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介護職員の見通しと介護職員の離職率 2007 年から2025 年にかけて 生産年齢 (15~64 歳 ) 人口は約 15% 減少し 労働力人口も約 5~ 13% 程度減少すると見込まれる 一方 必要となる介護職員数は倍増すると推計されている 他方 介護職員の離職率は全産業平均より総じて高い 10,0

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(1)

介護人材の現状

平成22年12月7日(火)

(2)

介護職員の見通しと介護職員の離職率

2007年から2025年にかけて、生産年齢(15~64歳)人口は約15%減少し、労働力人口も約5~

13%程度減少すると見込まれる。一方、必要となる介護職員数は倍増すると推計されている。

他方、介護職員の離職率は全産業平均より総じて高い。

(資料出所) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成18(2006)年12月推計)」、雇 用政策研究会「労働力人口の見通し(平成19年12月)」、社会保障国民会議「医療介護費用のシ ミュレーション」、総務省「労働力調査」、「人口推計」、厚生労働省「介護サービス施設・事 業所調査」 注) 2025年の生産年齢人口は出生中位(死亡中位)推計の値。労働力人口は2017年から2030年の 「労働市場への参加が進んだケース」と「進まないケース」が平均的に減少すると仮定して試算 したもの。2025年の介護職員数は社会保障国民会議のAシナリオ~B2・B3シナリオの値。 6,669 5,820~ 6,320程度 8,302 7,096 117 212~ 255 0 100 200 300 400 500 0  2,000  4,000  6,000  8,000  10,000  2007  2025  2007 2025  2007  2025 (万人) (万人) 生産年齢人口 (左目盛) 労働力人口 (左目盛) 必要介護職員数 (右目盛) 約15%減 約5~13%減 約80~117%増 生産年齢人口、労働力人口、必要介護職員数の見通し(試算) 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 全産業平均離職率 16.2% 15.4% 14.6% 16.4% 介護職員・訪問介護員 離職率 20.3% 21.6% 18.7% 17.0% 完全失業率 4.1% 3.9% 4.0% 5.1% 介護職員・訪問介護員の離職率(全産業との比較) (出典等) ○全産業平均離職率・・・・・・雇用動向調査(厚生労働省統計情報部) 1年間の離職率(%) = 1年間の離職者数 ÷ 1月1日現在の常用労働者数×100 ○介護職員・訪問介護員離職率・・・介護労働実態調査(財団法人介護労働安定センター) 1年間の離職率(%) = 1年間の離職者数 ÷ 1年前の在籍者数×100 ・「介護職員」 介護保険法での指定を受けた訪問介護以外の介護事業所で働き、直接介護を行う者をいう。 ・「訪問介護員」 指定訪問介護事業所で働き、高齢者等の家庭を訪問して家事などの生活援助、入浴などの身体 介護を行う者をいう。

1

(3)

介護職員に占める介護福祉士の割合の推移(実人員)

※介護職員数は実人員。 ※平成19年以降の在宅サービスには、「夜間対応型訪問介護」、「認知症対応型通所介護」、「小規模多機能型居宅介護」、「地域密着型特定施設入居者生活介護」、「地域密着型介護老人福祉施設」 に勤務する介護職員数を含む。 資料出所:「介護サービス施設・事業所調査」(厚生労働省大臣官房統計情報部) 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年度  【介護職員】 548,924 661,588 755,810 884,981 1,002,144 1,124,691 1,171,812 1,241,727 1,279,732  《介護職員》(介護福祉士数把握可  能な施設・サービスのみ)[a] 543,780 650,386 734,214 844,517 917,892 1,124,691 1,171,812 1,241,727 1,279,732  (うち介護福祉士数)[b] 131,554 156,436 176,257 194,567 219,331 263,048 300,567 355,659 405602  介護職員のうち、介護福祉士の割合  [b/a*100] 24.2% 24.1% 24.0% 23.0% 23.9% 23.4% 25.6% 28.6% 31.7%  合  計 単位:人(実数) (人) 131,554 156,436 176,257 194,567 219,331 263,048 300,567 355,659 405,602 412,226 493,950 557,957 649,950 698,561 861,643 871,245 886,068 874,130 24.2% 24.1% 24.0% 23.0% 23.9% 23.4% 25.6% 28.6% 31.7% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 介護職員(介護福祉士未取得者) 介護職員(介護福祉士取得者) 介護職員のうち、介護福祉士の割合

2

(4)

※介護職員数は実人員。 ※平成19年以降の居宅サービスには、「夜間対応型訪問介護」、「認知症対応型通所介護」、「小規模多機能型居宅介護」、「地域密着型特定施設入居者生活介護」、「地域密着型介護老人福祉施設」 に勤務する介護職員数を含む。 資料出所:「介護サービス施設・事業所調査」(厚生労働省大臣官房統計情報部)

介護職員に占める介護福祉士の割合の推移(サービス類型別)

【施設サービス】

【居宅サービス】

74,863  86,774  93,573  101,412  110,498  118,930  127,172  138,798  151,292  161,350  167,177  171,987  180,066  187,643  193,439  194,581  191,333  189,624  31.7% 34.2% 35.2% 36.0% 37.1% 38.1% 39.5% 42.0% 44.4% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 45.0% 50.0% 0 人 100,000 人 200,000 人 300,000 人 400,000 人 500,000 人 600,000 人 700,000 人 800,000 人 900,000 人 1,000,000 人 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 介護福祉士取得者 介護福祉士未取得者 介護職員のうち、介護福祉士の割合 56,691  69,662  82,684  93,155  108,833  144,118  173,395  216,861  254,310  256,020  337,975  407,566  510,348  595,170  668,204  676,664  694,735  684,506  18.4% 17.6% 17.6% 16.5% 17.6% 17.7% 20.4% 23.8% 27.1% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 45.0% 50.0% 0 人 100,000 人 200,000 人 300,000 人 400,000 人 500,000 人 600,000 人 700,000 人 800,000 人 900,000 人 1,000,000 人 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 介護福祉士取得者 介護福祉士未取得者 介護職員のうち、介護福祉士の割合

3

(5)

○ 勤続年数や就業形態の違いがあるが、福祉施設介護員の平均賃金は、全産業計と比べて低い。

資料出所: 厚生労働省「賃金構造基本統計調査(平成19年)」 ※事業所規模10人以上の常用労働者を雇用する事業所に雇用される常用一般労働者について年収を推計したもの。

介護職員の賃金カーブ

4

産業・職種別賃金カーブ(男、企業規模計) 6345 6879 6901 6599 5711 4847 3996 3137 2488 1637 6860 7143 7127 6615 5714 4907 4085 3362 2584 1632 6391 6737 6672 6234 5433 4597 3814 2920 2198 1517 5671 6319 6626 6392 5496 4677 3879 3018 2366 1824 3529 4259 3621 3845 3623 3363 3212 2548 1953 1982 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000   ~17歳 18~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 産業計(男)【13,751,660人】 製造業(男)【4,628,260人】 卸売・小売業(男)【2,026,460人】 サービス業(他に分類されないもの)(男)【1,631,200人】 福祉施設介護員(男)【97,440人】 産業・職種別賃金カーブ(女、企業規模計) 3342 3502 3410 2807 2593 1542 2121 2747 3614 3828 3898 3748 3632 1701 2239 2707 3166 3341 3637 3451 3115 2991 2840 1374 2032 2582 3139 3462 3582 3656 3433 3096 3028 1207 2112 2589 3141 3373 3567 3663 3444 3165 3073 2681 3518 3728 3869 3839 3878 4182 1669 2420 2729 2764 2849 2909 3013 1951 2198 2648 2965 3095 2851 2890 2959 3059 3038 1000 2000 3000 4000 5000   ~17歳 18~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 年収( 千円 ) 全産業【6,459,630人】 製造業(女)【1,477,460人】 卸売・小売業(女)【1,034,730人】 サービス業(他に分類されないもの)(女)【808,160人】 介護支援専門員(女)【29,760人】 ホームヘルパー(女)【38,920人】 福祉施設介護員(女)【233,240人】

(6)

介護職員処遇改善交付金

① 都道府県が基金を設置して実施する。

(支払いは国保連に委託)

② 財源

:国費10/10

○介護職員(常勤換算)1人当たり月額平均1.5万円の賃金引上げに相当する額を介護職員の処遇改善に取

り組む事業者へ交付

○21年10月サービス分から実施し、24年3月までの2.5年分を予算計上

(21年度第1次補正予算 事業規模:約3,975億円)

○長期的に介護職員を確保・定着させるため、平成22年10月からは、キャリアパス要件(※)を導入。(要件を

満たさない場合は交付金が減額)

都道府県

申請

支払い

の委託

交付金の支払い

執行のイメージ

基金

5

※ キャリアパス要件

① 介護職員の職位、職責又は職務内容に応じた任用

等の要件

② ①に応じた賃金体系

③ ①及び②について、就業規則等で規定し、全ての介

護職員に周知

(注)上記によりがたい場合の要件も規定

(7)

労働条件等の悩み、不安、不満等として、「仕事内容の割に賃金が低い」、「人手が足りない」、「業務に対する

社会的評価が低い」といった雇用環境に対する悩みが多い。

利用者等に関する悩み等として、「利用者に適切なケアができているか不安」と回答する介護従事者が最も多い。

労働条件等の悩み、不安、不満等(複数回答) 0 10 20 30 40 50 60 70 人 手 が 足 り な い 仕 事 内 容 の わ り に 賃 金 が 低 い 休 憩 が と り に く い 有 給 休 暇 が 取 り に く い 夜 間 や 深 夜 時 間 帯 に 何 か 起 き る の で は な い か と 不 安 身 体 的 負 担 が 大 き い ( 腰 痛 、 体 力 に 不 安 ) 精 神 的 に き つ い 健 康 面 ( 感 染 症 、 怪 我 ) の 不 安 が あ る 業 務 に 対 す る 社 会 的 評 価 が 低 い (%)

介護職員の働く上での主な悩み、不安、不満等

(出典)(財)介護労働安定センター 「平成21年度介護労働実態調査」 利用者及びその家族についての悩み、 不安、不満等(複数回答) 0 10 20 30 40 50 60 70 利 用 者 に 適 切 な ケ ア が で き て い る か 不 安 が あ る 。 利 用 者 は 何 を や っ て も ら っ て も 当 然 と 思 っ て い る 利 用 者 と 家 族 の 希 望 が 一 致 し な い 利 用 者 の 家 族 が 必 要 な サ ポ ー ト ・ 理 解 を し て く れ な 良 い と 思 っ て や っ た こ と が 利 用 者 に 理 解 さ れ な い 介 護 事 故 で 利 用 者 に 怪 我 を さ せ な い か 不 安 (%) 6

(8)

定期的な健康 診断の実施 採用時におけ る賃金・勤務 時間の説明 事故やトラブ ルへの対応マ ニュアル作成 等の体制づく り 勤務体制を決 める際の職員 の要望を聞く 機会の設定 介護能力の向 上に向けた研 修 実務の中で、 上司や先輩か ら指導や助言 を受ける機会 の設定 介護に関する 事例検討会の 開催 働き方や仕事 内容、キャリア について上司 と相談する機 会の設定 介護能力に見 合った仕事へ の配置 事業所の相談 援助体制の設 定 介護能力を適 切に評価する しくみ 介助しやすい 施設づくりや 福祉機器の導 入 その他 役立つと考え られることは ない 十分行われている (n=18,035) 59.4 39.1 38.3 36.5 28.5 27.5 24.5 24.4 17.5 14.8 11.7 10.7 0.5 1.3 役立つと思う (n=18,035) 35.2 29.5 36.4 36.9 43.5 35.6 36.3 39.9 30.2 24.7 31.0 28.9 0.9 0.7 ※平成20年度介護労働実態調査(財団法人介護労働安定センター) (単位:%)

約4割の介護職員が、働く上での悩み、不安等の解消のためには、介護能力の向上に向けた研修を充実すべきと

回答。

約4割の事業主は、早期離職防止や定着促進のため、能力開発の充実が必要と回答。

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介護職員が働く職場の取り組み状況と働く上での悩み、不安、不満等の解消(複数回答)

職場内の仕事上 のコミュニケー ションの円滑化を 図っている (定期的なミー ティング、意見交 換会、チームケ ア等) 労働時間(時間 帯・総労働時間) の希望を聞く 賃金・労働時間 等の労働条件 (休暇をとりやす くすることも含め る)を改善する 非正社員から正 社員への転換の 機会を設けてい る 能力開発を充実 させる(社内研修 実施、社外講習 等の受講・支援 等) 経営者・管理者と 従業員が経営方 針、ケア方針を共 有する機会を設 ける 能力や仕事ぶり を評価し、配置や 処遇に反映する 福利厚生を充実 させ、職場内の 交流を深める 健康対策や健康 管理に力を入れ ている 悩み、不満、不安 などの相談窓口 を設けている(メ ンタルヘルスケ ア) 新人の指導担 当・アドバイザー を置いている 職場環境を整え る(休憩室、談話 室、出社時に座 れる席の確保 等) 離職理由を分析 し、早期離職防 止や定着促進の ための方策に役 立てる 子育て支援を行 う(子供預かり所 を設ける。保育費 用支援等) その他 特に方策はとっ ていない 全体(n=5,198) 63.4 60.3 52.6 41.4 40.7 35.7 34.0 28.4 25.3 23.1 18.2 17.9 8.8 6.9 1.7 3.7 ※平成20年度介護労働実態調査(財団法人介護労働安定センター) (単位:%)

介護職員の早期離職防止や定着促進のための方策についての事業者側の認識(複数回答)

介護職員の悩み等の解消策と、事業主が考える離職防止策

(9)

○平成19年の「社会福祉士及び介護福祉士法」の一部改正により、

すべての者は一定の教育プロセスを経た後に国家試験

を受験するという形で、資格取得方法の一元化

が図られたところ。

※ 養成施設ルートの国家試験の義務づけや、実務経験ルートに6か月以上の課程を義務付ける改正は、平成24年度から施行予定であるが、 「今後の介護人材養成の在り方に関する検討会中間まとめ」(平成22年8月)では、施行を3年程度延期すべきとの方向性が示されている。 養成施設2年以上 (1,650時間) 国 家 試 験 福祉系高校 (1,190時間) 実務経験 3年以上 国家試験なし 養成施設ルート 養成施設2年以上 (1,800時間程度) 福祉系高校 (1,800時間程度) 実務経験 3年以上 養成施設6月以上 (600時間程度) 改正前 改正後 + 実務経験ルート 福祉系高校ルート 国 家 試 験 【参考】現行の資格取得者数等の状況

介護福祉士の資格取得方法の見直し

【平成24年度施行】 【平成24年度施行】 【平成21年度施行】 【参考】現行の資格取得者数等の状況 平成21年度資格取得者 これまでの資格取得者数の累計(平成21年度末) ※平成21年度の国家試験の状況 養成施設ルート 約1.1万人(約13.9%) 約26.5万人(約32.2%) 受験者数 約15.4万人 福祉系高校ルート 約0.5万人(約6.3%) 合格者数 約7.7万人 実務経験ルート 約6.3万人(約79.8%) (合格率約50.2%) 合計 約7.9万人 約82.2万人 約55.7万人(約67.8%)

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(10)

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訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修3級課程

訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修2級課程

<初級レベル>

<中級レベル>

<上級レベル>

介護福祉士

<国家資格>

H22.4~

介護報酬

算定外

訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修1級課程

介護職員基礎研修

訪問介護員(新人) 等

サービス提供責任者

主任介護職員

訪問介護員(常勤) 等

サービス提供責任者

介護職員関係の資格・研修①

(訪問介護員の場合のイメージ図)

H24.3に養成

終了予定。介

護職員基礎研

修に一本化の

予定。

(11)

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介護職員関係の資格・研修②

定義 カリキュラム等 資格取得者数 研修修了者数 介護 福祉士 介護福祉士の名称を用いて、専門的知識 及び技術をもって、身体上又は精神上の障 害があることにより日常生活を営むのに支 障がある者につき心身の状況に応じた介護 を行い、並びにその者及びその介護者に対 して介護に関する指導を行うことを業とする 者。 (社会福祉士及び介護福祉士法第2条第2 項) ① 厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業する 方法(24年度から、介護福祉士国家試験に合格 することが必要になる予定) 2年間・1,800時間 ② 3年以上介護等の業務に従事した者等が介護 福祉士国家試験に合格する方法 現行では、24年度以降は、3年以上+600時 間となる予定だが、現在、検討中。 81.1万人 (21年9月末現在) 介護職員 基礎研修 介護に従事する職員が行う業務全般に関 する専門的な知識及び技術を修得すること を目的とする。 (介護保険法施行規則第22条の23第2項に 規定する厚生労働大臣が定める基準) 500時間 (講義・研修360時間、実習140時間) ※ ホームヘルパー研修課程を修了した者につい ては、実務経験年数により受講を一部免除。 0.6万人 (21年3月末現在) 訪問介護員研 修 (1級・2級課 程) 訪問介護員が行う業務に関する知識及び 技術を修得することを目的とする(1級は、2 級課程で修得した知識及び技術を深めるこ と等を目的とする)。 (介護保険法施行規則第22条の23第2項に 規定する厚生労働大臣が定める基準) 1級:230時間 (講義84時間、演習62時間、実習84時間) 2級:130時間 (講義58時間、演習42時間、実習30時間) 1級:18.3万人 2級:284.1万人 (21年3月末現在) (資料)関係法令等に基づき作成

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介護福祉士養成課程における新たな教育カリキュラム

科目名 時間数 人間とその生活の理解 120時間 社会福祉概論 講義 60時間 老人福祉論 講義 60時間 障害者福祉論 講義 30時間 リハビリテーション論 講義 30時間 社会福祉援助技術 講義 30時間 社会福祉援助技術演習 演習 30時間 レクリエーション活動援助法 演習 60時間 老人・障害者の心理 講義 60時間 家政学概論 講義 60時間 家政学実習 実習 90時間 医学一般 講義 90時間 精神保健 講義 30時間 介護概論 講義 60時間 介護技術 演習 150時間 形態別介護技術 演習 150時間 介護実習 実習 450時間 介護実習指導 演習 90時間 合 計 1,650時間 教育内容 時間数 人間と社会 240時間 人間の尊厳と自立 30時間以上 人間関係とコミュニケーション 30時間以上 社会の理解 60時間以上 こころとからだのしくみ 300時間 発達と老化の理解 60時間 認知症の理解 60時間 障害の理解 60時間 こころとからだのしくみ 120時間 介護 1,260時間 介護の基本 180時間 コミュニケーション技術 60時間 生活支援技術 300時間 介護過程 150時間 介護総合演習 120時間 介護実習 450時間 合 計 1,800時間

【新カリキュラム(2年課程の場合)】

【旧カリキュラム(2年課程の場合)】

平成

21

年4月より新カリキ

ラム

へ移行

11

(13)

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訪問介護員(ホームヘルパー)1級研修課程

区分 科  目 時間数 備  考 老人保健福祉に係る制度及びサービスに関する講義 10時間 演習を行う。 障害者福祉に係る制度及びサービス並びに社会保障制度に関する講 義 7時間 演習を行う。 社会保障制度に関する講義 3時間 介護技術に関する講義 28時間 事例の検討に関する講義は4時間以上 主任訪問介護員が行う他の保健医療サービス又は福祉サービスを提 供する者との連携等に関する講義 20時間 事例の検討に関する講義を行う。 医学等の関連する領域の基礎的な知識に関する講義 16時間 居宅介護支援に関する演習 6時間 介護技術に関する演習 30時間 処遇が困難な事例に関する演習 20時間 福祉用具の操作法に関する演習 6時間 介護実習 76時間 認知症の症状を呈する老人等に対する介護実習、主任訪問介護員 が行う他の保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との連 携等に関する実習、老人デイサービスの業務に関する実習、訪問看 護に関する実習及び地域包括支援センター又は老人介護支援セン ターの業務に関する実習並びに実習終了後の事例報告の検討を行 う。 福祉事務所、保健所等の老人保健福祉に係る公的機関の見学 8時間 230時間 講 義 合    計 演 習 実 習

※講義(84時間)うち72時間までは通信により受講可能

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訪問介護員(ホームヘルパー)2級研修課程

区分 科  目 時間数 備  考 社会福祉の基本的な理念及び福祉サービスを提供する際の基本的な 考え方に関する講義 6時間 老人保健福祉及び障害者福祉に係る制度及びサービス並びに社会保 障制度に関する講義 6時間 訪問介護に関する講義 5時間 訪問介護員の職業倫理に関する講義は2時間以上 老人及び障害者の疾病、障害等に関する講義 14時間 介護技術に関する講義 11時間 事例の検討に関する講義は4時間以上 家事援助の方法に関する講義 4時間 相談援助に関する講義 4時間 医学等の関連する領域の基礎的な知識に関する講義 8時間 福祉サービスを提供する際の基本的な態度に関する演習 4時間 介護技術に関する演習 30時間 訪問介護計画の作成等に関する演習 5時間 レクリエーションに関する演習 3時間 介護実習 24時間 特別養護老人ホーム等における介護実習及び訪問介護に関する実 習を行う。 老人デイサービスセンター等のサービス提供現場の見学 6時間 130時間 講 義 合    計 演 習 実 習

※講義(58時間)のうち52時間までは通信により受講可能

(15)

研修の目的・概要

○ 目的 介護職員基礎研修は、介護職員として介護サービスに従事し ようとする者を対象とした基礎的な職業教育として、対人理解 や対人援助の基本的な視点と理念、専門的な職業人として職務 にあたる上での基本姿勢、基礎的な知識・技術等を修得させる とともに、介護職員については将来的には、任用資格は介護福 祉士を基本とすべきであることを踏まえて、より専門的な知 識・技術を修得するための機会とすることを目的とする。 ○ 実施主体 介護職員基礎研修の実施主体は、都道府県知事又は都道府県 知事の指定した者とする。 ○ 対象者 介護福祉士資格を所持しない者で、今後介護職員として従事 しようとする者若しくは現任の介護職員とする。 ○ 研修科目及び研修時間数等 別表の通り ○ その他 ・ 平成18年度に創設 ・ 訪問介護員養成研修修了者については、受講科目を一部免 除。 ・ 各科目ごとに研修機関が修得度を評価。 ・ 研修事業者が教育体制(講師、設備等)等の情報項目を開 示。 ・ 認知症高齢者へのケアや医療・看護との連携等に関する内 容を充実。 ・ 講義と演習を一体的に実施。 ※ 指定研修事業者数 284事業者(平成21年10月1日現在) 研修修了者数 6,453人(平成21年3月31日現在) 従事者数 2,317人(平成19年10月1日現在) 基礎理解とその展開(360時間) -講義・演習を一体的に実施- 1 . 生 活 支 援 の 理 念 と 介 護 における尊厳の理解(30H) 2.老人、障害者等が活用す る 制 度 及 び サ ー ビ ス の 理 解 (30H) 3.老人、障害者等の疾病、 障害等に関する理解(30H) 4.認知症の理解(30H) 5.介護におけるコミュニケーションと 介護技術(90H) 6.生活支援と家事援助技術 (30H) 7.医療及び看護を提供する 者との連携(30H) 8.介護における社会福祉援 助技術(30H) 9.生活支援のためのアセス メントと計画(30H) 10 . 介 護 職 員 の 倫 理 と 職 務 (30H) 実習(140時間)

別表

<500時間>

※165時間/360時間は通信家庭 により実施可能

14

介護職員基礎研修の概要

(16)

訪問介護員養成研修課程修了者が介護職員基礎研修の通信課程を受講する場合のカリキュラム

1.生活支援の理念と介護における尊厳の理解

8.介護における社会福祉援助技術

4.認知症の理解

5.介護におけるコミュニケーションと介護技術

1.生活支援の理念と介護における尊厳の理解

8.介護における社会福祉援助技術

7.医療及び看護を提供する者との連携

4.認知症の理解

5.介護におけるコミュニケーションと介護技術

科 目

15時間

9.生活支援のためのアセスメントと計画

30時間

通信時間

総時間

15時間

30時間

15時間

30時間

10時間

30時間

15時間

15時間

30時間

30時間

90時間

30時間

1 実務経験が1年以上の訪問介護員養成研修2級課程修了者

9.生活支援のためのアセスメントと計画

15時間

30時間

2 実務経験1年未満の訪問介護員養成研修2級課程修了者

7.医療及び看護を提供する者との連携

15時間

30時間

15時間

30時間

合 計

70時間

150時間

合 計

90時間

210時間

15

(17)

1.生活支援の理念と介護における尊厳の理解

8.介護における社会福祉援助技術

7.医療及び看護を提供する者との連携

2.老人、障害者等が活用する制度及びサービスの理解

3.老人、障害者等の疾病、障害等に対する理解

4.認知症の理解

5.介護におけるコミュニケーションと介護技術

科 目

15時間

9.生活支援のためのアセスメントと計画

30時間

通信時間

総時間

15時間

30時間

15時間

15時間

10時間

30時間

30時間

30時間

3 実務経験1年以上の訪問介護員養成研修1級課程修了者 4.「その他の者」(実務経験1年以上)

7.医療及び看護を提供する者との連携

15時間

30時間

15時間

30時間

1.生活支援の理念と介護における尊厳の理解

15時間

30時間

15時間

30時間

6.生活支援と家事援助技術

8.介護における社会福祉援助技術

10.介護職員の倫理と職務

15時間

30時間

15時間

30時間

15時間

30時間

合 計

30時間

60時間

合 計

145時間

300時間

16

(18)

基礎理解とその展開(360時間) -講義・演習を一体的に実施- 実習(140時間)

訪問介護員養成研修2級課程(130時間)と介護職員基礎研修(500時間)のカリキュラム比較

+ 1 . 生 活 支 援 の 理 念 と 介 護 に お け る 尊 厳 の理解(30H) 2 . 老 人 、 障 害 者 等 が 活 用 す る 制 度 及 び サービスの理解(30H) 3.老人、障害者等の疾病、障害等に 関する理解(30H) 4.認知症の理解(30H) 6.生活支援と家事援助技術(30H) 7 . 医 療 及 び 看 護 を 提 供 す る 者 と の 連 携 (30H) 8 . 介 護 に お け る 社 会 福 祉 援 助 技 術 (30H) 5.介護におけるコミュニケーションと介護技術 (90H) 9 . 生 活 支 援 の た め の ア セ ス メ ン ト と 計 画(30H) 10.介護職員の倫理と職務(30H) 老人デイサービスセンター等のサービス提供現場の見学 (6H) 介護実習(注)(24H) 3.実習(30H) レクリエーションに関する演習(3H) 訪問介護計画の作成等に関する演習(5H) 介護技術に関する演習(30H) 福祉サービスを提供する際の基本的な態度に 関する演習(4H) 2.演習(42H) 医学等の関連する領域の基礎的な知識に関する 講義(8H) 相談援助に関する講義(4H) 家事援助の方法に関する講義(4H) 介護技術に関する講義(11H) 老人及び障害者の疾病、障害等に関する講義 (14H) 訪問介護に関する講義(5H) 老人保健福祉及び障害者福祉に係る制度及びサービ ス並びに社会保障制度に関する講義(6H) 社会福祉の基本的な理念及び福祉サービスを 提供する際の基本的な考え方に関する講義(6H) 1.講義(58H) 2級課程(130時間) 介護職員基礎研修課程 (500 時間) 実務1年以上の2級課程修了者は、 部分の 合計150時間で修了 介護職員基礎研修は、ヘルパー2級研修のカリキュラムと比較して、認知症の理解や医療・看護の連携といった科目を創設し、介護技術 に関する科目について大幅に時間数を伸ばしている。

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参照

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