そうだったのか!
ビジネス現場の「オキテ」総ざらい
みずほFORUM-M夜間講座 平成24年6月13日
竹田・長谷川法律事務所
弁護士/弁理士
長谷川卓也
私的自治の原則と強行法規
私的自治の原則と強行法規
私的自治の原則…契約の効力の根拠
自由主義社会の我が国では、原則として、ビジネスの当事
者は自由に自分の行動を決定して、互いに約束(=契約)
して行動のルールを設定することができ、そのルールは、
相手方に対して法的手段で強制することのできる効力、す
なわち法的拘束力をもつ
強行法規…契約の効力を破る
完全な自由を認めてしまうと、立場の強い者が立場の弱い
者に対して理不尽に不利な条件を押し付ける契約(下請い
じめなど)や、社会正義の観点から許されるべきでない行
為の契約(犯罪行為の委託など)がなされてしまう可能性
があるので、このような行為は、規制されている
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契約書の基本的構成(1)
契約書の基本的構成(1)
売買契約
売買契約
付随的義務
危険負担(双方に責任がなく目的物が滅失したときの処理)
解除に関する条項
通知方法、裁判管轄など一般条項
基本的義務
契約書の基本的構成(2)
契約書の基本的構成(2)
請負・委任契約
請負・委任契約
付随的義務
契約期間に関する条項
解除に関する条項
通知方法、裁判管轄など一般条項
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基本的義務
契約書の条項(1)
契約書の条項(1)
個別の売買契約の場合
個別の売買契約の場合
主な条項
(売主の基本的義務) 目的物の特定
(売主の基本的義務) 目的物の引渡方法
(買主の基本的義務) 代金の額
(買主の基本的義務) 代金の支払方法
(売主の基本的義務) 瑕疵担保責任
危険負担
契約解除に関する条項
(契約の終了に関する条項)
裁判管轄
契約書の条項(2)
契約書の条項(2)
売買取引基本契約の場合
売買取引基本契約の場合
定める書面 主な条項
個々の注文/基本契約 目的物の特定
個々の注文/基本契約 目的物の引渡方法
個々の注文/基本契約 代金の額
個々の注文/基本契約 代金の支払方法
基本契約 瑕疵担保責任
基本契約 危険負担
基本契約 契約解除に関する条項
基本契約 契約の終了に関する条項
基本契約 裁判管轄
取引基本契約…連続して取引が行われる場合、全ての取引に共通する事
項は基本契約に、個々の取引に特有な事項は注文書などで定める
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対象物の特定の仕方
対象物の特定の仕方
不動産 動産 債権
登記簿の標題部記
載の不動産の表示
品名、シリアルナ
ンバー、所在地、
数量など、できる
限り特定できるよ
うに
債権の発生原因、
金額など
(例)
土地:所在/地番
/地目/地積
建物:所在/家屋
番号/種類/構造
/床面積
(例)
○市○町○ー○所
在の甲の工場内に
存在する機械(型
番○○)○機
(例)
甲乙間の平成○年
○月○日付売買契
約書に基づく売買
代金債権金○円
民事訴訟のしくみ
民事訴訟のしくみ
〜
〜
主張と証拠
主張と証拠
請求(金○円支払え)という
法的効果が認められるには、
根拠となる事実(売買契約の
成立、目的物の引渡など)が
認められることが必要
当事者間に争いのない事実は、
裁判所はそのまま認める
当事者間に争いがある事実は、
証拠や、それを推認させる事
実によって判断される
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倒産手続の進行(1)
倒産手続の進行(1)
清算型法的倒産手続の流れ
清算型法的倒産手続の流れ
申立手続
資産確定手続 債権確定手続
弁済(配当)手続
倒産手続の進行(2)
倒産手続の進行(2)
再建型法的倒産手続の流れ
再建型法的倒産手続の流れ
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申立手続
資産確定手続 債権確定手続
弁済手続
事業再建手続
担保権の種類と設定方法
担保権の種類と設定方法
種類 対象 設定方法 特徴
抵当権
(根抵当権)
不動産 契約 ・登記され、優先順位が明確
・担保物件の使用は債務者が継続
質権 主に動産、
債権
契約 ・債権者が担保物件を利用、収益する
・占有が要件
譲渡担保、代
物弁済予約な
ど
動産、債
権、不動
産
契約 ・所有権(の一部)を担保権者に移す、
あるいは移す約定
・通常は債務者が使用を継続
・行使の方法が多様
先取特権 動産、不
動産
法律に基づ
き発生
・被担保債権によって内容が法定され
ている
留置権 主に動産 法律に基づ ・債務者からの債務の履行がない場合、
強行法規の例
強行法規の例
各種業法
不動産業「宅地建物取引法」/金融業「金融商品
取引法」/飲食業の「食品衛生法」/薬関係「薬
事法」/遊興関係の「風俗営業法」/中古品販売
関係「古物営業法」
独占禁止法・下請法
景品表示法
消費者契約法
特定商取引法
下請法(1)
下請法(1)
適用される取引
適用される取引
取引 親事業者 下請事業者
製造委託・修理
委託
資本金3億円超の法
人
個人、資本金3億
円以下の法人
資本金
1000万〜3億
円の法人
個人、資本金
1000
万円以下の法人
情報成果物作成
委託・役務提供
委託
資本金
5000万円超の
法人
個人、資本金
5000
万円以下の法人
資本金
1000万〜5000
万円の法人
個人、資本金
1000
万円以下の法人
消費者契約法
消費者契約法
全ての消費者契約が対象
事業者の情報提供の努力義務
勧誘されている時に事業者に不適切な行為があっ
た場合の取消:不実告知/断定的判断/不利益事
実の不告知/不退去による困惑/監禁による困惑
消費者の権利を不当に害する条項の無効…事業者
の免責条項/解除に伴う損害賠償/遅延損害金/
その他事業者が消費者の利益を一方的に害してい
る場合
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特定商取引法
特定商取引法
適用される取引…訪問販売/通信販売/電話勧誘
販売/連鎖販売取引(いわゆる「マルチ商法」
「ネットワーク・ビジネス」)/特定継続的役務
提供(所定の金額・期間の、エステティック、語
学教室、学習塾、家庭教師、パソコン教室、結婚
情報提供)/業務提供誘引販売取引(いわゆる
「内職商法」「モニター商法」)
事業者の義務…氏名等の明示/不当な勧誘行為の
禁止/広告規制/書面交付
消費者保護制度…クーリング・オフ/意思表示の
取消し/損害賠償の額の制限
個人情報保護法における
個人情報保護法における
個人情報取扱事業者の義務
個人情報取扱事業者の義務
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利用目的の特定
適正な取得と利用目的の通知・公表・明示
データ内容の正確性・最新性の確保
個人データの安全管理措置
本人の同意を得ない個人データの第三者提供の原
則禁止
本人からの求めに応じた開示・訂正等、利用停止
苦情の適切かつ迅速な処理
コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンス
企業の意思決定過程(特
に取締役における意思決
定)において、不適切な
判断がなされ企業不祥事
に至るのを防止するため
の統治体制
(右図出典:東京証券取引
所 コーポレート・ガバ
ナンスに関する報告書の
サンプル)
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ご清聴ありがとうございました。
弁護士/弁理士
長谷川卓也
竹田・長谷川法律事務所
http://hasegawa-sogo.jp/
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-14-3
赤坂東急ビル10階
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