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AJAN IO制御コマンド コマンドリファレンス

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Academic year: 2021

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(1)

- 1 - Interface Corporation

AJAN

IOコマンド

リファレンス

デジタル入出力編

(2)

Interface Corporation - 2 -

目 次

第 1 章 はじめに 3

第 2 章 デジタル入力制御に関する関数・命令 4

2.1 機能説明 ... 4 2.2 コマンド一覧 ... 8 2.3 詳細個別説明 ... 9 2.4 エラーコード一覧 ... 19 2.5 サンプルプログラム ... 20

第 3 章 デジタル出力制御に関する関数・命令 21

3.1 機能説明 ... 21 3.2 コマンド一覧 ... 23 3.3 詳細個別説明 ... 24 3.4 エラーコード一覧 ... 28 3.5 サンプルプログラム ... 29

索引 30

ご利用にあたっての重要な事項 31

(3)

- 3 - Interface Corporation

第1章 はじめに

本ドキュメントでは、AJANで使用できるデジタル入出力のI/O制御コマンドの使い方について記載しています。 本IOコマンドを使用する場合には、Linuxドライバをインストールする必要があります。 インストールを行い、ドライバの組み込みまで実施する必要があります。 弊社Web siteサイトからダウンロードしてインストールを行ってください。 カテゴリ 型式 リンク先 デジタル入力 GPG-2000 http://www.interface.co.jp/catalog/soft/prdc_soft_all.asp?name=gpg-2000 デジタル出力 GPG-2000 http://www.interface.co.jp/catalog/soft/prdc_soft_all.asp?name=gpg-2000 本ドキュメントでは、説明で表現している表記として下記のように定義します。 ・コマンドの書式の説明において、[ ]内の引数は省略できます。 ・文字の大小について コマンドは大文字/小文字のどちらでも動作します。 変数名は大文字/小文字も同じものとして扱われます。 ファイルパス/ファイル名は大文字/小文字で区別されます。 本ドキュメント記載の、AJANはIoT用プログラミング言語です。 Interface Linux System上でのみ動作可能です。

(4)

Interface Corporation - 4 -

第2章 デジタル入力制御に関する関数・命令

2.1

機能説明

2.1.1

初期化/終了処理機能

デバイスの初期化処理を行います。 初期化処理として、割り込み処理の初期化(割り込みを無効)が行われます。 初期化処理を行う場合には、DIOPEN命令を実行します。 初期化を行うデバイスの指定を行う場合、デバイス番号を指定しますがデバイス番号は使用するDIデバイ スのRSWの情報と以下の定義で関連付けがされています。 デバイス番号 RSW番号 1 0 2 1 3 2 … … 11 A … … 15 E 16 F ※タフコンシリーズ製品のRSW番号は0に固定されています。 下記製品を使用する場合は、RSWを偶数(0,2,4,6,8,A,C,E)に設定してください。 型式 PCI-225020, PEX-H225020 PCI-224020, PEX-H224020 PCI-284011, PEX-H284011 PCI-235002, PEX-H235002 PCI-234002, PEX-H234002 PCI-292022, PEX-H292022 PCI-293022, PEX-H293022 終了処理として、割り込みを無効に設定します。 終了処理を行う場合には、DICLOSE命令を実行します。 ●プログラム例 ‘ DIデバイスをオープンする DIOPEN 1 ‘ DIデバイスからデジタルデータを入力する DIM INDATA(3) INDATA(0 TO 2) = DIPORT(1, [1;2;3] ) PRINT INDATA ‘ DIデバイスをクローズする DICLOSE 1 デバイス番号については、省略することも可能であり省略した場合はデバイス番号が1で設定されます。 ‘ DIデバイスをオープンする DIOPEN ‘ DIデバイスからデジタルデータを入力する DIM INDATA(3) INDATA(0 TO 2) = DIPORT([1;2;3] ) PRINT INDATA ‘ DIデバイスをクローズする DICLOSE

(5)

- 5 - Interface Corporation

2.1.2 1

件入力機能

デバイスから、指定したポートのデジタル入力データを取得することができます。 取得には、値をbit毎に取得するコマンドとバイナリ値として取得するコマンドがあります。 1件入力を行うには、以下の流れでコマンドを実行します。 デバイスのオープン DIOPEN命令を実行 ↓ 1件入力 bit毎に取得する場合 DIPORT関数を実行 バイナリ値として取得する場合 DIPORTS関数を実行 ↓ デバイスのクローズ DICLOSE命令を実行 ●プログラム例 ・bit毎に取得する場合には、DIPORT関数を使用します。 ‘ DIデバイスをオープンする DIOPEN 1 ‘ DIデバイスからデジタルデータを入力する DIM INDATA(3) INDATA(0 TO 2) = DIPORT(1, [1;2;3] ) PRINT INDATA ‘ DIデバイスをクローズする DICLOSE 1 ・バイナリ値として取得する場合には、DIPORTS関数を使用します。 ‘ DIデバイスをオープンする DIOPEN 1 ‘ DIデバイスからデジタルデータを入力する INDATA = DIPORTS(1, [1;2;3] ) PRINT INDATA ‘ DIデバイスをクローズする DICLOSE 1

(6)

Interface Corporation - 6 -

2.1.3

割り込み機能

デバイスから各割り込みを取得することができます。 取得できる割り込みは以下になります。 内容 IN1 立ち上がりエッジ割り込み IN1 立ち下りエッジ割り込み IN2 立ち上がりエッジ割り込み IN2 立ち下りエッジ割り込み IN3 立ち上がりエッジ割り込み IN3 立ち下りエッジ割り込み IN4 立ち上がりエッジ割り込み IN4 立ち下りエッジ割り込み 割り込み処理を行うには、以下の流れでコマンドを実行します。 デバイスのオープン DIOPEN命令を実行 ↓ 割り込みの発生条件の設定 DIEVENTCONFIG命令を実行 ↓ 割り込み発生時に分岐するサブ ルーチンを定義します ON DI CALL命令で割り込み発生時に分岐するサブルーチンを定義し ます。 ↓ 割り込みを有効にする DI ON命令を実行 ↓ : ↓ 割り込みを無効にする DI OFF命令を実行 ↓ デバイスのクローズ DICLOSE命令を実行 ※「INCLUDE "IML001DI.AJN"」でIML001DI.AJNをインクルードする必要があります。 ※発生した割り込み要因を取得する場合は、DIEVENT関数にて取得します。

(7)

- 7 - Interface Corporation ●プログラム例 ' --- ' 割込み発生後の分岐先 ' --- SUB DICALLBACK() EVT = DIEVENT(1) IF EVT = DIEVTIN1 THEN FLAG = TRUE PRINT "IN1割込みを検出" END IF END SUB ' --- ' メイン ' --- ' 画面を初期化する CLS 1 ' 必要なファイルをインクルードする INCLUDE "IML001DI.AJN" ' 変数を定義する BOOL FLAG = FALSE ' DIデバイスをオープンする DIOPEN 1

' DIデバイスの割込み分岐先を設定する ON DI 1 CALL DICALLBACK

' DIデバイスの割込みを有効とするか、無効とするかを設定する DIEVENTCONFIG 1,"IN1=RISE, IN2=OFF, IN3=OFF,IN4=OFF" ' DIデバイスの割込みを許可する

DI ON 1

' 割込みを待機する DO WHILE FLAG = FALSE LOOP ' DIデバイスの割込みを禁止する DI OFF 1 ' DIデバイスをクローズする DICLOSE 1 ' プログラムを終了する PRINT "プログラムを終了します" END

2.1.4

使用するハードウェアによる制限について

使用するハードウェアによって、使用できる機能に制約がある場合があります。 ハードウェア毎の制約事項については、弊社 webページを参照してください。

(8)

Interface Corporation - 8 -

2.2 コマンド一覧

No コマンド名 機能 ●初期化/終了 1 DIOPEN デバイスをオープンします。 2 DICLOSE デバイスをクローズします。 ●1件入力 3 DIPORT デジタルデータを入力します。(値をbit毎に返します。) 4 DIPORTS デジタルデータを入力します。(値をバイナリ値で返します。) ●割り込み 5 DIEVENTCONFIG 割り込み発生要因を設定します。 6 DIEVENT 割り込みの発生要因を取得します。 7 ON DI CALL 割り込み発生時に分岐するサブルーチンを定義します。 8 DI ON 割り込みを有効にします。 9 DI OFF 割り込みを無効にします。 10 DI STOP 割り込みを保留にします。

(9)

- 9 - Interface Corporation

2.3

詳細個別説明

1. DIOPEN

命令 機 能 デバイスをオープンします。 書式 DIOPEN [ <デバイス番号> ] < デバイス番号> 数値 パラ メータ オープンするデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 ・ 割込み要因、割り込みの有効/無効設定は、オープン直後は無効になります。 ・ 同じデバイス番号のDIデバイスを2重にオープンすることはできません。 使用例 ・「2.1.1 初期化/終了処理機能」のプログラム例を参照してください。

(10)

Interface Corporation - 10 -

2. DICLOSE

命令 機 能 デバイスをクローズします。 書式 DICLOSE [ <デバイス番号> ] < デバイス番号> 数値 パラ メータ クローズするデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 本コマンド実行時、割り込み設定は無効になります。 使用例 ・「2.1.1 初期化/終了処理機能」のプログラム例を参照してください。

(11)

- 11 - Interface Corporation

3. DIPORT

関数 機 能 デジタルデータを入力します。(値をbit毎に返します。) 書式 <入力値 [] > = DIPORT( [ <デバイス番号 >, ] <ポート番号 [] >) 戻り値 ① ② 戻り値 < 入力値[]> 数値・ 数値配列 戻り値 デジタルデータをbit毎に数値または配列にて取得します。 ① < デバイス番号> 数値 取得するデジタルデータのデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 ② < ポート番号[]> 数値・ 数値配列 パラ メータ 取得するデジタルデータのポート番号を1 ∼ Nの範囲で設定します。 Nはデバイスが持つ接点の最大数になります。 備 考 同じポート番号を指定した場合同じポート番号からのデジタルデータが取得されます。 使用例 ・「2.1.2 1件入力機能」のプログラム例を参照してください。

(12)

Interface Corporation - 12 -

4. DIPORTS

関数 機 能 デジタルデータを入力します。(値をバイナリ値で返します。) 書式 < 入力値 > = DIPORTS( [ < デバイス番号 > ,] <ポート番号 [] >) 戻り値 ① ② 戻り値 < 入力値 > 数値 戻り値 デジタルデータをバイナリ値で取得します。 0x00000000 ∼ 0xFFFFFFFFの範囲で取得できます。 ① < デバイス番号> 数値 取得するデジタルデータのデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 ② < ポート番号[]> 数値・ 数値配列 パラ メータ 取得するデジタルデータのポート番号を1 ∼ Nの範囲で設定します。 Nはデバイスが持つ接点の最大数になります。 備 考 同じポート番号を指定した場合同じポート番号からのデジタルデータが取得されます。 使用例 ・「2.1.2 1件入力機能」のプログラム例を参照してください。

(13)

- 13 - Interface Corporation

5. DIEVENTCONFIG

命令 機 能 割り込み発生要因を設定します。 書式 DIEVENTCONFIG [ < デバイス番号 > , ] < 割り込み定義 > ① ② < デバイス番号> 数値 割り込み発生要因を設定するDIデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 ② < 割り込み定義> 数値 パラ メータ 割り込みの定義を設定します。 ■対応表 識別子 設定値 内容 デフォルト OFF IN1 割り込み無効 ○ RISE IN1 立上がりエッジ割り込み IN1 FALL IN1 立下りエッジ割り込み OFF IN2 割り込み無効 ○ RISE IN2 立上がりエッジ割り込み IN2 FALL IN2 立下りエッジ割り込み OFF IN3 割り込み無効 ○ RISE IN3 立上がりエッジ割り込み IN3 FALL IN3 立下りエッジ割り込み OFF IN4 割り込み無効 ○ RISE IN4 立上がりエッジ割り込み IN4 FALL IN4 立下りエッジ割り込み 備 考 ON DI CALL命令を実行した後に本コマンドを実行しなければ、割り込みが設定されません。 設定文字列で設定する各識別子に対し割り当て可能な設定値は1つです。 例えば、IN1=RISE,IN1=FALLを同時に設定することはできません。 本コマンドにより割り込みの有効・無効を設定したデバイスを一旦クローズして再度オープンした 場合、割り込みの有効・無効の設定は初期化されます。 使用例 ・「2.1.3 割り込み機能」のプログラム例を参照してください。

(14)

Interface Corporation - 14 -

6. DIEVENT

関数 機 能 割り込みの発生要因を取得します。 書式 <割り込み状態 > = DIEVENT [ < デバイス番号 > ] 戻り値 ① 戻り値 <割り込み状態> 数値 戻り値 割り込みの発生要因を取得します。 ■対応表 識別子 設定値 内容 DIEVTIN1 1 IN1 の割り込み DIEVTIN2 2 IN2 の割り込み DIEVTIN3 3 IN3 の割り込み DIEVTIN4 4 IN4 の割り込み ① < デバイス番号> 数値 パラ メータ 割り込みの状態を取得するデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 本コマンドを使用する際は、INCLUDE命令でIML001DI.AJNをインクルードしてください。 使用例 ・「2.1.3 割り込み機能」のプログラム例を参照してください。

(15)

- 15 - Interface Corporation

7. ON DI CALL

命令 機 能 割り込み発生時に分岐するサブルーチンを定義します。 この割り込みは、DI ONの状態で有効になります。 書式 ON DI [ < デバイス番号 > ] CALL < サブルーチン > ① ② < デバイス番号> 数値 割り込み分岐先を設定するDIデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 ② < サブルーチン> 数値 パラ メータ 要因発生時に実行するサブルーチン名を指定します。 備 考 本コマンドを実行した後に、DIEVENTCONFIG命令を実行しなければ割り込みが設定されません。 使用例 ・「2.1.3 割り込み機能」のプログラム例を参照してください。

(16)

Interface Corporation - 16 -

8. DI ON

命令 機 能 割り込みを有効にします。 書式 DI ON [ < デバイス番号 > ] < デバイス番号> 数値 パラ メータ 割り込みを有効にするDIデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 割り込みを有効にし、保留にしていた割り込みを発生させます。 本コマンドの実行後、DIEVENTCONFIG命令で有効化した割り込み要因が発生すると、ON DI CALL命令の実行時に指定されたサブルーチンが実行されます。 使用例 ・「2.1.3 割り込み機能」のプログラム例を参照してください。

(17)

- 17 - Interface Corporation

9. DI OFF

命令 機 能 割り込みを無効にします。 書式 DI OFF [ < デバイス番号 > ] < デバイス番号> 数値 パラ メータ 割り込みを無効にするデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 本コマンドを実行すると、DI ON命令を実行しても割り込みは有効化されなくなります。 使用例 ・「2.1.3 割り込み機能」のプログラム例を参照してください。

(18)

Interface Corporation - 18 -

10. DI STOP

命令 機 能 割り込みを保留にします。 書式 DI STOP [ < デバイス番号 > ] < デバイス番号> 数値 パラ メータ 割り込みを保留にするDIデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「2.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 本コマンドの実行後にDI ON命令を実行すると、割り込みが有効化されるとともに、保留されてい た割り込みイベントが実行されます。 使用例 ・「2.1.3 割り込み機能」のプログラム例を参照してください。

(19)

- 19 - Interface Corporation

2.4

エラーコード一覧

エラーコード 内 容 1 内部で異常が発生しました 10 命令が書式通りになっていません 11 使用する変数に問題があります 12 値が許容範囲外です 15 デバイスに関する問題が発生しました エラー 17 メモリの確保に失敗しました

(20)

Interface Corporation - 20 -

2.5

サンプルプログラム

サンプルプログラムを開くには、メニュー→「ファイル」→「開く」を選択し、 「/usr/share/interface/AJAN/samples/IML/DI/」からファイルを指定してください。 No. ファイル名 内 容 1 DIPORT.AJN 1件のデータを取得するサンプルプログラム 2 DIPORTS.AJN 1件のデータを取得するサンプルプログラム 3 DIPORT_MULTI.AJN 1件のデータを取得するサンプルプログラム bit単位のデジタルデータを配列で取得する 4 ONDIEVENT.AJN DI1のエッジイベントを行うサンプルプログラム

(21)

- 21 - Interface Corporation

第3章 デジタル出力制御に関する関数・命令

3.1

機能説明

3.1.1

初期化/終了処理機能

DOデバイスの初期化/終了処理を行います。 初期化処理を行う場合には、DOOPEN命令を実行します。 終了処理を行う場合には、DOCLOSE命令を実行します。 初期化を行うデバイスの指定を行う場合、デバイス番号を指定しますがデバイス番号は使用するDIデバイス のRSWの情報と以下の定義で関連付けがされています。 デバイス番号 RSW番号 1 0 2 1 3 2 … … 11 A … … 15 E 16 F ※タフコンシリーズ製品のRSW番号は0に固定されています。 下記製品を使用する場合は、RSWを偶数(0,2,4,6,8,A,C,E)に設定してください。 型式 PCI-225020, PEX-H225020 PCI-224020, PEX-H224020 PCI-284011, PEX-H284011 PCI-235002, PEX-H235002 PCI-234002, PEX-H234002 PCI-292022, PEX-H292022 PCI-293022, PEX-H293022 ●プログラム例 ‘ DOデバイスをオープンする DOOPEN 1 ‘ DOデバイスからデジタルデータを入力する DOPORT(1, [1;2;3] ) = [1;0;1] ‘ DOデバイスをクローズする DOCLOSE 1 デバイス番号については、省略することも可能であり省略した場合はデバイス番号が1で設定されます。 ‘ DOデバイスをオープンする DOOPEN ‘ DOデバイスからデジタルデータを入力する DOPORT([1;2;3] ) = [1;0;1] ‘ DOデバイスをクローズする DOCLOSE

(22)

Interface Corporation - 22 -

3.1.2 1

件出力機能

DOデバイスから、指定したポートのデジタル出力を行うことができます。 出力には、値をbit毎に取得するコマンドとバイナリ値として取得するコマンドがあります。 1件出力を行うには、以下の流れでコマンドを実行します。 デバイスのオープン DOOPEN命令を実行 ↓ 1件出力を行う bit毎に出力する場合 DOPORT命令を実行 バイナリ値として出力する場合 DOPORTS命令を実行 ↓ デバイスのクローズ DOCLOSE命令を実行 ●プログラム例 ・bit毎に出力する場合には、DOPORT命令を使用します。 プログラム例: ‘ DOデバイスをオープンする DOOPEN 1 ‘ DOデバイスからデジタルデータを入力する DOPORT(1, [1;2;3] ) = [1;0;1] ‘ DOデバイスをクローズする DOCLOSE 1 ・バイナリ値として出力する場合には、DOPORTS命令を使用します。 プログラム例: ‘ DOデバイスをオープンする DOOPEN 1 ‘ DOデバイスからデジタルデータを入力する DOPORTS(1, [1; 2; 3] ) = &H7 ‘ DOデバイスをクローズする DOCLOSE 1

3.1.3

使用するハードウェアによる制限について

使用するハードウェアによって、使用できる機能に制約がある場合があります。 ハードウェア毎の制約事項については、弊社 webページを参照してください。

(23)

- 23 - Interface Corporation

3.2

コマンド一覧

No コマンド名 機能 ●初期化/終了 1 DOOPEN デバイスをオープンします。 2 DOCLOSE デバイスをクローズします。 ●1件出力 3 DOPORT デジタルデータを出力します。(値はbit毎に設定します。) 4 DOPORTS デジタルデータを出力します。(値をバイナリ値で設定します。)

(24)

Interface Corporation - 24 -

3.3

詳細個別説明

1. DOOPEN

命令 機 能 デバイスをオープンします。 書式 DOOPEN [ < デバイス番号 > ] < デバイス番号> 数値 パラ メータ オープンするDOデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「3.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 ・割込み要因、割り込みの有効/無効設定はオープン直後は無効になります。 ・任意のDOデバイスを2重にオープンすることはできません。 使用例 ・「3.1.1 初期化/終了処理機能」の使用例を参照してください。

(25)

- 25 - Interface Corporation

2. DOCLOSE

命令 機 能 デバイスをクローズします。 書式 DOCLOSE [ < デバイス番号 > ] < デバイス番号> 数値 パラ メータ クローズするDOデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「3.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 備 考 ・割込み要因、割り込みの有効/無効設定はクローズ後無効になります。 使用例 ・「3.1.1 初期化/終了処理機能」の使用例を参照してください。

(26)

Interface Corporation - 26 -

3. DOPORT

命令 機 能 デジタルデータを出力します。(値はbit毎に設定します。) 書式 DOPORT([ < デバイス番号 > ,] < ポート番号[] > )= < 出力値 > ① ② ③ < デバイス番号> 数値 デジタル出力するDOデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「3.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 ② < ポート番号[]> 数値・ 数値配列 デジタル出力のポート番号を1~N(ボード依存)の範囲で設定します。 ポート番号を数値型変数で指定した場合(1点だけ指定した場合)、指定した1点のポートから デジタルデータを出力します。 ポート番号を数値配列型変数で指定した場合、指定したポート番号の数に応じたデジタルデータ を出力します。 ③ < 出力値[]> 数値・ 数値配列 パラ メータ デジタルデータの出力をbit毎に設定します。 備 考 出力値の配列とポート番号の配列は、同一の要素数を持つものを指定する必要があります。 出力値を指定しなかったポートの出力は、以前の出力を継続します。 使用例 ・「3.1.2 1件出力機能」のプログラム例を参照してください。

(27)

- 27 - Interface Corporation

4. DOPORTS

命令 機 能 デジタルデータを出力します。(値をバイナリ値で設定します。) 書式 DOPORTS([ < デバイス番号 > ,] < ポート番号[] > )= < 出力値 > ① ② ③ < デバイス番号> 数値 デジタル出力を行うDOデバイスのデバイス番号を設定します。 ※デバイス番号については、「3.1.1 初期化/終了処理機能」を参照してください。 ② < ポート番号[]> 数値・ 数値配列 デジタル出力のポート番号を1~N(ボード依存)の範囲で設定します。 ポート番号を数値型変数で指定した場合(1点だけ指定した場合)、指定した1点のポートから デジタルデータを出力します。 ポート番号を数値配列型変数で指定した場合、指定したポート番号の数に応じたデジタルデータ を出力します。 ③ < 出力値> 数値 パラ メータ デジタルデータの出力値をバイナリ値で設定します 備 考 出力値を指定しなかったポートの出力は、以前の出力を継続します。 使用例 ・「3.1.2 1 件出力機能」のプログラム例を参照してください。

(28)

Interface Corporation - 28 -

3.4

エラーコード一覧

エラーコード 内 容 1 内部で異常が発生しました 10 命令が書式通りになっていません 11 使用する変数に問題があります 12 値が許容範囲外です 15 デバイスに関する問題が発生しました エラー 17 メモリの確保に失敗しました

(29)

- 29 - Interface Corporation

3.5

サンプルプログラム

サンプルプログラムを開くには、メニュー→「ファイル」→「開く」を選択し、 「/usr/share/interface/AJAN/samples/IML/DO/」からファイルを指定してください。 No. ファイル名 内 容 1 DOPORT.AJN 1件のデータ出力を行うサンプルプログラム 2 DOPORTS.AJN 1件のデータ出力を行うサンプルプログラム 3 DOPORT_MULTI.AJN 1件のデータ出力を行うサンプルプログラム bit単位のデジタルデータを配列で指定して出力する

(30)

Interface Corporation - 30 -

索引

DI OFF ... 17 DI ON... 16 DI STOP... 18 DICLOSE... 10 DIEVENT ... 14 DIEVENTCONFIG... 13 DIOPEN... 9 DIPORT ... 11 DIPORTS... 12 DOCLOSE... 25 DOOPEN ... 24 DOPORT ... 26 DOPORTS ... 27

ON DI CALL... 15

(31)

- 31 - Interface Corporation

ご利用にあたっての重要な事項

・本ドキュメントは、予告無く改訂する場合があります。予めご了承ください。 ・予め書面による弊社の許可なく、本ドキュメントに含まれるすべての情報に対する次の行為を禁 止します。 -弊社AJANの利用以外を目的とした使用, 販売, 配布, 開示, 転載 ・本ドキュメントに含まれるソースプログラムおよび、本ドキュメントに関する権利や知的所有権 は弊社が所有しています。 ・弊社の許可なく、本ドキュメントのすべて、または一部に関わらず、複製, 改変, 転用等を行う ことはできません。 ・本ドキュメントに掲載されている会社名, 製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

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Interface Corporation - 32 -

改訂履歴

Ver. 年 月 改 訂 内 容

1.0 2017年3月 新規作成

参照

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