PTC社製PLMパッケージ”Windchill”の紹介
エンジニアリングソリューション事業部
2018年10月 発行
キヤノンITソリューションズ株式会社
アジェンダ
1. PLMパッケージ
Windchillの紹介
2. Windchillの主なPDM機能
3. Windchillの主なPLM機能
1キヤノンITソリューションズ株式会社 ドキュメント管理 ワークフロー管理 検図 承認 メール配信 ステータス変更 変更管理 変更 通知 変更 リクエスト 問題 レポート 実施作業 実施作業
1.PLMパッケージ Windchill の紹介
豊富な機能群
3 BOM管理 製品バリエーション管理 マルチCADデータ管理 プロジェクト管理 M-BOM連携管理 工程計画管理 生産拠点3 生産拠点1 生産拠点2 品質管理 コンポーネント・サプライヤ管理 Windchillは、国内外で非常に多く導入されている、実績のあるPLMシステムです。その多くの事例をベースに非常に豊富な機能を開発し続けています。 PDM機能は、ドキュメント管理やワークフロー管理をベースに、BOM情報管理はもちろん、様々なCADのデータ管理、製品バリエーションを作成・管理する機能もござい ます。PLM機能は、EBOM-MBOM連携、製造プロセスの管理、スケジュールやコスト、成果物を管理するプロジェクト管理、品質管理など様々な機能がございます。 Windchillは必要なの機能だけを選択して導入することができます。機能はすべて、ワンプラットフォーム上で開発されていますので、拡張の際、開発は不要です。 まずは、PDMレベルから使っていただき、お客様の成長戦略に合わせて機能を拡張していくことが可能です。80%
標準機能
15%
設定
5% カスタマイズ開発1.PLMパッケージ Windchill の紹介
OOTB(Out Of The Box)
充実した多くの標準機能
業種別の標準業務プロセス
業種に対するベストプラクティス
BOM管理 マルチCADデータ管理 製品バリエーション管理 プロジェクト管理 M-BOM連携管理 工程計画管理 生産拠点3 生産拠点1 生産拠点2 品質管理 コンポーネント・サプライヤ管理 ドキュメント管理 ワークフロー管理 検図 承認 メール配信 ステータス変更 変更管理 変更 通知 変更 リクエスト 問題 レポート 実施作業 実施作業 導入事例を基に機能群の組み合わせや運用方法をご提案させていただくことで、ほぼカスタマイズなしでPLMシステムを導入できます。キヤノンITソリューションズ株式会社
1.PLMパッケージ Windchill の紹介
WebベースUI
拠点や端末に依存しないデータのリアルタイム共有・アクセス
WindowsエクスプローラやCADソフトと同じ感覚で操作可能
表示言語切り替え通貨や単位系切り替え
English
日本語
右クリックからの コンテキストメニュー 選択されている フォルダ内の データ一覧表示 CADデータ形状 CADデータ 構成ツリー 5 WindchillはWebベースですので、IEやFirefox、SafariといったWebブラウザで世界中のどこからでもアクセスできます。ビューア表示もあるので、CADをお持ちでない方 もCADデータの閲覧が可能です。 また、言語は日本語、英語、簡体中国語、繁体中国語など11か国語に対応しており、通貨や単位系の切り替えも可能です。部品
1. Windchillの主なPDM機能
部品中心のアプローチ
ビューデータ
(CADデータから自動生成)CADデータ
ライフサイクル
設計 試作 生産変更 リリース済み 生産終了改訂履歴
A.1 A.2 B.1品番
代替部品
部品A 部品B購入部品
メーカ型番① メーカ型番②属性
ドキュメント
構成情報
ワークフロー
承認依頼 検図 承認 メール配信 ステータス変更設計変更情報
変更 通知 変更 リクエスト 問題 レポート 実施作業 実施作業 Windchillは、部品を中心に製品開発のすべての情報を紐付けて管理します。 部品に関連のあるCADデータ、ビューデータ、ドキュメント、さらに実施した処理(ライフサイクルやワークフロー、変更情報など)を紐付けて管理するので、様々な情報をいも づる式にたどっていくことができます。キヤノンITソリューションズ株式会社
2. Windchillの主なPDM機能
BOM管理
BOMの作成・編集は、業務や用途に応じてエディタを使い分け、複数一括での編集にも対応
BOM
アセンブリ構成を元に
自動作成/編集
3D-CAD
Webブラウザ
Excel
Windchill画面上で
作成/編集
Excelで作成した情報をインポートして
作成/編集
キヤノンITソリューションズ株式会社
2. Windchillの主なPDM機能
マルチCADデータ管理
9設計者
CAD
埋め込みビューアによる形状確認
Webブラウザ
チェックイン
• Creo • NX • CATIA • SOLIDWORKS • Inventor• Creo Elements/Direct Modeling
• Creo Elements/Direct Drafting (旧ME10)
• AutoCAD • Mentor • Zuken (CR5000、CR-8000) • Cadence(OrCAD) • Altium Designer • Creo Schematics 対応MCAD 対応ECAD
閲 覧
軽量データ(ビューデータ)の自動生成
CADメニュー上に表示されるWindchill機能
様々な機械系CADや電気系CADのデータや属性情報を管理
2. Windchillの主なPDM機能
ドキュメント管理
Word、Excel、PDFなど、様々な電子データのセキュアな共有環境を提供
チェックアウト中は自動的に排他制御
– チェックアウトは1ユーザのみ可能です。 – チェックアウトアイコンによる排他制御状態が確認できます。
Windchillの機能をOfficeメニュー上に表示
– Office上でWindchillの機能を操作可能で、Windchill管理下のデータにアクセスできます。
Officeとの属性連携
– Windchillで管理する属性とExcelのセルなどを連携でき、双方向に更新可能です。
ドキュメントテンプレート
– 組織で使用しているドキュメントのフォーマットを テンプレート化して流用可能です。
URLリンク管理
– ファイルへのリンクを管理することで、PDMシステム 外に保管しているのファイルを参照できます。
管理可能なデータ
– Office(Word、Excel、PowerPoint) – PDF、画像、動画、圧縮ファイル、テキストファイル、などキヤノンITソリューションズ株式会社
変更処理のモニタリングとレポート
– 変更オブジェクト(問題レポート、変更リクエスト、変更通知)、変更の計画、変更対象、変更関係者などあらゆる変更に関する情報をまとめて管理し、 記録します。 – レポートも標準で多数のテンプレートが装備されており、自由に組み替え、新規作成も可能です。2. Windchillの主なPDM機能
変更管理
11変更情報を製品データと関連付けて管理
問題発見 必要性の把握 必要性の調査 変更計画 変更 変更の報告 問題レポート 影響を受ける 最終品目 問題のある オブジェクト 変更リクエスト 変更通知 変更タスク01 変更タスク02
ワークフローで自動化された変更プロセス
– 変更管理用のワークフローテンプレートが準備されています。 – 変更管理用のワークフローテンプレートを複製し、変更対象別に個々の変更管理を行なうことも可能です。 レポート出図承認処理 を実施
2. Windchillの主なPDM機能
ワークフロー管理
メール送信やステータス変更などの自動処理により、プロセスを漏れなく実施 (例:出図承認)
設計者 承認者出図承認依頼
承
認
出図承認依頼 を確認 承認者 設計者 承認通知 を受領 出図承認依頼 を作成 間接部門 間接部門 間接部門 読み取りOK 読み取りNG ダウンロードNG ダウンロードOK ステータスが“出図済み”のデータは 読み取りOK、ダウンロードOK “作業中”のデータは 読み取りNG、ダウンロードNG 承認依頼中は、 ステータスが“作業中”から“承認中”となり データは読み取りOK、ダウンロードNGとなる 承認後、データはすべて ステータスが“出図済み”となり、 ダウンロードOKとなる 同時に出図通知がメールで届くキヤノンITソリューションズ株式会社
2. Windchillの主なPDM機能
バリエーション管理
13複数の仕様を持つ製品のアセンブリ構成を、重ね合わせた1本の構成ツリーで管理
複数の仕様を含む構成(スーパーBOM)からフィルタリングして1つのアセンブリを構成
BOMと共にオプションや選択肢、その組み合わせのルール、仕様を管理
– 選択肢:仕向け地、グレード等の条件など – 組み合わせのルール:必須組み合わせ、NG組み合わせなど
ビューデータ連動
スーパーBOM
複数バリエーションを
含む構成
バリエーションB
仕様
ビューデータ
キヤノンITソリューションズ株式会社
3. Windchillの主なPLM機能
生産情報・工程情報管理
15設計BOMと生産BOMや工程計画(BOP)を連携して管理
継続した設計変更
部品 1 部品2 ユニットB 製品A ユニットA 部品3 部品4 Op025 Op030 Op 010 Op020 関連 工場 材料 使用 使用 使用 Op040設計BOM
生産BOM
工程計画
工程ガントチャート
リソース
3Dデータや生産BOMを確認しながら 工程計画を定義設計BOMから
生産BOMを生成
製品A 部品 1 部品2 ユニットB ユニットA 副資材1 中間加工品 部品3 部品4変更の同期
モノがどのような工程で作られるか、 設計変更の影響を設計側で把握でき、 コストや製造性改善に役立てられる 設計変更の内容を同期でき、 再入力や転記などの無駄な作業が 削除されるので、 人為的なミスを削減できる ワークセル 生産BOMや3Dモデルを 確認しながら、 工程に払い出す部品や リソースを割付け3. Windchillの主なPLM機能
品質管理
設計と品質情報を双方向に繋ぐことで、継続的改善が促進されるプロセスへ変革
効率の向上
– 自動クローズ ドループ型プロセス、TTM の迅速化、簡易化
共通プロセス : QM & PLM
– ヒヤリハットからのエスカレーション、学んだ教訓、製品アップデート、問題の再発を
品質コストの削減
– 再発 & CoPQ の削減、顧客満足度の向上統合品質
PLM データ & プロセス
NC
CAPA
NC
CAPA
顧客からの
クレーム
サービスに
関する問題
未然防止
監査マニュアル
SoP
NC
CAPA
BOM、部品データ
変更管理
DRBFM/FTA
工場1 工場2 工場3 設計開発部門キヤノンITソリューションズ株式会社
3. Windchillの主なPLM機能
コスト管理
17製品構成からコスト情報を積上げ集計し、レポート作成
仕向け1 目標 見積 実績 資材費 製造費 間接費 ・・ ・・・ ・・・ 設計案1 設計案2 設計案3 仕向け1 仕向け2・・・
BOM構成を選択 複数設計案 複数仕向け企画
構想設計
詳細設計
費目単位に積算 目標コスト、見積りコスト、実績コスト 部材コスト、生産コスト、間接費 AVL/AMLの費用情報など 設計の各フェーズで 定義される設計BOM特定の構成に関するBOMによるコスト集計値
3. Windchillの主なPLM機能
プロジェクト管理
開発や企業年間などを計画し、進捗や成果物をコラボレーションしながら管理
プロジェクトに関連する情報(設計データ、3Dモデルなど)の一元管理
プロジェクトの計画と実行、プロジェクトでの協業の仕組みを提供
– プロセスごと(設計レビューや新製品導入プロセスなど)のひな型を設定可能
プロジェクト情報の幅広い活用
– Webベースで、3Dビューアーや検索機能を利用可能なので、「いつでも、どこからでも」プロジェクトの情報にアクセス計画一覧
ガントチャート
DR結果や設計成果物の登録 M-BOMの作成 法規制対応分析やフィードバックキヤノンITソリューションズ株式会社