平成 27 年 10 月版
新ジョブ・カ
ード講習テキスト
新ジョブ・カード
制度編
はじめに 本テキストは、新ジョブ・カードの作成支援に関わる「ジョブ・カード作成アドバイザ ー(*)」を養成するために、新ジョブ・カード制度の内容、新ジョブ・カードの作成支援や 就職支援、キャリア形成支援の仕方などについて理解していただくために編纂されたもので す。 *平成27年9月以前のジョブ・カード制度における「登録キャリア・コンサルタント」は、平成27年10月以降 の新制度において「ジョブ・カード作成アドバイザー」となり、名称・役割が変わりました。 新ジョブ・カード講習は、 ① 新ジョブ・カード制度の目的と仕組みを理解する、 ② 新ジョブ・カードを効果的に機能させる実務力(新ジョブ・カードを活用したキャ リアコンサルティングにより、相談者の能力開発意識と就業意識を高める力)を習 得する ③ 関連制度について理解する ことを主たる目的とし、受講者の皆さんが新ジョブ・カード制度について理解し、有効 に活用していただけるように簡潔にまとめています。 本テキストが、新ジョブ・カード制度の意義やその仕組みの理解に役立つとともに、ジ ョブ・カード作成アドバイザーにとって効果的な活用の手引きとなり、ひいては多くの人の キャリア形成の一助となれば幸いです。
目次
第Ⅰ部 新ジョブ・カード制度の概要
1.新ジョブ・カード制度とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
2.新ジョブ・カードの構成、様式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
(1)全体の構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
(2)様式について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3.新ジョブ・カードの作成者等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
(1)概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
(2) キャリアコンサルタントの役割・位置付け・・・・・・・・・・・・・・・ 23
(3) ジョブ・カード作成アドバイザーの役割・位置付け・・・・・・・・・・・ 23
(4)その他(企業担当者や大学等の教員等)・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
4.新ジョブ・カード制度の普及促進方策等・・・・・・・・・・・・・・・
26
トピックス1 ジョブ・カードの歴史・変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・27
トピックス2 新ジョブ・カード制度関連URL・・・・・・・・・・・・・・・・27
第Ⅱ部 新ジョブ・カードの作成と活用の概要
1.新ジョブ・カードの活用方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
(1)概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
(2)生涯を通じたキャリア・プランニングのツールとしての活用・・・・・・・・31
(3)職業能力証明のツールとしての活用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
2.各対象者における新ジョブ・カードの活用
・・・・・・・・・・・・・・・31
(1)在職者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
(2)求職者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
(3)訓練受講者(受講希望者を含む)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
(4)学生等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
3.各種助成金との関係
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
トピックス3 新ジョブ・カード制度関係の助成金リンク・・・・・・・・・・・・35
トピックス4 教育訓練給付金制度との関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
第Ⅲ部 新ジョブ・カードの作成支援
1.新ジョブ・カード作成アドバイザーの心構え
・・・・・・・・・・・・・・・・38
2.新ジョブ・カード作成支援の一般的な流れ
・・・・・・・・・・・・・・・・38
(1)ジョブ・カード制度に関する説明・理解促進・・・・・・・・・・・・・・・38
(2)キャリアコンサルティングの実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
(3)「キャリアコンサルティング実施者の記入欄」の記載・・・・・・・・・・・38
(4)キャリアコンサルティングの終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
第Ⅳ部 新ジョブ・カードの作成支援の詳細(対象者別)
1.在職者
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68
(1)転職を希望する方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
(2)継続勤務を希望する方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
2.求職者
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70
(1)就業経験がある者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70
(2)就業経験が少ない者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
3.訓練受講者(受講希望者を含む)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
(1) 雇用型訓練・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
(2) 公共職業訓練(日本版デュアルシステム)
・・・・・・・・・・・・・・・・73
(3) 公共職業訓練(日本版デュアルシステムを除く)
・・・・・・・・・・・・・74
(4) 求職者支援訓練・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75
(5) 専門実践教育訓練・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
4.学生等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
5.職業訓練におけるジョブ・カードを活用したキャリアコンサ
ルティングの手順
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
A. 「雇用型訓練(有期実習型訓練)」希望者の場合
・・・・・・・・・・・・・79
B. 「雇用型訓練(実践型人材養成システム)」希望者の場合
・・・・・・・・・81
C. 「公共職業訓練」(日本版デュアルシステム)希望者の場合
・・・・・・・・・82
D. 「公共職業訓練(日本版デュアルシステムを除く)」希望者の場合
・・・・・・・84
E. 「公共職業訓練」受講者への新ジョブ・カード作成支援を訓練実施機関で訓 練期間中に行う場合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
85
F. 「求職者支援訓練」希望者の場合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
F-1. 「求職者支援訓練」受講者へのジョブ・カード作成を訓練実施機関で訓 練期間中に複数回行う場合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
90
F-2. 「求職者支援訓練」受講者への新ジョブ・カード作成支援を訓練実施機 関で訓練修了間近にのみ行う場合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
92
新ジョブ・カードの使用に当たっての確認事項
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・94
参考資料
1 ジョブ・カードにおける表現・用語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99
(1) 職務内容の表現例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99
(2) 成果につながる行動表現例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100
(3) 経験能力評価基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
2 職業能力形成機会に恵まれなかった者における訓練を実施する分野について・・104
3 公正な採用選考(厚生労働省)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108
4 「有期実習型訓練」
「実践型人材育成システム」の求人票・・・・・・・・・・・111
5 従前のジョブ・カード様式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112
6 新ジョブ・カードに関するよくある質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・130
7 キャリアコンサルタント資格について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・136
第
Ⅰ
部
新ジョブ・カード
制度の概要
1.新ジョブ・カード制度とは
新ジョブ・カードは、個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等の促進を目的 とした、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」のツールです。 新ジョブ・カードの活用により、相談者のキャリアの振り返りやキャリア・プランの検討 などをきめ細かく行うことができ、また、各様式の作成を通して職業能力の棚卸しや職業生 活設計等を行うことができます。その結果、職業能力を見える化することができ、求職活動 時や訓練受講時等に職業能力証明のツールとして活用することができます。新ジョブ・カー ドは、労働市場インフラとして、一般の求職者~在職者~学生など幅広い方を対象に、求職 活動、職業能力開発などさまざまな場面で用いることができます。また、電子化することに よって、これまでの職業経験や、職業能力証明などの情報を蓄積・管理しやすくなることか ら、求職活動時等にその情報を自らが抽出・編集して職業能力証明に活用するなど、活用の 幅が広がることが期待されています。 ※ジョブ・カード制度は、平成 27 年 10 月から新制度に移行しました。本テキストでは、 平成 27 年 10 月以降のジョブ・カード制度を「新ジョブ・カード制度」、平成 27 年 9 月末ま でのジョブ・カード制度を「ジョブ・カード制度」と記載しています。
2.新ジョブ・カードの構成、様式
(1)全体の構成
訓練受講者のみならず、在職者、求職者、学生を含むさまざまな個人が、入職段階から職業 生活を通じて、職業経験の棚卸し、職業能力証明などの関係情報を、様式ごとに独立させて蓄 積・保存し、自ら抽出・編集して活用することができます。 また、作成者自らが容易に活用できるよう、原則、電子化して蓄積することとしています。(2)様式について
新ジョブ・カードの様式は大きく3つ(キャリア・プランシート、職務経歴シート、職業能 力証明シート)に分かれています。各様式の用途は以下のとおりです。① 様式1:キャリア・プランシート
様式1-1 キャリア・プランシート(就業経験がある方用) 就業経験のある方が、自身のキャリア・プラン(職業生活設計)1等を記入します。 個人の希望により、ジョブ・カード作成アドバイザー等がキャリアコンサルティングを行った場合、 その結果等を記載する『キャリアコンサルティング実施者の記入欄』があります。 なお、助成金の中には、ジョブ・カード作成アドバイザーによるキャリアコンサルティングの結果 等を記入した新ジョブ・カードが申請書類として必須となるものがあります。 様式1-2 キャリア・プランシート(就業経験のない方、学卒者等用) 就業経験のない方等が、学校等でのこれまでの経験やそこから得られたことを踏まえて自身のキャ リア・プラン(職業生活設計)等を記入します。 個人の希望により、ジョブ・カード作成アドバイザーや教員がキャリアコンサルティング等を行っ た場合、その結果等を記載する『キャリアコンサルティング実施者の記入欄』があります②様式2:職務経歴シート
自身の職務経歴を記入します。キャリア・プランニングのために職業経験の棚卸しを行うためのツ ールであるとともに、必要に応じて、自身が記入した内容を企業の担当者に確認、署名・押印を依頼 することにより、「職業能力証明」のツールとして活用することもできます。なお、企業の担当者の 署名・押印がなくても、応募書類に追加添付する等の活用ができます。 また、ジョブ・カード作成支援ソフトウェアにおいて作成した場合は、入力情報を抽出・編集し、 JIS規格の様式例に基づいた履歴書、職務経歴書を作成するために用いることもできます。 なお、職業経験のない方は作成する必要はありません。③様式
3:職業能力証明シート
様式3-1 職業能力証明(免許・資格)シート 作成者本人が取得している免許や資格について記入します。キャリア・プランニングのための自己 理解等の際に活用するとともに、「職業能力証明」のツールとして応募書類に追加添付する等の活用 もできます。 また、ジョブ・カード作成支援ソフトウェアにおいて作成した場合は、入力情報を編集し、JIS 規格の様式例に基づいた履歴書、職務経歴書を作成するためにも用いることができます。 様式3-2 職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート 作成者本人の学校等での学習実績や職業訓練等の訓練実績を記入します。キャリア・プランニング のための自己理解等の際に活用するとともに、「職業能力証明」のツールとして応募書類に追加添付 する等の活用もできます。 また、ジョブ・カード作成支援ソフトウェアにおいて作成した場合は、入力情報を編集し、JIS 規格の様式例に基づいた履歴書、職務経歴書を作成するためにも用いることができます。 様式3-3 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート 訓練受講者や在職者に対して、教育訓練の成果の評価、職場での仕事振りの評価を、教育訓練機関・ 企業の評価担当者が記入します。キャリア・プランニングのための自己理解等の際に、個人が本シー トにより自己チェックを行います。また、「職業能力証明」のツールとして応募書類に追加添付する 等の活用もできます。新ジョブ・カード様式一覧
様 式 名 称 様式1-1 キャリア・プランシート(就業経験がある方用) 様式1-2 キャリア・プランシート(就業経験のない方、学卒者等用) 様式2 職務経歴シート 様式3-1 職業能力証明(免許・資格)シート 様式3-2 職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート 様式3-3-1-1 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(企業実習・OJT 用) 様式3-3-1-2 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(在職労働者の実務経験の評価用) 様式3-3-2-1 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(離職者訓練(高齢・障害・求職者雇用支援機 構)用) 様式3-3-2-2 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(離職者訓練(都道府県等)用) 様式3-3-2-3 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(学卒者訓練用) 様式3-3-3 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(求職者支援訓練用) 様式3-3-4 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(科目ごとに評価している教育訓練用)3.新ジョブ・カードの作成者等
(1)概要
新ジョブ・カードを作成するのは、基本的に、新ジョブ・カードを利用する本人となります。 ただし、能力評価に関わる様式は、教育訓練機関や企業等の評価担当者が記入することにな ります。 作成した新ジョブ・カードは作成者本人が所有・管理し、作成した情報のうちどの情報を企 業等に提出するかは、原則本人の意思に委ねられることになります。 ※従前のジョブ・カード制度では、ジョブ・カードを活用するためには登録キャリア・コン サルタントによるキャリアコンサルティングを受けることが必要でしたが、新ジョブ・カード 制度におけるジョブ・カードは、あくまでも個々人が自分のキャリア形成のためのツールとし て自ら作成するものであるため、ジョブ・カード作成アドバイザー(旧名称:登録キャリア・ コンサルタント)によるキャリアコンサルティングは新ジョブ・カードの作成を支援するもの として位置づけられています。このため、本人の希望によりキャリアコンサルティングを実施 します。(2)キャリアコンサルタントの役割・位置付け
前述のとおり、新ジョブ・カードを作成するのは基本的に作成者本人ですが、記入に困る場 合など必要に応じて、キャリアコンサルティング等の支援を受けながら作成します。キャリア コンサルタントは、キャリア形成に関する知見に基づき、必要に応じて、個々の労働者等の自 己理解・仕事理解をはじめ、キャリア・プランの作成等を支援することが期待されています。 ここでいうキャリアコンサルタントとは、職業能力開発促進法における「キャリアコンサル タント」(ただし、平成 28 年3月までの間は、標準レベルのキャリアコンサルタント(養成モ デルカリキュラム(140 時間)を満たす養成講座の受講等を経てキャリア・コンサルタント能 力評価試験に合格した者等)又はキャリア・コンサルティング技能士)を指します。 なお、キャリアコンサルティングの結果等をジョブ・カードに記載することができるのは、 基本的には、ジョブ・カード作成アドバイザーのみとなります。キャリアコンサルタントであ って新ジョブ・カード講習の内容を学んだ方は必要に応じて所定の手続きを行い、ジョブ・カ ード作成アドバイザー証を取得してください。 ※厚生労働省では「キャリア・コンサルネット」を開設し、キャリアコンサルタントの方か ら登録いただいた情報を掲載することにより、キャリアコンサルタントへの相談を希望する方 とキャリアコンサルタントとをつなぐ支援をしています。キャリアコンサルタントの方はキャ リア・コンサルネットへの登録をご検討ください。 (URL:https://www.c-consulnet.jp/html/top.html)(3)ジョブ・カード作成アドバイザーの役割・位置付け
「ジョブ・カード作成アドバイザー」は、新ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルテ ィングを実施することができる方のことです。新ジョブ・カードはあくまで作成者本人が作成・ 所有するものですが、より有益な内容とするために必要なアドバイスを行い、ジョブ・カード の作成支援を行うことが期待されます。なお、ジョブ・カード作成アドバイザーであって、キャリアコンサルタントではない方は、 キャリアコンサルタントと同等以上のキャリアコンサルティングのスキル、知識等を有してい ない状況にあることから、新ジョブ・カードの作成支援をより効果的に行うため、キャリアコ ンサルタントになることを目指すことが望まれます。 ※「ジョブ・カード作成アドバイザー」は、以前は「登録キャリア・コンサルタント」とい う名称でしたが、職業能力開発促進法におけるキャリアコンサルタント等と区別するため、平 成 27 年 10 月に「ジョブ・カード作成アドバイザー」に名称変更されました。
(4)その他(企業担当者や大学等の教員等)
新ジョブ・カードは、在職者や学生なども活用することができます。 企業においては、新ジョブ・カードを、在職者のキャリア・プランニング及び職業能力評価 のツールとして活用することが期待されます。 具体的には、「様式1-1 キャリア・プランシート(就業経験がある方用)」を用い、仕事 を通して実現したいことは何か、自分はどう在りたいのか、その実現のために何を身につけて いくかなどを、相談者自らが認識していくことで、当人が主体的に行動していく意欲を引き出 すようなキャリアコンサルティングを行います。 また、「様式2 職務経歴シート」を用い、在籍している企業におけるこれまでの職務経験を 整理することにより、自身の職業能力の理解を深めることができます。なお、様式2には企業の 人事担当者等による証明欄があります。希望する場合は人事担当者等に内容の証明を求めること ができ、これによって職業能力証明のツールとしても活用できます。証明欄はジョブ・カード作 成アドバイザーではなく、企業の人事担当者等が確認・署名押印します。 さらに、企業の担当者等は「様式3-3-1-1 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シー ト(企業実習・OJT用)」や「様式3-3-1-2 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シ ート(在職労働者の実務経験の評価用)」などを用いて、実務経験を通じて発揮されてきた職 業能力を評価・記入することにより、当人の職業能力の見える化を図り、以降の職業能力開発 での活用を支援することが期待されます。■生涯を通じたキャリア・プランニングのツールとしての新ジョブ・カードの記入・活
用の流れ(1.就業経験がある方の場合)
○自らの職業経験を「職務経歴シート」に記入し、職業経験や得られた知識・技能などを 振り返り ○所有する資格・免許を「職業能力証明(免許・資格)シート)」に記入 ○学習・訓練歴を「職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート」に記入 ○成功体験、得意・不得意なことなどを「キャリア・プランシート」に記入 →記入に困る場合などは、ジョブ・カード作成アドバイザー等へ相談 自己理解(能力、課題等の理解、職業経験の振り返り) 仕事理解大学等では、新ジョブ・カードを、学生が生涯を通じて活用するキャリア・プランニングの ツールとして、キャリア教育等の観点から活用することが期待されます。 したがって、学生のキャリア形成に関わる際は、「様式1-2 キャリア・プランシート(就 業経験のない方、学卒者等用)」を用い、将来就きたい仕事や将来に向けた思いは何か、その 実現のために身につけていくことは何かなどを相談者自らが認識し、当人の主体的な行動を引 き出すようなキャリアコンサルティングを行います。 また、相談者に変化が見られた場合など新ジョブ・カードに記載しておくことが今後の本人 のキャリア形成に有益である等の場合は、『キャリアコンサルティング実施者の記入欄』にジ ョブ・カード作成アドバイザーや教員等キャリアコンサルティング実施者がその内容を記載し ます。
■生涯を通じたキャリア・プランニングのツールとしての新ジョブ・カードの記入・活
用の流れ(2.就業経験のない方、学生等の場合)
○目標とする職業、職務、働き方などを、「キャリア・プランシート」に記入 →記入に困る場合などは、教員、ジョブ・カード作成アドバイザー等へ相談 自分のキャリア・プランの作成 ○学校の過程等で学んだこと・得られたことを、「キャリア・プランシート」に記入 ○社会体験等で学んだこと・得られたことを、「キャリア・プランシート」に記入 ○興味・関心事項などを、「キャリア・プランシート」に記入 ○得意・不得意なことなどを、「キャリア・プランシート」に記入 ○所有する資格・免許を、「職業能力証明(免許・資格)シート」に記入 →記入に困る場合などは、教員、ジョブ・カード作成アドバイザー等へ相談 自己理解 (前ページより) ○目標とする職業、職務、働き方、このためのスキル、能力開発等を「キャリア・プラン シート」に記入し、キャリア・プランを作成 →記入に困る場合などは、ジョブ・カード作成アドバイザー等へ相談 →教育訓練、助成金等の支援措置などに関する情報を「ジョブ・カード制度総合サイト」 等から収集 自分のキャリア・プランの作成個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進するため、新ジョブ・カードが、「生涯を通 じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担う労働市場インフラとして活用されること を目指して、下記を目標 ①「ジョブ・カード取得者数を 2020 年に 300 万人にする」(ジョブ・カード取得者と新ジョブ・カードに よる新規の取得者(見直し前のジョブ・カード取得者を除く。)の合計数) ②新たなジョブ・カードの取得が自らの職業能力の向上などに貢献するとした者の割合を7割以上 ③職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート等を有し就職活動を行う者のうち、当該シート等を応募書類 として活用した者の割合を 2020 年までの間増加 (目標) ① 国(文部科学省、厚生労働省、経済産業省) : ・関係者に対する周知・理解の促進、電子化のためのソフトウェアの提供、サイトによる情報提供等 ② 都道府県労働局 : ・関係機関から構成される地域のジョブ・カード運営本部の設置・運営 ・業界団体、教育訓練機関等の関係者に対して役割、活用方法、助成金における活用のインセンティブ 措置、法及び法に準じて離職予定者に対して交付する書面の新ジョブ・カード活用等の新たな活用方 法等を説明等 ③ 公共職業安定所 : ・時間をかけて、職業相談・紹介を行う求職者への新ジョブ・カードの活用 ・公共職業訓練等の受講指示等に際しての新ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングの促 進 ・職業能力証明(訓練成果・実務成果)シートを有する求職者への応募書類としての活用・必要に応じた 応募先企業の活用促進 ④ ジョブ・カードセンター(委託事業:各都道府県及び主要都市等に合計約 100 センター): ・周知・広報、雇用型訓練実施企業の開拓・支援、新ジョブ・カードを応募書類等として活用する企業の 開拓等 ・新ジョブ・カードを活用した在職労働者の実務経験の評価、キャリアコンサルティング等を実施する 企業の開拓・支援 ⑤ 高齢・障害・求職者雇用支援機構、都道府県、委託訓練・求職者支援訓練実施機関 : ・新ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングの実施及び訓練成果の評価 ・応募書類としての新ジョブ・カード活用を訓練生及び応募先企業に対して説明 ⑥ その他の教育訓練機関:教育訓練の成果の新ジョブ・カードへの記入の促進 ⑦ 大学等:学生のキャリア・プランニングのツールとしての必要に応じた活用 ⑧ 企業:必要に応じたキャリア・プランニング及び職業能力証明のツールとしての活用 ⑨ 地域若者サポートステーション等:必要に応じた新ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティ ング ⑩ 職業紹介事業者:必要に応じた新ジョブ・カードの応募・採用時の書類としての活用 (推進体制)
4.新ジョブ・カード制度の普及促進方策等
新ジョブ・カードは、広く求職者・在職者・学生等を対象として普及を図ることとし、ジョ ブ・カード取得者数を平成 32 年までに 300 万人に到達させることを目標としています。■普及促進方策等について
トピックス1 ジョブ・カードの歴史・変遷 ジョブ・カード制度は、平成 20 年度に「職業能力形成システム」(ジョブ・カード制度)として、 構築され、職業能力形成の機会に恵まれなかった人や、子育て終了後の女性など離職期間が長いこ と等により非正規労働者にとどまらざるを得ない状況にある人に対して、 ①ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングの実施 ②企業実習と教育訓練機関等における座学を組み合わせた実践的な職業訓練の受講機会の提供 ③ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングにより整理された職務経歴等のほか訓練 修了後の職業能力評価の情報を取りまとめた「ジョブ・カード」の就職活動等における活用 を促進することにより、安定的な雇用への移行等を促進することを目的とした制度でした。 しかしながら、近年、急速な技術革新、顧客ニーズの変化等が進展し、労働市場から求められる 職業能力は変化し、これまで蓄積してきた技能等も陳腐化が進み、個々の労働者の状況に応じた「職 業能力開発」が一層重要になっています。さらに産業構造、職業構造の変化等も進み、個人のキャ リアアップやキャリアチェンジ、円滑な就職支援、多様な人材の雇用機会を得ることなどが重要な 課題となっています。 このため、個々の職業能力開発、キャリアアップ、多様な人材の希望に応じた必要な分野への円 滑な就職等を実現するために、「個人主導のキャリア形成」、「職業人生を通じた職業能力開発」 「職業能力のものさし整備による能力の適正な評価と職業能力の見える化」を図ることが重要とな ってきました。 このような中、従前のジョブ・カード制度の見直しが行われ、「生涯を通じたキャリア・プラン ニング」及び「職業能力証明」の 2 つのツールとして、平成 27 年 10 月から新制度がスタートしま した。 トピックス2 新ジョブ・カード制度関連URL §ジョブ・カード制度総合サイト 新ジョブ・カードの使用方法、関係する教育訓練、職業能力評価、キャリアコンサルティング等 に関する情報提供を行います。様式もダウンロードできます。平成 27 年 10 月から一部運用が開始さ れ、同年 12 月から全面的な運用が開始されます http://jobcard.mhlw.go.jp (変更となる場合があります) §「キャリア・パスポート(仮称)構想委員会」 最終報告書 ジョブ・カード制度の見直し過程や新ジョブ・カード制度の構想などを知ることができます。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000071620.html §ジョブ・カード講習案内 ジョブ・カード作成支援件数報告の説明やジョブ・カード制度改訂等の情報が掲載されていま す。 http://www.job-card.jp/ §厚生労働省 「経験能力評価基準」 アルバイト等の職業経験により培われた職業能力を、客観的に把握・評価できるよう、具体的な 「職務行動」の形で抽出し、事業主の求めるニーズや一般職務における成果につながる行動特性(コ ンピテンシー)の観点で整序し、まとめられたもの。 http://www.mhlw.go.jp/general/seido/syokunou/keiken/keiken01.html §中央職業能力開発協会「職業能力評価基準」 仕事上の成果につながる行動と、そのために必要な技能・技術および知識を職務別に記述したも ので、新ジョブ・カード様式3-3の各職業能力証明シートの項目作成の参考となるものです。
http://www.javada.or.jp/ ※同協会が作成したモデル評価シート、モデルカリキュラムは厚生労働省のホームページ http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jobcard05.html に掲載されています。 §ジョブ・カードセンター「ジョブ・カード制度推進事業(委託事業)」 雇用型訓練を中心に、主に企業向けの情報を掲載しています。 http://www.jc-center.jp/
第
Ⅱ
部
新ジョブ・カードの作
成と活用の概要
1.新ジョブ・カードの活用方法
(1)概要
新ジョブ・カードは、「生涯を通じたキャリア・プランニング」のツールとして、労働者等 の個人自らが、自己理解、仕事理解、職業経験の棚卸し、キャリア・プランの作成等を行い記 入します。その際、記入に困る場合など必要に応じて、キャリアコンサルティング等の支援を 受けることになります。 また、自らのキャリア・プランを踏まえて、教育訓練の機会の提供等の支援を受けるなどに より職業能力開発を行った場合、訓練の成果等の評価を新ジョブ・カードに記入します。 さらに、訓練の成果等の評価や職業経験等を記入した新ジョブ・カードを求職時の応募書類 の追加書類として用いるなど、中長期のキャリア形成に沿って活用します。 ■新ジョブ・カード活用の主な流れ ≪作成者本人から見た 新ジョブ・カード活用の流れ≫ ≪利用可能なツール・支援等≫ ・自己理解(自己の能力等の理解、 職業経験の棚卸し等) ・仕事理解 ・キャリア・プランの作成 ・必要に応じてキャリアコンサル ティングを活用 ・職業能力開発(教育訓練の受講、 実務経験等) ・目標達成に必要な能力、知識等 の習得、免許・資格等の取得 ・現在の仕事に対するモチベーシ ョンの向上 ・求職活動 ・希望する仕事への応募 ・新ジョブ・カードの作成を通じた自己チェック(職 務経歴・訓練歴等を新ジョブ・カードに記入する ことを通して、これまでに身に付けた能力や経験 等について振り返ることが可能。様式 3-3 以降を 活用したスキルチェックも可能。) ・HP 等を活用し、関心のある職業等に関する関係 情報の収集 ・ジョブ・カード制度総合サイトやハローワーク等 における教育訓練に関する情報等を参考に、職業 訓練等を受講するとともに、訓練、実務経験等の 評価を新ジョブ・カードに記入 ・免許・資格の取得(新ジョブ・カードに記入) ・作成した新ジョブ・カードを「生涯を通じたキャ リア・プランニング」のツール等として活用、記 ・キャリア・プランを「新ジョブ・カード」に記入 することにより、思い描くキャリア・プランが視 覚化され、整理しやすくなる ・HP 等の情報を参考にキャリアコンサルティング を活用し、客観的な助言を得る ・ハローワーク等での職業紹介 ・新ジョブ・カードを応募書類として活用 ・(2)生涯を通じたキャリア・プランニングのツールとしての活用
新ジョブ・カードに記録した個人の履歴や、職業経験、職業生活設計、訓練の受講記録など を、キャリア選択等の生涯のキャリア形成の場面において活用する「生涯を通じたキャリア・ プランニング」のツールとして活用することができます。 ジョブ・カード作成アドバイザーは、キャリアコンサルティングを通じて、これらの内容を より充実させるための作成支援を行うことが期待されます。 なお、ジョブ・カード制度では、応募書類等として活用する際には、キャリア・プラン情報 など個人の機微な情報も外部に提出することが前提となっていたため、個人的なことを記載し にくく、また企業等に提出する応募書類としての活用がしにくいことなどから、ジョブ・カー ドのほとんどが訓練受講などでの活用となっていましたが、新ジョブ・カード制度では、蓄積 するキャリア・プラン関係情報を原則、個人の内部情報として取扱うことなどによって、より 活用しやすいものとなりました。(3)職業能力証明のツールとしての活用
新ジョブ・カードでは、免許・資格、教育(学習)・訓練歴、職務経験、教育訓練成果の評 価、職場での仕事振りの評価に関する職業能力証明の情報を蓄積することにより、職業能力の 見える化を図ることができます。また、自身の新ジョブ・カードから、これらの情報を場面・ 用途等に応じて抽出・編集することによって、職業能力証明のツールとして、就職活動の際の 応募書類、キャリアコンサルティングの際の資料等として活用することができます。 なお、従前のジョブ・カード制度の評価シートにおける職業能力評価の対象は雇用型訓練等 の職業能力形成プログラムとしていましたが、新ジョブ・カード制度においては、職業能力形 成プログラム以外の教育訓練の評価や在職者においては職場での仕事振りの評価も対象として おり、「職業能力証明」のツールとして、これまでより広範な職業能力証明の場面で活用する ことができます。2.各対象者における新ジョブ・カードの活用
新ジョブ・カードは、さまざまな対象者の状況に応じて各様式を活用することができます。(1)在職者
①ポートフォリオ型のキャリア・プランニングのためのツールとしての活用
・・・様式1キャリア・プランシート、様式2職務経歴シート、様式3職業能力証明シ
ート
「様式2 職務経歴シート」、「様式3 職業能力証明シート」を活用して整理された個人 の履歴や、キャリアコンサルティング等の支援を通じた職業経験の棚卸し、キャリア・プラン (職業生活設計)等の情報を「様式1-1 キャリア・プランシート」に整理・蓄積すること により、自身のキャリア形成を振り返るツールとして活用することができます。また、その後あらためてキャリアコンサルティング等を受ける際には、蓄積した情報を活用し、過去と比較 した現在の振り返りを行うことができます。
②在職者の実務経験を通じて発揮される職業能力の評価における活用
・・・様式2職務経歴シート、様式3-3-1-1及び様式3-3-1-2職業能力証
明(訓練成果・実務成果)シート
在職者が実務経験を通じて身につけた職業能力は、「様式2 職務経歴シート」における記 入及び企業担当者記入欄による証明を活用し、見える化を図ることができます。 また、雇用型訓練等の受講生が従前のジョブ・カード制度に引き続き、「様式3-3-1- 1 職業能力証明(訓練成果・実務成果)シート(企業実習・OJT 用)」を活用して職業能力 の評価を受けるのみならず、在職者の職業能力については、「様式3-3-1-2 職業能力 証明(訓練成果・実務成果)シート(在職労働者の実務経験の評価用)」を活用し、職務遂行 のための基本的能力や、技能・技術に関する能力等について評価し、見える化を図ることがで きます。③「業界検定」等に係る活用・・・様式3-1職業能力証明(免許・資格)シート
職業能力の「ものさし」としての「業界検定」をはじめとする検定・資格等の成果を、個人 のキャリア・プランとの関わりで「様式3-1 職業能力証明(免許・資格)シート」に記入 するとともに、「業界検定」に関わる具体的な評価手法の 1 つとして活用することができます。④専門実践教育訓練における活用・・・様式1キャリア・プランシート
中長期的なキャリア形成支援を目的に拡充された教育訓練給付の対象となる専門実践教育訓 練では、当該訓練の受講が今後の職務に活かせるものとなるよう、原則として、当該訓練の受 講前に、新ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングを受けることとなっています。 「様式1 キャリア・プランシート」を活用し、本人のキャリア・プランについて整理すると ともに、当該訓練の必要性について記入します。 ※このキャリアコンサルティングを実施する者は、キャリアコンサルタントである必要があ ります。⑤離職予定者を対象とした活用・・・様式1キャリア・プランシート、様式2職務経歴
シート、様式3-1職業能力証明(免許・資格)シート
中高年で離職することとなった在職者などの離職の際、在職中の企業で身につけた職業能力 について整理することにより、円滑なキャリアチェンジを支援するため、「様式2 職務経歴 シート」「様式3-1 職業能力証明(免許・資格)シート」等を作成し、求職活動支援書及 びこれに準ずるものとして活用することができます。 また、派遣労働者、フリーター等の非正規雇用労働者の正社員化等の促進を図る際にも、「様 式2 職務経歴シート」「様式3-1 職業能力証明シート」等を活用することができます。(2)求職者
①活用の基本的な考え方
求職活動等においては、ジョブ・カードの情報から、個人自らが選択して必要な情報を抽出・ 編集し、履歴書及び職務経歴書に必要な職業能力証明の関係情報(免許・資格、教育・訓練歴、 職務経験、訓練成果及び職場での仕事振りの評価)を追加・添付し、求人企業等に応募書類と して提出するなどにより活用することができます。 さらに、フリーター歴の長い者、高年齢者、出産、育児等で離職した女性等が、職業能力証 明の関係情報を履歴書等に添付し、応募するためのツールとしても活用することができます。②公共職業安定所における求職者を対象とした活用
新ジョブ・カードは、公共職業安定所において、例えばわかものハローワークを利用する非 正規雇用労働者、福祉施策や就労支援事業の対象となる生活困窮者、新卒応援ハローワークを 活用する学生及びその他の求職者のうち適性・能力の明確化や求職活動に対する不安の解消を する必要性が特に高い求職者など対し、担当者制・予約制による支援を行い、まとまった時間 をかけて職業相談・紹介を行う際に、生涯のキャリア・プランニングのツールとして活用する ことができます。(3)訓練受講者(受講希望者を含む)
新ジョブ・カードは、訓練場面において、作成が必須とされていることがあります。 訓練受講前のキャリアコンサルティングの実施は、訓練受講者のキャリア・プラン(職業生 活設計)の整理、ひいては、訓練受講の必要性をより明確にする効果が、訓練受講中のキャリ アコンサルティングは、訓練受講者の職業意識や訓練効果を向上させる効果が、訓練終了後の キャリアコンサルティングは、円滑な就職を促進する等の効果が期待できます。 各訓練における新ジョブ・カードの位置づけは、以下のとおりです。 訓練名 訓練の概要 訓練の対象者 新ジョブ・カード作成 (必須/任意) 雇用型訓練 (有期実習型 訓練) 訓練実施企業が訓練受講者と 雇用契約を結び、企業実習と教 育訓練機関等における座学と を組み合わせて実施する訓練 ①新たに雇い入れた有期 契約労働者等 ②既に雇用している有期 契約労働者等 ①訓練実施企業への 求人応募前までに作 成必須(ただし、学校 等の卒業・修了予定者 は任意) ②訓練実施企業への 求人応募前までに作 成必須 雇用型訓練 ( 実 践 型 人 材 養成システム) 訓練実施企業が訓練受講者と 雇用契約を結び、中核人材を育 成するために企業実習と教育 訓練機関等における座学とを 組み合わせて実施する訓練 15 歳以上 45 歳未満の方で ①新たに雇い入れた正規 雇用労働者 ②訓練開始日までに正社 員に転換する既に雇用し ている有期契約労働者等 ③既に雇用している正規 雇用労働者(建設業又は 製造業の事業主が実施す る場合に限る) ①・②訓練実施企業へ の求人応募前までに 作成必須(ただし、学 校等の卒業・修了予定 者は任意) ③訓練実施企業への 求人応募前までに作 成必須 公共職業訓練 (日本版デュ ア ル シ ス テ ム) 公共職業能力開発施設や民間 教育訓練期間等で実施する座 学と企業実習を組み合わせて 実施する訓練 実践的な職業能力の習得 が必要な求職者 ※一部の訓練は 40 歳未満 の方が対象 訓練開始前までに作 成必須 公共職業訓練 (日本版デュ アルシステム を除く) ハローワークの求職者等を対 象に、再就職の実現にあたって 実施する訓練 ハローワークの求職者等 高等学校卒業者等 訓練期間中に作成必 須 求職者支援訓 練 雇用保険を受給できない求職 者に対して実施する訓練 雇用保険が受給できない 求職者であって、職業訓 練その他就職支援を行う 必要があるとハローワー ク所長が認める者 訓練期間中に作成必 須 専門実践教育 訓練 業務独占資格・名称独占資格の 取得を目標とする講座、専門学 校の職業実践専門課程、専門職 一定の条件を満たす雇用 保険の一般被保険者(在 訓練開始前までに作(4)学生等
職業生活に入る前の学生は、「様式1-2 キャリア・プランシート(就業経験のない方、学 卒者等用)」、「様式3-1 職業能力証明(免許・資格)シート」等を活用し、学校やイン ターンシップ等の経験やそこで得たこと、キャリア教育等の状況、将来の目標等を記入し、キ ャリア・プランニングのツールおよび就職活動における応募書類等に活用することができます。 キャリア・プランがはっきりしている学生は、将来の目標等を先に記入し、その目標を目指 す自身の状況を整理するために活用することもできます。3.各種助成金との関連
新ジョブ・カード制度に関連する各種助成金制度には、下記のようなものがあります。キャ リアアップ助成金等の教育訓練関係の助成金申請の提出書類では、当該訓練の受講が確かに必要 かどうかについて、ジョブ・カード作成アドバイザーによる確認及び新ジョブ・カードへのコメ ントの記入が必須です。 下記図表および、トピックス3「新ジョブ・カード制度関係の助成金リンク」を参照してく ださい。 トピックス3 新ジョブ・カード制度関係の助成金リンク 新ジョブ・カード制度に関連する各種助成金については、下記のWEB サイトを参照してください。 ○キャリアアップ助成金(人材育成コース) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html ○キャリア形成促進助成金(認定実習併用職業訓練コース) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html ○ジョブ・カードセンター https://www.jc-center.jp/qa.html#q20 ※なお、情報は変更・更新されている場合があります。トピックス4 教育訓練給付金制度との関係 教育訓練給付金制度とは、労働者や離職者が、自ら費用を負担して、厚生労働大臣が指定する教 育訓練講座を受講し修了した場合、本人がその教育訓練施設に支払った経費の一部を支給する雇用 保険の給付制度です。 平成 26 年 10 月から、教育訓練給付金は、従来の枠組みを引き継いだ「一般教育訓練給付」と、拡 充された「専門実践教育訓練給付」の 2 本立てになりました。 ○一般教育訓練給付 教育訓練施設に支払った教育訓練経費の 20%に相当する額となります。ただし、その額が 10 万円 を超える場合は 10 万円とし、4 千円を超えない場合は支給されません。 ○専門実践教育訓練給付 1. 教育訓練施設に支払った教育訓練経費の 40%に相当する額となります。ただし、その額が1年 間で 32 万円を超える場合の支給額は 32 万円(訓練期間は最大で3年間となるため、最大で 96 万円 が上限)とし、4千円を超えない場合は支給されません。 2. 専門実践教育訓練の受講を修了した後、あらかじめ定められた資格等を取得し、受講修了日の 翌日から1年以内に一般被保険者として雇用された方又はすでに雇用されている方に対しては、教育 訓練経費の 20%に相当する額を追加して支給します。 この場合、すでに給付された「1」の訓練経費の 40%と追加給付 20%を合わせた 60%に相当する 額が支給されることとなりますが、その額が 144 万円を超える場合の支給額は 144 万円(訓練期間 が3年の場合、2年の場合は 96 万円、1年の場合は 48 万円が上限)とし、4千円を超えない場合は 支給されません。 専門実践教育訓練の教育訓練給付金を受給できる方のうち、受講開始時に 45 歳未満で離職してい るなど、一定の条件を満たす場合には、訓練受講をさらに支援するため、「教育訓練支援給付金」が 支給されます。教育訓練支援給付金は、平成 30 年度までの暫定措置です。支給申請の詳細について は、お住まいの地域を管轄するハローワークにご確認ください。 ○教育訓練給付制度とのリンク(ハローワークインターネットサービス又はジョブ・カード制度総合 サイト)教育訓練給付制度(一般教育訓練給付・専門実践教育訓練給付)について http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/career_form ation/kyouiku/index.html
第
Ⅲ
部
新ジョブ・カードの作
成支援
1.ジョブ・カード作成アドバイザーの心構え
新ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングを実施するジョブ・カード作成アド バイザーは、相談者自身が自己理解を深め、自らの職業意識やキャリア形成上の問題点を明確に し、今後の職業選択やキャリア形成の方向付けが可能となるような支援を行うことが期待されて います。 キャリアコンサルタントであるか否かの違いはありますが、作成支援において求められる心 構えは同じです。相談者を尊重し、信じ、受けとめるという基本姿勢を忘れないようにすること が大切です。相談者が自分自身を深く理解しているとは限りません。憶測と事実を混同したり、 理想と現実の区別があいまいになったりしていることもあるでしょう。まずは相談者が話すこと を傾聴し、相談者が今何を感じ、何を求め、どうしたいのかをしっかりと理解し、本人が自己認 識を深め、考えを整理し、自らの将来への希望や目標に向かって主体的な行動をとることができ るような支援を行うことが重要です。ただし、誘導し過ぎて相談者の自発性や主体的な判断を妨 げることがないように留意する必要があります。2.新ジョブ・カード作成支援の一般的な流れ
新ジョブ・カードを作成するのは、基本的に、新ジョブ・カードを利用する本人となります。 このため、キャリアコンサルティングを受けにくる段階では、本人による様式の記入は終了して いることが基本となりますが、自己理解や仕事理解などが上手くいかず、新ジョブ・カードの記 入に困っている人もいるため、場合に応じた支援を行ってください。(1)新ジョブ・カード制度に関する説明・理解促進
はじめに、新ジョブ・カードを作成することの目的について確認しましょう。その中で、新 ジョブ・カードの活用方法や意義などについて理解不足や誤解が確認された場合は、必要に応 じて説明を補足することが大切です。特に、訓練等で提出を求められている場合などは、新ジ ョブ・カード作成の意義について理解していないこともあるため、新ジョブ・カード作成を通 じて自分自身の経験を振り返り、将来の希望や目標等をともに考えていくという趣旨・目的を 相談者に伝え、理解を促すことが大切です。(2)キャリアコンサルティングの実施
新ジョブ・カードの様式は、大別するとキャリア・プランシート、職務経歴シート、職業能 力証明シートの3種類です(職業能力証明シートは、さらに目的や対象者別に分かれています)。 キャリアコンサルティングを行う際、対象者が職務経歴シートや職業能力証明シートの作成 支援を希望している場合は、これらの様式から作成支援を始めるとよいでしょう。事前に相談 者が作成してきた新ジョブ・カードをベースに、さらに相談者が新ジョブ・カードに記載して いない記憶を想起できるような問いかけ等を行いながら、内容の充実・ブラッシュアップを図 ります。 そのうえでキャリア・プランシートに取り組み、本人の今後の目標や希望について整理する とスムーズです。 なお、第Ⅳ部では対象者の属性別の作成支援について詳細に説明します。(3)「キャリアコンサルティング実施者の記入欄」の記載
キャリアコンサルティングを行った場合には、実施日時、所属(個人の場合は記載不要)、氏また、教育訓練を受講予定である場合であってキャリア・プランシートを助成金等の申請書 類として提出する必要のある場合や、本人からの求めがあった場合では、前者の場合は、当該教 育訓練の必要性に係るコメントを、後者の場合は、キャリアコンサルティングの中で起きた気づ きや変化などのうち記録に残すことを本人が希望した内容や記録に残すことが必要と思われる 内容を本人の了承の下で、それぞれ実施日時等の記入欄の下に記入します。なお、時間等の都合 上、キャリアコンサルティングの中での記入が難しい場合には、記入をする日時を約束した上で、 いったん相談者に様式を持ち帰っていただきます。 では、具体的にどのようなコメントを記入していけばいいのでしょうか。ここではコメント を求められることの多い職業訓練受講者への記入例を紹介します。これらを参考に、面談を通じ た具体的なコメントを追加記入してください。 【記入例】
(4)キャリアコンサルティングの終了
キャリアコンサルティングを終了するにあたっては、クロージングを行います。 まず、今回のキャリアコンサルティングで得たこと、感じたこと、気づいたことを話しても らい、共有します。そのうえで次回の相談希望の有無を確認し、希望がある場合はその日程を 一緒に設定するとともに、次回までの間に何をしてみたいか聞いたり、押し付けにならない範 囲で宿題を課す(リクエストをする)など、相談者本人の主体的な行動を促します。 なお、新ジョブ・カードの管理は利用者本人が行うことを再度説明し、電子情報として保存 する場合はパスワードを設定するよう促すなど、新ジョブ・カードを適切に管理する方法も伝 えます。 《訓練受講に支障がない場合》 例)○○分野への就業につき、本人の自己・職業理解ならびに訓練への強い意志を確 認できたため、○○訓練への受講に特段の支障はない。 《訓練受講に支障がある場合》 例)○○分野に関する自己・職業理解に乏しく、現段階では○○訓練の受講は難しい と判断する。 例)○○分野に関して職業理解はあるようだが、訓練修了までの意欲を感じられない。 受講の可否は次回判断することとする。3.新ジョブ・カード作成支援のポイント
ここでは様式別に、作成支援のポイントを示します。 新ジョブ・カードは基本的に本人が作成し、その作成した情報を管理し活用します。 このため、本人が事前に作成してきたものに対して作成支援することが基本姿勢となります。 相談者が何を大切にしていて、どうなりたいのか、そのためにどのようなことを身につけれ ばよいのか、その整理を通して自ら気づき行動していけるように支援していきます。(1)様式 1 キャリア・プランシート
様式1-1
キャリア・プランシート(就業経験がある方用)
ジョブ・カード制度総合サイトにキャリア・プランの作成を支援するための質問や記入例が 示される予定です。また、ジョブ・カード作成支援ソフトウェアでは、質問の回答することに よりキャリア・プランシートの作成ができます。これらを参考に、本人がキャリア・プラン(職 業生活設計)等について記入した新ジョブ・カードを持参することになります。本人が作成し たものをベースに、本人の就職・転職や訓練の受講など今後の目標や希望に向けた姿勢を整理 することを支援します。 <目標とする職業・職務・働き方、向上・習得すべき能力等、必要な職業能力開発等について記 入>欄 チェックリスト □様式2~3の職務経歴、学習歴・訓練歴、取得資格・免許の客観的事実を踏まえて、本人の「持 ち味・強み」(能力、興味、職業観)を具体的に記述する。 □今後の課題や能力開発の目標を記述するとともに、受講したい教育訓練があれば、当該訓練名 や訓練コース等、具体的に記述する。 □文章はできるだけ簡潔に記述する。文末(「です・ます」調、「である」調)を統一する。一つ の文章は最大 60 字までを目安とすると読みやすい。 □否定的な表現、後ろ向きの言葉は避け、肯定的な表現、前向きな言葉で具体的に記述する。例 えば、本人の短所、弱みよりも、長所、強みを記述し、退職理由については、会社への不満や 批判は記述しない。 (記載例1) 学生時代のアルバイトから引き続き、ファーストフード店、居酒屋などで6年間働きました。 そこで、接客を経験し、○○を習得しました。その後、交通事故で入院をすることとなり、これ が将来のことを考える機会となりました。入院中は、以前から興味があった医療事務の現場を垣 間見ることができたため、一層医療事務に興味を持ち、退院後は「医療事務秘書科」の職業訓練 を受講することに決めました。パソコン操作が得意で、医療事務の学習も楽しく、医療秘書技 能検定2級の資格取得を目指して頑張っていきたいです。そして、訓練で学んだ知識・技能やア ルバイトで身に付けた接客応対などのスキルを活かし、医療事務秘書として就職したいと思い ます。はホームページ制作部門があり、機会があれば勉強したいと思っておりました。子育てが一段 落し、時間的余裕ができたことから職業訓練で「Webクリエーター養成科」の受講を決めまし た。訓練を通じて、特にイラストレーターなどを使ったデザインに自信が持てるようになりまし た。今後はWebデザイン技能検定にも挑戦し、スキルを確実なものにしていくとともに、ホー ムページ制作を手がけている広告代理店等への就職を目指していきます □様式2~3及び、「これまでの求職活動や能力評価等を踏まえた今後の課題、能力開発の目標」 (「できる仕事」、「興味をもった仕事」等)を踏まえて、できるだけ具体的な職業あるいは職 種を記述する。 □具体的な職業を記述できない場合は、具体的な職業イメージを持てるよう、職業情報などをイ ンターネットなどを活用して調べることを勧め、興味をもった職業あるいは職種を記述する。 □本人の「持ち味・強み」(能力、興味、職業観)の「何」を活かして、どんな仕事をしていきた いか具体的に記述する。
【様式1-1(表面)記載例 】 作成日を記入してください 価値観 家族からの期待 強み 弱み・会社からの期待(評価)・弱みの克服のための取組 目標とする職業・働き方
※「様式1-1 キャリア・プランシート」に記入するもの ○あなたの価値観について考えてみましょう。 これまであなたが熱中し、没頭し、ワクワクした経験を思い起こしてみましょう。いくつでも構いま せん。 ・質問:それらのエピソードを参考に、あなたの価値観と思われるものを最大 3 つ教えて下さい。 例:人の役に立ちたい、リーダーシップを発揮したい、経済的に豊かな生活をしたい、安 定的な生活がしたい など 様式 1-1 記載例:私は、○○○、○○○、○○○と思っています。 ○あなたの強み、弱みについて考えてみましょう。 これまでのあなたを振り返ってみて、あなたが自信を持っていること、苦手なこと、他人から高く評 価されたこと、課題があると指摘されたことを思い起こしてみましょう。いくつでも構いません。自己 評価と他者評価とが重なっていると思われるところに注目してみましょう。 ・質問:あなたの強みと考えられることを最大 3 つ教えて下さい。 様式 1-1 記載例:私の強みは、○○○、○○○、○○○です。 ・質問:あなたの課題(弱み)と考えられることを最大 3 つ教えて下さい。 様式 1-1 記載例:私の弱みは、○○○、○○○、○○○です。 ○あなたの課題(弱み)を改善・克服するためにどのようなことを行う必要があるか考えてみましょう。 ・質問:あなたの課題(弱み)を改善・克服するために取り組むこととしていることを最大 3 つ教え てください。 様式 1-1 記載例:私は今後○○○、○○○、○○○に取り組んでいきます。 ○あなたが感じている周囲からの期待について考えてみましょう。 ・質問:現在、又はこれまで、上司や職場から、役割上期待されていること、求められていることを 最大 3 つ教えてください。 様式 1-1 記載例:私は仕事上○○○、○○○、○○○が期待されています。 ・質問:現在、仕事の面において、家族から期待されていること、求められていることを最大 3 つ教 えてください。 様式 1-1 記載例:私は家庭から○○○、○○○、○○○が期待されています。 ○これまでの質問に対する回答を振り返って、あなたの目標とする職業・職務・働き方について考えて みましょう。 ・質問:あなたはどのような立場・役割、分野、場所で働きたいと考えていますか。 ・質問:あなたはどのような働き方をしたいと考えていますか。 様式 1-1 記載例:私は○○○という場で、○○○という働き方をしていきます。
〈就業経験がある方への、自己理解を深めるためのシート〉 ※就業経験がある方へのキャリア・プラン関係の質問例に答えることが難しい方や、手厚い支援を必要 としている方向けの、自己理解を深めるためのワークシートです。 キャリア・プランシートに直接記入しないこと、最終的にキャリア・プランシートに記入される要素 を導き出す質問が設けられています。 同様のシートがジョブ・カード作成支援ソフトウェアに実装される予定です。
様式1-2 キャリア・プランシート(就業経験のない方、学卒者等用)
興味関心事等がはっきりしていない場合など、キャリア・プラン(職業生活設計)の作成 が難しい場合は、先に学習等を整理してからキャリア・プランを作成するよう支援をしてくだ さい。 特定の職業を目指して専門学校等に通っているなど、興味関心事や、将来取り組みたい仕事、 仕事を通じて達成したい目標が既にある場合は、本人が自らの考えや想いを先に整理し、納得 感のあるキャリア・プラン等を作成するための支援をします。その後、自らが取り組んでいる 学習等について整理を行い、学習が目標の達成に繋がるように支援してください。学校での履 修状況が分かる履修表等の写しや、インターンシップの状況を評価した資料等がある場合は、 本人の取組みを客観的に保証する書類となるため、可能な限り添付するよう促します。 なお、当該様式は就業経験がある方であって学校経験の整理等を行いたい方にも活用いただ けます。 (記載例は次ページへ)【様式1-2 記載例 続き②】