• 検索結果がありません。

温泉資源と温泉法を考える

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "温泉資源と温泉法を考える"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)温 泉 資 源 と温 泉 法 を考 え る. 法科 大学 院教 授. 1温. 藤i日 ヨ 月券. 利. 泉 法 研 究 の き っか け. 法 科 大 学 院 で は 、 商 法(会. 社 法 ・現 代 商 取. 引 法)を 担 当 し、 温 泉 の 保 護 と利 用 の適 正 化 を 図 る こ と を 目的 と した 温 泉 法 と は、 か な り 縁 遠 い 研 究 者 で あ る に もか か わ らず 、 この と こ ろ 趣 味 が 高 じて 温 泉 法 に ど っ ぷ り浸 か り始 め て い る。 ど う して そ うな っ たか 。 母 の 実 家 が 城 崎 温 泉 に近 い 竹 野 町 に あ っ た 関係 で 幼 少 の 頃 か ら城 崎 温 泉 に よ く出 か け て い た の で 、 若 く して 温 泉 好 き とな り、 大 学 生 剣御 前 よ り剣岳. の 頃 か ら登 山 と温 泉 を兼 ね た 旅 行 を暇 さ え あ れ ば 楽 しん で い た 。 大 学 の教 員 に な っ て か ら. 平 成14年 に大 阪市 立 大 学 か ら近 畿 大 学 に 移. もゼ ミ旅 行 とい え ば温 泉 地 で 宿 泊 す る こ とが. っ て か ら大 阪 弁 護 士 会 に 弁 護 士 の 登 録 を し、. 多 か っ た 。 学 者 の 合 宿 研 究 会 や 学 会 で も可 能. 法 曹 同志 会 に入 会 した機 縁 か ら無 類 の 温 泉 愛好. な 限 り温 泉 地 で 宿 泊 す る よ う に心 が け て い る。. 家 で あ る大 川 哲 次 弁護 士 と親 し くな り、 大 川 弁. 家 族 旅 行 も 同様 で 、 今 年 の 夏 休 み は た ま た ま. 護 士 が顧 問 を され て い る 関西 大 学 教 員 組 合 の 温. 上 海 の 長 男 、 リ ヨ ンの 長 女 そ して 札 幌 の 次 男. 泉 同好 会 に も学外 会 員 と して参 加 させ て 頂 き、. が 一 同 に揃 っ た の で 、 十 数 年 ぶ り に家 族5人. ます ます 温 泉 を楽 しむ機 会 が増 え た。 私 が これ. が 日本 秘 湯 を守 る会 の 「み く りが 池 温 泉 」 に. まで どの よ う に温 泉 に親 しん で きたか は、 温 泉. 2泊 して立 山連 峰 縦 走 を楽 しん だ。. 同好会 通信 の 『 湯 け む り』 第8号(2005年1月) に 「温 泉 人 生40年 の歩 み と2004年 温 泉 巡 り」 と題 す る 一 文 の 中 で 詳 し く述 べ て い る 。 こ の 同 好 会 の 会 長 は、 温 泉 学 会 事 務 局 長 の 竹 下 賢 教 授(関. 西 大 学 副 学 長)で. あ り、 温 泉 学 会 の. 会 長 は 、 同好 会 名誉 会 長 の 保 田 芳 昭 関 西 大 学 名 誉 教 授 とい う よ う に 、 い わ ば 温 泉 同 好 会 は 温 泉 学 会 の生 み の 親 と い う関 係 に あ る た め 、 2年 前 の2004年9月. に私 が 温 泉 学 会 に 入 会 し. た の も 自然 の 成 り行 き で あ っ た 。 こ の 温 泉 学 会 は 、全 国 の 温 泉 旅 館 経 営 者 、 温 泉 に関 す る 研 究者(医 学 ・化 学 ・文 化 論 ・観 光 政 策 な ど) み く りが 池 温 泉. や ジ ャー ナ リ ス ト、 温 泉 の 利 用 者(消. 費 者). な ど で構 成 され る ユ ニ ー ク な学 会 で 、 法 律 専 門 家 が 少 な い た め 、 門外 漢 で は あ る が 、 温 泉. 1.

(2) 法 にの め り込 む こ とに な っ た 。 こ う して こ れ. 会 で 検 討 した 結 果 、 「温 泉 利 用 者 へ の 情 報 提. ま で 趣 味 で しか な か っ た 温 泉 が 私 に社 会 的 活. 供の充 実」 を はかる ため、現行 の源 泉 につい. 動 を行 う場 を提 供 す る と い う思 い が け な い 展. て の 情 報 開示 の 改 善 に加 え て 、 浴 槽 ご と の 情. 開 を しつ つ あ る。. 報 開 示 等 を義 務 づ け る温 泉 法 の 改 正 を求 め る 環 境 省 宛 の提 言 を と りま とめ た 。 開 示 す る 情. 2温. 泉 法 の 問 題 性 そ の1一 温 泉 の 情 報 開 示. 2004年7月. 報 と して は 、 湯 船 の お 湯 の 成 分 表 示 、 源 泉 か. 以 降 に 、長 野 県 の 白骨 温 泉 や 群. け 流 し式 か 循 環 濾 過 式 か 、 加 熱 と加 水 の 割 合 、. 馬 県 の 伊 香 保 温 泉 な ど全 国 的 に著 名 な 各 地 の. 湯 船 の お 湯 の 完 全 交 換 と清 掃 の 頻 度 等 で あ る 。 と こ ろが 温 泉 法 を所 管 す る環 境 省 は 温 泉 法. 温 泉 地 で 温 泉 の 偽 装 問 題 が 発 覚 し、9月3日 か ら5日. まで 草 津 温 泉 で 開 催 さ れ た 第3回. 全. 本 体(14条)の. 国大 会 で は 、 「温 泉 」 の 正 確 な情 報 開示 を義. (環 境 省 令)の. 抜 本 的 改 正 は行 わ ず 施 行 規 則 一部 改正 で温泉 の偽装 問題 の. 務 づ け る 温 泉 法 の 抜 本 的 改 正 を環 境 省 に 求 め. 決 着 をつ け る に と どま っ た 。2005年5月. る 決 議 が採 択 され る な ど 、 大 い に マ ス コ ミを. の改正 温泉法 施行規 則 では、全 国 の温泉施 設. 賑 わ し、 参 集 した メ デ ィ ア 関 係 者 は名 刺 の 数. で脱衣 場 な ど分か りや すい場 所 に、温 泉(源 泉). だ け で も22に 達 し、 共 同 記 者 会 見 方 式 を とる. の成 分 や温 度 の ほか 、加 水 、加 温 、 循 環 ・濾 過 、. ほ どだ っ た 。 この 大 会 の シ ン ポ ジ ウ ム 「源 泉. 入 浴 剤 ・消 毒 の 方 法 な ど4項. か け 流 しの 温 泉 に も塩 素 投 入 は必 要 か?」. 義務 づ け た にす ぎ ない 。 この温 泉 騒 動 を契機 に、. で. 私 も フ ロ ア か ら積 極 的 に発 言 した こ とか ら、. 施行. 目の 追 加 掲 示 を. 別 府 温 泉 や 十 津 川 温 泉 の よ う に 、 浴 槽 ご との. テ レ ビ カ メ ラ の 前 で テ レ ビ東 京 の 取 材 を受 け. 成 分 表 示 、 源 泉 率 、 清 掃 頻 度 な ど を 自発 的 に. る とい うハ プ ニ ング もあ っ た。. 情 報 開 示 す る 温 泉 が 各 地 に出 始 め た こ と は 、. 温 泉 法 が 施 行 さ れ た 昭 和23年 頃 の温 泉 は 自. 温 泉 利 用 者 に と っ て は喜 ば しい こ とで あ る 。. 然 に湧 出 す る の が 当 た り前 で 、 源 泉 と浴 槽 が. しか し温 泉 利 用 者 ・消 費 者 か らす れ ば 、 実 際. 離 れ て い る こ と は ほ と ん ど考 え られ ず 、 温 泉. に 入 る 湯 船 の 泉 質 や 加 水 の 割 合 な どの 表 示 を. 法 は 源 泉 を規 定 し、 源 泉 の 泉 質 の 表 示 を義 務. 義 務 づ け る とか 、 温 泉 の 成 分 や 温 度 の 分 析 表. づ け る だ け で 湯 船 の 湯 の 質 を規 定 して い な い。. 示 に更 新 期 間 を設 け る とか 、 さ ら に は 源 泉 か. しか も温 泉 法 は 、 「温 泉 」 と は 、 地 中 か ら ゆ. け 流 し温 泉 に 対 す る 塩 素 系 薬 剤 投 入 強 制 の 見. う出 す る 温 水 、 鉱 水 お よ び 水 蒸 気 そ の 他 の ガ. 直 しな ど、 温 泉 法 の 抜 本 的 改 正 に 向 け た課 題. スで 、 温 度(源 泉 か ら採 取 され る と きの温 度). が 少 な くな い 。 拙 稿 「温 泉 ブ ー ム と温 泉 騒 動. が25度 以 上 の もの 又 は 別 表 に 定 め る(水 素 イ. で 思 う こ と」『学 術 の動 向 』2005年7月. 号 参照。. オ ン ・ラ ド ンな ど の)物 質 を一 定 量 含 まれ る もの と定 義 す る だ け な の で(2条)、. 源泉が そ. 3温. の条 件 を 満 た して お れ ば 、湯 船 に 加 水 した り、. 泉 法 の 問 題1生そ の2一. 大 深 度 掘 削 と温. 泉資源. 入 浴 剤 を 入 れ た り して も温 泉 法 上 は問 題 に な. 温 泉 の 成 分 等 の掲 示(情. 報 開 示)は. 、主 と. らな い し、 源 泉 の 湧 出 量 が 減 少 した り成 分 が. して 温 泉 利 用 者 に と っ て の 関 心 事 で あ るが 、. 変 化 して も再 分 析 の義 務 は な い 。 従 っ て 、 温. 温 泉 の 大 深 度 掘 削 とい う新 た な 問 題 が 浮 上 し. 泉 の 不 当 表 示 や 偽 装 問 題 が 発 覚 した の も こ の. て きた 。 こ れ が 野 放 しに され る と温 泉 の 枯 渇. 温 泉 法 の 欠 陥 性 に起 因 す る 当 然 の 出 来 事 と認. とい う既 存 の 温 泉 事 業 者(源. め ざ る を得 な い。. 活 問 題 に もな りか ね な い し、 場 所 に よ っ て は. そ こ で 温 泉 学 会 内 に 竹 下 事 務 局 長 を委 員 長. 泉 所 有 者)の 死. 温 泉 利 用 者 が 本 物 の 温 泉 を享 受 で きな くな る. とす る温 泉 法 改 正 検 討 委 員 会 が 設 置 さ れ 、 温. 恐 れ の あ る 深刻 な 環境 問題 で もあ る 。. 泉 学 会 に 入 会 した ば か りだ っ た が 、 私 もそ の. 温泉 法 は、温泉保 護 のため掘 削 の許可制 を. メ ンバ ー に委 嘱 さ れ た 。 数 度 に わ た っ て 委 員. と って い るが(3条)、. 12一. 許 可 の 基 準(4条)が.

(3) 緩 や か な た め 、 申請 す れ ば ほ とん ど フ リー パ. 調 査 報 告 書 、 付 近 源 泉 所 有 者 の 同 意 書(48件. ス で認 め ら れ て きた 。1000m以. 中3件. 上 の大深度掘. の み 同 意)お. よ び 不 同意 の 理 由 書 等 を. 削 と動 力 ポ ン プ に よ る 汲 み 上 げ を す れ ば 、 大. 添 え て 水 上 町(現. み な か み 町)の. 所 有 地 に深. 抵 の 場 合 、 温 泉 法 所 定 の 温 泉 の成 分 を 含 ん だ. 度1600mの. 25度 以 上 の 温 水 が 得 られ る こ とか ら、 近 時 の. 馬 県 は 自然 環 境 保 全 審 議 会 温 泉 部 会 の 答 申 に. 温 泉 ブ ー ム に呼 応 して ス ー パ ー銭 湯 や 日帰 り. 従 い 、本 件 掘 削 が 、 温 泉法4条1項1号. 入 浴施設 、 温泉付 きマ ンシ ョンな どが各 地 で次 々. 泉 の ゆ う 出量 、 温 度 又 は 成 分 に 影 響 を及 ぼ す. 温 泉 掘 削 の 許 可 申 請 を したが 、 群. の 「温. と建 設 され 、 都 心 部 で は地 下 水 脈 へ の悪 影 響. と認 め る と き」 に該 当 す る と して 、 不 許 可 の. が 懸 念 され 、 山 間 部 の 温 泉 地 域 で は、 湯 枯 れ. 行 政 処 分 を した 。 そ こ で 原 告 の 業 者 は 、 審 議. 現 象 が 生 じ始 め て い る 。 そ こで 各都 道 府 県 の. 基 準 な どが 半 径3km以. 温 泉 行 政 施 策 と して 、温 泉 保 護 地 区 を設 け た り、. 書 等 添 付 を 許 可 基 準 と して 義 務 づ け る の は 、. 既 存 の 源 泉 か らの 距 離 制 限 を定 め て 、 新 規 掘. 温 泉 法 で は そ の よ う な こ と を 要件 と して い な. 削 の許可 申請 にあ たって は、既存 の温泉 権利. い の で 、 温 泉 法4条. 者 等 の 同 意 や 科 学 的 影 響 調 査 の実 施 を 求 め る. 既 存 の温 泉 井 に影 響 が生 じる とい う県 の 主 張 は 、. な ど、 温 泉 資 源 の 保 護 を は か っ て き た 。 こ れ. 科 学 的根 拠 に 基 づ か な い 、 既 存 の 温 泉 所 有 者. ら規 制 の 根 拠 と して 、 温 泉 条 例 に よ る場 合 も. 内の源泉所有者 の同意. に 反 す る し、 本 件 掘 削 が. あ る が 、 多 くは 温 泉 審 議 会 や 自 然 環 境 保 全 審. の 保 護 を 目 的 と した 主 張 で あ る と争 っ た 。 第 一 審 の前 橋 地 裁 平 成18年2月8日 の判決 では、. 議 会 の 答 申 や 審 議 会 基 準 ・内 規 、 温 泉 保 護 対. 原 告 の 主 張 が 認 め られ 、 同 意 書 の 不 備 を不 許. 策 要 綱 、 指 導 要 領 あ る い は行 政 指 導 に よ る も. 可 の 理 由 に 出 来 な い と して 、県 側 が 敗 訴 した 。. の で 、 温 泉 法 に 基 づ くと は い え 、 必 ず し も 明. この判決 につい て は、現地 の上 毛新 聞 や朝 日 ・. 確 な 法 的 根 拠 を有 す る もの で は な い 。 この よ. 読 売 新 聞 な どの 地 方 版 で 大 き く取 り上 げ られ 、. うな 背 景 事 情 の 下 で 、 次 に 述 べ る よ う な 群 馬. 3月3日. に十 津 川 温 泉 郷 で 開催 さ れ た 温 泉 学. 県 温 泉 掘 削 訴 訟 が 提 起 され た。. 会 第6回. 全 国 大 会 シ ン ポ ジ ウ ム 「未 来 の 温 泉. を守 る た め に 」 で も話 題 に な っ た 。 群 馬 県 の 4群. 馬県 温 泉 掘 削 訴 訟 と温 泉法 研 究 の 舞 台 裏. 大 深 度 掘 削 規 制 は 全 国 的 にみ て 最 も厳 しい が 、. 群 馬 県 に は 、 草 津 ・四 万 ・伊 香 保 ・万 座 な. 多 くの都 道 府 県 で 同 じ よ う に審 議 基 準 や 指 導. ど95の 温 泉 地 と443の 源 泉 が あ る 日本 で も有. 要 綱 ・行 政 指 導 な ど に よ り、掘 削 の 許 可 条 件. 数 の 温 泉 県 で あ るが 、 県 の 温 泉 自噴 湧 出 量 は. と して付 近 源 泉 所 有 者 の 同 意 書 等 の 添 付 を 義. 減 少 傾 向 にあ り、1999年 度 に は毎 分 約4万87. 務 づ け て い た か らで あ る 。 こ の 判 決 が 先 例 と. 00リ ッ トル あ っ たの に、2004年 度 は 約2万93. して 定 着 す る と温 泉 資 源 の 保 護 が は か れ な い. 00リ ッ トル と4割. との 危 機 意 識 か ら、 次 回 の 温 泉 学 会 にお い て. も減 少 した とい わ れ て い る。. 日帰 り温 泉 施 設 の掘 削 が 広 が り始 め た1992年 (平 成4年)か. この 訴 訟 を シ ン ポ ジ ウ ム で 取 り上 げ る こ と に. ら県 は 指 導 要 綱 の 基 準 と な る. な り、 た ま た ま私 が 十 津 川 大 会 の 実 行 委 員 長. 温 泉 審 議 基 準 を定 め 、 草 津 ・伊 香 保 ・水 上 ・. と して シ ンポ ジ ウム の座 長 を してい た経 緯 か ら、. 谷 川 な どの 温 泉 地 を保 護 の必 要 な 特 別 地 域 に. 9月2日. 指 定 し、 温 泉 地 の 源 泉 か ら3km以. 内の地域. 7回 全 国 大 会 シ ンポ ジ ウ ム 「大 深 度 掘 削 と温. で の温泉掘 削 申請 には、科 学的影 響調査 の実. 泉 資 源 」 に お い て 、 「群 馬 県 温 泉 掘 削 訴 訟 の. 施 と源 泉 所 有 者 の 同 意 書 の提 出 を 条 件 付 け た。. 問 題 点 と今 後 の 課 題 」 とい う テ ー マ で 報 告 す. 原告 とな る温泉 開発業 者 の掘削 予定 地 は、水 上 ・. る こ とに な っ た 。. 谷 川 温 泉 に隣 接 し、 県 指 定 の 特 別 地 域 内 に あ るが 、 最 も近 い谷 川 温 泉 か ら1400m以. 上離 れ. て い る。 原 告 の 業 者 は 、 掘 削 に よ る事 前 影 響. 一13一. に 鳥 取 県 の 岩 井 温 泉 で 開 催 され る 第.

(4) 消 が 確 定 した 。 県 が 上 告 を断 念 した の は、 こ れ 以 上 の 科 学 的 な証 拠 資 料 を確 保 す る こ とは 困 難 とい う こ と ら しい が 、 こ れ に よ り原 告 の 掘 削 申 請 は 許 可 され る こ とに な る 。. 第7回 全 国大 会. 問 題 は そ の 報 告 の準 備 を ど う す るか で あ る。 第 一 に現 地 調 査 が 不 可 欠 で あ る と思 い 、 現 地 の群 馬 県 温 泉 協 会 会 長 で あ る法 師 温 泉 長 寿 館. 岩井 温泉岩井屋. の 岡 村 興 太 郎 温 泉 学 会 理 事 にお 願 い して 、 訴 訟 当 事 者 で あ る 群 馬 県 の 指 定 代 理 人(薬 主 幹)に. 務課. 会 っ て事 件 の 経 過 と現 況 につ い て 詳. し く聴 取 した。. 5今. 後 の課 題. 本件 の高裁 判決 が、温 泉掘削 の不 許可理 由 に な ら な い と した周 辺 源 泉 所 有 者 の 同 意 書 制. 第 二 に 関 係 資 料 の収 集 で あ る が 、 イ ン タ ー. 度 は 、 多 くの 自治 体 が 採 用 して お り、 も し群. ネ ッ トで 検 索 可 能 な もの に つ い て は必 要 と思. 馬 県 が 同 意 書 制 度 の 廃 止 をす れ ば 、 そ の 影 響. わ れ る資 料 を 自 ら入 手 し、 法 科 大 学 院 図 書 室. は 計 り知 れ な い 。 判 決 は 同 意 書 を求 め る こ と. の職 員 の 方 々 に も資 料 収 集 の協 力 をお願 い した。. を違 法 と ま で は指 摘 して い な い の で 、 今 後 も. と りわ け 、 法 律 情 報 調 査 に使 う デ ー タ ー ベ ー. 県 は 同 意 書 制 度 を 維 持 す る 意 向 の よ うで あ り、. ス を と り ま とめ て 頂 き、 中央 図 書 館 に所 蔵 す. 今 後 の 県 の対 応 が注 目 され て い る 。. る温 泉 関係 の 図 書 等 も探 して 頂 い た 。 そ れ ら. こ の事 件 の よ うな 温 泉 掘 削 を巡 る判 例 は 極. の 中 で 特 に参 考 に な っ た の は 、 温 泉 法 改 正 に. め て 少 な い だ け に 、 今 後 この 種 の 事 件 が 続 発. 関 す る調 査 で あ る。 温 泉 掘 削 の 許 可 基 準 を規. す る可 能 性 が あ る 。 問 題 は 、 温 泉 の適 正 利 用. 定 す る温 泉 法4条. と温 泉 の 保 護 を定 め る温 泉 法 が 温 泉 資 源 の 保. は 平 成13年 に改 正 され たが 、. そ の 趣 旨 が 必 ず し もは っ き り しな い 。 国 会 会. 護 に十 分 対 応 して い な い こ とに よ る 。 そ こ で. 議 議 事 録 検 索 シ ス テ ム を使 っ て 、 そ の改 正 箇. 温 泉 学 会 と して も温 泉 資 源 の 保 護 の た め 温 泉. 所 につ い て どの よ う に 審 議 さ れ た か 検 索 で き. 法 を抜 本 的 に 改 正 す る施 策 に積 極 的 に取 り組. た お か げ で 、 解 釈 上 変 更 は な い との 見 解 が あ. む こ と に し、 岩 井 温 泉 に お け る 第7回. る もの の 、平 成13年5月. か ら6月 に か け て 審. 会 会 員 総 会 で 「環 境 資 源 と して の 温 泉 へ の深. 議 され た 衆 参 両 院 の 環 境 委 員 会 に お け る 川 口. 刻 な危 機 を警 告 す る 決 議 」 を採 択 し、 併 せ て. 川頁子 環 境 大 臣 の 説 明等 か ら、 新 た な法 解 釈 の. 多 様 な専 門家 で 構 成 さ れ る 温 泉 法 制 委 員 会 を. 可 能 性 を導 き出す こ とが 出来 た。. 温 泉 学 会 内 の 組 織 と して 設 置 す る こ とが 提 案. 残 念 な が ら、 こ の訴 訟 は 、 第7回. 全 国大会. 全 国大. され た 。10月 初 旬 に こ の委 員 会 設 置 に向 け た. シ ンポ ジ ウ ム で 議 論 す る2日 前 の平 成18年8. 準 備 会 が 開催 さ れ る こ と に な っ て お り、 可 能. 月31日 に判 決 され た 第 二 審 東 京 高 裁 で も県 側. な 限 り私 も積 極 的 に参 加 した い と思 っ て い る 。. が 敗 訴 し、 上 告 期 限 の9月14日. まで に 県 側 が. 最高 裁 に上告 しなかった ため不 許可処分 の取.

(5)

参照

関連したドキュメント

ためのものであり、単に 2030 年に温室効果ガスの排出量が半分になっているという目標に留

環境への影響を最小にし、持続可能な発展に貢

執務室は、フロア面積を広くするとともに、柱や壁を極力減らしたオー

(平成 17 年1月 17 日東京都自然環境保全審議会答申).

採取量 一日の揚湯量( m 3 / 日)、ゆう出量( L/min ) 温度 温泉の温度.

第1条 この要綱は、法令その他別に定があるもののほか、温泉法施行細則(昭和 42 年石川県規 則第 50

※可燃性ガスの安全管理では爆発下限界を区切 りとして、濃度をLELという単位で表現する ことが多い (LEL:Lower Explosive Limit).

特許権は,権利発生要件として行政庁(特許庁)の審査が必要不可欠であ