消費税申告書機能の改良について
2018年10月
1.課税取引金額計算表の作成 1-1.対応概要 (1) 機能改修内容 (2) 処理の流れ (3) 画面イメージ (4) 印刷イメージ (5) 電子申告 1-2.注意事項 2.還付申告明細の金額連動 2-1.対応概要 (1) 機能改修内容 (2) 連動される金額 (3) 画面イメージ
(1) 機能改修内容
【適用開始時期】 ・会計期間の開始が平成30年1月1日以降の事業者に適用されます。 【主な改修内容】 1.課税取引金額計算表の作成 ・課税取引金額計算表の作成および印刷に対応します。 ・法人の場合は作成できません。 ・確定申告回数が年4回または年12回の場合は作成できません。 ・「外税売上の税額計算区分」と「仕入の税額計算区分」が「積上方式」の場合は作成でき ません。( 「積上方式」は課税標準額に対する消費税額の計算に関する特例の適用を受ける 場合に選択します。特例を選択している場合、課税標準額の計算方法が計算表に記載されて いる計算方法と異なりますので計算表は作成できません。) 2.「基礎金額登録」の見直し ・「基礎金額登録」画面の文言を、「確定申告書等作成コーナー」および国税庁の手引書に 近い表現に修正します。 ・『決算専用業務』の場合は計算表から基礎金額を作成するように対応します。 3.「棚卸調整消費税」の入力方法の見直し ・「棚卸調整消費税」など「調整消費税等入力」画面から入力している項目を、「基礎金額 登録」へ移行します。 4.課税期間の開始日の変更 ・法人の場合に集計期間の開始日の変更に対応します。【機能ごとの改修内容】 ① 消費税計算情報 ・「計算表を作成する」チェックボックスを追加しました。個人事業者の場合に使用できます。 ・初期値はチェックOFFです。計算表を作成する場合は、チェックを付けます。 ・簡易課税基準業種の選択を追加しました。『決算専用業務』で計算表から基礎金額を作成 する場合に使用します。 ② 申告書選択 ・法人の場合のみ、集計期間の開始日を変更できます。 ・計算表を作成する場合は「個人決算書」との同時起動はできません。 ・個人事業者で確定申告回数が年1回の場合、個人決算書が未完了の場合に消費税申告書の 作成を行うか確認メッセージを表示します。
(1) 機能改修内容
【機能ごとの改修内容】 ③ 基礎金額登録 ・計算表を作成する機能を追加します。 ・「入力検証」ボタンクリックにより入力内容に問題がないかを確認します。 また、印刷時は自動でチェックします。 『決算業務』の場合 ・「基礎金額登録」機能を追加します。 ・計算表を作成する場合は、個人決算書と仕訳を連動し計算表と基礎金額を作成します。 ・計算表を作成しない場合は、仕訳を連動し基礎金額を作成します。 ・「申告書・付表」の金額修正機能を廃止し、「基礎金額登録」の強制入力に対応します。 『決算専用業務』の場合 ・計算表を作成する場合は、個人決算書を連動し計算表と基礎金額を作成します。 計算表の金額を修正すると基礎金額へ反映します。 ・計算表を作成しない場合は、現行通り「基礎金額登録」で基礎金額を入力します。【機能ごとの改修内容】 ④ 申告書・付表 ・「申告書・付表」の金額修正機能を廃止し、「基礎金額登録」での入力(強制入力)に対応 します。 ・「調整消費税等入力」画面を廃止し、入力項目を「基礎金額登録」に移行します。 ・「入力検証」ボタンクリックにより入力内容に問題がないかを確認します。 また、印刷時は自動でチェックします。 『決算業務』の場合 ・現行通り、仕訳から申告書を作成します。 ・「基礎金額登録」で強制入力した場合は、基礎金額から申告書を作成します。 『決算専用業務』の場合 ・現行通り、基礎金額から申告書を作成します。 ⑤入力完了 ・「入力検証」ボタンクリックにより入力内容に問題がないかを確認します。 また、印刷時および入力完了時は自動でチェックします。 ⑥ 計算表の印刷 ・課税取引金額計算表(事業・農業・不動産)および課税売上高計算表、課税仕入高計 算表の印刷を追加します。 ・「基礎金額登録」および「申告書・付表」から印刷できます。
「消費税申告書」の処理の流れです。
(2) 処理の流れ
[消費税計算情報] [申告書選択] [基礎金額登録] [申告書・付表] [入力完了] 【メニュー】決算業務>消費税申告書 [所得区分別売上]画面 [所得区分別仕入]画面 『決算業務』および『決算専用業務』で同じ処理の流れとなります。 「所得区分別売上」画面および「所得区分別仕入」画面は計算表を作成する場合に表示できます。消費税計算情報:「計算表を作成する」、「簡易課税基準業種」を追加します。 ・計算表を作成する場合は「計算表を作成する」チェックボックスにチェックを付けます。 ・「簡易課税基準業種」は『決算専用業務』で「簡易課税」を選択している場合に表示されます。 ・ 「簡易課税基準業種」には、計算表の「一般」と「雑所得」の売上金額を「基礎金額登録」へ連動する業種 を指定します。 なお、「農業」は第三種、「不動産」は第六種、「業務用固定資産」は第四種へ自動で連動します。 ・消費税計算情報 [決算専用業務]画面イメージ
(3) 画面イメージ
申告書選択:個人事業者で計算表を作成する場合、確定申告の選択時にチェックを行います。
計算表を作成する場合は個人決算書との同時起動はできません。
申告書選択:個人事業者で確定申告回数が年1回の場合、確定申告の選択時にチェックを行います。
・個人決算書が完了していない場合は確認メッセージが表示されます。
・確認メッセージで「はい」を選択した場合、次の画面に進み消費税申告書の作成が行えます。 ・「いいえ」を選択した場合、申告書選択画面に戻ります。
申告書選択:法人は集計期間の開始月を変更できます。
(3) 画面イメージ
・集計期間の開始月は、設立年月日より後の月度には変更できません。 ・日にちは、「申告書・付表」の「課税期間変更」ボタンクリックで表示される「課税期間変更」画面から 修正します。 ・申告書選択基礎金額登録:基礎金額登録を追加します。 ・連動処理により仕訳を集計します。計算表を作成する場合は個人決算書を連動し計算表を作成します。 ・『決算業務』の場合は金額の強制入力ができます。 ・『決算専用業務』の場合は金額の修正はできません。計算表を修正すると基礎金額に反映します。 ・基礎金額登録 [原則課税] 背景色が緑色の項目は強制入力ができます。 計算表を作成する場合は、[印刷]ボタン、[所得区分別売上]ボタンおよび[ 所得区分別仕入]ボタンが使用できます。 【決算業務】画面イメージ 【決算専用業務】画面イメージ 計算表を作成する場合は、[印刷]ボタン、[連動]ボタン、[所得区分別売上] ボタンおよび[所得区分別仕入]ボタンが使用できます。
(3) 画面イメージ
・基礎金額登録 [簡易課税] 【決算業務】画面イメージ 背景色が緑色の項目は強制入力ができます。 【決算専用業務】画面イメージ 計算表を作成する場合は、[印刷]ボタン、[所得区分別売上]ボタンが使用 できます。 ・『決算専用業務』で簡易課税の場合、第1種事業~第6種事業の金額については修正ができます。 ある事業の金額を別の事業に替える場合に修正します。 計算表を作成する場合は、[印刷]ボタン、[連動]ボタン、[所得区分別売上] ボタンが使用できます。基礎金額登録:「調整消費税等入力」画面の入力項目を追加します。 ・基礎金額登録 [原則課税]
(3) 画面イメージ
・基礎金額登録 [簡易課税]基礎金額登録 - 所得区分別売上:計算表の売上(収入)金額の入力ができます。 ・基礎金額登録 - 所得区分別売上 タブには個人決算書で採用されている業種が表示されます。 「基礎金額登録」ツールバー ・『決算専用業務』の場合、売上(収入)金額以外は常に修正できます。 旧税率(5%)の発生がある場合は 「複数税率入力」画面から入力します。
基礎金額登録 - 所得区分別仕入:計算表の仕入および経費金額の入力ができます。
(3) 画面イメージ
・基礎金額登録 - 所得区分別仕入 「基礎金額登録」ツールバー タブには個人決算書で採用されている業種が表示されます。 ・『決算専用業務』の場合、(A)決算額以外は常に修正できます。入力検証:入力内容に問題がないかを確認します。
・チェックの結果、エラーは「赤」、警告は「橙」、問題がない場合は「青」でメッセージが表示されます。 ・法人の場合は「計算表のバランスチェック」、「基礎金額と計算表のバランスチェック」、
(3) 画面イメージ
・申告書・付表 [確定申告書] 【H29年】 【H30年】 ・再計算は「申告書・付表」の起動時に自動実行します。「基礎金額登録」で金額の入力(強制入力)や連動処理 を行った場合に申告書の再計算が行われます。 ・[消費税基本情報取込]ボタンから「消費税基本情報」を取り込みます。 ・[入力検証]ボタンから入力内容の確認を行います。 ・「調整消費税等入力」画面の項目は「基礎金額登録」で入力します。 ・「申告書・付表」の金額修正機能を廃止し、「基礎金額登録」で強制入力します。・申告書・付表 [中間申告書] 【H29年】 【H30年】 ・再計算は「申告書・付表」の起動時に自動実行します。「過去情報登録」で前期の「課税期間(自・至)」、 「納税消費税額(内国税分)」を変更した場合に申告書の再計算が行われます。 ・[消費税基本情報取込]ボタンから「消費税基本情報」を取り込みます。 ・[月数]ボタンから中間申告対象期間の月数(分子)を算出します。
(3) 画面イメージ
【H29年】 【H30年】 ・[入力検証]ボタンから入力内容の確認を行います。 ・[更新]ボタンクリック時、入力検証チェックを行います。エラーがある場合は更新できません。 ・入力完了印刷:課税取引計算表などの印刷に対応します。 ・基礎金額登録 - 印刷ダイアログ ・各帳表はチェックが付いた状態で初期表示されます。 ・「計算表に氏名を印刷する」はチェックが付いた状態で初期表示されます。 ・「計算表に氏名を印刷する」にチェックが付いている場合、印刷帳票に氏名が出力されます。 ・計算表は「申告書・付表」からも印刷できます。 個人決算書で採用されている業種に該当する帳票が使用可能になります。 原則課税の印刷ダイアログ 簡易課税の印刷ダイアログ
(4) 印刷イメージ
課税取引金額計算表(事業所得用)
・帳票は旧税率(5%)がある様式にのみ対応します。
課税売上高計算表 課税仕入高計算表
(5) 電子申告
電子申告:課税取引計算表などの電子申告に対応します。 帳票 課税取引金額計算表(事業所得用) 課税取引金額計算表(事業所得用)【経過措置含む】 課税取引金額計算表(農業所得用) 課税取引金額計算表(農業所得用)【経過措置含む】 課税取引金額計算表(不動産所得用) 課税取引金額計算表(不動産所得用)【経過措置含む】 課税売上高計算表 課税売上高計算表【経過措置含む】 課税仕入高計算表 課税仕入高計算表【経過措置含む】■注意事項 平成30年1月1日以降に開始する会計年度において、機能改修対応プログラムの適用前に提出 した確定申告書は、入力完了をおこなってください。 入力完了を行っていない場合、プログラムの適用により再計算が行われ、申告書が再作成され ます。 ①金額修正を行っている場合 機能改修対応プログラムでは金額修正機能を廃止したため、金額修正データはクリアされます。 申告書が再計算され、金額が変更されます。 ②棚卸調整消費税を仕訳と「調整消費税等入力」画面の両方から入力している場合 仕訳の金額で申告書が再計算され、金額が変更されます。
(1) 機能改修内容
【適用開始時期】 ・会計期間の開始が平成30年1月1日以降の事業者に適用されます。 【改修内容】 1.還付申告明細の金額連動 ・還付申告明細書(法人用)、還付申告明細書(個人事業者用)の 「3 課税仕入れに係る事項(1)仕入金額等の明細」に金額を連動します。 ・法人の場合は仕訳データから連動します。 ・個人事業者の場合は計算表データから連動します。計算表を作成しない場合は、現行通り 金額を手入力します。 ・「申告書・付表」の再計算で還付の場合に金額連動を行います。 納付の場合は「3 課税仕入れに係る事項(1)仕入金額等の明細」に入力されていた金額は クリアします。 2.還付申告明細のキャンセル機能の追加 ・「申告書・付表」の「還付申告明細1/2」および「還付申告明細2/2」タブ画面に [キャンセル]ボタンを追加します。 ・[キャンセル]ボタンをクリックし還付申告明細画面の変更を取消します。各明細には次の科目の金額を連動します。 ⑩課税仕入れ等の税額の合計額・・・連動結果から計算します。 付表2(または付表2-(2))の⑫課税貨物に係る消費税額に金額がある場合は加算します。 ・法人の場合 損益科目 ①商品仕入高等・・・「9604:純仕入高」「9611:当期総製造費用」 「9632:当期工事総費用」 ②販売費・一般管理費 ・・・「9661:販管費」 ③営業外費用 ・・・「9672:営業外費用」 ④その他 ・・・①~③に該当しない損益科目で「仕入消費税コー ド」が設定されている金額 資産科目 ⑥固定資産 ・・・「9523:固定資産」 ⑦繰延資産 ・・・「9524:繰延資産」 ⑧その他 ・・・⑥~⑦に該当しない貸借科目で「仕入消費税コード」 が設定されている金額
(2) 連動される金額
各明細には次の計算表の金額を連動します。 事業所得 ①仕入金額・・・課税取引金額計算表(事業所得用)③仕入金額 ②必要経費・・・課税取引金額計算表(事業所得用)32計 + 課税取引金額計算表(農業所得用)31小計 ③固定資産等の取得価額 ・・・課税仕入高計算表 「業務用資産の取得に係る 課税仕入高(⑩、⑪、⑫)」 ※一般または農業がある場合、連動する。 不動産所得 ⑤必要経費・・・課税取引金額計算表(不動産所得用)⑭計 ⑥固定資産等の取得価額 ・・・課税仕入高計算表 「業務用資産の取得に係る課税仕入高(⑩、⑪、⑫)」 ※一般または農業がなく不動産所得のみの場合、 連動する。 ○○所得 ⑧仕入金額・・・課税仕入高計算表「○○所得に係る課税仕入高(⑦)」 ⑨必要経費・・・なし ⑩固定資産等の取得価額・・・なし ・個人事業者の場合 ⑬課税仕入れ等の税額の合計額・・・連動結果から計算します。 付表2(または付表2-(2))の⑫課税貨物に係る消費税額に金額がある場合は加算します。課税売上割合が95%未満で特定課税仕入がある場合は還付申告明細の修正が必要です。 還付申告明細の「 3 課税仕入れに係る事項(1)仕入金額等の明細」の「(ロ)左のうち課税仕入れにならないもの」から 特定課税仕入の金額を差し引きます。 法人の場合は、⑤小計+⑨小計の合計から「課税仕入れ等の税額の合計額」を手計算します。 個人事業者の場合は、算出された「課税仕入高の合計額」から「課税仕入れ等の税額の合計額」を手計算します。 ・特定課税仕入がある場合
(3) 画面イメージ
・[キャンセル]ボタンをクリックし、表示されている画面の変更を取消します。 ・画面切り替えなどにより更新された場合は取消しできません。