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団塊世代の 2/3 は退職金 0 か 期待薄! ~ 早期退職制度の影響か既に取得している層の増加と借金返済 ~ 今年から始まった団塊世代の定年退職 実際には定年 55 歳制や早期退職などで既に退職金を手にしている人も多く 退職金はない との回答が 29.6% と多い結果となった 一方 受給予定の団塊

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Academic year: 2021

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(1)

■調査概要      調査期間 2007年03月28日 ~ 2007年03月29日      調査対象 1947年~1949年生まれの給与所得者      調査実数 500サンプル (有効回答数)      調査方法 インターネット調査      調査企画 ガリバー自動車研究所      調査協力 株式会社インフォプラント ■主な設問 ■レポートに関するお問い合わせ       株式会社ガリバーインターナショナル 広報部       〒100-6425 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング25F       TEL 03-5208-5501  FAX 03-5208-5511 ■レポート総合企画/制作 ガリバー自動車研究所

 いよいよ今年から始まった団塊世代の定年退職。今後、更に多くの退職を迎えるにあた

り、退職金の使い方や退職後のカーライフについて調査した。今年で3回目となるこの調査

では、団塊世代の心理が環境の変化にあわせどう移り変わっているのか分析した。

・あなたの現在の役職をお答えください。 ・退職時に支給される退職金の金額について、あなたはどの程度だと予想していますか? ・退職金の金額について、あなたはどの程度期待していますか? ・年金受給について、あなたはどの程度期待していますか? ・退職金をもらったとした際の使い道として、貯蓄以外に、どのようなことを考えていますか? ・あなたにとって、車とはどのようなものですか? ・もっともあてはまるものを1つだけお答えください。 ・退職後に、あなたはマイカーを購入する予定はありますか? ・退職後に購入するマイカーの購入予算は、総額いくらぐらいを考えていますか? ・退職後、マイカーを購入するとしたら、あなたはどのようなタイプの車が欲しいですか? ・退職後のマイカーとして、あなたがベストだと思うブランドは何ですか? ・もっともあてはまるものを1つだけお答えください。また、理由をお答えください。 ・あなたは、退職後の車の運転について自信がありますか? ・あなたは、運転に自信がなくなったら自主的に運転免許証を返納しますか? ・退職後にマイカーを購入するとしたら、新車と中古車では、どちらが良いですか?

ガリバー自動車研究所レポート

団塊世代 ~退職金の使い道~

旅行と住宅そしてマイカー購入

(2)

あなたは

退職金

を貰ったとしたら

どのように使いたい

ですか?

       (500人/複数回答可) 

   

 今年から始まった団塊世代の定年退職。実際には定年55歳制や早期退職などで既に退職金を手にしている人も多く、 「退職金はない」との回答が29.6%と多い結果となった。一方、受給予定の団塊世代では約半数が退職金に期待しており 、前年調査を大きく上回る結果となった。退職時期が近づくにつれその期待が大きくなっているといえる。また、その退職 金の使い道は前年同様「旅行」が多く、「住宅」「自動車」と高額商品が続いた。

団塊世代の2/3は退職金「0」か「期待薄」!

~ 早期退職制度の影響か既に取得している層の増加と借金返済 ~

Q

退職金の金額

についてあなたはどの程度

期待

していますか?

      (500人/単一回答)

 

Q

 今年調査した500人の中には定年 55歳制や早期退職により、退職金を 既に取得した層もいる。その影響もあ ってか「退職金がない」という回答が 約30%と多かった。  しかし、受給予定の団塊世代は昨 年調査よりも金額に対する期待値が 高く、約半数が「退職金を期待してい る」という回答だった。  昨年調査時点と比較して、退職金 の取得が間近に迫ったことで期待値 が高まったといえる。  退職金の使い道は昨年の調査結 果と大差なかったが、それぞれの数 値が少しずつ上昇しており、退職金 の期待同様取得を間近に使い道も 具体的になってきている。  トップは「旅行」で半数以上。次いで 「住宅」「自動車」と高額商品が続いて いる。既に住宅は取得している団塊 世代も多いだろうから、多くは住宅ロ ーンの返済に充てられると考えられる。 また、ライフスタイルにあわせた自動 車購入の予定も多いようだ。 2006年調査 2007年調査 2007年調査 2006年調査 n=400 52.0% 24.8% 18.8% 14.0% 10.6% 8.6% 4.6% 4.2% 1.8% 1.4% 13.0% 26.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 旅行 住宅購入・住宅リフォーム 自動車 家電 自己啓発 グルメ 家具・インテリア スポーツ ファッション ギャンブル・宝くじ その他 特にない 49.4% 30.3% 15.8% 12.1% 10.6% 7.0% 4.5% 4.5% 3.3% 1.8% 1.2% 9.4% 25.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 旅行 住宅購入・住宅 自動車 その他の趣味 家電 自己啓発 家具・インテリア スポーツ グルメ ギャンブル・宝く ファッション その他 特にない 退職金はな い, 29.6% あまり期待し ていない, 24.4% やや期待し ている, 23.8% 大いに期待 している, 12.0% 全く期待して いない, 10.2% 全く期待し ていない, 18.3% 退職金はな い, 17.5% 大いに期待 している, 9.8% やや期待し ている, 18.8% あまり期待 していない, 35.8% ■期待高まる退職金の支給額。その使い道は「住宅購入(ローン返済)・住宅リフォーム」そして「自動車」。

(3)

退職金

どの程度

だと予想していますか?

      (500人/単一回答)    

 生涯の所得の中で一度に取得する額としては最も多いのが「退職金」であるが、ここ最近退職金制度を廃止する企業も 増加している。そのため、この団塊世代に支払われる退職金が最高額の報酬となる可能性も大いにある。ということは、 彼らをターゲットとした商品が市場に出回るのは当然だろう。

団塊世代の退職金 最多は1,500~2,000万円!

~ 退職金のボリュームゾーンは2,000万円前後 !? マイカー購入は約6割 ~

Q

退職後

にあなたは

マイカーを購入

する予定はありますか?

      (500人/単一回答)

 

Q

 自動車業界で気になるのが退職後にマ イカーを購入するかどうかだが、約6割は 乗り換えあるいは新規購入などの意思が あることがわかった。  新車の買い換えサイクルの平均が約7 年であることから、現在保有のクルマをい つ購入したかで回答が変わってくるが、団 塊世代がこれから大量に定年を迎えるこ とから、旅行・住宅業界と並び大きなビジ ネスチャンスが訪れるといえる。  その一部が退職金から支払われると考 えると、今後数年間の間に団塊世代に評 価される自動車の登場が鍵となるだろう。  退職金の予想額で最も多かったのは 「退職金はない」で約3割。早期退職を選 んだ団塊世代もいるため実際に退職金が 出ないのはそれより少ない。また、非役職 者・役員・社長に退職金が出ない層が多 かった。  そして「500万円以下」、「2001~2500万 円以下」・「2501~3000万円以下」と続き、 ボリュームゾーンが分かれているのは、 中小企業と大企業の差ではないだろうか。 3001万円以上の約4割が部長職だった。 いま車は所有し ておらず、定年 後も購入しない 予定, 4.4% いま所有する車 を手放し、購入 する予定もない, 2.2% いま車を所有し ていて、購入す る予定はない, 32.2% いま車は所有し ていないが、購 入する予定, 2.8% いま所有する車 に追加で購入す る予定, 2.0% いま所有する車 から乗換え予定, 56.4% 退職金はな い, 29.6% 500万円以 下, 15.6% 501万円~ 1000万円以 下, 7.2% 1001万円~ 1500万円以 下, 7.4% 1501万円~ 2000万円以 下, 10.4% 2001万円~ 2500万円以 下, 12.2% 2501万円~ 3000万円以 下, 11.4% 3001万円以 上, 6.2% ■団塊世代の平均支給は2,000万円 !? 貰った退職金でマイカー購入?

(4)

退職後

購入するクルマの予算

はどれぐらいですか?

       (306人/単一回答)   

 

 2,000万円前後の退職金の中でクルマの購入にかける金額は200万円~300万円が最多を占める一方で、400万円以上 が約2割と、一部の団塊世代には退職後の余裕が見える。購入するポイントは人それぞれ、子供も独立し家族で出かける ことも少なくなるなど、選ぶ車種も市場に反してセダンを選択する団塊世代が35.4%と最多となった。次いで市場に多いミ ニバン・コンパクトカーとなるが、市場の3割以上を占める軽自動車を選択する団塊世代はわずか10%に留まった。

~ 購入予算200万円~300万円が6割強。市場に反してセダンが最多の35%。 ~

Q

退職後

に購入するなら

どのタイプのクルマ

が欲しいですか?

      (500人/単一回答)

 

Q

 今、市場で最も売れているのは軽自 動車だが、こちらの調査では軽自動車 を選択したのはわずか10%に留まり、 3人に1人が高級車を中心としたセダン を選ぶことがわかった。  これまでの家族を中心に考えた実用 的なクルマ選びから、自分の時間を楽 しむための選択に変わっていることが わかる。  退職後のマイカー購入予算で多いの は200万円の35.9%と300万円の26.1% となるが、400万円以上という回答が合 計20%を占めるなど、退職後は高級車 の購入意向が高いことがわかった。  昨年調査では団塊世代52人に聞い たところ、同様に高級車志向であること がわかる。  平均でも200万円~300万円と一般市 場より高く、団塊世代がこれからの高 級車市場を牽引していくことを表してい る。 2006年調査 n=52(退職金で購入) 2007年調査(退職後)

退職後に購入するクルマ 約2割は400万円以上の高級車

■引退した団塊世代はやっぱり裕福? 購入予算は平均以上。高級セダンが中心か !?

(5)

定年退職後

クルマの運転

自信

がありますか?

       (500人/単一回答)   

 

 高齢者の増加に伴い交通事故が増加し運転免許返納制度が確立したが、団塊世代は「クルマの運転はまだ大丈夫」と 回答する団塊世代が83.2%だった。60歳という年齢はまだまだ若いという考えの表れだろう。運転も仕事もまだまだできる と自負する彼らだが、将来的に自信がなくなったら運転免許を返納するかどうかの質問でも、返納すると回答したのは4割 強に留まった。

~定年後もまだまだ若い!運転免許証自主的返納率は4割強に留まる~

Q

運転に自信がなくなったら

運転免許証を

自主的

返納

しますか?

      (500人/単一回答)

 

Q

 退職後の運転に自信がある団塊世代は 8割以上と多いが、その後自信がなくなっ たら運転免許証を自主的に返納するのは 4割強と、こちらでも運転に対する自信の 高さが表れた結果となった。  エリア別で見ると北海道・東北エリアが 66%と最も高く、関西地区が37%で最も低 かった。返納率のばらつきにエリア特性が 反映されているようだが、特に関西地区で は「わからない」と答えた団塊世代が42% と最も多く、無駄・損が嫌いで徹底的な利 己主義を持つといわれる地域性が表れて いる。  間近に迫った定年退職。定年退職後も クルマの運転に自信があるかどうかの質 問では、83.2%と殆どの団塊世代がまだ まだ元気なところをアピールした。  もちろん、60歳までバリバリ働いていた わけではないから定年と共に一気に老け 込む団塊世代も少ないだろう。退職後ど れ位で運転に支障が出るかは人それぞ れだが、「過信」だけは気を付けて欲しい と思う。 2006年調査 n=400 2007年調査

定年してもまだ大丈夫!運転の自信は83.2%。

■定年退職後もクルマの運転に自信あり「83.2%」。自信がなくなったら返納する「43.8%」。

(6)

退職後

年金

はどの程度

期待

していますか?

      (500人/単一回答)    

 昭和36年4月2日生まれ以降の年金支給は65歳からとなっているが、本当に65歳で年金が支給されるのか不安な国民 が多いだろう。一部の団塊世代も支給年齢が引き上げられ、全額は支給されないためか、年金に対する期待は低く約4 割。退職金も年金も期待できない状況では、団塊世代のマーケットは予想より小さいのかもしれない。

~ 支給年齢が引き上げられる年金は、団塊世代の6割弱が期待薄 ~

Q

 間近に迫る年金支給も、徐々に引き上 げられた支給開始年齢により団塊世代の 年金に対する期待は低い結果となった。  全体の6割弱が年金には期待していな いという結果は、これから続いていく世代 にとってはもっと期待できないものといえ る。  この結果から次の世代以降は401Kの 導入などに頼るしかないのだろうか。  退職金を廃止する企業も増加しているこ とから、働けるうちにしっかり働き資産を 増やしていくしかなさそうだ。

気になる年金問題。団塊世代の多くも期待していない。

■年金に期待している団塊世代は約4割。 ■まとめ  今年から団塊世代の定年退職が始まる。旅行業界や住宅業界以外でも団塊世代のマーケットに期待する動きがあり、 もちろん自動車業界も定年退職後の団塊世代に期待するところは大きい。  実際に退職金の使い道として上がっているのは「旅行」「住宅」「自動車」と、旅行以外は高額なものが多く団塊世代も 退職後にある程度の出費をすることを計画している(住宅ローンの返済も含まれるが)。旅行業界では団塊世代向けの 独特な商品をリリースし、都心を中心にタワー型マンション、地方での定住を狙った商品などの建築ラッシュが続く。自 動車では昨年フルモデルチェンジされたカローラが団塊世代にとって最適な一台になるかもしれない。  しかし、今回の調査で団塊世代の退職金や年金に対する期待値は低く、市場占有率の面では各商材毎に違ってくる だろう。自動車の場合、購入平均単価はやや高め、そして400万円以上の比率が高いとみられることから、団塊世代を 対象とした高級セダン市場の伸びが期待できる。一昨年登場したレクサスやメルセデス・ベンツやBMWといった高級 輸入車市場が注目される市場だ。  「団塊世代」とひとくくりにしてしまうのは簡単だが、将来に対する不安要素を考慮すると、退職金や年金の一部が消 費され、大部分が老後のための貯蓄になることが想像できる。となると、期待するほど団塊世代の消費行動は大きくな いのかもしれない。 ガリバー自動車研究所 所長 鈴木 詳一

参照

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