報道用資料
2013 年ヴェルディ生誕 200 周年
ヴェルディ生誕２００周年の今年、
新国立劇場 2013/2014 シーズンオペラ公演は、
ヴェルディ中期の傑作「リゴレット」の新制作で開幕！
演出は、2009 年バイエルン州立歌劇場との共同制作｢ヴォツェック｣で大絶賛された
ドイツ演劇界の鬼才アンドレアス・クリーゲンブルク。
指揮は、2011 年「イル・トロヴァトーレ」で新国立劇場に鮮やかにデビューした
イタリア人指揮者、ピエトロ・リッツォ。
歌手陣は､世界の歌劇場から引く手あまたのイタリア人バリトン､マルコ・ヴラトーニャ､
美貌と美声を兼ね備えたロシア出身のエレナ・ゴルシュノヴァ、
2011 年｢椿姫｣アルフレードで聴衆を魅了したウーキュン・キムをキャスティング。
新国立劇場が、満を持してお贈りする新時代の「リゴレット」にどうぞご期待下さい。
☛詳しくは劇場ＨＰ 情報満載の特設サイトをご覧ください。 新国立劇場 リゴレットで検索！http://www.atre.jp/13rigoletto/
【好評発売中】 新国立劇場ボックスオフィス ０３-５３５２-９９９９ ～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊ ★９月５日（木）より稽古開始予定です。取材のお申し込みをお待ちしています。 ★スタッフ・キャストの写真は下記からダウンロードしてご利用ください。 http://www.nntt.jac.go.jp/opera/rigoletto/ ユーザ名：nntt パスワード：1314rigoletto ※新聞・雑誌・Web サイト等で掲載される際は、事前に下記広報担当までご一報ください。 ＜資料・写真のご請求、ご取材のお問い合わせ＞ ◎新国立劇場 制作部オペラ 広報担当 小幡 秀美 平成 25 年度(第 68 回)文化庁芸術祭主催公演 新国立劇場 2013/2014 シーズンオペラ オープニング公演新制作
ジュゼッペ・ヴェルディ
Ｇｉｕｓｅｐｐｅ Ｖｅｒｄｉオ
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【全３幕／イタリア語上演／字幕付】 指 揮：ピエトロ・リッツォ 演 出：アンドレアス・クリーゲンブルク ２０１３年１０月３日（木）～２２日（火） ７回公演 新国立劇場オペラパレス■新国立劇場 2013/2014 シーズンは、ヴェルディ屈指の人気作で開幕！
原作は「レ・ミゼラブル」のヴィクトル・ユーゴー。醜い道化師リゴレット、純真な娘ジルダ、放蕩者マ
ントヴァ公爵を軸に繰り広げられる、愛、呪い、そして復讐の悲劇。ヴェルディ作品の中でも高い人
気を誇り、｢女心の歌｣｢慕わしき人の名は｣｢悪魔め、鬼め！｣などの名アリア、重唱で彩られた、ヴ
ェルディ中期の代表作です。
■客室の扉の向こうは･･･現代のホテルを舞台にした「リゴレット」。
演出
は、現在ベルリン・ドイツ座の首席演出家をつとめ、ドイツ演劇界の第一線で活躍する演出家
である
アンドレアス･クリーゲンブルク
。2006 年からオペラ演出も手掛け、
バイエルン州立歌劇
場（２００８年）・新国立劇場（２００９年）の共同制作「ヴォツェック」
で世界的に注目を集め、
２０１２年ミュンヘン・オペラ・フェスティバル「ニーベルングの指環」
では各国の音楽記事を大
いに賑わせました。
クリーゲンブルクは今回、現代の私たちに通じる物語として、
舞台を現代のホテルに設定
。部屋
の数だけあるプライベートな世界。客室の扉の向こうで誰が何をしているのか、知る由もない。そん
な
ホテルの一室でマントヴァ公爵らが富と権力に物を言わせて舞踏会を楽しみ、リゴレット
と娘ジルダはホームレスのようにホテルの屋上で暮らしている
―
というように、貴族とリゴレット、
富裕層と貧困層という社会の明暗のコントラストが、ひとつのホテルの中で描かれます。
■世界第一線の歌手と実力派指揮者の火花散る競演！
タイトルロール
は、近年ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場など一流歌劇
場への出演が相次ぐ注目のイタリア人バリトン、
マルコ・ヴラトーニャ
が新国立劇場初登場。
ジルダ
は２０１０年｢フィガロの結婚｣スザンナで新国立劇場に初登場、その透き通った美声と安定
した演技で好評を博したロシア出身のコロラトゥーラ・ソプラノ、
エレナ・ゴルシュノヴァ
。
マントヴァ公爵
は、２０１１年｢椿姫｣アルフレードで新国立劇場に初登場、その甘い美声で聴衆を
魅了し､ヴェルディ･イヤーの今年欧州各地でヴェルディ作品への出演が相次ぐ
ウーキュン･キム
。
指揮
は、今年欧州各地で「リゴレット」「ドン･カルロ」「椿姫」とヴェルディ作品の指揮が続くイタリア
人指揮者
ピエトロ・リッツォ
です。
■演出家メッセージ
東京は私にとって大冒険の場所でもあります。（「ヴォツェック」に引き続き）再び私の演出作品を
観て頂けることを、とてもうれしく思っています。
私が初めて演出するヴェルディの「リゴレット」
をオペラに造詣の深い、そしてオペラを心から愛している日本の皆様がどう受け入れてくださるか、
あらすじ
第１幕
マントヴァ公爵の宮廷。ある夜会にモンテローネ伯爵が乱入し、娘を陵辱したマントヴァ
公爵を大声で非難する。道化師リゴレットは嘲笑するが、激昂したモンテローネ伯爵から
マントヴァ公爵と一緒に呪いの言葉を投げられ、狼狽する。
不具で醜いリゴレットの生き甲斐は娘のジルダだった。彼は清純な愛娘が汚されるのを恐
れ、教会に行く以外は外出も許さなかった。だが、学生に身をやつしたマントヴァ公爵が
教会でジルダを見初め、隠れ家に忍び込んで娘の心を奪ってしまう。
一方、公爵の威を借るリゴレットに我慢のならない廷臣達は、ジルダを彼の情婦と思い込
み、鬱憤晴らしに彼女を誘拐する。
第２幕
ジルダが何者かにさらわれて公爵が気落ちしていると、廷臣たちがジルダを誘拐してくる
ので公爵は喜ぶ。リゴレットは平静を装って宮廷に参内し、落ち着きなく娘の痕跡を探す
姿を、廷臣たちがあざ笑う。やがて娘が公爵の寝室にいることを知ったリゴレットは、怒
り、泣く。そして、動転したジルダから公爵の毒牙にかかったことを聞き、公爵を呪い、
復讐を誓う。
第３幕
殺し屋スパラフチーレの居酒屋。リゴレットはジルダと外に佇み、公爵が士官に変装して
居酒屋で女と戯れる様子を見ている。居酒屋の女は殺し屋の妹マッダレーナだった。ジル
ダは公爵の本性を知るが恋心は消えない。娘を先に行かせたリゴレットはスパラフチーレ
に公爵殺しを依頼する。
殺し屋が準備を始めると公爵に惚れた妹マッダレーナが反対し、口論の末「身代わりを殺
して報酬だけせしめよう」と決着する。それを立ち聞きしていたジルダは身代わりになる
と決意、居酒屋に入り、スパラフチーレの刃を受ける。
真夜中が過ぎ、殺し屋から死体の袋を受け取ったリゴレットは、そこに瀕死の娘ジルダの
姿を目にする。娘は身勝手を父に詫びながら息絶え、リゴレットは呪いの恐ろしさに打ち
のめされる。
新国立劇場2013/2014シーズンオペラ オープニング公演
《新制作》
ジュゼッペ・ヴェルディ
リゴレット
全３幕〈イタリア語上演／字幕付〉 オペラパレス 【公演日程】 2013年10月 3日(木）7：00 16日(水)7：00、 6日(日)2：00 19日(土)2：00 9日(水)2：00 22日(火)2：00<貸切> 12日(土)2：00 【チケット料金(税込)】 Ｓ：26,250円・Ａ：21,000円・B：14,700円・Ｃ：8,400円・Ｄ：5,250円 指 揮： ピエトロ・リッツォ 衣 裳： ターニャ・ホフマン Conductor: Pietro Rizzo Costume Design: Tanja Hofmann 演 出： アンドレアス・クリーゲンブルク 照 明： シュテファン・ボリガー Production: Andreas Kriegenburg Lighting Design: Stefan Bolliger 美 術： ハラルド・トアー 舞台監督 村田健輔 Scenery Design: Herald Thor Stage Manager : Murata Kensukeリゴレット： マルコ・ヴラトーニャ マルッロ： 成田博之 Rigoletto: Marco Vratogna Marullo: Narita Hiroyuki ジルダ： エレナ・ゴルシュノヴァ ボルサ： 加茂下 稔 Gilda: Elena Gorshunova Borsa: Kamoshita Minoru マントヴァ公爵： ウーキュン・キム チェプラーノ伯爵： 小林由樹
Il Duca di Mantova: Woo-Kyung Kim Il Conte di Ceprano: Kobayashi Yoshiki スパラフチーレ： 妻屋秀和 チェプラーノ伯爵夫人： 佐藤路子
Sparafucile: Tsumaya Hidekazu Il Contessa di Ceprano: Sato Michiko マッダレーナ： 山下牧子 小姓： 前川依子 Maddalena: Yamashita Makiko Paggio: Maekawa Yoriko モンテローネ伯爵： 谷 友博 牢番： 三戸大久
Il Conte di Monterone Tani Tomohiro Un usciere: Sannohe Hirohisa ジョヴァンナ： 与田朝子
Giovanna: Yoda Asako
合唱指揮： 三澤洋史 管弦楽： 東京フィルハーモニー交響楽団 Chorus Master: Misawa Hirofumi Orchestra: Tokyo Philharmonic Orchestra 合 唱： 新国立劇場合唱団 芸術監督： 尾高忠明
リゴレット
＜主要キャスト・スタッフプロフィール＞
演出：
アンドレアス・クリーゲンブルク
Production: Andreas Kriegenburg ドイツ・マグデブルク生まれ。ドイツ演劇界の鬼才にして、オペラ界でも数々の秀 作を生みだしている気鋭の演出家。ベルリン・フォルクスビューネ、ハノーファー州 立劇場、ウィーン・ブルク劇場、ハンブルク・タリア劇場等を経て2009年ベルリン・ド イツ座首席演出家に就任。オペラ演出作品には、マグデブルク劇場『オルフェオ とエウリディーチェ』『イドメネオ』、ベルリン・ドイツ・オペラ『オテロ』、フランクフルト・ オペラ『トスカ』などがあり、12年ミュンヘン・オペラ・フェスティバル『ニーベルング の指環』は大きな話題を呼んだ。新国立劇場ではバイエルン州立歌劇場共同制 作『ヴォツェック』を09年に上演、14年4月に再演予定。今後の演出予定はドレス デン州立歌劇場『コジ･ファン･トゥッテ』、バイエルン州立歌劇場『軍人たち』など。 指揮：ピエトロ・リッツォ
Conductor: Pietro Rizzoイタリア・ローマ生まれ。ヴァイオリンを学んだ後、指揮に転向し、1997～2000年ヘ ルシンキのシベリウス・アカデミーで指揮を学ぶ。00～03年フィンランド国立歌劇 場指揮者、03～07年エッセン・アールト劇場第一カペルマイスター、06～09年イェ ーテボリ・オペラ首席指揮者を歴任。メトロポリタン歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペ ラ、フィレンツェ歌劇場、スウェーデン王立歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー などでイタリア・オペラを中心に活躍。今後の予定には、フィンランド国立歌劇場 『チェネレントラ』(13年12月)、ハンブルク州立歌劇場『ルクレツィア・ボルジア』(14 年3月)、バイエルン州立歌劇場『椿姫』(14年5月)『カプレーティ家とモンテッキ家』 (15年)などがある。新国立劇場には11年『イル・トロヴァトーレ』に続いての出演。
ジルダ：エレナ・ゴルシュノヴァ Gilda: Elena Gorshunova ロシア・ペルミ生まれ。2002～10年マリインスキー劇場のソリストとして活躍し、『ラ ンスへの旅』フォルビル伯爵夫人、『リゴレット』ジルダ、『魔笛』パミーナなど数多く の作品に出演。他にもパリ・シャトレ座、ワシントン・オペラ、マドリッド・レアル劇場、 カナダ・ケベック・オペラなどに客演。2010/2011シーズンよりザクセン州立歌劇場 の専属歌手として活躍、『リゴレット』ジルダ、『ばらの騎士』ゾフィー、『魔笛』パミー ナ、『後宮からの誘拐』コンスタンツェ、『ラ・ボエーム』ムゼッタなどに出演を重ねて いる。新国立劇場には10年『フィガロの結婚』スザンナで初登場し、透き通った美 声と安定した演技で好評を博した。
リゴレット：マルコ・ヴラトーニャ Rigoletto: Marco Vratogna イタリア・ラ・スペツィア生まれ。2000年トリエステ歌劇場『スティッフェーリオ』スタン カーでオペラデビュー。これまでに、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ベルリ ン州立歌劇場『トスカ』スカルピア、ヴェローナ野外音楽祭で『ナブッコ』タイトルロ ール、『アイーダ』アモナズロ、英国ロイヤルオペラ『仮面舞踏会』レナート、バイエ ルン州立歌劇場『アイーダ』アモナズロ、メトロポリタン歌劇場、ザクセン州立歌劇 場『オテロ』イアーゴなどに出演。昨年9月、サンフランシスコ・オペラで『リゴレット』 タイトルロール・デビューを飾った。今後の予定は、シアトル・オペラ『リゴレット』タ イトルロール、バルセロナ・リセウ劇場、シドニー・オペラ・ハウスで『オテロ』イアー ゴ、ヴェローナ野外劇場『ナブッコ』タイトルロールなど。新国立劇場初登場。
モンテローネ伯爵：谷 友博 Il Conte di Monterone: Tani Tomohiro 武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。第27回リクルート・スカラシップ生とし てミラノ音楽院に学ぶ。第68回日本音楽コンクール声楽部門第1位。 95年スロヴ ェニアのマリボール国立歌劇場で『ルチア』『セビリアの理髪師』に出演。その後ピ ストイア市立劇場で『ラ・ボエーム』『椿姫』などで主要な役を演じる。新国立劇場で は『イル・トロヴァトーレ』『ラ・ボエーム』『トスカ』『黒船 ―夜明け』『椿姫』『夕鶴』な どに出演し、常に高い評価を得ている。2013/2014シーズンは『カルメン』ダンカイ ロにも出演予定。藤原歌劇団団員。
マッダレーナ：山下 牧子 Maddalena: Yamashita Makiko 広島大学教育学部卒業、東京藝術大学大学院声楽科修了。第1回東京音楽コン クール第1位。これまでに『ジュリアス・シーザー』タイトルロール、『コジ・ファン・トゥ ッテ』ドラベッラ、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『カルメン』タイトルロールなどを演 じている。新国立劇場では、『カヴァレリア・ルスティカーナ』『ルル』『サロメ』『軍人 たち』『リゴレット」』『蝶々夫人』『ワルキューレ』『ヴォツェック』『カルメン』『沈黙』な ど数多く出演。2013/2014シーズンは『ホフマン物語』アントニアの母の声／ステッ ラ、『死の都』ブリギッタ、『ヴォツェック』マルグレート、『鹿鳴館』女中頭草乃にも出 演予定。二期会会員。
マントヴァ公爵：ウーキュン・キム Il Duca di Mantova: Woo-Kyun Kim 韓国・ソウル生まれ。漢陽大学、ミュンヘン音楽大学で学ぶ。2003/2004シーズン よりザクセン州立歌劇場の専属歌手。バイエルン州立歌劇場、ハンブルク州立歌 劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラなどにも 出演。レパートリーには、『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『椿姫』アルフレード、『ファウ スト』タイトルロールなどがある。ヴェルディ・イヤーの13年は、ベルリン・ドイツ・オ ペラ『仮面舞踏会』リッカルド、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場で『マクベ ス』マクダフに出演。新国立劇場には11年『椿姫』アルフレードに続く2回目の出演 となる。今後の予定には、ベルリン・ドイツ・オペラ『ラ・ボエーム』ロドルフォ（13年 12月）、ハンブルク州立歌劇場『マクベス』マクダフ(14年2月)などがある。
スパラフチーレ：妻屋 秀和 Sparafucile: Tsumaya Hidekazu 東京藝術大学卒業、同大学院オペラ科修了。1994年～2001年ライプツィヒ歌劇 場専属。02年～11年ワイマールのドイツ国民劇場専属。これまでにベルリン・ドイ ツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、スコティッシュ・オペラなど に客演。新国立劇場には『アイーダ』『ファルスタッフ』『フィガロの結婚』『ドン・ジョ ヴァンニ』『ラインの黄金』『ジークフリート』『オテロ』など多数出演。2012/2013シー ズンは『セビリアの理髪師』ドン・バジリオ、『アイーダ』ランフィス、『ナブッコ』ベル の祭司長、『夜叉ヶ池』鉱蔵に出演。2013/2014シーズンは『カルメン』スニガ、『ヴ ォツェック』医者、『アラベッラ』ヴァルトナー伯爵にも出演予定。藤原歌劇団団員。
