ITコーディネータが見た
中小企業等におけるクラウドサービス利用上
の課題・導入実態調査
調査報告書
平成 23 年 3 月
独立行政法人情報処理推進機構
ソフトウェア・エンジニアリング・センター
はじめに
本調査は、クラウドコンピューティングの導入におけるソフトウェアエンジニアリング上の課題抽 出を主目的に、中小企業等のIT化支援サービスを行う専門家であるITコーディネータを対象に、 独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センターと特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会が共同で実施した。 本調査により明らかになった、クラウドサービス利用促進のためにサービス事業者や公的機関 が実施すべき課題の検討が行われることで、中小企業等の経営効率化や企業競争力の強化に 向けた取り組みの一助となれば幸いである。 なお、本調査においては、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会のご担当各位には、アン ケートの送付、回収ならびに報告書作成へ多大なるご支援ご助言をいただいた。ここに感謝の意 を表する。目 次
1.調査の背景と目的 1.1 調査の背景 1 1.2 調査の目的 1 2.調査概要 2 3.調査項目 3 4.アンケート対象者のプロフィール 4 5.アンケートの回答状況 5 6.アンケート結果 6.1 一般的な認識 (7問) 6 6.2 関与した案件全般 (6問) 10 6.3 関与した代表的なSaaS案件 (26問) (1) 【関与企業属性】 (5問) [回答204社] 15 (2) 【関与企業のIT化の状況】 (3問) [回答204社] 17 (3) 【関与案件の状況】 (7問) [回答204社] 18 (4) 【導入・導入検討した案件】 (7問) [回答132社] 23 (5) 【導入した案件】 (1問) [回答76社] 27 (6) 【今後導入検討予定の案件】 (1問) [回答22社] 27 (7) 【導入見送り・導入後解約した案件】 (1問) [回答52社] 28 6.4 その他 (1問) 29 7.まとめ 7.1 調査結果 30 7.2 今後取り組むべき課題 31 〔参考〕 クラウドサービス種類別の分析 参考-1~23 付録A ITコーディネータ向けクラウドサービスアンケート調査項目1.調査の背景と目的 1.1 調査の背景 昨今の企業等におけるクラウドコンピューティングへの取り組みは急加速しており、利用企業(ユーザ)のニーズ に合わせた様々なサービスがサービス事業者から提供されている。公的機関においても経済産業省が平成21年 3月にインターネットを活用した「J-SaaS」の運用を開始するなど普及に向けた様々な取り組みが行われている。 クラウドコンピューティング導入の一般的なメリットとしては、1)専用のソフトウェアを新たに購入しなくても最新 サービスを必要に応じて選択し、簡単に利用できること、2)高度なITスキルがなくともアプリケーションのバージョ ンアップなどのメンテナンス作業が削減できること、などが挙げられている。しかしながら、中小企業等においては、 経営体力や事業環境など大企業に比べてIT化が進みにくい固有の課題を抱えていると考えられ、クラウドコンピ ューティングの普及・導入が進んでいないのが現状である。 1.2 調査の目的 独立行政法人情報処理推進機構(以降、IPA)は、クラウドコンピューティングの普及・導入における問題や阻 害する要因を明らかにするために、経営者の立場で戦略的なIT利活用を推進する人材として位置づけられている ITコーディネータを対象にアンケート調査を実施することとした。 ITコーディネータは、利用企業(ユーザ)とサービス事業者の橋渡し的な役割があるため、双方の抱える問題・ 課題等を認識している可能性が高い。また、税理士、中小企業診断士など経営系の資格保有者も多数いるため、 これまで指摘されているクラウドコンピューティングの問題・課題を別の角度で認識している可能性がある。そのた め、より的確な情報が得られると考えた。 ※ 本調査では、クラウドコンピューディングを「ネットワークを通じて情報処理サービスを必要に応じて提供、利用 する形の情報処理の仕組み」と定義しており、クラウドサービスも同義として使用している。
2.調査概要 IPAと特定非営利活動法人ITコーディネータ協会(以降、ITCA)は共同で、中小企業等におけるクラウドサービス 導入におけるアンケート調査を実施した。 (1)調査期間 平成22年12月6日~20日(15日間) (2)調査目的 ITコーディネータが担当する地域・中小企業におけるクラウドサービスの導入・活 用事例や認知度合いを把握し、導入・活用上の問題や阻害要因を明らかにする。 (3)アンケート対象 大手ITベンダ所属を除くITコーディネータ(全体の約45%)を対象。 ※大手ITベンダ所属にはユーザ企業を多く含むため、対象外とした。 (4)アンケート方式 WEBアンケート(クラウド型のCRMサービスを活用) (5)その他 回答したITコーディネータには、知識ポイント 1 ポイント(協会活動)を付与すること により、アンケートの回収率アップを図った。 【参 考】ITコーディネータ協会HPによる説明
3.調査項目 調査項目(全40問)は以下の構成とした。 詳細については、付録A 「ITコーディネータ向けクラウドサービスアンケート調査項目」を参照されたい。 (1) ITコーディネータの『クラウドコンピューティング』に関する一般的な認識 [7問]
↓
(2) ITコーディネータが関与した『クラウドコンピューティング』導入案件全般に関する質問 [6問]↓
(3) ITコーディネータが関与した代表的なSaaS案件についての設問 [26問] ■ 案件に関する共通的な質問 [16問] ■ 案件の導入・検討状況に基づく質問 [10問] ① 導入検討中の案件 [うち 7問回答] ② 導入している案件 [うち 8問回答] ③ 今後導入検討予定の案件 [うち 1問回答] ④ 検討の結果、導入を見送った案件 [うち 1問回答] ⑤ 導入後にサービス解約した案件 [うち 9問回答]↓
(4) その他導入検討に関してお気づきの点など [1問]4.アンケート対象者のプロフィール アンケート対象者の32%にあたる749名(うちITベンダ勤務が53%、独立系が46%)より回答があった。 対象者(全2,353名) 有効回答(749名-対象者の32%) 【区 分】 【区 分】 【地 域】 【地 域】 【年 代】 【年 代】
5.アンケートの回答状況 アンケート回答者(749名)のうち、204名がSaaS案件に関与しており、うち74名の関与企業で導入、56名で 導入検討中、22名で今後導入検討予定であった。また、50名の関与企業で検討の結果、導入を見送っており、 2名は導入後にサービス解約していた。 [アンケート設問のながれ]
その他導入検討に際してお気づきの点 など (
1問)
ITコーディネータが関与したSaaS案件の有無(1問)
Yes
(204名)
No
(545名)
回答者
(749名)
ITコーディネータの『クラウドコンピューディング』に関する一般的な認識(7問)
ITコーディネータが関与した『クラウドコンピューティング』案件全般の質問(6問)
代表的なSaaS案件(調査・導入・検討含む)(15問)
Q23.現在の関与案件の導入・検討状況(回答日時点)
導入検討中 (56名) 導入している (74名) 今後導入 検討予定 (22名) 検討の結果、 導入を見送った (50名) 導入後にサー ビス解約した (2名) (7問) (8問) (1問) (1問) (9問)6.アンケート結果 6.1 一般的な認識 (7問) ITコーディネータご自身の『クラウドコンピューディング』に関する一般的なご認識についてお聞かせください。 【全回答者:749名】 Q1.クラウドコンピューティングへの関心度 n=749 97%が関心があり、うち、67%は「大いに関心がある」と回答しており、関心の高さがうかがえる。 大いに関心 がある 504 名 67% やや関心があ る 224名 30% あまり関心 がない 20 名 3% まったく関心が ない 1名 0% 大いに関心がある やや関心がある あまり関心がない まったく関心がない Q2.クラウドサービス形態の認知度 n=749 SaaSの認知度は99%とほぼ全ての回答者が認知しており、うち、「よく知っている」は81%に上る。 また、PaaS>ⅠaaS>DaaS の順で認知度が高くなっている。 81% 54% 44% 25% 18% 33% 35% 37% 0.7% 13.1% 21.5% 38.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% SaaS PaaS IaaS DaaS よく知っている 聞いたことがある 知らない 【補足】 クラウドサーピス形態の種類 ・ SaaS : アプリケーションを提供するサービス (ここでは、ASPサービス含む) ・ PaaS : アプリケーションの実行環境・ライブラリ等を提供するサービス ・ ⅠaaS : オペレーションシステムを仮想的に提供するサービス ・ DaaS : ユーザのデスクトップ等を仮想的に提供するサービス
Q3.クラウドサービス導入のねらい 【複数回答】 n=3,706 「導入費用を低減できる」「運用・保守費用を低減できる」などコスト削減に関する項目が上位を独占している。 また、「サービス提供開始期間を短縮できる」「試験的な導入が容易」などサービス導入の早期化・容易性に関す る項目が次いで高い。 78.9% 77.4% 63.7% 57.7% 48.6% 44.1% 33.2% 23.9% 22.4% 22.2% 19.1% 0.3% 3.3% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 【コスト】導入費用を低減できる 【コスト】運用・保守費用を低減できる(機器の削減、料金の削減 など) 【コスト】運用要員を削減できる 【サービス】サービス提供開始期間を短縮できる 【サービス】試験的な導入が容易 【サービス】不要の際に即座に利用を停止できる 【サービス】データ容量やレスポンス応答などピーク時の対応が いらない 【サービス】最新の情報技術を利用できる 【セキュリティ】高いセキュリティ(アカウント管理、データ保護、信 頼性など)が提供されている 【サービス】パソコン・携帯電話など多様なユーザ端末に対応でき る 【サービス】優れたアプリケーションを活用できる わからない その他 サービス拡張性など
Q4.クラウドサービス導入時の課題・不安 【複数回答】 n=3,718 「自社の情報を他社に預けることに不安がある」などセキュリティに関する不安が66%と最も高く、「業務の細部 があわず柔軟なカスタマイズができそうにない」、「内部システムとのシステム連携に不安がある」など自社業務へ の適合に関する課題が次いで高い。 65.7% 53.8% 51.9% 48.9% 44.3% 40.7% 37.8% 36.7% 33.8% 31.6% 31.6% 15.5% 0.4% 3.6% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 【セキュリティ】自社の情報を他社に預けることに不安がある(デー タが壊れたり消えたりするかもしれない) 【サービス】業務の細部があわず柔軟なカスタマイズができそうに ない 【サービス】内部システムとのシステム間連携に不安がある 【セキュリティ】サービス解約後に個人データなどが残存する(適正 にデータ削除されない)かもしれない 【サービス事業者】サービス事業者が事業停止や倒産に至るかも しれない 【サービス事業者】他のサービス事業者への乗換えが難しそう(ロッ クイン) 【サービス】応答時間が心配 【セキュリティ】プライバシーが守られないかもしれない 【セキュリティ】ウィルスなどのセキュリティ対策が不十分かもしれ ない 【サービス】緊急時にサービス事業者との連絡が取れず、復旧が 遅いかもしれない 【サービス事業者】海外のサービス事業者の場合に適用を受ける 諸外国の法律や規制がわからない 【サービス】自社のどの業務にクラウドサービスを導入すれば効果 がでるかわからない わからない その他 コスト削減への疑問、一時的な流行にすぎない (定着しない)など Q5.クラウドサービス導入・活用の推進について n=749 92%が進めるべきと前向きな意見が圧倒的であり、77%は「適用可能な業務範囲で進めるべき」と回答している。 積極的に進める べき, 110名, 15% 適用可能な業務 分野で進めるべ き, 574名, 77% どちらでもない, 48名, 6% まだ進めるべき ではない, 12名, 1% わからない, 5名, 1% 積極的に進めるべき 適用可能な業務分野で進め るべき どちらでもない まだ進めるべきではない わからない
Q6.今後のクラウドサービスの推進においてサービス事業者へ期待すること 【複数回答】 n=3,378 「サポート体制」「セキュリティ対策」が60%前後と高く、 「システム間データ連携」「導入時の技術的な支援」といっ た技術的な課題や支援への期待も次いで高い。 60.1% 58.5% 49.7% 44.9% 39.1% 37.4% 36.2% 31.5% 29.0% 27.2% 20.0% 14.8% 0.4% 2.3% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% サポート体制 セキュリティ対策 システム間データ連携 導入等の技術的な支援 一層の低価格化 コンサルティング 機能充実、カスタマイズ ネットワークレスポンスの改善 利用効果の明確化 複数サービスの総合化 教育支援 アカウント管理の簡素化 わからない その他 サービス事業者の第三者評価、サービス停止 時のバックアップ、保証体制 など Q7.今後のクラウドサービスの推進において公的機関などに期待すること 【複数回答】 n=2,262 「情報保護など法制面の整備」が67%と最も高く、「サービス事業者の公的資格・認証制度」、「公的機関の導入 ガイドライン」などサービス導入時の判断を支援する項目への期待も次いで高い。 67.3% 44.6% 38.5% 36.3% 33.1% 31.6% 30.3% 14.4% 2.1% 3.7% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 情報保護など法制面の整備 サービス事業者の公的資格・認証制度 公的機関の導入ガイドライン 補助金等の助成 クラウド人材育成 税制面の優遇措置 データ国外持ち出し制限 公的機関の相談窓口設置 わからない その他 ※期待しないも多い 一層の規制緩和や地方自治体への周知 など
6.2 関与した案件全般(6問) ITコーディネータご自身が関与した『クラウドコンピューティング』案件全般についてお聞かせください。 【全回答者:749名】 Q8.導入・検討支援した関与案件数<SaaSの場合> n=749 クラウドサービスの導入・検討に対する提案や相談は、回答者の40%超あるが、関与企業から「サービス事業者 指定で導入・検討の相談があった」は17%と低い。関与件数は一人あたり1~2件が76~78%を占める。 59.4% 57.4% 83.2% 40.6% 42.6% 16.8% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 経営やIT化の相談を受けてク ラウドサービスの導入・検討 を提案した クラウドサービス導入・検討 の相談があった クラウドサービス事業者指定 で導入・検討の相談があった 関与なし 関与あり 148名 177名 75名 88名 65名 20名 28名 38名 13名 7名 4名 4名 7名 9名 3名 12名 14名 6名 14名 12名 5名 0名 100名 200名 経営やIT化の相談を受けてクラ ウドサービスの導入・検討を提案 した クラウドサービス導入・検討の相 談があった クラウドサービス事業者指定で 導入・検討の相談があった 1件 2件 3件 4件 5件 6~10件 11件以上 【関与件数の分布】 78% 76% 76% Q9.導入・検討支援した関与案件数 <PaaS/IaaS/DaaS の場合> n=749 クラウドサービスの導入・検討に対する提案や相談は、回答者の20%前後であり、関与企業から「サービス事業 者指定で導入・検討の相談があった」は8%と低い。 80.9% 78.9% 92.0% 19.1% 21.1% 8.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 経営やIT化の相談を受けて クラウドサービスの導入・検 討を提案した クラウドサービス導入・検討 の相談があった クラウドサービス事業者指定 で導入・検討の相談があった 関与なし 関与あり
Q10.導入・検討支援したサービス事業者 (任意) n=528 ※クラウド全般 5件以上の事業者名を表示 対象となる事業者は、140社以上に上るが、 Google(24%)、セールスフォース・ドットコム(12%) マイクロソフト(10%)の3社で46%占める。 Google, 129件, 24% セールスフォース・ドット コム, 63件, 12% マイクロソフト, 53件, 10% 富士通, 18件, 3% Amazon (ec2,S3), 14件, 3% NEC, 9件, 2% サイボウズ, 7 件, 1% ビジネス オンライ ン, 7件, 1% J-SaaS, 6 件, 1% Zoho, 6件, 1% スマイルワー クス, 5件, 1% 商工会連合会(ネットde 記帳、ネットde会計), 5 件, 1% PCA, 5件, 1% NIコンサルティング, 5 件, 1% ソフトバンク, 5件, 1% Nifty, 5件, 1% 以外(4件以下、125 社), 186件, 35% サービス事業者 件数 割合 Google 129 件 24.4% セールスフォース・ドットコム 63 件 11.9% マイクロソフト 53 件 10.0% 富士通 18 件 3.4% Amazon (ec2,S3) 14 件 2.7% NEC 9 件 1.7% サイボウズ 7 件 1.3% ビジネスオンライン 7 件 1.3% J-SaaS 6 件 1.1% Zoho 6 件 1.1% スマイルワークス 5 件 0.9% 商工会連合会 (ネット de 記帳、ネット de 会計) 5 件 0.9% PCA 5 件 0.9% NI コンサルティング 5 件 0.9% ソフトバンク 5 件 0.9% Nifty 5 件 0.9% 以外(4件以下企業、125社) 186 件 35.2% 合計 528 件 100.0%
Q11.導入検討支援したクラウドサービス(SaaS)種類 【複数回答】 n=1,286 「メール」「スケジュール」「WEBサイト」など汎用情報系のサービスが上位を占める。 「営業支援」「財務会計」「販売管理」など汎用業務系のサービスも次いで多い。 22.2% 21.8% 13.1% 13.1% 12.7% 11.6% 11.6% 10.7% 10.1% 5.5% 4.7% 4.0% 4.0% 3.1% 3.1% 2.7% 1.7% 1.6% 0.3% 7.9% 6.4% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% メール スケジュール管理 WEBサイト 営業支援 文書管理 財務会計 販売管理 CRM(顧客管理) ワークフロー 人事給与 ERP(統合パッケージ) 生産管理 バックアップ 情報分析 マーケティング管理 経営管理 SCM(サプライチェーン・マネジメント) 教育研修 CAD(設計) わからない その他<特定業種向けアプリケーションなど> 【その他<特定業種向けアプリケーションなど>】 仕入・買掛金・支払管理 飲食店の店舗管理 建築積算システム 会員管理 GIS、CMS 特定保健指導 衣料品パターン作製 CAD 電子カルテ 運行管理 講習会申請支援 成績管理 地図情報、セキュリティ 自治体クラウド 給食管理 電力管理 視覚・聴覚障がい者参加型バリアフリー行 政サービスシステム(総務省 ICT 事業) 資産管理 製薬研究関係 自治体向けアプリケーション NTT-ITの Magic connect 予約管理、名刺管理、設備管理など 消防本部向け消防OA支援システム ストレージ(ファイルサーバ) WMS 図書館向けシステム 勤怠管理 公共施設予約 グループインフラ、共通アプリケーション 自治体向けシステム(住民基本台帳など) 鉄鋼卸業 JA システム デジタコデータのクラウド化 総合行政システム(自治体) 介護システム(就労支援、移動支援、移行支 援) 自社のサービスのクラウド化の調査 PDM 自社開発提供ソフト 食品業界向けアプリ 調剤薬局 介護施設向け SaaS型 EDI FAQ システム
Q12.ITCA 活動について期待すること (任意) n=506 ITコーディネータ協会まとめ 「導入支援」「導入事例」への期待が30%~40%と高く、ユーザやITコーディネータ向けの啓蒙や教育といった項 目が次いで高い。 項目 割合 件数 クラウドサービス 関与案件有無 あり なし 導入支援 39.5% 202 件 (参考)70 件 132 件 導入事例 30.1% 154 件 64 件 90 件 ユーザへの啓蒙 10.5% 54 件 21 件 33 件 ITコーディネータへの教育 12.9% 66 件 15 件 51 件 ベンダー仲介 2.3% 12 件 4 件 8 件 その他 4.7% 24 件 10 件 14 件 合計 100.0% 512 件 184 件 328 件 (参考) 具体的な要望例 : 「導入支援」+「クラウドサービス関与あり」の場合 評価・推奨サイトの設置 10 件 サービスカタログの提供 5 件 導入診断チェックリストの提供 3 件 導入ガイドラインの提供 4 件 導入テンプレートの提供 2 件 クラウド向け PGL の提供 1 件 技術相談窓口の設置 1 件 データ連携に関する情報提供 2 件 導入支援するITC の認定 1 件 クラウド人材の育成 2 件 業務アプリケーションの教育 1 件 クラウドサービスの提供 1 件 ITCA の PaaS提供 1 件 顧客紹介 2 件 国への政策提言 4 件 試用時の便宜・支援 2 件 他
Q13.IPA 活動全般について期待すること (任意) n=404 「導入事例」「ITトレンド、IT全般」「IT技術」などの情報提供および「セキュリティ対策」「標準化、ガイドライン制定」 「教育」「技術支援」などの取り組みへの期待が高い。 分類 項目 (件数) (割合) 各種情報提供 導入事例(事例紹介、導入時の課題、ポイント) 31 件 7.7% ITトレンド、IT全般 12 件 3.0% IT技術 8 件 2.0% サービスカタログ、各種サービスへの中立的評価 5 件 1.2% 統計情報 3 件 0.7% セミナー、研修等の資料、フィードバック 3 件 0.7% 海外資料の日本語提供 1 件 0.2% 導入ガイド 1 件 0.2% 各種取り組み セキュリティ対策(サービス事業者のセキュリティ確保、評価、 利用者への啓蒙) 50 件 12.4% 標準化、利用者・事業者向けのガイドライン制定 44 件 10.9% 教育 32 件 7.9% 技術支援 25 件 6.2% 広報・PR 22 件 5.4% 公的評価・認定制度導入(クラウドサービス企業対象) 17 件 4.2% 啓蒙活動 16 件 4.0% 中小企業・地方向け支援 13 件 3.2% ITC との連携・支援 11 件 2.7% 事業者紹介 10 件 2.5% 資格試験導入 10 件 2.5% IT全般の底上げ 8 件 2.0% 税制・助成金制度による支援 7 件 1.7% 法整備 7 件 1.7% 政府・公的機関との連携 3 件 0.7% コスト削減 2 件 0.5% 顧客紹介 2 件 0.5% 特になし 61 件 15.1% 合計 404 件 100.0%
6.3 関与した代表的なSaaS案件 (26問) ITコーディネータご自身が関与した代表的なSaaS案件(調査・導入・検討含む)について、お聞かせください。 Q14.ITコーディネータご自身が関与したSaaS案件はございますか? 全回答者(749名)中、204名(27%)が関与している。 ※ SaaS案件にはASPサービスを含んでいる。 はい, 204 名, 27% いいえ, 545 名, 73% (1) 【関与企業属性】 (5問) [回答204社] Q15.所在地 ※Q16.所在地(市区町村) については省略 「東京(30%)」「関東甲信越(18%)」が多く、次いで「中部北陸(13%)」「近畿(13%)」と続く。 ITコーディネータの活動地域と比べると、「東京」「中部北陸」で関与案件割合が高く、「関東甲信越」は低い。 8社 9社 37社 62社 27社 27社 13社 3社 18社 0社 10社 20社 30社 40社 50社 60社 70社 北海道 東北 関東甲信越 東京 中部北陸 近畿 中国 四国 九州 北海道 4% 東北 5% 関東甲信 越 18% 東京 30% 中部北陸 13% 近畿 13% 中国 6% 四国 2% 九州 9% 【参考】ITコーディネータの活動地域
Q17.業種 (必須) 「製造業」「卸売業・小売業」「情報通信業」での割合が高い。また、平成21年度の中小企業実態基本調査と比較 した場合、「情報通信業」の割合が非常に高い。(本調査11.3%、中小企業実態基本調査2.6%) 22.6% 17.2% 11.3% 6.4% 6.4% 6.4% 4.4% 3.9% 2.5% 2.5% 2.0% 2.0% 1.5% 1.0% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 8.3% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 製造業 卸売業、小売業 情報通信業(情報サービス、放送… 医療、福祉 複合サービス事業 自治体、公共団体など 建設業 宿泊業、飲食サービス 運輸業、郵便業 生活関連サービス業、娯楽業 学術研究、専門技術サービス業 教育、学習支援業 金融業、保険業 電気、ガス、熱供給、水道業 農林、林業 漁業 鉱業、砕石業、砂利採取業 不動産業、物品賃貸業 その他 [参考:平成21年度中小企業実態基本調査(中小企業庁)] Q18.売上高 (必須) 「1億円超~5億円」が21%、「5000万円以下」が17%と高いが、全体的に5%~21%の範囲で分布している。 5000万 円以下 17% 5000万円超~ 1億円 11% 1億円超~5億 円 21% 5億円超~10 億円 12% 10億円超~ 30億円 13% 30億円超~50 億円 5% 50億円超~ 100億円 7% 100億円 以上 14% Q19.従業員数(パート・アルバイト含めて常時利用する人数) (必須) 従業員数規模毎に11%~21%の範囲で平均的に分布している。 5人以下, 27名, 13% 6~10人, 23名, 12% 11~20人, 23名, 11% 21人~50人, 35 名, 17% 51人~100人, 43名, 21% 101人~300人, 23名, 11% 301人以上, 30名, 15%
(2) 【関与企業のIT化の状況】 (3問) [回答204社] Q20.ITへの依存度 (必須) IT依存の高い企業は、63%。 ほとんどの事 業、業務がITに 大きく依存 26% ITに依存してい る事業、業務が 多い 37% ITに依存してい る事業、業務が 少ない 37% Q21.ITの管理体制 (必須) IT担当者がいる企業は、73%。 専門とする部署 があり、担当者 がいる 30% 専門とする者は おらず、兼務だ が担当責任者 が業務部門で任 命している 43% 組織的には行っ ていない(各自で 対応している) 27% 63% 73% Q22.ユーザ端末台数 (必須) 「0~10台」が33%、「11~50台」は27%であり、100台以下で74%を占めている。 わからない 3% 0~10台 33% 11~50台 27% 51~100台 14% 101~300台 10% 301台以上 13% 74%
(3) 【関与案件の状況】 (7問) [回答204社] Q23.現在の関与案件の導入・検討状況(回答日時点) 「導入している」は36% 、「導入検討中(今後導入検討予定含む)」は、38% 、「導入を見送った」は25%。 導入検討 中 56社 27% 導入してい る 74社 36% 今後導入 検討予定 22社 11% 検討の結 果、導入を 見送った 50社 25% 導入後に サービス 解約した 2 社 1% Q24.(ITコーディネータが) 関与した経緯について【複数回答】 n=236 「経営・IT化の相談を受けて、クラウドサービスの導入・検討を提案した」が64%と高い。 63.7% 32.4% 11.3% 8.3% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 経営・IT化の相談を受けて、クラウド サービスの導入・検討を提案した クラウドサービス導入・検討の相談が あった サービス事業者指定で導入・検討の相 談があった その他 【Q23、Q24の相関関係】 ① ITCがクラウド導入を提案した場合の導入割合が40%と高く、導入見送りは18%と低い。 ② ユーザ企業よりクラウド導入を相談された場合の導入見送りが30%超と高く、導入割合は24~30%にとどまる。 28.7% 37.9% 26.1% 17.6% 40.3% 24.2% 30.4% 41.2% 12.4% 4.5% 8.7% 17.6% 17.8% 33.3% 30.4% 23.5% 0.8% 0.0% 4.3% 0.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 経営・IT化の相談を受けて、 クラウドサービスの導入・検 討を提案した クラウドサービス導入・検討 の相談があった サービス事業者指定で導 入・検討の相談があった その他 導入検討中 導入している 今後導入検討予定 検討の結果、導入 を見送った 導入後にサービス 解約した ① ② ②
Q25.(ITコーディネータが) .関与したITC プロセス【複数回答】 n=445 「IT戦略策定フェーズ」「IT資源調達フェーズ」での関与度合が高い。 29.9% 52.5% 59.8% 44.6% 29.4% 2.0% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 経営戦略フェーズ IT戦略策定フェーズ IT資源調達フェーズ IT導入フェーズ ITサービス活用フェーズ その他 【参考:ITC プロセス】
Q26.導入・検討したサービス種類 【複数回答】 n=521 Q11.と同様に「スケジュール管理」「メール」など汎用情報系のサービスが上位を占める。 「営業支援」「販売支援」「財務会計」など汎用業務系のサービスも次いで多い。 31.4% 30.9% 22.5% 19.6% 19.1% 18.6% 18.1% 17.6% 15.2% 7.8% 7.4% 6.9% 5.9% 5.4% 4.9% 4.4% 3.9% 2.9% 0.5% 0.0% 12.3% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% スケジュール管理 メール 営業支援 販売管理 文書管理 WEBサイト 財務会計 CRM(顧客管理) ワークフロー ERP(統合パッケージ) マーケティング管理 人事給与 情報分析 経営管理 生産管理 バックアップセンター 教育研修 SCM(サプライチェーン・マネジメント) CAD(設計) わからない その他 その他<特定業種向けアプリケーションなど>】 会員管理 宿泊WEB予約&ホテルフロントシステム アパレル CAD GIS、CMS 講習会申請支援 電子カルテ 総合行政システム(自治体) 成績管理 視覚・聴覚障がい者参加型 バリアフリー行政サービスシステム クリスマス向け動画サービス 消防本部向け消防OA支援システム 鉄鋼卸業 自治体向け基幹システム 介護(就労移行支援、就労継続支援、移動支援) 社内向けソーシャルメディア 医療事務 社外共有 介護施設向けシステム 調剤薬局 金融情報 介護保険システム、障害者自立支援システム 特定保健指導 勤怠管理 原価管理
Q27.導入・検討したサービス事業者・サービス名称 (任意 複数回答あり) n=179 対象企業は、89社に上る。 Google(15%)、セールスフォース・ドットコム(13%) マイクロソフト(7%)の3社で、全体の35%を占める。 サービス事業者・サービス名称 件数 割合 Google(G-Mail、Google カレンダー、GoogleDocs、GoogleApps) 26 件 14.5% セールスフォース・ドットコム 23 件 12.8% マイクロソフト
(BPOS、DynamicsCRM、Office Live、online standard、スモールビジネス) 13 件 7.3%
J-SaaS提供サービス 6 件 3.4%
サイボウズ(フィードパス、デヂエ) 6 件 3.4%
スマイルワークス社 (ClearWorks、会計ワークス) 5 件 2.8%
(株)ピーシーエー 4 件 2.2%
NEC ネクサ(OBC、販売奉行 i、らくらくアウトソーシングパック for 奉行 21) 3 件 1.7%
大塚商会 3 件 1.7%
ドリーマーソフト EBBIS 2 件 1.1%
全国商工会連合会(ネット de 記帳、ネット de 会計) 2 件 1.1%
デスクネッツ(sss) 2 件 1.1%
インフォコム(GRANDIT for Cloud) 2 件 1.1%
弥生会計 2 件 1.1% HBA 2 件 1.1% IIJ(メールサービス) 2 件 1.1% シナジーマーケティング 2 件 1.1% NI コンサルティング(顧客創造日報を使用した営業支援と顧客管理) 2 件 1.1% NetsuITe 2 件 1.1% その他 (1 件が 70 社) 70 件 39.1% 合計 179 件 100.0% Q28.(関与企業における) 導入・検討前のシステム形態 【複数回答】 n=246 「パッケージソフト」が50%と最も高く、「自社でのアプリケーション開発」「未システム化」が25%~28%と次いで 高い。 49.5% 28.4% 25.0% 7.4% 6.4% 3.9% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% パッケージソフト (カスタマイズ含む) 自社でのアプリケーション開発 未システム化 新規業務 他のクラウドサービス その他 調査目的など
Q29.関与企業が導入・検討において重視した(する)ポイント 【複数回答】 n=978 「価格優位性」が70%、「提供機能」が54%と非常に高く、「システム信頼性」「システム操作性」といった非機能 要件に関する項目や「サポート体制」も40%前後と次いで高い。 一方、サービス事業者の資格や評価に関する情報についてはそれほど重視されていない。 70.1% 53.9% 41.7% 38.7% 37.3% 26.5% 25.5% 24.5% 23.0% 21.1% 20.1% 17.2% 16.7% 15.2% 14.7% 8.3% 7.4% 4.9% 4.9% 3.4% 4.4% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 【サービス】価格優位性 【サービス】提供機能 【サービス】システム信頼性 【サービス】システム操作性(利便性) 【サービス】サポート体制 【サービス事業者】企業信頼性 【セキュリティ】セキュリティ対策 【サービス】社内システムとの親和性 【サービス】カスタマイズ容易性 【サービス】他システムとの連携 【サービス】システム拡張性 【サービス事業者】取引実績、他社事例 【サービス】システム移行性 【サービス】納期(サービス開始までの期間) 【セキュリティ】データ管理態勢 【セキュリティ】データセンターの場所 【サービス】品質に関する契約(SLA) 【サービス事業者】認証・資格の取得有無 【サービス事業者】関与企業の環境、課題への理解度 【サービス】第3者・情報機関での評判推奨 その他 試行利用など
(4) 【導入・検討した案件】 (7問) [回答132社] Q30.関与企業における支援状況 「ITコーディネータが導入支援」が63%と高く、 「関与企業が独自に導入」するケースは6%と少ない。 ITコーディネー タが導入支援 63% サービス事 業者からの 導入支援 24% 他ベンダーからの 導入支援 5% 関与企業が自社 独自に導入 6% わからない 2% Q31.(導入・検討した) クラウドサービスのカスタマイズ状況 「標準機能をそのまま利用」が50%、「関与企業でできる範囲でカスタマイズ」が26%と標準サービスの範囲内で 利用している割合が高い。 標準機能をそ のまま利用 50% 関与企業でで きる範囲でカ スタマイズ 26% サービス事業 者に依頼して カスタマイズ 20% わからない 4% Q32.(導入・検討したクラウドサービスの) 他システムとのデータ連携の有無 社内システムとの連携は、27%にとどまり、55%は個別ツールとして利用されている。 データ連携なし (個別ツールとし て利用) 55% 社内システムと 連携 27% 複数のサービス 間で連携 12% 統合型のサービ スを利用 5% わからない 1%
Q33.関与企業における導入前の期待効果に対する評価 (満足度) ※Q34.は、Q33 における「その他」期待効果のため、省略 【期待度】 「運用・保守費用を低減できる」「導入費用を低減できる」などコスト削減に関する項目および「高いセキュ リティが提供されている」などへの期待が高い。 95.5% 95.5% 91.7% 87.9% 87.9% 85.6% 84.8% 81.8% 81.1% 78.8% 78.0% 82.6% 4.5% 4.5% 8.3% 12.1% 12.1% 14.4% 15.2% 18.2% 18.9% 21.2% 22.0% 17.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 【コスト】運用・保守費用を低減できる(機器の削減、料金 の削減など) 【コスト】導入費用を低減できる 【セキュリティ】高いセキュリティが提供されている(アカウ ント管理、データ保護、信頼性など) 【コスト】運用要員を削減できる 【サービス】優れたアプリケーションを活用できる 【サービス】データ容量やレスポンス応答などピーク時の 対応をクラウド事業者に任せることができる 【サービス】サービス提供開始期間を短縮できる 【サービス】最新の情報技術を利用できる 【サービス】試験的な導入が容易 【サービス】不要の際に即座に利用を停止できる 【サービス】パソコン、携帯電話など多様なユーザ端末に 対応できる その他 期待していた 期待していなかった 場所、環境を選ばないなど Q34の回答例 【評価(満足度)】 コスト削減に関する満足度は高いが、セキュリティやサービス自在性に関する項目は低い。 24.6% 13.4% 15.1% 19.0% 12.9% 19.6% 8.3% 12.4% 9.6% 10.2% 18.4% 10.1% 50.8% 58.0% 54.8% 48.3% 52.6% 44.9% 52.9% 46.0% 46.1% 42.6% 34.0% 21.1% 6.3% 4.5% 7.9% 4.3% 5.2% 5.6% 7.4% 9.7% 2.9% 6.5% 8.7% 5.5% 0.8% 0.9% 0.8% 0.9% 1.9% 1.8% 18.3% 24.1% 21.4% 28.4% 28.4% 29.9% 30.6% 31.9% 41.4% 39.8% 36.9% 61.5% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 【コスト】導入費用を低減できる 【コスト】運用・保守費用を低減できる(機器の削減、料金の削 減など) 【コスト】運用要員を削減できる 【サービス】サービス提供開始期間を短縮できる 【サービス】優れたアプリケーションを活用できる 【サービス】試験的な導入が容易 【セキュリティ】高いセキュリティが提供されている(アカウント管 理、データ保護、信頼性など) 【サービス】データ容量やレスポンス応答などピーク時の対応 をクラウド事業者に任せることができる 【サービス】不要の際に即座に利用を停止できる 【サービス】最新の情報技術を利用できる 【サービス】パソコン、携帯電話など多様なユーザ端末に対応 できる その他 大変満足 満足 不満 大変不満 わからない 71.4% 75.2% 69.9% 67.3% 65.5% 64.5% 61.2% 58.4% 55.7% 52.8% 52.4% 31.2% 7.3% 10.6% 7.4% 2.9% 9.7% 6.3% 4.5% 8.7% 4.3% 6.1% 5.6% 8.2% 満足% 不満%
Q33.関与企業における導入前の期待効果に対する評価 (満足度) つづき 【期待度と満足度のランクギャップ】 ≪期待度に対して満足度が低い項目≫ 「期待度ランク」に対して、「高いセキュリティが提供されている」や「データ容量やレスポンス応答などピーク時 の対応をクラウド事業者に任せることができる」「最新の情報技術を利用できる」などセキュリティや可用性に関す る項目の「満足度ランク」は低い。 ≪期待度に対して満足度が高い項目≫ 一方、「サービス提供開始期間を短縮できる」「試験的な導入が容易」などの導入容易性に関する項目の「満足 度ランク」は高い。 0位 2位 4位 6位 8位 10位 12位 【コスト】運用・保守費用を低減できる(機器の削減、料金の削減 など) 【コスト】導入費用を低減できる 【セキュリティ】高いセキュリティが提供されている(ア カウント管 理、データ保護、信頼性など) 【コスト】運用要員を削減できる 【サービス】優れたアプリケーションを活用できる 【サービス】データ容量やレスポンス応答な どピーク時の対応をク ラウド事業者に任せることができる 【サービス】サービス提供開始期間を短縮できる 【サービス】最新の情報技術を利用できる 【サービス】試験的な導入が容易 【サービス】不要の際に即座に利用を停止できる 【サービス】パソコン、携帯電話など多様な ユーザ端末に対応で きる その他 1位 1位 3位 4位 4位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 0位 1位 2位 7位 3位 5位 8位 4位 10位 6位 9位 11位 0位 期待度ランク 満足度ランク ▲4位ダウン ▲2位ダウン ▲2位ダウン
ランク低い
+3位アップ +3位アップQ35.関与企業が、導入時に苦労した点 【複数回答】 n=333 「導入メリット・他サービスとの差別化、費用対効果などの説明、手続き」「社内にITがわかる人材がいない」など社 内への手続き、受入態勢に関する項目や「既存システムからの移行」「機能・サービス内容と価格のトレードオフ」 が高い。 40.2% 31.1% 24.2% 20.5% 18.9% 17.4% 15.2% 14.4% 12.1% 11.4% 9.8% 9.1% 5.3% 10.6% 12.1% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 45.0% 【効果説明】導入メリット・他サービスとの差別化、費用 対効果などの説明、手続き 【効果説明】社内にITがわかる人材がいない 【サービス】既存システムからの移行 【効果説明】機能・サービス内容と価格のトレードオフ(割 り切り) 【サービス】関与企業のサービス要求が決まらない 【サービス】既存システムとのインターフェイス確保 【効果説明】顧客・取引先で利用する場合の利用説明 【サービス】サービス開始後の機能拡張やカスタマイズ 【サービス事業者】サービス事業者の選定、契約交渉 【サービス】サービス開始後の障害、トラブル、性能 【サービス】システム運用時の性能確保 【セキュリティ】情報漏えい等のセキュリティ対策 【サービス】他クラウドサービスとのインターフェイス確保 わからない その他 社内定着、特に苦労はなかった など Q36.ITコーディネータご自身が、導入時に苦労した点 【複数回答】 n=183 「関与企業とのサービス要求の整理」「関与企業への費用対効果など導入メリットの説明」などが高いが、「特にな し」も30%を占め、比較的スムーズに導入されていると推測される。 30.3% 31.1% 26.5% 18.2% 14.4% 7.6% 10.6% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 特になし 関与企業とのサービス要求の整理 関与企業への費用対効果など導入メリットの説 明 サービス内容の把握 関与企業がクラウドサービスを理解していない サービス事業者とのサービス内容についての 契約交渉 その他 短納期であった、関与企業の活用・定着化 など
(5) 【導入した案件】 (1問) [回答76社] Q37.(関与企業の)検討開始~導入決定~サービス開始までの期間 検討開始から1ヶ月以内に33%、3ヶ月以内に71%が導入決定し、 導入決定から1ヶ月以内に30%、3ヶ月以 内に71%がサービスを開始している。 32.9% 30.3% 38.2% 40.8% 17.1% 17.1% 9.2% 7.9% 0.0% 2.6% 1.3% 1.3% 1.3% 0.0% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 検討開始~ 導入決定 導入決定~ サービス開 始 1ヶ月以内 1ヶ月超から3ヶ月 3ヶ月超から6ヶ月 6ヶ月超から1年 1年超から1年半 1年半超から2年 2年以上 不明 (6) 【今後導入検討予定の案件】 (1問) [回答22社] Q38.関与企業のサービス開始予定はご回答日からどれくらい先か? 36%が3ヵ月~1年以内のサービス開始を予定しているが、45%は未定。 9.1% 4.6% 18.2% 18.2% 4.6% 45.5% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% サービス開始予定 1ヶ月以内 1ヶ月超から3ヶ月 3ヶ月超から6ヶ月 6ヶ月超から1年 1年超から1年半 1年半超から2年 2年以上 わからない 36%
(7) 【導入見送り・導入後解約した案件】 (1問) [回答52社] Q39.関与企業が、導入見送り・解約した理由 【複数回答】 n=102 「コスト削減できるか不明」が36%と最も高く、「機能拡張やカスタマイズが容易にできない」「社内業務にマッチし なかった」「社内での承認ができなかった」など社内業務への適用や手続きに関する課題が23~27%と次いで 高い。 36.5% 26.9% 25.0% 23.1% 17.3% 15.4% 9.6% 9.6% 7.7% 5.8% 0.0% 19.2% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 【コスト】コスト削減できるか不明 【サービス】機能拡張やカスタマイズが容易にできない 【サービス】社内業務にマッチしなかった 【効果説明】社内での承認(予算確保、経営層の理解)が できなかった 【セキュリティ】情報漏えい等セキュリティへの不安 【サービス】既存システムとの互換性・移行性が不足 【サービス】社内で保守メンテナンスができない 【運用】関与企業で導入後の対応ができない(体制・技術 スキル不足) 【サービス】障害発生時のサポート体制が不安 【サービス】安定的なサービス提供(可用性)が不安 わからない その他 費用対効果や自社システムへのこだわり、 社内ITリテラシー向上優先 など
6.4 その他 (1問) Q40.その他導入検討に際してお気づきの点 など(任意) n=344 【要 約】 • クラウド技術動向など情報提供やセキュリティ技術の向上が重要。 • ベンダー企業には低価格で業務適用可能なサービス開発とサポート体制の確保を期待している。 • ITコーディネータはユーザ企業の状況に合わせた提案ができるような情報収集や知識習得が必要。 • ユーザ企業においては、社内的な受入態勢の整備と知識習得が必要。 • 公的機関に対しては、標準化とネットワーク等のインフラ整備の推進を期待。 など 【内 訳】 対象 内容 割合 件数 クラウド技術・環境整備 技術動向など情報提供 7.8% 27 件 セキュリティ技術の向上 5.2% 18 件 データ連携 3.2% 11 件 クラウド自体の有用性 2.3% 8 件 ベンダー企業について ユーザに有用なサービスの開発 14.0% 48 件 低価格での提供 9.6% 33 件 サポート体制 7.0% 24 件 企業信頼性 1.5% 5 件 ITコーディネータについて ユーザーに合わせたサービス提案 7.3% 25 件 取組姿勢の向上 3.8% 13 件 知識向上 1.2% 4 件 ユーザー企業について 社内理解とコンセンサスの醸成 9.6% 33 件 知識向上 1.5% 5 件 国、地方公共団体について 標準化の推進 7.3% 25 件 ネットワーク等のインフラ整備 2.3% 8 件 特になし 16.6% 57 件 合計 100.0% 344 件
7.まとめ 7.1 調査結果 中小企業等のクラウドサービス導入においては、企画、設計、カスタマイズに関する技術的な問題よりもサービス の選定・評価、サービス事業者との交渉など経営、ITマネジメントに関する問題のほうが大きい。 (1) ITコーディネータの関心度(97%)、認知度(99%)は高い。 (2) 導入のねらいは、導入、保守等のコスト削減が最も高く、導入時の課題は、セキュリティや業務適合性。 (3) 導入検討されるサービスは、メール、スケジュールなど汎用情報系サービスが上位。営業支援、販売管理な ど汎用業務系のサービスも多い。 (4) 導入時の重視ポイントは、価格優位性や提供機能。 (5) 導入後の満足度は、コスト削減項目が高く、セキュリティやサービス自在性に関する項目は低い。 (6) 公的機関に期待されること ・ サービス内容、技術動向、セキュリティ対策などに関する情報提供。 ・ 導入ガイドラインなど標準化の推進。 (7) サービス事業者に期待されること ・ 業務に応じた低価格なサービス提供。
7.2 今後取り組むべき課題 本調査結果を踏まえ、今後取り組むべき課題として、以下の4点を挙げたい。これら課題の解決に向けた検討 が進み、中小企業等へのクラウドサービスの普及・導入が進展することを期待したい。 (1) サービス利用者への一層の情報提供の推進 ・ 公的機関、業界団体には、クラウドサービス内容、技術動向、セキュリティ対策などの継続的な情報提供が 求められる。 ・ サービス事業者には、わかりやすいクラウドサービス導入事例や導入効果の説明資料、サービスカタログ などの提供が求められる。 (2) サービスの提案力の向上 ・ サービス事業者には、ユーザ企業(サービス利用者)が求める業務要件や予算に対して、提案可能な最適 なサービスと提供機能(シングルサインオン、システム間連携機能など)の充実を図ることが求められる。 (3) サービス導入ガイドライン等の提供 ・ 公的機関、業界団体には、サービス利用者向けに①サービス事業者の選定基準、SLAガイドライン、②サ ービス事業者の認定制度の創設などの取り組みが求められる。 また、一層のサービス普及を促すために異なるサービス間やユーザ企業の既存システムとの連携を支援 するための統一規格の検討も求められる。 (4) 経営視点でのクラウドサービスの導入・活用 ・ ユーザ企業には、経営視点でクラウドサービスの導入・活用を推進するために企業差別化を図るべき業務 (コア業務)と以外の業務(ノンコア業務)を見極めたうえで、求めるべきサービスレベルと価格のバランスを 判断するためのIT戦略が求められる。 以 上