1 処方薬についての説明 (1) 医師 薬剤師からの説明程度 [ 問 3 ] 処方薬について 医師 薬剤師から説明を受けているのはの 94 処方された薬について 医師や薬剤師が 必ず説明してくれた と回答した人は 63.4 説明してくれたことが多い は 30.1 であり 2 層を合計した 説明された

処方薬の情報とイメージ

調査数

17年

1801

16年

1760

15年

1722

14年

1764

12年

1829

男

869

女

932

20代

208

30代

267

40代

343

50代

275

60代

303

70代以上

405

首都圏

1179

京阪神圏

622

調査数

17年

1801

16年

1760

15年

1722

14年

1764

12年

1829

男

869

女

932

20代

208

30代

267

40代

343

50代

275

60代

303

70代以上

405

首都圏

1179

京阪神圏

622

年代別

地域別

全体

（調査年別）

性別

年代別

地域別

全体

（調査年別）

性別

93.5 93.4 94.9 94.0 93.1 92.5 94.4 95.7 92.5 94.8 94.2 92.4 92.3 94.4 91.8 6.5 6.6 5.1 6.0 6.9 7.5 5.6 4.3 7.5 5.2 5.8 7.6 7.7 5.6 8.2 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 説明された層 説明されなかった層

１ 処方薬についての説明

（１） 医師・薬剤師からの説明程度 [ 問３ ]

処方薬について、医師・薬剤師から説明を受けているのは全体の94％

■処方された薬について、医師や薬剤師が「必ず説明してくれた」と回答した人は63.4％、「説明して

くれたことが多い」は30.1％であり、2層を合計した「説明された層」は93.5％となった。

■前回と比較して、「必ず説明してくれた」との回答は3.5ポイント増加しているが、｢説明された層」

の比率は前回より0.1ポイント増と変わらない。

図表1. 医師・薬剤師からの説明程度 （全体/属性別）

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 「説明された層」＝「必ず説明してくれた」「説明してくれたことが多い」の合計比率

「説明されなかった層」＝「説明してくれなかったことが多い」「ほとんど説明してくれなかった」の合計比率

図表2. 医師・薬剤師からの説明程度 （全体/属性別/項目）

63.4 59.9 62.9 61.2 56.9 59.4 67.2 60.1 64.8 64.7 66.2 62.0 62.2 64.1 62.1 30.1 33.4 32.1 32.8 36.2 33.1 27.3 35.6 27.7 30.0 28.0 30.4 30.1 30.3 29.7 5.1 4.9 4.0 4.9 5.6 6.0 4.2 3.8 6.7 4.7 2.9 5.9 5.7 4.5 6.1 1.4 1.7 1.1 1.1 1.4 1.5 1.4 0.5 0.7 0.6 2.9 1.7 2.0 1.1 2.1 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 必ず説明してくれた 説明してくれたことが多い 説明してくれなかったことが多い ほとんど説明してくれなかった

注） ％値は回答者ベースで算出

（２） 説明の内容 [ 問３-１ ]

薬の「服用方法」「効能・効果」「種類・成分・特長」がトップ3

■処方薬の説明の内容については、「薬の服用方法」が79.0％で最も多く、次いで「薬の効能・効果」

74.5％、「薬の種類・成分・特長」70.0％である。この3項目が70％以上の回答となり、以下「薬の

名前」46.9％、「薬の副作用」31.1％と続く。

■時系列でみると、各項目の順位に変動はない。「薬の種類・成分・特長」「薬の名前」は、15年調査

から僅かながら下降傾向がみられる。前回増加した「薬の副作用」は、今回横ばいである。

図表3. 説明の内容 （全体/17年/16年/15年/14年/12年） 【複数回答】

注） ％値は回答者ベースで算出

79.0 74.5 70.0 46.9 31.1 25.7 18.2 7.5 5.4 0.1 76.7 74.6 71.3 49.1 31.1 25.0 19.7 9.0 6.3 0.1 81.5 76.0 72.3 49.9 28.3 25.3 18.5 8.7 6.0 0.2 78.5 74.6 68.5 49.0 27.3 23.9 18.4 6.3 4.5 0.2 81.5 76.1 69.1 43.7 29.7 18.1 19.1 8.6 3.3 0.2 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0

薬の服用方法

薬の効能・効果

薬の種類・成分・特長

薬の名前

薬の副作用

ジェネリック医薬品に

関する情報

薬の飲み合わせの注意

薬の保管方法

薬のメーカー名

その他

17年（1684） 16年（1643） 15年（1682） 14年（1659） 12年（1702） ％

調査数

17年

1801

16年

1760

15年

1772

14年

1764

12年

1829

男

869

女

932

20代

208

30代

267

40代

343

50代

275

60代

303

70代以上

405

首都圏

1179

京阪神圏

622

調査数

17年

1801

16年

1760

15年

1772

14年

1764

12年

1829

男

869

女

932

20代

208

30代

267

40代

343

50代

275

60代

303

70代以上

405

首都圏

1179

京阪神圏

622

年代別

地域別

全体

（調査年別）

性別

年代別

地域別

全体

（調査年別）

性別

（３） 患者側からの質問実態 [ 問４ ]

医師や薬剤師へ処方薬について質問する割合は徐々に増加

■処方された薬をもらった時に、医師や薬剤師に「必ず質問していた」は4.2％、「質問したことが多い」

20.9％で、両層を合計した「積極層」は25.0％。この「積極層」の割合は時系列でみて14年調査から

増加傾向が続いている。

■年代別でみると、「積極層」の割合は、70代以上が34.8％と最も多い。反対に少ないのは20代、30代

で、両層は「全く質問していなかった」が多く目立っている。

図表4. 患者側からの質問実態 （全体/属性別）

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 「積極層」＝「必ず質問していた」「質問したことが多い」の合計比率

「消極層」＝「質問しなかったことが多い」「全く質問していなかった」の合計比率

図表5. 患者側からの質問実態 （全体/属性別/要因別）

注） ％値は回答者ベースで算出

25.0 24.7 23.5 21.5 23.9 25.4 24.7 20.2 19.5 24.2 22.5 23.4 34.8 26.0 23.2 75.0 75.3 76.5 78.5 76.1 74.6 75.3 79.8 80.5 75.8 77.5 76.6 65.2 74.0 76.8 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 積極層 消極層 4.2 5.6 4.9 3.6 3.0 5.1 3.3 3.4 4.5 4.4 2.9 3.0 5.9 4.1 4.3 20.9 19.1 18.6 17.9 20.9 20.4 21.4 16.8 15.0 19.8 19.6 20.5 28.9 22.0 18.8 51.9 52.0 55.2 55.4 55.2 50.7 53.0 44.7 50.2 52.5 56.4 55.1 50.9 52.1 51.6 23.0 23.2 21.3 23.1 20.9 23.8 22.3 35.1 30.3 23.3 21.1 21.5 14.3 21.9 25.2 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 必ず質問していた 質問したことが多い 質問しなかったことが多い 全く質問していなかった ％ ％

52.3 50.3 50.3 42.4 30.8 22.6 10.0 9.5 4.9 0.4 46.7 49.7 52.6 41.4 33.3 19.3 10.3 10.8 8.0 0.5 52.2 46.9 50.0 43.3 30.8 23.8 8.2 9.9 6.3 0.0 44.7 52.4 49.2 40.5 34.7 21.8 11.3 7.4 5.0 1.1 47.6 49.7 54.2 41.2 34.8 17.8 8.7 6.6 3.9 0.7 0.0 25.0 50.0 75.0

薬の服用方法

薬の効能・効果

薬の副作用

薬の飲み合わせの注意

薬の種類・成分・特長

ジェネリック医薬品について

薬の名前

薬の保管方法

薬のメーカー名

その他

17年（451） 16年（435） 15年（416） 14年（380） 12年（437）

（４） 質問の内容 [ 問４-１ ]

質問内容は、薬の「服用方法」「効能・効果」「副作用」がトップ3

■患者側からの質問内容で最も多かったのは、「薬の服用方法」52.3％。次いで「薬の効能・効果」「薬

の副作用」50.3％と続く。

■前回減少した「薬の服用方法」は、今回5.6ポイント増加して１位に戻り、「薬の副作用」は2.3ポイン

ト減少し、「薬の効能・効果」と並んだ。｢ジェネリック医薬品について｣は今回3.3ポイント増加して

いる。

図表6. 患者側からの質問内容 （全体/17年/16年/15年/14年/12年） 【複数回答】

注1） 母数は「積極質問層」

注2） ％値は回答者ベースで算出

％

調査数 十 分 説 明 し て く れ る の で 病 院 や 薬 局 で 作_っ た 説 明 書 を も らっ た の で 医 師 や 薬 剤 師 を 信 頼 し て い る の で 聞 い て も わ か ら な い の で 聞 か な く て も わ か_っ て い る の で 何 と な く 聞 き に く い の で そ の 他 17年 1350 39.9 35.7 18.3 14.4 12.4 11.0 1.3 16年 1325 38.1 36.1 17.3 14.0 13.4 11.2 1.8 男 648 36.4 31.9 20.5 18.2 12.8 10.8 1.7 女 702 43.2 39.2 16.2 10.8 12.0 11.1 1.0 20代 166 53.0 27.7 10.8 21.7 10.2 17.5 1.2 30代 215 41.9 31.6 8.4 20.9 12.1 13.5 1.9 40代 260 41.2 30.0 19.2 15.4 14.6 10.0 1.2 50代 213 42.7 35.2 20.7 11.7 9.4 10.3 1.9 60代 232 31.9 42.7 21.6 12.1 12.9 9.9 0.4 70代以上 264 33.7 43.9 25.4 7.6 13.6 7.2 1.5 首都圏 872 42.2 33.3 18.6 14.6 12.5 11.6 1.4 京阪神圏 478 35.8 40.2 17.8 14.0 12.1 9.8 1.3 全体 性別 年代別 地域別 39.9 35.7 18.3 14.4 12.4 11.0 1.3 38.1 36.1 17.3 14.0 13.4 11.2 1.8 39.5 38.6 17.5 14.0 13.8 10.5 1.7 41.0 37.8 18.5 13.2 14.3 11.1 1.2 36.9 43.8 19.5 12.3 13.7 11.9 1.8 0.0 20.0 40.0 60.0 十分説明してくれるので 病院や薬局で作った説明書をもらったので 医師や薬剤師を信頼しているので 聞いてもわからないので 聞かなくてもわかっているので 何となく聞きにくいので その他 17年（1350） 16年（1325） 15年（1356） 14年（1384） 12年（1392）

（５） 質問しなかった理由 [ 問４-２ ]

■質問をしなかった理由で最も多かったのは、「十分説明してくれるので」39.9％、次いで「病院や

薬局で作った説明書をもらったので」35.7％と続き、この2項目が代表的な理由である。

■時系列で減少傾向だった｢医師や薬剤師を信頼しているので」は、今回やや上向きである。「聞いても

わからないので｣は今回微増で僅かながら増加傾向がみられる。

■年代別でみると「十分説明してくれるので」は20代が多いが、「聞いてもわからないので」は30代以下

の2層が多い。また、「病院や薬局で作った説明書をもらったので」は60代以上の2層が多い。

図表7. 質問をしなかった理由 （全体/17年/16年/15年/14年/12年） 【複数回答】

注） ％値は回答者ベースで算出 ％

図表8. 質問をしなかった理由 （全体/属性別） 【複数回答】

（単位：％） 注） ％値は回答者ベースで算出 ※ 17年全体より５ポイント以上高い数値に網掛け

質問しなかった理由は、「十分説明してくれる」「説明書をもらった」が上位

調査数 17年 1801 16年 1760 男 869 女 932 20代 208 30代 267 40代 343 50代 275 60代 303 70代以上 405 首都圏 1179 京阪神圏 622 全体 性別 年代別 地域別

（６） 医師・薬剤師からの説明満足度 [ 問５ ]

処方薬についての医師や薬剤師からの説明に満足しているのは全体の92％

■処方された薬について、医師や薬剤師からの説明に満足している人は92.3％である。前回に比べて、

「まあ満足している」が0.7ポイントの微増である。

■属性別でみると、「とても満足している」という強い満足を示した割合は、年代別では20代が飛びぬ

けて高いのが目立つ。満足層の割合も20代が最も高く、最も低いのは30代である。

図表9. 医師・薬剤師からの説明満足度 （全体/17年/16年/15年/14年/12年）

注1） ％値は回答者ベースで算出 注2） 「満足層」＝「とても満足している」「まあ満足している」の合計比率 「不満層」＝「やや不満である」「不満である」の合計比率

図表10. 医師・薬剤師からの説明満足度 （全体/属性別/要因別）

15.6 15.6 14.0 17.1 27.9 19.1 15.2 14.9 13.2 9.6 16.4 14.1 76.7 76.0 77.7 75.8 67.8 70.4 77.0 77.8 79.2 82.5 76.3 77.3 6.8 6.8 7.4 6.2 4.3 9.7 6.4 6.2 6.9 6.7 6.6 7.1 0.9 1.6 0.9 1.0 0.0 0.7 1.5 1.1 0.7 1.2 0.7 1.4 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 とても満足している まあ満足している やや不満である 不満である 92.3 91.6 92.1 92.6 90.6 7.7 8.4 7.9 7.4 9.4 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 17年（1801） 16年（1760） 15年（1772） 14年（1764） 12年（1829） 満足層 不満層 注） ％値は回答者ベースで算出 ％ ％

調査数 17年 1801 16年 1760 15年 1772 14年 1764 12年 1829 男 869 女 932 20代 208 30代 267 40代 343 50代 275 60代 303 70代以上 405 首都圏 1179 京阪神圏 622 満足層 1662 不満足層 139 医師・薬剤師 からの説明満足度 全体 （調査年別） 性別 年代別 地域別

２

処方薬の誤使用実態

（１） 医師の指示遵守度 [ 問１１ ]

医師や薬剤師の「指示どおり薬を飲んでいる」のは63％

■処方された薬を医師や薬剤師の「指示どおり飲んでいる｣のは62.7％、｢まあ指示どおり飲んでいる」

は32.7％で、その合計は95.4％である。肯定層の割合は前回よりやや減少したが、「指示どおり飲ん

でいる」との回答は時系列でみて増加している。

■年代別にみると、「指示どおり飲んでいる」のは70代が76.3％と年代が上になるほど高く、最も低い

20代は48.6％である。20代、30代は今回選択肢を変更した「症状が治まったら飲むのをやめる」割合

が、数値は小さいものの他層より多い。

■医師・薬剤師からの説明満足度別では、説明への不満層の「指示どおり飲んでいる」との回答率が、

満足層に比べて14.2ポイント差と顕著に低い。

図表11. 医師の指示遵守度 （全体/17年/16年/15年/14年/12年）

注1） ％値は回答者ベースで算出 注2） 「肯定層」＝「指示どおり飲んでいる」「まあ指示どおり飲んでいる」の合計比率 「否定層」＝「あまり指示どおりには飲まない」「症状が治まったら飲むのをやめる」の合計比率 注3） 17年調査から「指示どおり飲まない」から「症状が治まったら飲むのをやめる」に変更

図表12. 医師の指示遵守度 （全体/属性別/要因別）

95.4 96.8 97.4 97.4 97.4 4.6 3.2 2.6 2.6 2.6 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 17年（1801） 16年（1760） 15年（1772） 14年（1764） 12年（1829） 肯定層 否定層 62.7 62.4 59.1 57.3 55.2 60.6 64.7 48.6 55.8 56.9 59.6 70.0 76.3 63.0 62.2 63.8 49.6 32.7 34.4 38.3 40.1 42.2 34.6 30.9 42.8 37.1 37.6 35.6 28.4 21.7 32.7 32.6 32.6 33.8 1.6 2.7 2.0 2.2 2.1 1.5 1.6 3.4 1.5 1.7 1.8 0.3 1.2 1.4 1.9 1.0 8.6 3.0 0.5 0.6 0.5 0.5 3.2 2.8 5.3 5.6 3.8 2.9 1.3 0.7 2.9 3.2 2.6 7.9 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 指示どおり飲んでいる まあ指示どおり飲んでいる あまり指示どおりには飲まない 症状が治まったら飲むのをやめる 注1） ％値は回答者ベースで算出 注2） 17年調査から「指示どおり飲まない」から「症状が治まったら飲むのをやめる」に変更

33.0 26.4 20.7 20.6 11.9 8.9 8.7 7.9 7.3 6.5 4.8 3.3 3.3 2.4 34.8 33.8 26.6 21.3 20.7 11.3 8.8 9.7 10.1 7.2 7.7 4.6 4.9 3.7 3.8 34.8 38.7 29.1 21.9 22.6 12.4 9.8 8.9 10.7 7.9 8.0 5.0 3.8 4.0 2.7 31.8 37.0 29.4 22.9 21.7 12.0 9.2 9.6 9.6 7.7 7.1 4.4 3.5 3.2 2.3 32.5 44.4 36.0 28.1 25.5 13.6 11.9 12.7 13.3 9.3 10.1 5.2 3.8 4.4 2.2 24.4 0.0 25.0 50.0 75.0 指示された回数どおりに 飲まなかったことがある 症状がよくなったので、 自分の判断で服用を中止した ことがある 前と同じ症状が出たので、 前にもらった薬を飲んだことがある ジュースや牛乳などで 飲んだことがある 自分の判断で、薬の服用量を 加減して飲んだことがある 錠剤やカプセル剤を水なしで そのまま飲んだことがある 自分の判断で、薬の種類を 減らして飲んだことがある 薬をもらいに行けずに、 飲まなかったことがある 他人が処方してもらった薬を、 症状が同じなので飲んだことがある 家族などに同じ症状の人がいたので、 自分の薬を与えたことがある 前回飲み忘れた分を、 次回に一緒に飲んだことがある 錠剤をかみ砕いて 飲んだことがある 自分の判断で、市販の薬を あわせて飲んだことがある カプセル剤の中身を 出して飲んだことがある 上記のようなことは ひとつもない 17年（1801） 16年（1760） 15年（1772） 14年（1764） 12年（1829）

（２） 処方薬の誤使用経験 [ 問１４ ]

処方薬の誤使用経験率は前回と変わらず65％

■処方薬の誤使用経験で最も多かったのは、「指示された回数どおりに飲まなかったことがある」で

33.0％。次いで「症状がよくなったので、自分の判断で服用を中止したことがある」26.4％、「前と

同じ症状が出たので、前にもらった薬を飲んだことがある」20.7％、「ジュースや牛乳などで飲んだ

ことがある」20.6％と続く。

■「ひとつもない」は前回と同じ34.8％であり、誤使用経験率に変化はない。時系列でみると、「指示さ

れた回数どおりに飲まなかったことがある」「症状がよくなったので、自分の判断で服用を中止したこ

とがある」｢前と同じ症状が出たので、前にもらった薬を飲んだことがある」などは減少傾向である。

図表13. 処方薬の誤使用経験 （全体/17年/16年/15年/14年/12年） 【複数回答】

％

注） ％値は回答者ベースで算出

指示された回数どおりに 飲まなかったことがある 症状がよくなったので、 自分の判断で服用を中止した ことがある 前と同じ症状が出たので、 前にもらった薬を飲んだことがある ジュースや牛乳などで 飲んだことがある 自分の判断で、薬の服用量を 加減して飲んだことがある 錠剤やカプセル剤を水なしで そのまま飲んだことがある 自分の判断で、薬の種類を 減らして飲んだことがある 薬をもらいに行けずに、 飲まなかったことがある 他人が処方してもらった薬を、 症状が同じなので飲んだことがある 家族などに同じ症状の人がいたので、 自分の薬を与えたことがある 前回飲み忘れた分を、 次回に一緒に飲んだことがある 自分の判断で、市販の薬を あわせて飲んだことがある カプセル剤の中身を 出して飲んだことがある 上記のようなことは ひとつもない 錠剤をかみ砕いて 飲んだことがある

調査数 17年 1801 16年 1760 男 869 女 932 20代 208 30代 267 40代 343 50代 275 60代 303 70代以上 405 首都圏 1179 京阪神圏 622 調査数 指 示 さ れ た 回 数 ど お り に 飲 ま な か_っ た こ と が あ る 症 状 が よ く なっ た の で 、 自 分 の 判 断 で 服 用 を 中 止 し た 前 と 同 じ 症 状 が 出 た の で_、 前 に も らっ た 薬 を 飲 ん だ ジ ュ ー ス や 牛 乳 な ど で 飲 ん だ こ と が あ る 自 分 の 判 断 で_、 薬 の 服 用 量 を 加 減 し て 飲 ん だ こ と が あ る 錠 剤 や カ プ セ ル 剤 を 水 な し で_、 そ の ま ま 飲 ん だ 自 分 の 判 断 で_、 薬 の 種 類 を 減 ら し て 飲 ん だ こ と が あ る 薬 を も ら い に 行 く こ と が で き ず に_、 飲 ま な か_っ た 他 人 が 処 方 し て も らっ た 薬 を_、 症 状 が 同 じ な の で 飲 ん だ 家 族 な ど に 同 じ 症 状 の 人 が い た の で_、 自 分 の 薬 を 与 え た 17年 1801 33.0 26.4 20.7 20.6 11.9 8.9 8.7 7.9 7.3 6.5 16年 1760 33.8 26.6 21.3 20.7 11.3 8.8 9.7 10.1 7.2 7.7 男 869 33.4 23.9 16.8 23.9 12.8 11.7 8.6 8.1 6.2 5.3 女 932 32.7 28.6 24.4 17.5 11.2 6.2 8.7 7.8 8.4 7.6 20代 208 33.7 22.6 10.6 18.8 10.1 5.8 9.6 10.1 4.3 2.9 30代 267 34.8 27.3 21.3 24.3 10.1 7.5 9.0 8.2 7.9 6.7 40代 343 34.1 27.1 24.5 25.9 12.8 8.5 10.8 8.5 11.7 5.2 50代 275 37.5 29.5 25.8 25.1 14.9 13.5 8.4 9.1 10.9 9.5 60代 303 27.1 27.1 19.1 19.5 10.9 10.2 6.9 4.6 6.3 7.3 70代以上 405 32.1 24.4 20.0 12.3 12.1 7.7 7.7 7.9 3.2 6.7 首都圏 1179 34.2 26.2 20.8 20.4 12.3 9.4 9.4 7.1 7.1 6.5 京阪神圏 622 30.9 26.7 20.6 20.9 11.3 7.9 7.2 9.5 7.7 6.4 副作用経験層 697 38.3 31.9 28.6 25.7 18.1 10.5 14.2 11.3 10.5 9.9 副作用未経験層 1104 29.7 22.9 15.8 17.4 8.1 7.9 5.2 5.8 5.3 4.3 ある 686 33.2 23.0 20.6 20.3 12.4 11.2 8.3 9.0 5.7 6.7 ない 769 34.2 29.5 20.9 22.5 10.7 7.2 8.7 6.8 8.6 5.7 どちらとも言えない 346 30.1 26.0 20.5 17.1 13.9 8.1 9.2 8.4 7.8 7.8 説明された層 1684 33.0 26.6 21.1 20.7 11.6 9.1 8.7 7.9 7.3 6.7 説明されなかった層 117 33.3 23.1 14.5 19.7 16.2 6.0 8.5 8.5 7.7 3.4 医師・薬剤師から の説明程度 全体 性別 年代別 地域別 全体 性別 年代別 地域別 副作用経験別 かかりつけの 薬局の有無 65.2 65.2 65.6 64.9 63.5 71.5 68.5 70.9 60.7 58.8 65.2 65.3 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0

■属性別でみると、誤使用経験率は性別でほとんど差はないが、具体的にみると「症状がよくなったので、

自分の判断で服用を中止した」「前と同じ症状が出たので、前にもらった薬を飲んだ」などは、女性の

方が高い。

■年代別でみると、30代、50代の誤使用経験率が高い。50代は「前と同じ症状が出たので、前にもらった

薬を飲んだ」などが全体より高い傾向にある。

■要因別でみると、副作用経験別では副作用経験層の方が、未経験層より全般に誤使用経験率が高い。

特に「指示された回数どおりに飲まなかったことがある」「症状がよくなったので、自分の判断で服用

を中止した」「前と同じ症状が出たので、前にもらった薬を飲んだ」などが顕著である。

図表14. 処方薬の誤使用経験層-何らかの誤使用経験率 （全体/属性別） 【複数回答】

図表15. 処方薬の誤使用経験率-上位10項目 （全体/属性別/要因） 【複数回答】

％ （単位：％） ※ 17年全体より５ポイント以上高い数値に網掛け

調査数

副作用経験層（%）

17年

1801

38.7

16年

1760

38.2

15年

1772

37.9

14年

1764

35.4

12年

1829

38.1

男

869

34.3

女

932

42.8

20代

208

46.6

30代

267

44.2

40代

343

37.0

50代

275

38.5

60代

303

35.3

70代以上

405

35.1

男・20代

104

40.4

30代

134

36.6

40代

174

29.9

50代

142

34.5

60代

143

34.3

70代以上

172

33.1

女･20代

104

52.9

30代

133

51.9

40代

169

44.4

50代

133

42.9

60代

160

36.3

70代以上

233

36.5

全体

（調査年別）

性別

年代別

性・年代別

３ 副作用の経験・認識

（１） 副作用の経験 [ 問１３ ]

副作用経験率は全体の39％で、女性43％、男性34％

■副作用と思われる症状を経験したことが、「時々ある｣｢1～2度ある」と回答した人は全体の38.7％で、

前回より僅かに増加している。

■属性別で副作用経験率をみると、性別では女性の方が男性より8.5ポイント高い。女性を年代別でみる

と、20代と30代が半数を超えており、他層より目立って高い。男性の中で最も高いのは、20代の40.4％

である。

図表16. 副作用の経験 （全体/属性別）

注1） ％値は回答者ベースで算出

15.2 16.5 14.7 12.9 14.3 13.5 16.7 17.8 21.7 14.9 13.1 14.2 11.9 12.5 20.9 12.6 10.6 12.6 12.2 23.1 22.6 17.2 15.8 15.6 11.6 23.5 21.7 23.2 22.5 23.7 20.8 26.1 28.8 22.5 22.2 25.5 21.1 23.2 27.9 15.7 17.2 23.9 21.7 20.9 29.8 29.3 27.2 27.1 20.6 24.9 61.3 61.8 62.1 64.6 61.9 65.7 57.2 53.4 55.8 63.0 61.5 64.7 64.9 59.6 63.4 70.1 65.5 65.7 66.9 47.1 48.1 55.6 57.1 63.8 63.5 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 時々ある １～２度ある ない

注2） 「副作用経験層」＝「時々ある」「1～2度ある」の合計比率

調査数

17年

697

16年

673

15年

672

14年

624

12年

696

男

298

女

399

20代

97

30代

118

40代

127

50代

106

60代

107

70歳以上

142

男・20代

42

30代

49

40代

52

50代

49

60代

49

70代以上

57

女･20代

55

30代

69

40代

75

50代

57

60代

58

70代以上

85

全体

（調査年別）

性別

年代別

性・年代別

59.7 63.4 61.0 61.7 63.1 62.4 57.6 35.1 37.3 61.4 63.2 72.9 81.0 42.9 53.1 63.5 57.1 75.5 77.2 29.1 26.1 60.0 68.4 70.7 83.5 20.7 23.2 21.1 14.3 15.4 18.1 22.6 15.5 20.3 26.8 17.9 24.3 18.3 19.0 24.5 23.1 12.2 16.3 14.0 12.7 17.4 29.3 22.8 31.0 21.2 32.1 27.6 31.4 32.2 30.9 30.9 33.1 57.7 51.7 30.7 32.1 15.0 12.7 50.0 38.8 30.8 36.7 14.3 19.3 63.6 60.9 30.7 28.1 15.5 8.2 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 125.0 医師に相談したことがある 薬剤師に相談したことがある どちらにも相談しなかった

（２） 副作用を経験した時の対応 [ 問１３-１ ]

副作用について「医師に相談」60％、「薬剤師に相談」21％

■副作用を経験した時の対応では、「医師に相談したことがある」が最も多く59.7％、「薬剤師に相談

したことがある」20.7％、「どちらにも相談しなかった」32.1％である。

■前回に比べ、「医師に相談したことがある」「薬剤師に相談したことがある」割合は減少し、「どち

らにも相談しなかった」は4.5ポイント増加している。

■年代別でみると、「医師に相談したことがある」は年代が上になるほど高くなり、70代以上が81.0％

と最も高く、反対に20代は35.1％と最も低い。

■性・年代別でみると、副作用経験のある女性の20代、30代は「医師に相談したことがある」「薬剤師

に相談したことがある」が他層に比べ著しく低く、「どちらにも相談しなかった」が高い。

図表17. 副作用を経験した時の対応 （全体/属性別) 【複数回答】

％

注） ％値は回答者ベースで算出

調査数 副作用関心層（%） 17年 1801

59.0

16年 1760

59.7

15年 1772

59.3

14年 1764

58.7

12年 1829

57.5

男 869

54.8

女 932

63.0

20代 208

62.0

30代 267

64.4

40代 343

54.5

50代 275

56.0

60代 303

58.1

70代以上 405

60.5

男・20代

104

59.6

30代

134

59.0

40代

174

48.9

50代

142

48.6

60代

143

58.7

70代以上

172

56.4

女･20代

104

64.4

30代

133

69.9

40代

169

60.4

50代

133

63.9

60代

160

57.5

70代以上

233

63.5

健康層 1419

56.1

不健康層 382

69.9

副作用経験層 697

78.0

副作用未経験層 1104

47.0

副作用経験別 健康状態別 全体 （調査年別） 性別 年代別

性・年代別

（３） 副作用への関心 [ 問１２ ]

副作用関心度は全体の59％で、女性63％、男性55％

■処方された薬を飲むとき、副作用について「非常に気にしている」のは13.0％、「まあ気にしている」

は46.0％である。副作用関心層は全体の59.0％で、前回より0.7ポイント減少している。

■性別では、男性の副作用に対する関心度が54.8％なのに対し、女性は63.0％と高い。

■性・年代別でみると、他層より副作用経験率の高い女性20代は64.4％、30代は69.9％と関心層の割合が

多い。

■健康状態別では、不健康層の関心度は69.9％である。副作用経験別では、副作用未経験層は47.0％な

のに対し、副作用経験層の関心度は78.0％と高い。

図表18. 副作用への関心 （全体/属性別）

注1） ％値は回答者ベースで算出 注2） 「副作用関心層」＝「非常に気にしている」「まあ気にしている」の合計比率 13.0 14.7 13.7 12.0 13.3 10.4 15.6 16.3 15.0 10.8 9.8 10.2 16.3 16.3 14.9 8.6 4.2 8.4 11.6 16.3 15.0 13.0 15.8 11.9 19.7 11.0 20.7 22.0 7.4 46.0 45.1 45.6 46.7 44.1 44.4 47.4 45.7 49.4 43.7 46.2 47.9 44.2 43.3 44.0 40.2 44.4 50.3 44.8 48.1 54.9 47.3 48.1 45.6 43.8 45.1 49.2 56.1 39.6 35.9 35.1 35.0 36.2 38.7 38.9 33.0 29.8 29.2 39.4 40.4 37.3 36.3 28.8 34.3 43.1 47.2 35.7 40.1 30.8 24.1 35.5 33.1 38.8 33.5 38.7 25.4 20.4 45.7 5.1 5.2 5.7 5.1 3.9 6.3 4.0 8.2 6.4 6.1 3.6 4.6 3.2 11.5 6.7 8.0 4.2 5.6 3.5 4.8 6.0 4.1 3.0 3.8 3.0 5.2 4.7 1.6 7.3 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 非常に気にしている まあ気にしている あまり気にしていない 気にしていない

調査数 17年

1801

16年

1760

15年

1772

14年

1764

12年

1829

男

869

女

932

20代

208

30代

267

40代

343

50代

275

60代

303

70代以上

405

首都圏

1179

京阪神圏

622

副作用経験層

697

副作用未経験層

1104

ある

686

ない

769

どちらとも言えない

346

そう思う

100

まあそう思う

396

あまりそう思わない

1049

そう思わない

256

製薬会社の名 前が分からな いので何となく 不安 全体 （調査年別） 性別 年代別 地域別 副作用経験別 かかりつけの 薬局の有無別

４

処方された薬のメーカー名の認知意向

（１） 処方された薬のメーカー名の認知意向 [ 問８ ]

処方薬のメーカー名を「知りたいと思った」のは全体の32％

■処方された薬のメーカー名について、「知りたいと思った」のは全体の32.0％であり、前回と比べて

0.3ポイント減の横ばいである。

■性別でみると、男女にあまり差はない。年代別でみると、70代以上が最も高く40.0％であり、反対に

最も低いのは20代で23.1％である。

■副作用経験別では、副作用未経験層は28.0％だが、経験層は38.5％に認知意向がある。

■「製薬会社の名前が分からないので何となく不安」の肯定、否定別では、「そう思う」53.0％、｢まあ

そう思う」53.5％と肯定層は高い認知意向を示している。それに対し「あまりそう思わない」24.5％、

「そう思わない」21.5％と否定層は認知意向が低い。

図表19. 処方された薬のメーカー名の認知意向 （全体/属性別/要因別)

注） ％値は回答者ベースで算出 32.0 32.3 29.3 28.9 31.5 31.9 32.2 23.1 30.3 30.9 31.3 31.0 40.0 31.1 33.8 38.5 28.0 40.8 25.0 30.3 53.0 53.5 24.5 21.5 68.0 67.7 70.7 71.1 68.5 68.1 67.8 76.9 69.7 69.1 68.7 69.0 60.0 68.9 66.2 61.5 72.0 59.2 75.0 69.7 47.0 46.5 75.5 78.5 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 知りたいと思った 思わなかった

78.7

33.8

23.4

14.4

1.9

73.2

34.3

29.2

15.7

1.2

74.0

39.3

24.1

15.8

2.1

74.9

39.2

26.5

15.1

2.7

74.0

35.9

18.2

16.5

4.9

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

知っていると安心だから

副作用が起きた時のために知っておきたいから

信頼できないメーカー（製薬会社）があるから

問い合わせ先を知りたいから

その他

17年（577） 16年（568） 15年（519） 14年（510） 12年（577）

（２） 処方された薬のメーカー名を知りたいと思った理由 [ 問８-１ ]

メーカー名を知りたいのは「知っていると安心だから」79％

■処方された薬のメーカー名を知りたいと思った人のうち、知りたいと思った理由は「知っていると

安心だから」が78.7％で最も多い。次いで、「副作用が起きた時のために知っておきたいから」

33.8％、「信頼できないメーカー（製薬会社）があるから」23.4％、「問合せ先を知りたいから」

14.4％と続く。

■時系列でみると、「知っていると安心だから」は前回より5.5ポイント増加している。他の理由は、

前回より減少傾向である。

図表20. 知りたいと思った理由 （全体/17年/16年/15年/14年/12年)

【複数回答】

％

注） ％値は回答者ベースで算出

調査数

17年

1801

65.4

16年

1760

64.1

男

869

69.2

女

932

61.9

20代

208

53.4

30代

267

54.7

40代

343

66.2

50代

275

63.6

60代

303

66.0

70代以上

405

78.8

首都圏

1179

64.4

京阪神圏

622

67.4

全体

性別

年代別

地域別

（３） 処方された薬のメーカー名の認知度 [ 問９ ]

処方された薬のメーカー名を「多少」以上知っているのは65％

■処方された薬のメーカー名を「全て知っている」のは3.3％、「大体知っている」は18.3％であり、2層

を合計した「高認知層」は21.6％となった。前回よりやや減少しているものの、「多少知っている」

43.8％を合わせた認知層は65.4％であり、前回より1.3ポイント増加している。

■属性別にみると、認知層の割合は年代が上になるほど高くなり、70代以上は78.8％と最も高いが、反対

に20代は53.4％とその差が大きい。

図表21. 処方された薬のメーカー名の認知度 （全体/17年/16年/15年/14年/12年）

図表22. 処方された薬のメーカー名の認知度 （全体/属性別）

注1） ％値は回答者ベースで算出

注1） ％値は回答者ベースで算出

3.3

4.4

3.6

3.1

2.6

18.3

19.5

18.6

16.5

17.7

43.8

40.2

42.1

43.4

44.0

34.6

35.9

35.7

37.1

35.7

0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0%

17年

（

_1801）

16年

（

1760）

15年

（

1772）

14年

（

1764）

12年

（

1829）

全て知っている 大体知っている 多少知っている 全く知らない 3.3 4.4 4.6 2.1 0.5 2.2 2.9 3.6 4.0 5.2 3.4 3.2 18.3 19.5 18.3 18.3 13.5 8.6 12.8 20.4 19.5 29.6 16.7 21.4 43.8 40.2 46.3 41.4 39.4 43.8 50.4 39.6 42.6 44.0 44.3 42.8 34.6 35.9 30.8 38.1 46.6 45.3 33.8 36.4 34.0 21.2 35.6 32.6 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 全て知っている 大体知っている 多少知っている 全く知らない

64.1

64.3

62.9

64.3

認知層(%)

認知層(%)

％

65.4

注2） 「認知層」＝「全て知っている」「大体知っている」「多少知っている」の合計比率

注2） 「認知層」＝「全て知っている」「大体知っている」「多少知っている」の合計比率

高認知層（390） 認知層（1178） 55.6 55.2 41.3 37.5 21.3 15.6 10.3 9.9 11.5 9.1 8.7 6.1 2.8 4.4 3.6 2.8 3.6 2.5 薬についての本で調べて 新聞・雑誌などの報道を通じて 看護師に聞いて その他 認知経路 薬の包装にある製薬会社のマークで インターネットで調べて 院外にある調剤薬局の薬剤師に聞いて 医師に聞いて 病院や診療所（医院）の薬剤師に聞いて 55.2 37.5 15.6 9.9 9.1 6.1 4.4 2.8 2.5 52.9 38.4 16.3 12.1 10.0 6.9 4.0 2.7 2.0 56.5 38.9 15.3 9.0 9.5 5.4 4.7 3.4 2.5 55.6 40.0 15.6 7.9 9.1 6.7 5.8 2.1 3.7 57.2 43.3 13.3 7.9 8.8 7.1 5.7 2.0 2.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 薬の包装にある製薬会社のマークで インターネットで調べて 院外にある調剤薬局の薬剤師に聞いて 病院や診療所（医院）の薬剤師に聞いて 医師に聞いて 薬についての本で調べて 新聞・雑誌などの報道を通じて 看護師に聞いて その他 17年（1178） 16年（1128） 15年（1139） 14年（1110） 12年（1176）

（４） 処方された薬のメーカー名の認知経路 [ 問９-１ ]

「薬の包装にある製薬会社のマーク」でのメーカー名の認知は55％

■処方された薬のメーカー名の認知経路は「薬の包装にある製薬会社のマークで」が55.2％で最も多く、

次いで「インターネットで調べて」37.5％と続く。

■時系列でみると、「薬の包装にある製薬会社のマークで」は前回より増加し、「インターネットで調べ

て」は減少傾向である。

■認知経路を、高認知層と認知層の認知度合別に比べてみると、高認知層は認知層全体より全般に数値が

高い傾向にあり、特に「インターネットで調べて」「院外にある調剤薬局の薬剤師に聞いて」などが

高い。

図表23. 処方された薬のメーカー名の認知経路 （全体/17年/16年/15年/14年/12年)

【複数回答】

％ 注） ％値は回答者ベースで算出

図表24. 処方された薬のメーカー名の認知経路 （認知度別/17年)

【複数回答】

（単位：％）

▲ 22.9 22.5 ▲ 25.1 28.1 47.3 4.4 27.5 ▲ 11.9 ▲ 8.5 ▲ 0.2 調査数 薬 の 副 作 用 薬 の 効 能 ・ 効 果 薬 の 飲 み 合 わ せ の 注 意 薬 の 種 類 ・ 成 分 ・ 特 長 薬 の 服 用 方 法 ジ_ェ ネ リッ ク 医 薬 品 薬 の 名 前 薬 の メー カー 名 薬 の 価 格 帯 薬 の 保 管 方 法 そ の 他 特 に な い 17年 2000 54.0 52.1 43.3 42.0 31.7 21.3 19.4 17.4 16.6 16.1 0.3 26.2 16年 2000 52.5 50.0 40.7 42.1 31.2 19.7 20.9 18.2 16.0 0.6 29.0 15年 2000 56.9 53.5 45.6 45.5 34.4 23.2 21.0 18.4 17.2 0.4 25.4 14年 2000 53.5 54.0 38.2 44.2 31.7 21.1 22.9 20.0 12.3 0.2 27.8 12年 2000 60.4 60.7 45.3 48.3 35.0 24.7 23.7 21.5 15.4 0.6 22.3 男 978 52.4 51.4 40.8 43.0 31.4 21.6 19.9 19.1 17.8 15.2 0.4 26.8 女 1022 55.6 52.6 45.7 40.9 32.0 21.0 18.8 15.7 15.5 16.8 0.2 25.6 20代 255 41.6 44.3 35.7 42.0 35.3 12.2 22.4 17.3 16.9 14.9 0.4 35.3 30代 318 49.1 47.8 37.1 43.7 35.2 17.9 19.5 17.6 17.0 16.7 0.3 27.0 40代 386 52.3 53.6 42.7 41.2 35.2 18.1 18.9 15.5 17.1 19.4 0.0 28.0 50代 294 56.1 54.4 47.6 41.8 29.9 25.5 17.0 12.6 20.1 14.3 0.7 24.1 60代 325 55.1 52.3 46.2 39.4 27.1 25.5 19.1 16.6 17.5 15.7 0.3 24.9 70歳以上 422 64.5 56.6 47.9 43.4 28.4 26.1 19.7 22.7 12.6 14.7 0.2 20.9 首都圏 1326 53.8 51.2 43.2 41.3 30.3 20.8 18.2 16.7 16.0 16.1 0.2 25.9 京阪神圏 674 54.5 53.7 43.5 43.3 34.4 22.3 21.7 18.5 17.8 16.0 0.4 26.7 健康層 1592 53.3 52.2 42.5 42.4 32.2 20.5 19.0 17.3 15.2 16.3 0.2 26.6 不健康層 408 56.9 51.5 46.6 40.2 29.9 24.3 20.8 17.6 22.1 15.0 0.7 24.8 受診経験なし層 422 40.8 42.2 32.7 34.1 28.4 12.1 14.2 11.1 15.2 14.2 0.0 40.8 通院経験層 1557 57.5 54.8 46.4 44.1 32.7 23.9 20.9 19.1 17.0 16.7 0.4 22.2 入院経験層 411 60.6 54.5 47.2 41.6 31.1 24.6 20.9 20.7 18.7 17.3 0.2 20.2 副作用経験層 697 67.1 60.4 53.5 48.2 38.6 25.4 23.8 20.8 22.2 19.4 0.1 14.9 副作用未経験層 1104 50.0 50.8 40.2 40.4 29.4 20.1 17.1 15.8 14.2 14.8 0.5 29.2 副作用経験別 全体 性別 年代別 地域別 健康状態別 受診経験別 54.0 52.1 43.3 42.0 31.7 21.3 19.4 17.4 16.6 16.1 0.3 26.2 31.1 74.5 18.2 70.0 79.0 25.7 46.9 5.4 7.5 0.1 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 薬の副作用 薬の効能・効果 薬の飲み合わせの注意 薬の種類・成分・特長 薬の服用方法 ジェネリック医薬品 薬の名前 薬のメーカー名 薬の価格帯 薬の保管方法 その他 特にない 入手したい処方薬情報（2000） 医師・薬剤師からの説明の内容（1684）

５

入手したい処方薬情報

（１） 入手したい処方薬情報 [ 問１７ ]

患者側の情報入手意向は「薬の副作用」「薬の効能・効果」がトップ２

医師・薬剤師による提供実態が大きく下回るのは「薬の副作用｣｢薬の飲み合わせの注意」

■入手したい処方薬情報は、高い順に「薬の副作用」「薬の効能・効果」「薬の飲み合わせの注意」「薬の

種類・成分・特長」「薬の服用方法」。一方、実態としての医師・薬剤師からの説明の内容は、「薬の服

用方法」と「薬の効能・効果」「薬の種類・成分・特長」が中心で、患者側の情報入手意向より説明実態

が大きく下回っているのは、「薬の副作用」「薬の飲み合わせの注意」「薬のメーカー名」である。

■情報入手意向は、年代別でみると年代が上になるほど高く、特に70代以上は全体に比べて「薬の副作用」

「薬のメーカー名」などが高い。

図表25. 入手したい処方薬情報×医師・薬剤師からの説明の内容 （全体/17年） 【複数回答】

注1） ％値は回答者ベースで算出 注2） 17年調査から「薬の価格帯」を新設 ％

図表26. 情報入手意向比率 （全体/17年/16年/15年/14年/12年/属性別） 【複数回答】

（単位：％） 注1） ％値は回答者ベースで算出 注2）17年調査から「薬の価格帯」を新設 ※17年全体より５ポイント以上高い数値に網掛け 入手意向率-説明実態(%)

調査数 イ ン ター ネ_ッ ト ( ウ ェ ブ サ イ ト ） テ レ ビ 、 ラ ジ オ 新 聞 製 薬 会 社 の パ ン フ レ_ッ ト や 冊 子 書 籍 週 刊 誌 な ど の 雑 誌 健 康 専 門 誌 講 演 会 や 公 開 講 座 な ど 製 薬 会 社 へ 電 話 等 で 問 い 合 わ せ る そ の 他 特 に 入 手 し て い な い 17年 2000 43.4 18.5 16.0 7.5 5.5 4.4 4.3 1.4 1.2 0.7 41.8 16年 2000 42.8 16.0 14.5 6.0 6.7 4.6 4.7 1.9 0.8 1.0 42.7 男 978 43.3 19.3 16.9 7.5 7.3 5.6 4.6 1.4 1.6 0.5 41.2 女 1022 43.4 17.7 15.2 7.5 3.8 3.1 3.9 1.3 0.8 0.9 42.3 20代 255 25.1 14.1 9.0 5.5 3.9 2.7 3.9 1.2 0.8 0.8 62.7 30代 318 41.5 16.7 8.2 6.3 3.5 4.1 3.5 1.3 1.3 0.3 44.0 40代 386 43.8 18.4 14.0 6.5 7.0 4.9 2.8 0.8 1.0 0.5 42.5 50代 294 50.7 18.0 11.6 6.8 4.8 5.8 4.4 0.3 0.3 0.7 36.7 60代 325 48.3 20.0 20.6 7.7 5.8 3.4 4.9 0.9 1.2 0.6 37.2 70代以上 422 46.4 21.8 27.5 10.9 6.9 4.7 5.7 3.1 2.1 1.2 33.6 首都圏 1326 41.9 17.6 15.8 6.7 5.1 4.2 4.4 1.2 1.1 0.6 43.1 京阪神圏 674 46.1 20.3 16.3 9.1 6.4 4.6 3.9 1.6 1.3 0.9 39.2 健康層 1592 41.6 18.0 16.8 7.0 4.9 4.6 4.0 1.3 0.9 0.8 42.9 不健康層 408 50.0 20.3 12.7 9.3 7.8 3.4 5.4 1.5 2.2 0.2 37.3 受診経験なし層 422 24.2 15.2 11.8 2.6 4.3 3.3 2.1 0.7 0.2 0.0 62.3 通院経験層 1557 48.6 19.4 17.3 8.9 5.9 4.7 4.9 1.5 1.5 0.9 36.1 入院経験層 411 50.4 19.2 18.5 12.2 5.1 5.8 6.1 1.7 1.7 0.5 33.8 副作用経験層 697 57.8 22.2 18.7 11.6 8.8 5.2 6.6 2.0 2.2 0.7 28.0 副作用未経験層 1104 39.1 17.0 15.0 5.6 3.9 3.8 3.3 1.0 0.8 0.7 45.9 受診経験別 全体 性別 年代別 地域別 健康状態別 副作用経験別 43.4 18.5 16.0 7.5 5.5 4.4 4.3 1.4 1.2 0.7 41.8 42.8 16.0 14.5 6.0 6.7 4.6 4.7 1.9 0.8 1.0 42.7 47.6 18.1 14.3 6.9 6.3 4.2 4.1 0.7 1.0 0.9 38.9 42.3 16.3 14.4 6.0 6.2 3.9 3.5 1.3 0.7 1.2 43.8 47.2 14.0 12.4 6.4 7.5 3.6 3.5 1.5 0.6 1.8 39.7 0.0 20.0 40.0 60.0 インターネット （ウェブサイト） テレビ、ラジオ 新聞 製薬会社のパンフレットや冊子 書籍 週刊誌などの雑誌 健康専門誌 講演会や公開講座など 製薬会社へ電話などで問い合わせる その他 特に入手していない 17年（2000） 16年（2000） 15年（2000） 14年（2000） 12年（2000）

（２） 医師・薬剤師以外からの処方薬の情報源 [ 問１６ ]

医師・薬剤師以外での主な情報源は「インターネット（ｳｪﾌﾞｻｲﾄ）」

■医師・薬剤師以外からの情報源としては「インターネット」が43.4％と圧倒的に多い。次いで大きく

開き「テレビ、ラジオ」18.5％、「新聞」16.0％と続き、「特に入手していない」は41.8％となった。

■年代別でみると、20代は62.7％が医師・薬剤師以外から「特に情報を入手していない」としており、

70代以上では、「新聞」を情報源としている人が多い。

図表27. 医師・薬剤師以外からの処方薬の情報源 （全体/17年/16年/15年/14年/12年） 【複数回答】

注1） ％値は回答者ベースで算出 注2） 12年調査から「インターネットで」から「インターネット（ウェブサイト）で」に文言変更。 注3） 14年調査から「インターネット（ウェブサイト）で」から「インターネット（ウェブサイト）」など各選択肢から「で」を削除。 ％

図表28. 医師・薬剤師以外からの処方薬の情報源 （全体/17年/16年/属性別/要因別） 【複数回答】

（単位：％） 注） ％値は回答者ベースで算出 ※17年全体より５ポイント以上高い数値に網掛け

52.1 49.7 23.4 10.4 10.4 9.5 8.3 8.0 6.7 2.8 2.7 50.9 50.5 21.8 11.1 10.2 7.8 8.5 6.7 5.8 2.9 2.7 55.0 47.9 24.5 9.0 13.3 9.5 6.8 5.9 6.5 3.8 2.3 54.1 47.2 21.9 8.9 8.5 9.1 7.9 5.9 5.6 2.4 2.8 60.4 24.2 12.8 18.1 5.6 9.9 3.3 13.7

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

民間の情報サイト

製薬会社

マスメディアが運営する

医療情報サイト

国や国の機関、自治体

など公的機関

病院・診療所（医院）

製薬産業の業界団体

医師会、学会

薬剤師会

患者団体

その他

17年（867） 16年（856） 15年（952） 14年（845） 12年（944）

（３） インターネットの情報入手先ホームページ [ 問１６-１ ]

ネットでの情報入手先は「民間の情報サイト｣と｢製薬会社｣のホームページ

■インターネットで情報を入手する人の入手先ホームページ（ウェブサイト）は、｢民間の情報サイト」

52.1％と「製薬会社」49.7％が代表的である。次いで大きく離れて「マスメディアが運営する医療情

報サイト」23.4％と続く。

■前回と比較すると「民間の情報サイト」「マスメディアが運営する医療情報サイト」がやや増加して

いる。

図表29. インターネットの情報入手先ホームページ （全体/17年/16年/15年/14年/12年)

【複数回答】

％

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 「学会」は「医師会、学会」に、「患者」は「患者会団体」に文言変更。

注3） 「国や国の機関、自治体など公的機関」「マスメディアが運営する医療情報サイト」「民間の情報サイト」は、14年に新設選択肢。

注4） 「個人」に（FacebookやLINE、Twitter等SNSからの情報も含む）の注釈を14年に追加。

個人

（FacebookやLINE、Twitter等 SNSからの情報も含む）

調査数

17年

2000

16年

2000

男

978

女

1022

20代

255

30代

318

40代

386

50代

294

60代

325

70代以上

422

首都圏

1326

京阪神圏

674

健康層

1592

不健康層

408

受診経験なし層

422

通院経験層

1557

入院経験層 411 副作用経験層 697 副作用未経験層 1104

全体

受診経験別

副作用経験別

性別

年代別

地域別

健康状態別

（４） 「くすり相談窓口」の認知 [ 問１６－２ ]

「くすり相談窓口」を認知しているのは全体の20％

■製薬会社が設けている「くすり相談窓口」の認知率は、全体で19.8％であり、前回より0.8ポイント増加

している。

■性別でみると認知率にほとんど差はないが、年代別では年代が上になるほど高くなる傾向がある。最も

高いのは70代以上の28.7％である。

■受診経験別では通院経験層と入院経験層、副作用経験別では副作用経験層の認知率が高い。

図表30. くすり相談窓口の認知 （全体/17年/16年/属性別/要因別）

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 15年調査で新設設問

19.8 19.0 19.0 20.5 11.0 16.4 15.5 20.7 22.5 28.7 19.4 20.5 19.8 19.4 11.8 22.0 22.9 25.8 16.9 80.3 81.1 81.0 79.5 89.0 83.6 84.5 79.3 77.5 71.3 80.6 79.5 80.2 80.6 88.2 78.0 77.1 74.2 83.1 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 知っている 知らない

調査数 イ ン ター ネ_ッ ト 医 師 ・ 薬 剤 師 リー フ レ_ッ ト 公 的 機 関 書 籍 電 話 番 号 案 内 そ の 他 17年 395 60.8 19.0 18.7 5.8 2.8 2.5 16.2 16年 379 58.0 24.0 22.2 5.8 4.2 2.4 14.8 男 186 65.6 26.9 20.4 7.5 3.2 4.8 12.9 女 209 56.5 12.0 17.2 4.3 2.4 0.5 19.1 20代 28 64.3 25.0 25.0 3.6 0.0 7.1 10.7 30代 52 59.6 34.6 15.4 5.8 1.9 0.0 13.5 40代 60 55.0 18.3 26.7 8.3 5.0 11.7 13.3 50代 61 59.0 14.8 24.6 1.6 1.6 1.6 14.8 60代 73 67.1 6.8 16.4 4.1 2.7 0.0 19.2 70代以上 121 60.3 20.7 13.2 8.3 3.3 0.0 19.0 首都圏 257 60.3 19.8 17.5 6.2 1.9 3.1 17.5 京阪神圏 138 61.6 17.4 21.0 5.1 4.3 1.4 13.8 健康層 316 58.9 18.4 19.9 6.6 2.8 2.8 16.8 不健康層 79 68.4 21.5 13.9 2.5 2.5 1.3 13.9 受診経験なし層 50 46.0 28.0 14.0 6.0 4.0 4.0 22.0 通院経験層 342 63.5 17.8 19.6 5.8 2.6 2.3 14.6 入院経験層 94 67.0 20.2 22.3 8.5 3.2 6.4 12.8 副作用経験層 180 63.9 15.0 22.8 4.4 2.8 3.9 15.6 副作用未経験層 187 61.5 19.8 16.0 7.5 2.7 1.1 15.5 全体 副作用経験別 性別 年代別 地域別 健康状態別 受診経験別 60.8 19.0 18.7 5.8 2.8 2.5 16.2 58.0 24.0 22.2 5.8 4.2 2.4 14.8 62.3 15.3 20.5 7.2 3.8 2.9 16.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 インターネット 医師・薬剤師 リーフレット 公的機関 書籍 電話番号案内 その他 17年（395） 16年（379） 15年（419）

（５） 「くすり相談窓口」の認知経路 [ 問１６－３ ]

認知経路は「インターネット」が61％と圧倒的に多い

■「くすり相談窓口」の認知経路としては、「インターネット」が60.8％と圧倒的に多い。次いで

「医師・薬剤師」19.0％、「リーフレット」18.7％と続く。前回に比べ、「インターネット」が

2.8ポイント増加している。

■性別でみると、男性は女性より「インターネット」「医師・薬剤師」の割合が顕著に高い。

■年代別でみると、20代、30代の「医師・薬剤師」、20代、40代、50代の「リーフレット」、60代の

「インターネット」の割合が全体に比べて高い傾向にある。

図表31. くすり相談窓口の認知経路 （認知者全体/17年/16年/15年） 【複数回答】

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 15年調査で新設設問

％

図表32. くすり相談窓口の認知経路 （認知者全体/17年/16年/属性別/要因別） 【複数回答】

（単位：％）

※17年全体より５ポイント以上高い数値に網掛け

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 15年調査で新設設問

調査数

17年

395

16年

379

15年

419

男

186

女

209

20代

28

30代

52

40代

60

50代

61

60代

73

70代以上

121

首都圏

257

京阪神圏

138

健康層

316

不健康層

79

受診経験なし層

50

通院経験層

342

入院経験層 94 副作用経験層 180 副作用未経験層 187 全体 性別 年代別 地域別 健康状態別 受診経験別 副作用経験別

（６） 「くすり相談窓口」の利用 [ 問１６－４ ]

「くすり相談窓口」を利用しているのは認知者の12％

■「くすり相談窓口」の利用は、認知者の12.4％である。前回より2.4ポイント減少している。

■年代別でみると、40代の利用が多くみられる。

■受診経験別では入院経験層が22.3％、副作用経験別では副作用経験層が18.3％と高い利用率である。

図表33. くすり相談窓口の利用 （全体/17年/16年/15年/属性別/要因別）

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 15年調査で新設設問

12.4 14.8 11.0 17.7 7.7 17.9 17.3 25.0 8.2 8.2 7.4 12.8 11.6 11.1 17.7 8.0 13.2 22.3 18.3 5.9 87.6 85.2 89.0 82.3 92.3 82.1 82.7 75.0 91.8 91.8 92.6 87.2 88.4 88.9 82.3 92.0 86.8 77.7 81.7 94.1 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% 利用したことがある 利用したことがない

満足層

17年 （49）

89.8

16年 （56）

91.1

15年 （46）

91.3 53.1 36.7 32.7 10.2 64.3 42.9 12.5 12.5 69.6 17.4 13.0 13.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 くすりに関しては製薬会社が十分情報を持っている 医師・薬剤師の情報が十分でない 医師・薬剤師に聞きにくい その他 17年（49） 16年（56） 15年（46）

（７） 「くすり相談窓口」の利用状況と満足度 [ 問１６－５、問１６－６、問１６－７ ]

「くすり相談窓口」を利用している理由は「製薬会社は十分情報を持っている」

窓口の対応に満足しているのは利用者の90％

■「くすり相談窓口」の利用理由としては、「くすりに関しては製薬会社が十分情報を持っている」が

53.1％で最も多い。「医師・薬剤師に聞きにくい」は32.7％と前回より大きく増加している。

■問い合わせ内容は、多い順に「副作用」51.0％、「効能・効果」46.9％、「飲み合わせの注意」42.9％

「服用方法」38.8％、「成分・特徴」32.7％と続く。

■利用者の対応に対する満足度は、「とても満足」30.6％、「まあ満足」59.2％であり、2層を合計した

満足層は89.8％と評価が高い。前回より「とても満足」という高評価は8.7ポイント減少している。

図表34. くすり相談窓口の利用理由 （利用者全体/17年/16年/15年） 【複数回答】

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 15年調査で新設設問

％

図表35. くすり相談窓口の問い合わせ内容 （利用者全体/17年/16年/15年） 【複数回答】

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 15年調査で新設設問

注3） 「満足層」＝「とても満足」「まあ満足」の合計比率

51.0 46.9 42.9 38.8 32.7 20.4 12.2 10.2 48.2 60.7 32.1 46.4 50.0 8.9 10.7 5.4 41.3 43.5 34.8 28.3 37.0 6.5 8.7 10.9 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 副作用 効能・効果 飲み合わせの注意 服用方法 成分・特徴 使用期限 保管方法 その他 17年（49） 16年（56） 15年（46） ％

図表36. くすり相談窓口の対応満足度 （利用者全体/17年/16年/15年）

30.6 39.3 34.8 59.2 51.8 56.5 4.1 5.4 6.5 6.1 3.6 2.2 0.0% 25.0% 50.0% 75.0% 100.0% とても満足 まあ満足 やや不満 不満

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 15年調査で新設設問

（％）

調査数

17年

1801

16年

1760

男

869

女

932

20代

208

30代

267

40代

343

50代

275

60代

303

70代以上

405

首都圏

1179

京阪神圏

622

調査数

認知率

17年

1639

81.0

16年

1588

79.9

男

791

80.0

女

848

81.8

20代

154

70.1

30代

228

72.4

40代

312

75.0

50代

258

82.2

60代

293

84.0

70代以上

394

91.9

首都圏

1073

81.5

京阪神圏

566

80.0

年代別

地域別

全体

性別

年代別

地域別

性別

全体

91.0 90.2 91.0 91.0 74.0 85.4 91.0 93.8 96.7 97.3 91.0 91.0 9.0 9.8 9.0 9.0 26.0 14.6 9.0 6.2 3.3 2.7 9.0 9.0 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 知っている 知らない 32.9 79.9 31.9 34.0 19.5 22.8 25.0 32.6 37.2 47.5 32.8 33.2 48.0 48.2 47.9 50.6 49.6 50.0 49.6 46.8 44.4 48.6 46.8 19.0 20.1 20.0 18.2 29.9 27.6 25.0 17.8 16.0 8.1 18.5 20.0 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 すべての薬について知っている 一部の薬について知っている 知らない

（８） 「新薬」と「ジェネリック医薬品」の認知と服用薬についての認識 [ 問１０、問１０-１ ]

「新薬」と「ジェネリック医薬品」があることを認知しているのは全体の91％

自分の服用薬について「すべての薬」「一部の薬」について知っているのは81％

■薬に「新薬（先発医薬品）」と「ジェネリック医薬品（後発医薬品）」があることの認知率は91.0％で、

前回より0.8ポイント増加している。

■年代別でみると、20代の認知率が74.0％と低く、30代で85.4％、40代以上で90％台となり、年代が上に

なるほど高くなる。

■服用している薬が「新薬」か「ジェネリック医薬品」かの認知について、今回から「知っている」という

選択肢を「すべての薬について知っている」「一部の薬について知っている」に変更した。

「すべての薬について知っている」のは全体の32.9％、「一部の薬について知っている」は48.0％で、

合計認知率は81.0％となった。

■年代別でみると、「すべての薬について知っている」の選択率も年代が上になるほど高くなり、70代以上

の合計認知率は91.9％である。

図表37. 「新薬」と「ジェネリック医薬品」の認知率 （全体/17年/16年/属性別）

図表38. 服用薬が「新薬」か「ジェネリック医薬品」かの認知率 （全体/17年/16年/属性別）

％ ％

注） ％値は回答者ベースで算出

注1） ％値は回答者ベースで算出

注2） 17年調査から「知っている」を「すべての薬について知っている」「一部の薬について知っている」に変更

注3） 「認知率」＝「すべての薬について知っている」「一部の薬について知っている」の合計比率

（％）

調査数

17年

1639

16年

1588

男

791

女

848

20代

154

30代

228

40代

312

50代

258

60代

293

70代以上

394

首都圏

1073

京阪神圏

566

全体

性別

年代別

地域別

10.9 11.3 9.4 12.3 9.7 11.0 10.9 10.9 7.2 14.0 11.6 9.5 54.4 53.7 57.1 51.9 40.3 53.5 47.8 59.7 64.2 55.1 57.1 49.3 29.4 29.7 28.2 30.5 42.2 29.8 31.7 24.8 25.3 28.4 26.3 35.3 5.3 5.3 5.3 5.3 7.8 5.7 9.6 4.7 3.4 2.5 5.0 5.8 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 新薬（先発医薬品） ジェネリック医薬品（後発医薬品） 医師にまかせる わからない

（９） 「新薬」と「ジェネリック医薬品」の選択意向 [ 問１０-２ ]

｢ジェネリック医薬品」の選択意向は認知者の54％

■「新薬」と「ジェネリック医薬品」の選択意向については、「ジェネリック医薬品」が54.4％で最も

多く、「医師にまかせる」29.4％、「新薬」10.9％となった。前回と比べると「ジェネリック医薬品」

が0.7ポイント増加しているが、大きな変動はない。

■性別でみると、「ジェネリック医薬品」の選択意向は男性57.1％、女性51.9％となり、男性の方が

高い。

■年代別でみると、20代の「医師にまかせる」が42.2％と高い。「ジェネリック医薬品」の選択意向が

最も高いのは60代で64.2％、「新薬」が最も高いのは70代以上で14.0％となった。

図表39. 「新薬」と「ジェネリック医薬品」の選択意向 （全体/17年/16年/属性別）

％

注1） ％値は回答者ベースで算出

調査数

品

質

信

頼

ブ

ラ

ン

ド

品

価

格

宣

伝

・

広

告

そ

の

他

何

と

な

く

・

特

に

理

由

は

な

い

17年

178

74.2

69.7

9.0

5.6

0.6

6.2

6.7

16年

180

76.7

68.9

9.4

8.9

0.6

7.8

7.8

男

74

63.5

74.3

8.1

9.5

0.0

4.1

6.8

女

104

81.7

66.3

9.6

2.9

1.0

7.7

6.7

調査数

価

格

品

質

信

頼

ブ

ラ

ン

ド

品

宣

伝

・

広

告

そ

の

他

何

と

な

く

・

特

に

理

由

は

な

い

17年

892

86.8

24.7

24.2

2.6

1.5

2.2

5.2

16年

853

86.5

22.6

19.8

2.3

1.3

2.1

4.6

男

452

86.9

25.7

24.1

2.4

1.3

1.8

5.3

女

440

86.6

23.6

24.3

2.7

1.6

2.7

5.0

全体

性別

全体

性別

（１０） 「新薬」と「ジェネリック医薬品」の選択理由 [ 問１０-３ ]

「新薬」は「品質｣｢信頼」、「ジェネリック医薬品」は「価格」

■｢新薬」の選択理由では「品質」が74.2％で最も高く、次いで「信頼」69.7％と続き、この2項目が

代表的な理由である。

■性別では、男性は「信頼」を、女性は「品質」をあげる割合が高い。

■｢ジェネリック医薬品」の選択理由は、「価格」が86.8％と圧倒的に高く、次いで「品質」24.7％、

「信頼」24.2％と続く。

■性別では、女性より男性の方が「品質」の回答率がやや高い傾向にある。

図表41. 「新薬」の選択理由 （全体/17年/16年/性別）【複数回答】

％

注） ％値は回答者ベースで算出

％

図表42. 「ジェネリック医薬品」の選択理由 （全体/17年/16年/性別）【複数回答】

注） ％値は回答者ベースで算出

図表40. 「新薬」と「ジェネリック医薬品」の選択理由 （新薬/ジェネリック医薬品）【複数回答】

74.2

69.7

5.6

9.0

0.6

6.2

6.7

24.7

24.2

86.8

2.6

1.5

2.2

5.2

0.0

25.0

50.0

75.0

100.0

品質

信頼

価格

ブランド品

宣伝・広告

その他

何となく・特に理由はない

%

新薬（先発医薬品）（_178） ジェネリック医薬品（後発医薬品）（_892）

注） ％値は回答者ベースで算出

17年 16年 15年 14年 12年 17年 16年 15年 14年 12年 17年 16年 15年 14年 12年 17年 16年 15年 14年 12年 17年 16年 15年 14年 12年 17年 16年 15年 14年 12年 17年 16年 15年 14年 12年 (1) 医師が処方してくれる ので安心 (2) 市販の薬よりもよく効く (3) 市販の薬に比べて副_{作用が強い} 総合的にみて、病院や 診療所（医院）で処方さ れる薬は信頼できる (4) 製薬会社の名前が分 からないので何となく 不安 (5) 薬が必要以上に多く使 われていると思う (6) 薬による思いがけない 健康被害を受ける心配 がある (7) 93.8 91.9 92.3 92.8 91.5 91.9 89.7 88.6 89.0 88.7 44.8 45.5 41.6 41.5 36.5 29.4 30.9 26.9 29.2 22.1 51.2 51.8 49.5 53.0 46.9 43.7 46.1 43.2 43.0 37.2 90.7 88.7 90.3 90.0 89.0 6.2 8.2 7.7 7.2 8.5 8.2 10.4 11.4 11.1 11.4 55.3 54.5 58.4 58.6 63.5 70.7 69.1 73.1 70.8 77.9 48.8 48.2 50.5 47.1 53.1 56.4 54.0 56.9 57.0 62.9 9.3 11.3 9.7 10.0 11.1 0.0 25.0 50.0 75.0 100.0 肯定層 否定層

６

処方薬のイメージ

（１） 処方薬のイメージ [ 問１５ ]

処方薬は「安心｣｢よく効く｣｢総合的に信頼できる」イメージが定着

■処方薬のイメージで肯定層が最も多かったのは「医師が処方してくれるので安心」の93.8％。

次いで「市販の薬よりもよく効く」91.9％、「総合的にみて、病院や診療所（医院）で処方される薬は

信頼できる」90.7％と続く。

■時系列でみると、「安心」「よく効く」「信頼できる」というイメージは定着し、かつ過去5回の調査

結果の中で、これらのイメージは今回が最も高い数値となっている。

■属性別でみると、性別では女性より男性の方が「市販の薬に比べて副作用が強い」「薬が必要以上に

多く使われていると思う」などのイメージが高い。年代別では、「安心」「信頼できる」などは年代が

上の方が高く、反対に20代、30代は「副作用が強い」「製薬会社の名前が分からないのでなんとなく

不安」などが全体に比べ高い。

図表43. 処方薬観 （全体/肯定層/否定層）

％ 調査数：17年（2000） 16年（2000） 15年（2000） 14年（2000） 12年（2000） 注1） ％値は回答者ベースで算出 注2） 「肯定層」＝「そう思う」「まあそう思う」の合計比率 「否定層」＝「あまりそう思わない」「そう思わない」の合計比率

調査数

医

師

が

処

方

し

て

く

れ

る

の

で

安

心

市

販

の

薬

よ

り

も

よ

く

効

く

市

販

の

薬

に

比

べ

て

副

作

用

が

強

い

製

薬

会

社

の

名

前

が

分

か

ら

な

い

の

で

何

と

な

く

不

安

薬

が

必

要

以

上

に

多

く

使

わ

れ

て

い

る

と

思

う

薬

に

よ

る

思

い

が

け

な

い

健

康

被

害

を

受

け

る

心

配

が

あ

る

総

合

的

に

み

て

、

病

院

や

診

療

所

（

医

院

）

で

処

方

さ

れ

る

薬

は

信

頼

で

き

る

17年

2000

93.8

91.9

44.8

29.4

51.2

43.7

90.7

16年

2000

91.9

89.7

45.5

30.9

51.8

46.1

88.7

男

978

92.8

92.2

49.5

31.2

53.9

43.8

89.5

女

1022

94.7

91.5

40.2

27.6

48.6

43.5

91.9

20代

255

88.2

86.7

52.9

35.3

48.2

45.5

83.1

30代

318

91.8

92.5

58.2

37.4

57.5

53.1

87.1

40代

386

93.0

92.5

48.4

31.1

52.3

43.8

88.9

50代

294

95.2

94.2

48.6

27.6

52.7

44.2

94.6

60代

325

96.0

92.9

40.0

25.5

53.8

41.5

93.8

70代以上

422

96.7

91.5

27.3

22.3

44.1

36.5

94.5

首都圏

1326

93.5

92.5

46.7

30.8

52.2

44.7

90.4

京阪神圏

674

94.4

90.5

40.9

26.6

49.3

41.5

91.2

全体

性別

年代別

地域別

図表44. 処方薬観 （全体/属性別）

注） ％値は回答者ベースで算出

（単位：％）

※17年全体より３ポイント以上高い数値に網掛け