期間における重点プロジェクトにつ. る。ここでは移転する技術の範囲が, 製品や生. いての導入技術に関して 5 項目の優遇政策が実. ・ 産システムの改善に必要な生産技術 設計技術 ,. 施された。 (1)物品税(付加価値税)の減免,(2). 管理技術などソフトの分野に広がる。 同時に技. 一. 部の外貨受け取り. 能者, 現場監督から技術者, 管理者に人材育成. 許可. (3)輸入関税の減免. (4)各部門. 各地域の. が変化する。 この段階を経て, 現地の外国投資. 外資, 融資, 技術開発資金の分配と物資の分配. 企業が独自に新製品・技術を研究開発する第3. での優先的な配慮,(5)報奨金の支給 (17) 0. の段階に入っていくが, これは 一部の先進固向. 製品の国内販売での代金の. 一般に発展途上国にたいする先進工業国の技 (16) 馬洪「対現有企業進行技術改造是我国経済発展 1982年」(経済 的一項戦略任務」「中国経済年鑑 管理出版社) IVー 32 ページ。 聞 「人民日報」 1987 年 1 月 0 2 4 日。 - 6. け投資にとどまるという。. U8l 今野浩一郎「発展途上国への技術移転」「日本 経済新聞」 1988年 9 月7 2 日。.
(7) 第2表. 米 日 西 フ イ イ. ド ラ. イ ン. ギ. リ リ. 夕. イ ナ. ス ソ デ オ オ ポ. フ ス ス そ. うち技術費(%). 額(%). 他. 10,284.1(40.2) 6,996.9(25.7) 12,396.4(29.6) 6,787.0(11.8) 1,946.1( 4.5) 10,216.4(12.5) 851.2 C 18.5) 4,773.4 C 73.4) 3,680.9(20.5) 1,720.3( 7.2) 347.9(47.3) 716.0 C 50.3) 50.2 C 62.6) 158.3(34.2) 557.3(20.9) 721.(33.5) 1 4,790.7(32.8) 684.5(29.8). 計. 437(100 ). 354,826.3(100 ). 67,678.7(19.1). ダ. ン マ ". ク ン ラ ダ ー ストラリア ". ラ ン ド ィ ン ラ ン ド ウ ェ ー デ ン ン ペ イ. 総. 額. 25,552.0( 7.2) 27,180.6( 7.7) 41,860.0(11.8) 57,555.7(16.2) 43,702.3(12.3) 81,473.6(23.0) 4,607.5( 1.3) 6,505.6( 1.8) 17,926.1( 5.1) 24,055.9( 6.8) 735.0( ー) 1,422.5 C 0.4) 80.2 C ー) 462.4( ー ) 2,663.4( 0.8) 2,153.0( 0.6) 14,590.0( 4.1) 2,300.5( 0.7). 連. の. 総. 金. 約. 101 C 23.0 81(18.5) 66(15.1) 31( 7.1) 31( 7.1) 26 C 6.0) 26( 6.0) 13( 3.0) 12( 2.8) 7( 1.6) 7( 1.6) 6 C 1.4) 5 C 1.2) 4( 0.9) 3( 0.7) 3( 0.7) 1( 0.2) 14( 3.2). 国 本 ツ ス ス ア 港 ス. 香 力. 契. 契約件数(%). 国・地域. 単位: 10,000ドル. 中国の国・地域別技術導入契約状況(19郎年). 注)( )内の数字は構成比。 出所)『中国経済年鑑 1989年」V-253 ページ。. II. り多いが, 契約額は多くない。 また プラント. 技術導入契約の現状. 設備の 契約額は 3 億 0 2 ,000万ドルで契約総額の 8 5.1%を占めて いる 。. 技術導入の審査. ・. 認可機関である対外経済貿. 1981年以来の技術導入の形態別契約数を第1. 易部技術進出口司 の公表数字では, 1988年の技. 表に 示したが, プラント設備の輸入は抑制され,. 術導入は437件, 契約額は35億4,8 00万ドルにの. 技術 ランセン ス 方式 による 製品の 生産工程,. ぽった 。 これは 前年比 契約件数で24 . 8%減少. 製造技術, 管理技術の導入が 重要視 されて き. し, 契約金額で19.1%増加したことになる。 相. た (20) 。技術コンサルティン グ, 技術サービ ス も. 手国・ 地域は25 , うち契約金額 2 ,000万ドルを 超える国・ 地域は13 で 計35億 1,000万ド)レ, 契. 進展して きて いる。 技術導入を業 種別にみると 鉄鋼•化学工業関連プラント ・ 技術契約が低下. 約総額の98. 9%を占める。 また13カ国中 1億ド. して, 電力• 原子カ. ルを超えるのは 9カ国,イタリアの 8億 1,5 00万 ドルを第1位にフラン ス ( 5億 7,600万ドル), , 西ドイツ, 日本, イギリス(4億3 ,7 00万ドル) 米国, ソ連,カナダそして スペインの順である 。 この 9カ国 で38 7件, 契約総額の 88. 6形を占め る (19) 。 また 契約内容別に み ると, 製品製造技 術を 主体としたライ センス 契約 は169件 でかな. ・. 都市ガ ス関連プラント,. 機械• 電子工業関連プラント. ・. して いる。 また 技術導入相手国 では西側工業国 が圧倒的で主に米国, 日本, 西ドイツ, フラン ス, イギリス, イタリアである 。 1988年の43 7件 の契約 項目は, 中 央. - 7. ・. 地 方の. 約100の公司が 契約した ものである。 中国技術 進出口総公司, 中国機械設備 進出口総公司, 中 国機械進出口総公司, 中国石油化学総公司 国際 ⑳ Erik Baark, op. cit., p. 88.. U9l 「中国経済年鑑 1989年」V-252ペ ー ジ。. 技術契約が 増加.
(8) 第3表 業. 中国の業種別技術導入契約状況 ( 19邸年). 162 61 32 26. 機械機器, 設備及金 属製品製 造 業 石炭, 石油, 化学工業及化学工業製造業 工 基 業 金 属 礎 食 通. 品,. 料.. 飲. 煙. 造 信 業 工 業 紡 織, 服 装. 皮 革 非 金 属鉱物製 品 製 造 業. 紙・紙製 品, ヵ. ガ 電. 草. 印 刷, ス,. 契 約 金 額 ( 10,000ドル)(%). 契約件数(%). 別. 種. 製. 出版 蒸. 総. 計. 54 4 .5. 13,611.5 ( 3.8 ) 4 ,190.4 ( 1.2). 2 32 .8 189.4 504 .2. 3,4 09.1 ( 1.0) 5,54 5.8 ( 1.6). 11 ( 2 .5 ). 3 C 1 C. 1,030.6 3,52 1.8 155.4. 112 ,698.0 (31.8 ) 4 ,04 0.4 ( 1.1 ). 10 ( 2 .3 ) 6 ( 1.4) 3 C 0. 7). 木 材 加工 及 び 木 製 品 業 上 道 水 石 油 及 び 天然 ガ ス 生 産 運 輪 及 び 倉 庫 そ の 他. 2 67.8. 4 3,384 .4 (12 .2) 62 ,866.8 C 17.7 ). C 37.0 C 14 .0 ) C 7.3 ) ( 6.0 ). 2 5 ( 5.7 ) 18 ( 4 .1) 18 ( 4 .1). 業 気. 10,000ドル/件数. 5,189.0 6,508.0 52 3.8. 51,893.2 C 14 .6 ) 39,04 8.1 1,571.5 610.0 1,395.9. 0.7) 0.2). (11.0 ) ( 0.5 ) ( 0.2) ( 0.4). 2 03.3 1,395.9. 61 (13.9). 10,561.2 ( 2 .9). 173.1. 4 37 ( 100 ). 354 ,82 6.3 ( 100 ). 812 .0. 出所)『中国経済年鑑 1989年J V-2 54 ページ。 第4 表 プ. ラ. ン. 中国の世界各国とのプラント•技術契約状況 ( 1976-88年) (単位: 100万ドル) 1986年. 1987年. 1988年. 1,198 14 3. 246. 191. 668. 833 4 80. 194 35. 694 58. 97 1,357 66. 386 692 594. 429 869 2 01. 16 3,4 94 194. 25 427. 443. 1,4 2 8. 837. 34 0. 4 90. 2 31. 883. 2 64. 365. 131. 1976-80年. 卜. 2 ,990. 鉄 銅 非鉄金属鉱業精錬加工. 2 94 3,358 586. 化学(基礎化学・ 一 般化学を含む) . ス 石 天 然 ガ 油 石 炭 開 発. 電力 • 原子力 • 都市ガ ス 工 機 械 業 工 業 等 電 気 電 子 . そ の 他. 6,4 72. 9,374. 計. 合. 81-85年. 44. 5,311. 12. 2 ,112. 22 1,2 11 2 38. 4 ,2 80. 注)契約額が300万ドル以上のもの。「その他」は, 軽工業. 建築材料, 食品, 医薬, 繊維加 工, プラスチック加 工など。 出所)「日中経済交流1988年ー拡大均衡の回復と新たな深まりを求めて」日中経済協会, 198碑こ4 月, 2 52 ページ。 事業公司,. 中国化工建設総公司,. 中国電子技術. 進出口総公司の6 公司で契約総件数の 50 彩, 約総額の70 %を占めている (21) 。 なお, は2 5の国・地域と328件,. 29億2,0 0. 契. 89年に. 0 万ドルの契. 約を行っている。. ルにのぽる。 それは中国の基本建設のみならず 術 技 改造. 科学技術の開発促進に波及し,生産 額の60 %は 技術導入によって生じた効果であ る (22) 0 1990 年代の 技術導入は第7次 5カ年計画期. このように中国は,対外開放以後の10 年間約. に引きつづきつぎの重点項目が決定されてい. 270 億ドル余の設備・技術を 導入してきた。 こ. る (23) 。(1)ハイテクを導入し. 高エネルギー物. のうち先端分野の技術は7, 0. 0 項目 0 約 , 50 1 億ド. (21) 「中国経済年鑑 1989年」 V-2 54ページ。. - 8. 四 閲. 「北京過報」1990年2 月2 0日, 9ページ。 「北京週報」1990年3月13日, 34ページ。.
(9) 理,. マイクロ エレクトロニクス,. ー. バイオテクノロジ ー ,. ,. 工学,. コ. ンビュ ー タ. 宇宙開発技術,. 新素材など 先端技術分野における科学研 ー. 究センタ の設立を促進する。(2)エネルギ. 技術,. サ. ー. ③技術. ビス契約, ④工業所有権の移転もしくは許. 諾, 技術ノウハウの許諾または技術サ ー ビスの ,. いずれかの内容をふくむ合作生産契約および合. (3)輸出に よる外貨獲. 作設計 契約, ⑥ 工業所有権の 移転もしくは許. 輸出製品の品質向上にプラスとなる新加工. 諾, 技術ノウハウの許諾または技術サ ー ビスの. 原材料,. トラクチュアの 新技術,. 後,. ー. おこなう導入契約は, ①工業所有権の移転また は許諾契約, ③技術ノウハウ許諾契約,. 農業など インフラス. 交通, 電信電話, 得,. 海洋. 新素材,. 新設備の技術。 そして中国は今. ソフトウェア技術, とくに自主的開発能力. の向上に役立つ技術の導入をはかるため技術導. いずれかの内容をふくむプラント設備, 生産ラ イン, 主要設備の輸入契約,. 手続きをとるべきことを認めるその他の技術導. 入の消化吸収を強化し, とくに機械• 電子製品. 入契約,. の基礎部品, 素子, 通用設備および重要設備の. 概念を明確にした。. でありとくに特許ノウハウ許諾契約の. (2)技術導入契約に掲げる事項を明確にした。. 国産化に力点をおくとしている。 技術導入状況に合わせて,. ⑥許可機関が認可. 技術移転契約を直. 接の対象とするいくつかの法規もすでに制定さ. ①契約の名称· ®導入対象技術の内容. 範囲お よび要求,. ③導入技術の目標到達を審査・検証. れた。「技術導入契約管理条例」( 1985年5月国. するための基準, 期間, 措置および危険責任の. 務院公布・施行), 同「施行細則」(87年12月国. 負担, ④導入技術の秘密保持義務ならびに改良. 務院承認,. 技術の帰属および分与,. 88年 1月対外経済貿易部公布) や技. ⑤代金または報酬総額. 術導入に関する 地方政府による 法規( 「深訓経. および個別価格ならびに支払い方法, ⑥違約損. 済特区技術等入暫定規定」「腹門経済 特区技術. 害賠償額の計 算方法,. 導入規定」 「広州経済技術開発 区技術導入暫定 規定」など ) があり, それぞれは技術導入の要. 詞および術語の解釈。. 件として先進性, 実用性,. 顕著な経済的効果の. ⑦紛争の解決方法,. ⑧名. (3)原材料, 部品, 設備の購入価格を国際的な 市場価格とすると規定した。また供与技術の保. 3 点を共通してあげている。. 証範囲として損害賠償責任までふくむことを明. 「技術導入契約管理条例」は技術導入に 関す. 示した。秘密保持期間を契約期間内と定めなが. る基本法規であり, 導入技術の秘密保持義務, 導入技術の条件,. らも特別の事情 があれば契約期間を超えること. 契約の制限条項禁止が明示さ. も認めるとした。輸出を制限してもよい地域を. れた。技術導入契約の認可制度が明記されてい. 明記した。 さらに,. るのも, 技術導入の国家管理を実現する手段で. 使用禁止条項を排除する規定については原則排. あり, これによって契約当事者双方の利益保護. 除, 例外的な禁止条項の挿入を認めた。これら. をはかるのがねらいとされている (24) 0. の規定によって審査・認可の業務が改善されス. 「技術導入契約管理条例施行細則」 は同 「管 理条例」第12条の規定に基づく公布でその特徴 は, 技術導入契約の概念,. 対外的な契約締結可. 能な有資格者, 供与技術の保証範囲,. 契約期間満了後の 技術の. ビ ー ドアップされることになった。 技術移転に密接に関連するその他の法規とし ては, 「特許法」(1984年 3月採択,. 85年 4月施. 守秘期間. 行)・同法「実施細則」 (85年 1月公布, 同年 4. など が明記されたことである。その主な内容は. 月施行),「技術契約管理暫定規定」(88年 3月公. 以下の通りである。. 布), 「商標法」(82年 8月採択, 83年 3月施行). (1)審査・認可機関にたいして申請, 手続きを. •同法「実施細則」(83年 3月公布・施行), 渉. (24) 「経済日報」「人民日報」いずれも1985年6月4 日。. 「中外合資経営企業法実施条例」(第6章) があ. 外経済契約法(85年 3月採択, 同年 7月施行),. - 9. る。85年 3月には工業所有権保護同盟条約いわ.
(10) ゆるパリ条約 (the Paris Convention for the. カセ組立技術, アル ミ ボ ッ ト生産 ラ イン, 油圧. Protection of Industrial Property) に正式加. 部品生産 ラ イン, ホ ワ イト板紙 コ ー ティ ング 生. 盟した 。 これは上述の特許法の施行を 円 滑にす. 産 ラ イン, 製鋼所技術 コ ンサルティング , 漢 字. た め84年1 1 月 に全人代常務委が決定を下した も. 記憶技術, 雑種交配水稲 技術, コ ン ビ ュ ー ター. の で, 外国企業による中国人の技術の供与を保 証する条件 を満た すものとなった (25) 0. ・. ソフトの開発 ・ 応用な ど , 機械, 電子, 医 薬 ,. 化学工業, 農業, 睦工業, 航空宇宙, 建材, 紡 織, 冶金, 電力, コン ビ ュ ー ター 関連など多分. 直. 野にわた る (29) 。 これま で 主として 伝統的な生. 技術輸 出の拡大. 産技術, 農業, 小型の工業技術を提供してきた 方, 中国. が, 近年西側先進諸国へのハイテク輸出もあら. は, 技術輸出が可能な分野の開発研究にも力を. われた 。 輸出先は, 日本, 米国, イギリス, ス. 注ぎはじめ , 技術輸出国になるた め の措置をと. イス, スウェ ー デン, 西ドイツ , イタリアな ど. りはじめた 。 技術輸出の歴史は未だ浅< , 1 979. だが, 発展途上国は中国にとって技術輸出の重. 一. 技術導入政策を積極的に展開する. 年から8 5 年ま での 7 年間の技術輸出は4 0項目で. 点市場であり, また ソ連, 東欧諸国にも力を注. 毎年 7 項目足らず, 総収入4 , 65 0万 ドル にすぎ. ぎはじめている (30) 。. なかった (26) 。. 農業分野 では, 農村改革のなかで, 世界銀行. それが1 986年に, 技術貿易の管理が対外経済 貿易部と国家科学技術委員会の統. 一. 管理になっ. て以来. 急速に伸 びはじ めた 。 同年の2 0項目,. からの資金援助を受け て農村経済の活性化にカ 点を入れており, そこでの輸出による外貨収入 は中国の輸出総額の大きな部分を占め るにいた. 2 , 04 0万ドルから , 87年には 1 億6,1 00万 ド ルで. った 。 世銀の援助を受け る農村改革には, 農産. 前年 比 8 倍 近くに 増大 した (27) 。 88年 は 2 億. 品の国際市場開拓, 農産物管理価格の軽減, 農. 8,6 00万 ド ルに達した 。 そのう ち 「純粋な技術. 産物価格体制 形成の進展, 土地使用権の改善,. ( 輸出およ び 必要な 設備と技術の輸出 」28) の契. 郷鎮企業(農村工業) の強化, 金融市場改革の. 約額は 1 億8,700万ドル.. 促 進な どがある。. 技術製品の輸出が残. りの 1 億ドル近くを占めている。 さらに8 9年は. とりわけ 注目されるのは, 国家科学技術委員. 契約数168件 にのぽり. 契約高は 8 億7,9 00万 ド. 会が 農村経済の 開発 (科学技術 ノウハウの普. ルと増加した 。 ただ中国の技術輸出は総輸出額. 及) を趣 旨とする科学技術計画として力点をお. のわずかの部分を占めるにすぎず. 今後の拡大 に力が注がれることにな ろ う。 中国の技術輸出は. 発電所プ ラ ント, 衛星打 ち上げ. ・. いてい る 「星火(火花)計画」 の約 1 00件 の事 業にた い して であり,. 回収の技術サ ー ビス, 人工水晶生産設. 備・技術. フェノー ル生産技術・ エンジニ アリ ング 設計, 製鋼炉プ ラ ント・ 技術(高炉の石炭 粉吹込み技術と熱風上吹き技術), テ レ ビ ・ ラ ジ. 世 銀は 1 億1, 000万ドル. を融資することになった 。 「星火(火花) 計画」 は 「少ない 投資 で, 速効性があり先進的で適切 な技術を 農村に 提供すること」 (31) によって農 村経済の発展を促 進させるものである。 これま での伝統的農業の分散経営方式から, 集約 的,. (25) Tang Zongskun, "Transfer of Patent Tech nology to China", Richard D. Robinson, ed., Foreign Capital and Technology in China, Praeger, 1987 ; p. 76. ⑳ 『北京週報」 1987年10月6 日。 岡 『国際商報」 社論 「技術 出 口 的新起点」1988 年 10月13 日。 (28) 「 中国通信」 1989 年1月18 日。 - 10 -. 図 「 中国経済 速報J 1990 年5月14 日 o (ll) 童 書興 ・ 王玉 清 「発展我 国 技術 出 口 的戦略」 「国際商報J 1988 年10月15 日。 (31) 「金融界与科技界共燃 「星火」 _全国「星火計画」 項 目発展到九千項銀行貸穀款 占総投資的近百分之 四十一」 「金融時報」 ( 中国人民銀行総行他) 1988 年 1月11 日。 「北京過報J 1990 年 7月17 日, 17ペ ー ジ。.
(11) 経営的な栽培業,. 養殖業, 果樹•林業に順次移. 転 さ せるとともに, 農村工業は農業と鉱業を原. 囲にわたる多種多様な技術輸出がみ ら れるが, 輸出全体の1 . 9彩 (1989年) を 占めるにすぎな い. 料とする基礎の上に発展 さ せることをめざし,. 技術輸出の発展潜在力は き わめて大 き い 。世界. これによ っ て 新技術•新素材が郷鎮企業のなか. の技術輸出総額に 占める中国の割合は微 々 たる. で応用で き るようになる。 「星火(火花) 計画」. ものであるとしても,. が実施 さ れた1986年か ら 89年末までに決定した. 輸入一 辺倒の局面が徐 々 に打開 さ れつつあると. 建設プロジェクトは 2 万余件,. い え よう。. 新規増加生産額. ここに き て 長年来の技術. 22億8 , 000万元, 利益 · 納税額55億3 , 000万元に. しかし順調にみえる技術輸出も さ まざまな難. なった。そして 農業の新技術も輸出 さ れ, 輸出 による外貨収入も7 億4 , 000万 元にのぽ っ た (32) 0. 問を抱えて いる。中国の技術輸出は単体技術は 比較的先進性を有して いるが, 技術の ワ ンセッ. 般的な特許権およ. ト方式としての弱点が目立つ。「先進的 原理は. び生産許可権譲渡か ら , 合作生産, 技術移転に. 持って いるが. 先進的装備あるい は主要設備は. ともなう株式取得,. 欠 け ており, 主要プロセスは先進的であるが,. 中国技術輸出の形態は,. 一. 技術提供をふくむプラント 科学技術の 労 働力輸出. 補助的な 技術工程が 立 ち 遅れて いる」(35) ため. など 多彩 である。 すなわ ち つぎの ばあいであ る (33) 。(1)特許権 あるい は ノウハウ, ラ イ セン. 求 さ れるのである。 つぎの問題点として資金不. 輸出,. 技術 サ. ー. ビス,. スを売却する。 (2)先進技術をともなう設備ある. に, 生産能力 • 生産プロセスの一 層の整備が要 足がある。技術製品の開発には多額の資金を要. いはプラントを輸出する。 (3)国外工事設計を請. するのは いうまでもな いが多くの先進技術製品. け 負う。 (4)国外の生産ラ イ ンあるい は工場の建. を持ち なが ら も,. 設工事を請け負う。(5)国外のユ. ー. ザ. ー. に技術サ. 資金不足か ら 国外の展覧会,. 商談会に万遍なく参加で き な い点がある。技術. ビスあるいは技術 コンサルテ ィ ングを提供す. 製品の輸出. 対外宣伝をおこなう政府当局によ. る。(6)技術を出資株として 国外で合弁企業をつ. る販売促進活動にもそれ相応の資金がかかるこ. くる。 (7)外国と共同開発をすすめ科学研究成果. とになるか ら である。. ー. 技術製品の輸出体制が未整備である点も問題. を分か ち あう。 科学技術成果の商品化と国際市場への参入を 促進するための技術輸出専門の 「中国特許 • 技 術移転 有限 公 司 」 (The China Patent and Technical Transfer Company Ltd.) が1987. 年11月に設立 さ れて いる (34) 。 中国 因際 貿易促 進委員会に所属し,. 中国の特許技術とノウハウ. の外国にたいする許諾の移転業務を扱い, 同時 に技術貿易に関連する法律と コンサルタント面 のサ ー ビスを提供して,. 中国の技術輸出を促進. する機関とな っ た。 中国はすでに実用的技術だけ でなくかなりの 先端技術も保持しており,. 発展途上国にとど ま. ら ず先進国への技術輸出も実現して いる。 広範 (32) 「北京週報 J 1990年 7月17日,17ペ ー ジ。 (33) 草黎明 「大幅に伸びた技術 の輸出」 「北京週報」 1988年10月2 5日,2 3ペ ー ジ。 (34) 「 中国通信J 1987年11月11日。. 点である。たとえば対外経済貿易部と国家科学 技術委員会の相互の連絡が不十分なため, たが い に牽制し合うケ ー スも少なくない 。新製品の 開発をふくめ技術輸出の協調をい かにはかるか が課題であろ う。最後に技術輸出価格の安 さ に も問題がある。中国は主に発展途上国への実用 的技術を輸出して いるが, 技術料が安く適性と は い え な い現状にある (36) 。 技術輸出を展開するための戦略措置として, (1)商品輸出中心の発想か ら 技術輸出による外貨 獲得への意識の強化, (2)技術導入と技術輸出の 両面重視. 技術輸出の後進性の打破, (3)国際的 技術貿易市場の調査. 研究活動の強化, (4)技術 輸出奨励政策の制定・定着化, (5)新技術の管理 強化, (6)国内技術貿易と国際技術貿易の結合,. - 11 -. (3.5) 章黎明,前掲論文,2 4ペ ー ジ 。 (3l) 「 中国経済速報 」 1990年 5月14日, 1 ペ ー ジ。.
(12) 導入と輸出 を結合した技術貿易市場の確立. (7) 技術輸 出 協会設立による総 合管理の強化が 重点 項 目 として 示 されている (37) 。. な う プロ ジェク ト 方式技術協力,(5)開発調査協 ヵ,(6)海外青年協力隊の派遣の 6 事業が あり, 国際協力事業団 (JICA) が 一 元的に実施して き t· (39). IV. 日 中 間の技術移転. ゜. 中国の既存企業には大 き な潜在力が あるが , それが 合理的,効率的に運用されていない 。 そ. 中国の 日 本からの プラント ・ 技術 導入は, 1981年に経済調整による買い控え政策を反映し て凍結に近い状態にあったが ,82年以降 日 本政 府の資金協力や中国経済の 過熱化によって徐 々 に活発化し,8 5 年には導入額2 0億ド)レ 余となっ た 。 合弁企業設立などの諸事業や既存企業の技 術改造分野に おける 協力も 活発に 推しすすめ られた 。 直接投資の受け入れは,経済特区,沿 海港湾都市な ど開放地域が 拡大し,資本 進 出 , 技術移転にさいしての中国側の優遇措置が 具体 化するからで促 進されていったのである。 技術移転について中国は,従来のプラントー 括導入方式から外国の技術指導を受けつ つ施工 • 生産を自らの手でおこな う ことにより資金を 節約すると同時に,国内技術の向上をはかる方 針に変更し, 日 本にたいしてあらゆる分野で技 術供与を要請した。 中国にとって大量の機械 · 機器,設備の導入は,国家財政への大 き な圧力 となりかつ産業相互間のばらつ き を失調させる 危険性をはらんでおり,そこから従来のよ う に 大型の一 貫設備を導入するのではなく,主要な ハ ー ドウェアの買い 付け,技術導入 ・ 指導,工 場改造からノウハウ移転まで幅広い経済 ・ 技術 協力を中心を置くよ う になった (38) 0 したが って技術移転にたいする中国側の要望 は つ よく,政府ベ ー スによる対中技術協力は量 的拡大から協力内容の質的充実をめざす方向に. の原因は企業を指導する機関が多 すぎるため管 理が 分散していること,生産の専門化が すすん でいないこと,工場の設備が 老朽化し大量生産 で き ず技術が 遅れていること,したが って不合 理な重複生産・ 建設・ 導入が ひ どく,「人• 物・ 財」 の浪費が 大 き くなって き た 。 こ うした状況 を背景に中国側から企業改造についての方針が 示 され,その後 日 本側も中国の企業関係者との 接触や交流を広 げていった 。 既存企業の技術改 造は, 日 中間の技術移転のモ デルとして第7 次 5 カ年計画,そして19 9 0年代の重点項 目 として 位置づけた。 日 中間の技術移転,中国への人材育成の協力 はますますその重要性を増している。 技術を移 転し沿海開放地域を重点とした現地生産化も活 発してこよ う 。 そのため(1)中国向け技術移転の 拡大と知的所有権の保護をはかるため,ノウハ ゥ ,商標,実用 新案に関する業務を強化する, (2)ソフ ト ウェア分野の人材受け入れとソフ ト ウ ェア 輸入を 拡大する, (3)中国側は ソフ ト の評 価,製品の現地販売率の合理的な取り決め,原 材料と要員の確保,モ ノ ポリ契約 • 取り決め価 格• 数撮 等を 順守する, な どが 指摘されてい る ゆ 。 技術の 受け入れ体制 , 交渉期間,契約 内容,責任体制,国際商慣習の理解な どさまざ まな面で中国側の改善努力が 求められている。. 転換しているとみ られる。 政府技術協力の形態 として,(1)研修員の受け入れ , (2)専門家の派遣 , (3)機材供与,(4)以上の要素を組み 合わせておこ (邪 杜疫祥 「開拓技術輸出, 拡大対外貿易」 「国際 商報J 1988 年9月10 日 。 (38) 拙稿 「中国 に お け る技術導入政策 の変化」 「世 界経済 研究年報」 ( 近畿大学世界経済 研究所),第 8 号, 1987 年9月, 3 1ペ ー ジ。. - 12 -. OO 「 日 中経済 交流1985 年 ー速過ぎ た拡大と均衡拡 大への努力」 日 中経済 協会, 1986 年4月,17 1- 1 79ペ ー ジ。 (船) 「国際貿易J ( 日 本国際貿易促進 協会) , 1990 年 2月20 日。.
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