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「グローバルアウトリーチプログラム」とは何か

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Academic year: 2021

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「 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム 」 と は 何 か

― 桜 美 林 大 学 に お け る 新 し い 語 学 研 修 プ ロ グ ラ ム の 試 み ―

What is

Global Outreach Program

?:

An Attempt to Create a New Type of Study Abroad Language

Programs at J.F. Oberlin University

桜 美 林 大 学 学 生 セ ン タ ー 国 際 学 生 支 援 課 野 村 文 ・ 髙 橋 祐 子 N O M U R A A ya / T AK A H AS H I Y u k o ( O f f i ce o f I n t e r n a ti o n a l P r o gr a m s , J . F . O be r l i n U n i ve r s i t y ) キ ー ワ ー ド : 語 学 力 、 主 体 性 、 地 域 社 会 参 加 、 ア ウ ト リ ー チ 、 海 外 留 学 は じ め に 桜 美 林 大 学 ( 以 下 「 本 学 」 と 表 記 ) の 留 学 プ ロ グ ラ ム は 、 留 学 期 間 に よ っ て 大 き く 3 つ に 分 け ら れ ま す が 、以 下 に お い て は 、「 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム 」と い う 、4 カ 月 間 の 中 期 型 の 語 学 留 学 プ ロ グ ラ ム に つ い て 紹 介 し ま す 。こ の プ ロ グ ラ ム は 、 本 学 リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 群 ( 以 下 「 L A 学 群 」 と 表 記 ) で 2 0 0 7 年 度 よ り 始 め ら れ 、 2 0 12 年 度 か ら は 留 学 中 の カ リ キ ュ ラ ム に 地 域 奉 仕 活 動 を 組 み 込 み 、 新 し い 内 容 と な り ま し た( 英 語 圏 の み )。本 稿 で は 、リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 群 の 事 例 紹 介 が 中 心 と な り ま す が 、2 01 3 年 度 秋 学 期 よ り 始 動 し た 、 ビ ジ ネ ス マ ネ ジ メ ン ト 学 群 ( 以 下 「 B M 学 群 」 と 表 記 ) の 職 業 体 験 を 組 み 合 わ せ た グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム に つ い て も 、 同 様 の 留 学 プ ロ グ ラ ム と し て 、 そ の 内 容 を 紹 介 す る こ と に し ま す 。 1 . 建 学 の 精 神 と モ ッ ト ー の 実 践 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム ( G l o b a l O u t r e a c h P r o g r a m ) と は ? 冒 頭 で 述 べ た 通 り 、 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム と は 、 本 学 LA 学 群 と 、 BM 学 群 の 学 生 を 対 象 に 実 施 さ れ て い る 留 学 プ ロ グ ラ ム で す 。 こ の プ ロ グ ラ ム に 参 加 す る 学 生 は 、 留 学 前 後 の 教 室 内 学 習 に 加 え 、 海 外 で の 語 学 学 習 、 生 活 体 験 、 地 域 奉 仕 活 動 ( 本 プ ロ グ ラ ム で は「 コ ミ ュ ニ テ ィ ア ウ ト リ ー チ 」と 呼 ぶ )、職 業 体 験 な ど 、多 彩 な 学 習 と 活 動 に 取 り 組 み ま す 。 ま ず は 、 学 生 が 多 様 な 世 界 を 知 り 、 地 元 の 人 々 と 交 流 す る こ と で 視 野 を 広 げ 、 自 分 と よ り 深 く 向 き 合 い 、 主 体 的 に 課 題 に 取 り 組 む 意 思 を 醸 成 す る こ と 。 そ の う え で 、 自 分 の 夢 の 実 現 に 向 か っ て 学 生 自 ら が 歩 む こ と を 支 援 す る 。 こ れ ら が 、 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム の 主 た る 目 的 で す 。 本 プ ロ グ ラ ム は 、 以 下 の 図 の 通 り 、 桜 美 林 学 園 の 建 学 の 精 神 で あ る 「 キ リ ス ト 教 精 神 に 基 づ く 国 際 的 人 材

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の 育 成 」 に 基 づ い て 、 そ の 内 容 が 構 成 さ れ て お り 、 学 園 の モ ッ ト ー と な る 「 学 び て 人 に 仕 え る ( 学 而 事 人 )」 を 実 践 す る 意 味 合 い も 込 め ら れ て い ま す 。 2 . 学 群 の 特 色 を 活 か し た プ ロ グ ラ ム の 展 開 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム は 、 LA 学 群 、 BM 学 群 そ れ ぞ れ の 教 育 目 的 に 沿 っ た 学 び を 用 意 し て い る 点 に 特 徴 が あ り 、 各 学 群 の 教 育 課 程 の 中 に 全 面 的 に 組 み 込 ま れ て い ま す 。 < リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 群 > 「 幅 広 い 知 識 と 深 い 専 門 性 を 追 求 す る 」 LA 学 群 に お い て 、 本 プ ロ グ ラ ム は 、 初 年 次 教 育 を 兼 ね た 留 学 プ ロ グ ラ ム と し て 、 学 生 に 提 供 し て い ま す 。 図 2 に あ る よ う に 、 留 学 時 期 を あ え て 大 学 生 活 の 早 い 段 階 に 設 定 し 、 主 た る 専 攻 分 野 の 決 定 と な る メ ジ ャ ー 選 択 ( 2 年 次 秋 学 期 ) を 前 に 学 習 意 欲 の 向 上 や 、 学 ぶ 分 野 を 模 索 す る た め の 準 備 期 間 LA学群 BM学群 内容 語学学習+文化体験、 コミ ュ ニテ ィア ウトリ ーチ(地域奉仕活動、最低15時間) ※英語圏のみ 語学学習(一般英語+ビジネス英語)、コミュニティアウトリーチ、 インターンシ ッ プ(職業体験) コンセプト 大学生活の早い段階で留学し、国際性や柔軟性を身に付ける。 海外のビジネスの現場で国際的なビジネスセンスを養う。 留学地域 アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国(計20校 内:英語圏17校) アメリカ(計2校) 留学時期 1年次秋学期または2年次春学期 2年次秋学期または3年次春学期 単位 最大20単位を認定(自由選択の単位。必修の外国語科目8単位の履修を免除) 最大20単位修得可能(一部専攻科目の単位) プログラム構成 事前学習(12週) ⇒ 留学(約16週間) ⇒ 事後学習(2日程度) 事前学習(15週) ⇒ 留学(一般英語8週間+ビジネス英語4週 間+職業体験3ー4週間: 計約16週間) ⇒ 事後学習(2日程度) 2014年4月現在 主体性を持つ勇気 (Courage to Lead) 責任感の芽生え (Cultivation of Responsibility) 地球社会への参加と社会貢献

(Contribution to Global Community) 異文化への関心

(Appreciation of Multicultural Societies) 日本文化の再認識

(Reflection on Japanese Culture)

( 図 2 ) ※ 上 記 の 図 は 、本 学 の 建 学 の 精 神 で あ る キ リ ス ト 教 精 神 に 基 づ い た 国 際 的 人 材 を 育 成 す る た め に 、 す べ て の 留 学 プ ロ グ ラ ム に お い て 必 要 と す る 目 標 を 段 階 別 に 分 け た も の で す 。 上 位 の 段 階 が 成 熟 度 や 発 達 度 を 示 す も の で は あ り ま せ ん 。

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に 充 て て い ま す( 参 照:参 考 付 表「 L A 学 群 - 留 学 を し た 場 合 の 履 修 の フ ロ ー( 例 )」)。 こ の よ う な 趣 旨 か ら 、 本 プ ロ グ ラ ム に お い て は 、 海 外 で の 学 習 と 生 活 体 験 を 通 し て 、 2 年 次 秋 学 期 の 「 メ ジ ャ ー 選 択 に 繋 が る 学 び へ の 積 極 的 な 姿 勢 を 醸 成 し 、 将 来 の 目 標 実 現 に 向 か っ て 歩 む 知 的 ・ 精 神 的 礎 を 築 く こ と 」 を 第 一 の 目 的 と し 、 さ ら に は 、 海 外 で 地 域 奉 仕 活 動 等 に 参 加 す る こ と に よ り 、地 域 社 会 レ ベ ル で の 異 文 化 交 流 を 実 体 験 し 、 社 会 を 見 る 新 た な 視 点 と 「 隣 人 愛 」 の 精 神 を 養 う こ と を 目 指 し て い ま す 。 < ビ ジ ネ ス マ ネ ジ メ ン ト 学 群 > 本 学 の B M 学 群 で は 、「 国 際 社 会 で 必 要 な ビ ジ ネ ス 感 覚 を 養 い 、 広 範 な 知 識 か ら 発 想 し 、意 思 決 定 の 行 え る 、新 し い 経 営 マ イ ン ド を 備 え た 人 材 の 育 成 」を 目 標 と し て 、「 職 業 に 直 接 結 び つ く 」 教 育 を 行 っ て い ま す 。 留 学 中 の カ リ キ ュ ラ ム に は 、 8 週 間 の 一 般 英 語 に 加 え 、4 週 間 の ビ ジ ネ ス 英 語 の 学 習 を 組 み 入 れ て い ま す( 図 2 )。そ の 後 、学 生 た ち は 3 ~ 4 週 間 の イ ン タ ー ン シ ッ プ ( 職 業 体 験 ) に 参 加 し 、 学 ん だ 英 語 を 「 仕 事 」 の 現 場 で 活 用 し 、 国 際 的 な ビ ジ ネ ス 感 覚 を 磨 く こ と が で き ま す 。 ま た 、 本 プ ロ グ ラ ム の 修 了 後 は 、 学 群 の 専 攻 科 目 で 国 内 外 の ビ ジ ネ ス に つ い て 学 習 を 重 ね 、 卒 業 時 に は 、 社 会 か ら 必 要 と さ れ る 語 学 力 と ビ ジ ネ ス セ ン ス を 持 つ 学 生 と な る こ と が 期 待 さ れ て い ま す ( 参 照 : 参 考 付 表 「 B M 学 群 - 留 学 を し た 場 合 の 履 修 の フ ロ ー ( 例 )」)。 3 . 語 学 学 習 に 留 ま ら な い 、 将 来 へ 繋 が る 学 び と 経 験 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム の 次 な る 特 徴 と し て は 、 留 学 前 、 留 学 中 、 留 学 後 、 そ れ ぞ れ の 段 階 に 適 合 し た 学 び の 場 を 用 意 し 、 内 容 の さ ら な る 充 実 を 図 っ て い る こ と が 挙 げ ら れ ま す 。 い ず れ の 段 階 の 学 習 も 、 学 生 の 参 加 お よ び 履 修 が プ ロ グ ラ ム を 修 了 す る た め の 必 須 条 件 と な っ て い ま す 。 ( 1 ) 事 前 学 習 ま ず は 、 事 前 学 習 全 体 を 通 し て 、 学 生 に 以 下 の 目 標 を 提 示 し 、 こ れ ら の 目 標 の 達 成 に 向 け て 、 自 ら が 具 体 的 に 取 り 組 む 姿 勢 を 身 に つ け ら れ る よ う に 指 導 し て い ま す 。 こ こ で も 各 学 群 の 目 的 に 沿 い つ つ 、 学 生 の 年 次 も 考 慮 し な が ら 、 独 自 の プ ロ グ ラ ム 企 画 を 実 践 し て い ま す 。 < リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 群 > L A 学 群 の 事 前 学 習 で は 、カ ル チ ャ ー シ ョ ッ ク や ス ト レ ス へ の 対 処 法 、滞 在 生 活 に お け る ト ラ ブ ル シ ュ ー テ ィ ン グ 、 危 機 管 理 の 処 方 、 文 化 の 違 い や ス テ レ オ タ イ プ に 対 す る 適 切 な 感 覚 、 自 己 分 析 の 方 法 、 母 国 の 歴 史 ・ 文 化 の 理 解 と い っ た 、 異 文 化 を 経 験 す る に あ た り 有 用 な 知 識 等 の 教 授 は 無 論 の こ と 、 プ ロ グ ラ ム 担 当 教 員 が 専 門 と す る 学 問 1 ) 語 学 力 を 向 上 さ せ る 。 ま た 、 語 学 が 一 つ の 重 要 な 道 具 で あ る こ と を 実 感 す る 。 2 ) 異 な る 文 化 の 中 で 生 活 す る こ と で 、 自 ら の 国 や 自 分 自 身 を も 理 解 す る 。 3 ) い か な る 状 況 に 置 か れ て も 、 そ れ を 乗 り 越 え て い く 柔 軟 性 や コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 力 を 身 に 付 け る 。 ( 図 3 )

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領 域( 日 本 文 学 、歴 史 学 、英 米 文 学 、コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 学 等 )の 講 義 を 行 う こ と で 、 専 門 的 な 学 び へ の 興 味 も 促 し て い ま す 。 そ の 他 に も 事 前 学 習 で は 、 実 践 的 な 会 話 練 習 や グ ル ー プ ワ ー ク の 手 法 を 用 い て 、 自 身 の 考 え や 興 味 を 主 体 的 に 明 確 化 し 、 他 者 に 説 明 で き る 機 会 を 学 生 に 提 供 し て い ま す 。 ま た 、 い わ ゆ る 「 学 生 目 線 」 か ら の 学 び も 重 要 視 し て お り 、 本 プ ロ グ ラ ム に 参 加 経 験 の あ る 上 級 生 の ピ ア サ ポ ー ト も 実 施 し て い ま す 。 上 級 生 が 自 ら の 留 学 体 験 を 通 し て 明 ら か に し た 学 習 目 標 や 、 留 学 後 に 学 ん で い る 専 門 分 野 な ど を 後 輩 に 語 る こ と で 、 プ ロ グ ラ ム 参 加 学 生 は 、 よ り 身 近 な 問 題 と し て 、 留 学 と そ の 後 の 学 生 生 活 に つ い て 考 え る こ と が で き ま す 。 < ビ ジ ネ ス マ ネ ジ メ ン ト 学 群 > B M 学 群 で は 、学 生 は 、留 学 す る 直 前 の 学 期 に 特 別 講 義 を 履 修 し ま す 。こ の 授 業 で は 、 L A 学 群 と 同 様 に 、 現 地 で の 生 活 、 文 化 の 違 い 、 カ ル チ ャ ー シ ョ ッ ク や ス ト レ ス へ の 対 応 、 危 機 管 理 な ど を 学 ぶ と と も に 、 留 学 中 の 職 業 体 験 を 見 据 え た 英 語 の ラ イ テ ィ ン グ や リ ス ニ ン グ 、 国 際 経 済 や ア メ リ カ 合 衆 国 お よ び 滞 在 先 と な る ジ ョ ー ジ ア 州 の ビ ジ ネ ス 環 境 、 職 業 体 験 の 心 構 え な ど に つ い て 、 各 分 野 を 専 門 と す る 教 員 が 講 義 し ま す 。 こ れ ら の 講 義 は 、 一 般 的 な 留 学 準 備 の た め だ け で は な く 、 留 学 中 に 専 門 性 を 追 求 し た 学 び が 可 能 と な る こ と を 意 識 し て 実 施 さ れ て い ま す 。 ( 2 ) 留 学 中 の 広 義 の 「 学 び 」 < リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 群 > ‐ コ ミ ュ ニ テ ィ ア ウ ト リ ー チ い わ ゆ る E S L に お け る 英 語 学 習 に 加 え 、 学 生 は コ ミ ュ ニ テ ィ ア ウ ト リ ー チ ( 地 域 奉 仕 活 動 ) に 参 加 し ま す ( 以 下 は 、 コ ミ ュ ニ テ ィ ア ウ ト リ ー チ を 実 施 し て い る 英 語 圏 の 留 学 先 に つ い て 述 べ ま す )。英 語 圏 の 提 携 校 で は 各 機 関 の 協 力 を 得 て 、学 生 は 地 域 社 会 の 必 要 に 応 じ た 活 動 に 取 り 組 み ま す 。 大 学 が 所 在 す る 地 域 や 季 節 に よ り 、 そ の 活 動 内 容 は 様 々 で す が 、 以 下 の 通 り に 大 別 で き ま す 。 事 例 と と も に 紹 介 し ま す 。 ( 図 4 )

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① 教 育 系 ② 文 化 系 ③ 福 祉 系 日 本 人 学 校 に て 教 員 の 補 助 小 学 校 に て 日 本 紹 介 日 本 語 イ マ ー ジ ョ ン ス ク ー ル に て 教 員 の 補 助 そ の 他 : 日 本 語 学 科 ・ コ ー ス を 擁 す る 大 学 で の 日 本 語 会 話 テ ー ブ ル の 補 助 ・ 運 営 な ど 学 生 の 特 技 を 活 か し て 武 道 レ ッ ス ン を す る 様 子 左 : カ ル チ ャ ー フ ェ ス テ ィ バ ル に て 出 展 を す る 様 子 右 : う ど ん 打 ち 体 験 イ ベ ン ト を 設 け る 様 子 そ の 他 : 地 域 マ ラ ソ ン 大 会 の 運 営 補 助 、 地 域 の イ ベ ン ト に て 折 り 紙 レ ッ ス ン な ど 支 援 が 必 要 な 人 へ の 炊 き 出 し に 参 加 支 援 が 必 要 な 人 へ 寄 付 さ れ た 物 資 の 整 理 そ の 他 : 老 人 ホ ー ム 、 学 童 保 育 施 設 で の 手 伝 い な ど

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④ 環 境 系 こ の よ う に 、 支 援 を 必 要 と し て い る 人 へ の 奉 仕 活 動 を 通 し て 現 地 の 人 々 と 交 流 し 、 そ の 国 の 文 化 や 社 会 へ の 理 解 を 深 め る だ け で な く 、 地 域 社 会 や 人 々 が 抱 え て い る 問 題 を 共 に 考 え る 機 会 を 、 学 生 た ち に 提 供 し て い ま す 。 ま た 、 海 外 に お け る 多 様 な 奉 仕 活 動 の 在 り 方 を 知 る こ と で 、 学 生 は 地 域 奉 仕 活 動 へ の 新 し い 視 点 を 得 る こ と が で き る の で す 。 最 終 的 に は 、 留 学 経 験 を 通 し て 、 学 生 は 新 た な 問 題 意 識 を 獲 得 し 、 L A 学 群 の 特 徴 で あ る 多 彩 な 専 門 分 野( 人 文 ・ 社 会 ・ 自 然 科 学 に ま た が る 3 4 の 専 攻 プ ロ グ ラ ム )に あ ら た め て 向 き 合 っ た と き 、 入 学 時 に は 想 定 し て い な か っ た 分 野 へ の 関 心 を 生 み 出 す こ と が 可 能 に な り ま す 。 こ の よ う に し て 、 2 年 次 秋 学 期 に お け る メ ジ ャ ー ( 主 専 攻 ) の 決 定 に あ た り 、 本 プ ロ グ ラ ム が 大 き な 意 味 を 持 つ と 考 え て い ま す 。 < ビ ジ ネ ス マ ネ ジ メ ン ト 学 群 > ‐ ビ ジ ネ ス 英 語 と 職 業 体 験 B M 学 群 の 学 生 は 、 約 8 週 間 の 一 般 英 語 の 学 習 ( E S L) を 経 た 後 、 約 4 週 間 の ビ ジ ネ ス 英 語 ク ラ ス ( 一 般 英 語 と 並 行 で 実 施 さ れ る 場 合 も あ り ) に お い て 、 留 学 中 の 職 業 体 験 や 将 来 に 役 立 つ ビ ジ ネ ス 関 連 の 語 学 を 学 び ま す 。 な お 、 ビ ジ ネ ス 英 語 ク ラ ス は 、 各 提 携 校 の 協 力 に よ り 、 本 学 学 生 の み を 対 象 と し た 特 別 講 義 と な っ て い ま す 。 こ こ で は 、 履 歴 書 の 書 き 方 、 お 礼 や 苦 情 に 対 応 す る ビ ジ ネ ス メ ー ル の 書 き 方 、 ゲ ス ト ス ピ ー カ ー の 講 義 、 企 業 研 究 の 授 業 等 が 実 施 さ れ 、 一 般 英 語 よ り レ ベ ル の 高 い 内 容 と な っ て い ま す 。 こ れ ら の 語 学 学 習 の 期 間 を 経 た 後 、 学 生 は 現 地 の 企 業 に て 職 業 体 験 を し ま す 。 学 生 の 研 修 先 は 、 一 般 英 語 ク ラ ス の 成 績 や 個 々 の 適 正 等 を 考 慮 し て 、 本 学 お よ び 現 地 の 協 力 機 関 が 決 定 し ま す 。 こ れ ま で の 研 修 先 は 、 ジ ョ ー ジ ア 州 政 府 機 関 、 日 系 独 立 行 政 法 人 現 地 事 務 所 、 法 律 事 務 所 、 会 計 事 務 所 、 不 動 産 業 、 コ ン サ ル タ ン ト 、 通 訳 ・ 翻 訳 業 、 旅 行 業 、 医 療 法 人 、 ホ テ ル 業 と い っ た 、 幅 広 い 業 種 に 渡 っ て い ま す 。 こ の 職 業 体 験 の 意 義 は 、 研 修 先 で あ る 企 業 ・ 機 関 の 要 求 に 応 え る た め に 、 学 生 が 与 え ら れ た 役 割 に 満 足 せ ず 、 主 体 的 に 行 動 し て い く こ と が 期 待 さ れ て い る 点 に あ る と 言 え ま す 。 ま た 、 国 際 ビ ジ ネ ス の 現 状 を 肌 で 感 じ 、 学 ぶ こ と で 、 学 生 が 自 ら の 将 来 像 を 思 い 浮 か べ 、 実 際 に 国 際 社 会 に 貢 献 し て い く こ と へ の 動 機 づ け を 、 本 プ ロ グ ラ ム は 与 え て い ま す 。 な お 、B M 学 群 の 学 生 に も 現 地 で コ ミ ュ ニ テ ィ ア ウ ト リ ー チ が 用 意 さ れ 、地 域 奉 仕 活 動 に 取 り 組 み ま す 。 生 態 系 を 重 ん じ る オ セ ア ニ ア 地 域 に お け る 環 境 保 護 活 動 の 様 子 そ の 他 : ・ ア メ リ カ 西 海 岸 に お け る ビ ー チ 清 掃 ・ ア メ リ カ 南 部 に て 、 筏 に 乗 っ て 行 う 川 の 清 掃 ・ 地 域 の 清 掃 な ど 医 療 ク リ ニ ッ ク に て 職 業 体 験

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( 3 ) 事 後 学 習 : < リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 群 > 帰 国 後 は 、 留 学 体 験 に 関 す る プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 、 留 学 を 振 り 返 り 将 来 に つ い て 考 え る グ ル ー プ ワ ー ク な ど を 組 み 入 れ た 事 後 学 習 を 実 施 し て い ま す 。 ま た 、 2 年 次 秋 学 期 に 選 択 す る メ ジ ャ ー ( 主 専 攻 ) を 積 極 的 に 考 え る 機 会 と し て 、 メ ジ ャ ー の 内 容 を 紹 介 す る 講 座 も 、こ の 事 後 学 習 に 含 ま れ て い ま す 。さ ら に は 、入 学 時 に 受 験 し た「 C A S EC」 テ ス ト ( ※ 1 ) を 学 生 が 再 度 受 験 し 、 自 ら の 英 語 の 習 熟 度 を 把 握 す る こ と で 、 今 後 の 学 習 計 画 を 立 案 す る た め の 有 効 な 基 準 を 提 供 し て い ま す 。 最 後 に 、 事 後 学 習 へ の 参 加 の ほ か に 、 留 学 に 関 す る 報 告 書 の 提 出 を 学 生 全 員 に 義 務 付 け て い ま す 。 < ビ ジ ネ ス マ ネ ジ メ ン ト 学 群 > 帰 国 後 は 、 プ ロ グ ラ ム の 成 果 を グ ル ー プ で 話 し 合 い 、 報 告 し ま す 。 現 地 の 人 々 と の 英 語 に よ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 方 法 、 ア メ リ カ 文 化 の 認 識 と 日 本 文 化 の 再 認 識 、 イ ン タ ー ン シ ッ プ を 通 じ て 学 ん だ 職 業 意 識 等 を 振 り 返 り ま す 。 ま た 、 英 語 学 習 の 成 果 を 測 る た め に 、 学 生 は T OE I C ® - I T P T e s t を 受 験 し ま す 。 4 . 留 学 が も た ら す 学 生 の 成 長 こ こ で は 、L A 学 群 の 学 生 に 対 し て 留 学 後 に 実 施 し て い る ア ン ケ ー ト 調 査 の 結 果 を 用 い な が ら 、 留 学 が も た ら す 効 果 に つ い て 述 べ ま す 。 ※ 1 : 本 学 で は 、 旺 文 社 グ ル ー プ の 「 教 育 測 定 研 究 所 」 が 提 供 す る 「 C A S E C 」 テ ス ト を 使 用 し 、 本 学 の 必 修 科 目 「 英 語 」 の レ ベ ル 分 け 及 び ク ラ ス 分 け を 行 っ て い ま す 。 T O E I C ® i s a r e g i s t e r e d t r a d e m a r k o f E d u c a t i o n a l T e s t i n g S e r v i c e ( E T S ) . T h i s p u b l i c a t i o n i s n o t e n d o r s e d o r a p p r o v e d b y E T S .

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問 : 「 留 学 を 通 じ て 感 じ た 、 あ る い は 得 た 最 も 大 切 な 存 在 や 事 柄 は 何 で す か ? 」 ( 複 数 回 答 可 ) ア ン ケ ー ト に よ れ ば 、「 留 学 を 通 じ て 感 じ た 、 あ る い は 得 た 最 も 大 切 な 存 在 や 事 柄 」 の 第 1 位 は 「 積 極 性 」、 2 位 は 「 現 地 で で き た 友 達 」、 3 位 は 「 日 本 の 家 族 」 で し た 。 こ れ ら に 続 い て 、4 位 は「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス キ ル の 向 上 」、5 位 に は「 語 学 ス キ ル の 向 上 」 が 挙 が り ま し た 。「 そ の 他 」 の 項 目 で 記 入 さ れ た 回 答 と し て は 、「 感 謝 の 気 持 ち 」「 危 機 管 理 能 力 」「 ポ ジ テ ィ ブ さ 」「 日 本 の よ さ 」「 日 本 の 文 化 を 知 る こ と 」 な ど が あ り ま す 。 上 位 の 回 答 で 示 さ れ る 通 り 、 本 プ ロ グ ラ ム が 重 要 視 す る 、 主 体 性 を 持 っ て 行 動 す る こ と の 大 切 さ に つ い て 、 学 生 自 ら も 感 じ る こ と が で き た と 考 え て い ま す 。 次 に 、 学 生 自 ら が 自 身 の 成 長 の 度 合 い を 評 価 す る 項 目 に つ い て 、 そ の 結 果 を 紹 介 し ま す 。 問 : L A G O プ ロ グ ラ ム を 通 じ て 自 分 は ど の ぐ ら い 成 長 で き た と 思 い ま す か ? 全 く 成 長 で き て い な い ← - - - → 大 変 成 長 で き た と 思 う 1 - - - - 2 - - - - 3 - - - - 4 - - - - 5 - - - - 6 - - - - 7 - - - - 8 - - - - 9 - - - - 1 0 ※ L A G O プ ロ グ ラ ム は 、 リ ベ ラ ル ア ー ツ 学 群 グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム の 略 称 で す 。

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こ の 自 己 評 価 に つ い て 、 そ の よ う な 評 価 を 下 し た 理 由 も 学 生 に 求 め た と こ ろ 、 以 下 の 様 な 回 答 が あ り ま し た 。 問 : 上 記 に つ い て な ぜ そ う 思 っ た の か 、 具 体 的 に 記 入 し て く だ さ い 。 1 0 - 9 レ ベ ル  初 め て の 海 外 で あ っ た が 、 約 4 カ 月 生 活 し て 不 安 は あ っ た が す べ て が 新 し い も の ば か り で 毎 日 刺 激 を 得 る こ と が た く さ ん あ っ た 。 自 分 を 信 じ る こ と や 、 そ の 場 に 応 じ た 適 応 力 が す ご く 身 に つ い た と 思 う か ら で あ る 。 ま た 、 留 学 前 に く ら べ 自 分 の 国 に つ い て 深 く 考 え る よ う に な り 、 自 分 の 世 界 観 が 変 わ っ た か ら で あ る 。  自 分 の 考 え 方 が 変 わ り ま し た 。 自 分 の 意 志 を 持 つ 、 小 さ い こ と で く よ く よ し な い 、 何 事 も や っ て み る 、 気 持 ち が 前 向 き に な り ま し た 。 確 実 に ハ ー ト が 強 く な っ た と 思 い ま す 。 8 - 7 レ ベ ル  「 と り あ え ず や っ て み よ う 」 と い う チ ャ レ ン ジ 精 神 が 身 に つ い た 。 ま た 、 以 前 は 全 く し な か っ た 家 の 手 伝 い を 積 極 的 に す る よ う に な っ た 。自 分 一 人 で 生 活 し て み た こ と で 、 洗 濯 や 掃 除 が ど れ だ け 大 変 な 仕 事 で あ る か わ か っ た 。  弱 点 な ど も 見 つ け ら れ た の で も っ と も っ と 成 長 し て い き た い !  私 は 今 ま で 消 極 的 で 自 分 の 思 っ て い る こ と も あ ま り 伝 え る こ と を し て こ な か っ た け れ ど 、 留 学 か ら 帰 っ て き て 私 自 身 で も 前 よ り も 消 極 的 な 所 が な お っ た か な と 思 っ て 、 そ し た ら 帰 国 し て 友 達 に 会 っ た ら 、「 な ん か 変 わ っ た ね 、 い き い き し て る 。」 と 言 わ れ て 、 そ こ で 人 に 言 わ れ て 初 め て 実 感 し た の で す が 、 こ の 留 学 は 間 違 い な く 私 自 身 の こ と を 変 え て く れ ま し た 。 レ ベ ル 「 1 0 - 9 」 の 回 答 に 見 ら れ る よ う に 、「 自 分 を 信 じ る こ と 」「 自 分 の 意 志 を 持 つ 」 と い っ た 新 た な 姿 勢 を 学 生 が 得 ら れ た 点 に つ い て は 、 本 プ ロ グ ラ ム が 目 的 と し て い る「 主 体 的 に 課 題 に 取 り 組 む 意 思 の 醸 成 」に 合 致 し て い ま す 。ま た 、「 自 分 の 国 に つ い て 深 く 考 え る 」、 あ る い は 、「 そ の 場 に 応 じ た 適 応 力 が す ご く 身 に つ い た 」 と い う 感 想 を 読 む と 、 留 学 前 に 学 生 に 提 示 し て い る 目 標 を 、 あ る 程 度 は 達 成 で き た と 考 え ら れ ま す 。 学 生 の 自 己 評 価 の 半 数 弱 を 占 め る 「 レ ベ ル 8 - 7 」 の 記 述 欄 を み て も 、「 チ ャ レ ン ジ 精 神 が 身 に つ い た 」、つ ま り 積 極 的 に 行 動 す る 新 た な 姿 勢 を 獲 得 し た 学 生 や 、自 分 の 「 弱 点 」 や 自 身 の 変 化 に つ い て 冷 静 に 分 析 す る 客 観 性 を 身 に つ け た 学 生 が い る こ と が わ か り ま す 。 6 - 5 レ ベ ル  環 境 は と て も 良 か っ た し 、 充 実 し た 日 々 を 送 る こ と が 出 来 ま し た が 、 自 分 自 身 が も っ と 頑 張 れ た の で は な い か と 思 い 、 こ の 評 価 に し ま し た 。 日 本 に い た 頃 よ り は ず っ と 真 面 目 に 毎 日 の 授 業 に 取 り 組 め ま し た が 、 今 思 い 返 し て み る と も っ と 出 来 た 事 が あ る よ う に 思 え ま す 。 こ れ か ら の 生 活 に 活 か し て い け る か で ま た 変 わ っ て く る と 思 い ま す 。  日 本 で は 出 来 な い 経 験 を 多 く し 、 語 学 も 日 本 に い る だ け で は 身 に 付 け る こ と の 出 来 な い 生 き た 英 語 を 学 ぶ こ と が 出 来 た 。し か し 授 業 な ど あ ま り 積 極 的 に 発 言 し た り 出 来 な か っ た こ と も あ っ た た め 。

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4 - 3 レ ベ ル  留 学 で 現 地 の 大 学 生 は 明 確 な 目 標 を 持 っ て い る の を 見 て 自 分 が 未 熟 だ っ た と 分 か っ た 。 な の で 、 私 は 成 長 し て い な い と 思 う 。  英 会 話 を 自 分 が 思 っ て い た よ り 、 自 分 の も の に で き な か っ た 。 行 く 前 は 行 け ば 話 せ て 聞 け る よ う に な る と 思 っ て い た が 、 そ ん な に 甘 い も の で は な く 自 分 の 積 極 性 や 間 違 え を 気 に せ ず 堂 々 と し て い る こ と が 大 切 な ん だ と 気 付 い た こ と 、 ま た 海 外 に 行 き た い と 思 っ た こ と を 含 め て 3 に し た 。  自 主 的 な 勉 強 が か な り 不 足 し て い た と 思 い ま す 。 こ う し た 肯 定 的 な 自 己 評 価 の 一 方 で 、「 レ ベ ル 6 」 以 下 の 評 価 を 付 け た 者 の コ メ ン ト に は 、 反 省 を 含 む も の が 多 く 見 ら れ ま し た 。「 も っ と 頑 張 れ た 」「 積 極 的 に 発 言 し な か っ た 」 と い っ た 回 答 に 加 え て 、 自 分 の 未 熟 さ に つ い て 言 及 す る コ メ ン ト が あ り ま し た 。 学 生 自 身 が 設 定 し た 目 標 を 達 成 で き な か っ た こ と か ら 、 こ う し た 低 い 評 価 と な っ た こ と が 考 え ら れ ま す 。 そ の う え で 、 自 分 に 欠 け て い た 点 に 気 づ き 、 具 体 的 な 課 題 を 自 ら 見 出 そ う と す る 意 思 も 、 回 答 か ら 読 み 取 る こ と が で き 、 結 果 と し て 自 己 理 解 が 深 ま る と と も に 、 主 体 性 の 大 切 さ に 気 づ く 学 生 も い た こ と が 窺 え ま す 。 5 . 魅 力 あ る プ ロ グ ラ ム 作 り へ の 工 夫 と 今 後 に つ い て グ ロ ー バ ル ア ウ ト リ ー チ プ ロ グ ラ ム の 留 学 中 の 主 た る 目 的 は 語 学 学 習 で す が 、 本 プ ロ グ ラ ム が 全 体 と し て 意 図 す る 総 合 的 な 学 び を 深 め る た め に 、 留 学 先 現 地 の 人 々 と 交 流 す る 機 会 を 学 生 に 提 供 し て い ま す 。 具 体 的 に は 、 コ ミ ュ ニ テ ィ ア ウ ト リ ー チ や 職 業 体 験 が 、 交 流 と 意 識 啓 発 の 場 と し て 機 能 し て い ま す 。 そ の 他 の 学 外 で の 学 び を 促 進 す る 工 夫 と し て「 フ レ ン ド シ ッ プ フ ァ ミ リ ー 」が 挙 げ ら れ ま す 。「 フ レ ン ド シ ッ プ フ ァ ミ リ ー 」 は 、 北 米 の 大 学 で 寮 に 滞 在 す る 学 生 を 対 象 と し た 、 現 地 家 庭 と の 交 流 プ ロ グ ラ ム で す 。 学 生 は 地 元 在 住 の 家 族 と 週 末 に 交 流 し 、 一 般 家 庭 に お け る 日 常 会 話 や 生 活 習 慣 に 触 れ る こ と が で き ま す 。 こ う し た 多 彩 な 企 画 と 内 容 を 実 践 す る う え で 、 海 外 提 携 校 や 各 種 関 係 機 関 の 協 力 を 欠 か す こ と は で き ま せ ん 。 こ こ で 重 要 な 役 割 を 果 た し て い る の が 、 桜 美 林 学 園 ア メ リ カ 財 団 ( O bi r i n G a k u e n F o u n d a ti o n of A m e r i c a ) ( ※ 2 ) で す 。 同 財 団 は 本 学 の 現 地 組 織 と し て 、 北 米 地 域 を 対 象 に 、 現 地 提 携 校 や 教 育 機 関 等 と の 協 力 体 制 を 築 い て お り 、 北 米 地 域 に 留 学 先 大 学 が 多 い こ と も あ っ て 、 プ ロ グ ラ ム の 充 実 化 に 常 時 努 め て い ま す 。 L A 学 群 の プ ロ グ ラ ム に お い て 、コ ミ ュ ニ テ ィ ア ウ ト リ ー チ を 英 語 圏 す べ て の 大 学 に 導 入 で き た の は 2 0 1 3 年 度 秋 学 期 か ら で あ り 、 ま た B M 学 群 に お い て も 同 時 期 に 本 プ ロ グ ラ ム が 始 動 し て い る こ と か ら 、 新 た な プ ロ グ ラ ム の 効 果 や 成 果 の 検 証 は ま だ 始 ま っ た ば か り で す 。 今 後 も 引 き 続 き 、 本 プ ロ グ ラ ム に 関 わ る 学 内 外 の 関 係 者 全 員 で プ ロ グ ラ ム の 運 営 に 取 り 組 む と 同 時 に 、改 善 の た め の 検 証 も 進 め て い き た い と 考 え て い ま す 。 そ し て 何 よ り も 、冒 頭 1 .で 紹 介 し た 本 学 の モ ッ ト ー で あ る「 学 而 事 人 」( 学 び て 人 に 仕 え る ) の 精 神 に 則 り 、 愛 を 持 っ て 隣 人 に 仕 え る こ と が で き る 国 際 的 な 人 材 を 養 い 、 育 て て い く こ と が 大 き な 目 標 で す 。 ※ 2 : 本 学 の 北 米 に お け る 拠 点 で す 。 当 財 団 は プ ロ グ ラ ム 作 り 、 学 生 サ ポ ー ト の 両 面 で 関 わ っ て い ま す 。 2 0 1 0 年 度 に 発 足 し て 以 来 、 複 数 の 大 学 、 N P O と 新 規 に 協 定 を 結 び 、 ま た 既 存 の 提 携 校 の 中 で 、 新 た な 留 学 プ ロ グ ラ ム の 創 設 に 貢 献 し て い ま す 。

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― ― 参 考 ― ―

● L A 学 群 - 留 学 を し た 場 合 の 履 修 の フ ロ ー ( 例 )

● B M 学 群 - 留 学 を し た 場 合 の 履 修 の フ ロ ー ( 例 )

参照

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