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JAIST Repository: 研究開発プロジェクトの成功・失敗要因分析 : 地域新生コンソーシアム研究開発事業を対象にした分析結果(ニーズを見据えた研究開発1)

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Academic year: 2021

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(1)

Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

研究開発プロジェクトの成功・失敗要因分析 : 地域新

生コンソーシアム研究開発事業を対象にした分析結果

(ニーズを見据えた研究開発1)

Author(s)

本多, 信幸; 塚本, 芳昭

Citation

年次学術大会講演要旨集, 18: 465-468

Issue Date

2003-11-07

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/6927

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

2C

ⅠⅠ

研究開発プロジェクトの 成功・失敗要因分析

一 地域新生コンソーシアム 研究開発事業を 対象にした分析結果一 本多信幸, 0 塚本 方昭 ( 経 産省・地域技術課 ) 1 . はじめに 経済活性化の

観点から多くの

研究開発が政府機関のイニシアティ プ のもと進められている が 、 政府機関には 研究開発の成果がより 多く実用化に 結びつき経済の 活性化に貢献すること が 求められる。 本研究においては 研究開発プロジェクトの 成功確率を高めるための 方策を検 訂 する観点から、 経済産業省で 進められている 地域新生コンソーシアム 研究開発事業におい て 平成 9 年から 1 3 年度に実施し 終了した 1 8 6 プロジェクトを 対象に成功・ 失敗要因分析 を行った。 本研究の成果が、 今後実施される 各種プロジェクトのフォーメーション、 マネジ メント、 知的財産戦略、 マーケッティンバ 戦略等の向上の 一助となれば 幸いであ る。 2. 調査対象・手法 (1) 対象事業 : 経済産業省が 新 ェ ネルギ 一 ・産業技術総合開発機構を 通じて実施した 地域 新生コンソーシアム 研究開発事業 (2) 対象事業の概要 : 地域において 新産業・新事業を 創出し、 地域経済の活性化を 図るこ

とを目的としており、 具体的には大学等の 技術シーズ

や 知見を活用した 産学官の強固 な 共同研究体制 ( コンソーシアム ) の下で、 実用化に向けた 高度な研究開発を 行 3 者 に 対して研究開発の 委託を行 う 。 委託金額は 1 億円程度 7 年。 事業期間は 1 ∼ 3 年。 コンソーシアムの 構成員はプロジェクト 全体のマネジメントを 行 う 管理法人、 大学、 民間企業、 公設計 等 。 (3) 対象プロジェクト : 平成 9 年度から平成 1 3 年度までに実施し 終了した 1 8 Q 件 。 (4) 調査手法 : 各プロジェクトの 管理法人、 参加企業、 参加大学等に 対するアンケート 調 査及びヒアリンバ 調査。 (5) 調査項目 : 事業化・実用化状況、 プロジェクトマネ 、 ジメント上の 成功要因、 研究開発 面 における成功要因、 マーケティンバにおける 成功要因、 波及効果 (6) アンケート回収状況 調査対象 発送 致 ( 件 ) 回収 数 ( 件 ) 回収率 (%) 管理法人 Ⅰ 86 162 87.1 企 業 632 340 53.8 大 学 524 280 53 .4 3. 調査結果

(1)

事業化・実用化状況

・ 1 6 2 プロジェクト 中 、 事業化・実用化に 成功したものは 7 9 件 (4 8 8%)o 図 1 事業化・実用化の 状況

200 ・ マ 30 ・ 0X 40.0 Ⅹ 50.OKl 事案化に成功した 実用化に成功した 現在、 研究開発中であ る 事業化 実用化を斯 会 した 中のもの 6 車 るて あけ の 向 Ⅰ -- 実ヒ 売文 臣 ウ りリ おお てて つつ が が ああ きき てて よよ 后匝 笘笘 丑 も のの 時好 品品 里且 11 % 年 功功 用 成 1 @ 1 l ヒヒ ⅠⅠ 粟 用 事実

(3)

(2) プロジェクトマネジメントにおける 成功要因

①組織面・体制面でのキーパーソンの

存在 ・事業化成功プロジェクトでは

組織・体制面でキーパー

ソン が存在した割合が 比較的高い。 ・キーパー ソン の主な役割は「目標を 掲げての先導 役 」と「チームのまとめ」。 ・プロジェクトの 成功確率を高めるにはキーパーソンは 不可欠。 図 2 組織・体制面でキーパーソンが 存在した割合 図 3 キーパーソンの 役割 四明確な目杖を 提げ 先 訂した

チームをうまくまとめ あ げた 実用化成功プロジェクトウ 百全文 73 社 口舌Ⅰ桂の目接がⅠ れ ていた 研究Ⅱ 尭 中のプロジ ヱクト + 百全文 l70 社 口 江村貴所に人俺の 溥 用金プロジェクトⅠ 宙 上文 60 社 田仮を行った その他

②明確な目標設定

・事業化成功プロジェクトは、

成功基準も撤退基準も 明確であ

った割合が高い。

・プロジェクト 遂行にあ たり、 各ステップにおいて 目標設定を明確にすることが 重要。 図 4 成功基準の設定状況 (PJ 状況別・段階 別 ) 図 5 撤退基準の設定状況 (PJ 状況 SlJ) l00 Ⅹ 30 ア BO Ⅹ 25% 60% 20 片 40% l5 Ⅹ l0 Ⅰ 20 打 中 臆 前段 偕 研究開発 段 暗 実用化投 暗 草葉七段 暗

■手車化成功プロ、

研究開発中のプロ、

シエクト - シエクト

件、

- ・

2.8

72

件 口実用化成功プロジェクト 口祈念プロジェクト

11

S]

片 ・研究開発にあ たり地域ポテンシャルを 活用したとする 企業の割合は 全体の約 5 0% 。 ・事業化・実用化に 成功した企業は 地域ポテンシャルを 活用している 割合が高い。 図 6 地域ポテンシャルの 活用による事業化・ 実用化の状況

"

"" 。 ""

" 。

"

。 。 。

"" 。 , " 。

胸拘

"

"

" ン淋 ' 略謂 活用した % 台 活用しなかった 割合 。 "

"

。 "' 。 。 ""'"' (3) 研究開発面における 成功要因 ①ニーズ指向の 重要性 ・事業化成功、 実用化成功プロジェクトはニーズ 指向的に進められた 割合が高く、 断俳プロ ジェク ト はシーズ指向的に 進められた割合が 高い。 図 8 ニーズ志向の 割合 研究Ⅱ 尭段暗 一 466 一

(4)

な は で 年 4 条 係要 関心

成業

の事 で ・

場化

両用

と実 性は

遊佐

術の

技術

② 技 ・大切なのは

代替技術・競合製品に 対する優位,

性 図 9 世界初、 国内初の技術であ った割合 図 1 0 既存技術の改良であ った割合 f6t1 Ⅹ 50% Ⅰ O 援 30 Ⅹ 20 Ⅹ i0 Ⅹ

③知的財産戦略

・申請前段階でコアとなる

技術に関し出願がなされていない 場合も多い。

・事業化、

実用化プロジェクトでも

十分な知的財産対策がとられていない。

図 1 1 申請前段階での 出願状況

1 2 知的財産の成果の 帰属ルール 日研究 臆 先攻甘から 決 めてい た 横車が出 苗 めてから 快 めた 口耳 段 Ⅰでも明確 に決 まっていな @ ぶ来日吉

13

技術シーズを 知的財産として 保護していた 割合

ウ 文 化 戒 "" め P J Ⅰ 百 @ nm 七 ‥ 車 u 2 一 5 社 ㍼実 用 化 . 成 - 功 ‥ P J Ⅰ 百 全 文 "7 3 社 - 究 一 Ⅱ 一 尭 "" Ⅱ 一 Ⅰ 百 全 集 l "" 7 "" 0 社 目 師 宕 P ⅠⅠ ""

(4) マーケティンバにおける 成功要因 ①市場面でのキーパーソンの 重要性

・事業化成功プロジェクトでは、 市場面でのキーパーソンが

存在した比率が

極めて高い。

・今後のプロジェクトフォーメーションでは 市場面でのキーパーソンをプロジェクトに 取り 込む工夫が必要。 図工 4 市場面のキーパーソンの 有無 図 1 5 市場面でのキーパーソンの 役割

ウ臆 七 % 功 プロジ ヱ クト 12 ヰ 倖 1 における 田 的硅 な 市 稗田声で先訂した 実用化戒功 プ Ⅰジェクト (6 l 件 1 における 臼 9 Ⅹ 田 ユ ー サーニーズの 把牡た 長けていた

口 % 台他社状況の 把握に長けていた

口 ユ ー サーへの pR 力に Ⅰれていた 36%

回その他

②研究開発と 平行した市場開拓の 取り組み ・市場開拓についての 取り組みは、 申請前段階 づ 研究開発段階 づ 実用化段階と 徐々に増加 しているが、 その取り組みの

程度は事業化、

実用化成功プロジェクトではより

高い。

・成功確率を

高める観点から、

研究開発段階から 並行して市場開拓を 進めることが

重要。

(5)

図 1 6 市場開拓の取り 組み状況 l50 Ⅹ

Ⅰ 0% 百 四実用化成功 PJ 参画 73 社

(5)

波及効果

①管理法人

・多くの管理法人が 外部との

ネ、

トワークの強化、 地域の産業技術振興への

貢献に役立って いるとしている。

②企業

・経済的効果を 得た企業の割合は 34% 。 それらの企業はプロジェクトへの 参加を契機に 新

たなビジネスチャンス、 新たな市場開拓の 効果を実感している。

・技術面での 波及効果を感じている 企業の割合は 8 1% 。 それらの企業は 自社保有技術の 向 上 、 大学等との研究機関との 連携強化に役立ったとしている。

③大学

・参画した大学の 8

7%

は教育活動についても 波及効果があ ったとしている。 特に学生に

とっての刺激と 学生への論文のテーマの 提供等に役立ったとしている。 ・参画した大学の 9 1% が研究活動についての 波及効果があ ったとしている。 特に既存の研 究 テーマの進展・

進化、 新たな研究テーマの 発掘等に役立ったとしている。

・参画した大学の 9

2%

が地域社会との

連携に効果があ ったとしている。

特に地域内の 企業 の 技術向上、 社会や市場ニーズの 把握、 学覚とのネットワークの 重要性の認識等に 役立っ たとしている。 4. 考察

(1)

地域新生コンソーシアム

制度は、

実用化開発を 促進するための 制度であ

り、 今回の調査結

果を踏まえると、 その対象プロジェクトに 求められる事項は 、 ①プロジェクトマネジメン ト の面では研究の 運営を行 う キーパーソンの 存在、 明確な目標設定、 地域ポテンシャルの

有効活用、 ②研究開発面ではニーズを

十分踏まえたテーマ

設定、

十分練られた

知的財産戦

略、 ③マーケッティンバ 面では研究チームへの 市場面でのキーパーソンの 参加であ るとい える。 水制度は、 人気の高い制度であ り倍率も 1 0 倍程度であ るが、 公募にあ たっては以

上の事項を踏まえたプロジェクトフォーメーションが

行われることが

期待される。

(2)

一方、 今回の調査研究で

明らかになった

問題点は、

実用化・事業化に 成功したプロジェク トにおいてすら 知的財産戦略が

十分にとられていないものが

多く見受けられた 点であ

る。

勿論、

戦略的に知的財産化を 図らないというケースもあ

ろうが、 申請前段階、

研究開発の それぞれの段階で 知的財産戦略を 十分検討することが

望まれる。

こうした状況を 受けて平 成 1 5 年度より事業費として 知的財産関連経費の 支出を可能としたところであ る。

(3)

なお、

今回の調査研究の

対象は、

あ くまで実用化開発のための

制度を対象としたものであ

るが、 基礎研究推進の 制度等ねら ぃ が異なるものについては、 例えば新たな 発見につな

がったか、

新たな研究の

流れを作ったか 等、

実用化開発とは 全く異なる視点からの 成功・ 失敗要因分析が 求められよ う 。 一 468 一

参照

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