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SH2A-DUALコア搭載製品SH7265のご紹介

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(1)

SH2A-DUALコア搭載製品

SH7265のご紹介

システムソリューション統括本部

システムソリューション製品技術部

(2)

ルネサスのマルチコア化取組み

(1) 業界動向

・ニーズ : 機器のさらなる性能向上、高機能化

・対応策 : 微細化による大規模集積化、高速化 → 消費電力問題

⇒ 解の1つとして、

マルチコア化の流れ

(2) ルネサスのマルチコア化取組み状況

適用分野別のマルチコア製品を開発中

① マルチメディア処理向けマイクロプロセッサ(SH-4A)

機器制御向けマイクロコントローラ(SH-2A)

(3) 今回のご紹介製品

SH2A-DUALコア搭載製品: SH7265

業界初の汎用マルチコア・マイクロコントローラ製品

(3)

目次

• 製品化の背景

• 開発コンセプト

• マルチコア技術の概要

• マルチコア製品第一弾の概要

• 利用方法

• まとめ、今後

(4)

背景処理の増大と消費電力

処理性能

シングルコア

消費電力

1.市場の動向と要求

・動向:ユビキタス社会に向け、機器のさらなる高機能化、高性能化、安全化を追求

この結果、組込み機器の処理内容の高度化、大規模化が急速に進展中

・要求:マイコンに対し、より一層の高処理性能化、大規模集積化

2.対応策

・従来は微細化で対応。

しかし、近年は微細化だけでは対応しきれず。

理由:CPUコアが1つでは、非常に高い動作周波数を必要とし、消費電力が増大

1つの解:マルチコア化 (1チップにCPUコアを複数搭載し、処理性能を向上)

マルチコア

2 CPUコア

4 CPUコア

消費電力

低減

消費電力

低減

●商用化例

1.サーバ

2.PC用プロセッサ

3.専用SoC(用途限定)

汎用の組込み用途

向けではなし。

(5)

お客さまのニーズ

信号処理能力を

DSP並みに向上

マイクロコンピュータを使っているけれども それを更に、、

グラフィックス

表示能力の

高度化

ネットワーク

通信機能等の

容易な付加

制御処理能力

の向上

開発コストの

抑制

部品点数、

部品コスト

の抑制

リアルタイム性

の確保

消費電力の

抑制

汎用マイコンとして製品化

「SH-2A」デュアルコア・マイコン

(6)

目次

• 製品化の背景

• 開発コンセプト

• マルチコア技術の概要

• マルチコア製品第一弾の概要

• 利用方法

• まとめ、今後

(7)

組込み向け汎用マルチコア製品開発のコンセプト

• 組込み向け汎用マイコンの要件を保持

– 低消費電力重視

– リアルタイム性の確保

– 汎用性の確保

– 開発ツールの整備

– 既存システムからの移行容易性を考慮

(8)

組込み機器分野での要件 (1)

ー リアルタイム性の確保 -

CPU

CPU

処理2

処理1

CDデッキ

制御

処理3

・シングルコア

処理が

阻害され、

トラブル発生

CDデッキ

システム

コントロール

●アプリケーションの高性能化・複雑化による課題

⇒ 制御処理の対象数増加し、リアルタイム性が必要な制御処理に影響

音切れなどが発生

CDデッキ

CPU0

CPU0

処理2

処理1

処理3

CPU1

CPU1

CDデッキ

制御

・マルチコア

リアルタイム性が

必要な処理を分離

これにより、他の処

理に影響されず。

システム

コントロール

音切れなし

課題へのルネサスの対応

(9)

●組込み用途 ⇒ 信号処理、機器制御など応用が広範囲

専用SoCマルチコア構成例:

CPU

(機器制御)+音声処理または画像処理用プロセッサ

⇒ 音声や画像の処理性能は高いが、用途が限定。

CPU

CPU

処理2

処理1

処理3

専用DSP

専用DSP

マルチコア

音楽再生

専用グラフィックス

プロセッサ

専用グラフィックス

プロセッサ

画像処理

組込み機器分野での要件(2)

ー 汎用性の確保 -

システム

コントロール

CPU

CPU

処理2

処理1

処理3

システム

コントロール

画像表示

音楽再生処理

(10)

CPU0

CPU0

CPU1

CPU1

FPU内蔵

汎用コア

FPUにより、信号処理や画像処理を

高速実行

マルチコア

画像表示

FPU内蔵

汎用コア

音楽再生処理

課題へのルネサスの対応

ー 汎用性の確保 -

システム

コントロール

●音声処理や画像処理が可能な高性能CPUコアを複数搭載

同じCPUで音声や画像の処理を行え、多様な応用に対応可能

(11)

目次

• 製品化の背景

• 開発コンセプト

• マルチコア技術の概要

• マルチコア製品第一弾の概要

• 利用方法

• まとめ、今後

(12)

マルチコア技術の概要

(1) リアルタイム制御性能に優れた「SH2A-FPU」 CPUコア

⇒ 音声や画像処理も可能な高性能CPUコアを採用

(2) 高転送効率の4層マルチレイヤバス構造

⇒ 高速かつ安定した処理性能を確保

(3) CPU間の連携処理を実現する

CPU間通信機能

⇒ ハードウェアおよびソフトウェアのサポートにより、CPU間での

互いの処理状況の把握、処理の同期およびデータの受け渡し

が可能

(4) マルチコア用プログラム開発を支援する

開発環境

⇒ エミュレータ、コンパイラおよびデュアルコア用OSを準備

(13)

1993

1995

2000

2003

2005

SH-1

SH-1

SH-2

SH-2

SH-3

SH-3

SH-4

SH-4

SH2-DSP

SH2-DSP

SH3-DSP

SH3-DSP

SH-4A

SH-4A

SH-2A

SH-2A

産業・自動車・民生等

汎用組み込みコントローラ

プロセッサ系

コントローラ系

産業・ネットワーク・携帯電話・カーナビ・

デジタルAV向け 組み込みプロセッサ

成長続けるSuperHコア

MMU

MMU有り

有り

汎用

汎用OS

OSサポート

サポート(LINUX

(LINUX等

等)

)

可能

可能

MMU

MMU無し

無し

μ

μiTRON

iTRON中心にサポート

中心にサポート

SuperHのコアは、MMU搭載のSH-4Aと、

組込み用途に特化したSH-2Aに集約しました 。

(14)

SH2A–FPUコアの特長

1.高性能組込み機器向けCPU

→ レジスタバンクによる高速な割込み応答速度、高コード効率

2.浮動小数点演算ユニット(FPU)

→ 画像処理、信号処理等に幅広く適用可能

3.FPUを含めたスーパスカラ演算方式

→ 特定の領域ではDSPを凌ぐ性能

4.処理の応答サイクルを保障し、かつ高速な応答

リアルタイム性を必要とするプログラムを

内蔵RAM領域に格納

(15)

CPU A

CPU B

OS 1

OS 2

ヘテロジニアス構成

CPU A

CPU A

OS 1

OS 2

AMP

(Asymmetrical Multi Processor:

同一

CPU)

Single OS

Instance

CPU A

CPU A

SMP

(Symmetrical Multi Processor:

同一CPU)

SH2A-DUALプラットフォームは、AMP型のマルチコアプラットフォームです

・同じ種類のCPUコアを複数個搭載

・一つのOSにより、各CPUに動的に

タスクを分散して処理する

・同種もしくは異種のCPUコア

を複数個搭載

・IO、バスをCPU間で共有

・各CPUごとに、同種もしくは

異種OS上で、異なるタスクを

処理する

ソフトウェア記述性に優れる

リアルタイム性に優れる

・コア、IOピンおよびバスを別々

に搭載し、完全にIO、バスを分

離。

異なるLSIをワンチップに

装したイメージ

(16)

基本アーキテクチャ

1.汎用のSH2A-FPUコアを2個搭載

2.4層式のマルチレイヤバス構造

SH2A-FPUコア毎に独立した

バスアクセスを確保

SH2A-FPU

SH2A-FPU

RAM0

CPU0

Cache0

FPU0

SH2A-FPU

SH2A-FPU

RAM1

CPU1

FPU1

外付けRAM

周辺モジュール

DMAC

内蔵RAMとDMACを組み合わせて

処理の応答サイクルを保障

Cache1

内部バス

(マルチレイヤバス構造)

(17)

SH2A-FPU

SH2A-FPU

CPU0

FPU0

URAM0

SH2A-FPU

SH2A-FPU

CPU1

FPU1

URAM1

INT

INT

CPU0

CPU1

CPU間

割込み

通信用

メモリ領域

パラメータ通信

CPU間の通信方式

CPU間通信の機能により、

CPU0とCPU1との間で処理の連携が可能

CPU間割込み

(専用ハードウェア)

一方のCPUからもう一方のCPUへ割込み、

パラメータ受け渡しなどの通知を行う

パラメータ通信

通信用メモリ領域を介したコピーによる

パラメータ送受信

(18)

組込み用マルチコア対応OS (SH2A-DUAL用μITRON )

タスクの割り当ては、プログラム開発時にあらかじめ決めておきます

このOSの利用によって、旧来のITRONから大幅に変わることなくSH2A-DUAL

をご利用いただけます。

タスク

割込み

ハンドラ

CPU間

割込み機能

(ITRON)

CPU間

割込み機能

(ITRON)

割込み

ハンドラ

外部・周辺割込み

CPU間通信(双方向)

ITRON カーネル

CPU#0

CPU#1

物理メモリ

CPU#0のみ使用

CPU#1のみ使用

共有(通信用メモリ領域)

アクセス

アクセス

ITRON カーネル

タスク

(19)

SH2A-DUAL(SH7265/SH7205)用開発ツール

C/C++コンパイラ

SuperH ファミリ用 C/C++コンパイラ (推奨バージョン、Ver.9)

コンパイラ、アセンブラは既存のSH-2A用ツールが使用できます。

オンチップデバッギングエミュレータ

E10A-USB (マルチコアデバイス用、型名:HS0005KCU04H)

新製品

μITRON仕様OS

「HI7200/MP」 (SH-2A マルチコアデバイス用、AMP型)

新製品

評価ボード

SH7265評価ボード「R0K572650D000BR」

開発中(特別出荷中)

SH7205CPUボード 「M3A-HS50G50」

開発中(特別出荷中)

「M3A-HS50G50」

「R0K572650D000BR」

(20)

CPUID#1ワークスペース

CPUID#2ワークスペース

ELF/DWARF

S-Type

Build

ELF/DWARF

S-Type

Build

High-performance Embedded Workshop

ターゲットボード

(21)

目次

• 製品化の背景

• 開発コンセプト

• マルチコア技術の概要

• マルチコア製品第一弾の概要

「SH2A-FPU」コアを2個搭載する製品

⇒ 「SH2A-DUAL」として展開

最初の製品:

「SH7205」

「SH7265」

• 利用方法

• まとめ、今後

(22)

SH-2A

(200MHz)

BSC

ROM,SRAM,

SDRAM

WDT

ADC

10bit

8ch

SSI

6ch

RTC

INTC

CAN

2ch

I

Cache

8kB

D

Cache

8kB

URAM

64KB

USB2.0

HOST/

FUNC

(HS)

2port

FPU

DMAC

SCIF

6ch

NAND

Flash IF

SSU

2ch

SH-2A

(200MHz)

URAM

32KB

FPU

I

Cache

8kB

D

Cache

8kB

2D

Graphics

ATAPI

I2C

MTU2

5ch

「SH7205」概要

●適用分野:

・産業機器、一般機器

●豊富な周辺機能

1.各種ストレージをサポート

(ATAPI/NANDフラッシュ/USB 2.0)

2.2Dエンジン搭載

(デジタル動画入力、アナログRGB出力)

3.多機能タイマ内蔵 モータ制御可能

(23)

SH-2A

(200MHz)

BSC

ROM,SRAM,

SDRAM

WDT

ADC

10bit

8ch

SSI

6ch

RTC

INTC

CAN

2ch

I

Cache

8kB

D

Cache

8kB

URAM

64KB

FPU

DMAC

SCIF

6ch

NAND

Flash IF

SSU

2ch

SH-2A

(200MHz)

URAM

32KB

FPU

I

Cache

8kB

D

Cache

8kB

2D

Graphics

MTU2

5ch

「SH7265」概要

USB2.0

HOST/FUNC

(HS) 2port

SD Card IF

ATAPI

IE Bus

AAC

Enc.

I2C

●適用分野

・デジタルカーエンターテイメント機器等

●SH7205に下記機能を付加

1.SDカードインタフェース

2.IE Bus

3.圧縮音楽ファイル(AAC形式)

エンコード・アクセラレータ

●車載品質対応(-40~85℃)

(24)

SH7265/SH7205の特長

- 電源電圧: Vcc 1.2V, PVcc 3.3V

- パッケージ: BGA1717-272(0.8mmピッチ)

- 温度: -20~85℃(SH7205)

-40~85℃(SH7265)

- WS: NOW

(25)

目次

• 製品化の背景

• 開発コンセプト

• マルチコア技術の概要

• マルチコア製品第一弾の概要

• 利用方法

• まとめ、今後

(26)

ソフトウェア構成

SH2A-FPU

SH2A-FPU

RAM0

CPU0

Cache0

FPU0

SH2A-FPU

SH2A-FPU

RAM1

CPU1

Cache1

FPU1

RAM

周辺

デュアルOS構成

<メリット>

・シングルコアのuITRONプログラムを

SH2A-DUAL用uITRONを用いて

デュアルコア用プログラムに流用可

・uITRONのRemote Procedure Call機能

およびRemote Service Call機能を活用

uITRON

uITRON

Application

#0

Application

#1

(27)

SH-2A

(200MHz)

BSC

ROM,SRAM,

SDRAM

WDT

ADC

10bit

8ch

SSIF

6ch

RTC

INTC

CAN

2ch

I

Cache

8kB

D

Cache

8kB

URAM

64KB

USB2.0

HOST/

FUNC

(HS) 2port

FPU

DMAC

SCIF

6ch

NAND

Flash IF

SSU

2ch

SH-2A

(200MHz)

URAM

32KB

FPU

I

Cache

8kB

D

Cache

8kB

2D

Graphics

(Vin / Vout)

ATAPI

I2C

MTU2

5ch

TR/RV

ネットワーク

各種コントロール

ホストからの指示

(1) CPU0で制御:

FPUを使用した座標計算

モータ制御に適したMTU2内蔵

(PWM波形出力,2相エンコーダ

機能etc.)

(2) CPU1

で制御:

表示制御

CAN/USB等 等 通信制御

(3) FPU、MTU、CAN等の強力な周

辺機能

SH72

SH72

0

0

5

5

を用いた産業

を用いた産業

/

/

計測機器応用例

計測機器応用例

インバータ制御に必要な

PWM波形の発生

表示

アナログ

RGB

PC

(28)

目次

• 製品化の背景

• 開発コンセプト

• マルチコア技術の概要

• マルチコア製品第一弾の概要

• 利用方法

• まとめ、今後

(29)

„

AMP(非対称型マルチプロセサ)

„

レイテンシ重視型のマルチレヤーバス(MLB)を採用。

9

2つのバスマスタ、DMA用の合わせて4系統の独立バス構造。

9

この2つのバスマスタに2個のCPUを搭載。

9

SOC用標準バスとして多くの実績あり。

„

CPUは、組込み制御に適したSH2A-FPU(200MHz)を搭載する。

9FPUは、産業、音楽などの信号処理、数値計算に適する。

9URAMを併用することで高い実効性能を引き出せる。

9

レジスタバンクを持ち高い応答性を持つ。

„

内蔵フラッシュメモリ時にも対応できる構造を保有。

„

SH2A-DUAL対応μITRON, デバッガを整備。

„

今後も性能向上、電力低減の継続的な努力を行います。

SH2A-DUAL プラットフォームのまとめ

(30)

SH2A系製品は、DUALコア以降も、組込みCPU

の性能向上を継続します。

SH2-DSP

78 MIPS

DSP

SH-1

26 MIPS

SH-2/2E

104 MIPS

FPU

MAC

Em

be

dde

d C

or

e

SH

SH

-

-

2A

2A

~200MHz

~20MHz

~100MHz

~80MHz

SH-2A

・Super Scalar(2 Issues )

・Harvard architecture

・Parallel Flash access(128bit+ROM

Cache)

・New Instruction

480MIPS

M

ult

i C

or

e化

SH

SH

-

-

2A

2A

Dual

Dual

960MIPS

SH

SH

-

-

2A

2A

Multi

Multi

1GIPS~

2005

2010

SH-2A Dual/Multi

・Function Improved Dual/Multi

Core ・Individual high speed

Local-ROM/RAM

・High speed internal bus(i. e.

400MB/s × 4)

1995

(31)

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