W
indows
7
は、
2020 年 1 月 14 日
I
nternet Explorer
も、
2020 年 1 月 14 日
&
O
ffice
2010
は、
2020 年 10 月 13 日
をもってサポート終了
サポート終了期限を
待たずに、早めに PC を買い替えよう。
Windows7は、2020年1月14日 Internet Explorer も、2020 年 1 月 14 日 & Office 2010 は、2020 年 10 月 13 日 で、サポートが終了 します。 Windows7を使っている場合は、サポートが終了 までに、PCの買い替えが必要です。 世界のパソコン台数とWindows 総台数(推定)：2018 年度日経 BP 社＆マイクロソフト社調べ 世界の総人口 74 億人 世界人口の6.2 人に一台の割合で PC が使用されている 総車両台数四輪(2018 年) 13 億台 ・PC 総台数 Windows 以外の PC（アップル等） うちWindows 総台数 うちWindows10 うちWindows 7、8(8.1) 12 億台 世界のPC 保有台数は四輪車台数に追いつくとのこと 2 億台 10 億台 4 億台 6 億台 ・2020 年 1 月 14 までに 左記の6 億台が、置き換わるもの と想定されており、 ・俗にいうIT 業界の2020 年問題。企業に於いても予算が あっても、対応技術者の逼迫で混乱が予想されている目 次
（１）
Windows 7、8、8.1、10
（２）
2020 年１月１4 日 Windows7 サポート終了
（３）十分な余裕をもって
Windows10 に移行しよう
（４）
2020 年 1 月 14 日 Internet Explorer も、
（５）
2020 年 10 月 13 日 Office 2010 も、サポート終了
（６）
Windows10 標準セキュリティ機能
（７）安心して使い続けられる
Windows10 は、サポート切れなし
!
()（（
※EOS：End Of Support「サポート終了」の意味で、製品についての問い合わせ受け付けや修理、 交換などのサポートサービスの提供が打ち切られることを表す（１）
①Windows の OS（基本的ソフト）発売のながれ
②Windows 7
発売日 2009 年 10 月 22 日 ③Windows 8
発売日 2012 年 10 月 19 日、（8.1）
発売日 2013 年 10 月 7 日 ④Windows 10（
2015年
7月
29日
の発売日以来3
年9
カ月が過ぎました）
ただ、Windows10 は、年２回の アップデート （機能の改善、見直し） が、実行 されるようになり、最新では、2018 年 4 月と 10 月 (2018 年に限っては 11 月)の 2 回実施されており、2019 年 4 月にも アップデート が予定されています。 以前の OS (Windows 7)は、 ① いつまで 使えるのか、 ② そもそも 替えるべきなのか と、よく聞かれることがあります。 OS を新しいものに 変えたからといって、結果として、使い易くなるわけではな く、「新しいものが出たら すぐ替えましょう」とは、手放しでは言えません。 現に、Windows 7 から Windows 8 への変更では、使いにくくなった部分も多くあ り、不評でした。なので、約一年後に Windows 8.1 が発売され、またその 1 年 10 か月後に、Windows10 が、相次いで新発売された経緯があります。 Windows の歴史上、下記のように、成功と失敗が繰り返されているからです。〇
Windows XP
大好評
⇓
×
Windows Vista
不評
⇓
〇
Windows 7
大好評
⇓
×
Windows 8
不評
⇓
×
Windows 8.1
やや
好評
⇓
いつまで使えるかは、新発売したあと、専門家の使用結果の提案やエンドユーザの要望等を判断して、 新たな技術を取り入れて更新し、一定の期間が経過後、マイクロソフト社がサポートの終了を決めていま す。
Wi
（２）
Windows7 は
、 ① 2009 年 10 月 22 日に 発売され、 ② メインサポートは、2015 年 1 月 13 日 まで（既に終了）、 ③ 延長サポートは、2020 年 1 月 14 日 まで。 メインサポートとは、仕様の変更や、新しく開発された機能の対応、 延長サポート とは、セキュリティ・プログラムの更新のみの対応。 （このことは、Windows7 を 安全に使える保証がなくなり非常に危険な状態になるこを意味しま す）サポート終了後の パソコンを使い続けることによるリスク
延長サポートの、2020 年 1 月 14 日以降は、セキュリティ プログラム 更新されなくなります。 ・ウイルスに感染 したり、ランサムウエアの被害を受けやすくなる ・なりすまし や、詐欺の被害 にあったり ・情報が漏洩 したりする ・最新の ソフトウェアや ハードウェア(周辺機器)が 対応しなくなる 2020 年 1 月 14 日までに、Windows7 をできるだけ早めに交換することが必要です。 2009 年 発売の Windows7 は、2020 年 までの、10 年間もサポートをしています。なお、Windows7 の 後継 OS である Windows 8 のサポートは、すでに終了 して おり、その改善版の 8.1 のサポートは、不人気なため、2018 年 1 月 10 日までの 4 年間で 終了しています。
（３）
十分な準備と余裕をもって
Windows10
に移行しよう
OS（Windows）を変えると、
・ソフト側(年賀状ソフト、会計ソフト、アドビホトショップ…) が対応しない。 ・ハード側（プリンタや、ディスプレイ…）などの周辺機器で、対応不能。 ・今までの手慣れた操作方法が変わってしまい、面倒くさくなるという問題も起こり ます。 Windows 7 が、サポート終了まで 1 年を切りました。 Windows10 への切り替えは、まさに“今でしょう” !! 同時に、Windows10 に対応しなくなった(７～８年以上使用している)ソフトや ハード(周辺機器)は、この際思いきって買い替えてみてはいかがでしょう。 サポート終了時点（2020 年 1 月 14 日）ギリギリまで、OS（Windows7）を 使い続けるのは、以下のように 大変な 危険が 伴います。・OS だけが古い ということは、 ・PC 本体内の電子部品なども古く、起動性も処理速度も遅いと、故障リスクが高ま り、フリーズが起きたり、また複合的に問題が発生して、購入先でのユーザからの 相談者も多数おり、輻輳して適切な対応をしてもらえないうちに、時間切れとな り、時間とお金を浪費することになります。（この項重要です） 20 年前までのスタンドアローン※としての使い方であれば、1 台だけ替えればよく、 買い替えタイミングも 自分で選択して、一連のセットアップ も自分でできますが、 現在では、お互いにメールのやり取りをはじめネットワークにつながっているので、 サポート終了時点(2020 年 1 月 14 日）の半年前には、置き換え完了が 望ましいで す。 ※スタンドアローン：独立して処理を行なうコンピュータ。コンピュータ・ネットワークに接続されていないため、 他のコンピュータにある情報を使うことができないという欠点がある 個人で設定するのは、リスクもありますが、リスクを負うことに よって、 あらたな
IT
スキル を獲得できるチャンスです。 （当該団体では、有料ではありますが、格安社友会価格で、ご一緒に勉強しなが ら、ゆっくり・たのしく・わかるまで・時間をかけて、設定できるように フォロ ーを心掛けて おります …ともにIT スキルが
強くなれますように…） いま、Windows7 を お使いの方は、早めに、Windows10 に買い替えてみては、い かがでしょう。安心して Windows 7 の延長サポート終了日を迎えられるように！
(ただし、64bit の OS が快適に動く物理メモリが 4GB 以上が必要。2GB では、インターネットを見ているだ けでメモリが足りなくなることが発生することがある)(４)
2020 年 1 月 14 日 Internet Explorer10
も サポート終了
I
nternet Explorer は、Windows 95 以降の Windows ファミリーには、標準で使われてきたが、Windows 10からの標準ブラウザは Microsoft Edgeに置き換えられ、
マイクロソフトはInternet Explorer10を、利用 しないよう、呼びかけています。
ただし、互換性維持のため、
I
nternet Explorer 11は、Windows 10に引き続き搭載 されており、セキュリティアップデートの継続もされているが、より一層のセキュア ード維持のために、できるだけ早期に、Microsoft Edgeに切り替えるよう呼び掛け ています。 現在は、世界を眺めても、仮想通過詐欺、年金詐取、暗号通貨詐欺 などなどの事件 が、国家ぐるみでも多発しており、まさにセキュリティ・ファーストの時代です。 更新をせずに、ソフトウェアを利用し続けることは、セキュリティ上、非常に危険な 状態になり、結果として、周囲の人に多大の迷惑をかけることになりかねません。（５）
2020 年 10 月 13 日
Office2010
サポート終了
マイクロソフトでは、Windows10 と同じく Office2010 においても、 ・最低 5 年間の メインストリーム サポートと、 ・5 年間の 延長サポート(合計 10 年間)も提供しています。 Office 2010 は、2020 年 10月13日をもって、延長サポート期間 が終了とな り、終了後は、セキュリティ更新プログラムなどのすべてのサポートが、受けられな くなります。（すでに、昨年秋より、Office 2019 が発売されています）（６）
Windows10 標準セキュリティ機能
Windows10 にするメリット
・ウイルス対策が強く意識された
Windows Defender
を標準搭載・
Windows Hello
による指紋認証や顔認証ログインに対応(今後、通関などで使用される)・安全性を高めた 新ブラウザー Microsoft
Edge
とSmart Screen
による悪質サイト保護機能 ・起動時間が大幅に短かくなる ・Cortana が使える
・OS が起動する前の ウイルス感染を 保護するセキュアブートサポート対応
・ランサムウェア対策としても、利用可能
セキュアブート： PC の製造元から信頼されるソフトウェアのみを使って PC が起動できるようにするもので、
起動時の外部侵入を完全遮断が可能になった。セキュア ブートのサポートは Windows 8 以降導入された。
Windows Defender（「Windows Defender：ウイルス対策」）は、標準で インストール されて
おり、ウイルスなどのマルウェア から PC を ほゞ完全に 保護できるようになっています。 機能も、大幅に強化されており、市販のセキュリティ対策 (ノートン・ウイルスバスター等) ソフトは 不要だ、と云われており、経済的に大きな コスト・メリット がある云われています。 面倒なパスワードの管理等も、指紋や顔認証を 活用することで、管理が簡単になり、 より セキュアな環境で PC を使えるようになります。
（７）
安心して使い続けられる Windows10 サポート切れなし
!
Windows 10 には 「Windows as a Service（WaaS）ワース」というコンセプトが 採用
されており、半期に一度、年 2 回 大規模アップデートを適用していくことで、 常に最新の 状態が提供され、機能の追加なども 行われるようになりました。 Windows 10 と云う OS のサポート期限は、それぞれの大規模アップデートに対して お よそ 18 カ月間提供されるようになっており、今後は 古くなった PC （本体内部の電子部品 の劣化) 以外は、 買い換える必要が一切なくなるだろう と云うことです。 WaaS ：Windows10 以降は「製品」として新しい OS をリリースするのではなく、細かなアップデートの繰返しに より機能を最新に保つサービスに変更。今後新しい OS に買い替える必要がなくなりそうだと云うこと。
～おわりに～ 社友会のみなさまの多くの方は、すでに Windows10 に切り替えておられることと思います。 なのに、今なぜ、Windows7 サポート終了の記事を Up するの？ との思いの方もおられるでしょう。 使い慣れた Windows7 を手放したくない、ず～と使い続ける方策がないのか、の考えの方も多いようです。 大好評だった Windows XP も、12 年間のサポート終了するときも、同じ思いの方が沢山いました。 でも、今は、セキュリティ・ファーストの時代。Windows7 を使い続けるメリットはなく、Windows10 で、 これからも人生イキイキと。そんな思いで記しました。 平成 31 年 1 月末現在の Wim7 から Win10 への切り替え状 況。 出所 ①日経 BP 社日経パソコン 平成 30 年度版各号 ②日経コンピュータ 平成 30 年度版各号 ③富士通 online ニュース 平成 30 年度版各号 NPO 法人彩の国 ICT 普及協会 文責 本間悠三
