• 検索結果がありません。

Microsoft Word - 18新潟港万代島地区

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Microsoft Word - 18新潟港万代島地区"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平 成 2 5 年 度 再 評 価 実 施 後 5 年 経 過 し た 事 業 箇 所 の 再 評 価 項 目 表

事 業 主 体 新 潟 県 事 業 名 社会資本整備総合交付金事業 事 業 箇 所 新潟市中央区万代 港 湾 ・ 地 区 名 新潟港・万代島地区 1 事 業 の 概 要 ① 事 業 の 目 的 ・ 効 果 ・ 必 要 性 等 新 潟 港 万 代 島 地 区 は 、国 際 交 流 拠 点 と し て ウ ォ ー タ ー フ ロ ン ト の 特 性 を 活 か し た 多 様 で 活 発 な 人 ・ モ ノ ・ 情 報 の 幅 広 い 交 流 機 能 の 充 実 を 図 る と と も に 、 市 街 地 に 近 接 す る 、 憩 い と 賑 わ い の 空 間 形 成 機 能 を 必 要 と す る 地 域 で あ る 。 こ の こ と か ら 、 本 事 業 で あ る 緑 地 の 整 備 に よ り 、 み な と 、 水 辺 空 間 に 親 し め る 憩 い の 場 と す る 港 湾 環 境 や 都 市 景 観 を 形 成 す る も の で あ る 。 平 成 11年 度 に 事 業 採 択 さ れ 、 朱 鷺 メ ッ セ 周 辺 の 緑 地 整 備 は 平 成 15年 度 か ら 暫 定 供 用 を 開 始 し て お り 、 日 常 の 憩 い の 場 と し て 、 ま た 、 イ ベ ン ト 等 に よ る 交 流 の 場 と し て 、 既 に 多 く の 人 々 に 利 用 さ れ て い る 。 ② 事 業 内 容 緑 地 A=24,774㎡ ③ 残 事 業 内 容 緑 地 A=5,600㎡ ④ 総 事 業 費 25.6億円 [ 23.6億 円 ] ⑦ 進 捗 率 ( 事 業 費 ベ ー ス ) 91.0%( = 23.3/25.6) ⑤ 執 行 済 事 業 費 23.3億円 ⑧ 現 在 の 費 用 対 効 果 (B/C)〔 基 準 年 H 25年 〕 B/C=7.37(287.6/39.0) ⑥ H 25年 度 以 降 残 事 業 費 2.3億円 ⑨ 前 回 の 費 用 対 効 果 (B/C)〔 基 準 年 H 20年 〕 B/C=6.52(208.5/32.0) ⑩ 便 益 の 内 訳 港湾周辺地域の環境改善便益 285.5億円 [ 207.9億 円 ] 残存価値 2.1億円 [0.6億円] ⑪ 費 用 の 内 訳 緑地整備の 費 用 33.3億 円 [ 27.1億 円 ] 維持管理費用 5.7億円 [4.9億円] ※ ④ 、 ⑩ 、 ⑪ の [ ]内 は 「 当 初 」 又 は 「 直 近 の 計 画 変 更 」 の 際 の 数 値 ※ 総事業費:事業に必要な調査設計費、用地買収費、工事費、事務的経費等の総額 ※ 総 費 用:総事業費に維持管理費(下水道事業は更新費用も含む)を加え、その金額を現在価値化したもの 18

(2)

2 評 価 の 視 点 ⑫事業の進捗が遅れている理由(遅れを取り戻す工夫や取組状況も併せて記載のこと) 前回の再評価(H20年)時において、事業完了年度は平成23年度であったが、補助事業費削減により、 事業進捗が遅れている。 現状において、既存樹木を可能な限り活かす植栽配置計画の見直しを図る等のコスト縮減に取り組み ながら、平成26年度の事業完了を見込んでいる。 ⑬ 事 業 を 継 続 す る こ と に よ り 発 揮 さ れ る 効 果 事業継続により、更なる地域環境の改善と緑地として重要文化財である萬代橋周辺の一体的な利用を 図ることが可能となり、新 潟 駅 や 大 型 商 業 施 設 が 集 中 す る 万 代 エ リ ア 、 さ ら に 平 成25年 4月 12 日 に オ ー プ ン し た メ デ ィ ア シ ッ プ か ら の パ ブ リ ッ ク ア ク セ ス も 確 保 さ れ 、 憩 い ・ 交 流 の 場 と し て 今 以 上 の 利 用 者 が 見 込 ま れ る 。 ⑭ 便 益 と し て 貨 幣 換 算 し て い な い が 、 事 業 に よ り 見 込 ま れ る 効 果 ・ 災 害 時 に お け る 被 害 軽 減 ( 避 難 地 ・ 救 援 活 動 の 拠 点 と し て の オ ー プ ン ス ペ ー ス の 確 保 ) ・ 萬 代 橋 ~ 朱 鷺 メ ッ セ 等 の 交 通 経 路 と し て 、 快 適 な 動 線 の 確 保 ・ 良 好 な 水 際 ( 港 ) 景 観 と 一 体 と な っ た イ ベ ン ト 等 を 行 う た め の ア メ ニ テ ィ 空 間 の 確 保 ⑮ 社会経済情勢の変化 ・平成25年における新潟市内世帯数が平成20年と比較して、約6%近く増加 (H20年 303,385世帯 →H25年 321,225世帯) ・平成16年7月、隣接する萬代橋が重要文化財に指定 ・平成25年4月、緑地近傍に新たな交流・情報拠点であるメディアシップがオープン ⑯ B/Cの変化の要因(需要予測等の変化、全体事業費の変化要因について記載) ・本事業の便益は、緑地が整備されることによる効果を、新潟市民へのアンケート調査に基づき計測し ている。調査の結果、再評価時(平成20年)に比べて便益が約79億円増加している。 ・全体事業費について、当該における軟弱地盤対策等により、再評価時(平成20年)に比べて2億円 程度増額となっている。 ⑰ コ ス ト 縮 減 、 代 替 案 の 可 能 性 ・ 信 濃 川 河 口 部 に お い て 、 地 域 環 境 の 改 善 と 市 民 の 憩 い の 場 と し て 利 用 を 図 る こ と を 目 的 と し て 計 画 さ れ た 有 効 な 計 画 で あ り 、 代 替 案 は な い 。 ・ 既 存 樹 木 を 有 効 活 用 す る 植 栽 計 画 見 直 し 等 の コ ス ト 縮 減 に 取 り 組 ん で い る 。 ⑱ 関 係 機 関 等 の 意 向 、 関 連 事 業 と 調 整 状 況 等 新潟市(当該に公衆トイレ設置計画有り)との調整。 なお、関連事業はない。 3 今後の実施方針(案) ※今後の見通しを併せて記載のこと 残事業の緑地整備を推進することにより、更なる地域環境の改善と緑地としての一体的利用を図るこ とが可能となり、それに伴い、今以上の多くの利用者が見込まれる効果が高いことから、来年度以降も 事業を継続することとしたい。 18-2

(3)

4 経 緯 区 分 前 回 再評価(H20) 今回再評価(H25) 工 期 H11~ H23 H11~ H26 総 事 業 費 23.6億 円 25.6億 円 事 業 内 容 緑地:24,774㎡ 緑地:24,774㎡ 費 用 対 効 果 (B/C) B/C=6.5 ( =208.5/32.0) B/C=7.4 ( =287.6/39.0) 18-3

(4)

・全体事業費 25.6 億円

・既投資額 23.3 億円

・進捗率 91.0%

・事業期間 H11~H26

新潟港万代島地区

1 8 - 4

(5)

平 成 2 5 年 度 再 評 価 実 施 後 5 年 経 過 し た 事 業 箇 所 の 再 評 価 項 目 表

事 業 主 体 新 潟 県 事 業 名 社会資本整備総合交付金事業 事 業 箇 所 新潟市北区太夫浜地内 港 湾 ・ 地 区 名 新潟港 南浜地区 1 事 業 の 概 要 ① 事 業 の 目 的 ・ 効 果 ・ 必 要 性 等 南浜小型船だまりは、東港内に停泊している小型船舶が本施設に移動することにより大型船舶との輻 輳を解消し、船舶航行の安全性を確保するとともに、周辺海浜に分散している小型船舶を集約し、漁業 効率の向上を図る目的で整備された施設である。 平成19年度に地元利用者の要請に応え一部供用を開始したが、最も沖に位置する防波堤(3)が未完成な ため、現状では特に西側の泊地・係留施設で静穏度を満足しておらず、荒天時には準備・陸揚作業や小型 船舶の係船が困難な状況となっている。また、このことから西側ふ頭用地の舗装が未着手となっている。 そのため、防波堤(3)を完成させ、安全な港内静穏度を確保することが急務となっている。また、ふ頭 用地の舗装を行い、漁業活動の作業性向上を図るものである。 ② 事 業 内 容 ・ 防 波 堤 (1)(南 浜 ) L=800m ・ 防 波 堤 (2)(南 浜 ) L=550m ・ 防 波 堤 (3)(南 浜 ) L=280m ・ 防 波 堤 (波 除 )(南 浜 ) L=250m ・ 防 波 堤 (波 除 )(南 浜 )(Ⅱ ) L=350m ・ 道 路 (南 浜 ) B6.5m×L1,040m ・ 物 揚 場 (-2.5m) L=110m ・ 物 揚 場 (-2.0m) L=425m ・ 船 揚 場 (南 浜 ) L=145m ・ 泊 地 (-2.0m~ -2.5m) A=62,000㎡ ・ ふ 頭 用 地 A=29,000㎡ ③ 残 事 業 内 容 ・防波堤(3)(南浜) L=80m ・ふ頭用地 A=6,500㎡ ④ 総 事 業 費 150.8億円 [151.2億 円 ] ⑦ 進 捗 率 ( 事 業 費 ベ ー ス ) 94.2%( = 142.1/150.8) ⑤ 執 行 済 事 業 費 142.1億円 [120.0億 円 ] ⑧ 現 在 の 費 用 対 効 果 (B/C)〔 基 準 年 H 25年 〕 B/C=1.1(247.1/229.9) ⑥ H 25年 度 以 降 残 事 業 費 8.7億円 [31.2億 円 ] ⑨ 前 回 の 費 用 対 効 果 (B/C)〔 基 準 年 H 20年 〕 B/C=1.1(217.3/194.6) ⑩ 便 益 の 内 訳 滞船コスト削減便益 125.6 億円 [112.3 億円] 作業コスト削減便益 48.8 億円 [43.8 億円] 移動・輸送コスト削減便益 66.1 億円 [57.0 億円] 避難移動コスト削減便益 4.0 億円 [2.9 億円] 残存価値 2.6 億円 [1.3 億円] ⑪ 費 用 の 内 訳 建設費用 228.5 億円 [193.7 億円] 維持管理費用 1.4 億円 [0.9 億円] ※ ④~⑥、⑩、⑪の[ ]内は前回再評価時の数値 ※ 総事業費:事業に必要な調査設計費、用地買収費、工事費、事務的経費等の総額 ※ 総 費 用:総事業費に維持管理費(下水道事業は更新費用も含む)を加え、その金額を現在価値化したもの 19

(6)

2 評 価 の 視 点 ⑫事業の進捗が遅れている理由(前回評価時からの変化、遅れを取り戻す工夫や取組状況も併せて記載) 公共事業費削減のため、事業の進捗が遅れている。 現在は、港内静穏度を確保するため防波堤(3)の早期完成を目指している。事業の完了は平成 29 年度 の見込みである。 ⑬ 事 業 を 継 続 す る こ と に よ り 発 揮 さ れ る 効 果 (前回評価時からの変化についても記載) 防波堤(3)が未完成のため、特に西側の泊地・係留施設で静穏度が悪く、通年利用ができない状況であ る。事業の継続により防波堤(3)が完成すると、安全な港内静穏度が確保され、現在、周辺前浜や東港区 などで不便かつ危険な漁業活動を強いられている小型船舶を全て収容することが可能となるとともに、 荒天時の避難が不要になる。 西側泊地・係留施設の利用開始に合わせて、現在未舗装で砂地となっているふ頭用地の舗装を行うこと により、漁具の修理や干場用地、あるいは上架施設の設置や漁船修理用地を確保することが可能となり、 漁業効率の向上を図ることができる。 前回評価時点までは防波堤(3)が全く無い状態であったため、高波浪時には物揚場を越波し背後のふ頭 用地が浸水する被害がしばしば発生していた。最近では、防波堤(3)の整備が進むにつれ、越波被害は治 まっており、防波堤(3)の効果が現れ始めていると考えられる。 ⑭ 便 益 と し て 貨 幣 換 算 し て い な い が 、 事 業 に よ り 見 込 ま れ る 効 果 大型船舶との輻輳による事故削減の効果は、計測が煩雑であることから、便益を計測しないことにな っている。 東港に入港する大型船舶は増加傾向にあり、港内では大型船舶と小型船舶が頻繁に輻輳しているため、 船舶事故の危険性は増大している。本プロジェクトの対象である小型船舶はこれまで事故が発生してい ないが、平成 23 年度には、大型貨物船とコンテナ船の衝突により大型貨物船が沈没する事故が発生して いる。 事業の推進により小型船舶の停泊場所が東港から南浜小型船だまりへ移動することにより、大型船舶 との輻輳による事故の発生を回避することができる。 ⑮社会経済情勢の変化(前回評価時からの変化についても記載) 新潟県で登録されている漁船数は平成元年頃をピークに減少傾向にある。平成元年に7,734隻あった登 録漁船は、前回再評価時の平成20年には5,379隻、平成24年には4,758隻となっている。本船だまりを利 用する新潟漁協南浜支所所属の船舶も同様に、前回評価時に146隻あった漁船は今回評価時において139 隻に減少している。 ⑯B/Cの変化の要因(前回評価時から需要予測等の変化、全体事業費の変化要因について記載) 〈総費用C〉 全体事業費は前回評価時とほぼ同額である。しかし、評価基準年度が前回H20から今回H25に変わった ことで過年度費用が増加し、これに掛かる社会的割引率の分、総費用が増加した。 〈総便益B〉 前回評価時に比べて対象船舶数が146隻から139隻に減少したものの、運航費(燃料費など)や人件費 の単価が前回より上昇した。また、評価基準年度が前回H20から今回H25に変わったことで過年度便益が 増加し、これに掛かる社会的割引率の分、便益が増加した。 ⑰ コ ス ト 縮 減 、 代 替 案 の 可 能 性 (前回評価時からの変化についても記載) 小型船舶の集約による、東港内における船舶航行の安全性確保及び漁業効率向上のため、当該箇所に は小型船だまりが必要であり、代替案は無い。 また、浚渫土等の発生土をケーソン中詰材に転用することで、コスト縮減を図っている。 ⑱ 関 係 機 関 等 の 意 向 、 関 連 事 業 と 調 整 状 況 等 (前回評価時からの変化についても記載) 施設利用主体である新潟漁協南浜支所は、事業に協力的である。 関連事業は無い。 3 今後の実施方針(案) ※今後の見通しを併せて記載のこと 防波堤(3)は計画延長の約 70%まで整備が進んでいる。これを継続することにより小型船だまり内の 泊地・係留施設がすべて利用可能となるため、残事業の整備効果は大きい。従って、今後も整備を継続 し、早期完成を図ることとしたい。 19-2

(7)

4 経 緯 区 分 前 々 回 再評価(H15) 前 回 再評価(H20) 今回再評価(H25) 工 期 S63~ H18 S63~ H24 S63~ H29 総 事 業 費 120.3億 円 151.2億 円 150.8億 円 事 業 内 容 ・ 防 波 堤 (1) 800m ・ 防 波 堤 (2) 550m ・ 防 波 堤 (波 除 ) 250m ・防 波 堤 (波 除 )(Ⅱ ) 350m ・ 道 路 6.5m×1,040m ・ 物 揚 場 (-2.5m) 110m ・ 物 揚 場 (-2.0m) 425m ・ 船 揚 場 145m ・ 泊 地 (-2.0m~ -2. 5m) 62,000㎡ ・ 防 波 堤 (1) 800m ・ 防 波 堤 (2) 550m ・ 防 波 堤 (3) 280m ・ 防 波 堤 (波 除 ) 250m ・防 波 堤 (波 除 )(Ⅱ ) 350m ・ 道 路 6.5m×1,040m ・ 物 揚 場 (-2.5m) 110m ・ 物 揚 場 (-2.0m) 425m ・ 船 揚 場 145m ・ 泊 地 (-2.0m~ -2. 5m) 62,000㎡ ・ ふ 頭 用 地 29,000㎡ ・ 防 波 堤 (1) 800m ・ 防 波 堤 (2) 550m ・ 防 波 堤 (3) 280m ・ 防 波 堤 (波 除 ) 250m ・防 波 堤 (波 除 )(Ⅱ ) 350m ・ 道 路 6.5m×1,040m ・ 物 揚 場 (-2.5m) 110m ・ 物 揚 場 (-2.0m) 425m ・ 船 揚 場 145m ・ 泊 地 (-2.0m~ -2. 5m) 62,000㎡ ・ ふ 頭 用 地 29,000㎡ 費 用 対 効 果 (B/C) B/C=1.2 ( =160.3/131.2) B/C=1.1 ( =217.3/194.6) B/C=1.1 ( =247.1/229.9) 19-3

(8)

第2展望塔

新潟港 南浜地区

防波堤(3)L=280m 内、未完成 L=80m 防波堤(1)L=800m 防波堤(2)L=550m 防波堤(波除)(Ⅱ)L=350m 防波堤(波除)L=250m 泊地(-2.0~-2.5m)A=62,000m2 船揚場 L=145m 物揚場(-2.5m)L=110m 物揚場(-2.0m)L=425m 新潟県港湾位置図 新潟 直江津 岩船 寺泊 柏崎 姫川 両津 小木 赤泊 二見 ③ 船揚場利用状況 ④ H25.7.28 イベント状況 ② ふ頭用地(未舗装) ① ④ ② ③ ふ頭用地 A=29,000 ㎡ 内、未完成 A=6,500 ㎡ 防波堤(3) 防波堤(1) 防波堤(2) ① 外郭施設遠景 防波堤(波除) 道路 L=1,040m

全体事業費

150.8 億円

既投資額

142.1 億円

進捗率

94.2%

事業期間

S63~H29

H24 年度まで完成部分

未完成部分

〈 凡 例 〉

1 9 - 4

(9)

平 成 2 5 年 度 再 評 価 実 施 後 5 年 経 過 し た 事 業 箇 所 の 再 評 価 項 目 表

事 業 主 体 新 潟 県 事 業 名 防災・安全交付金事業 事 業 箇 所 佐渡市原黒地内 港 湾 ・ 地 区 名 両津港 湊・河崎地区 1 事 業 の 概 要 ① 事 業 の 目 的 ・ 効 果 ・ 必 要 性 等 両津港海岸原黒地区は重要港湾両津港の南部に位置する海岸で、海水浴場として島内外から多くの 海水浴客が訪れている。 当地区は、明治時代までは塩田が行われるほど広い砂浜を有していたが、昭和40年代から海岸侵食 が進み、その対策として昭和45年度から離岸堤の整備が行われた。しかし、離岸堤の整備後も侵食が 進み、早急な対策が求められた。 このため、平成5年度から侵食防止及び越波防止を目的とした、面的防護方式による海岸保全施設整 備を進めている。 ② 事 業 内 容 護 岸 ( 改 良 ) L= 1,682m 護 岸 ( 養 浜 ) V= 330,000m3 離 岸 堤 ( 潜 堤 ) L= 1,286m 突 堤 N= 3基 ③ 残 事 業 内 容 護岸(改良) L=770m 離岸堤(潜堤) L=387m ④ 総 事 業 費 123.27億 円 [131.02億 円 ] ⑦ 進 捗 率 ( 事 業 費 ベ ー ス ) 84.6%( = 104.34/123.27) ⑤ 執 行 済 事 業 費 104.34億 円 [83.17億 円 ] ⑧ 現 在 の 費 用 対 効 果 (B/C)〔 基 準 年 H 25年 〕 B/C=1.34(236.27/175.95) ⑥ H 25年 度 以 降 残 事 業 費 18.93億円 [47.85億 円 ] ⑨ 前 回 の 費 用 対 効 果 (B/C)〔 基 準 年 H 20年 〕 B/C=1.44(217.65/150.23) ⑩ 便 益 の 内 訳 浸水防護の便益 117.14億円 [ 104.71億円] 侵 食 防 止 の 便 益 119.13億 円 [ 112.92億円] ⑪ 費 用 の 内 訳 建 設 の 費 用 175.07億 円 [149.42億円] 維持管理の 費 用 0.88億 円 [0.82億円] ※ ④~⑥、⑩、⑪の[ ]内は前回再評価時の数値 ※ 総事業費:事業に必要な調査設計費、用地買収費、工事費、事務的経費等の総額 ※ 総 費 用:総事業費に維持管理費(下水道事業は更新費用も含む)を加え、その金額を現在価値化したもの 20

(10)

2 評 価 の 視 点 ⑫事業の進捗が遅れている理由(前回評価時からの変化、遅れを取り戻す工夫や取組状況も併せて記載) 国・県における財政状況の悪化より、公共事業予算が縮減されている状況にあるため。 なお、既設離岸堤のブロックを離岸堤(潜堤)に再利用することでコスト縮減を図り、早期完成を目 指す。 ⑬ 事 業 を 継 続 す る こ と に よ り 発 揮 さ れ る 効 果 (前回評価時からの変化についても記載) 離 岸 堤 ( 潜 堤 ) は 現 在 、 未 完 成 の た め 、 風 浪 時 に お い て は 越 波 等 が 発 生 し て い る 。 離 岸 堤 ( 潜 堤 ) や 護 岸 の 整 備 を 行 っ た 箇 所 で は 越 波 等 が 減 少 し て い る こ と か ら 、 順 次 効 果 が 上 が っ て い る 。 ⑭ 便 益 と し て 貨 幣 換 算 し て い な い が 、 事 業 に よ り 見 込 ま れ る 効 果 両 津 港 海 岸 の 背 後 に は 主 要 幹 線 道 路 の 県 道 佐 渡 一 周 線 が あ る こ と か ら 、 旅 客 ・ 物 流 が 遮 断 さ れ た 場 合 の 損 害 は 広 域 的 か つ 甚 大 な も の と な る 。 ま た 、 災 害 時 の 緊 急 輸 送 道 路 と し て 位 置 づ け さ れ て お り 、 そ の 影 響 に つ い て は 計 り し れ な い も の が あ る 。 ⑮社会経済情勢の変化(前回評価時からの変化についても記載) ・近年、台風や異常気象による災害が多発している。汀線の後退を抑え侵食・浸水被害を防止する必 要性・重要性が高まっている。 ・一方、公共事業の予算枠は年々減少しており、より効率的かつ効果的な事業執行が求められる。 ⑯B/Cの変化の要因(前回評価時から需要予測等の変化、全体事業費の変化要因について記載) ・総事業費・総費用:総事業費は前回評価時から減額しているが、評価基準年度がH20から今回H25に変 わったことで過年度費用が増加し、これに掛かる社会的割引率の分、総費用が25. 72億円増加した。本事業では、概ねH7~H14年頃に投資のピークを迎えており、長 期に亘る事業期間の初頭で多大な投資となったことが、現在価値化による総費用 の増加傾向を助長している。 ・浸水防護便益:便益算定に用いる各種パラメーター(人口、家屋数、事業所数等)は総じて減少傾向 にあるが、新潟県の家屋単価当たり資産額が上昇しているため、浸水防護便益は増加 した。 ・侵食防止便益:便益算定に用いる各種パラメーター(人口、家屋数、事業所数等)は総じて減少傾向 にある。また、当該地区の土地価格が下落しているが、評価基準年度を前回のH20から H25に変更したことで、これに掛かる社会的割引率の分、便益が増加した。 ⑰ コ ス ト 縮 減 、 代 替 案 の 可 能 性 (前回評価時からの変化についても記載) 既 設 離 岸 堤 の ブ ロ ッ ク を 離 岸 堤 ( 潜 堤 ) に 再 利 用 し て コ ス ト 縮 減 を 図 っ て い る 。 ま た 、 代 替 案 を 立 案 す る 必 要 性 は 生 じ て い な い 。 ⑱ 関 係 機 関 等 の 意 向 、 関 連 事 業 と 調 整 状 況 等 (前回評価時からの変化についても記載) 地 域 住 民 を は じ め 、 両 津 東 部 海 岸 保 全 期 成 同 盟 会 か ら 早 期 完 成 の 強 い 要 請 が あ る 。 3 今後の実施方針(案) ※今後の見通しを併せて記載のこと 残事業である離岸堤(潜堤)及び護岸(改良)を整備し、当地区の侵食を防止することができる。よ って、来年度以降も事業を継続することとしたい。 20-2

(11)

4 経 緯 区 分 前 々 回 再評価(H19) 前 回 再評価(H20) 今回再評価(H25) 工 期 H5~ H21 H5~ H27 H5~ H30 総 事 業 費 95億 円 131.02億 円 123.27億 円 事 業 内 容 護岸(改良) L=912m 護岸(養浜) V=330,000m3 離岸堤(潜堤)L=576m 突堤 N=3基 護岸(改良) L=1,662m 護岸(養浜) V=330,000m3 離岸堤(潜堤)L=1,176m 突堤 N=3基 護岸(改良) L=1,682m 護岸(養浜) V=330,000m3 離岸堤(潜堤)L=1,286m 突堤 N=3基 費 用 対 効 果 (B/C) B/C=1.35 ( =154/114) B/C=1.449 ( =217.65/150.23) B/C=1.343 ( =236.27/175.95) 20-3

(12)

両津港(原黒地区)

H24年度まで完成部分

未完成部分

全体事業費

123.27億円

既投資額

104.34億円

進捗率

84.6%

事業期間

H5~H30

離岸堤(潜堤)L=576m 突堤N=3基 離岸堤(潜堤)L=387m 護岸(改良)L=770m 新潟県港湾位置図 新潟 直江津 岩船 寺泊 柏崎 姫川 両津 小木 赤泊 二見 離岸堤(潜堤)L=323m 護岸(改良)L=912m 護岸(養浜)N=330,000m3 2 0 - 4

参照

関連したドキュメント

2022 年9月 30 日(金)~10 月 31 日(月)の期間で東京・下北沢で開催される「下北沢カレーフェステ ィバル 2022」とのコラボ企画「MANKAI

日臨技認定センターの認定は 5 年毎に登録更新が必要で、更新手続きは有効期間の最終

LicenseManager, JobCenter MG/SV および JobCenter CL/Win のインストール方法を 説明します。次の手順に従って作業を行ってください。.. …

大六先生に直接質問をしたい方(ご希望は事務局で最終的に選ばせていただきます) あり なし

あらまし MPEG は Moving Picture Experts Group の略称であり, ISO/IEC JTC1 におけるオーディオビジュアル符号化標準の

平成 26 年の方針策定から 10 年後となる令和6年度に、来遊個体群の個体数が現在の水

北海道の来遊量について先ほどご説明がありましたが、今年も 2000 万尾を下回る見 込みとなっています。平成 16 年、2004

○社会福祉事業の経営者による福祉サービスに関する 苦情解決の仕組みの指針について(平成 12 年6月7 日付障第 452 号・社援第 1352 号・老発第