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めざせ、おたから!◯◯たんけんたい

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Academic year: 2021

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第3学年 自閉症・情緒障がい特別支援学級自立活動学習指導案 1 単元名 「めざせ、おたから!◯◯たんけんたい」 2 指導観 ◯ 本学級の児童は、A児とB児の2名である。児童の友達との関わり方に関する実態を自立活動の三つの区 分から捉えると、それぞれ以下のとおりである。 心理的な安定 人間関係の形成 コミュニケーション A 児 ○ 仲の良い友達と体を使った遊び をするときや、自分の発言を聞いて くれるときに、情緒が安定する。 ● 話してはいけない場面のときに、 思いつくままに発言してしまい、場 に応じた対応が難しい。 ○ 困っている友達に対して、助けた り励ましたりする等、思いやる言動 をとることができる。 ● 自分の思い通りにしてほしいとき、思 いつくままに自分の気持ちを強い口調 で伝えてしまうことがある。 ○ 仲の良い友達に、積極的に話し掛 けたり、話し掛けられたりして、や りとりができる。 ● 場の状況に応じた会話が難しく、 自分の思いを一方的に強い口調で話 す傾向がある。 B 児 ○ 体を大きく使うボール遊びをす るときは情緒が安定する。 ● 勝敗がつく運動をするとき、勝つ ことに意識が向き、負けてしまうと 感情的になる傾向がある。 ○ 相手が困っているとき、優しい声 掛けをすることができる。 ● 自分の言いたいことやしたいこ とを優先するあまり、友達の気持ち に共感できない傾向がある。 ○ 自分の気持ちを積極的に相手に伝 えることができる。 ● 他者の考えに共感しながらやりと りすることが難しく、自分の思いを 通そうとする傾向がある。 ○…得意、●…苦手 このような実態からA児は、友達を思いやる大切さを理解して、友達と積極的に関わりながら体を使った 遊びを楽しんだり、自分の思いを伝えたりすることはできるが、場や相手に応じて関わることができるまで には至っていない。B児は、自分から進んで友達を遊びに誘って、中心的な立場でその場を統括しようとす る積極性はあるが、自分の思い通りにしようとする気持ちが強くなって、友達に対して批判的な関わりをし てしまう傾向があり、友達との望ましい人間関係を上手く築くことが難しい現状がある。このような傾向が ある二人の児童は、交流学級において、自分の気持ちを積極的に友達に伝えようとしているが、場や友達の 状況に応じた望ましい関わり方を身に付けるまでには至っていない。そこで、本単元で二人の児童に、「場や 相手に応じた思いやる言動でやりとりができること」、「自分や友達の、思いやる言動のよさが分かること」 によって、友達との望ましい関わり方を身に付けさせ、友達に思いやる言動で関わることの良さを実感でき るようにしたい。このことは、交流学級の友達と生活する場において、相手の状況に応じた望ましい関わり 方を生かし、切磋琢磨しながら生活をしていく上で意義深い。 ◯ 本単元は、友達との話合いと遊びを通して、友達との望ましい関わり方を身に付けさせることをねらいと している。友達との話合いの中で望ましい関わりができるようにするために、遊ぶための条件が不足してい る場をあえて設定し、二人で不足を補う方法について話し合わせる。不足している場を設定することで、二 人が遊べるようにするために建設的な話合いをしなければならないという必然性が生まれる。続いて遊びに おいて望ましい関わり方ができるようにするために、友達と関わり合う活動を関わる目的に応じて3種類設 定する。①交代場面のある遊び(ストラックアウト、ペットボトルボウリング)、②質問と応答のある遊び(宝 探し、ジェスチャーゲーム)、③協力場面のある遊び(ボール運び、風船ゲーム)を意図的に順に設定する。① は遊ぶ順番やルールを守り、待っている間の自分の役割を自覚し、②は分からないときの質問応答する望ま しい関わり方を身に付け、③は友達の気持ちに寄り添い、集団の一員としての望ましい関わり方へとつなげ られるという点で価値がある。また、順に設定するということは、交代をして一人ずつ遊ぶ内容から、二人 が一緒になって関わり合いながら遊ぶ内容の度合いを必然的に高めていくことができるという点で価値があ ると考える。さらにC小学校区にゆかりのある神社の神様から学校に宝の地図や手紙が届いて、宝島に宝を 探しに行くというストーリーで学習を展開する。単元をストーリー性のある学習展開にすることは、学習を 連続させ、意欲的に遊び道具の不足を補うために問題解決をしていくという点で価値があると考える。この ように、ストーリー性のある学習を展開しながら、児童の活動意欲を高め、友達との望ましい関わり方への 達成感や成就感を味わわせたい。 ◯ 本単元の指導に当たって「知る」段階では、話合いと遊びの違いや場に応じた友達を思いやる言葉や態度 に気付かせ、学習の見通しをもたせることをねらう。そのために、神様からの宝の地図や手紙を提示する。 また、話合いと遊びにおける思いやる言動を出し合い、状況に合う友達と関わるときに思いやる言葉や態度 を意識付けしやすくするための文字で記したカード(以下、「キラキラカード」)を作成させる。「使う」段階

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では、望ましい関わり方をしながら、楽しく遊ぶことができることをねらう。そのために、話合いと遊びの 前に、モデル演示をして、使いたい「キラキラカード」を選択させる。この段階で行う1単位時間の導入場 面では、単元の見通しをもつことへの意識と意欲の持続を図るために、神様からの学習内容に合わせた「友 達と相談する必然性」の内容や「友達を思いやって活動する」内容の手紙と、遊ぶときに使用する、不足し た道具を提示して、学習への課題意識をもたせる。展開場面では、話し合う際に友達を思いやる言動が意識 できるように、「キラキラカード」を提示したり、話し合うときの状況を理解できるようにするための、モデ ル演示をしたりして、お互いの気持ちを尋ねながら話し合わせる。その後、遊びの状況に応じたやりとりが できるようにするための、モデル演示をする。その後、修理した道具を使って友達を思いやる言動をとりな がら遊ばせる。その際、遊びの「キラキラカード」を提示し、友達を思いやる言動でのやりとりの意識の持 続を図る。活動中、友達を思いやる言動が表現できたときには教師が即座に評価し、活動への意欲を高める。 そして終末場面では、遊びの中で使った「キラキラカード」の枚数や自他の頑張りを紹介し合い、お互いが 望ましい関わり方をしながら楽しく活動することの大切さに気付かせる。「ひたる」段階では、前時学習まで の学びを生かして、友達と遊びを繰り返して、楽しく活動できることへの達成感や成就感を味わうことをね らう。そのために、六つの遊びをする場を設定し、モデル演示をして遊びにひたらせる。そして、VTR等 で以前の自分を振り返ることができるような動画を用いた振り返り活動を仕組み、友達との望ましい関わり 方を身に付けたことへの達成感を味わわせたい。 3 単元目標 A 児 B 児 ○ 活動の順番を守ったり、友達を応援したりして 活動することができる。 ○ 友達の気持ちの尋ね方や協力の仕方が分かり、 友達と関わることができる。 ○ 質問応答する仕方が分かり、友達と関わり合う ことができる。 ○ 落ち着く待ち方が分かり、友達と活動すること ができる。 ○ 感謝の気持ちの伝え方や質問応答する仕方が分 かり、友達と関わることができる。 ○ お願いの仕方や友達の気持ちの受け入れ方が分 かり、友達と関わり合うことができる。

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4 単元計画(8時間) 学 習 活 動 及 び ○ 学 習 内 容 ○ 個 に 応 じ た 支 援 配時 知 る 1 宝島の地図や手紙を見て、「キラキラカード」を作り、学習 課題を決める。 ○ 話合いと遊びを理解できるようにするため の、モデル演示(A児) ○ 場に応じた思いやる言動を理解できるよう にするための、「キラキラカード」の作成(B児) 1 A 児 B 児 ○ 話し合う場と遊ぶ場の違いや、友達を思いやる言葉や態度 が分かり、学習課題をもつこと 使 う 2 ボードの代用品を相談して、ストラックアウトで遊ぶ。 【関わり合う活動①(ストラックアウト)】 ○ 遊ぶ手順を守ることができるようにするた めの、遊ぶ順番を示すマークの貼付(A児) ○ 落ち着いて遊べるようにするための、ルール のスモールステップ(B児) 1 A 児 B 児 ○ 活動の順番を守ること ○ 落ち着いた活動ができる こと 3 壊れている宝を直し、友達と楽しく宝探しで遊ぶ。 【関わり合う活動②(宝探し)】 ○ 優しい口調で質問できるようにするための、「キラキラカード」の事前選択(A児) ○ 感謝の気持ちの伝え方を理解できるように するための、言葉に着目させたモデル演示(B 児) 1 A 児 B 児 ○ 質問する仕方が分かるこ と ○ 感謝の気持ちの伝え方が 分かること 4 お盆の代用品を相談して、友達と楽しくボール運びで遊 ぶ。【関わり合う活動③(ボール運び)】 ○ 友達の気持ちの尋ね方を理解できるように するための、声色に着目させたモデル演示(A 児) ○ お願いの仕方を理解できるようにするため の、態度に着目させたモデル演示(B児) 1 A 児 B 児 ○ 友達の気持ちの尋ね方が 分かること ○ お願いの仕方が分かるこ と 5 ペットボトルの代用品を相談して、友達と楽しくペットボ トルボウリングで遊ぶ。 【関わり合う活動①(ペットボトルボウリング)】 ○ 友達を応援する仕方を理解できるようにす るための、遊びの「キラキラカード」の事前選 択(A児) ○ 待つときの態度を理解できるようにするた めの、遊びの「キラキラカード」の事前選択(B 児) 1 A 児 B 児 ○ 応援する仕方が分かるこ と ○ 待つときの態度が分かる こと 6 問題用紙を相談して、友達と楽しくジェスチャーゲームで 遊ぶ。【関わり合う活動②(ジェスチャーゲーム)】 ○ 応答の仕方が理解できるようにするための、 話合いの「キラキラカード」の事前選択(A児) ○ 質問応答の仕方を理解できるようにするた めの、活動ルールの工夫(B児) 1 A 児 B 児 ○ 質問の答え方が分かるこ と ○ 質問応答の仕方が分かる こと 7 布の代用品を相談して、友達と楽しく風船ゲームで遊ぶ。 【関わり合う活動③(風船ゲーム)】 ○ 友達と協力できるようにするための、色カー ドの提示(A児) ○ 友達の気持ちを受け入れることができるよ うにするための、活動ルールの工夫(B児) 1 A 児 B 児 ○ 友達と協力する仕方が分 かること ○ 友達の気持ちの受け入れ 方が分かること ひ た る 8 自分達で遊ぶ順番を相談して楽しく遊びを繰り返す。 【関わり合う活動①②③】 ○ 楽しく遊べたことを実感できるようにする ための、モデル演示と振り返り活動の工夫(A 児・B児) 1 本時 A 児 B 児 ○ 譲り合ってお互いのしたいことを優しい話し方で伝えれ ば、友達と楽しく遊べるようになることが実感できること 5 本時 平成○年○月○日(○)○校時 6 本時目標 A 児 B 児 ◎ モデル演示を基に、優しい話し方で譲り合った り、遊びのルールを守ったりして、友達と楽しく遊 ぶことができる。 ○ 友達と楽しく遊ぶために、積極的に働き掛けて、 関わり合うことができる。 ◎ 「キラキラカード」を基に、落ち着いて優しい話 し方で譲り合ったり、友達と楽しく遊ぶルールを伝 えたりして遊ぶことができる。 ○ 友達を応援したり、励ましたりして、一緒に楽し く遊ぶことができる。 7 準備物 宝の地図、手紙、話合い表・6つの遊び表、ストラックアウト、ボール、コーン(5個)、ハードル(2個)、 遊び道具の代用品(タオル・棒2本・紙・新聞紙・風船)、「キラキラカード」の短冊カード(4種類)、振り返り プリント

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8 学習展開(第8時) 段階

主 な 学 習 活 動 及 び 内 容 ( ○ )

個 に 応 じ た 支 援 ( ○ )

導 入 1 神様からの宝の地図や手紙を見て、学習の見通し もって本時学習のめあてを話し合う。 ○ 遊ぶ順番を決める話合いをすることと、ルールを 工夫して遊ぶことを知り、課題意識をもつこと 1 学習の見通しと課題意識をもつことができ るようにするための支援 ○ 学習の見通しをもたせることができるよう にするための、手紙の内容のキーワード化及び 学習時刻表の提示(A児・B児) 展 開 2 モデル演示や場面絵を見て、場に合う友達との関 わり方を知り、話し合ったり、遊んだりする。 (1) 友達と話し合って、遊ぶ順番を決める。 よくないモデル ・譲り合わずに自分の言うことだけを言って、口げんかになった。 よいモデル ・優しい言い方で譲り合いながら、友達と一緒に遊ぶ遊びを話し合っている。 2 友達と楽しく遊べる思いやる言葉や態度を 現すことができるようにするための支援 話合いのモデル演示 場・相手…遊ぶ順番を決めるための話合い よくないモデル…友達に優しい口調で、 譲り合わずに口げんかになる様子 よいモデル…優しい言い方で譲り合って一緒に決 めようとする様子 ○ 優しい話し方でお互いにしたいことを決め ることができるようにするための、伝え方に着 目したモデル演示(A児) ○ 優しい話し方で譲り合って決めることがで きるようにするための、譲り合い方に着目した モデル演示(B児) ○ 望ましい言動で遊ぶ遊びを決めることがで きるようにするための、「キラキラカード」の提 示(A児・B児) 遊びのモデル演示 場・相手…ルールを守って、友達と遊ぶ よくないモデル…優しい口調で譲り合わず 友達と口げんかになってしまう様子 よいモデル…優しい口調で友達とルールを守りながら、譲り 合って一緒に楽しもうとする様子 ○ お互いにしたいことを交代ですることがで きるようにするための、友達への伝え方に着目 したモデル演示(A児) ○ 落ち着いて友達と笑顔で遊べるようにする ための、事前の頑張り発表の場の設定と称賛 (B児) ○ 望ましい言動で譲り合って笑顔で遊べるよ うにするための、ホワイトボードへの印の貼付 (A児・B児) A 児 B 児 〇 優しい話し方でお互い のしたいことを1つずつ 決めれば、お互いが納得で きることに気付くこと 〇 優しい話し方でお互 いに譲り合って決めれ ば、落ち着いて話し合 えることに気付くこと (2) 話し合って決めた遊びを楽しく遊ぶ。 【関わり合う活動①②③】 A 児 B 児 〇 お互いにしたいこと を交代で遊べば、お互 いに笑顔になることに 気付くこと 〇 自分が選んだ遊びのル ールを、優しい話し方で友 達に伝えれば、笑顔で遊べ ることに気付くこと 終 末 3 本時学習での自他の頑張りを紹介し合い、学習を まとめる。 〇 ルールを守って優しい話し方で譲り合いながら 遊べば、友達と笑顔で関われることが実感できるこ と 3 学習課題を考えることができるようにする ための支援 ○ 単元を通して楽しく遊ぶことが実感できる ようにするための、「キラキラカード」の掲示及 び振り返り活動の設定(A児・B児) 「キラキラカード」をつかって、友達と遊ぶじゅん番やルールを話し合い、「たからの島」を楽しもう。 友だちと楽しく遊ぶためには、やさしい話し方でゆずり合って、ルールをまもることが大切である。 よくないモデル ・ルールを守らない で遊んでいるから、 けんかになった。 よいモデル ・優しい言い方で譲り 合いながらルールを守 って、楽しんでいる。

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参照

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