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農村における青年活動の研究(III) : 青年活動と青年の意識

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(1)Title. 農村における青年活動の研究(III) : 青年活動と青年の意識. Author(s). 大居, 平一郎; 松下, 覚. Citation. 北海道学芸大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 16(2): 123-135. Issue Date. 1965-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/3904. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道学芸大学紀要 (第一部C). 第 16 巻 第 2 号. 昭和40年12月. 農村における青年活動の研究 一一. m. 青年活動と青年の意識 --. 大居平一郎 ◎ 松 下. 覚. 北海道学芸大学旭川分校教育心理学教室. i i He tudy on the 丁S : 日工TA ; A S chir6 0も Sat。ru M[AT8t. ’ A Young Peopl ion in the RuraI Co ty. e s ssociat ]mmLuni ies i f their Activit m How the Farln Youth think o n ’ iat ion. the Young People s Assoc. ) においては, 青年活動の幹部及び指導者からながめられた ) 及び第u報2 前に発表 した第1報1 青年活動の実態を, 青年団o青年学級o青少年クラ ブのニ つの側面から分析し, その問題点をさ. ぐり出 して来た。 本研究は, 青年活動の主体である青年自身が, これらの青年活動についていか に考え, どのように参加o活動 しているかを明 らかにし, 青年の求める青年活動の姿や今後のあ ) り 方 に つ い て 追 求 して み る こ と に す る3 。. 1 . 調 査地区及び調査方法 上川支庁管内の豊里地区 (旭川市) , 大沼・鳥沼地区 (以下大沼地区と記す) , 麓郷地区及び西 第1図 調. ‘ 変迄・ }. ( rノ . . 査 地 区. 達布地区 (以上富良野町) ,北野地区, 北成地区及 J . ,. . メ ノ . . ノ .. ノ ,. び知遠別地区 (以上鷹栖村) の7地区を選び (第 1 図), 1958年 7月 ~10月 に わ た っ て, 各 地 区 に. 出かけ, それぞれの青年と面接することによって 調査 した。. 調査計画に際 しては, 16才~2 5才の青年を対象. とし, 全数調査を考えた。 しかし, 各地区とも在 村対象青年の正碓な名簿がなく, 豊里地区は青年 学級生名簿と学級主事の意見により, 北野地区は 住民登録簿により対象青年を抽出 し, 北成及び知. 遠別地区は青年団員名簿などを参考に して調査対. 象青年を決定 した。 しかし, このいずれの地区と も, 調査期間中に調査可能であったのは対象青年 1 ) 大居平一郎, 松下覚 農村における青年活動の研究 2 ) 松下覚, 大居平一郎 農村における青年活動の研究 3 ) この研究は, 北海道科学研究室補助による. -12 3-.

(3) . 大居平一郎・松 下. 覚. の半数程度であった. また知遠別地区はたまたま調査時が青年集会の日にあたり, それに参加し た青年が調査対象となった. 大沼・麓郷・西達布地区は, 富良野公民館の協力で各地区とも適当 に30名抽出し, その名簿をもとにして実施 した。 各地区で実際に調査された人員は, (第1表) の ご とく で あ る。. 第1表 調. \聖 区 豊 年 \ \\ 性別 令 16才 ~17才. 18才 ~19才. 20才 ~21才. 22才 ~25才. 計. 男. 3. 女. 5. 男. 2. 女. 0. 男. 1. 女. 2. 男. 5. 女. 2. 男. 11. 女. 9. 里. 計. 8. 2. 3. 7. 20. 北. 性別 1. 野. 北. 計. 性別. 4. 3 2. 6. 4 4. 7. 3 3. 4. 1 10. 2・. 11. 2 13 2 7 3 10 6 0 13 30. 人. 査. 員. 1 」 大 知 遠B. 成 計. 性別 0. ・5. 0. 0 2. 9. 9. 7 2. 13. 5. 3 4. 6. 5. 1 8. 43. 11. 性別. 計. 19. 0 1 2 3 3 8 10 0 15 12. 沼 計. 麓. 性別. 1. 5. 11. lo. 27. 3 3 2 2 5 5 l 0 11 10. 郷. 計. 6. 4. 10. l. 21. 西達布. 性別 0 2 3 0 6 6 0 2 9 10. 計. 2. 3. ・2. 2. 19. 性別 9 27 15 23 24 37 29 6 77 93. 計. 計 36. 38. 67. 35. ・70. 2 . 調査地区の一般概祝及び青年活動状況 (第2表) は, 各調査地区の戸数・農家戸数・開拓者戸数・耕作段別・年間所得を示 したもの. である. これをもとにして, 調査地区の概況を示し, かつ理解を容易にするために, 各地区にお ける青年活動の概況を示 しておくことにする. 豊里地区 (第2図) -旭. 第2表 調査地区概況比較 (昭和3 8年市町村資料). \ \地 辿 区 豊 里 北 野 北 成 知遠別 大 沼D際 郷 西達布 言百 数. 85. 473. 205. 45. 277. 355. 35. 農 家. 戸 数. 78. 441. 176. 38. 270. 205. 285. 開 拓. 戸 数. 4. 9. 20. O. 11. O. 52. 2 .14. 2.13. 2.49. 1.87. 3.30. 0.50. 0.30. 0.44. 0.14 0.17 2 ) 75 61. 0.78. 0.10. 6.40. 5,00. 55. 78. 55. 48. 戸. 年間所得 (ず声 ). 62. (註)1 ) 大沼-鳥沼及び大沼地区を一緒す こして記入. 2 ) この数値は, 白色申告のものから算出したものであり, 青色申告の も のを 入 れ る と, 所 得 は北 成地 区 の75万 円 を 少 し 上 ま わ る も のと 思 わ れ る.. 川市の郊外に位置し, バス で50分, 山間の沢地に発達 した水田地帯である. 総戸 数8 5戸で, 平地の水田地帯 に比 して気候条件・土地条. 件が悪く, 所得も北野・北 成・大沼地区より劣ってい る. そのため青年の都市流 出及び出かせぎも多い.. 青年活動は, 青年団・4 Hクラ ブ, 青年学級の三つ に分れて, それぞれが独立 した組織で運営されている. 数年前に一度組織の統合がなされたが, うまく行かず, 分裂 して現在に至っている. 4Hクラ ブは10人程度で生産学習を主体として運営され, 同志的結合の傾向が 同志的結合の傾向が強く 弓 ‘ , 青年団に -124-.

(4) . 農村における青年活動の研究 第2図 豊 里 地 区. 対 しては娯楽的であると批判的な目でながめている. 青年. 団は, 団員全員の活動とな らず, 幹 部 に よっ てリー ドさ れ, 団員の行事への参加も少なく運営に苦慮 している姿が みられる。 この傾向は青年学級についてもみ られ, とくに 学級へ遠距離の地域の青年はほとんど関心を示さず, 出席. 率の減少によって運営に種々の支障を生じている. 北野地区 (第3図) - 旭川市に台地をへだてて隣接する 純水田米作地帯である。 土地改良事業も進み, め ぐまれた 水田地帯で農業所得も高い. 非常に広域であり, 411 戸 の. 農家が散在し, かつ旭川市に就職 してこの地区から通勤 す るものも多く, 旭川市の ペ ッ トタウン的傾向を帯びてきて. いる。 その意味で都会的文 化及び生活感情の 影響も強いと い え よ う.. 0 0 1 :志 0 9. 北野における青年団は現在解散 している. しかし, 北野 地区内の単位部落 ではなお組織を とどめているところもあ. り, す な わ ち あ る部 落 で は20名 程 の 団 員 で 共 同 水. .. 第3図 北 野 地. 田作業や話 し合ぃ活動をし, 3年前には50周年記 {品. ス ー 熊占hr 々 三 J 半t友.ふ し 爪 } し 雫 ゑ . . . . は近く の青 年 仲 間が 友 達 生活 集 団を つ く っ て お 、 ・. キ 拳. ,恰 W弐功 . ク . 意欲はまだみられな 精腸 縮菌 を 青年団再建 の一 ”ー ” = = “ r▼ 川 州 N十 臥 押山. 鷹栖村では二つの青年学級を廃止 してラ ジオ農. 区. . 1 . 偽小ト ◆・ し. ‐ 管廉デリー ▼ o. Y′. . . . 〆三. 惟″二. 、“ . 比 して ま と ま っ て い る.. 鷹栖村の青年団の幹部はこの地区から選出され ており, 村の青年活動の中心地区となっている。 またラ ジオ農業学校への出席者も多い. 叉学習部・同志会という同好 グループもある. 高卒者も 他に比して多く (第3表) 主としてこの人々が青年団の幹部として運営にあたっている.. mのところに位置し, 知遠別地区 (第5図) -北成地区に隣接する山間地で 鷹栖市街から約1ok 和寒町に抜けるバ ス路線が走り交通は便利である. 農家戸数は38戸で水田と畑作の兼営が多く,. 農閑期もなく 労働に追われている。 水田耕ン作面積 (一 戸当り) は鷹栖村内の他地区に比して少な く, 年間所得も55万円程度で低い。 青年の流出が著しく, 人口の減少とともに, かって地区の文 -125-.

(5) . 大居平一郎・松 下 第4図 北 成 地. 第3表 調 査 青 年 の 学 歴. 区. 堅 豊里 北野ー北成闇遠1大沼 麓郷 薯達1計. 滋 学 高 中. 卒 卒. 計 /. . . ・ 0 ・ 溝 ^ , ,. . ; 圭E 委閣 議. 2. 1. 18. 20. 20. 21. 第5図 知 遠 別 地 区. ′. . 覚. . 化の中心であっ た知遠別小学校が近接の北斗小学校に合併 し, 現在は公民館と して使用 されてい る。. この在村青年の減少は青年活動にも 影響し, 種々の行事の企画にも支障があ ることを訴え, か つ学校行事と関連 した青年活動も出来なくな ったことをうれえてし ・る. しかしかれらは部落共同. 体の青年組織として部落奉仕作業 (神社清掃・部落行事参加な ど) に従事する役割をもち, とく に4 5戸という小地区であるため, 団としてのまとまりはよく出席参加率は高い. また距離的僻遠 性から青年学級に通学した経験者も少なく, 現在においてもラジオ農業学校に入っているものは い な い・. ト区 (第6図) -富良野町市街に隣接する純水田米作地帯で 年間所得も他地区比 して一 大沼 1 , 第6図. 大沼鳥沼地区. 遂 “.. 〆◎ ,. 番 多 い. 水 田ヨ ラ ト作面 積 も 一 戸当 り3.30町. .. 硲. 冬. で-応水田農家としては 満足しうるもの で あ る.. この地区は富良野町の 青年活動の中心 であり, 連合青年団の幹部は主と してこ の地区から選出されて いる. また町企画 の種々の行事に 参加することは容易 であ. り, かつ青年の参加者 も多い. 青年学級 はかって学年制をとり, 勤労青年を義務 的に入級させるな どの配慮をもっ て活溌. に運営されていた。 しか し今は該当青年 -12 6--.

(6) . 農村における青年活動の研究. が減少 し, 青年団と青年学級の一体的運営が行なわれて いる. また (第3表) に示されているよ うに高校卒の青年も多く, かれらが青年活動の主体となっている。 一般に富良野町の青年は出かせぎ者が多い。 Lかし, 大沼地区では主と して自宅から通えると. ころに職を求めて農閑期に働いている (第4表).. 区 お 響 有. 第4表 調 査 青 年 の 出 か せ ぎ 状 況 豊. 里. 北. 野. 北. 成. 知遠別. 大. 沼. 麓. 郷. 西 達. 布. 計. あ. り. 8. 5. 7. 4. 13. 9. 9. 55. な. し. 3. 5. 6. 4. 2. 2. O. 22. 圧か. 造. 材5 造. 材2 造. 材2 造. 材3 土. 建5 造. 材7 造. 材9. 2 土 建 2 土 建 1 土地改良 7 木工場 1 郵 便 局 1 せぎ内容 動 昌 議・ 自動車運転 木 工 場1 築 堤 2 駅 除 雪3 一 務 所1 嘉を 事 農繁手伝 1 製 米 所1 製 粉 所1. 果樹手伝 1. 農繁手伝 1. 第7図 麓 郷 地 凶. 麓郷地区 (第7図) -東大演習林を 中心 と してひらかれた地区であり, 富良野町市 街 か ら20kmの と こ ろ に 位 置 し, ま っ たく 山. 間地にある畑作地帯 である. 近年, 造田作 業もすすみ水田も増加 しているが, 一 戸当 り面積は0 ,5町程度に しかすぎず, 畑作を 中心と した営農が行な われている。. 青年団は2・ 3年前に役員のなり手がなく. なり解散という段 階にまで追いこまれた。. 当時の中学校長及び篤志家がその実態をう れえて, 部落民の協力により青年団復興大 会を開き, 青年団の再認識o再 発足を行な. わせた. そ して月一回づ つの修養日に青年 団員が仕事を休み, 学校に集まって学習をすすめるようになった。 あわせて青年 学級の充実策も 考えられ, 国語 o 数学な ど基礎学力を高めるように努力 している。 他方4Hクラ ブを結成 し, 生産学習をすすめようとする青年集団もあり, また通信教育な どを 個人的に積極的に利用 して学習 しているものも多くみられた。. 西達布地区 (第8図) -麓郷地区と同じように東大演習林としてひらけたところである。 造田 は麓郷地区よりおくれ, 水田一戸当り0 .3町程度であり, 畑作に依存する傾向が強く, 年間所得. も48万円で調査地区中の最低を示 している。. 青年団は各部落の支部青年団の活動が主体として運営され, それぞれで話 し合い。 奉仕や収益 活動がなされている。 団員は西達布青年団の会合, 行事には魅力を感ぜず, 主と して支部活動の 中にとどまっているものが多い。 また他支部や他地区との交歓会も行なわれず, かつ富良野町青. 年団と しての行事の参加も少ない。 そのことが支部毎の青年活動の活溌さの質的なちがいをもた ら して い る。. 青年学級は青年団の行事と調整 しながら一体化した形で運営されている。 最近農村生活に結び -127-.

(7) . 大居平一郎・松 下. 覚 ついた内 容を とり入れ る よ う に な. 第8図 西 達 布 地 区. り, そ れ が 青 年 の 出 席 率 を 高 く せ し. N. r. うになったと報告されてし 、. 3 . 青年団と青年の意識 ” ー ー ◎. ”キー. 青 年 団活 動 は青 年 自 身 の も の であ. , - - 1- .. ;. り, 青 年 の 青 年 団 に つ い て の 認 識 ・ 一 - - 意 識 の しか た に よ っ て, そ の 活 動 が. ・. き \ ・1. .. 規 定 さ れ る こ と は 当 然 で あ る. こ こ で は, 青 年 が 青 年 団 を どの よ う に 意. 識 し, 青年団に何を求めているかを 追求することにより, 青年団の今後 のあり方について考察をすすめるこ と に す る.. まず, 青年が どんな動機 で青年団に入団 しているかを検討するために, (第5表) に示されて いる主として自律的動機を述べている”)から“の4項目と, 他律的動機を述べている鮒から( )の リ 第5表 入 団 の 動 機. \ \. 地. - 入団の動機 \~. 区 1豊 里 北 野 北 成 知遠別. イ 寵 駅塾の必要性をみ 口 璽 縄 で役に立つと思. だ 、 色々の活動が面白そう ノ ったから さびしくて友達がほしか ‐ 一 ったから. 大 沼. 麓 郷. 西達布. 計. 15 ) 3(. 2( ) 11( 25 8 ). 5( 2 ) 6. 16 ) 8(. 15 5( ). 5( 16 ) 39( 18. 1( ) 5. 1( 4 ). 18 8( ). 2 ) 12( 25 5( 6 ). 2( 6 ). 16 5( ) 34(15. 3( 15 ). 5( 2 0). 20 9( ). 5(2 6 ). 14 ) 7(. 4( 12). 6( 20 ) 39(18. 0( 0). 2( ) 8. 3( 7). 1( 6 ). 12 6( ). 2( 6). 1( 3 ) 15( 7. 4 ) 3 1( ) 16( ) 33( 67 ) 13( 39 ) 17( 5 5 ) 127(58 35 ) 10( 0 70 84 7(. 計 梓 が多く入っていたか へ 麦 舞 たびたびさそわれ ホ. 0( 0). 1( 4 ). 5( 12 ). 2( 11 ). 5( 1 0). 15) 5(. 3(1 0 ) 21(10. 4( 2 0). 2( 8 ). 11 5( ). ) 0( 0. 14 ) 7(. 5( 15 ). 4(1 3 ) 27(12. ’義 ト 姦髭 ママあきい上. 0( 0 ). ) 1(4. 3( 7 ). ) 1(5. 2 ) 1(. ) 3( 9. 2( 6 ) 1 1( 5. チ 親にすすめられたから. 0( 0 ). 0( 0 ). 0( 0 ). ) 0( 0. 2( 4 ). 3(9 ). 0( 0 ). 5( 2. リ 器 琶先生にすすめられ. ) 1( 5. 0( 0). 0(0 ). 0(0 ). 0( 0 ). 0( 0 ). 1( 3 ). 2( 1. 計. 25 ) 5(. 4( ) 13( 30 ) 16. 16 ) 15 ( 30 ) 16( 3( 118 ) 1 0( 32 ) 66(30. 2( 1 0). 0( 0 ). 0(0 ). ) 0( 0. 0(0 ). 1( 3 ). 2( 6 ). 6( 30) 1 44 ) 1(. 0 ) 0(. 0( 0 ). 1( 3). 3( 9 ). 2( ) 23(10 7. 無. 言己. 総. 計. 人. 員. 5(2. 20( 00 00 ) 44( )4 00 ) 33(1 1 00 )221(loo 1 ) 25( 1 1 00 ) 19( 1 00 9( 1 00) 31( 20. 21. 43. 19. 27. 21. 19. 190. (註) ( ) 内数字は総計に対する%, なお豊里・北野地区で無記入が多いのは, 前者には4Hクラブがあり 青年団未加入が多く, 後者では青年団が解散していることによる. 2 -1 8-.

(8) . 農村における青年活動の研究. 5項目を示して, 自分の気持に あったものを自由に選択することを求めた。 その結果, 全体的にみると自律的動機が53%, 他律的動機が30%であり, 一般に青年は自己の 主体的気持で自律的に入団している といえる. そして, 自律的動機としては, 青年団活動の必. 色々の活動が 面白そうだったか 要性をみとめ たからミ 仕事の面で役に立つと思っ たから 友達にたびたびさそわ らが主なものであり, 他律的動機では, 友達が多く入っていたから れたか ら が 主 な も の で あ る. すなわち, 青年団活動の契機は, 青年という世代 の共通意識を中心と した仲間意識を基礎とし. て, (a) その集団の社会的役割, (b) 集団活動による自己の向上, (c) 仲間集団での生活の楽 ) 仕事の面 しみの三つ柱によっ て支えられている. その意味で, 入団動機も”)青年団の必要性, 中 で役に立つ ◆→活動が面白いという三つの項目が主体となっているといえる。 それに対 して 友. のような他律的動機は, 集団を形成する (したとい えば友達集団な ど) 契機とはなり えても, 集団活動をお しすすめる力にはなりにくいであろう。 今, 地区毎の特徴をみると, 一応青年活動が好ま しく行なわれていると考えられる北成 o知遠 別・大沼・西達布地区では, 前述した三つの柱に関係した自律的動機 (イ ・口・ハ) が主に選ば 友達にさそわれた. 達が多く入っている. れているのに対 して, 青年団の運営に問題をもっていると考えられる豊里・北 野o麓郷地区では そのような傾向をもっていない。 すなわち北野地区では 友達にさそわれた という動機が他の 地区より多く, 叉北野地区では 活動が面白そうだ という興味に応じたものが主であり, 麓郷 地区では部落民の協力により青年団が再発足したとい う事情にもよるであろうが, 他律的な動機 が 主 と な っ て い る.. いずれにしても, 青年団活動を規定するものはさきに述べた三つの柱 であり, それに応じてい かに青年の要求を満たす活動が活発に行なわれているかということに 依存しているとい えよう。 )から つぎに, 青年団員の青年活動への参加の状況をみるために, (第6表) に示されている” 第6表 青年団活動への参加状況 地. 区. ~\、 活動への参加\ \ \ \ 勺 ィ 饗爺 探’積極白. ’ 口 圭鷲 儀嘉豊も 騨星霜漆行事にだ. 幽 兄 里. 北 臨. 北 成. 知遠別. 大 沼. 麓 郷. 西達布1. 計. 2( 1 0 ). 23 ) 24 ) 10( 5(. ) 1( 5 8 ) 1 45 ) 11( 52 2 5 ) 12( 5(. 3 3 ) 56(. 25 ) 5(. 40 ) 2( 9 ) 19(. 4 ) 9( 8. 26 ) 7(. 29 ) 6(. 2 4( 1 ). 29 ) 55(. 2(1 0 ). 1(5 ). 2(5 ). 1( 5 ). 2( 7 ). 0 ) 0(. 5 ) 1(. ) 9(5. ‐ 一. あまり参加できなか. 4( 20 ). 25 ( ) 2( 10) 11. 2 4( 1 ). 4(15 ). 3( ) 14. ) 1( 5. 29( ) 17. ホ. 無関心の方であった. 0( 0 ). ) 0( 0. 3( ) 7. ) 0( 0. 0( 0 ). 0( 0 ). ) 0( 0. 3( 2 ). 他. 1( 3 ). 0( 0 ). 0( 0 ). 0( 0 ). 0 ) 0(. ) 0( 0. 0 ) 0(. 1 ) 1(. 無. 記. 92 ) 6( 3 0 ) 1 1(. ) 0( 0. ) 0( 0. ) 2( 7. ) 7(5. 2( 1 1 ). 0 ) Z2( 1. 人. 員. ) 1 0 0 00 ) 19( ) 21( 1 100 1 00 )2 7( 3( 100 ) 19( 20( 10 0 )2 1( 100 )4. 0) 10 170(. つた. そ. の. (註) ( ) 内数字は%. 鮒の5つの項目を与えて選択させた. この結果は, 各地区で調査方法が少 しづつ違っているため, それぞれの地区の特徴をそのまま示 しているとはいいきれない。 しかし, 一応ここに得 られた資 料から判断すると, 北成・知遠別 o 大沼・麓郷o西達布地区では, 70%程度のもの が青年団活動 えの積極的参加を述べている”約)の項目を選んでおり, その意味では, これらの地区では好ま し. い程度で団員の積極的参加があるといえよう。 9- -12.

(9) . 大居平一郎・松 下. 覚. それに対 して豊里地区では, ”) ( 口 )の積極的参加の項目を選んだもの7人, ⑳㈱ の消極的参加の 項目を選んだもの6人で, 積極的参加者と消極的参加者の二 つのグルー プに分れている. いし ・か えると青年団員の一体化された活動になっていないことを示 している.. それでは団員が どのよう に現在の青年団の運営を考えているかをみるために, (第7表) のご. \ \\ 地 区 運営の状 況 \\\. 第7表 青年団の運営の状況 豊. 北 野i北 成 知遠別. 里. 大 沼. 麓 郷. 西達布. 計. イ. 順調 な方である. 2( 1 0 ). ( 35 15 ). 4( 2 1 ). 3( 14 ). 4( 2 1 ). 28(23. ロ. 普 通 で あ る. 8( 40 ). 20( 4 6 ) 12( ) 63. 4 1 0( 8). 2 8(4 ). 58(48. ・ 低調な方である ノ. 4( 20 ). 5( ) 12. 3( ) 16. 2( 9 ). 2( 1 1 ). 1 3 16(. 無記及びわからない. 6( 30 ). 3( 7). 0( 0 ). 6( 29 ). 5( 2 6 ). 20(16. 21( 100 ) 19( 10 0 ). 122(loo. 人. 員. 2 0(1 00 ). 43 ( 10 0 ) 19( 100 ). (註) ( ) 内数字は%. 北野・大沼地区は資料がとれなか つた.. とき3つの項目 を示 して判断させた. 一般に は かし北成地 区では35%のものが. 順調である. よ り 多 い,. 普通である. という回答が50%前後で多い。 し と答えており, 現状を容認 しているものが他地区. 農村青年が青年団の必要性を どのように考えているかをみるために, (第8表) のごとき3 つ 第8表 青 年 団 の 必 要 性 地 区1曲 田 必 要 性 ~\ \ \~ \1豆 壬 北 野 イ ぎ しても必要であ 12( 60 ). 北 成. 知遠別 大 沼. 37( 86 ) 19( 100 ). 麓 郷. 西達布. 4 7 ) 17( 81 ) 14(. 計 99(81. ロ どちらでもよい. 3(1 5 ). 2 5( 1 ). 0( 0 ). 2( ) 9. 0( 0 ). 10( 8 ). ノ・ な く て も よ い. 0) ) 0. 2 1( ). 0( 0 ). 0( 0 ). 0( 0 ). 1 ( 1 ). 0( 0 ). 0( 0 ). 2(1 0 ). 5( 2 6 ). 12(10. 21( 100 ) 19( 1 00 ). 122(loo. 無. 記. 5( 25 ). 人. 員. 20( 100 ). 4 3( 100 ) 19( 1 00 ). (註)( ) 内数字は%. の項目を示 して答えさせた. その結果, 豊里地区の60%を除いて, 80%程度のものはその必要性 をみとめ, とくに知遠別地 区では100%のものが必要であると答えてし ・る。 こ の よ う な 青 年 に なぜ必要であるか とその理由をたずね その結果を整理したものが (第 , 9表) で あ る. こ れ に よ る と, わ か らな い と答えたものは低年令青年の男子6 0%・女子4 6% であり, 高い比率を示 している。 すなわち, 低年令青年は漠然と青年団の 必要性について感じて い る も の の,. な ぜ 必 要 で あ る か と い う こ と に な る と 明 碓 な認 識 を も っ て い な い も の が 多 い と い え. よう. それが, 往々に して低年令青年を団活動から遠ざける結果にもなり, また高年令青年との 活動や意識のずれを感 じさせることにもなる。 その意味において, 低年令青年には入団の初期に. 青年団の目的, 意義などについて 話 し合う機会を与え, 明碓な認識をもたせるように配慮すべき で あ ろ う。. また立場をかえて いうと, 学校教育 の場において, このような青年活動機関や学習機関 (青年 学級・通信教育・講習 所など) について指導がなされる必要があるにもかかわらず, 新卒業生の -13 0-.

(10) . 農村における青年活動の研究 第9表 青 年 団 の 必 要 性 の 理 由. イ ロ. 高. 低. 高. 低. 部 落 の 改 善 の た め の も の. 3( 6 ). 0( 0 ). 1( 4 ). 0( 0). 4( 2 ). 仲間 意 識 を 高 め, 社 会 性 をつける. 15 ) 8(. 3( ) 7. 15 6( ). 1 5( 0). 行事.レクリエーションな 喜ぶ 嫌 ゞ 、. 22( 13 ). 7( 13 ). 2( 5 ). 4( 17 ). 4) 1 7(. 20( 12 ). ニ 色 々 と 勉 強 し, 一 人 前 と な る. 9( 17). 6( 4 1). 1 42 0( ). 2) 6( 7. 31( 1 8). ホ. そ. 他. 5(6). 3(7). 0(0). 0(0). 8(5). へ. あ. っ. て. も. よ. い. ( 1) 6 1. 2(5). 2( 8). 14 ) 7(. 17( 10 ). ト. な. く. て. も. よ. い. 3(6). 1(2). 1(4). 2(4). 7(4). チ. わ. い. 12( 23). 29( 60). 0(0). 23( 4 6). 61( 39). 3( 5 1 00). 43( 1 00). 24( 1 00). 50( 10 0). 17 1 0( 00). の. か. ら. 人. な 員. (註)( ) 内数字は%. 高一高年令青年 (20才~25才) 低-低年令青年 ( 1 6才~19才) 以下これに準ずる.. ほとんどは白紙の状態で農村社会に送り出されている. 今回の調査でこのことを知るとともに, 是非このような指導が必要であると痛感した。 一般的に青年が青年団の必要である理由として あげているものは,. つける. 話し合い o 行 事 ・ レク リ ェ ー シ ョ ン が 楽 しい. 仲間意識を高め社会性を. 色々勉強ができて一人前になれる. というものが主なものである. そ して, 前に述べた集団の社会的役割としての 部落または社会 生活の改善 という積極的な意識で青年団を把握 しているものは少ない。 いいかえると, ほとん. どの青年は, 自己の生活を高め豊かにする手段と して青年団を考えているといえよう. このように青年団についての認識のしかたは, 必然的に自己の要求が満たされなくなると団活 動から離れる傾向をもち, かつ前述の低年令青年の″ わからない という回答の多さと関係して, 団員意識を低下 し, ただ必要に応じて参加するという他律的な行動を生み出す. その意味からい うと, 青年団の目的意識を明碓にさせ, かつ広い視野から青年自身の生活向上の手がかりになる ものと しての青年団の必要性を認識させることが重要であろう.. 青年が, このような青年団の認識の上に立って, 現在の青年団に どのような不満をもち, 問題 点を意識しているかを知るために, 自由に青年の意 見を述べてもらい, それを分類整理 したもの が (第10表) である.. まず全体的にみると, 団員の問題団 (員意識がなく協力性がない. 会合で意見の交換がな い・遊びのみに関心をもつなど) が3 0%, 行事・運営の問題 (行事内容の問題・行事への参加. が少ないなど) が29%で特徴的である. 個々の項目については, 団員意識がなく協力性積極性が ない が17, 幹部と団員及び年令差などによる意識のずれ が16, 行事内容について が16, 在村青年・新規加入者の減少. が12 ,. 会合で意見が出ないし, かつ出 しにくい. が12などが主. な も の で あ る。. すなわち青年団員の減少が問題になるのは当然であるが, しかし, 現在の青年団の組織の実態 の上に立って, 団員意識を高め, 幹部と団員が一体となって青年団活動及び行事運営をいかにす. すめて行くかという根本的な点が, 問題の中心になっているように思われる.. こ の よ う な 問 題 点 の 認 識 の しか た は, 年 令 に よ っ て どの よ う な 違い が あ る か を 検 討 した. -13 1-. もっ.

(11) . 覚. 大居平一郎・松 下. 第10表 青 年 団 の 問 題 点. 全体. 夢 ・察 泥竪柔弱票が. 年. 令. 局. 低. 別. 性. 地. 女. 男. 区. I 大沼 麓郷 西達 豊里 北野 ロヒ成1知遠B. 16. 12. 4. 11. 5. O. 1 1. 4. O. 6. 2. 2. O. O. 2. O. 2. O. 2. 2. 4. 1. O. O. 2. 行事 の 回 数 が 多 す ぎ る. 4. 3. 1. 2. 3. 行事への参加者 が 少 な い. 10. 8. 2. 5. 野間‐規則ど. 8. 1. 7. 3. 5. 2. O. 1. O. 1. 3. 連青活動との関係のもち方. 8. 8 0 6 q Un x U. 2. O. O. O. 1. 6. O. ぶ d α3ヨ(3を~. 2. 4. 5. 舞寮繋. 計 ・ 募村青年‐新規加入者の減. 書 写 α. 査 Gg ( 3. 5. ( 3= (16) (32. 12. I0. 8. 7. 5. 2. 4. 2. 1. 1. O. や め る 人 が 多 い. 5. 4. 1. 3. 2. O. O. 2. O. 1. 2. 3 年 令 の 幅 が 大 き い. 2. 2 0 . ←△ 丁. 2. O. O. O. 1. O. 1. O. 5. I. 3. 2. 2. 壷 ヨ ( .. 計 1. 幹 部 一 辺 倒 で あ る. ヨ 6. 12. 2. 弐 (16) 10 ( 2 ( 14 )( 7 ( )( 5 3 1. 1 1 ( 6) ( 6) (. 4. 2. 4. 2. 1. O. O. O. 3. 2. 16. 18. 3. 9. 7. O. O. 3. O. 10. 3. 2. 鱈 選暴母 F差など. 3. 幹 部 の 苦 労 が 多 い. 5. 5. 0. 3. 2. O. O. 1. O. I. 3. 4. 積極的にやる人 が い な い. 2. 2. 0. 1. 1. O. 1. 1. O. O. O. 5. 幹部の団運営の 未 熟. 2. 2 2 0 リ ムワ J. O. O. O. 2. O. O. O. 孝 三(一 ( 1. 1. 7. O. 計. ’協力性積 きなく ・ 盟 譜さ 2 3. 出ないし ’か 会食溝 暑さ ’遊びに 撚 顎 勇を求め. “ ~. 11 ( .. ( 2 ) 2 8) (. ゐ 弐(25) ( 3. 17. 9. 8. 5. 12. 1. 1. 4. 1. 3. 4. 3. 12. 5. 7. 6. 6. O. O. 2. I. 5. 4. O. 8. 7. 1. 5. 3. O. 1. O. O. 3. 1. 3. 4. 雪雲 器 なやかさのみにあ. 8. 3. 0. 3. O. O. O. O. O. 3. O. O. 5. 塾美意識及び夢をもってい. 2. 2. 0. I. 1. O. O. O. O. 2. O. O. 6. 斧 に追われ’ 出席できな. 4. 2. 2. 1. 3. O. O. 1. O. O. 1. 2. 7. 寛 潔 渋がいなどで’まと 髪. 2. 2 0 n 4 U G U1. O. 2. O. 2. O. O. O. O. O. 計 1. 大人や部落の理 解 が な い. 2. そ. の. 他. 書 写 α. ( 4. ”3. 21. g 2 4)( ( 3. 弐 (22 3 1 ,み ( (. 2. ぶ ぶ(一. . ”. 1. 3. O. O. 2. O. O. 2. O. 3 1 1 1 17 1. 6. 4. O. 1. O. O. I. 5. 3. O. 1. 2. 8. 13. 32. 20. 21. 43. 4. 3. 10. る 雪 (. 158 ) 100 ‘】 170. 9 一1 塑 E i: 7. , (説(. 璽調逮. 6 8) ( ) ( 0 ) (. 100 1 ) ( 100 )( )( 00. 9. (註) ( ) 内数字は総計に対する% 32- -1. 6 1 9. 74. 0 1α ~(一. 32 5 書 1 写(100) ( , ,. 1 9 1. 27. 21.

(12) . 農村における青年活動の研究. とも著しい違いは, 高年令青年では調査人員77人で114の意見を述べているに対 して, 低年 令青 年 で は93人 で44の 意 見 しか 述 べ られ てし・な い と い う ご と で あ る。. ま た 高 年 令 青 年 は, こ こ で 分 類. ・るが, 低年令青年は した四つの領域の全般に対 して問題提起がなされてし (32%). 団員の問題. 行事・運営の問 題. (4 1%) に集中 している.. すなわち高年令青年は, 全体の青年団活動の充実及び活発化をいかにするかという立場 から, 大小の問題について色々の意見を述べている。 他方低年令青年は, 個人的な立場からこんな風に. 運営 してほ しいという希望意見や不満を述べている。 この違いは, 青年団活動における高年令青 年と低年令青年の立場上の違いに関連しているばかりでなく, 青年団についての認識・関心の深 さ の 違 い に も よ る で あ ろう。. つぎに男子青年と女子青年の違いに ついてみると, 男子では 団員意識がなく協力性積極性がない. 行事内容の問題 , 女 子 で は を多くあげている。 すなわち女子青年は青年団のまとま. り と い う こ と に 多 く の 関 心 を 示 して い る よ う に 思 わ れ る.. さてこのような青年団の問題点の認識に対 して, 青年は具体的に今後の青年団のあり方をどの よ う に 改 善 しよ う と して い る の で あ ろ う か。. 表) である.. 全 体 と して み る と,. 行事の内容. れて い る と い え る。 個 々 の 項 目 で は,. こ れ に つい て の 意 見 を 求 め て 整 理 した も の が (第11. 0%) (3. 組織の運営. (24%) の面に改善の目が向け ら. 生産活動の学習をとり入れる. ( 14 ) グ ル ー プ o サ ーク. 下位組織と上位組織の関係の調整 (すなわち支部青年団と本部青年団, , 連合青年団と単位青年団の関係など (8) などが主なものである。 青年たちは全 体的にみて, 年中行事青年団, 娯楽青年団と しての形態から脱皮して, 学習青年 12 ) ル活動の活発化 (. 団 o 目的青年団への移行を求めているといえる. それが, 行事内容の中に学習活動 ・生産活動・ 視察な どを多くとり入れよという要求と して現われており, また研究 o同 好 グル ー プ を つく っ て 活 発 に お しす す め た い と の 要 求 と な っ て い る。. この要求は, 青年団の組織機構にも目を向けさせる。 すなわち従来あまりにも単位o支部青年 団が連合・本部青年団の活動 企画に従属的であり, ある時は請負組織になっていたことを反省 し,. 単位り支部の独自的で地域的な小集団活動の盛り上げを強調 しようと している.. このことは, 必然的に従来考えられていた地域の青年が集まって, 親睦・教養o社会奉仕の役 割を果すという地域青年団と しての考え方に変化を求めつつあることを示し, いいかえると青年. の意欲的な小集団活動に青年団の意義を感 じつつあるということを示 している, ここに, 変りつ の姿がうかがわれる. このような認識は高年令青年において特徴的である。 すなわち高年令青年は前述 した ごとき項. つある青年団. 目に関 して多くの意見を述べ, かつ. 青年団のあり方. についての意見は高年令青 年のみに現わ. れて い る。. それに対 して低年令青年によって多く述べ られた意見は わ ち,. 行事の内容 に つ いて で あ る. す な レク リ ェ ー シ ョ ン 活 動 を 中 心 に す る o 生産活動を入れる・部落の人にほめ られることを. などである。 かれらは, 青年団の根本的な問題に目を向けるよりも, 単に自己の関心領域から青年団に改善要求を提出しているといえる。 それと同時に, 低年令青年. する・料理講習会をする. でなんらかの意見を述べたものは93人中33人であり, 多くのものは青年団の今後のあり方につい て 考 え て い な い と い えよ う。. 結論的に, 今までの青年団は過去の伝統的な組織の上にのっ かって, その地域青年団の組織の 3- -13.

(13) . 大居平一郎↑松 下. 覚. 第1 1表 青 年 団 の 今 後 の 改 善 点. 全体. 村 づ く り を 考 え. 年. 令. 性. 局. 低. 男. 別. 地. 女. 区. 胆 ÷里 北野 北成 知遠別 大沼 麓郷 西達. る. 2. 2. O. 2. O. 生活 e 問 題 を と り あ げ る. 3. 3. O. 2. 1. 1. 1. 1. そ. 5. 5. O. 4. 1. 1. 2. 1. 他. の. ‐ 計 青年団と学級の連関を工夫する. ゐ g(dg (og(11g (4)2 4. 3. 1. 2. 『 組織と上位組織の関係の調. 8. 7. 1. 4. 交換会などによる情報交換をす. 6. 4. 2. O. グループ・サークル活動の活発. 12. 10. 2. 6. る. 化. 計 団員に役割・役職を も た せ る. 4. O. 4. 幹部のあ り 方 を 考 え る. 2. 2. 6. 1. リ レー 日 記 な ど を 行 な う. 2. 2. O. 2. そ. 3. 3. O. 2. の. 他. 計 レク 活 動 を 中 心 に す る. 1 4. 1. 1. 6. 1. 1. 2. 6. O. O. 1. 1 ー 1 =. 誓( g α。 o. 1. 生産活動の学習をと り 入 れ る. 14. 10. 4. 11. 3. 視 察 な ど を 多 く す る. 4. 3. 1. 3. 1. その他 (部落の人にほめられる ことをする). 9. 5. 4. 3. 6. ぶ(4去号 (34) ぶ 24. 4 1. O. O. 1. 1. 1. 1. 6. 2. 2. 6. 3. 1. 2. 2. 4. 2. 5. 4. 4. O. 3. 1. 出. る. 2. 1. 1. 1. 1. 行事など に み ん な 参 加 す る. 4. 4. O. 2. 2. 3. 4. 2. 2. 2. 2. 3. 総. 計. 人. 員. 2. 1. 盗. 1. 一. 1. 1. 53. 3. 6. 74. 20. 21. 33. 71. 140. 77. 93. 96. 100 )( 100 ) 100 )( 100 )( ( 10 0 )(. -134-. 2. 1. 1. 2. 1. 1. 2. 2. 6 多( み 逢 g 与(18)( ( 1 2 誓 一( ヨ g (2) ( 1 5 6 ( 6 91. 1. 6. 3. 124. 3. ~( g( ゐ 尋(多 (40) , . α3. 4. 号( 尋 享◎ 三( ( 6 6 5. 1 2. 7. 計. 1. 1. る. 1. 1. g( g(17)(一 (13) ( o o. 自由に話し合い, 意見を出すよ 刃こする. る. 1. 1. 2. す. 3. , 1. 1. 力. 1. 1. 2. 協. 4. 1. 3. す. 3. 1. 学習活動 を と り 入 れ る. 席. 3. O. 2. ( 7. ふ g(33与 (. 1. 5. 守. 6. O. 3. を. g(一 ( ; ( o 8. 1. 4. 間. ( 3. 2. 7. 時. 2. 1. 2. 9 去 g (13) ( ; 香( ~( 4 o 1 (. 計. O. 2. 孝 是 ゑ 三( 享(,89( 享 1 α誤( 4. 1. 1 1. 1 1. 8. 号 ( 2 7) ( 6 5. ヨ ( 8. 三 ( 1 7 3. (9 )( 3尋. 2. ( 8). ヨ ( 4. ~ ( 7. 30. 9. 36. 28. 18. 43. 16. 27. 21. 19. 1 100 100 ) 10 )( 0 0 )( )( ( 10 0)( 0.

(14) . 農村における青年活動の研究. 継承に専念 していたことを反省 し, 単に青年団の団員の増加を求めるというよりも, 青年団の目 的及び青年の要 求をおりこんだ運営をすすめるとともに, その理解を深める努力がなされる べき で あ ろ う.. しか し, 前述のごとき高年令青年と低年令青年の青年団に対する認識のずれが, 新 しい団活動 をすすめる上に障害になっている面もある. これも, 団活動における村 づく り, 生活 づくり, か. つ学習活動・生産活動な どの積極的な実践の中で, 新 しい青年団活動の意義が青年自身の中に意 識されるとともに, その社会的役割・意義の認識も高まってくるのではないだろうか.. では女子青年は どのような考えをもっているであろうか. 女子青年は 組織運営 の項目につ 行事内容に女子的なもの いて 多く 述 べ, ま た 個 々 の 項 目 で は 交歓会による情報交換をする. などをあげている。 すなわちかれら は, 男子青年のように青年団の基本的運営の問題を考 えるよりも, 女子という立場で素朴に過去 の青年団のあり方 を反省 し, 女子的な改善点をあげているとい える. (料理・洋裁・お花な ど) を入れる. 会合で時間を守る. -1 35一.

(15)

参照

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