BR Series Wave Converter(Windows 版)
(for MICRO BR シリーズ /BR-800/BR-600/BR-900CD) © 2011 ボス株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。 BOSS は、日本国およびその他の国におけるボス株式会社の商標または登録商標です。 ※ 本体メモリー、メモリー・カードの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。 ※ 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみい ただけます。 ※ この商品を権利者の許諾なく賃貸等に使用することを禁じます。また、無断複製することは法律で禁じられています。 ※ ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないでください。データの読み出しがうまくいかないことがあります。ディスクの汚れは、 市販の専用クリーナーでクリーニングしてください。 ※ 製品の仕様および内容は、改良のため予告なく変更することがあります。 ※ 本製品に付属している曲データを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられています。権利者に無断でこれらのデー タの複製を作ったり、二次的著作物で利用したりしてはいけません。 ※ 本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一致していないことがあります。 あらかじめご了承ください。 ※ 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画あるいは複製し、配布、販売、 貸与、上演、放送などを行うことは法律で禁じられています。 ※ 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を侵害しても、弊社は一切責 任を負いません。※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標です。 ※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
※ Windows® の正式名称は、Microsoft® Windows® operating system です。 ※ Pentium は、米国 Intel Corporation の登録商標です。
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および は米国 SanDisk 社の商標であり、CFA(CompactFlash Association)にライセンスさ れています。
※ ボス株式会社は、CompactFlash ™および CF ロゴ( )のライセンシーとして認定されています。
1. BR Series Wave Converterの紹介
本ソフトウェアは、コンピューター上のサウンド・ファイル(WAV/AIFF ファイル)と MICRO BR シリーズ・BR-800・600・900CD 上のウェー ブ・データとの相互変換を行います。これらのサウンド・ファイルは SONAR 等のアプリケーションで利用することができます。 また動作速度が速いコンピューターをご使用することにより、BR 本体より短い時間で変換作業を終えることができます。
お使いの前に
システムやドライバー等との関連による不慮のファイル破損などの被害を防ぐためにも、本ソフトウェアを使用する前にバックアップを取る ことをお勧めします。動作環境
2. 動作環境
CPU Pentium 以上(Celeron/Pentium III 以上推奨) Microsoft Windows 7/Vista/XP Home/XP Professional
• 本製品は上記条件を満たす標準的なコンピューターで動作を確認しておりますが、この条件下での動作すべてを保証するものではありません。 同一条件下でもコンピューター固有の設計仕様や使用環境の違いにより処理能力が異なることをご了承願います。
3. コンピューターでメモリー・カードを読み書きするための準備
本ソフトウェアでは、BR シリーズ(MICRO BR シリーズ・BR-800・600・900CD)でフォーマットしたメモリー・カード(SD カード/ CompactFlash)のみ使用することができます。Windows などで使用中のメモリー・カードは、一度 BR シリーズ本体でフォーマット(イニシャ ライズ)してから使用してください。3-1. MICRO BR シリーズの場合
本ソフトウェアをご使用になる前に MICRO BR の USB 機能を使用してコンピューターに接続してください。 USB 機能切り替えがある機器はあらかじめ USB の機能を「ストレージ」に設定してください。 ※ USB 機能を使用してコンピューターに接続する方法はお使いの機器の取扱説明書をご覧ください。3-2. BR-800 の場合
本ソフトウェアをご使用になる前に BR-800 の USB 機能を使用してコンピューターに接続してください。 このとき BR-800 の[MENU]から[USB] - [WAVE CONVERTER]を選んでください。※ USB 機能を使用してコンピューターに接続する方法はお使いの機器の取扱説明書をご覧ください。
3-3. BR-600・900CD の場合
本ソフトウェアをご使用になる前に BR-600・900CD の USB 機能を使用してコンピューターに接続してください。 このとき BR-600・900CD の[USB STORAGE]の[Type]は[BACKUP]を選んでください。
※ USB 機能を使用してコンピューターに接続する方法はお使いの機器の取扱説明書をご覧ください。
4. ソフトウェアのインストール/アンインストール(削除)
”BRWC.exe”をハードディスクにコピーします。
アンインストール時には、コピー先フォルダー内の”BRWC.exe”、”BRWC.ini”を削除してください。
各部の名称とはたらき
5. 各部の名称とはたらき
BR Series Wave Converter の各部の名称とはたらきを説明します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 1
ドライブ選択欄
BR シリーズのソングが入っているドライブを選択するのに使用します。 2ソング選択欄
BR シリーズのソングを選択するのに使用します。左端の 4 桁の数字部分にはソング・フォルダー名の 5 ~ 8 文字目が表示されます。 3ソング情報表示欄
選択しているソングの情報を表示します。ソングを製作した製品名と、ソングのデータ・タイプが表示されます。 4[Function Select]
ボタン
Wave Converter の Export と Import の機能を切り替えるのに使用します。
5
[Export ALL]
ボタン
Wave Converter の機能が Export のときに、データが入っているトラックを一度に選択するのに使用します。
6
[Track Select]
ボタン
Export、もしくは Import 対象のトラックを選択するのに使用します。ボタンの色によってトラックの状態を表します。 ボタンの色 トラックの状態 白色 録音データがないトラック 緑色 録音されたデータがあるトラック 赤色 録音データがない、選択されたトラック 橙色 録音されたデータがあり、選択されたトラック 7[Stereo Link]
ボタン
Wave Converter の機能が Export のときに、ステレオの WAV/AIFF ファイルを保存するのに使用します。このボタンが ON(緑色)のとき 奇数トラックを左チャンネル、偶数トラックを右チャンネルに保存します。OFF(白色)のときは奇数トラックと偶数トラックをそれぞれモノラルの WAV/AIFF ファイルに保存します。
8
[GO]
ボタン
選択したトラックの Export、もしくは Import を実行します。
操作方法
6. 操作方法
6-1. アプリケーションを起動する
BRWC.exe のアイコンをダブル・クリックします。アプリケーションが起動します。6-2. アプリケーションを終了する
画面右下の[EXIT]ボタン、または画面右上の[X]ボタンをクリックすると、アプリケーションは終了します。キーボードからの[ESC]ボタ ン入力でも終了します。6-3. メモリー・カードを選択する
[Song Select]の[Drive]のポップアップ・リストから、ドライブを選びます。選択したドライブに BR シリーズ用のフォーマットのメモリー・カー ドがあれば、1番目のソングの内容が画面上に表示されます。
※ 選択したドライブに BR シリーズ用のフォーマットのメモリー・カードが挿入されてない場合、[Song]には、何も表示されません。 ※ 選択しているドライブのメモリー・カードは抜き挿ししないでください。
6-4. ソングを選択する
[Song Select]の[Song]のポップアップ・リストから、ソングを選びます。選択したソングの内容が画面上に表示されます。 トラック数が 4 つの機器で作成したソングの場合、選択可能な[Track Select]ボタンが 4トラックまでに制限されます。
6-5. BR シリーズのトラック・データを WAV/AIFF ファイルに変換する(Export)
1. [Function Select]
の
[Export]
ボタンをクリックします。
[Export]
ボタンが ON(緑色)になり、
[Export
ALL]
ボタンと
[Stereo Link]
ボタンが使用可能になります。
2.
WAV/AIFF ファイルに変換するデータが入っている
[Track Select]
ボタン(緑色)をクリックします。
[GO]
ボタンが使用可能になります。
※ 選択されている[Track Select]ボタン(橙色)をクリックすると選択を解除します。 ※ 複数のトラックを選択することができます。
※ [Export ALL]ボタンを押すと、データの入っているすべてのトラックを選びます。
※ [Stereo Link]ボタンを ON(緑色)にすると隣り合う 2 つのトラックをステレオの WAV/AIFF ファイルに保存します。(奇数トラックを左チャン ネル、偶数トラックを右チャンネルに保存します。)
3. [GO]
ボタンを押します。ダイアログが表示されます。
4.
ファイルの種類を選びます
※ Windows RIFF Wave(*.wav)、Windows RIFF Wave(BWF)(*.wav)、Apple AIFF Wave(*.aif)のいずれかを選んでください。
BWF(Broadcast Wave Format)とは?
BWF(Broadcast Wave Format)は、時刻情報付きの WAVE フォーマットです。
BWF を利用すると未録音部分は WAVE ファイルとして出力されないので、ファイル・サイズを小さくすることができます。 BWF に対応した DAW アプリケーションに取り込むと、BRトラックと同じ時刻を再現できます。 BRトラック 20 秒 40 秒 未録音 0 秒 BRトラック 20 秒 40 秒 未録音 0 秒 BWF 0 秒 40 秒 WAVE 0 秒 無音 「WAVE」、「AIF」で エクスポート 「BWF」で エクスポート ファイル 2 ファイル 1 ファイル
操作方法
5.
ファイルの保存先を選びます。
6. [ファイル名]
で、保存ファイル名を指定します。保存時にこのファイル名の末尾にトラック番号と Vトラック番号
が付加されます。
7. [保存(S)]
をクリックするとファイルが保存されます。変換を途中で中止したい場合は
[Cancel]
をクリックします。
※ 保存したファイルにはループ・エフェクトは付加されません。 ※ 変換を中止したとき、中止の操作が行われるまでに変換されたデータは削除されずに保存されます。6-6. WAV/AIFF ファイルを BR シリーズのデータに変換する(Import)
1. [Function Select]
の
[Import]
ボタンをクリックします。
[Import]
ボタンが ON(緑色)になり、
[Export
ALL]
ボタンと
[Stereo Link]
ボタンが使用できなくなります。
2.
WAV/AIFF ファイルを登録する
[Track Select]
ボタンをクリックします。
[GO]
ボタンが使用可能になります。
※ 選択されている[Track Select]ボタンをクリックすると選択を解除します。 ※ すでにデータが録音されているトラックを選ぶことも可能です。この場合上書き保存になりますので、以前のデータの内容は消去されます。 ※ Import 機能では同時に 2トラックまでしか選択できません。 ※ 2 つのトラックを指定した場合に、モノラルの WAV/AIFF ファイルの読み込みを実行した場合は、指定したトラックそれぞれに同じデータが入り ます。 ※ 1 つのトラックを指定して、ステレオの WAV/AIFF ファイルの読み込みを実行した場合は、指定したトラックには、WAV/AIFF ファイル内の左チャ ンネルのデータが入ります。
3. [GO]
ボタンを押します。ダイアログが表示されます。
4.
ファイルの種類を選びます。
Windows RIFF Wave(*.wav)、Apple AIFF Wave(*.aif)のいずれかの形式を選んでください。
5.
読み込むファイル名を選びます。
6. 「開く(O)」
ボタンを押します。ファイルが BR シリーズのフォーマットに変換され、指定したトラックに登録されま
す。変換を途中で中止したい場合は
[Cancel]
ボタンをクリックします。
※ 本ソフトウェアで扱うことのできるのは、PCM, 44.1kHz, 16Bit の WAV/AIFF ファイルです。MP3 などのデータは、あらかじめこの形式に変 換しておいてください。 ※ ファイルの読み込み/変換にかかる時間は、変換元のファイルの大きさにより変わります。操作方法
6-7. バージョンの確認方法
タイトル・バー上のアイコン をクリックし、[About BR Series Wave Converter...]をクリックします。
6-8. エラー・メッセージ
メッセージ 解説
Not BR series memory card. メモリー・カードを確認してもう一度作業してください。BR シリーズ用以外のメモリー・カードを選択しました。
Can't read card. メモリー・カードを確認してもう一度作業してください。準備ができていないメモリー・カードに対して読み出し操作をしました。
Can't write to card. カードに対して書き込み操作をしました。 プロテクトされているメモリー・カードに書き込もうとしました。または準備ができていないメモリー・ メモリー・カードを確認してもう一度作業してください。
Failed to read wave file. 読み込もうとしたファイルが、PCM、44.1kHz、16Bit の WAV/AIFF ファイルではないため、読み込むことができませんでした。ファイルを確認してください。
Failed to write wave file.
書き込もうとしたファイルが、他のアプリケーションやエクスプローラーなどで使用されていない か確認してください。使用されている場合、そのアプリケーションを終了してからもう一度作業し てください。
また保存ファイル名や保存先のディレクトリー名の文字数が制限数を越えている場合、ファイル名 やディレクトリー名の文字数を少なくしてからもう一度作業してください。
No free space on save-destination
card. 保存先のメモリー・カードの容量が足りません。不要なデータを消すなどして空き容量を増やした上で、再度、変換作業をしてください。
Sampling frequency is not 44.1kHz. Can't convert wave file to BR track.
WAV/AIFF ファイルから BR シリーズのデータへの変換(Import)において、サンプリング周波 数が 44.1kHz 以外の WAV ファイルが選択されました。
サンプリング周波数が 44.1kHz、PCM 形式の WAV ファイルを読み込んでください。
Specified wave is too short (< 1sec). Can't convert wave file
to BR track.
WAV/AIFF ファイルから BR シリーズのデータへの変換(Import)において、長さが1秒以下の データを変換しようとしました。
BR シリーズでは演奏時間が1秒以下のデータを扱うことはできません。
Event maximum reached. Can't create new event.
WAV/AIFF ファイルから BR シリーズのデータへの変換(Import)において、演奏情報が一杯 で新規に演奏情報を追加できません。
BR シリーズ本体のソング・オプティマイズなどで不要なデータを削除して、再度変換作業を行っ てください。
Excessive amount of data in track.
指定トラックのデータの録音時間が長すぎます。BR シリーズ本体のトラック・エディットで録音時 間を短くしてください。
本ソフトウェアではモノラルで約 6 時間 45 分(ステレオでは約 3 時間 22 分)までのデータを出 力することができます。
Excessive amount of data in song.
ソングの総録音時間が長すぎます。
本ソフトウェアではモノラルで約 9 時間(ステレオでは約 4 時間 30 分)までのデータを扱うこと ができます。