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はじめに 豊岡市 ( 以下 市 という ) は 植村直己冒険館機能強化改修運営事業 ( 以下 本事業 という ) について 民間の資金 経営能力及び技術的能力の活用を図るため 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 ( 平成 11 年法律第 117 号 以下 PFI 法 という

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植村直己冒険館機能強化改修運営事業

特定事業の選定

平成30年10月

豊岡市

(2)

はじめに 豊岡市(以下「市」という。)は、植村直己冒険館機能強化改修運営事業(以下「本事業」という。)に ついて、民間の資金、経営能力及び技術的能力の活用を図るため、民間資金等の活用による公共施設等の 整備等の促進に関する法律(平成 11 年法律第 117 号。以下「PFI法」という。)第 7 条の規定に基づき 特定事業として選定したので、同法第 11 条第 1 項の規定により、特定事業の選定に当たっての客観的評 価の結果をここに公表する。 平成 30 年 10 月 1 日 豊岡市長 中貝宗治

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目次

第1 事業概要 ... 1 1 事業名称 ... 1 2 公共施設等の管理者の名称 ... 1 3 本事業の目的 ... 1 4 事業方式 ... 1 5 事業期間 ... 1 6 公共施設等の立地並びに規模及び配置に関する事項 ... 2 7 事業範囲 ... 3 8 選定事業者の収入 ... 4 第2 事業の客観的な評価 ... 5 1 選定の基準 ... 5 2 市の財政負担見込額による定量的評価 ... 5 3 PFI事業として実施することの定性的評価 ... 7 4 総合評価 ... 7

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第1 事業概要

1 事業名称 植村直己冒険館機能強化改修運営事業 2 公共施設等の管理者の名称 豊岡市長 中貝宗治 3 本事業の目的 植村直己冒険館(以下「冒険館」という。)は、日本を代表する世界的冒険家・植村直己の顕彰 を目的に、平成6年に開館した。開館当初、植村直己の「偉業」、「知恵と技術」に加え彼の「人 と心」を伝える展示を中心にすすめ、後に設立した植村直己冒険賞の取組に代表される、自然を 相手に、自分自身に挑戦し続ける人や夢にチャレンジする人を応援する施設としても活動してい る。 しかしながら、冒険館の利用者数は、開館初年度の約 9.5 万人から近年では年間約 2 万人から 3 万人で推移しており、慢性的な低迷に陥っている。また、開館から 24 年が経過し、躯体・設備 ともに経年劣化が進み、常設展示は開館以来更新されていないため陳腐化している。 このような現状を踏まえて、市では冒険館が時代の変化に合わせた新たな役割を担い、市のブ ランド力の向上に寄与するとともに、植村直己の冒険精神の普遍的なものや世界観が広く市民に 継承されていくように再構築することを目指している。さらに、冒険者やチャレンジする人達を 応援し、彼らが慕って集う、冒険者の聖地として存在感を発揮する施設に成長していくことを目 指す。そこで、冒険学習などソフトの充実を中心に据え、ソフトとハードの双方を連動させた施 設の改修、増築及び展示の更新並びにサービスの向上を行い、冒険館の機能強化を図ることを本 事業の目的とする。 市は、本事業の実施に当たって、民間の資金、創意工夫、技術的能力及び経営能力を活用する ことにより、事業期間を通してサービスの向上が図られ、安定的かつ継続的に冒険館が運営・維 持管理されることをもって、氏が永く伝えられることを期待する。 4 事業方式 本事業は、PFI法に基づき本事業を実施する者として選定された事業者(以下「選定事業者」 という。)が冒険館の設計、改修及び展示の更新を行った後、市に所有権を移転し、事業期間中、 冒険館の運営・維持管理を行うRO(Rehabilitate Operate)方式とする。 また、選定事業者は、自らの提案に基づき冒険館の機能強化に資する冒険館機能強化施設(以 下「機能強化施設」という。)の整備及び運営を行う冒険館機能強化事業を行う。機能強化施設に ついては、選定事業者が施設の設計・建設を行った後、市に所有権を移転し、事業期間中、機能 強化施設の運営・維持管理を行うBTO(Build Transfer Operate)方式とする。

5 事業期間

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2 6 公共施設等の立地並びに規模及び配置に関する事項 (1) 立地条件 所在地 兵庫県豊岡市日高町伊府 785 敷地面積 約 54,000 ㎡(冒険館の計画通知上の面積は 31,500 ㎡) 用 途 地 域 等 用途地域指定 都市計画公園 容積率 指定なし 建ぺい率 指定なし 高度地区指定 指定なし 防火地域 指定なし その他 施設の形態や建ぺい率等の制限については、都市公園法その他の 関係法令に基づく。 (2) 施設構成 施設名称 規模 植村直己冒険館 (既存施設) 建築面積:本館 957.98 ㎡、研修棟 451.86 ㎡ 延床面積:本館 944.89 ㎡、研修棟 428.01 ㎡ 構 造:地上 1 階RC造一部S造 竣 工 年:本館 平成 6 年、研修棟 平成 15 年 駐車場(既存施設) 面 積:2,359 ㎡(駐車台数 55 台、うち自家用車用 42 台、身体障がい 者用 3 台、大型バス用 10 台) 公衆便所 (既存施設) 建築面積:33.09 ㎡ 延床面積:33.09 ㎡ 構 造:地上 1 階RC造 竣 工 年:平成 6 年 カーポート (既存施設) 建築面積:24.07 ㎡ 延床面積:24.07 ㎡ 構 造:地上 1 階S造一部RC造 竣 工 年:平成 15 年 クライミングウォール (既存施設) 寸 法:W10m×H2.95m 構 造:地上 1 階RC造 竣 工 年:平成 15 年 機能強化施設 事業者の提案による ちびっこ広場 (既存施設) 面 積:18,000 ㎡(図上求積) 備 考:フィールドアスレチック 24 種類設備(既存施設)

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3 7 事業範囲 選定事業者が行う本事業の事業範囲は、次のとおりである。 なお、具体的な業務の詳細については、要求水準書を参照すること。 (1) 冒険館事業 ア 設計業務 (ア) 基本設計業務 (イ) 実施設計業務 (ウ) その他関連業務(関連する調査、建築確認申請等) イ 施工業務 ウ 展示リニューアル業務 (ア) 展示設計業務 (イ) 展示工事業務 エ 工事監理業務 オ 運営業務 (ア) 受付・案内業務 a 受付・予約管理業務 b 利用料金徴収業務 c 館内案内・団体対応業務 (イ) 展示に関する業務 a 常設展示業務 b 特別展示業務 (ウ) 教育普及に関する業務 a イベント等企画・運営業務 (エ) 冒険者やチャレンジャーの紹介に関する業務 a データの保存・更新業務 b 紹介・展示業務 c 刊行物・寄贈品の記録・保存・展示業務 カ 維持管理業務 (ア) 建築物保守管理業務 (イ) 建築設備保守管理業務 (ウ) 什器備品等保守管理業務 (エ) 展示物維持管理業務 (オ) 清掃業務 (カ) 警備業務 (キ) 施設修繕及び更新業務 (ク) 外構施設保守管理業務

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4 (2) 冒険館機能強化事業 以下の a~dの冒険館機能強化事業の目的の実現に資する、ア~オの業務を実施することと する。 【冒険館機能強化事業の目的】 a 子どもを中心に学びや体験の機会を提供し、夢とやる気を育むとともに成長を応援する プログラムの提供 b 植村直己のスピリットを受け継ぐ冒険館らしい「生きぬく力」を育む遊び又は体験プロ グラムの提供 c 一流、本物を感じる水準の高い遊び、学習及び体験プログラムの提供 c-1 神鍋高原や竹野海岸などの周辺地域の自然を生かした体験プログラム c-2 教育普及につながる学習及び体験プログラム d 憩いの場・交流の場(居場所となる機能) ア 設計業務 イ 施工業務 ウ 工事監理業務 エ 運営業務 オ 維持管理業務 (3) 自由提案事業(附帯事業) 選定事業者は、独立採算により自由提案事業(附帯事業)を実施することができる。自由提 案事業(附帯事業)は、提案も含めて必須のものではない。また、導入機能については、多様 な利用者の利便性に配慮した位置に計画すること。 8 選定事業者の収入 本事業における選定事業者の収入は、次のとおりである。 (1) 冒険館の利用料金収入 (2) 市のサービス対価による収入 ア 冒険館事業の実施に係るサービス対価 イ 機能強化施設の設計業務、施工業務、工事監理業務に係るサービス対価 (3) 民間提案による収入 ア 冒険館を活用した自主提案プログラムによる収入 イ 冒険館機能強化事業による収入 ウ 自由提案事業(附帯事業)による収入

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第2 事業の客観的な評価

1 選定の基準 (1) 特定事業の選定に当たっての考え方 本事業をPFI事業として実施することにより、市が自ら実施する場合と比較して、効率 的かつ効果的に実施できることが期待できることを選定の条件とした。 (2) 定量的評価 市の財政負担見込額の算定に当たっては、選定事業者からの税収を見込み、将来見込まれ る財政負担の総額を算出の上、これを現在価値に換算することにより定量的な評価を行った。 (3) 定性的評価 上記の財政負担見込額の算定に加えて、本事業をPFI事業として実施する場合のサービ ス水準について、定性的な評価を行った。 2 市の財政負担見込額による定量的評価 (1) 算出に当たっての前提条件 本事業において、市が自ら実施する場合の市の財政負担見込額と、PFI事業として実施 する場合の市の財政負担見込額との比較を行うに当たり、その前提条件を以下のとおり設定 した。 なお、これらの前提条件は、市が独自に設定したものであり、実際の応募者の提案内容に制 約を設けるものではなく、また、一致するものでもない。 【財政負担見込み額算定の前提条件】 項目 値 算出根拠 ①割引率 0.91% 平成 20 年度~平成 29 年度の長期国債表面 利率及びインフレ率により設定 ②物価上昇率 考慮していない 物価変動に伴うサービス対価の改定を予定 しているため、物価上昇率は見込まない。 ③リスク調整値 考慮していない 定量化が困難なため、リスク調整値は考慮 していない。 【財政負担見込み額の比較】 項目 値 備考 ①市が自ら実施する場合の 市の財政負担見込み額(現 在価値換算) 1,434,868 千円 ②PFI事業として実施す る場合の市の財政負担見 込み額(現在価値換算) 1,347,929 千円 ③VFM(金額) 86,939 千円 ①-② ④VFM(割合) 6.1% ③/①

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6 【事業費等の算出方法】 項目 市が自ら実施する 場合の事業費等の 項目 PFI事業により実施 する場合の事業費等の 項目 算出根拠 ①利用料金収入 等の算出方法 利用料金収入 利用料金収入 ・冒険館の実績値等を勘案し て設定 ・PFI事業により実施する 場合については、民間事業者 による創意工夫の発揮によ り一定割合の増収が実現す るものとして設定 ②設計業務、施工 業務、展示リニ ューアル業務、 工事監理業務 に係る費用の 算出方法 設計費 施工費 展示リニューアル費 工事監理費 設計費 施工費 展示リニューアル費 工事監理費 建中金利 開業費 ・設計業務、施工業務、展示リニ ューアル業務、工事監理業務 に係る費用については、類似 施設の実績値等を勘案して設 定 ・運営業務、維持管理業務に係 る費用については、冒険館の 実績値等を勘案して設定 ・PFI事業により実施する 場合については、民間事業者 による創意工夫の発揮によ り一定割合のコスト軽減が 実現するものとして設定 ③運営業務・維 持管理業務に 係る費用の算 出方法 運営費 維持管理費 運営費 維持管理費 SPC経費 ⑤資金調達に係 る事項 地方債 地方債 ・地方債については、充当率: 100%、償還期間:10 年間(据 置 2 年間)、利率は近年の動 向を踏まえて設定 ⑥その他の費用 地方債利息 地方債利息 公租公課 アドバイザー費 モニタリング費 ・PFI事業により実施する 場合については、公租公課及 びPFI事業実施に係るア ドバイザー費、モニタリング 費を計上 ※本試算では、民間事業者が独立採算で実施する冒険館機能強化事業の運営・維持管理及び自 由提案事業(附帯事業)に係る費用及び収入を見込んでいない。 (2) 算定方法及び評価の結果 上記の前提条件を基に、市が自ら実施する場合の市の財政負担見込額と、PFI事業とし て実施する場合の市の財政負担見込額を、事業期間にわたり年度別に算出し、これらの現在 価値の総額を比較した。 この結果、本事業を市が自ら実施する場合に比べ、PFI事業として実施する場合は、事業 期間中の市の財政負担額が 6.1%程度軽減されるものと見込まれる。

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7 3 PFI事業として実施することの定性的評価 本事業をPFI事業として実施することにより、定量的な効果である市の財政負担額の軽減に 加え、次のような定性的な効果が期待できる。 (1) 民間事業者の創意工夫の発揮 設計・施工、運営・維持管理等の業務を各々分割して発注する場合に比べ、民間事業者に一 括して性能発注することにより、供用開始後の運営・維持管理方針に即した施設整備が可能 となり、民間事業者のノウハウや創意工夫による効率的かつ効果的な運営・維持管理及び、更 なる収益性の向上が期待できる。 (2) リスク分担の明確化による安定的な事業の運営 本事業開始前に、あらかじめ発生するリスクを想定し、個々のリスクについて最も適切に 対処できる者が当該リスクを負うという考え方に基づき、市と民間事業者の責任分担を明確 にすることにより、リスク分担の最適化がなされ、リスク対策に要する費用の削減及び問題 発生時における適切かつ迅速な対応が可能となる。 (3) 官民連携による冒険館の機能強化 市が収集保存してきた植村直己氏の偉業を支えた多数の装備品や植村直己冒険賞の授与等 を通じて蓄積してきた冒険情報等に、民間事業者が有する企画力、体験プログラム提供力や 集客力などを掛け合わせることにより、官民連携による相乗効果として冒険館の活動範囲の 拡大と機能強化を図ることができる。 4 総合評価 本事業をPFI事業として実施することにより、市が自ら実施する場合に比べ、事業期間全体 を通じた市の財政負担額(現在価値換算)について 6.1%程度の軽減が期待できるとともに、民 間事業者の創意工夫の発揮による収益性の向上等の定性的効果も期待することができる。 以上により、本事業を特定事業として実施することが適当であると認め、PFI法第 7 条に基 づく特定事業として選定する。

参照

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