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国が 核兵器廃絶を共通の目標として その実現のための交渉にとりくむということは いまだに誰の手によってもおこなわれておらず 初めての仕事にとりくむときに どれだけ時間がかかるかを あらかじめ決めることは 誰にもできないはずだからです 国連が創設後 初めておこなった総会決議第一号(一九四六年一月二十四

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(1)

核兵器廃絶問題でのオバマ米大統領への書簡

二〇〇九年四月二十八日

アメリカ合衆国大統領

  

バラク・

オバマ殿

       

 

は、

て、

て、

です。

 

日、

が、

を、

もって読みました。

 

で、

い、

」と

べ、

が、

」―

ことを初めて明示しています。

 

た、

で、

使

て、

」と

べ、

島・

使

を、

に、

立場から核兵器廃絶にむけた責任について語っています。

に、

で、

り、

が、

る。

る。

」と

べ、

」に

て「

ない」

と、

世界の諸国民に協力を呼びかけています。

 

で、

は、

も、

も、

り、

のです。

 

 

だ、

で、

」の

は「

」と

は、

ん。

ら、

日本共産党の志位和夫委員長がオバマ米大統領に送った書簡を紹介します。

(2)

が、

て、

は、

ず、

に、

を、

じめ決めることは、

誰にもできないはずだからです。

 

後、

号(

)は、

案、

に、

が「

」に

た。

し、

に、

で、

り、

え、

んか。

 

が、

」を

は、

う。

で、

は、

ん。

は、

に「

」が

う。

し、

る、

そ、

が、

と、

す。

は、

に、

て、

を、

要請するものです。

 

は、

で、

」と

て、

始、

准、

す。

は、

は、

そ、

のとなりうると考えます。

 

が、

は、

が、

は、

」に

た、

す。

際、

が存在しているではありませんか。

け、

が、

の、

し、

は、

きません。

 

約(

)の

も、

す。

ら、

は、

す。

は、

(3)

すが、

こうした条約の不平等性・

差別性を批判してきました。

 

を、

は、

す。

は、

ん。

て、

ず、

は、

間、

とに最大の原因があることを、

率直に指摘しなければなりません。

 

け、

に、

」が

ず、

す。

は、

で、

制(

)が

」と

が、

は、

てきたこうした態度があるといわなければなりません。

 

は、

す。

は、

そ、

の国々に核兵器を持つなと説く、

政治的

道義的な説得力を持つこと

を、

調

ん。

て、

て、

の「

」が

確認されることを、

私は強く願ってやみません。

 

は、

は、

配・

を、

等・

平等の関係に転換することを党の基本路線としています。

対等

平等

そ、

が、

す。

は、

が、

課題の一点にしぼって、

私たちの考えをお伝えしました。

 

使

は、

」を

り、

は、

た。

が、

ら、

し、

心から希望して、

結びとします。

二〇〇九年四月二十八日

日本共産党幹部会委員長

衆議院議員

 

志位

 

和夫

(4)

オバマ米大統領への書簡の発表

あたって

志位委員長の会見

核兵器廃絶の一点にしぼって

  私 は、 四 月 二 十 八 日、 米 国・ オ バ マ 大 統 領 に、 核 兵 器 廃 絶 問 題 に し ぼ っ て の書簡を送りました。 その内容を公表します。   私 が、 書 簡 を 送 ろ う と 考 え た き っ か け は、 四 月 五 日、 オ バ マ 大 統 領 が プ ラ ハ で、 核 兵 器 廃 絶 を 世 界 に よ び か け た 演 説 が、 き わ め て 重 要 だ と 考 え た か らです。   わ が 党 は、 唯 一 の 被 爆 国・ 日 本 で、 核 兵 器 廃 絶 を め ざ し て、 国 民 と と も に た た か い つ づ け て き た 政 党 で す。 そ う い う 政 党 と し て、 核 兵 器 廃 絶 と い う 人 類 的 課 題 の 一 点 に し ぼ っ て、 私 た ち の 考 え と 要 請 を、 書 簡 の 形 で 伝 え る ことにしました。

オバマ大統領の

つの言明に注目

  書 簡 で は、 ま ず オ バ マ 大 統 領 の プ ラ ハ で の 演 説 に つ い て、 私 が と く に 大 統 領 の つ ぎ の 三 つ の 言 明 に 注 目 し、 大 き な 感 銘 を も っ て 読 ん だ こ と を 伝 え ました。   一 つ は、 米 国 が「 核 兵 器 の な い 世 界 」― ― 核 兵 器 廃 絶 を 国 家 目 標 と す る と初めて明示したことです。   二 つ は、 広 島・ 長 崎 で の 核 兵 器 使 用 が、 人 類 的 道 義 に か か わ る 問 題 で あ る こ と を 初 め て 表 明 し、 そ の 立 場 か ら 核 兵 器 廃 絶 に む け た 責 任 に つ い て 語 っ ていることです。   三 つ は、 「 核 兵 器 の な い 世 界 」に む け て、 世 界 の 諸 国 民 に 協 力 を よ び か け ていることです。   私 は、 こ れ ら の オ バ マ 大 統 領 の 表 明 に つ い て、 つ ぎ の よ う に 表 明 し ま し た。   「 あ な た が 米 国 大 統 領 と し て の 公 式 の 発 言 で、 こ う し た 一 連 の 言 明 を 行 わ れ た こ と は、 人 類 に と っ て も、 私 た ち 被 爆 国 の 国 民 に と っ て も、 歴 史 的 な 意義を持つものであり、 私はそれを心から歓迎するものです」

核兵器廃絶のための国際交渉の開始を

  そ の う え で、 私 は、 大 統 領 が 演 説 の な か で「 核 兵 器 の な い 世 界 」の 実 現 は 「 お そ ら く 私 が 生 き て い る う ち に は 無 理 だ ろ う 」と の べ た こ と に つ い て、 こ れは「同意するわけにはいきません」 と率直に書きました。   国 連 が 創 設 後、 一 九 四 六 年 に、 初 め て 行 っ た 総 会 決 議 第 一 号 は、 米 国、 ソ 連、 フ ラ ン ス、 イ ギ リ ス、 中 国、 カ ナ ダ の 共 同 提 案 に よ り、 全 加 盟 国 の 一 致 し た 賛 成 で「 原 子 力 兵 器 な ど い っ さ い の 大 量 破 壊 兵 器 の 廃 棄 」に 取 り 組 む こ とを決めています。   し か し、 そ れ 以 降 の 六 十 三 年 間 に、 核 兵 器 保 有 国 が、 核 兵 器 廃 絶 を 正 面 か   日本共産党の志位和夫委員長は四月三十日、 国会内で記者会見し、 オバマ米大統 領あてに送った書簡の内容について、 次のようにのべました。

(5)

ら の 主 題 に し て 交 渉 に 取 り 組 む と い う こ と は、 歴 史 上 誰 の 手 に よ っ て も 行 わ れ て い ま せ ん。 交 渉 は お ろ か、 交 渉 の よ び か け す ら 行 わ れ て い な い の で す。   交 渉 の よ び か け か ら 交 渉 の 開 始、 そ し て 合 意、 さ ら に 実 行 ま で に は、 多 く の 時 間 が か か る か も し れ ま せ ん。 し か し、 そ れ に ど れ だ け の 時 間 が か か る か は、 取 り 組 ん で み な い と わ か り ま せ ん。 取 り 組 む 前 か ら「 生 き て い る う ち に は 無 理 だ ろ う 」と い う の は 早 い と 思 い ま す。 い ま 何 よ り も 重 要 な こ と は、 核 兵 器 廃 絶 を 正 面 の 主 題 に し た 交 渉 を よ び か け、 交 渉 を 開 始 す る こ と であり、 それはその意思さえあればすぐにでもとりかかれるはずです。   そ う し た 立 場 で 私 は、 書 簡 で、 「 い ま 大 統 領 が、 『 核 兵 器 の な い 世 界 』を め ざ す イ ニ シ ア チ ブ を 発 揮 す る こ と は、 こ れ ま で 誰 も 取 り 組 ん だ こ と の な い 前 人 未 踏 の 挑 戦 へ の 最 初 の 扉 を 開 く も の に な る で し ょ う 」と の べ、 「 私 は、 大 統 領 に、 核 兵 器 廃 絶 の た め の 国 際 条 約 の 締 結 を め ざ し て、 国 際 交 渉 を 開 始 す る イ ニ シ ア チ ブ を 発 揮 す る こ と を、 強 く 要 請 す る も の で す 」と の べ ま した。   ここが書簡の要請の一番の中心点です。

部分的措置と核兵器廃絶の関係について

  書 簡 で は、 続 け て、 核 軍 縮 に か か わ る 部 分 的 措 置 と、 核 兵 器 廃 絶 の 関 係 に ついての、 私たちの見解をのべています。   オ バ マ 演 説 で は、 「 核 兵 器 の な い 世 界 に 向 け た 具 体 的 措 置 」と し て、 新 し い 戦 略 核 兵 器 削 減 条 約( S T A R T )の 交 渉 開 始、 包 括 的 核 実 験 禁 止 条 約 ( C T B T )の 批 准、 兵 器 用 核 分 裂 物 質 の 製 造 を 禁 止 す る 条 約( カ ッ ト オ フ 条 約 )の 追 求 な ど を あ げ て い ま す。 書 簡 で は、 「 こ れ ら の 具 体 的 措 置 は、 核 兵 器 廃 絶 と い う 目 標 と 一 体 に 取 り 組 ま れ て こ そ、 肯 定 的 で 積 極 的 意 義 を 持 つ ものとなりうると考えます」 とのべました。   こ う の べ た の は、 こ れ ま で も こ う し た 部 分 的 措 置 に か か わ る 交 渉 は 行 わ れ て き ま し た が、 な お 世 界 に は 二 万 発 以 上 の 核 兵 器 が 存 在 し て い る と い う 現 実 が あ る か ら で す。 そ の 量 は 全 人 類 を 二 十 回、 三 十 回 と「 皆 殺 し 」に で き るおびただしいものです。   な ぜ こ う し た 現 実 が あ る か。 そ れ は、 こ れ ま で 行 わ れ て き た 部 分 的 措 置 に か か わ る 交 渉 が、 核 兵 器 廃 絶 と い う 目 標 ぬ き の も の だ っ た か ら で す。 米 ソ、 米 ロ の 間 で 行 わ れ た 一 九 七 〇 年 代 の 戦 略 兵 器 制 限 交 渉( S A L T )、 九 〇 年 代 の 戦 略 核 兵 器 削 減 条 約( S T A R T )な ど は、 そ う い う 重 大 な 弱 点 を も っ て い ま し た。 一 九 六 三 年 に 米 英 ソ で 締 結 さ れ た 部 分 的 核 実 験 停 止 条 約 は、 地 下 核 実 験 を 合 法 化 し、 大 規 模 な 核 軍 拡 競 争 を も た ら す 引 き 金 に なるなど、 核軍縮に逆行する重大な結果をもたらしました。   書 簡 で、 私 は、 そ う い う 歴 史 的 経 過 を 踏 ま え て、 「 私 は、 核 交 渉 の 全 経 過 が、 核 兵 器 廃 絶 と い う 目 標 ぬ き の 部 分 的 措 置 の 積 み 重 ね で は、 『 核 兵 器 の な い世界』 に到達できないことを証明した、 と考えます」 とのべました。   こ の 点 で、 オ バ マ 演 説 で の べ ら れ て い る 一 連 の 具 体 的 措 置 が、 「 核 兵 器 の な い 世 界 に 向 け た 具 体 的 措 置 」と 位 置 づ け ら れ て い る こ と に、 私 は、 注 目 し ています。

NPT

再検討会議で核廃絶への「明確な約束」

  書 簡 で は、 続 け て、 「 核 不 拡 散 条 約( N P T )の 体 制 を め ぐ っ て も、 事 情 は 同 じ 」だ と の べ ま し た。 わ が 党 は、 ど ん な 理 由 で あ れ 核 兵 器 保 有 国 が 増 え る こ と に は 反 対 で す が、 N P T 条 約 に つ い て は 前 例 の な い 差 別 性・ 不 平 等 性 をもつものだと批判してきました。   そ れ で も 国 際 社 会 がN P T 体 制 を 受 け 入 れ て い る こ と は 事 実 で す。 そ れ は 条 約 の 第 六 条 に 明 記 さ れ て い る よ う に、 核 保 有 国 が 核 廃 絶 へ の 真 剣 な 努 力 を 行 う こ と を 約 束 し た か ら に ほ か な り ま せ ん。 そ し て、 こ の 条 約 に も か

(6)

か わ ら ず、 核 保 有 国 が 増 え つ づ け て い る の は、 な ぜ か と い え ば、 「 N P T が 発 効 し て 以 後 三 十 九 年 間、 こ の 約 束 が 果 た さ れ て こ な か っ た こ と に 最 大 の 原因がある」 と、 書簡では率直に書きました。   そ し て 書 簡 で は、 「 核 保 有 国 は、 自 ら が 核 兵 器 廃 絶 に 向 け た 真 剣 な 取 り 組 み を 行 っ て こ そ、 他 の 国 々 に 核 兵 器 を 持 つ な と 説 く、 政 治 的、 道 義 的 な 説 得 力 を 持 つ こ と が で き る こ と を、 強 調 し な け れ ば な り ま せ ん 」と 指 摘 し ま し た。   そ れ に 続 け て 書 簡 で は、 も う 一 点、 つ ぎ の よ う に 大 統 領 へ の 要 請 を の べ ました。   「 二 〇 一 〇 年 の( N P T )再 検 討 会 議 に お い て、 核 保 有 国 に よ っ て、 核 兵 器 廃 絶 へ の『 明 確 な 約 束 』が 再 確 認 さ れ る こ と を、 私 は 強 く 願 っ て や み ま せん」   これが書簡の要請の第二の中心点です。

積極的な対応・

行動を期待する

  わ が 党 は、 日 米 関 係 に つ い て は、 現 在 の 支 配・ 従 属 の 関 係 を、 対 等・ 平 等 の 関 係 に す る こ と を 基 本 路 線 と し て お り、 わ が 党 と 米 国 政 府 の 間 に は、 在 日 米 軍 基 地 の 問 題、 自 衛 隊 の 海 外 派 兵 の 問 題 な ど、 多 く の 立 場 の 相 違 点 が 存 在 し て い ま す が、 あ え て こ の 書 簡 は、 核 兵 器 廃 絶 と い う 人 類 的 課 題 の 一 点にしぼってのものとしました。   オ バ マ 大 統 領 が、 わ が 党 の 書 簡 で の こ の 提 起 に 対 し て、 積 極 的 な 対 応・ 行 動を行うことを期待しています。

核兵器廃絶のためにあらゆる努力をつくす

  書 簡 は、 四 月 二 十 八 日 午 前、 私 が、 米 国 大 使 館 を 訪 問 し、 ジ ェ ー ム ズ・ ズ ム ワルト駐日米国臨時代理大使と会い、 すでにお渡ししています。   大 使 と の 会 談 で、 私 は、 書 簡 の 内 容 に つ い て 説 明 し、 大 使 は、 書 簡 に 対 し て 謝 意 を の べ、 「 大 切 な 書 簡 で す。 ホ ワ イ ト ハ ウ ス に た し か に 届 け ま す 」と 答 え ま し た。 大 統 領 の も と に 書 簡 を 届 け る 時 間 を 考 慮 し て、 書 簡 を 発 表 す るのは本日この時間(午後二時) としました。   こ の 書 簡 の 内 容 は、 核 保 有 国 な ら び に 国 連 安 全 保 障 理 事 国、 す べ て の 国 連 加 盟 国 に 対 し て、 駐 日 大 使 館 を つ う じ て お 伝 え し よ う と 考 え て い ま す。 国連事務総長、 国連総会議長にもお伝えしたいと考えています。   わ が 党 は、 オ バ マ 大 統 領 の プ ラ ハ 演 説 を 歓 迎 す る 立 場 か ら、 「 核 兵 器 の な い 世 界 」と い う 提 起 が 実 を 結 ぶ た め に、 野 党 の 立 場 で す が、 可 能 な あ ら ゆ る 努力をはかりたいと考えています。   先 日、 ベ ト ナ ム 共 産 党 の ノ ン・ ド ク・ マ イ ン 書 記 長 が 来 日 し た さ い に、 私 は、 オ バ マ 発 言 を 歓 迎 す る 立 場 を 話 し、 マ イ ン 書 記 長 は「 米 大 統 領 の 発 言 に 注 目 し て い ま す。 人 類 に と っ て 核 兵 器 廃 絶 に 向 け て の 大 き な 機 会 に な る ことを願っています」 とのべ、 核兵器廃絶で協力することで一致しました。   わ が 党 は、 核 兵 器 廃 絶 を 正 面 か ら の 主 題 に し た 国 際 交 渉 を 開 始 す る こ と を、 米 ロ を は じ め と す る 核 保 有 国、 国 際 社 会 に、 強 く 働 き か け て い き ま す。 地 球 上 の あ ら ゆ る 核 兵 器 を 廃 絶 す る と い う、 唯 一 の 被 爆 国・ 日 本 の 国 民 的 悲 願 の 実 現 を め ざ し て、 あ ら ゆ る 力 を つ く す 決 意 を 重 ね て の べ る も の で す。

 

記者団との一問一答

北朝鮮の核問題と、

核兵器廃絶の取り組み

  問 い  オ バ マ 大 統 領 の 演 説 を 尻 目 に、 北 朝 鮮 が 国 連 安 保 理 の 決 議 に 反 発 して核実験実施に言及していますが。

(7)

  志 位  北 朝 鮮 に 対 し て は、 そ の 核 兵 器 計 画 を 終 わ ら せ る た め に、 あ ら ゆ る 外 交 的 努 力 を 国 際 社 会 が つ く す べ き だ と 思 い ま す。 そ う し た 外 交 的 解 決 の 場 と し て 最 も ふ さ わ し い の は 六 カ 国 協 議 で あ り、 北 朝 鮮 が 六 カ 国 協 議 に 復 帰 し、 こ の 協 議 が 再 開 さ れ る、 そ の た め に 国 際 社 会 が あ げ て 努 力 を す る ことが大切だと考えています。   同 時 に、 地 球 的 な 規 模 で の 核 兵 器 廃 絶 の 取 り 組 み に、 国 際 社 会 が 本 腰 を 入 れ て 取 り 組 む こ と が 大 切 で す。 と り わ け、 核 兵 器 保 有 国 が そ の 仕 事 に 本 腰 を 入 れ て 取 り 組 む こ と が、 私 は、 北 朝 鮮 の 核 兵 器 問 題 の 解 決 に と っ て も 大きな力になると思います。   米 大 統 領 の 側 か ら「 核 兵 器 の な い 世 界 」と い う メ ッ セ ー ジ が 発 せ ら れ た わ け で す が、 核 兵 器 を 持 っ て い る 国 が、 「 わ れ わ れ も 捨 て る か ら、 あ な た も 捨 て な さ い 」と い っ て こ そ、 も っ と も 強 い 立 場 に 立 つ こ と が で き る わ け で す か ら、 北 朝 鮮 の 核 問 題 の 解 決 の う え で も、 地 球 的 規 模 で の 核 兵 器 廃 絶 の た め の 国 際 交 渉 を、 で き る だ け 早 く 開 始 す る 努 力 を 払 う こ と が、 大 切 だ と 思います。   オ バ マ 大 統 領 の プ ラ ハ で の 演 説 は、 北 朝 鮮 の ロ ケ ッ ト 発 射 の 直 後 だ っ た わ け で す け れ ど も、 北 朝 鮮 へ の 批 判 を そ の な か で の べ る と と も に、 同 じ 演 説 の な か で「 核 兵 器 の な い 世 界 」を よ び か け て い る。 こ こ の と こ ろ が、 非 常 に重要だと思って読みました。

米大統領の広島・

長崎訪問について

  問 い  広 島 で は、 ぜ ひ オ バ マ 大 統 領 に 広 島・ 長 崎 に 来 て ほ し い と い う 話 が 被 爆 者 か ら 出 て い ま す が、 委 員 長 と し て は ど う 受 け 止 め て お ら れ ま す か。   志 位  私 も、 ぜ ひ オ バ マ 大 統 領 に、 広 島・ 長 崎 を 訪 問 し、 被 爆 者 の 方 々 に も 会 っ て い た だ き、 被 爆 の 実 態 を そ の 目 で 見 て い た だ く こ と、 そ し て 亡 く なられた方への追悼をしていただくことを願っています。   こ の 書 簡 は、 地 球 的 規 模 で の 核 兵 器 廃 絶 を い か に し て 進 め る か と い う 問 題 に し ぼ り ま し た か ら、 そ こ ま で は 言 及 し て い ま せ ん が、 私 の 思 い は 被 爆 者の方々と同じものです。

アメリカへの見方に変化があるのか

  問 い  こ れ ま で ア メ リ カ と の 関 係 で い う と 共 産 党 は 核 問 題 や 基 地 政 策 を め ぐ っ て、 厳 し く 批 判 し て き た 経 緯 が あ る が、 若 干 の ス タ ン ス の 変 化 も 含ませているのですか。   志 位  ア メ リ カ の 側 に 変 化 が あ っ た と い う こ と で す。 私 も 書 簡 で の べ て い る よ う に、 ア メ リ カ 大 統 領 の 公 式 発 言 と し て、 「 核 兵 器 の な い 世 界 」、 す な わ ち 核 兵 器 廃 絶 を 国 家 の 目 標 に す る、 「 核 兵 器 を 使 用 し た こ と の あ る 唯 一 の 核 兵 器 保 有 国 と し て、 米 国 は 行 動 す る 道 義 的 責 任 が あ る 」と、 こ こ ま で 言 っ た の は、 歴 史 上 初 め て の こ と で す。 こ れ は 非 常 に 重 要 な メ ッ セ ー ジ だ と考えました。   も ち ろ ん わ が 党 は、 さ き ほ ど も 言 っ た よ う に、 在 日 米 軍 基 地 の 問 題、 自 衛 隊 の 海 外 派 兵 の 問 題 な ど、 日 米 関 係 の 現 状 に つ い て は 厳 し い 批 判 的 見 地 を も っ て お り ま す し、 こ の 点 で は 米 国 政 府 と 立 場 の 大 き な 隔 た り が あ り ま す が、 そ う い う 隔 た り が あ っ た と し て も、 核 兵 器 廃 絶 を 追 求 す る と い う 発 言 に つ い て は 心 か ら 歓 迎 し た い。 こ れ が 実 る よ う に、 私 た ち と し て も、 野 党 と し て で は あ り ま す が、 で き る だ け の こ と は し た い と い う 思 い で、 書 簡 を 送 りました。   か つ て レ ー ガ ン 大 統 領 が、 一 九 八 三 年 に 来 日 し た と き に、 国 会 で 演 説 を し て、 「 私 た ち の 夢 は 核 兵 器 が 地 上 か ら な く な る 日 が 来 る こ と で あ る と 申 し 上 げ る と き、 私 は 全 世 界 の 人 々 の 声 を 代 表 し て い る の で あ る 」と、 こ こ ま で は の べ た こ と が あ る の で す が、 今 回 の よ う に 明 確 な 形 で、 核 兵 器 廃 絶 を

(8)

国 家 目 標 に す る と 世 界 に 宣 言 し た の は、 こ れ は 重 要 な 一 歩 の 大 き な 踏 み 出 し で す。 で す か ら、 私 た ち は こ の 内 容 に つ い て は 歓 迎 す べ き だ し、 そ し て 積 極 的 な 対 応 を 要 請 す る と い う 立 場 で の ぞ む べ き だ と 考 え て、 こ う い う 行 動 をとったわけです。

これまでの米国大統領への書簡について

  問 い  こ れ ま で 日 本 共 産 党 の 委 員 長 が 米 国 大 統 領 に 書 簡 を 送 っ た 例 は ありますか。   志 位  こ れ ま で の 例 と し て は、 最 初 は、 一 九 八 三 年 六 月 に 日 本 共 産 党 中 央 委 員 会 と し て 当 時 の レ ー ガ ン 米 大 統 領 に 書 簡 を 送 り ま し た。 当 時 は 核 軍 拡 競 争 が 恐 る べ き 全 世 界 の 脅 威 に な る も と で、 核 兵 器 廃 絶 を 求 め る 書 簡 を 送りました。 米ソ両国首脳あてに送りました。   二 回 目 は、 一 九 八 四 年 一 月 に 宮 本 顕 治 議 長( 当 時 )が レ ー ガ ン 米 大 統 領 へ の 書 簡 を 送 っ て い ま す。 こ れ は 国 会 演 説 の 中 で レ ー ガ ン 大 統 領 が「 私 た ち の 夢 は 核 兵 器 が 地 上 か ら な く な る 日 が 来 る こ と だ 」と の べ た こ と を 受 け て、 このときも米ソ両国首脳に核兵器廃絶を求める書簡を送っています。   三 回 目 は、 同 年 十 二 月 に、 宮 本 議 長( 当 時 )が、 ソ 連 共 産 党 チ ェ ル ネ ン コ 書 記 長 と の 会 談 で 合 意 し た 核 兵 器 廃 絶 の 共 同 声 明 に 関 連 し て、 レ ー ガ ン 大 統領に書簡を送っています。   そ れ か ら、 四 回 目 は、 一 九 八 六 年 に 宮 本 議 長( 当 時 )が 米 ソ 両 国 首 脳 に 送 っ た 書 簡 で す。 こ の と き は ゴ ル バ チ ョ フ( ソ 連 共 産 党 )書 記 長 の 核 兵 器 廃絶提案に関連して、 レーガン大統領に、 書簡を送っています。   さ ら に、 五 回 目 は、 一 九 九 八 年 に、 こ れ は イ ン ド・ パ キ ス タ ン が 核 実 験 を 行 っ た さ い に、 不 破 哲 三 委 員 長( 当 時 )が、 核 保 有 諸 国 首 脳 あ て に 書 簡 を 送っています。   今 回 の 書 簡 は、 さ き ほ ど 言 っ た よ う に 米 国 大 統 領 と し て、 歴 史 上 初 め て の 踏 み 込 み を い く つ も の べ た 発 言 を 受 け て の も の で す の で、 私 が、 ア メ リ カ 大 使 館 を、 党 の 代 表 者 と し て は 初 め て 訪 問 も し、 先 方 も 臨 時 代 理 大 使 に 応 対 し て い た だ き、 そ こ で 私 た ち の 真 意 を よ く 伝 え て、 実 が あ が る よ う な 手だてもとりました。

アメリカと日本共産党との関係について

  問 い  日 本 共 産 党 の 議 長・ 委 員 長 が 公 式 に 一 部 分 と は い え、 ア メ リ カ を 評価することは日本共産党史上初めてということですか。   志 位  国 際 政 治 の 基 本 問 題 で、 「 心 か ら 歓 迎 す る 」と い う 形 で 評 価 し た の は、 おそらく初めてだと思います。   大 使 と の 話 し 合 い の 中 で も、 私 は、 日 米 関 係 の あ り 方 に つ い て は、 書 簡 に も 書 い て あ る よ う に ア メ リ カ 政 府 と 大 き な 相 違 点 が あ る と 言 い ま し た。 在 日 米 軍 基 地 の 問 題 を は じ め、 わ が 党 の 立 場 に つ い て は、 つ ぎ の 機 会 に 話 し たいと伝えました。   大 使 も、 「 す べ て の 問 題 を 一 日 で は 言 い 尽 く せ ま せ ん 」「 意 見 の 違 い は あ り ま す が、 意 見 交 換 し、 お 互 い の 立 場 を 理 解 し て い き た い と 思 い ま す 」と の べました。   ア メ リ カ と い う 国 と 日 本 共 産 党 と い う 政 党 が、 互 い に 立 場 が 違 う 大 き な 問 題 が た く さ ん あ っ て も、 そ れ も ふ く め て 話 し 合 っ て、 一 致 す る 問 題 で は、 そ の 問 題 に つ い て の 評 価 を 率 直 に 伝 え る し、 一 致 し な い 問 題 は 大 い に 意 見 を 言 う と い う 当 た り 前 の 関 係 が 始 ま っ た と い う 点 で も、 た い へ ん 大 事 な 機 会になったと思います。

参照

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