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ラーニング・コモンズにおける授業実践

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Academic year: 2021

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Title

ラーニング・コモンズにおける授業実践

Author(s)

久保山, 健

Citation

Issue Date 2012-07-25

Text Version author

URL

http://hdl.handle.net/11094/25948

DOI

rights

Note

Osaka University Knowledge Archive : OUKA

Osaka University Knowledge Archive : OUKA

https://ir.library.osaka-u.ac.jp/

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1/2 JLA 予稿_久保山.docx 第98 回全国図書館大会 (2012.10.26) 分科会名 第2 分科会 演題 ラーニング・コモンズにおける授業実践 発表者 久保山 健 所属名 大阪大学附属図書館 区分 事例発表 --- 1. はじめに 大阪大学附属図書館総合図書館(以下、当館) 2010 年 4 月から、ラーニング・コモンズを授 業等に利用できるよう運用を行っている。本稿 では、その実績やラーニング・コモンズの選択 理由、図書館以外の施設を紹介するとともに、 現時点の課題を整理する。 2. 当館のラーニング・コモンズの概要 当館のラーニング・コモンズは2009 年 6 月 にオープンした。B 棟と呼ばれる部分の耐震改 修がきっかけであった。当館は本学の豊中地区 にある。 自主的、自律的な学習活動を支援するための 空間であり、コンセプトは「Teaching から Learning へ」「Reading から Learning へ」 であった。従来型の図書・雑誌と、電子ジャー ナルやデータベースなどの電子資料の双方が利 用でき、可動性の高い什器を配置した創造的な 学びの行える場所である。 3. 授業等での利用 3.1 利用ルールの整備 ラーニング・コモンズをより活用するため、 授業等で利用できるよう「ラーニング・コモン ズ授業等使用要項」が設けられた。 使用範囲は、いわゆる授業だけではなく、 「本学の教職員等により行われる、学術研究及 び教育を目的とした研修等」や、 「その他学術研究及び教育を目的とした行事等 で、総合図書館の館務を掌理する副館長(以下 「副館長」という。)が適当と認めるもの」 と規定されている。幅広い用途で利用されるこ とを想定したと読み取れる。 3.2 利用実績 2010 年度以降の利用実績を振り返る。授業に ついては、「教員x」と表記し、利用回数を記載 した。授業以外については、内容と利用回数を 記載した。半期を通しての授業については「15」 回とした。 ○2010 年度 ・教員H 15(半期の授業) ・教員H 15(半期の授業) ・教員N 1(授業の内1回) ・教員K 1(授業の最終報告会) ○2011 年度 ・教員H 15(半期の授業) ・教員N 1(授業の内1回) ・インタビューの撮影 1 ○2012 年度 前期 ・教員H 15(半期の授業) ・教員S 4(授業の内2回×2クラス) ・教員O 3(授業の内3回) ・ビブリオバトル 1 単純に回数の増減を評価しないが、2012 年度 前期に初めて利用される教員が重なったことは 着目したい(教員S、O)。後述するが、書籍の 探し方の説明や、書籍を使った授業進行の広が りが感じられるからである。 上記以外にも、図書館主催の各種講習会やユ ーザインタビューもラーニング・コモンズを用 いて実施している。 3.3 図書館の場を選ぶ理由 授業の場所として図書館を選ぶ理由は、利用 申請の内容や、口頭でのやり取りから、次のよ うなものだと推測できる。 (1) 書籍の探し方の説明 (2) 書籍を使った授業進行

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2/2 JLA 予稿_久保山.docx (3) パソコンの利用 今後、アンケート調査等を実施して、選択理 由やニーズの把握をしたいと考えている。 3.4 図書館側の実務的な対応 図書館側の実務的な対応としては以下のよう なものがあげられる。 (1) 利用問合せや申請の対応 (2) 場所や機器の確保、予約 (3) 図書館案内、調べ方の説明のサポート 3.5 図書館以外の施設 (*1) 本学の豊中地区には、当館以外にも学生の自 主的な学びを活性化する空間が作られているこ とも忘れてはならない。教育支援のための施設 の1つとしてラーニング・コモンズも存在する と考えるからである。 2009 年 11 月には、大学教育実践センター(現 在は全学教育推進機構)に「スチューデント・ コモンズ」が設置された。スチューデント・コ モンズは、36~108 席の 4 つの教室と、カフェ テリアが設置されている。 これらの教室は、授業に使用されている他、 研究会やワークショップなど、学生同士や学生 と教職員との交流の場としても使用されている。 ランチタイム以外のカフェテリアでは、友人 同士で勉強したり、自習している学生の姿もよ く見ることができる。 写真 1 ラーニング・コモンズでの授業の様子 4. 課題 ラーニング・コモンズの授業実践について、 現時点の課題を整理しておく。 (1) 手続きの簡素化 使用者側、提供側ともに繁雑にならないよ うに、所定の形式の書面はなるべく減らし ていきたい。 (2) 休館日 当館は試験期を除いて、月末に休館してい るが、授業実践とのバランスが必要である。 (3) 書籍を探しに行くときの荷物管理 ラーニング・コモンズはオープンな場所で あり、館内に書籍を探しに行く際に荷物を 管理する人が必要となる。 (4) 広報活動や学務担当部署との調整 現在は積極的な広報は行っていないが、拡 大するのであれば、教務担当部署とも調整 しながら、さらに広報も必要となる。 5. おわりに 以上、当館のラーニング・コモンズにおける 授業実践について述べてきたが、本学の教育課 程とつながりが強いとも言えないのも事実であ る。今後、授業実践だけでなく、教育課程と連 動した当館の役割も考えていきたい。 また、11 月にはラーニング・コモンズと隣接 した区画に「国際コモンズ」がオープンする。 このエリアも併せて、本学の教育目標を支援で きるよう、授業以外にも各種セミナーなど、交 流を促す場所としても活用されるようにしてい きたい。 (*1) スチューデント・コモンズに関しては、本 学全学教育推進機構のWeb サイトを参照した。 http://www.celas.osaka-u.ac.jp/organization/s tcommons (2012.7.25 提出)

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