• 検索結果がありません。

イギリス留学を終えて 櫻井亮 渡航先イギリス ( オックスフォード ) はじめに私は今年の春にイギリスのEFオックスフォード校に1カ月間の語学留学に行きました 私はこの留学に約 60 万円を支出しましたが そのうちの約 3 分の1にあたる20 万円をこの奨学金で賄うことができ 普段は部活動が忙しくあ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "イギリス留学を終えて 櫻井亮 渡航先イギリス ( オックスフォード ) はじめに私は今年の春にイギリスのEFオックスフォード校に1カ月間の語学留学に行きました 私はこの留学に約 60 万円を支出しましたが そのうちの約 3 分の1にあたる20 万円をこの奨学金で賄うことができ 普段は部活動が忙しくあ"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

イギリス留学を終えて

櫻井 亮 渡航先 イギリス(オックスフォード)

はじめに

私は今年の春にイギリスのEFオックスフォード校に1カ月間の語学留学に行きまし た。私はこの留学に約60万円を支出しましたが、そのうちの約3分の1にあたる20万 円をこの奨学金で賄うことができ、普段は部活動が忙しくあまりアルバイトをする時間が ないためこの奨学金は大変助かりました。また、私が参加したコースは週に32コマの授 業があり、そのうちの10コマが試験対策、文化やアートなどの特別選択科目となってい たため、自分の興味のある科目を選択でき大変有意義な授業を受講することができまし た。 私が語学留学にEFオックスフォード校を選んだ理由としては Listening 能力と Speaking 能力を主とした総合的な英語力の向上が挙げられます。普段の大学の授業では文法や Reading などを学習しているため情報処理能力という面では自信があったのですが、英語 が母語でない他の国々から留学にきた学生と英語を介して交流することで本当の意味での コミュニケーション能力を養うことができると考えEFオックスフォード校を選びまし た。

現地での生活について

私はEFという語学学校のオックスフォード校に約1カ月間留学をしに行きました。こ の語学学校には世界各国から英語を母国語としない留学生が集まっており、国際色豊かな 印象を受けました。私は当初から現地で日本人の友達をつくるつもりは全くなかったた め、自分から積極的に他の国から来た留学生に話かけることを常に意識していました。そ の結果、かけがえのない多くの友達をつくることができ、いまでも連絡をとりあっていま す。中でもイタリアから来た留学生とは料理の話題で会話が弾み、放課後にオックスフォ ード市内にある日本料理屋を巡ったり美味しいピザ屋を探したりと多くの時間を共にしま した。オックスフォード市内での移動はほとんどの場合がバスを使うのですが初めのうち は乗り換え方法やバス停の場所、切符の買い方など分からない事がほとんどで毎日が学び の場でした。私は海外用のポケット wi-fi を持ってはいたのですが、接続が悪くあまり使 えなかったのでわからないことがあった場合はすぐに現地の人に尋ねるようにしていまし た。そのおかげで最終日には携帯を見ずに目的の場所まで行けるようになっていてスピー キング能力とリスニング能力の向上を実感しました。また放課後にはその日に出された課 題を隣接しているオックスフォード大学の図書館でクラスメイトと終わらせた後、一緒に

(2)

HUBやBarにいきスポーツ観戦をしたり、お酒を飲みながらお互いの国の文化や言 語、近状、ジェスチャーについて話たりしました。特にイランから来た留学生のISつい ての話は大変興味深く、多くの国の留学生と英語で意見交換をできた大変貴重な体験とな ったのを今でも覚えています。百聞は一見に如かずという言葉がある通り、大学の授業や ニュースで学んでいたより、現地の人から改めて直接聞いた方がより現実的に感じまし た。 (イタリアから来た留学生)

授業について

授業は1コマ90分で1日3~5コマ、週32コマの授業が組まれていました。内訳と しては16コマの文法や読解、討論、プレゼンを行う基礎語学と、10コマの特別選択科 目、4コマの iLab レッスンというパソコンで各自の課題を各々進める授業と2コマの週の 初めにあるレクチャーがありました。基礎語学の授業では2,3人で1つのグループにな ってディスカッションやプレゼンなどのグループワークを行いました。私のクラスは大半 以上がアルゼンチンからの留学生とその他のスペイン語圏の南米からの留学生だったた め、毎回と言っていいほど気づくと英語ではなくスペイン語で討論が行われていました。 そのため第二外国語がフランス語である私は当然理解することができず、とりあえず聞き なれない単語が出る度に毎回クラスメイトに聞き、教えてもらっていました。なので、正 確には私はこの留学を通して英語とスペイン語を学習したことになります。また、基礎学 習の授業を通して感じたことは日本と違い、外国の生徒は年齢問わずすべての生徒が学習 意欲、自己主張が共に強いということです。日本の学生の場合は授業中にあまり自ら質問 をしたり自分の意見を大勢の前で述べたりしないですが、海外の学生は日本の学生と違い 間違いを恐れず自ら多くのことを学びにいく姿勢がとても強いように感じました。実際に 日本に興味を持っていたクラスメイトに日本の文化や食べ物、礼儀作法について質問攻め にされたときにそのことをより強く感じました。特別選択科目の授業では Vocabulary と

(3)

TOEIC などの試験対策の2つのコースを受講していました。Vocabulary の授業では指定 された単語を使い自分で文を作ったり、実際にその単語を使い会話をしたり実用的な語学 学習ができました。

休日の過ごし方

授業のない土曜日と日曜日は週末の課題が出されていない限り、基本的にあまりやるこ とがなく毎週クラスメイトと出かけていました。4週間という短い滞在期間でしたが毎週 色んな場所へ行くことができ、とても充実した休日が送れました。具体的には1週目には オックスフォード市内にある City Center という商店街に行きました。まだ留学してすぐ だった私はどこに何があるのかも分からなかったので、ルームメイトにおすすめの場所を 教えてもらいクラスメイトと市内の探索を行っていました。2週目にはロンドンへバスを 使い観光に行きました。オックスフォードからロンドン市内へは Oxford tube というバス で乗り換えなしで、約3時間程度で行くことができ、値段も往復で約15£と比較的安か ったのを覚えています。ロンドンへは1人で行った回も含めると合計4回ほど行きました が全てバスで移動しました。3週目にはオックスフォード市内で雪がふっていたのでせっ かくの機会だと思い写真を撮りに市内へ行ったのですが、あまりの寒さに体調を崩してし まい週末は1人で市内の薬局をめぐり薬さがしをしていました。結局、薬局の店員のお墨 付きである薬と咳止めを2つ購入しましたが、すぐには治らず3週目の休日はずっと部屋 でやすんでいました。4週目の休日は帰国間際ということもあり、多少体調が優れていな かったのですが友達と会える最後の機会だったので無理をして、いままでお世話になった 友人やルームメイト、クラスメイトと一緒に日本料理屋へご飯をたべに行きました。4週 間という短い期間でしたが私にとってこの4週間は日本では経験することのできない多く のことを経験できたとても密度の濃い4週間であり、語学力だけではなく価値観や行動力 など多くの面で成長できた素晴らしい4週間でした。 (City Center にある人気のクッキー屋さん)

(4)

(ロンドンにある大英博物館)

(市内で買いそろえた薬たち)

(5)

終わりに

私は今回のオックスフォードへの留学を終え、語学力だけではなく自分から動き出す行 動力や発信力の向上、また同じ年代の海外の生徒と交流することにより多くの価値観があ ることを学び自らの世界観を向上させることができました。日本には”尊敬”という文化が あり相手に敬意を表し失礼のないように行動するのがマナーだとされています。そのため 当然のことながら、生徒が授業中に携帯をいじったりも音楽を聴いたり食べ物をたべたり することは講義者に対して失礼にあたるため日本ではやってはいけない当然のこととして 認知されています。しかし、海外の学生にとってこれらのことは当然のことではなく「考 えてみれえば確かに失礼かも」程度の認識なのです。実際に私はクラスメイトが授業中に 耳に堂々とイヤホンをつけていたり、当たり前のように講義者の前で骨付きチキンを頬張 る姿を何度か目にしました。私ははじめのうちは海外の生徒はなんてマナーが悪いのだと 少し軽蔑していましたが、彼らと話すうちに様々な価値観の違いに気づかされ、マナーの 概念が違うだけであって彼らに悪気はないということに気づき、価値観と環境の関係性に ついて深く考えさせられました。

アドバイス

私は現在、体育連盟に所属しているため部活動に所属していない普通の大学生の生活がど れほど忙しいのかはわかりませんが、もし大学生のうちに留学へ行こうか悩んでいる生徒 がいるならこの奨学金制度を利用することを強く勧めます。私ははっきり言って他の奨学 金利用者と比較して、決して成績もいいとは言えず部活動の関係で授業に出席できない回 も少なからずあります。そのためこの奨学金を利用するにあたり書類審査や面接などあま り自信はなかったのですが、海外にいき自分の知らない世界を見たいという気持ちだけは 誰よりも常に強く持ち続けていました。海外では自分がいま想像している倍以上の貴重な 経験ができることは間違いありません。1人でも多くの学生がこの奨学金制度を利用し今 まで見たことのない世界を見ることを望んでいます。この度は留学を支援していただき本 当にありがとうございました。

参照

関連したドキュメント

私はその様なことは初耳であるし,すでに昨年度入学の時,夜尿症に入用の持物を用

 調査の対象とした小学校は,金沢市の中心部 の1校と,金沢市から車で約60分の距離にある

このような情念の側面を取り扱わないことには それなりの理由がある。しかし、リードもまた

となる。こうした動向に照準をあわせ、まずは 2020

子どもたちは、全5回のプログラムで学習したこと を思い出しながら、 「昔の人は霧ヶ峰に何をしにきてい

モノーは一八六七年一 0 月から翌年の六月までの二学期を︑ ドイツで過ごした︒ ドイツに留学することは︑

ダブルディグリー留学とは、関西学院大学国際学部(SIS)に在籍しながら、海外の大学に留学し、それぞれの大学で修得し

のニーズを伝え、そんなにたぶんこうしてほしいねんみたいな話しを具体的にしてるわけではない し、まぁそのあとは