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WIMの構築アルゴリズムにおける発育学的検証 : 第2報ラグランジュ補間との比較論議

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愛 知 工 業 大 学 研 究 報 告

第34号A 平 成11年 113

W

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訪問頼勃櫛

- 第2報 ラ グ ラ ン ジ ュ 補 間 と の 比 較 論 議 ー

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岡田針。官

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- Co田pariso且 習ithLagrange interpolation in biological圏eaning一

藤 井 勝 紀 Katsunori Fujii

ABSTRACI It has been already verified that the WIM ( Wavelet Interpolation M日thod ) is

possible to just draw polynornial F(x). However, the WIM has not been compared with lagrange interpolation ( polynornial ) in rneaning of grolth and development study. This paper is tri巴d to verify the constructive algorithm of th日WIM by comparison between wavelet and lagrange interpolation in biological meaning. The algorithm of lagrange interpol且tion is mathematically explained and applied to the longitudinal growth data

from 6 to 17 in height of three boys. The first derivative curves derived by lagrange and wavelet interpolations which .ere applied to the growth data are compared between the both interpolations. The advantages of the 11M are d巴rived from the discussion in

regard to the comparison

緒 言 ウ ェ ー ブ レ ァ ト 解 析 を 発 育 ・ 発 達 学 ( 成 長 学 : Auxo 1 ogy) に導入し、発育現象解明へのアプローチ は す で に 藤 井1) 2) 3)心日引によって試みられ、いく つ か の 新 知 見 を 報 告 し て い る 。 し か し 、 ウ ェ ー ブ レ ット解析の特徴上、先の報告でも述べたように、フ ー リ エ 解 析 の 発 展 と し て 、 周 波 数 解 析 に お け る 特 異 点 の 検 出 に 優 れ て い る が 、 デ ー タ 数 の 少 な い 補 間 近 似 の 場 合 に 有 効 で あ る か ど う か は 議 論 の 余 地 が あ ろ う。つまり、発育プロセスにおける観測データ数そ の も の に 限 界 が あ る こ と 、 真 の 発 育 曲 線 が 不 明 で あ るため、その有効性を判断する基準の導出が難しく、 生 物 学 的 意 味 に お け る ウ ェ ー プ レ yト解析(ウェー ブ レ ッ ト 補 間 法 :W 1 M)の有効性を示すにはまだ 論議の余地があるということである。 もちろん、藤井のこれまでの報告5)己)7) 8)によって かなりの部分までの W I Mの 有 効 性 は 検 証 さ れ て い るofJJlえば、ロジスティック関数との比較、スプラ イ ン 補 間 と の 比 較 、 フ ー リ エ 補 間 と の 比 較 論 議 に お いて、ウェ ブレ yト補間法としての生物学的意味 における有効性を検証した。これら一連の報告白日7) 8)

t

こより、発育発達学における W I Mの 有 効 性 は 十 分認識されると考えられよう。 しかしながら、ここで敢えて W I Mの 生 物 学 的 意 味 に お け る 有 効 性 に 関 し て 議 論 の 余 地 を 指 摘 し た こ とは、補間公式としては一般的によく使われている ( n-l )次多項式、つまりラグランジュ (Lagrange ) 補 間 公 式 と の 比 較 論 議 に つ い て は 触 れ て い な か っ た か ら で あ る 。 こ の 理 由 は 、 藤 井 と 山 本5)が す で に 多 項 式 を W I Mに よ っ て か な り の 近 似 の 精 度 で 記 述 す ることが可能で、あることを証明した点。そして、も う一つはスプライン補間の数学的有効性として、ラ グ ラ ン ジ ュ 補 間 の 欠 点 で あ る 端 点 付 近 で 元 の 関 数 か

(2)

114 愛知工業大学研究報告, 第34号 A, 平 成 11年 Vol. 34-A, M a r, 1 9 9 9

ら大きくスケ ルアウトするルンゲ (Runge)の現象 のないモデル)に分類できるのではないだろうか。 を抑えて、滑らかに補閣できるという有効性が指摘 つまり、 Structural model には当てはめ(fitting) され、この三つの理由によりラグランジュ補聞につ の概念が、 Nonstructural田口delには補間 (inter-いては触れなかった。確かに、 Joossens and Brems polation) の概念が適用できょう。

Heyns9】の報告からも好ま Lい結果は示唆されておら 以上のように、発育発達学上において、両概念を ず、 Hauspie10)も多項式の発育曲線適用 lこ関しては、 区別してみると、当てはめ(fittiflg) の概念におい whipping (鞭打ち)現象を指摘しており、その実用 ては関数の精度の議論がそのまま関数の有効性に繁 性において疑問を投げかけている。 栄されるが、補間 (interpolation) の 概 念 で は 関 数 しかし、従来までの発育曲線記述のための数学的 の精度が議論できない問題がある。つまり、 fitting 関数について、全般的に言えることは、真の発育曲 関数では観測デ タ点、を通過するように構成されて 線が不明である以上、当てはめる関数の精度および いないので、観測データ点との誤差を判定すれば精 有効性についての論議は妥当性を導くことは難しい。 度は議論できるが、情間関数ではもともと観測デー したがって、このような点を考慮することにより、 タ点を通過するように構成されているので、その点 補間公式聞での比較論議を先の報告'11>に続いて多 については議論が不可能である。しかも前項で指摘 項式(ラグランジュ補間)との間で試みるものであ したように、真の発育曲線は不明であるから、判断 る。 するための基準がない。そこで、藤井7)"11)はこの ような問題点に対して、観測デ タにおける年間発 当てはめ(fitting)と補間(Interpolation) 育量を唯一真の観測値として補間関数の微分値、つ この両概念は数学的には明らかに異なった使い方 がされる。例えば、「ある関数を補間公式によって 当てはめる (fittingする)

J

と表現するように、元 の関数が分かっている場合lこは両概念の使い方が区 別されている。しかし、元の関数または曲線が分か らない場合、 「その不明な曲線を近似的lこ当てはめ る (fittingする)、または近似的に補間する。

J

と 表現するように、同意語的に扱われる場合がある。 したがって、この両概念について発育発達学上の意 味を明確にしておく必要があろう。 そこで、当てはめ (fitting) とは発育プロセスに おいて、時間的変異につれて観測されたデータ点を プロットした曲線に対して、その概観lこ類似した曲 線を構成することである。従来からその類似曲線の 構成関数として、ロジスティック関数やゴンベルツ 関数が良く知られている。 次 lこ、補間 (interpolation) とは観測されたデー タとデータの聞を滑らかに繋ぐ(補間する)ことに より、デ タをプロットした発育曲線、を近似的に描 くことである。このような数学的補間公式としてス プライン関数が良く知られている。 このように、当てはめ (fitting) と補間 (inter polation) を発育発達学上において概念規定すると、 大別すれば、 Hauspie10)の示す Structural model ( 概念構成モデル)と Nonstructural model (概念構成 まり速度曲線とその観測値との誤差を比較の議論と 考えた。これによって補間関数の精度の論議を成立 させたわけである。 このように考えると、 fitting関 数 と 補 間 関 数 の 精 度を議論した場合、当然、補間関数の精度が高いこ とになろう。しかし、ここで両概念における関数の 生物学的意味における有効性を求めようとする場合、 精度上の議論だけで判断できるのであろうか。つま り、それは必ずしも観測データ点を通過しなくとも 善とする考え方があるからで、例えば、発育評価の 基準を導くための標準発育曲線を記述するような目 的の場合であれば、観測データ点、の通過の必要性は 考えなくとも良いであろう。しかし、発育曲線その ものを解析しようとすれば、観測データを忠実lこ反 映する必要がある。 このように、解析目的により有効性の捉え方が異 なる観があるが、いずれlこせよ発育現象を解明しよ うとすれば、如何なる解析目的にせよ、曲線近似の 程度が高い関数系を選択すべきであろう。したがっ て、不明な曲線を近似しようとする場合、少なくと も観測データ点、を通過するように構成することは、 精度の議論における重要な必要条件と考えられる。 そこで、ここでは補閣の立場において、重要な条件 を備えている W I Mと多項式(ラグランジュ補間公 式 :Lagrange) の生物学的意味における精度を論議 しようとするものである。

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ラグランジュ補間との比較論議

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ラグランジュ (Lagrange)補間 今、 x軸ょにある n個の標本点、 X1. X 2. -・・ X nが与えられているとするo X"1, X 2, 一・ X nは相異なる点であることはいうまでも ない。このとき、これらの標本点を繋いだ、ある g (x)と言う関数を想定すれば、そのg (x) に一致するようなn-1次の多項式fn (X)を 1つ定めることができる。 先ず、多項式の一般式を以下に示すと (1-1) f (X) =<7<1チ♂} Xチ<1.2X':チ・・ . . <In-},-';'了o-} (1-1)を変形すると以下の式に変形できる。 (1-2)

f

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>

aiX{n-[) 上式のようになり、この式を実際に与えられた 発育データに適用する。上式によって導かれた曲 線は発育現量値曲線として扱われる。そして、上 式を微分することにより得られた曲線は速度曲線 となる。 (1-2)式を微分すると以下のようになる。 (日)

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何 十1) (1-2) (1-3) の両式を使って発育曲線の記述を 試みる。 ラグランジュ補間の手続きは以下の遥りである。 1.測定データ ((t!. Yl) :i = 1.2.・・・・.12) を得る。ここでは、 tiは年齢、 Y1は身長の発 育現量値とする。 2. 1 2の未知数を持つ連立一次方程式を構成する。 Y(t)= al1t11+alotl0+agt9+aat8 + a 3 t 3+ a 2 t 2+ a t + a 0 3. 2. 式 l己実際の観測値(身長の発育現量値)Y 1. Y 2, Y 3, . .・・・・・, Yl1, Y12を当て はめて方程式を解く。

Y

1 Y 12 t11...ιC1 1 . • . • 1 t 1 1 ι ι 12 ・ ['12 a 11 ao (.求められた係数ao. a 1. a 2..・・・・・.a 11 を 2. 式に代入して、適当な年齢間隔で計算し、 コンビューターシミュレーションする。 5. 発育速度曲線を導くために、 2. 式を微分すると 以下の式になる。 Y 代、= llal1t10+10a1ot9+

.

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a 6. 5. 式に求められた係数 a1. a 2. . .・・・ a11 を代入して(.と同様にコンピューターシミュレ ーションする。 以上の手続きにしたがって、身長の発育データを 当てはめた。 ラグランジュ補間による成長曲線の記述 今、三セットの男子身長の発育データ(低、中、 高身長)がある。 (Table1参照) 年開発育量は1年ごとの発育現量値の差分として算 出しであり、上段から詰めである。 以上、三セットの身長のデータに対して、ラグラ ンジュ補間を適用した。その結果、算出された補間 公式から発育現量値と微分値(速度量)をコンビュ ーターでグラフ化した。その結果は Fig1-3 に示 しTこ。 Fig1-1、Fig 2-1、Fig3-1 はラグランジュ 補間によって描かれた発育現量値および速度曲線の 近似曲線である。 ラグランジュ補聞によって描かれたグラフ (Fig 1、 Fig 2-1、Fig3-1)を見るかぎり、発育曲線として 実用の可能性は疑問と言えるであろう。現量値曲線 で云えば、観測データ点は通過するものの、両端に おける振動の影響が、両端から2年程度まで進行し ており、発育曲線記述における実用性 lこ関して、か なりの問題を提起している。

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平 成11年, 第 34号 A, 愛知工業大学研究報告,

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V 0 1 3 4 -A, M a r , 1 9 9 9 Table.l各 身 長 者 に お け る 発 育 現 量 値 及 び 年 開 発 宵 量 の デ ー タ 低 身 長 中 身 長 高 身 長 発育現量値 年間発育星 発育現墨

i

直 年間発育墨 発育現量値 年間発育量

年齢(才) (cm) (cm/yr) (cm) (cm/yr) (cm) (cm/yr)

6 109.7 5.4 118 6.1 122.2 6 7 115.1 6.3 124.1 6.2 128.2 5.9 8 121.4 5.1 130.3 4.4 134.1 5.2 9 126.5 4.7 134.7 3.5 139.3 3.4 10 131.2 7.3 138.2 5司5 142.7 5.1 111 138.5 10 143.7 6.6 147.8 6.2 12 148.5 3.7 150.3 9守5 154 8.3 13 152.2 0.9 159.8 7.2 162.3 10 14 153.1 0.6 167 4.2 172.3 5 15 153.7

171.2 1.3 177.3 2.7 16 153.7 0.3 172.5 0.1 180 1.5 17 154 172.6 181.5 Fig.1-1 多項式による補聞における発育現量値曲線及び速度曲線 低 身 長 ( L h ¥ E O ) 制矧 10 180 150 ~ 140 陥130

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100 14 13 11 12 年齢(才) 10 9 8 7 90 ( ﹂ ﹄ ¥ E O )

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8 自 Fig目1-2WIMにおける発育現量値曲線及び速度曲線 低 身 長 180

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160 ~ 150 E -..::'. 140

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り、その欠点を克服する意味からスプライン補間が 提唱されたわけである。しかし、スプライン補間は 区分多項式であり、区分内では通常3次多項式を適 用しているため、一次導関数は2次関数、二次導関 数に至っては1次関数となり、発育曲線の記述に対 して適用された場合、微分が実用化されない欠点、を 持つことになる。したがって、発育現量値曲線の記 述だけならその有効性は認められるが、それだけで は発育曲線から生物学的パラメーターが導かれない。 つまり、ロジスティック系関数のように観測データ 点は通過しないが、当てはめた元の関数から生物学 的パラメーターを読み取ることができるが、スプラ イン補間はただ記述するだけという意味になる。 ラグランジュ補間との比較論議 このような両端における振動現象はルンゲ(Runge) の現象と言い、数学的には多項式の次数が多くなれ ば多くなるほど、この現象は顕著になることが知ら れている。特に、微分曲線(速度曲線)の両端の振 動はひどく、両端から3、4年まで進行しているよ うである。このように肉眼から判断しでも発育曲線 記述にはかなりの問題点が指摘されると考えられる。 成長曲線記速に対するラグランジュ補聞とウェー プレット補聞の比較論議 もともとラグランジュ補間は、次数が高くなると 補聞の精度が悪くなることが数学的に認められてお ( ゑ ¥EO) 組側 12 10 8 6 4 2 Fig.2-1 多項式による補聞における発育現量値曲線および速度曲線 中 身 長 180 170 160 刊 5150 )

130 120

17 16 15 14 13 11 12 年齢(才) 10 9 8 7 日 110 ( 主 ¥EO) 幽 刷 用 10 5 Fig.2-2 WINによる発育現量健曲線及び速度曲線 中身長 180 170 160 E150

140 130 120

17 16 15 14 13 11 12 年齢(才) 10 9 8 7 6 110

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1 999 を高くする必要があり、補問状態は極めて劣悪な結 果になる。また、次数を低くして適用しようとする 場合は、最小二乗近似多項式として適用できる。し かし、この場合は観測

l

デ タ点、を通過するように構 成されてはいないので、当てはめの精度の議論が必 要となり、ここでのW I Mとラグランジュ補聞との 比較論議には適さなくなる。 したがって、ラグランジュ補聞の欠点を克服でき る方法はウェーブレット補間法ということになろう。 そこで、両補間法の客観的な比較を考えることにす る。先の報告11)において、客観的な比較の理論的根 拠はすでに示しであるので、ここでは新たにW I M とラグランジュ補閣の比較に関する手続きを示す。

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34-A

V 0 1. 平成1 1年, ここで、生物学的ノマラメーターとは思春期のピー ク年齢に代表されるように、実は、発育速度曲線か ら導かれるパラメーターが大半である。このように 考えると、発育現量値曲線を忠実に記述でき、さら に微分が可能で、あれば正確な速度曲線が導かれ、生 物学的パラメーターも特定できるわけである。 ラグランジュ補間は両端におけるルンゲ現象の欠 点を除けば、微分の自由度があり、発育曲線記述に 対して実用化の可能性は考えられる。しかし、この 欠点、はラグランジュ補聞の有する本質的な欠点でも あり、この欠点、の克服は不可能に近いといえる。例 えば、観測データの両端にダミー変数を設定し、そ れに対してラグランジュ補閣を適用した場合、次数 第34号A, 愛知工業大学研究報告,

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( L h ¥ E O ) 組制 Fig.3-1 多項式による補聞における発育現量健曲線及び速度曲線 高身長 12 8 6 4 2 190 180 170 ~ 160 E tコ

150 llI!i140 130 120

17 16 15 14 13 11 12 年齢(才) 10 9 自 6 110 ﹂ ﹄

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昌 告 ヰ 2 Fig.3-2 WIMにおける発育現量値曲線及び速度曲線 高身長 発育現量値曲線 二二三査三三 速度曲線 一一寸百合置す一 章現量値 レー一一一一一-IJ..ー一一一一一一一一一

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ラクランジュ補間との比較論議

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Table.2-1 生のデータと各橋間法における年開発育量の比較(低身長者) 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 2莱i虚 285.19 310.19 285.27 5.4 6.3 5.1 4.7 7.3 10.0 3.7 0.9 0.6 0.0 0.3 -1.35 7.09 4.96 4.75 7.03 10.10 4.06 0.83 0.84 -0.76 6.39 514 6.40 5.11 4.71 7.04 10.11 4.04 0.89 0.67 -0.03 0.33 Table.2-2 生のデータと各補間j去における年開発育量の比較(中身長者) 6 '7 8 9 10 11 12 13 14 15 ~ 2莱1邑 342.50 463.17 345.34 6.1 6.2 4.4 3.5 5.5 6.6 9.5 7.2 4.2 1.3 0.1 11.68 5.57 4.69 3.37 5.46 6.48 9.42 7.46 4.15 2.09 -4.94 6.21 6.15 4.58 3.39 5.47 6.46 9.45 7.39 4.32 1.45 0.07 Table.2-3 生のデータと各補間j去における年開発育量の比較(高身長者) 6 7 8 9 10 11 12 13 14 1-5--1丙--1-7 2莱1直 6.0 5.9 5.2 3.4 5.1 6.2 8.3 10.0 5.0 2.7 1.5 377.29 414.88 377目99 8.12 5.59 5.40 3.36 5.02 6.15 8.15 10.05 5.37 2.40 3.50 VVIM

i

5.89 5.96 5.25 3.45 4泊 6.21 8.08 10.14 5.22 2.79 1.45 1. ラグランジュ補問、ウェーブレット補間で、元 の発育現量値の近似曲線を微分された数値を1 歳の1/10実JIみで算出する。 2. 両補聞において、算出された数値の 1年間分の 平 均 と 標 準 偏 差 を 算 出 す る 。 (1歳を 10等分 にしであるから、1/10刻みにおける数値を 10 等分について平均し、さらに、標準偏差も算出 する。 3. 2.で求めた平均値について、実際に観測された 年開発育量の数値と比較する。 (T旦ble 2) 4. さらに、 2.で求めた平均値をすべてについて2 乗し、その和をもとめる。その求められた2乗 の和をラクランジュ補間と W I Mで比較する。 以上の手続きで導かれた結果が Table 2に示され た。低、中、高身長者の3つのデータ共、ラグラン ジュ補聞によって算出された数値の両端から3年ま でと、生のデータの年間発育量とは大きな差が示さ れている。この結果とは対象的に、 W I Mでは生の データの年開発育量との差がほとんど示されていな い。ただ、思春期ピーク年齢 (MPV年齢)前後で は、両補間ともそれほど生のデータの年間発育震と の差は示されていない。しかし、発育プロセス全般 について検討すれば、 Tab1 e 2に示されているよう に、年間発育量の 2乗値から判断すれば、 W I Mは 明らかに生の年間発育量の2乗値に近似しているが、 ラグランジュ補間では差が明確に示されている。 以上のことから、ラグランジュ補問、 W I Mの比 較は、肉眼で判断されたように、発育発達学的な意 味において W I Mの実用的な有効性が示されたとい えよう。 総 括 これまで、ラグランジュ補間と W I Mを生物学的 意味において比較した経緯はない。それはラグラン ジュ補間の欠点、を数学的に説明することで充分と考 えられてきたが、 W I Mとして発育曲線に適用する 立場から考えた場合、補間の意味が発育学的意味を 備えているものか、その点、の論議はなされなかった。 今回の論議は、多項式を発育曲線に適用するという 形でのラグランジュ補間て、実際の発育データを補間 することで、 W I Mとの比較を検討した。その結果、 明らかにラグランジュ補間の発育学的意味における 実用性の欠如が指摘された。このことは逆に W I M の発育学的意味における有効性を改めて強調する証 左といえよう。

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愛知工業大学研究報告, 第3 4号A, 平 成 11年 V0 1. 3 4 -A, M a r , 1 999 参 考 文 献 1)藤 井 勝 紀 ・ 川 浪 憲 一 ・ 長 谷 川 泰 洋 ・ 山 本 浩 . Wavelet解析による身長発育の時系列分析,発 育発達研究,

Z

Z

21-28, 1994. 2)藤井勝紀・山本浩-身長の成熟別発育速度曲線 の解析,体力科学, 44(3) 431-438, 1995. 3)藤井勝紀,山本治 Wavelet lnterpolation Methodによる男子体重発育におけるPHVの検 討,発育発達研究, 23 27-34, 1995. 4)藤井勝紀,川浪憲一 Wavelet補間法による男 子胸囲の発育曲線から導き出される速度曲線およ びP C V年齢の検討,学校保健研究, 37 450-459, 1995.

5)Fuji,i K. and Yamamoto, Y.:lYavelet Interpo-lation Method for time series analysis in the gro曹th and development study. Nagoya

Journal of Health, Physical Fitness and Sports, 18 13-17, 1995.

6)Fujii, K. A comparative interpolation method of WIM and a cubic spline function to longi-tudinal height data during adolescent in boys, Nagoya Journal of Heal th, Physical Fi tness and Sports, 19 : 9-17, 1996.

7)Fujii, K. and Kawanam,i K. An analysis in regard to relationship between age at MPV of height, and its sex difference, Japanese Journal Qf School Heal th, 40 317-331, 1998. 8)Fujii, K. and Matsuura, Y. Analysis of the velocity curve for height by the Wavelet Interpolation Method in children classified by maturity rate, American Journal of Human Biology, 11 13-30, 1999.

9)Joossens, JV. and Brems Heyns, E. :High power polynomial regression for the study of dis-tance, velocity and acceleration of growth, Growth, 39・535-551, 1975.

10)Hauspie, R. C. Mathematical models for the study of individual growth patterns. Rev. Epidem. et Sante Publ. 37 461-476, 1989. 11)藤井勝紀、川浪憲一:WIMの構築アルゴリズム における発育学的検証一生物学的意味における フーリエ補間との比較論議一、愛知工業大学" 研究報告" NO.33 89-95, 1998. (受理平成

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参照

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