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メディアに関する全国世論調査結果の概要 第 13 回 (2020 年 ) 新聞通信事業に関する調査研究 資料収集 講演会の開催などを行っている公益財団法人新聞通信 調査会 ( 理事長西沢豊 ) は 2020 年 10 月 30 日から 11 月 17 日まで 第 13 回メディアに関する全 国世論調

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信頼度得点は新聞が昨年に続きトップを維持

・各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く信頼 をしていない場合は 0 点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、「新聞」は 69.2 点と前回調査より 0.3 点上昇し、昨年に続きトップを維持した。「NHK テレビ」は 69.0 点で 0.5 点の上昇(前回調査 68.5 点)、「民放テレビ」が 62.0 点で 0.9 点の低下(同 62.9 点)、「ラ ジオ」が 55.3 点で 0.9 点の低下(同 56.2 点)、「インターネット」が 49.7 点で 1.1 点の上昇(同 48.6 点)であった。(資料編1㌻、図表1)

メディアに関する全国世論調査結果の概要

第 13 回(2020 年)

新聞通信事業に関する調査研究、資料収集、講演会の開催などを行っている公益財団法人新聞通信 調査会(理事長 西沢豊)は、2020 年 10 月 30 日から 11 月 17 日まで「第 13 回メディアに関する全 国世論調査」を実施、その結果を 23 日発表しました。 調査は、全国の 18 歳以上の 5,000 人を対象に訪問留置法で行い、61.3%、3,064 人から回答を得 ました。特定のメディアのユーザーに偏らない、国民全体を代表するサンプル設計(住民基本台帳を 用いた層化二段無作為抽出)が特徴です。主な調査結果は以下の通りです。

2021 年 1 月 23 日

公益財団法人 新聞通信調査会

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コロナ禍でのメディア接触、増えたのは民放、ネット、

NHK、新聞の順

・新型コロナウイルス感染症が広がる前後を比較してニュースとの接触が「増えた」(「とても増え た」と「やや増えた」の計)のは、順に、民放テレビのニュースが 43.9%、インターネットの ニュースが 41.3%、NHK テレビのニュースが 32.7%、新聞が 22.6%、ラジオのニュースが 6.9% となった。(資料編2㌻、図表2) ・性別では民放テレビ、インターネット、NHK テレビ、新聞が男性より女性で高くなった。年齢別 では NHK テレビ、新聞は年代が高い層で高くなる傾向が見られ、インターネットは 30 代で 60.5%と最も高く 50 代以下のいずれの年代でも 50%を超えた。(資料編2㌻、図表3)

「情報入手」「役立った情報」は民放がトップ

・新型コロナウイルス感染症に関する情報の入手方法を尋ねたところ、「民放テレビ(公式サイトも 含む)」が最も多く 78.6%、以下、「NHK テレビ(同)」59.5%、「ポータルサイト(Yahoo!、 Google など)」41.7%、「家族や友人」32.4%、「新聞(全国紙)(同)」31.4%、「新聞(地方紙) (同)」28.3%、「お住まいの都道府県や市区町村のホームページ」27.5%、「SNS(LINE、 Twitter、Facebook など)」26.6%となった(複数回答)。(資料編3㌻、図表4) ・新型コロナウイルス感染症に関する情報で役に立ったものを尋ねたところ、「民放テレビ」が最も 多く 61.8%、以下、「NHK テレビ」47.0%、「ポータルサイト」28.9%、「新聞(全国紙)」 23.6%、「新聞(地方紙)」21.2%、「お住まいの都道府県や市区町村のホームページ」19.3%、 「家族や友人」19.0%、「SNS」17.8%となった(複数回答)。民放テレビが多かった背景には、情 報番組の視聴が考えられる。(資料編3㌻、図表4) ・各メディアの新型コロナウイルス報道の印象を尋ねたところ、「情報が正確だった」では NHK テレビ が1位に、「必要な情報を伝えていた」「科学的でわかりやすかった」「東京や大阪など一部の地域ば かりを取り上げていた」「政府の批判ばかりしていた」「不確かな情報で煽あおっていた」「感染者のプラ イバシーを侵害していた」では民放テレビが1位になった(複数回答)。良い印象も悪い印象も「民 放テレビ」が他のメディアより強い結果となった。(資料編3㌻、図表5) ・新聞は、「情報が正確だった」「必要な情報を伝えていた」で 3 位になった。「インターネット」は、 「政府の批判ばかりしていた」「不確かな情報で煽っていた」「感染者のプライバシーを侵害してい た」で 2 位になった。(資料編3㌻、図表5)

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自粛行動に与えた影響はメディア報道が最多 68.0%

・外出を控えたり、自粛するなど、行動に影響を与えたものを尋ねたところ、「新聞やテレビなどメ ディアの報道」が最も多く 68.0%、以下、「国の発表や要請」59.1%、「自治体の発表や要請」 40.3%、「家族や友人」31.9%、「会社など職場からの要請」29.3%となった(複数回答)。(資料 編4㌻、図表6) ・新型コロナウイルス感染症について関心のある情報を尋ねたところ、「お住まいの地域周辺の感染状 況」(72.5%)、「ワクチン開発や治療法、治療薬についての情報」(72.1%)が 70%を超えた。以下、 「病気の具体的な症状や検査についての情報」が 65.2%、「日本国内の感染状況」が 55.6%となった (複数回答)。(資料編4㌻、図表7)

コロナ対応、経済より感染対策を 61.9%

・感染症対策と経済対策のどちらを重視したか尋ねたところ、「感染症対策」と答えた人が 61.9% (「感染症対策」24.6%と「どちらかと言えば感染症対策」37.4%の計)、「経済対策」と答えた 人が 14.8%(「経済対策」3.7%と「どちらかと言えば経済対策」11.2%の計)となった。また、 「どちらとも言えない」は 22.2%であった。(資料編5㌻、図表8) ・年代別に見ると、全ての年代で「感染症対策」の割合が「経済対策」を上回った。「感染症対 策」は年代が高いほど、「経済対策」は年代が低いほど、高くなる傾向が見られた。(資料編5 ㌻、図表9) ・新型コロナウイルス感染症への対応について、大変評価している場合は 100 点、全く評価していな い場合は 0 点、どちらとも言えない場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、平均点は政府 が 53.6 点、居住している都道府県・市区町村が 56.6 点となった。本調査は第三波がピークに至る 前に実施した。(資料編5㌻、図表 10)

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東京オリ・パラ、中止 37.9%、延期 34.0%、開催 26.1%

・東京オリンピック・パラリンピックの開催についてどう思うか尋ねたところ、「中止すべきだ」 が最も多く 37.9%、次いで「さらに延期すべきだ」が 34.0%となった。「開催すべきだ」は 26.1%だった。(資料編6㌻、図表 11) ・開催すべきと思う理由としては、「選手は出場に向けて準備しているから」が 67.3%で最も多 く、次いで、「選手の活躍やオリンピックの活気に元気づけられるから」(49.3%)、「これまで何 年もかけてきた誘致や会場建設などの準備が無駄になるから」(44.8%)となった(複数回答)。 (資料編6㌻、図表 12) ・中止・延期すべきと思う理由としては、「世界中から人が来ることは感染拡大につながるから」 が 83.4%で最も多く、次いで、「新型コロナウイルス感染症の流行が収束する見込みがないか ら」(64.3%)、「新型コロナウイルス感染症対策が機能するか心配だから」(62.2%)となった (複数回答)。(資料編6㌻、図表 13)

新聞の購読率は過去最大の低下

・新聞の購読率は、本調査を始めた 2008 年度から低下傾向が続き、2008 年度 88.6%から今回調査 61.3%へ 27.3 ポイントの低下となった。前回調査 66.6%からは 5.3 ポイントと過去最大の低 下。全国紙は 2008 年度の 55.1%から今回調査の 31.1%へ 24.0 ポイントの低下、前回調査 32.9%からは 1.8 ポイントの低下となった。県紙・地方紙は 2008 年度 27.6%から今回調査 23.5%へ 4.1 ポイントの低下、前回調査 25.6%からは 2.1 ポイントの低下となった。ブロック 3 紙は 2008 年度 13.0%から今回調査 8.2%へ 4.8 ポイントの低下、前回調査 9.2%からは 1.0 ポイ ントの低下となった。(資料編7㌻、図表 15) ・今後の新聞との接し方については、「紙の新聞を購読する」と答えた人が最も多く 50.1%となっ たが、2018 年度 58.5%から 2019 年度 54.9%、今回調査と低下を続けている。一方、「図書館や インターネットなど無料で読める分で十分なので、新聞は購読しない」は 26.1%(2018 年度 20.4%、2019 年度 22.1%)、「無料でも新聞は読まない」は 11.7%(2018 年度 8.8%、2019 年度 10.7%)と上昇した。(資料編7㌻、図表 16)

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ニュース接触は、民放、NHK、ネット、新聞の順

・ニュースとの接触状況について尋ねた。それぞれのニュースを週に何日かでも読む・見聞きする と答えた接触率が高い順に、民放テレビのニュースが 87.9%、NHK テレビのニュースが 73.7%、 インターネットのニュースが 71.6%、新聞が 60.9%、ラジオのニュースが 29.9%となった。(資 料編8㌻、図表 17(1)) ・そのうち、毎日の接触率は、民放テレビのニュースが 54.2%、インターネットのニュースが 48.2%、 新聞が 41.8%、NHK テレビのニュースが 37.3%、ラジオのニュースが 8.7%となった。(資料編 8㌻、図表 17(2)) ・ニュース接触率、毎日の接触率ともに、新聞、NHK テレビのニュース、民放テレビのニュース、 ラジオのニュースは、2018 年度から低下が続いた。インターネットのニュースは 2018 年度から 上昇が続いた。(資料編8㌻、図表 17(1)(2))

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その他の主な調査結果

詳細は「調査結果報告書」をご覧ください。

(新聞通信調査会 HP https://www.chosakai.gr.jp/ ) ≪各メディアの印象・信頼度≫ 1.各メディアの情報の信頼度は? ●1位「新聞」69.2 点、2位「NHK テレビ」69.0 点、3位「民放テレビ」62.0 点 2.各メディアにつけた信頼度得点に影響が大きかったのは? ●「情報源として欠かせない」「情報が分かりやすい」「社会的影響力がある」 3.各メディアの信頼感の変化は? ●この1年間で新聞の信頼感が「低くなった」が8% 理由は「特定の勢力に偏った報道をしているから」47%がトップ 4.各メディアの印象は? ●信頼の「NHK テレビ」「新聞」、面白く、分かりやすく、影響力があり、役立つ「民放テレビ」、 手軽で、欠かせず、情報量が多い「インターネット」 5.報道の自由についてどう思う? ●「報道の自由は常に保障されるべきだ」が 79% ≪新型コロナウイルス感染症≫ 6.新型コロナが広がる前後でのメディア接触の変化は? ●増えたのは「民放テレビ」「インターネット」「NHK テレビ」「新聞」の順 7.各メディアの新型コロナ報道の印象は? ●民放テレビの印象強く 8.新型コロナに関する情報入手方法は? ●「民放テレビ」79%、「NHK テレビ」60% 9.新型コロナに関する情報入手で有益に感じたメディアは? ●「民放テレビ」62%、「NHK テレビ」47% 10.自粛行動に影響を与えたものは? ●「新聞やテレビなどメディアの報道」68%、「国の発表や要請」59% 11.新型コロナについて関心のある情報は? ●「地域周辺の感染状況」「ワクチン開発や治療法、治療薬の情報」 12.新型コロナへの対応の評価は? ●政府は 53.6 点、自治体は 56.6 点 13.感染症対策と経済対策のどちらを重視? ●「感染症対策」62%、「経済対策」15% 14.東京オリンピック・パラリンピック開催についてどう思う? ●「開催すべき」26%、「中止すべき」38%、「延期すべき」34%

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- 7 - ≪ニュースとメディア≫ 15.ニュースを読んだり見聞きしたりするのは週にどれくらい? ●ニュース接触率「民放テレビ」「NHK テレビ」「インターネット」「新聞」の順 16.ニュースを読んだり見聞きしたりするのは 1 日にどれくらい? ●接触時間の長い順は「民放テレビ」「NHK テレビ」「インターネット」「新聞」 17.ニュースを読んだり見聞きしたりするのはいつ、どこで? ●新聞は「自宅(午前中)」、民放テレビと NHK テレビは「自宅(夕方以降)」 18.大きなニュースを入手するメディアは? ●「民放テレビ」75%、「インターネット」62%、「NHK テレビ」54%、「新聞」43% 19.どのメディアで各分野の情報を得る? ●全分野で民放テレビが 1 位、「地域に関すること」は新聞が 2 位 ≪生活の中の新聞≫ 20.新聞をどのように読んでいる? ●「月ぎめでとっている紙の新聞」54%、「読まない」32% 21.月ぎめ新聞の購読状況は? ●61%が購読、購読率は減少傾向が続く 22.月ぎめで新聞をとる理由は? ●「新聞を読むのが習慣になっているから」48% 23.月ぎめで新聞をとらない理由は? ●「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」74% 24.通信社の役割を知っている? ●「知っている」46%、「知らない」53% 25.見たり聞いたりしたことがある通信社は? ●1位「共同通信」(72%)、2位「ロイター通信」(68%) 26.新聞の記事の満足度は? ●ラ・テ欄、社会記事、地域記事など、身近な事柄についての記事の満足度が高い 27.新聞全般の満足度は? ●満足している人は 46%、不満な人は 9%。満足層は再び減少 28.戸別配達をどう思う? ●日本独特の戸別配達制度、「続けてほしい」58%。減少傾向続く 29.新聞の購読料をどう思う? ●「高い」とする人が 54%、「妥当」とする人が 43% 30.今後、新聞とどう接する? ●「紙の新聞を購読する」が 50%、「購読しない・読まない」が 38%

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≪インターネットとニュース≫ 31.インターネットニュースを見る時に使用する機器は? ●スマートフォン・携帯電話が 91%、モバイルのみでの閲覧が 69%と増加 32.インターネットニュースを見る時、アクセスするのは? ●ポータルサイトが 81%、SNS は若い世代ほど多い 33.インターネットニュースを見る時に出所を気にするか? ●「気にする」42%、「気にしない」58% 34.インターネットニュースの有料サービスを利用している? ●利用していないが 92%、「有料の電子新聞や新聞記事」の利用が 4%

調査の概要

●調査地域 全国 ●調査対象 18 歳以上男女個人(5,000 人) ●サンプリング法 住民基本台帳からの層化二段無作為抽出法 ●回収サンプルの構成 回収数 3,064(61.3%) <性別> <年代別> 総数 男性 女性 18~ 19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 以上 3,064 1,435 1,629 78 295 380 571 461 511 768 100.0% 46.8% 53.2% 2.5% 9.6% 12.4% 18.6% 15.0% 16.7% 25.1% ●調査方法 専門調査員による訪問留置法 ●実査時期 2020 年 10 月 30 日から 11 月 17 日 ●調査委託機関 一般社団法人 中央調査社

メディアに関する全国世論調査

第 13 回(2020 年)

2021 年 1 月 23 日発行

発行 公益財団法人 新聞通信調査会

東京都千代田区内幸町2-2-1

日本プレスセンタービル1階

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資料編

信頼度得点は新聞が昨年に続きトップを維持

・ 各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く信頼をし ていない場合は 0 点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、「新聞」は 69.2 点と 前回調査より 0.3 点上昇し、昨年に続きトップを維持した。「NHK テレビ」は 69.0 点で 0.5 点の上昇 (前回調査 68.5 点)、「民放テレビ」が 62.0 点で 0.9 点の低下(同 62.9 点)、「ラジオ」が 55.3 点で 0.9 点の低下(同 56.2 点)、「インターネット」が 49.7 点で 1.1 点の上昇(同 48.6 点)であった。 図表1 各メディアの情報信頼度(時系列) 72.0 70.9 72.0 72.0 68.9 70.7 69.2 69.4 68.6 68.7 69.6 68.9 69.2 74.0 73.5 73.5 74.3 70.1 72.5 71.1 70.2 69.8 70.0 70.8 68.5 69.0 65.4 63.6 65.3 63.8 60.3 60.4 60.2 61.0 59.1 59.2 62.9 62.9 62.0 63.6 61.6 61.6 63.1 58.6 60.6 59.7 59.7 57.6 58.2 57.2 56.2 55.3 58.0 58.2 58.0 56.3 53.3 54.1 54.0 53.7 53.5 51.4 49.4 48.6 49.7 48.2 46.4 47.1 44.1 44.6 44.7 44.3 45.5 44.7 45.0 43.1 41.8 42.2 20 50 80 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 今回 調査 新聞 NHKテレビ 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌 (点) 全面的に 信頼して いる 中間 全く 信頼して いない

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コロナ禍でのメディア接触、増えたのは民放、ネット、

NHK、新聞の順

・ 新型コロナウイルス感染症が広がる前後を比較してニュースとの接触が「増えた」(「とても増えた」 と「やや増えた」の計)のは、順に、民放テレビのニュースが 43.9%、インターネットのニュースが 41.3%、NHK テレビのニュースが 32.7%、新聞が 22.6%、ラジオのニュースが 6.9%となった。 ・ 性別では民放テレビ、インターネット、NHK テレビ、新聞が男性より女性で高くなった。年齢別で は NHK テレビ、新聞は年代が高い層で高くなる傾向が見られ、インターネットは 30 代で 60.5%と 最も高く 50 代以下のいずれの年代でも 50%を超えた。 図表2 新型コロナウイルス感染症が広がる前後でのメディア接触の変化 (n=3,064 全員に) 図表3 メディア接触が「増えた」人の割合(性別・年齢別) (1) 新聞 (2)NHKテレビのニュース (3)民放テレビのニュース (4)ラジオのニュース (5)インターネットのニュース 6.2 9.3 12.6 2.0 16.6 16.4 23.4 31.3 4.9 24.6 46.1 47.7 46.8 38.1 32.8 0.4 1.0 1.2 1.0 0.8 0.7 0.8 1.1 0.8 0.3 29.1 16.8 5.9 49.6 21.1 1.0 1.0 1.0 3.7 3.7 (%) とても 増えた やや 増えた 変わらない やや 減った とても 減った 読まない 見ない 聞かない 無回答 「増えた」22.6% 「増えた」32.7% 「増えた」43.9% 「増えた」6.9% 「増えた」41.3% 39.0 48.3 39.7 41.0 41.6 41.5 44.9 48.5 44.8 30.5 34.7 21.8 21.4 24.5 26.8 31.7 38.4 43.5 39.2 43.0 56.4 58.3 60.5 55.3 51.2 36.6 10.3 21.6 23.5 6.4 11.5 11.3 15.8 23.0 28.0 35.4 7.4 6.4 7.7 5.1 3.7 6.3 5.2 8.8 9.1 0 10 20 30 40 50 60 70 男性 女性 18~ 19歳 20代 30代 40代 50代 60代 70代 以上 (%) 民放テレビ NHKテレビ インターネット 新聞 ラジオ 【性別】 【年代別】

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「情報入手」「役立った情報」は民放がトップ

・ 新型コロナウイルス感染症に関する情報の入手方法を尋ねたところ、「民放テレビ(公式サイトも含む)」 が最も多く 78.6%、以下、「NHK テレビ(同)」59.5%、「ポータルサイト(Yahoo!、Google など)」 41.7%、「家族や友人」32.4%、「新聞(全国紙)(同)」31.4%、「新聞(地方紙)(同)」28.3%、 「お住まいの都道府県や市区町村のホームページ」27.5%、「SNS(LINE、Twitter、Facebook など)」 26.6%となった(複数回答)。 ・ 新型コロナウイルス感染症に関する情報で役に立ったものを尋ねたところ、「民放テレビ」が最も多く 61.8%、以下、「NHK テレビ」47.0%、「ポータルサイト」28.9%、「新聞(全国紙)」23.6%、「新 聞(地方紙)」21.2%、「お住まいの都道府県や市区町村のホームページ」19.3%、「家族や友人」19.0%、 「SNS」17.8%となった(複数回答)。民放テレビが多かった背景には、情報番組の視聴が考えられる。 ・ 各メディアの新型コロナウイルス報道の印象を尋ねたところ、「情報が正確だった」では NHK テレ ビが1位に、「必要な情報を伝えていた」「科学的でわかりやすかった」「東京や大阪など一部の地域 ばかりを取り上げていた」「政府の批判ばかりしていた」「不確かな情報で煽あおっていた」「感染者のプ ライバシーを侵害していた」では民放テレビが1位になった(複数回答)。良い印象も悪い印象も 「民放テレビ」が他のメディアより強い結果となった。 ・ 新聞は、「情報が正確だった」「必要な情報を伝えていた」で 3 位になった。「インターネット」は、 「政府の批判ばかりしていた」「不確かな情報で煽っていた」「感染者のプライバシーを侵害してい た」で 2 位になった。 図表4 新型コロナウイルス感染症に関する情報の入手方法と役立った情報(複数回答、n=3,064 全員に) 図表5 各メディアの新型コロナウイルス報道の印象(複数回答、n=3,064 全員に) (%) 民放テレビ (公式サイトも含む) 国のホームページ (首相官邸、厚労省など) NHKテレビ (公式サイトも含む) ラジオ (公式サイトも含む) ポータルサイト (Yahoo!、Googleなど) 専門家によるネット上の情報発信 家族や友人 キュレーションアプリ (スマートニュース、グノシー、News Picksなど) 新聞(全国紙) (公式サイトも含む) 雑誌・書籍 新聞(地方紙) (公式サイトも含む) その他 お住まいの都道府県や 市区町村のホームページ 入手していない / 役に立ったものはない SNS (LINE、Twitter、Facebookなど) 78.6 59.5 41.7 32.4 31.4 28.3 27.5 26.6 61.8 47.0 28.9 19.0 23.6 21.2 19.3 17.8 13.7 13.1 9.6 8.6 5.5 2.1 0.5 8.8 8.3 7.4 5.5 2.9 1.2 2.7 (%) 情報入手方法 役に立った情報 1  位 2  位 3  位 4  位 5  位 6  位 NHKテレビ 民放テレビ 新聞 インターネット ラジオ 雑誌 50.2 41.6 40.6 23.2 6.5 0.8 民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット ラジオ 雑誌 58.8 57.0 46.8 36.7 10.0 2.2 民放テレビ NHKテレビ インターネット 新聞 ラジオ 雑誌 44.1 38.7 23.9 23.6 3.2 1.3 民放テレビ NHKテレビ インターネット 新聞 雑誌 ラジオ 59.9 20.6 15.9 9.8 4.1 2.8 民放テレビ インターネット 雑誌 新聞 NHKテレビ ラジオ 47.6 24.6 9.3 9.2 8.7 2.2 民放テレビ インターネット 雑誌 NHKテレビ 新聞 ラジオ 41.4 36.3 12.5 7.7 5.7 2.1 民放テレビ インターネット 雑誌 NHKテレビ 新聞 ラジオ 35.5 35.1 8.2 7.7 6.1 1.6 感染者のプライバシーを侵 害していた 情報が正確だった 必要な情報を伝えていた 科学的でわかりやすかった 東京や大阪など一部の地域 ばかりを取り上げていた 政府の批判ばかりしていた 不確かな情報で煽っていた

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自粛行動に与えた影響はメディア報道が最多 68.0%

・ 外出を控えたり、自粛するなど、行動に影響を与えたものを尋ねたところ、「新聞やテレビなどメ ディアの報道」が最も多く 68.0%、以下、「国の発表や要請」59.1%、「自治体の発表や要請」40.3%、 「家族や友人」31.9%、「会社など職場からの要請」29.3%となった(複数回答)。 ・ 新型コロナウイルス感染症について関心のある情報を尋ねたところ、「お住まいの地域周辺の感染 状況」(72.5%)、「ワクチン開発や治療法、治療薬についての情報」(72.1%)が 70%を超えた。以 下、「病気の具体的な症状や検査についての情報」が 65.2%、「日本国内の感染状況」が 55.6%と なった(複数回答)。 図表6 自粛行動に影響を与えたもの (複数回答、n=3,064 全員に) 図表7 新型コロナウイルス感染症について関心のある情報 (複数回答、n=3,064 全員に) お住まいの地域周辺の感 染状況 政府による生活支援策、経済対策 ワクチン開発や治療法、 治療薬についての情報 お住まいの自治体(都道府県、市区 町村)による生活支援策、経済対策 病気の具体的な症状や検 査についての情報 海外の感染状況 日本国内の感染状況 店舗の営業状況や商品の流通状況 など、生活に関わる地域の情報 お住まいの地域にある病 院の状況 東京オリンピック・パラリンピック開催へ の影響 学校や教育への影響 その他 日本や世界の経済への影 響 特にない 72.5 72.1 65.2 55.6 41.4 39.3 38.7 36.1 35.7 28.6 28.4 26.3 1.1 2.9 (%) 新聞やテレビなどメディアの報道 国の発表や要請 自治体の発表や要請 家族や友人 会社など職場からの要請 SNS(LINE、Twitter、Facebookなど) 専門家によるネット上の情報発信 その他 特にない 68.0 59.1 40.3 31.9 29.3 13.0 8.6 0.7 4.8 (%)

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コロナ対応、経済より感染対策を 61.9%

・感染症対策と経済対策のどちらを重視したか尋ねたところ、「感染症対策」と答えた人が 61.9%(「感 染症対策」24.6%と「どちらかと言えば感染症対策」37.4%の計)、「経済対策」と答えた人が 14.8% (「経済対策」3.7%と「どちらかと言えば経済対策」11.2%の計)となった。また、「どちらとも言え ない」は 22.2%であった。 ・ 年代別に見ると、全ての年代で「感染症対策」の割合が「経済対策」を上回った。「感染症対策」は 年代が高いほど、「経済対策」は年代が低いほど、高くなる傾向が見られた。 ・ 新型コロナウイルス感染症への対応について、大変評価している場合は 100 点、全く評価していない場 合は 0 点、どちらとも言えない場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、平均点は政府が 53.6 点、居住している都道府県・市区町村が 56.6 点となった。本調査は第三波がピークに至る前に実施し た。 図表8 感染症対策と経済対策のどちらを重視したか (n=3,064 全員に) 図表9 感染症対策と経済対策のどちらを重視したか(性別・年齢別) 図表 10 新型コロナウイルス感染症への対応の評価 (n=3,064 全員に) 60.7 63.0 48.7 48.1 52.6 56.0 61.2 71.4 71.7 17.4 12.5 23.1 23.7 23.9 19.4 16.3 7.6 6.5 0 10 20 30 40 50 60 70 80 男性 女性 18~ 19歳 20代 30代 40代 50代 60代 70代 以上 (%) 感染症対策 経済対策 【性別】 【年代別】 24.6 37.4 22.2 11.2 3.7 1.0 (%) 感染症対策 どちらかと 言えば 感染症対策 どちらとも 言えない どちらかと 言えば 経済対策 経済対策 無回答 「感染症対策」61.9% 「経済対策」14.8% 平均点 (1) 政 府 53.6 (2)お住まいの都道府県・市区町村 56.6 8.7 6.8 12.7 7.9 37.9 41.1 24.3 22.6 14.9 19.9 1.4 1.6 (%) 0~24点 25~49点 50点 51~75点 76~100点 無回答

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東京オリ・パラ、中止 37.9%、延期 34.0%、開催 26.1%

・ 東京オリンピック・パラリンピックの開催についてどう思うか尋ねたところ、「中止すべきだ」が 最も多く 37.9%、次いで「さらに延期すべきだ」が 34.0%となった。「開催すべきだ」は 26.1% だった。 ・ 開催すべきと思う理由としては、「選手は出場に向けて準備しているから」が 67.3%で最も多く、 次いで、「選手の活躍やオリンピックの活気に元気づけられるから」(49.3%)、「これまで何年 もかけてきた誘致や会場建設などの準備が無駄になるから」(44.8%)となった(複数回答)。 ・ 中止・延期すべきと思う理由としては、「世界中から人が来ることは感染拡大につながるから」が 83.4%で最も多く、次いで、「新型コロナウイルス感染症の流行が収束する見込みがないから」 (64.3%)、「新型コロナウイルス感染症対策が機能するか心配だから」(62.2%)となった(複 数回答)。 図表 11 東京オリンピック・パラリンピック開催の是非 (n=3,064 全員に) 図表 12 開催すべきと思う理由(n=799) 図表 13 中止・延期すべきと思う理由(n=2,203) 図表 14 東京オリンピック・パラリンピック開催の是非(性別・年齢別) 26.1 37.9 34.0 2.0 (%) 開催すべきだ 中止すべきだ さらに延期すべきだ 無回答 選手は出場に向けて準備しているか ら 世界中から人が来ることは感染 拡大につながるから 選手の活躍やオリンピックの活気に 元気づけられるから 新型コロナウイルス感染症の流 行が収束する見込みがないから これまで何年もかけてきた誘致や会 場建設などの準備が無駄になるから 新型コロナウイルス感染症対策 が機能するか心配だから 中止や延期をすると経済的な損失が 大きいから 選手に安全な環境を提供できな いから 開催をきっかけに経済状況が好転す ると思うから 開催しても、大会を盛り上げ、成 功させるのは難しいから コロナ禍の中での成功例として世界 に誇れるから 開催後の景気の落ち込みが心配 だから その他 その他 67.3 49.3 44.8 42.8 27.7 20.7 8.5 83.4 64.3 62.2 48.8 29.6 9.3 3.8 (%) 29.3 23.3 32.1 26.1 27.6 24.9 28.6 24.7 25.0 39.5 36.4 25.6 31.2 35.5 36.1 32.8 41.7 44.7 29.7 37.9 42.3 41.0 36.6 38.5 37.3 30.7 26.2 0 10 20 30 40 50 男性 女性 18~ 19歳 20代 30代 40代 50代 60代 70代 以上 (%) 開催すべきだ 中止すべきだ さらに延期すべきだ

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新聞の購読率は過去最大の低下

・ 新聞の購読率は、本調査を始めた 2008 年度から低下傾向が続き、2008 年度 88.6%から今回調査 61.3%へ 27.3 ポイントの低下となった。前回調査 66.6%からは 5.3 ポイントと過去最大の低下。 全国紙は 2008 年度の 55.1%から今回調査の 31.1%へ 24.0 ポイントの低下、前回調査 32.9%から は 1.8 ポイントの低下となった。県紙・地方紙は 2008 年度 27.6%から今回調査 23.5%へ 4.1 ポイ ントの低下、前回調査 25.6%からは 2.1 ポイントの低下となった。ブロック 3 紙は 2008 年度 13.0% から今回調査 8.2%へ 4.8 ポイントの低下、前回調査 9.2%からは 1.0 ポイントの低下となった。 ・ 今後の新聞との接し方については、「紙の新聞を購読する」と答えた人が最も多く 50.1%となった が、2018 年度 58.5%から 2019 年度 54.9%、今回調査と低下を続けている。一方、「図書館やイン ターネットなど無料で読める分で十分なので、新聞は購読しない」は 26.1%(2018 年度 20.4%、 2019 年度 22.1%)、「無料でも新聞は読まない」は 11.7%(2018 年度 8.8%、2019 年度 10.7%) と上昇した。 図表 15 月ぎめでとっている新聞 (複数回答、n=3,064 全員に) 図表 16 今後の新聞との接し方 (n=3,064 全員に) 88.6 86.3 84.5 85.2 81.7 81.2 78.0 75.8 73.0 70.6 69.4 66.6 61.3 55.1 49.7 49.7 49.1 44.0 45.1 42.0 40.5 38.3 36.5 35.7 32.9 31.1 27.6 30.8 29.0 29.9 29.1 27.6 27.3 28.1 26.0 27.2 25.8 25.6 23.5 13.0 12.5 11.2 11.2 11.8 12.2 10.6 9.6 10.8 8.6 9.2 9.2 8.2 0 20 40 60 80 100 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 2019 年度 今回 調査 とっている 全国紙(朝日、毎日、読売、産経、日本経済新聞) 県紙・地方紙 ブロック3紙(北海道、中日、西日本新聞) (%) 紙の新聞を購読する 図書館やインターネットなど無料で読める 分で十分なので、新聞は購読しない 無料でも新聞は読まない 興味のある記事だけ、電子版で購入する 電子新聞を購読する 紙の新聞も電子新聞も購読する 50.1 (54.9,58.5) 26.1 (22.1,20.4) 11.7 (10.7,8.8) 3.4 (3.1,2.9) 2.6 (2.6,2.6) 2.0 (2.5,2.3) (%) 注:( )内は左から順に 2019 年度調査、 2018 年度調査の数値

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ニュース接触は、民放、NHK、ネット、新聞の順

・ ニュースとの接触状況について尋ねた。それぞれのニュースを週に何日かでも読む・見聞きすると 答えた接触率が高い順に、民放テレビのニュースが 87.9%、NHK テレビのニュースが 73.7%、イン ターネットのニュースが 71.6%、新聞が 60.9%、ラジオのニュースが 29.9%となった。 ・ そのうち、毎日の接触率は、民放テレビのニュースが 54.2%、インターネットのニュースが 48.2%、 新聞が 41.8%、NHK テレビのニュースが 37.3%、ラジオのニュースが 8.7%となった。 ・ ニュース接触率、毎日の接触率ともに、新聞、NHK テレビのニュース、民放テレビのニュース、ラ ジオのニュースは、2018 年度から低下が続いた。インターネットのニュースは 2018 年度から上昇 が続いた。 図表 17 ニュースとの接触状況(n=3,064 全員に) (1)読む・見聞きすると答えた人の割合 (2)毎日読む・見聞きすると答えた人の割合 70.1 79.8 91.8 33.7 66.5 66.5 75.0 90.6 30.5 66.8 60.9 73.7 87.9 29.9 71.6 0 20 40 60 80 100 (1)新聞 (2)NHKテレビ のニュース (3)民放テレビ のニュース (4)ラジオ のニュース (5)インターネット のニュース 読む・見聞きする-2018年度 読む・見聞きする-2019年度 読む・見聞きする-今回 (%) 47.0 42.0 55.8 9.8 39.4 44.7 38.7 55.0 9.6 42.8 41.8 37.3 54.2 8.7 48.2 0 20 40 60 80 100 (1)新聞 (2)NHKテレビ のニュース (3)民放テレビ のニュース (4)ラジオ のニュース (5)インターネット のニュース 毎日-2018年度 毎日-2019年度 毎日-今回 (%)

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