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基幹システム要求仕様書

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基幹システム要求仕様書

平成30年6月

沖縄市

(2)

目次 はじめに ... 2 目的 ... 2 本事業の範囲 ... 2 第1章 基本理念 ... 4 1.1基本的な考え方 ... 4 1.2システム構築について本市が重視する事項 ... 4 1.3技術力の担保 ... 4 1.4システム開発方針 ... 4 1.5継続的なサービス提供 ... 5 1.6自治体支援活動 ... 5 1.7電算処理に関する運用モデルの提案 ... 5 第2章 情報セキュリティ対策 ... 6 2.1情報セキュリティに対する取組み ... 6 2.2情報セキュリティポリシー等の取組み ... 6 2.3データの保全 ... 6 2.4データ等の搬送に関する取組み ... 7 第3章 基本的な要件 ... 7 3.1システム利用環境に関する要件 ... 7 3.2クライアント構成 ... 8 3.3画面構成の方針 ... 8 3.4システムバージョンアップ ... 8 3.5システム間連携機能の要件 ... 8 3.6ログイン認証の方法 ... 8 3.7基準とすべき資料 ... 9 3.8成果物 ... 9 3.9要求仕様書の記載と異なる実現方法 ... 9 第4章 データセンターの要件 ... 10 4.1物理的な要件 ... 10 4.2ネットワークに関する要件 ... 11 4.3運用管理機能の要件 ... 11 4.4データセンター等の運用組織 ... 11 第5章 業務システムのアプリケーション要件 ... 11 5.1アプリケーションの基本要件 ... 11 第6章 委託業務・サービス提供要件 ... 12 6.1システム構築業務に関する要件 ... 12 6.2データ移行業務に関する要件 ... 12 6.3稼働前研修業務に関する要件 ... 13 6.4ヘルプデスクサービスに関する要件 ... 13 6.5運用サービスに関する要件 ... 13 6.6システム保守・管理サービスに関する要件 ... 14 6.7教育・研修サービスに関する要件 ... 14 第7章 事務運営等 ... 15 7.1類似業務の実績 ... 15 7.2事業体制 ... 15 7.3スケジュールに関する事項 ... 15 7.4SLA 及び SLM ... 15

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はじめに

目的

沖縄市では、住民記録をはじめとして各税等の事務処理を行っている基幹システムの再構築を 平成31年11月の全業務稼動に向けて計画を策定したところである。 本要求仕様書は、再構築を行う基幹システムの構築、施設、設備、運用、保守、その他委託業 務について、提案事業者へ提案書の提出を依頼し、比較検討する中から、沖縄市の示す条件によ り合致したシステムおよび提供提案事業者を選定するための提案仕様を示すものである。

本事業の範囲

物理的な範囲

本要求仕様の業務範囲を以下に示す。 ① データセンター内のシステムリソース データセンターが、職員向けのサービスを提供するために必要となるシステムリソース。原則、 データセンター内に設置される。ただし、一定のサービスレベル(セキュリティ対策を含む) を確保していれば、提案事業者からの提案を尊重するため、ダウンリカバリー等、一部のシス テムリソースについては、データセンター以外の場所に設置することを想定している。 ② 庁舎とデータセンター間の接続 庁舎とデータセンター間の接続回線および接続用の機器。接続用の機器の一部は庁舎内の電算 機室に設置され、庁内基幹系ネットワークに接続される。 ③ バックアップの遠隔地保管 ①で示したシステムリソースが管理する DB の安全対策として、バックアップの遠隔地保管を 想定している。(遠隔地は沖縄県外かつ日本国内とし、提案事業者からの提案を採用する。) ④システムを利用するために必要な機器(端末及びページプリンタは除く) システムを利用するために必要な周辺機器(印影スキャナ等)を調達範囲とする。

システム構築対象業務の範囲

本要求仕様の範囲でシステム構築・運用を行う対象業務は次に示す通りである。 1.調達対象業務一覧 住民基本台帳(人口統計含む) 学齢簿 宛名管理(口座管理含む) 印鑑登録(登録証管理含む) 固定資産税(土地/家屋/償却) 国民健康保険(資格・賦課・給付) 選挙(期日前投票は除く) 個人住民税(国税連携含む) 児童手当 国民年金 法人住民税(国税連携含む) 児童扶養手当(特別児童扶養手当) 後期高齢者医療 軽自動車税 こども医療費助成 介護保険(資格・賦課・給付) 健康管理(成人) ひとり親医療費助成 障害福祉(手帳・給付等) こども子育て(保育) 重度障害者(児)医療費助成 収納管理(コンビニ収納含む) こども子育て(幼稚園) 団体内統合宛名 2.調達対象外(データ連携対象、外部機関等) 戸籍 家屋評価・土地評価 地域包括支援 住基ネット 申告支援 健康管理(乳幼児) 自動交付機 介護保険(認定) 滞納管理(電話催告含む) 期日前投票 生活保護 財務会計 就学支援 市営住宅 コンビニ交付 国保連合会 後期高齢者医療広域連合 eLTAX ※データ連携を迅速かつ効率的に行うための手法を提案すること。(統合 DB 等) ※国民健康保険業務については契約期間内に事務処理標準システムに移行する場合がある。

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システム共通基盤の範囲

本要求仕様では、以下に示す範囲を沖縄市における情報システムの共通基盤として捉えている。 ① ファシリティ基盤 情報システム全体で利用されるシステムリソースの中で、主にデータセンター設備に関する基盤。 本要求仕様では、ファシリティ、災害対策、物理的セキュリティ、データセンター内部 LAN な どがこれにあたる。 ② 外部接続基盤 外部ネットワークとの接続基盤で、沖縄市が接続する外部ネットワークと接続するための基盤。 本要求仕様では、LGWAN との接続、庁舎とデータセンター間の接続がこれにあたる。

委託業務の範囲

本要求仕様では、基幹システムに関する以下の業務を対象範囲としている。 ① システム構築業務 沖縄市の要件に基づくシステムの構築作業。(調達対象外のシステムとのデータ連携に関する仕 組みも構築すること) ② データ移行業務 既存システムから抽出したデータの移行作業。(一部、Excel データあり。) ③ 稼働前の研修 利用者マニュアルを作成し、各業務システムの稼働前におこなう研修。

サービス提供業務の範囲

① ヘルプデスクサービス 職員からの問い合わせへの対応、職員からの問い合わせのとりまとめ(Q&A 形式など)の業務。 ② 運用サービス 監視業務、障害対応業務、レポーティング業務、オペレーション業務といった、システムの運 用全般に関する業務。 ③ システム保守・管理サービス システムのバージョンアップ、システムのバグ対応、システムの軽微な改良、システム管理、 ハードウェア保守等の業務。 ④ 教育・研修サービス 利用者マニュアルの定期的なメンテナンス、導入後研修の支援等の業務。

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第1章 基本理念

1.1基本的な考え方

①住民サービスの向上を考慮したシステム構築の基本方針が確立されていること。 ②安全で確実なデータ移行についての方策や重点取組み事項が明確になっていること。 ③システムの安定性・確実性の確保について取り組んでいること。 ④提案事業者として電子自治体推進に向けて取組みを行っていること。

1.2システム構築について本市が重視する事項

基幹システムの提案事業者の選定にあたり、下記に示す事項を重視することとする。 ① 災害対策 ・クラウドコンピューティング技術を活用し、災害時においても本市情報資産の安全性を確 保すること。 ・システムダウン(障害によるサービス停止)に対する十分な信頼性を有すること。 ② セキュリティ対策の向上 ・システム全体を統合的に管理する、ト一夕ルセキュリティシステムを構築すること。 ・人的セキュリティの面も考慮したセキュリティ管理体制を整備すること。 ③ 業務効率化 ・システム間連携を、低コストかつ稼働までに実現するための仕組を備えること。 ・電算処理を効率的に行える仕組みを備えること。 ④ 自治体クラウドに向けた業務標準化 ・本案件に関するシステムは、原則、完成度の高いパッケージで実現し、カスタマイズは最 小限とすること。 ⑤ システム運用経費の削減 ・軽微な法改正は、原則としてパッケージのバージョンアップで対応できること。国庫補助 対象となる法改正は、補助金の範囲内で対応すること(沖縄市と人口規模が同規模の自治体 における過去の事例を提示すること。)

1.3技術力の担保

① システムエンジニア育成方針 ・システムエンジニアを継続的に育成し本市業務に貢献できる人材を確保できること。 ② 専門性の高い技術に対する考え方 ・年々高度化する技術に対し、エンジニアの技術、知識習得に関し積極的に取り組んでいる こと。

1.4システム開発方針

① 拡張性 今回の調達範囲に限らず、さまざまな分野におけるシステムの拡張性を保持していること。 ※特に、介護認定支援、生活保護に関する業務は、提案するパッケージシステムへの統合 又は、提案事業者において一体的に管理できる提案であること。 ② 互換性 汎用性の高い連携方法により他のパッケージシステムとの互換性を担保すること。

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1.5継続的なサービス提供

① 事業中断時の対応 災害以外(事業者都合等)を理由とした事業中断時においても本市の業務に支障が無いよう対 応すること。

1.6自治体支援活動

① システム利用者支援 システム利用者(ユーザー)に対し積極的な支援を行うこと。 ② 情報提供及び助言 法改正情報やシステム運用管理に関する助言を行うこと。

1.7電算処理に関する運用モデルの提案

現在、沖縄市では下図に示すとおり、更新系のバッチ処理や Access を利用した集計処理を 常駐 SE において実施している状況にあるが、本市と同規模自治体における提案事業者の運用事 例を踏まえ効率的な運用モデルを提案すること。また、その運用モデルを実現するための費用 (リモート保守や常駐 SE に係る費用等)は、サービス利用料に含み提示すること。 図.電算処理の流れ (主なバッチ処理) 例1.各税目の口座振替 FD 作成処理及び消込処理 例2.各税目の督促状、催告状作成処理 例3.各税目の還付通知書作成処理 例4.各税目の当初課税処理及び月次更正処理 例5.各税目の収納データ作成処理及び消込処理(日次) 例6.各税目の報告書等作成処理 例7.各税目の特別徴収消込処理 例8.各種データ取込処理(住基カード情報、軽自動車税申告書データ、家屋データ、特徴結果等) 例9.国民健康保険証、介護保険被保険者証作成処理 例10.汎用宛名シール作成処理 (主な Access 処理) 例1.0~2 歳の乳幼児がいる世帯の抽出 例2.介護保険被保険者や後期高齢医療被保険者のうち住所地特例者の抽出 例3.中心市街地人口調査 例4.住登外課税者の抽出 例5.国外からの転入者抽出 例6.個人住民税被扶養者の異動状況調べ 例7.世帯所得調べ(世帯の合計所得が 200 万未満) 例8.納付方法別収納率調べ 例9.休眠口座調べ 例10.住居表示対象地区対象者の抽出

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第2章 情報セキュリティ対策

2.1情報セキュリティに対する取組み

① システム全体のセキュリティ管理を実施すること。 ② システム全体において、不正アクセス対策を講じること。 ③ システム全体において、ウィルス対策を講じること。 ④ システム全体において、機密情報漏えい対策を講じること。 ⑤ システム全体において、利用者管理を実施すること。

2.2情報セキュリティポリシー等の取組み

① 提案事業者は ISMS 等の認証プログラムを取得していること。 ② 提案事業者の社内におけるセキュリティポリシーが策定されており、全ての作業従事者が内 容を理解し遵守されていること。

2.3データの保全

データの保全対策として、下記の要件を満たすこと。 NO. 要件 1 構成要素である全てのシステムに対して、「表.バックアップ対象」を対象とするバック アップを行う機能を有すること 2 バックアップデータ格納装置については、以下の要件を満たすこと ・複数台のサーバーのバックアップを統合的に管理できること ・個別業務システムが使用する DBMS のオンラインバックアップに対応していること ・性能、安定性、信頼性、保守性に優れたソフトウェアやストレージ装置であること 3 バックアップ方式については、以下の要件を満たすこと ・バックアップは、職員がシステムを利用する時間帯には実施しないこと ・バックアップデータの世代管理ができること ・契約期間中は、作成した業務データおよびアプリケーションの実行ログに対する、バ ックアップデータの全てを保持すること ・バックアップデータを用いて、沖縄市からの指示に基づき、指定されたデータの復旧 が行えること ・自然災害等でハードウェアが破壊されたときにおいても、前日の業務終了時点の状態 まで、復旧が可能であること ・バックアップ運用を可能な限り自動化すること ・差分・増分バックアップが行えること ・バックアップデータの保存期間は、10 年間とする 4 バックアップデータを隔地保管すること ・保管場所は、システムを設置するデータセンターと同程度のセキュリティを確保する こと ・データ(書類を含む)の搬送を行う際には、セキュリティ対策を十分に講じること 表.バックアップ対象 バックアップ対象 タイミング OS、ミドルウェア、アプリケーション等 初期設定時、システム変更時等に実施すること (セキュリティパッチ等についても構成管理ととも に管理すること) 業務データ 業務の特性に応じ定期的に実施すること アプリケーションの実行ログ 基本的に日次で実施すること (アプリケーションへのアクセス、DB へのアクセス 等を対象とする)

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2.4データ等の搬送に関する取組み

拠点間、拠点内におけるデータ搬送を行う際は、セキュリティが確保された手法であること。 ※搬送時のセキュリティ対策とは、搬送者の事前登録、データの暗号化、データ(書類を含む) 授受時の受領確認、複数名での搬送といった、運用手順に関わる対策を示すこと。

第3章 基本的な要件

3.1システム利用環境に関する要件

① 基幹システムは、庁内のネットワークの回線速度が100Mbps であることを基準と想定し て設計すること。 ② 基幹システムは、システム利用時間は広い時間帯で利用できること。 ※8:00~21:00を基本とし、繁忙期の対応等詳細については沖縄市と協議の上確定す ることとする。 ③ データ更新、今後の機能追加・機能改良などが行われた際に、職員が機能検証を行うための テスト環境を準備すること。 ④ 同時アクセス数については、下表の利用者数を参考に、本市人口と同規模団体における運用実績 を考慮したシステム環境を準備すること。 表.業務システム別ユーザー数 業務システム名 ユーザー数(人) 住民基本台帳(人口統計含む) 586 印鑑登録(登録証管理含む) 80 選挙(期日前投票は除く) 19 国民年金 60 後期高齢者医療 10 介護保険(資格・賦課・給付) 188 障害福祉(手帳・給付等) 40 収納管理(コンビニ収納含む) 106 特別児童扶養手当 3 学齢簿 22 固定資産税(土地/家屋/償却) 164 個人住民税(国税連携含む) 423 法人住民税(国税連携含む) 101 軽自動車税 160 健康管理(成人) 23 こども子育て(保育) 12 こども子育て(幼稚園) 5 宛名管理(口座管理含む) 512 国民健康保険(資格・賦課・給付) 327 児童手当 6 児童扶養手当 9 こども医療費助成 11 ひとり親医療費助成 6 重度障がい者(児)医療費助成 4 団体内統合宛名 144

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3.2クライアント構成

① 端末は沖縄市が用意する。(OS は Windows10、IE は 11 を想定している。) ② 下表に示す端末数を基本とし、さらに増加する可能性があることを考慮した設計を行うこと。 ③ システムを利用する端末に専用ソフトが必要な場合は提示すること。また、その費用はサー ビス利用料に含むこと。 表.現行基幹システムの端末台数 課名 端末台数 対象業務 市民課 28 住民基本台帳・印鑑登録・国民年金 市民税課 29 個人住民税・法人住民税・軽自動車税 資産税課 17 固定資産税 納税課 41 宛名管理・収納管理 国民健康保険課 54 国民健康保険・後期高齢者医療・収納管理 高齢福祉課 29 介護保険・収納管理 障がい福祉課 43 障害福祉(手帳・給付等)・重度障がい者(児)医療費助成 市民健康課 10 健康管理 こども家庭課 27 児童手当・児童扶養手当・特別児童扶養手当 こども医療費助成・ひとり親医療費助成 保育・幼稚園課 20 こども子育て(保育・幼稚園)・収納管理 選挙管理委員会 1 選挙 会計課 1 収納管理 学務課 3 学齢簿 その他 14 参照のみで利用 情報推進課 13 システム管理 貸出端末 20 各業務の繁忙期に貸し出す端末 合計 350

3.3画面構成の方針

利用者の利便性を意識した方針が明確に示され、システム全体として統一的であること。

3.4システムバージョンアップ

① システム利用者の意見を反映し定期的にバージョンアップを行うこと。 ② システムの利用時間帯等を考慮したバージョンアップが行えること。 ③ 業務に影響がある不具合が発生した場合速やかに対応できること。

3.5システム間連携機能の要件

システム間連携機能の要件は以下の通りとし、パッケージシステム内及びパッケージシステム間 の連携手法について、安全かつ効率的な連携手法であること。 ① ネットワークを介して、原則、即時連携できること。 ② 要求側からのデータ取得要求を常時受付けること。(Pull 型) ③ データ連携が必要なシステムへのデータ配信を適切に行えること。(Push 型) ④ データ取得要求のインターフェースを、発注者の要求に応じて公開すること。

3.6ログイン認証の方法

沖縄市が導入する基幹システムは、IC カードと生体を用いた二要素認証方式を行っているが、 各業務システムへのログインは、ログイン ID とパスワードの自動入力機能を活用できること。 また、各業務システムはシングルサインオンで運用出来ること。 [本市が導入している二要素認証システム] 製品名:SmartOnID (開発元:ソリトン社)

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3.7基準とすべき資料

① システム管理基準(経済産業省) ② ASP・SaaS における情報セキュリティ対策ガイドライン(総務省) ③ 政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準(内閣府サイバーセキュリティ対策本部) ④ ①~③で示した資料と異なる事項については、選定事業者と協議の上仕様を確定する。

3.8成果物

本要求仕様書にて記載した要件について、次に示す納品時期に紙媒体及び電子データで納品す ること。なお、成果物の名称と詳細内容については、別途調整すること。 納品時期 成果物名 備考 構築作業前 及び作業中 ① プロジェクト実施計画書 ② 実施スケジュール表 ③ プロジェクト進捗管理表(WBS) 適宜更新し納品すること。 ④ データ移行計画書 ⑤ システム検証実施計画書 ⑥ 課題管理表(構築期間中) 構築期間中における課題を記載したもの サービス利用 開始前 ⑦ データ移行結果報告書 テスト移行の回数分提出すること。 ⑧ システム検証結果報告書 ⑨ 各種マニュアル(操作・運用等) ※ ⑩ 事務フロー図 根拠法令を記載すること。 ⑪ システム構成図 ※ ⑫ ソフトウェア一覧表 ※ ⑬ ハードウェア一覧表 ※ ⑭ データ項目一覧表 ※ ⑮ システム基本機能一覧表 ※ ⑯ カスタマイズ機能一覧表 ※ ⑰ バッチ処理一覧表 ※ ⑱ 出力帳票一覧表 ※ ⑲ 構築会議の議事録 サービス利用 期間中 ⑳ 運用会議の議事録 ㉑ 保守実施報告書 ㉒ システム稼働状況報告書 監視業務の結果を報告すること。 ㉓ 問い合わせ一覧表 職員からの QA をとりまとめ提出するこ と。 ㉔ 課題管理表(サービス利用期間中) 利用期間中の課題を記載したもの。 ※サービス利用期間中に変更があった場合は、適宜更新し提出すること。

3.9要求仕様書の記載と異なる実現方法

本要求仕様書の各章の要件と異なるが、より合理的、効率的な実現方法があれば提案すること。

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第4章 データセンターの要件

4.1物理的な要件

4.1.1 立地条件

① サービスを提供するデータセンター(建物)は、日本国内であること。

4.1.2 耐震基準

① 建築基準法適合の耐震設計を行われていること。 地震の揺れを吸収し建物内に収容する装置などに致命的な損害を与えない耐震性能を保持す る方法として免震構造(免震床等)・制震構造であること。

4.1.3水害対策

① 水害による被害が想定される関連する施設は、水没などに対しての対策を講じること。

4.1.4電気設備

① 障害時の電源確保のため、2系統の受電ルートを有すること。 ② 同一発電所における障害を避けるため、別の給電ルートを選択可能であること。 (冗長構成による安全性および信頼性の確保) ③ サーバーエリア電源容量、運用機器電源容量、施設・設備電源容量などを充分にまかなえる こと。 ④ 受電設備からマシン室まで多重化すること。 ⑤ 自家発電設備を設け、非常用に運用に必要な電源容量以上の性能を有すること ⑥ 無停電電源装置を設けること。

4.1.5セキュリティ設備

① IC カード認証や生体認証等ににより厳格な入退室管理のしくみを講じること。 ② 監視カメラ等の監視により、24時間365日の監視を行うこと。 ③ サーバーラックは施錠できること。

4.1.6空調設備

① 必要となる空調能力を有すること。 ② 24時間連続して空調を提供すること。 ③ 一部の空調設備が故障しても全体に影響を与えない構成とすること。

4.1.7防火設備

① 火災感知のしくみを講じること。 ② ガス系消火設備を設けること。

4.1.8通信設備

① マルチキャリア対応可能なこと。(事故や障害による回線切断などへの対応を考慮) ② 通信ケーブルの引き込みは、2系統を別の局から異なるルートでの引込みとすること。

4.1.9避雷・静電気対策

① 直撃雷対策が講じられていること。 ② 誘導雷対策が講じられていること。

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4.2ネットワークに関する要件

4.2.1 データセンター内におけるネットワーク要件

データセンター内におけるネットワークは下記の要件を満たすこと。 NO. 項目 要件 1 セキュリ ティシス テム ファイア ウォール (通常機能) ファイアウォールの機能を有すること 統合監視の仕組みにより運用させること (必要に応じて、パケットフィルタリング、ア クセス制御、VPN、IPアドレス変換などに 対応できること) 2 冗長機能 冗長化を図ること (冗長構成による安全性・信頼性の確保) 3 ログ・レポート 管理 標的型攻撃等、その他イベントのログが記録で き通知できること 4 IDS (通常機能) 不正アクセス、侵入を監視、通知を行い、必要 に応じ対処すること 統合運用監視の仕組みにより運用されること (必要に応じて、サービス妨害、セキュリティ ホール検知などに対応できること) 5 ログ・レポート 管理 標的型攻撃等、その他イベントのログが記録で き通知できること 6 ウィルス チェック (通常機能) ネットワーク上を通過する時点でウィルスの 検知および駆除の機能を有すること 統合監視のしくみにより運用管理されている こと 7 ログ・レポート 管理 ウィルス検知、駆除時のレポート、ウィルス情 報提供を行うこと 8 負荷分散 システム サ ー バ ー・ロー ドバラン サー (通常機能) 過剰負荷時の分散処理が適正に行えること

4.2.2 データセンターと庁舎間のネットワーク接続要件

① セキュリティが確保された回線で接続すること。 ② 別途 SLA を定め、定めた値を満たすために十分な帯域を確保すること。 ③ 災害発生時に備え、二重化すること。 ※副回線は、災害等発生時に最低限必要な住民サービスを行うことを目的とするため、必ず しも主回線と同等の帯域を確保する必要はない。 ④ 利用する職員の増加、他のアプリケーションの追加などに備え、広帯域化に関する拡張性を 有すること。

4.3運用管理機能の要件

ファシリティからアプリケーションまで幅広い範囲で監視することができる機能を有すること。

4.4データセンター等の運用組織

提案事業者の社内におけるセキュリティポリシーに則り、24時間365日常駐オペレータに より運用管理されていること。また、定期的に運用状況を報告すること。

第5章 業務システムのアプリケーション要件

5.1アプリケーションの基本要件

基幹システムの機能要件については「基幹システム機能要件定義書兼証明書」(様式第 9 号)を参 照すること。

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第6章 委託業務・サービス提供要件

6.1システム構築業務に関する要件

① 調達範囲の業務アプリケーションが稼働するために必要な環境(稼働日までに施行される制 度改正等を含む)の構築、データセンターと本庁舎間のネットワーク環境等の構築、第3章 の3.2クライアント構成で示した全ての端末及びプリンタ設定を行うこと。効率的、合理 的に実施する手法を提案すること。 (構築作業前に、本市業務の分析を行い要件定義に関する調整を行うこと。)

6.2データ移行業務に関する要件

① データ移行を行うにあたり、合理的、効率的な手法で実施できること。 ② データ移行を安全に行うことができること。 ③ 各業務システムの本稼動までに、必要となるデータのセットアップを行うこと。 ④ 既存業務システム提供事業者との打ち合わせ等必要な調整を行うこと。 ⑤ 移行できないデータ等について、分析し対象となるデータを抽出すること。 (健康管理の一部業務において、Excel 形式で管理しているデータも含め分析すること。) ⑥ 本再構築業務後の次回システム更新時には、最新の中間標準レイアウトでデータ抽出できる こと。(提案するパッケージシステムのデータを中間標準レイアウトに変換するツールについ ては無償提供すること。) 表.移行対象データ(参考値) No 項目 平成 30 年4月末時点 No 項目 平成 30 年4月末時点 1 住基登録者数 141,540 人 24 障がい者(児)医療費助成受給者数 2,003 人 2 同上世帯数 61,216 世帯 25 H29 障害サービス・障害児通所給付 8,556 件 3 住登外登録者数 32,671 人 26 精神福祉手帳所持者数 2,333 人 4 外字登録数 1,373 文字 27 身体障害者手帳所持者数 5,576 人 5 印鑑登録数 82,624 件 28 平成 29 年度補装具費支給件数 498 件 6 選挙有権者数 109,858 人 29 特別障害者手当等受給者数 436 人 7 土地筆数 107,088 筆 30 国民年金被保険者数 25,498 人 8 家屋棟数 43,855 棟 31 国民年金免除受付数 15,243 件 9 固定資産名寄せ件数 47,890 件 32 介護保険被保険者数 27,365 人 10 同上共有名義分 8,404 件 33 介護保険認定者数 4,944 人 11 新増築件数(平成 29 年中) 853 件 34 居宅介護サービス受給者数 3,312 人 12 償却資産(申告件数) 3,168 件 35 高額介護サービス費 1,655 件 13 住民税特徴義務者 7,887 件 36 後期高齢被保険者数 12,356 人 14 同上納税義務者(特徴) 44,979 人 37 国保被保険者数 43,496 人 15 同上納税義務者(普徴) 19,350 人 38 国保世帯数 24,136 世帯 16 個人住民税(申告件数) 17,663 件 39 学齢簿 15,174 件 17 法人住民税(申告件数) 3,600 件 40 平成 29 年度特定健診受診者数 8,309 人 18 軽自動車登録台数 63,173 台 41 平成 29 年度胃がん検診受診者数 6,540 人 19 口座振替登録件数 51,281 件 42 平成 29 年度乳がん検診受診者数 2,279 人 20 保育園入園者数 4,845 人 43 平成 29 年度大腸がん検診受診者数 9,136 人 21 幼稚園入園者数 1,131 人 44 児童手当受給者数 23,444 人 22 こども医療費助成受給者数 30,000 人 45 児童扶養手当受給者数 2,585 人 23 ひとり親医療費助成受給者数 2,858 人 46 特別児童扶養手当受給者数 824 人 ※表中の件数等は、各業務で現在利用している代表的なデータ数を記載しており、過去のデータは含んで いないので、留意すること。

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6.3稼働前研修業務に関する要件

各業務システムの稼働日より少なくとも1ヶ月前には、利用する職員に対し操作研修を行うこ と。

6.4ヘルプデスクサービスに関する要件

① 本事業の調達範囲となる業務システムについて、職員からの問合せに応じること。 ※問い合わせ方法、時間帯は提案すること。(電話、メール、常駐要員対応など) ② 導入当初1年間及び人事異動の時期には柔軟に対応すること。 ③ 定期的に、職員からの問い合わせを Q&A 形式でとりまとめ提出すること。

6.5運用サービスに関する要件

以下で示す運用サービスを行うこと。 業務 概要 監視業務 次の監視を行うこと ・アプリケーション監視 ・DB サーバー監視 ・ネットワーク機器監視(データセンター内、データセンターと本庁舎間) ・ファイアウォール監視 ・ウィルス対策監視 障害対応業務 「監視業務」により障害及び予兆が発覚した場合、速やかに復旧・予防作業を実 施すること レポーティング 業務 「監視業務」「障害対応業務」について、その経緯と結果について記録し報告す ること オペレーション 業務 オペレーション業務として以下を実施すること バックアップ媒体の交換 サーバーリブート(定期的にリブートの実施) 遠隔地保管サービス(バックアップ媒体などの遠隔地保管) ケーブル差し替えサービス 運用管理手順書 などの策定 ・ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア等の監視・運用に関する手順書を 策定していること、また策定した手順書の見直しを定期的に行うこと ・運用管理手順書などを沖縄市に明示すること

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6.6システム保守・管理サービスに関する要件

以下に示すシステム保守・管理サービスを行うこと。 NO. 要件 1 各種制度改正など、導入したパッケージソフトの機能維持に必要なバージョンアップ を行うこと 業務内容には、バージョンアップソフト開発、影響範囲分析作業、適用作業(影響範囲 分析結果に基づくメンテナンス作業含む)を含むものとする 2 パッケージソフトおよびカスタマイズ部分に関するプログラムバグに対応すること 業務内容には以下のものが含まれるものとする ・バグ対応版ソフトの開発 ・バグ対応版ソフト導入に関わる影響範囲分析作業 ・改修作業(影響範囲分析結果に基づくメンテナンス作業含む) 3 軽微な機能追加・機能改良については、システム保守・管理サービスの一環として、 追加費用なしで行うこと(軽微な機能追加・機能改良の対応範囲について、提示するこ と) 4 本システムにて使用している基本ソフトのバージョン情報を管理し、システムを適切 な状態に保つためのシステム管理作業を実施すること 基本ソフトは、以下のようなものを指す ・サーバーOS ・DBMS ・Web サーバーソフト ・アプリケーションサーバーソフト ・その他のアプリケーションが稼動するために必要なソフトウェア製品(帳票作成ツー ルなど)

6.7教育・研修サービスに関する要件

① 大規模な法改正があった場合には、利用者に対する研修を十分に行うこと。 ② 各システムの研修で利用する利用者マニュアルを作成すること。 ※利用者マニュアルは、本市業務フローに合わせたマニュアルがあること。 ③ 利用者マニュアルは、1回/年を最低限として、適宜更新すること。

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第7章 事務運営等

7.1類似業務の実績

提案するパッケージシステムは、以下の要件を満たしていること。 ① 提案するパッケージシステムは、本市人口と同規模自治体で導入実績があること。 ② 提案するパッケージシステムにおける共同利用実績があること。

7.2事業体制

提案事業者の体制について、以下の点に留意すること。 ① 再構築プロジェクト全体を管理し、沖縄市との窓口になる統括責任者(技術的な事項にも対 応できる者であること)を配置すること。また、統括責任者はシステム稼働後も引き続き沖 縄市との窓口となり、下記に示す管理業務を行うこと。 ② 業務毎に主担当者および副担当者を割り当て、遅滞なく業務を推進できる体制とすること。 ③ 合理的な説明がなければ、複数業務を主担当者が兼務することは禁止する。 ④ 沖縄市の業務担当者との会議には、主担当者又は副担当者が必ず出席すること。 ⑤ 主担当者および副担当者は、対象業務の導入プロジェクト又はそれと類似した業務の経験を 有すること。 ⑥ 提案事業者は、開発メンバーに1名以上、DBMSなどのチューニング調整、設定を実施で きる技術者を含める。作業員の氏名、業務範囲を明確に文書で示すこと。 NO. 統括責任者の管理業務 1 契約時点からシステム導入に至るプロセスの中で必要となる導入関連ドキュメントを提 出すること 2 提案事業者の作業全体の進捗管理を行い、定期的に市へ報告すること また、課題の管理を行い、課題が発生した場合には迅速に対応すること 3 システムの品質管理を行い、市へ報告すること また、品質に問題が発生した場合には迅速に対応すること 4 契約事項に関する適正管理を行い、市へ報告すること また、契約事項に関する問題が発生した場合には迅速に対応すること 5 本調達の範囲外のシステムリソースに関する調達仕様を作成すること 6 基幹システムとの連携に関するインターフェース仕様を記載した書類を提出すること

7.3スケジュールに関する事項

以下の点に留意すること。 ① 平成31年11月に、全業務の本稼動ができるよう計画を作成し、実行すること。 ※共通基盤を利用するアプリケーションのスケジュールに合わせて稼動すること。 ② 各業務の繁忙期に、システム構築の作業負荷が重くならないように配慮した計画を作成する こと。

7.4SLA 及び SLM

提案事業者は、統一したSLA を設定しており、SLM への取組みを行っていること。

参照

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