2016 年 8 月 8 日
20~40 代の出産と子育て
- 第 9 回結婚・出産に関する調査より -
株式会社明治安田生活福祉研究所(社長 木島 正博)は、2016 年 3 月に、全国の 20 歳~ 49 歳の男女 3,595 人を対象に、「結婚と出産」をテーマとする調査を実施しました。 本リリースでは、出産と子育てについて、調査で明らかになった最新の状況をご紹介しま す。< 主 な 内 容 >
○妊娠・出産時に仕事をやめた女性
20 代
73.1%
30 代
50.5%
○出産時に雇用関係のない女性 20 代
81.1%
30 代
65.4%
○ “子育てや家庭を大切にしたい”理由から、妊娠・出産を機に自発的に仕事をやめる
女性が一定数いることから、子育て施策の充実が図られるとしても、M字カーブ(女性
の年齢別就業率)の解消は限定的になるものと推察される
(10~13 ページ)
○理想の子どもの人数
理想の子ども数
2.39 人
世帯平均子ども数1.69 人
その差
0.70 人
○子どもが欲しい割合
20 代後半
男性 85.2%
女性 88.0%
30 代後半
男性 59.5%
女性 45.8%
○自分の親から経済的な援助
を受けている 20~40 代
夫 32.9%(うち 20 代 43.6%)
妻 43.8%
(うち 20 代 46.0%)年収 400 万円未満
48.1%
妻の親と同居の世帯63.3%○女性の働き方の
理想と現実にギャップ
子どもが中学生になったら
正社員が理想
47.4%
現実は…
8.7%
○20~40 代男性の育児
休業の取得意向
既婚者
58.9%
未婚者
67.7%
○既婚男性の取得希望期間
1ヵ月以上
48.7%
○子ども・子育て支援新制度
の認知度
6 歳以下の子を持つ男女
31.2%
うち正社員の女性の認知度
45.9%
ご照会先 ㈱明治安田生活福祉研究所 生活設計研究部 横田・萩行・小島 電 話:03(3218)4014 FAX:03(3201)7837 Eメール:[email protected](14 ページ)
(15 ページ)
(25 ページ)
(4 ページ)
(6 ページ)
(8 ページ)
< 調査の概要 >
(1)調査対象: 全国の 20 歳以上 49 歳以下の男女 (2)調査方法: WEB アンケート調査(株式会社クロス・マーケティング登録モニター対象) (3)調査時期: 2016 年 3 月 11 日~3 月 16 日 (4)回 収 数: 3,595 人 (5)サンプルの属性 (6)サンプル数について この調査では、上記の各属性ごとに相当数のサンプルを収集して分析を行なうことを目的 としています。そのため、当資料では人口比等による補正は行なっておりません。 子どもあり 子どもなし 男性 150 16 17 183 女性 150 93 69 312 男性 150 100 100 350 女性 150 100 100 350 男性 150 150 100 400 女性 150 150 100 400 男性 150 150 100 400 女性 150 150 100 400 男性 50 100 49 199 女性 50 100 51 201 男性 50 100 50 200 女性 50 100 50 200 1,400 1,309 886 3,595 (*) 離別、死別を含む。 計 結婚経験なし 結婚経験あり(* ) 計 2 0 ~2 4 歳 2 5 ~2 9 歳 3 0 ~3 4 歳 3 5 ~3 9 歳 4 0 ~4 4 歳 4 5 ~4 9 歳< 目 次 >
Ⅰ. 理想の子どもの数と経済準備
... 4 1. 理想の子どもの人数 ... 4 2. 子どもを持ちたい意向 ... 6 3. 教育資金の準備 ... 7 4. 親からの経済的な援助 ... 8Ⅱ. 妊娠・出産と働き方
... 10 1. 妊娠・出産時に、女性は仕事をどうしたか ... 10 2. 仕事をやめた理由・復職した理由 ... 12 3. 女性の理想の働き方と実際 ... 14 4. 夫の育児休業の取得意向と希望期間 ... 15 5. 子育ての分担割合 ... 17 6. 夫の家事・育児への参加のために必要なこと ... 18 7. 子育てと仕事の両立のために充実を望む勤務先の制度 ... 19Ⅲ. 子育て支援の利用実態と要望
... 20 1. 子育ての情報収集源として頼りにしている人・もの ... 20 2. 保育所等を選ぶときに重視したこと・充実させて欲しいサービス ... 22 3. 「子ども・子育て支援新制度」の認知度・考え方 ... 25Ⅰ. 理想の子どもの数と経済準備
1. 理想の子どもの人数20・30 代既婚者の理想の子どもの数は 2.39 人
実際の世帯平均子ども
数は 1.69 人で、その差は 0.70 人
理想の子どもの人数は実際の子ども数より 0.70 人多く、今後の増加に期待 20・30 代の既婚男女の理想の子どもの数は 2.39 人で、子どもがいる既婚男性 2.44 人・女性 2.49 人、子どもがいない既婚男性 2.20 人・女性 2.23 人となっています(図表 1)。 20・30 代の既婚男女が実際に持てると思う子どもの数は 2.01 人となっています(図表 2)。 理想の子どもの数 2.39 人や実際に持てると思う子どもの数 2.01 人は、実際の児童のいる世帯の 平均児童数 1.69 人(厚生労働省「平成 27 年国民生活基礎調査」)をそれぞれ 0.70 人・0.32 人上回って おり、今後の出生数の増加が期待されるところです(図表 3)。 図表 1 理想の子どもの数(20・30 代既婚の男女) 図表 2 実際に持てると思う子どもの数(20・30 代既婚の男女) 図表 3 <参考>「合計特殊出生率」と「児童のいる世帯の平均児童数」の推移 理想の子どもの数を持てないのは … 「経済的な負担」・「重い教育費」・「保育サービスのさらなる整備の必要性」などが一因 実際に持てると思う子どもの数 2.01 人は、理想の子どもの数 2.39 人を 0.38 人下回っています。 20・30 代の子どもがいない既婚者が子どもを持つ場合に希望すること(複数回答)は、「教育 出典:厚生労働省「人口動態統計」「国民生活基礎調査」より作成 1.78 1.72 1.72 1.70 1.69 1.69 1.42 1.26 1.41 1.43 1.42 1.46 1.00 1.10 1.20 1.30 1.40 1.50 1.60 1.70 1.80 1.90 2.00 1995 2005 2012 2013 2014 2015 児童のいる世帯の 平均児童数(人) 合計特殊出生率 (年) 2.39 2.44 2.20 2.49 2.23 1.0 1.5 2.0 2.5 20・30代既婚男女合計 (n=1,253) 既婚男性・子どもあり (n=392) 既婚男性・子どもなし (n=186) 既婚女性・子どもあり (n=464) 既婚女性・子どもなし (n=211) (人) 2.01 2.11 1.64 2.17 1.78 1.0 1.5 2.0 2.5 20・30代既婚男女合計 (n=1,253) 既婚男性・子どもあり (n=392) 既婚男性・子どもなし (n=186) 既婚女性・子どもあり (n=464) 既婚女性・子どもなし (n=211) (人)にお金があまりかからないこと」・「地域の保育サービスが整うこと」・「健康上の問題がないこ と」・「働きながら子育てができる職場環境であること」が上位であり(図表 4)、また、子ども を持ちたくない・あきらめている理由(複数回答)としては、「経済的負担が大きいから」がト ップとなっています(図表 5)。 こうした観点からの「理想の子ども数を持てるような支援」が求められていると考えられます。 図表 4 子どもを持つ場合に希望すること 図表 5 子どもを持ちたくない・あきらめている理由 (子どもがいない 20・30 代既婚の男女、上位4項目:複数回答) (子どもがいない 20・30 代既婚の男女、上位4項目:複数回答) 希望出生率 1.8 の実現には、結婚を希望する割合(結婚願望)もポイントに 政府は、2025 年に希望出生率 1.8 の実現を目標としています。 この希望出生率は、「平成 22 年出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所)」をもとに次の 算式で求められています。 希望出生率=(既婚者割合 34%×夫婦の予定子ども数 2.07 人+未婚者割合 66%×未婚結婚希 望割合 89%×理想子ども数 2.12 人)×離別等効果 0.938 ≒ 1.8 (注1) 今回の調査では、20~40 代の既婚男女が実際に持てると思う子どもの数(≒予定子ども数)は 2.02 人、35 歳未満の未婚女性が考える理想の子どもの数は 2.20 人でした(注 2)。出生動向基 本調査の「夫婦の予定子ども数」より 0.05 人低く、未婚女性の「理想子ども数」より 0.08 人 高くなっていますが、全体としては子を持つ意向に大きな変化はないようです。 上記算式で、既婚者割合・未婚者割合・未婚結婚希望割合・離別等効果の数値を平成 22 年の数 値と同一として算出すると、希望出生率=(既婚者割合 34%×夫婦の予定子ども数 2.02 人+ 未婚者割合 66%×未婚結婚希望割合 89%×理想子ども数 2.20 人)×離別等効果 0.938 ≒ 1.86 となり、今回の調査では政府の希望出生率 1.8 を 0.06 上回る結果となりました。 上記のとおり子を持つ意向は大きく変化していないようですが、希望出生率 1.8 実現のために は、希望する子どもの数に加え、「未婚結婚希望割合」すなわち「結婚願望」の増減、その結果 としての「結婚率」の増減が、重要なポイントと考えられます。そのため、若者が恋愛や結婚 に前向きになれるような施策が必要と考えられます。 (注 1)夫婦の予定子ども数の調査対象は妻の年齢 50 歳未満の初婚どうしの夫婦、理想子ども数の調査対象 は 18~34 歳の未婚女性。 (注 2)実際に持てると思う子ども数の調査対象は 20~49 歳の既婚男女、理想の子ども数の調査対象は 20~ 34 歳の未婚女性。 37.1 30.1 28.7 28.0 45.2 25.8 24.2 19.4 30.9 33.3 32.1 34.6 0 10 20 30 40 50 経済的負担が 大きいから 自分自身や夫婦 の時間や楽しみを 優先させたいから 出産や子育ての 精神的・身体的 負担が大きいから 子どもが苦手 だから 20・30代 男女合計 (n=143) 20・30代 男性 (n=62) 20・30代 女性 (n=81) (%) 46.6 39.5 28.0 27.7 44.6 39.8 23.7 24.7 48.3 39.3 31.8 30.3 0 10 20 30 40 50 教育にお金が あまりかから ないこと 地域の保育サー ビスが整うこと (保育所や一時 預かりなど) 健康上の問題が ないこと 働きながら子育 てができる職場 環境であること 20・30代 男女合計 (n=397) 20・30代 男性 (n=186) 20・30代 女性 (n=211) (%)
2. 子どもを持ちたい意向 子どもが欲しい …20 代後半男性 85.2%・女性 88.0%、30 代後半は男性 59.5%・女性 45.8%
子どもが欲しい理由 … 「子どもがいると楽しく幸せ」・
「親に孫を見せたい」
子どもを持ちたい意向は 30 代後半にかけて大きく低下 子どもがいない既婚者のうち「子どもが欲しい」(「今すぐ欲しい」+「いずれ欲しい」)人は、20 代後半 は男性 85.2%・女性 88.0%で、以降年齢が高くなるほど低くなり、30 代後半になると男性 59.5%・ 女性が 45.8%と大きく低下しています。特に女性の低下割合が大きくなっています(図表 6)。 図表 6 子どもが欲しいと思うか(子どもがいない 20・30 代既婚の男女) 子どもを持ちたい理由 :「楽しく幸せ」・「親に孫を見せたい」・「夫婦の絆や愛情が深まる」 20・30 代の子どもがいない既婚者が子どもを持ちたい理由(複数回答)は、男性 63.4%・女性 58.3%が「子どもがいると楽しく、幸せだから」を挙げてトップ。以下、「親に孫を見せたい」・ 「子孫を残したい」・「夫婦の愛情・絆が深まる」が続きます。 男女の比較では、「親に孫を見せたい」・「子孫を残したい」・「自分自身の年齢や健康を考えて」 が女性のほうが高く、男性は「子どもを持つことで一人前の大人として認められる」が女性よ りやや高くなっています(図表 7)。 図表 7 子どもが欲しい理由(子どもがいない 20・30 代既婚の男女:複数回答) 60.7 41.6 33.0 26.7 15.4 15.4 8.3 7.8 7.6 63.4 34.9 31.2 27.4 7.5 12.9 8.6 11.3 8.6 58.3 47.4 34.6 26.1 22.3 17.5 8.1 4.7 6.6 0 20 40 60 80 子どもが いると 楽しく、 幸せだから 親に孫を 見せたい から 自分や 配偶者の 子孫を 残したいから 子どもを 持つことで 夫婦の 愛情・絆が 深まるから 自分自身の 年齢や健康を 考えて 配偶者が 子どもを 持つことを 望んでいるから 配偶者の 年齢や健康を 考えて 子どもを 持つことで 一人前の 大人として 認められるから 子どもは 将来の社会を 担う存在だから 全体(n=397) 男性(n=186) 女性(n=211) (%) 50.0 42.0 47.5 40.5 60.3 65.1 51.9 36.1 50.0 43.2 30.0 19.0 22.4 22.9 20.3 9.7 0.0 9.9 11.3 16.5 3.4 3.6 7.6 23.6 0.0 4.9 11.3 24.1 13.8 8.4 20.3 30.6 20代前半 (n=8) 20代後半 (n=81) 30代前半 (n=80) 30代後半 (n=79) 20代前半 (n=58) 20代後半 (n=83) 30代前半 (n=79) 30代後半 (n=72) (%) 今すぐ欲しい いずれ欲しい 欲しい気持ちはあるが あきらめた 欲しくない 男 性 女 性3. 教育資金の準備
子どもがいる 20~40 代の世帯では、70.2%が教育資金を準備
積立額は子ども1人あたり月1~2万円が主流
子どもがいる 20~40 代世帯の 70.2%が教育資金を準備 20~40 代の子どもがいる既婚世帯では、70.2%が教育資金の準備をしています。 年代別では、30 代が 73.5%と、20 代・40 代よりも高くなっています。 40 代では「わからない」が 19.5%と高くなっており、教育資金の準備について夫婦間で共有し ていないケースも多いようです。 世帯年収別では、400 万円未満世帯が 63.8%に対し、400~800 万円未満世帯は 77.9%・800 万 円以上世帯は 79.4%と、10 ポイント以上上回っています(図表 8)。 図表 8 子どもの教育のための貯蓄や資金準備をしているか(子どもがいる 20~40 代の既婚者) <年代別> <世帯年収別> 教育資金の積立額は子ども1人あたり月1~2万円 準備額は、子ども1人あたり1ヵ月に「1万円~2万円未満」が 32.3%と最も多く、次いで「5,000 円~1万円未満」・「2万円~3万円未満」と続いています。 2万円未満の合計で 56.5%と半数となっており、「2万円以上」は年収 400 万円未満世帯で 19.5%、 400~800 万円未満世帯で 28.5%、800 万円以上世帯で 53.0%と差が見られます(図表 9)。 図表 9 子ども1人につき1ヵ月あたりの教育資金の準備額(世帯年収別) 6.6 13.2 6.1 1.1 17.6 21.1 19.5 8.7 32.3 31.6 35.0 25.7 13.8 10.5 14.6 14.8 6.4 4.7 6.8 7.1 3.7 2.1 2.5 8.7 5.1 1.6 3.1 14.2 2.6 0.5 1.4 8.2 11.9 14.7 10.9 11.5 全 体(n=885) 400万円未満 (n=190) 400万円以上 800万円未満 (n=512) 800万円以上 (n=183) 5,000円未満 5,000円~ 1万円未満 1万円~ 2万円未満 2万円~ 3万円未満 3万円~ 4万円未満 4万円~ 5万円未満 5万円~ 10万円未満 10万円以上 わからない (%) 56.5% 53.0% 28.5% 19.5% 70.2 67.5 73.5 67.1 15.2 19.7 14.1 13.4 14.6 12.8 12.3 19.5 全 体 (n=1,215) 20代 (n=289) 30代 (n=567) 40代 (n=359) (%) 63.8 77.9 79.4 25.2 12.5 10.3 11.0 9.6 10.3 400万円未満 (n=254) 400万円以上 800万円未満 (n=585) 800万円以上 (n=204) (%) している(していた) していない わからない4. 親からの経済的な援助
自分の親から経済的な援助を受けている 夫 32.9%・妻 43.8%
若く・年収が低い世帯や親との同居世帯が援助を受けている
自分の親からの経済的な援助を受けている既婚世帯は 38.6% 20~40 代の既婚世帯で、自分の親から経済的な援助を受けている割合(注)は 38.6%で、うち、「日 常的に受けている」は 9.9%、「節目やイベント時に」は 21.1%、「家計の苦しい時などにときどき」 が 7.6%です。「ほとんど受けていない」は 53.4%となっています。 自分の親から援助を受けているのは夫 32.9%に対し妻は 43.8%、「日常的に援助を受けている」 は夫 7.5%・妻 12.2%と、妻のほうが親からの援助を受けています(図表 10)。 (注)自分の親から、「日常的に経済的援助を受けている」・「子どもの入園・入学などの節目やイベント時に 経済的援助を受けている」・「家計の苦しい時などに、ときどき経済的援助を受けている」人の割合。 図表 10 自分の親からの経済的な援助を受けているか(20~40 代の既婚者) 若い世代が親からの経済的な援助を受けている 年代別では、夫は 20 代が 43.6%と最も高く、妻は 20 代 46.0%・30 代 47.1%と半数近くが援 助を受けており、概ね若い世代で援助を受けています(図表 11)。 図表 11 自分の親からの経済的な援助を受けているか(20~40 代の既婚者、年代別) 13.9 8.9 1.7 14.2 14.9 5.1 15.8 15.7 21.5 19.3 27.5 24.2 13.9 5.3 8.3 12.5 4.7 6.4 45.5 60.1 60.2 45.5 46.7 59.2 10.9 10.0 8.3 8.5 6.2 5.1 20代 (n=101) 30代 (n=281) 40代 (n=181) 20代 (n=176) 30代 (n=276) 40代 (n=157) 男 女 日常的に 経済的援助を 受けている 子どもの入園・入学 などの節目や イベント時に 経済的援助を 受けている 家計の苦しい 時などに、 ときどき 経済的援助を 受けている ほとんど 経済的援助を 受けていない わからない・ その他 (%) 夫 妻 46.0% 43.6% 47.1% 9.9 7.5 12.2 21.1 17.6 24.3 7.6 7.8 7.4 53.4 57.5 49.6 8.0 9.6 6.6 全体 (n=1,172) 夫 (n=563) 妻 (n=609) 日常的に 経済的援助を 受けている 子どもの入園・入学 などの節目や イベント時に 経済的援助を 受けている 家計の苦しい 時などに、 ときどき 経済的援助を 受けている ほとんど 経済的援助を 受けていない わからない・ その他 (%) 43.8% 32.9% 38.6% 年収 400 万円未満世帯の 15.8%が「親から日常的に経済的な援助」 世帯年収別に見ると、年収 400 万円未満世帯では 48.1%、400~800 万円未満世帯では 38.5%、 800 万円以上世帯では 25.8%が親からの経済的な援助を受けており、年収が低い世帯ほど援助 を受けています。 特に 400 万円未満世帯では「日常的に経済的援助を受けている」が 15.8%と6世帯に1世帯と なっています(図表 12)。 図表 12 自分の親からの経済的な援助を受けているか(20~40 代の既婚者、世帯年収別) 妻の親と同居している世帯では 40.8%が「親から日常的に経済的な援助」 夫の親と同居している世帯では、49.2%が自分の親から経済的な援助を受けており、同居して いない場合の 30.7%を 18.5 ポイント上回っています。 妻の親と同居している世帯では、63.3%が親から経済的な援助を受けており、うち「日常的に 経済的援助を受けている」割合が 40.8%にも上っています(図表 13)。 図表 13 自分の親から経済的な援助を受けているか(20~40 代の既婚者、親との同居の有無別) 18.5 6.0 40.8 9.6 20.0 17.3 14.3 25.2 10.8 7.4 8.2 7.3 44.6 59.2 30.6 51.3 6.2 10.0 6.1 6.6 自分の親と同居 (n=65) 同居していない (n=498) 自分の親と同居 (n=49) 同居していない (n=560) 男 女 日常的に 経済的援助を 受けている 子どもの入園・入学 などの節目や イベント時に 経済的援助を 受けている 家計の苦しい 時などに、 ときどき 経済的援助を 受けている ほとんど 経済的援助を 受けていない わからない・ その他 (%) 夫 妻 63.3% 49.2% 30.7% 15.8 8.3 4.5 19.5 24.4 17.7 12.9 5.8 3.5 40.7 54.0 69.7 11.2 7.6 4.5 400万円未満 (n=241) 400万円以上 800万円未満 (n=569) 800万円以上 (n=198) 日常的に 経済的援助を 受けている 子どもの入園・入学 などの節目や イベント時に 経済的援助を 受けている 家計の苦しい 時などに、 ときどき 経済的援助を 受けている ほとんど 経済的援助を 受けていない わからない・ その他 (%) 25.8% 38.5% 48.1%
Ⅱ. 妊娠・出産と働き方
1. 妊娠・出産時に、女性は仕事をどうしたか 第1子が6歳以下の女性妊娠・出産を機に仕事をやめた … 20 代 73.1%・30 代 50.5%
出産時に「雇用関係がない」 …… 20 代 81.1%・30 代 65.4%
妊娠・出産を機に仕事をやめた
… 正社員 43.7%、パート等 83.0%
第1子の妊娠・出産を機に仕事をやめた女性 … 20 代 73.1%・30 代 50.5% 現在第1子が6歳以下で、妊娠・出産時に仕事をしていた女性の仕事の継続状況は、20 代では「妊 娠を機に仕事をやめた」41.9%・「出産を機に仕事をやめた」31.2%で、合計 73.1%とほぼ4人 に3人が妊娠・出産を機に仕事をやめており、30 代では 50.5%と2人に1人が仕事をやめてい ます。特に 20 代で妊娠・出産を機に仕事をやめる割合が高い点が注目されます(図表 14)。 図表 14 第1子の妊娠・出産時に仕事はどうしたか(第1子が6歳以下の 20・30 代女性で妊娠・出産前に 就業していた人、年代別) 第1子の出産時に雇用関係がない女性 … 20 代 81.1%、30 代 65.4% 妊娠・出産を機に仕事をやめた女性と妊娠・出産時点で仕事をしていなかった女性を合わせる と、20 代の 81.1%、30 代の 65.4%が、出産時点で雇用関係がない実態です(図表 15)。 図表 15 第1子の妊娠・出産時に仕事はどうしたか(第1子が6歳以下の 20~40 代女性、年代別) 41.9 32.7 31.2 17.8 24.7 45.8 2.2 3.7 20代 (n=93) 30代 (n=107) 妊娠を機に 仕事をやめた 出産を機に 仕事をやめた 仕事はやめずに 育児休業取得後に 仕事を続けた 仕事はやめずに 育児休業を 取ることなく 仕事を続けた 5 0 .5% (%) 7 3 .1% 39.4 26.5 27.8 20.6 16.2 16.7 13.9 29.7 5.6 1.1 3.2 11.1 21.1 22.7 33.3 3.9 1.6 5.6 20代 (n=180) 30代 (n=185) 40代 (n=18) 妊娠を機に 仕事をやめた 出産を機に 仕事をやめた 仕事はやめずに 育児休業取得後に 仕事を続けた 仕事はやめずに 育児休業を 取ることなく 仕事を続けた 妊娠・出産時点で 仕事はしていなかった その他 65.4% (%) 81.1% 77.8% 妊娠・出産を機に仕事をやめた女性 … 正社員で 43.7%、契約・派遣・パート等で 83.0% 第1子の妊娠・出産前に仕事をしていた人の仕事の継続状況は、正社員・公務員等だった人は出産 後も仕事を継続した割合が 56.3%にとどまり、仕事をやめた人が 43.7%となっています。 一般的に育児休業制度が適用されない契約社員・派遣社員・パート等だった人では、83.0%と 5人に4人以上が仕事をやめています(図表 16)。 図表 16 第1子の妊娠・出産時に仕事はどうしたか (第1子が6歳以下の 20・30 代女性で妊娠・出産前に就業していた人、就業形態別) 20 代の「専業主婦志向」・「育児に対する意識」・「就業形態」が離職に影響 20 代が妊娠・出産を機に仕事をやめる割合が高い理由に、「専業主婦志向」・「育児に関する意 識」・「就業形態」が影響していることがうかがえます。 20~40 代女性の専業主婦志向や育児に関する意識を見ると、「夫が外で働き、妻は専業主婦が よい」・「子どもが小さいうちは、妻は育児に専念すべきだ」という項目で、20 代がそれぞれ 50.9%・70.4%と 30・40 代に比べ高くなっています(図表 17)。 20・30 代女性の第1子の妊娠・出産前の就業形態を見ると、20 代では正社員・公務員等が 49.5% にとどまっているのに対し、30 代では 61.7%となっています(図表 18)。 図表 17 専業主婦志向や子育てに関する意識(20~40 代既婚女性) (%) 項目 20 代(n=338) 30 代(n=452) 40 代(n=249) 夫が外で働き、 妻は専業主婦がよい 50.9 43.8 48.6 子どもは小さいうちは、 妻は育児に専念すべきだ 70.4 62.2 68.3 図表 18 第1子の妊娠・出産時に仕事はどうしたか(第1子が6歳以下の 20・30 代女性で仕事をしていた人) 就業形態<構成割合> 妊娠・出産を機に仕事をやめた 20 代 女性 正社員・公務員等(n=46) <49.5%> 58.7% 契約・派遣・パート等(n=47) <50.5%> 87.2% 30 代 女性 正社員・公務員等(n=66) <61.7%> 33.3% 契約・派遣・パート等(n=41) <38.3%> 78.0% 23.2 54.5 20.5 28.4 53.6 13.6 2.7 3.4 正社員・ 公務員等 (n=112) 契約・派遣・ パート等 (n=88) 妊娠を機に 仕事をやめた 出産を機に 仕事をやめた 仕事はやめずに 育児休業取得後に 仕事を続けた 仕事はやめずに 育児休業を 取ることなく 仕事を続けた 83.0% (%) 43.7% 56.3%
2. 仕事をやめた理由・復職した理由 妊娠・出産を機に仕事をやめた理由
上位は「もともとやめるつもりだった」・
「働くことが体力的に難しかった」
「職場の支援制度が不十分」は、30 代女性で 22.6%
仕事をやめたのは「家庭や子育てを優先したい」意向が多い 妊娠・出産を機に仕事をやめた理由(複数回答)は、「もともと妊娠・出産を機にやめるつもり だった」が最も高く、「働くことが体力的に難しかった」・「家庭を大事にしたい」が続きます。 「子育てに専念したい」・「子どもを大事にしたい」・「自分の身体や胎児を大事にしたい」は、 「もともとやめるつもりだった」理由の一つと考えられます。家庭や子育てを優先したい意向 が多く見られます。 30 代女性では「職場の出産・子育ての支援制度が不十分だったから」は 22.6%、「子育てをし ながら仕事を続けるのは大変だったから」は 23.3%となっており、企業における子育て支援に 関する制度等のいっそうの拡充整備が求められます(図表 19)。 図表 19 第1子の妊娠・出産時に仕事をやめた理由(第1子の妊娠・出産時に仕事をやめた 20・30 代既婚 女性:複数回答) 結婚・出産・子育てを機に女性が退職することによって、女性の労働力人口比率が 20~30 歳代 を中心に低下する、いわゆるM字カーブ問題が指摘されてきました(図表 20)。 2010 年6月に発表された「新成長戦略」では、M字カーブを解消するために、働き盛りの 25 歳から 44 歳までの女性の就業率を 66.6%から 2020 年までに 73%とする目標が掲げられていま す。 本調査による“子育てに専念したい”“子どもや家庭を大切にしたい”との理由から妊娠・出産 を機に自発的に退職する女性が多い実態から考えると、子育て施策の充実が図られ出産前の雇 用関係を継続した出産後の就業促進が図られるとしても、M字カーブの解消(M字の谷がなく なる)は限定的になるものと推察されます。 女性のいっそうの就業率向上には、雇用関係を継続した出産後の就業促進と合わせて、出産・ 育児後の新たな雇用関係による就業復帰支援が必要と考えられます。 29.1 30.9 20.9 19.1 13.6 10.9 17.3 13.6 16.4 36.1 21.8 27.8 20.3 22.6 23.3 15.0 16.5 11.3 0 10 20 30 40 もともと 妊娠・出産を 機にやめるつもり だったから つわりが酷いなど、 妊娠しながら 働くことが体力的に 難しかったから 家庭を 大事に したいから 子育てに 専念した かったから 職場の出産・ 子育ての 支援制度が 不十分 だったから 子育てをしながら 仕事を続けるのは 大変だったから 子どもを 大事に したいから 職場が仕事の 継続を受け入れて くれる状況に なかったから 自分の身体や 胎児を大事に したいと考えたから 20代(n=110) 30代(n=133) (%)図表 20 女性の年齢階級別労働力率の推移 出典:内閣府「男女共同参画白書平成 25 年版」 ■ 育児休業等を取得後に復職した理由のトップは「経済的な理由」 20・30 代ともに、復職した理由(複数回答)としては「経済的な理由(配偶者の収入だけでは 不安)」が最も多くなっています。 30 代は 20 代に比べ、「仕事が楽しい」・「業務の都合上、早期復職が必要だった」が高く、仕事への責 任や働くことの意識・意欲の高さがうかがわれます。 「保育所等への入園可能時期」となっての復職は、20 代 34.5%・30 代 22.4%と、20 代はおよ そ3人に1人、30 代はおよそ5人に1人が入園時期まで復職を待っていることがうかがえます (図表 21)。 図表 21 育児休業等を取得後に復職した理由(育児休業等を取得した後に復職した 20・30 代既婚の女性: 複数回答) 15.6 70.3 79.0 70.1 69.6 73.1 76.1 74.9 66.5 47.4 29.8 8.6 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~ 昭和50年 昭和60年 平成7年 平成24年 平成25年 (%) (歳) 44.8 31.0 20.7 34.5 10.3 6.9 10.3 3.4 46.1 31.6 28.9 22.4 14.5 5.3 3.9 1.3 0 10 20 30 40 50 経済的な理由 (配偶者の収入 だけでは不安) 育児休業の 取得可能期限 となったから 仕事が 楽しい (好き) 保育所等への 入園可能時期 業務の都合上、 早期復職が 必要だった まだ育児休業は 取得できたが、 子育てに余裕が でてきたから 勤務先から 復職を 促されたため 勤務先の復職支援が 手厚かったため (保育料補助等) 20代(n=29) 30代(n=76) (%)
3. 女性の理想の働き方と実際
女性の働き方 … 子どもの成長に応じた働き方を希望するも現実とはギャップ
子どもが中学生になったら正社員 … 理想は 47.4% 現実は 8.7%
女性の理想の働き方… 子どもの成長に合わせ勤務時間を長くして、いずれ正社員を希望 末子が「未就園児」のときは、「専業主婦が理想」が 63.3%と最も高く、続いて「短時間勤務」 が 21.3%となっています。「保育所・幼稚園」になると、「短時間勤務」が 43.3%と最も高く、 続いて「専業主婦」が 37.1%となっています。 「小学生」では「短時間勤務」46.3%に続いて「正社員」34.4%となっており、「中学生・高校 生」では「正社員」が 47.4%と最も高くなっています(図表 22)。 専業主婦や短時間勤務を理想と考えている人も一定数いますが、子どもの成長に合わせて勤務時間を 長くして相応の勤務形態とし、将来は正社員を理想としている人が半数程度いることが分かります。 図表 22 20~40 代の既婚女性が考える「女性の理想の働き方」(n=1,039) 理想の働き方と実際にギャップ 出産前は 55.9%が正社員を理想としていますが実際には 20.7%で、子どもが小学生と中学生・ 高校生でも同様で実際の正社員は理想より相当低くなっています。 子どもが保育所・幼稚園のときに働くのが理想と考えるのは 58.4%であるのに対し実際に働い ているのは 35.7%であり、小学生と中学生・高校生では8割以上が働くのが理想と考えている のに対して実際はそれぞれ 35.7%・43.5%にとどまっています(図表 23)。 育児後の就業の困難な実態がうかがえます。母親の就業促進のためには、仕事と育児が両立で きる環境整備とともに、子どもが保育所・幼稚園以降、特に小学生になる頃から復職を希望す る女性の就労・就職支援のさらなる整備・拡充(再雇用制度や正社員採用等)が期待されます。 図表 23 20~40 代の既婚女性の実際の働き方(出産前 n=405、子どもが1人いる n=312) 理想の働き方 実際の働き方 20.7 19.0 21.4 10.7 8.7 25.2 10.8 14.3 25.0 34.8 46.4 65.1 58.9 60.7 52.2 7.7 5.1 5.4 3.6 4.3 0 20 40 60 80 100 結婚から 出産まで 未就園児 保育所・ 幼稚園 小学生 中学生・ 高校生 その他 専業主婦 短時間勤務 正社員 35.7 35.7 43.5 (%) 55.9 11.6 15.1 34.4 47.4 48.6 21.8 21.3 43.3 46.3 35.0 28.1 18.4 63.3 37.1 13.9 10.9 14.9 3.8 3.8 4.5 5.5 6.6 8.4 0 20 40 60 80 100 結婚から 出産まで 未就園児 保育所・ 幼稚園 小学生 中学生・ 高校生 大学生 以上 その他 専業主婦 短時間勤務 正社員 80.7 80.7 82.4 末 子 が 58.4 (%)4. 夫の育児休業の取得意向と希望期間
男性の育児休業の取得意向は、既婚者 58.9%・未婚者 67.7%
既婚者より未婚者が、30 代より 20 代が、取得意向が強い
希望する育児休業期間も既婚者より未婚者のほうが長い傾向
20~40 代男性の育児休業の取得意向は、既婚者より未婚者が高く、男性に育児休業を取得し て欲しいと思う女性も未婚者のほうが高い傾向 男性の育児休業取得率は3年連続で増加しているものの、2015 年度で 2.65%にとどまっていま す(厚生労働省「平成 27 年度雇用均等基本調査」:2012 年度 1.89%、2013 年度 2.03%、2014 年度 2.30%)。 育児休業を取得したい(「ぜひ取得したい」+「できれば取得したい」)と考えている 20~40 代男性は、 既婚者 58.9%・未婚者 67.7%と未婚者が 8.8 ポイント高く、また、いずれも 50%を上回って いますので、男性の育児休業取得率のさらなる増加が期待されるところです。 夫(将来の夫)に育児休業を取得してもらいたいと考える女性は、男性より低く、既婚者 46.1%・未婚者 59.4%で、未婚者が 13.3 ポイント高くなっています。 育児休業は取得したくない(「あまり取得したくない」+「取得したくない」)は、男女ともに既婚者の ほうが未婚者よりも高く、既婚の男性 27.7%・女性 30.6%となっています(図表 24)。 男性の年代別では、既婚者・未婚者ともに30代のほうが20代より取得意向は低くなっています(図表 25)。 夫の育児休業の取得意向は、未婚者より既婚者のほうが、また 20 代より 30 代のほうが低くな っており、理想と現実の違いが少し見られます。 図表 24 育児休業の取得意向(男性は自分自身、女性は夫(将来の夫)についての意向)(20~40 代の未婚・既婚の男女) 図表 25 育児休業の取得意向(20~40 代の未婚・既婚男性) 22.3 30.5 16.9 27.6 36.6 37.2 29.2 31.8 16.8 10.8 18.3 15.5 10.9 3.7 12.3 4.6 13.4 17.8 23.3 20.5 既婚者(n=202) 未婚者(n=269) 既婚者(n=219) 未婚者(n=283) 男性 女性 ぜひ育児休業を 取得したい (取得して欲しい) できれば育児 休業を取得したい (取得して欲しい) あまり育児休業は 取得したくない (取得して欲しくない) 育児休業は取得 したくない (取得して欲しくない) わからない (%) 男 性 女 性 59.4% 46.1% 67.7% 58.9% 27.7% 30.6% 18.2 25.7 18.8 32.8 29.3 24.0 42.9 31.2 43.8 40.6 37.9 16.0 19.5 14.7 18.8 8.6 13.8 8.0 9.1 11.9 12.5 1.6 6.0 4.0 10.4 16.5 6.3 16.4 12.9 48.0 20代(n=77) 30代(n=109) 40代(n=16) 20代(n=128) 30代(n=116) 40代(n=25) 既婚 未婚 ぜひ育児休業を 取得したい (取得して欲しい) できれば育児 休業を取得したい (取得して欲しい) あまり育児休業は 取得したくない (取得して欲しくない) 育児休業は取得 したくない (取得して欲しくない) わからない (%) 既婚者 未婚者 67.2% 73.4% 56.9% 61.0% 育児休業を取得したくない理由 … 最大の理由は「収入が減る」の 57.1% 「取りにくい職場の雰囲気」・「周囲で取っていない」は 12.5% 既婚男性で、育児休業を「取得したくない」・「あまり取得したくない」理由(複数回答)は、 「収入が減り家計が苦しくなる」が 57.1%でトップです。育児休業を取得すると休業前の賃金 日額の 67%(休業開始から6ヵ月経過後は 50%)が育児休業給付金として雇用保険から支給さ れますが、休業前より収入がダウンすることが休業取得の最大のネックになっているようです。 「職場が取りにくい雰囲気がある」・「周囲に取っている男性がいない」といった職場環境に課 題があるとの回答がそれぞれ 12.5%となっています(図表 26)。 図表 26 育児休業を「取得したくない」「あまり取得したくない」理由 (育児休業を「取得したくない」「あまり取得したくない」と回答した 20~40 代既婚男性、n=56:複数回答) 男性の育児休業取得希望期間は、既婚者より未婚者が長い期間を希望 実際の育児休業の取得期間は、厚生労働省「平成 27 年度雇用均等基本調査」によれば、2015 年度で「5日未満」が 56.9%で最も多く、「1ヵ月未満合計」で 83.1%になっています。 男性が希望する育児休業期間は、「1ヵ月以上」が既婚男性で 48.7%・未婚男性で 65.9%です。 長く取得したい希望があっても、希望するほどの期間が取得できていない実態がうかがえます。 既婚女性が夫に取得してもらいたい期間は、「2週間~1ヵ月未満」24.8%、「5日~2週間未満」19.8% が上位です。未婚女性は、「3ヵ月~6ヵ月未満」16.1%、「2週間~1ヵ月未満」15.5%が上位です。 全体としては男性と同じく未婚者のほうが長い期間を希望しています(図表 27)。 政府は、育児休業給付金が受けられる最長1年半の育児休業期間(原則1年間。保育所への入所を 希望しているが入所できない場合は最長1年半)を、最長2年程度まで延長する方針であり、子ど もを保育所に入れられない親が育児休業をこれまでより長く取得できるようになる見込みです。 図表 27 育児休業を取得したい期間(男性は自分自身、女性は夫(将来の夫)についての意向)(20~40 代の未婚・既婚の男女) 9.2 3.3 4.0 2.4 21.0 13.7 19.8 13.7 21.0 17.0 24.8 15.5 12.6 11.5 10.9 12.5 8.4 13.7 11.9 10.1 6.7 10.4 8.9 16.1 11.8 16.5 6.9 10.7 5.0 7.1 9.9 8.9 4.2 6.6 3.0 10.1 既婚者(n=119) 未婚者(n=182) 既婚者(n=101) 未婚者(n=168) 男 女 5日 未満 5日~ 2週間 未満 2週間~ 1ヵ月 未満 1ヵ月~ 2ヵ月 未満 2ヵ月~ 3ヵ月 未満 3ヵ月~ 6ヵ月 未満 6ヵ月~ 1年 未満 1年~1年6ヵ月 未満 1年6ヵ月 以上 (%) 男 性 女 性 48.7% 65.9% 57.1 21.4 12.5 12.5 12.5 10.7 10.7 0 20 40 60 80 収入が減り 家計が苦し くなる 配偶者が育 児休業を 取るから 職場が取り にくい雰囲 気がある 周囲に取って いる男性が いない 仕事を優先 させたい 保育所など の預け先や 親などのサ ポートがある 手続きが 面倒 (%)
5. 子育ての分担割合
約半数が「夫5割・妻5割」を理想としているものの 現実は 15.5%
実態は「夫1~3割・妻7~9割」が 67.7%
■ 理想は「夫5割・妻5割」が、男女ともに約半数で最多 子どもがいる既婚者に子育ての理想の分担割合をたずねたところ、「夫5割・妻5割」が最も多 く約半数の 48.7%、次いで「夫3割・妻7割」が 19.7%、「夫4割・妻6割」が 18.4%と続い ています。 性別で見ると、「夫5割・妻5割」が夫 50.6%・妻 47.0%でともに約半数となっています(図 表 28)。 図表 28 理想の子育て分担割合(子どもがいる 20~40 代の夫婦、性別) ■ 実際の子育て分担割合は「夫2割・妻8割」が 25.5%と最多…理想と実際に大きな差 子どもがいる既婚者に子育ての実際の分担割合をたずねたところ、「夫2割・妻8割」が最も多く 25.5%、次いで「夫3割・妻7割」が 21.6%・「夫1割・妻9割」20.7%となっており、「夫1~ 3割・妻9~7割」で 67.7%となっています。「夫5割・妻5割」は 15.5%にとどまっています。 男女ともに「夫2割・妻8割」が最多で、また「夫5割・妻5割」は男性 20.5%に対し女性は 10.9%と約 10 ポイントの開きがあります(図表 29)。夫と妻では意識の差があり、夫の実感に 比べて、妻は夫の子育てへの関与状況について厳しく見ているのかもしれません。 図表 29 実際の子育て分担割合(子どもがいる 20~40 代の夫婦、性別) 1.1 1.4 0.8 1.8 3.1 0.6 7.9 8.3 7.6 19.7 20.1 19.2 18.4 14.5 21.9 48.7 50.6 47.0 2.5 2.1 2.8 全 体(n=1,215) 夫(n=581) 妻(n=634) 夫0割 ・ 妻10割 夫1割 ・ 妻9割 夫2割 ・ 妻8割 夫3割 ・ 妻7割 夫4割 ・ 妻6割 夫5割 ・ 妻5割 夫6割以上 ・ 妻4割以下 (%) 4.6 2.4 6.6 20.7 16.2 24.8 25.5 24.8 26.2 21.6 24.4 18.9 8.2 7.2 9.1 15.5 20.5 10.9 4.0 4.5 3.5 全 体(n=1,215) 夫(n=581) 妻(n=634) 夫0割 ・ 妻10割 夫1割 ・ 妻9割 夫2割 ・ 妻8割 夫3割 ・ 妻7割 夫4割 ・ 妻6割 夫5割 ・ 妻5割 夫6割以上 ・ 妻4割以下 67.7% (%)6. 夫の家事・育児への参加のために必要なこと
「安定した収入」・
「長時間労働の是正」
・
「職場の理解」
・「柔軟な働き方」
・「男性の子育てへの意識改革」が上位
■ 「安定した収入」・「長時間労働の是正」・「職場の理解」が上位 男性は「長時間労働の是正」が女性より高く、女性は「安定した収入」・「職場の理解」が高め 夫の家事・育児への参加のために必要なこと(複数回答)は、「安定した収入」が 63.9%で最 も多く、次いで「長時間労働の是正」53.3%・「職場の理解」43.8%・「柔軟な働き方」40.7% となっています。 男女別に見ると、男性は女性に比べて「長時間労働の是正」が高く、女性は男性に比べて「安 定した収入」・「職場の理解」が高くなっています。 『男性自身が「家事・育児に積極的に関わる」という意識を持つこと』が、男性 27.4%に対し て女性は 44.0%と 16.6 ポイントの開きがあり、男性にもっと家事・育児に関わる意識を持っ て欲しいという女性の気持ちがうかがえます(図表 30)。 図表 30 夫の家事・育児への参加のために必要なこと(子どもがいる 20~40 代の夫婦、性別:複数回答) 63.9 53.3 43.8 40.7 36.0 28.2 24.9 22.4 59.2 56.3 38.4 39.1 27.4 22.9 21.0 17.4 68.1 50.5 48.7 42.3 44.0 33.1 28.4 27.0 0 20 40 60 80 安定した収入 長時間労働の是正 男性が家事・育児に参加することへ の職場(上司・同僚など)の理解 柔軟な働き方(短時間勤務、在宅勤 務、フレックスタイムなど)の推進・普 及 男性自身が「家事・育児に積極的に 関わる」という意識を持つこと 育児参加に関する勤務先の支援を 充実させる 育児に関する行政の支援を充実させ る 男性への家事・育児に関する教育を 充実させる 全 体(n=1,215) 夫(n=581) 妻(n=634) 安定した収入 長時間労働の是正 (%)7. 子育てと仕事の両立のために充実を望む勤務先の制度
「復職後の勤務時間短縮措置等」
・「育児休業の取得可能期間延長」・
「保育料補助の支給等の復職支援」が上位
■ 20・30 代女性の9割が勤務先の制度の充実を望む!「特にない」は1割 女性が子育てと仕事の両立のために最も充実を望む勤務先の制度は、「復職後の勤務時間短縮措 置等」が 24.7%、「育児休業の取得可能期間延長」が 17.8%、「保育料補助の支給等の復職支援」 が 15.1%となっています(図表 31)。 図表 31 子育てと仕事の両立のために最も充実を望む勤務先の制度(第1子が6歳以下の 20・30 代の就業女性) 年代別に見ると、20 代は「保育料補助の支給等の復職支援」が 33.3%、「復職後の勤務時間短 縮措置等」が 23.8%、30 代は「復職後の勤務時間短縮措置等」が 25.0%、「育児休業の取得可 能期間延長」が 19.2%となっています(図表 32)。 20 代は 30 代に比べ、「保育料補助の支給等の復職支援」の割合が高く、また、30 代は 20 代に 比べ「優先的に預けることのできる保育所等の確保」・「年次有給休暇以外での休暇付与」が高 くなっています。 図表 32 子育てと仕事の両立のために最も充実を望む勤務先の制度(第1子が6歳以下の 20・30 代の就業女性、年代別) 23.8 14.3 33.3 14.3 4.8 0.0 4.8 4.8 25.0 19.2 7.7 9.6 11.5 11.5 1.9 13.5 0 20 40 復職後の 勤務時間 短縮措置等 育児休業の 取得可能 期間延長 保育料 補助の 支給(増額) 等の 復職支援 在宅勤務 制度 優先的に 預けることの できる 保育所等 の確保 年次有給 休暇以外での 休暇付与 扶養手当 等の支給 特にない 20代 (n=21) 30代 (n=52) (%) 24.7 17.8 15.1 11.0 9.6 8.2 2.7 11.0 0 10 20 30 復職後の 勤務時間 短縮措置等 育児休業の 取得可能 期間延長 保育料 補助の 支給(増額) 等の 復職支援 在宅勤務 制度 優先的に 預けることの できる 保育所等 の確保 年次有給 休暇以外での 休暇付与 扶養手当 等の支給 特にない 第1子が6歳以下の20・30代 の就業女性(n=73) (%)Ⅲ. 子育て支援の利用実態と要望
1. 子育ての情報収集源として頼りにしている人・もの子育ての情報収集として最も頼りになるのは、夫は「配偶者」
・妻は「自分の親」
子どもが中学生以降になると、
「配偶者」より「ママ友」が頼りに
子育ての情報収集源は、夫は「配偶者」・妻は「自分の親」 子育ての情報源として最も頼りにしている人・ものは、夫は「配偶者」が最も多いのに対し、 妻は「自分の親」が最も多く、次いで 20 代では「インターネット」、30 代では「配偶者」・「マ マ友」となっています(図表 33)。 子育ては妻が主な担い手であり、妻は多くの人・ものから情報を集めているのに対し、夫は配 偶者頼みの実態であることがうかがえます。また夫の 15%前後が、「情報収集・悩み事の相談 はしていない」ことは気になるところです。 図表 33 子育ての情報収集源として最も頼りになる人・もの(6歳以下の子どものいる 20~30 代夫婦) <夫> <妻> 14.4 37.8 21.1 5.0 1.7 5.0 4.4 17.3 29.7 9.7 13.0 1.1 4.9 6.5 0 20 40 60 20代 (n=180) 30代 (n=185) 49.5 13.4 4.1 1.0 9.3 1.0 17.5 56.2 10.1 5.9 3.0 3.0 1.2 14.2 0 20 40 60 20代 (n=97) 30代 (n=169) (%) (%) インターネット 自分の親 配偶者 兄弟姉妹 配偶者の親 ママ友・パパ友 子育てについての情 報収集・悩みごとの 相談はしていない 妻が最も頼りにしている情報収集源は、子どもの年齢が高くなるにつれて「ママ友」も増加 妻が子育ての情報源として最も頼りにしている人を第1子の年齢別に見ると、概ね「自分の親」 が最も多くなっていますが、第1子が小学生(7~12 歳)のときは「配偶者」、中・高校生(13 ~18 歳)のときは「ママ友」が最も多くなっています。 子どもの年齢が0~12 歳までは「自分の親」・「配偶者」が上位となっていますが、中学生以降 は「ママ友」が増加し、「自分の親」・「ママ友」が上位となっています(図表 34)。子どもが中 学生になる頃から、「ママ友」の情報が大切になっているようです。 図表 34 第1子の年齢別に見た子育ての情報収集源として最も頼りになる人(子どもがいる 20~40 代の既婚女性) 14.7 19.8 26.2 20.0 20.6 15.4 33.1 32.4 21.3 25.0 17.6 30.8 5.5 6.3 6.6 7.5 2.9 2.6 7.0 16.2 13.9 25.0 26.5 15.4 0 10 20 30 40 0~3歳 (n=272) 保育園・幼稚園児(4~6歳)(n=111) 小学生(7~12歳)(n=122) 中学生(13~15歳)(n=40) 高校生(16~18歳)(n=34) 大学生等(19~22歳)(n=39) 配偶者 自分の親 兄弟姉妹 ママ友 0~3歳 (n=272) 小学生 (7~12歳) (n=122) 中学生 (13~15歳) (n=40) 保育園・幼稚園児 (4~6歳) (n=111) 大学生等 (19~22歳) (n=39) 高校生 (16~18歳) (n=34) (%)
2. 保育所等を選ぶときに重視したこと・充実させて欲しいサービス
保育所・幼稚園を選ぶときに重視したことは…
「自宅から近い」
・
「利用時間が長い・延長が可能」
・
「保育士・幼稚園教諭等の子どもへの接し方がいい」
充実させて欲しいサービスは、
「リーズナブルな利用料」が 46.0%
保育所・幼稚園を選ぶときに重視したことは「自宅から近い」こと 正社員・公務員等は「利用時間が長い・延長が可能」、専業主婦は「利用料が安い」を重視! 保育所・幼稚園の選択時に重視したことは、「自宅から近い」が 74.1%と圧倒的に高く、次い で「利用時間が長い・延長が可能」・「保育士・幼稚園教諭等の子どもへの接し方がいい」が同 数の 24.5%、「給食がある」が 18.7%の順となっています(図表 35)。 図表 35 保育所・幼稚園を選ぶときに重視したこと (第1子が6歳以下の子どものいる 20~40 代既婚女性、n=139:複数回答) 女性の働き方別で見ても、いずれも「自宅から近い」が最も高くなっています。 「正社員・公務員等」は、他と比べて「利用時間が長い・延長が可能」・「給食がある」が高く、 特に「利用時間が長い・延長が可能」は 47.5%と際立って高くなっており、勤務実態に対応し た利便性を重視しているようです。 「契約・派遣・パート等」は、他と比して「小さい年齢から預けることができる」・「入所・入 園時期に融通がきく」が高く、「入所・入園時期に融通がきく」は他に比べて 10 ポイント以上 高くなっています。 「専業主婦」は、「利用料が安い」・「保育・教育方針が親の考えと合っている」が他に比べて高 くなっています。(図表 36)。 74.1 24.5 24.5 18.7 16.5 15.1 12.9 12.2 7.9 7.2 3.6 0 20 40 60 80 自宅から 近い 利用時間 が長い・ 延長が可 能 保育士・ 幼稚園教 諭等の子 どもへの 接し方が いい 給食が ある 地域での 評判がい い 利用料が 安い 小さい年 齢から預 けること ができる 保育・教 育方針が 親の考え と合って いる 入所・入 園時期に 融通がき く 職場に近 い 読み書き など就学 前教育が しっかり している (%)図表 36 女性の働き方別に見た保育所・幼稚園を選ぶときに重視したこと (第1子が6歳以下の子どものいる 20~40 代の既婚女性:複数回答) 充実させて欲しいサービスは、就業者は「子どもが病気の時も利用できる」、専業主婦は 「リーズナブルな利用料」 充実させて欲しいサービスは、「リーズナブルな利用料」が最も多く 46.0%、次いで「子ども が病気の時も利用できる」が 33.1%、「利用時間の延長」28.1%の順となっています(図表 37)。 図表 37 保育所・幼稚園のサービスで充実させて欲しいと思うもの (第1子が6歳以下の子どものいる 20~40 代既婚女性、n=139:複数回答) 80.0 47.5 20.0 20.0 15.0 5.0 17.5 7.5 5.0 7.5 7.5 72.7 18.2 27.3 13.6 9.1 9.1 22.7 4.5 18.2 9.1 0.0 73.2 11.3 26.8 19.7 16.9 22.5 7.0 18.3 5.6 7.0 2.8 0 20 40 60 80 100 自宅から 近い 利用時間 が長い・ 延長が可 能 保育士・ 幼稚園教 諭等の子 どもへの 接し方が いい 給食が ある 地域での 評判がい い 利用料が 安い 小さい年 齢から預 けること ができる 保育・教 育方針が 親の考え と合って いる 入所・入 園時期に 融通がき く 職場に近 い 読み書き など就学 前教育が しっかり している 正社員・公務員等(n=40) 契約・派遣・パート等(n=22) 専業主婦(n=71) (%) 46.0 33.1 28.1 20.1 19.4 16.5 15.1 14.4 13.7 12.9 10.8 9.4 0 20 40 60 リーズナ ブルな利 用料 子どもが 病気の時 も利用 できる 利用時間 の延長 土日、 祝日の 利用 保育士・ 幼稚園教 諭等が丁 寧に子ど もを見て くれるこ と 給食 入所・入 園時期に 融通がき く 教育内容 子どもの 送り迎え 子どもの 安全管理 ・事故防 止 保育士・ 幼稚園教 諭等の人 数 保育士・ 幼稚園教 諭等と保 護者の連 携・交流 (%)
女性の働き方別で見ると、「正社員・公務員等」は、「子どもが病気の時も利用できる」・「利用 時間の延長」・「リーズナブルな利用料」が高く、「利用時間の延長」・「入所・入園時期に融通が きく」・「教育内容」が他に比べて高くなっています。 「契約・派遣・パート等」では、「リーズナブルな利用料」・「子どもが病気の時も利用できる」 が高く、「保育士・幼稚園教諭等の人数」・「保育士・幼稚園教諭等と保護者の連携・交流」が他 に比べて高くなっています。 「専業主婦」では、「リーズナブルな利用料」が最も高くなっています。(図表 38)。 図表 38 女性の働き方別に見た保育所・幼稚園のサービスで充実させて欲しいと思うもの (第1子が6歳以下の子どものいる 20~40 代の既婚女性:複数回答) 35.0 45.0 40.0 17.5 22.5 20.0 27.5 20.0 12.5 20.0 5.0 5.0 50.0 45.5 18.2 22.7 22.7 18.2 9.1 9.1 4.5 18.2 18.2 18.2 50.7 21.1 23.9 19.7 16.9 15.5 11.3 14.1 15.5 8.5 11.3 9.9 0 20 40 60 リーズナ ブルな利 用料 子どもが 病気の時 も利用 できる 利用時間 の延長 土日、 祝日の 利用 保育士・ 幼稚園教 諭等が丁 寧に子ど もを見て くれること 給食 入所・入 園時期に 融通がき く 教育内容 子どもの 送り迎え 子どもの 安全管理 ・事故防 止 保育士・ 幼稚園教 諭等の人 数 保育士・ 幼稚園教 諭等と保 護者の連 携・交流 正社員・公務員等(n=40) 契約・派遣・パート等(n=22) 専業主婦(n=71) (%)
3. 「子ども・子育て支援新制度」の認知度・考え方
「子ども・子育て支援新制度」の認知度は 31.2%
女性よりも男性が効果を実感!
「子ども・子育て支援新制度」についての認知度は 31.2% 女性の正社員・公務員等では約半数の 45.9%が「知っている」 2015 年4月からスタートした「子ども・子育て支援新制度」について、「知っている」(「内容を よく知っている」+「内容はある程度知っている」)は 31.2%、「知らない」(「内容をほとんど知らない」+「制 度自体を知らない」)は 68.8%となっています。 性別で見ると、「知っている」は男性 31.6%・女性 30.8%で、認知度に大きな差は見られませ ん。 女性の働き方別で見ると、「正社員・公務員等」では「知っている」は 45.9%であるのに対し、 「契約・派遣・パート等」は 28.9%・「専業主婦」は 27.8%と低くなっています(図表 39)。 女性の働き方によって、認知度に差があるようです。 図表 39 「子ども・子育て支援新制度」についての認知度(6歳以下の子どものいる既婚者) <性 別> <女性の働き方別> 最も効果があったのは「保育施設の利用しやすさ」・「子育てに対する支援の手厚さ」 「子ども・子育て支援新制度」についてプラスの評価をしている人では、効果を実感できた項 目として「保育施設を利用しやすくなった」・「子育てに対する支援が手厚くなった」・「以前よ り保育料が安くなった」・「安心して仕事ができるようになった」が高くなっています。 性別で見ると、女性よりも男性のほうが効果を評価しているようです。 「あまり変わっていない気がする」は、女性 33.9%・男性 14.9%と女性のほうが厳しい評価を していることが分かります(図表 40)。 新制度の効果をさらに実感できるよう、さらなる制度の充実が期待されます。 14.9 4.4 2.8 31.1 24.4 25.0 36.5 37.8 41.1 17.6 33.3 31.0 正社員・公務員等 (n=74) 契約・派遣・ パート等(n=45) 専業主婦 (n=248) (%) 28.9% 27.8% 内容はある程度知っている 内容をよく知っている 内容はほとんど知らない 制度自体を知らない 6.5 7.7 5.5 24.7 23.9 25.3 39.3 39.1 39.4 29.6 29.3 29.8 全体(n=680) 男性(n=297) 女性(n=383) (%) 知っている(31.2%) 知らない(68.8%) 31.6% 30.8% 知っている(45.9%) 知らない(54.1%)図表 40 「子ども・子育て支援新制度」についての考え方(新制度について「内容をよく知っている」また は「内容はある程度知っている」と回答した 20~40 代の既婚男女:複数回答) 17.0 15.6 11.8 11.8 7.1 5.7 5.7 2.4 2.4 25.5 26.9 23.4 20.2 14.9 14.9 7.4 9.6 3.2 3.2 0.0 14.9 29.8 11.9 11.9 9.3 9.3 6.8 2.5 7.6 1.7 4.2 33.9 24.6 0 10 20 30 40 保育施設を利用しやすくなった 子育てに対する支援が手厚くなった 以前より保育料が安くなった 安心して仕事ができるようになった 子育てと仕事の両立がしやすくなった もっと子どもをたくさん持ちたいと思った 保育施設を利用する際の手続きが煩雑 になった 以前より保育施設が利用しにくくなった 以前より保育料が高くなった あまり変わっていない気がする 特に考えはない・わからない 全体(n=212) 男性(n=94) 女性(n=118) (%)