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はじめに 本報告書は 2012 年 11 月 28 日 ( 水 ) に リーガロイヤルホテル大阪で開催された 第 6 回日越経済討論会 に関するものです 2007 年から始まった日越経済討論会は 大阪とベトナム交互に開催され 今回は大阪で 3 回目の開催となります 第 6 回日越経済討論会は ベトナ

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第 6 回日越経済討論会

開催報告書

2012 年 12 月

独立行政法人 日本貿易振興機構大阪本部

公 益 社 団 法 人 関 西 経 済 連 合 会

在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館

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は じ め に

本 報 告 書 は 、 2012 年 11 月 28 日 ( 水 ) に 、 リ ー ガ ロ イ ヤ ル ホ テ ル 大 阪 で 開 催 さ れ た 「第 6 回 日 越 経 済 討 論 会 」に 関 す る も の で す 。 2007 年 か ら 始 ま っ た 日 越 経 済 討 論 会 は 、大 阪 と ベ ト ナ ム 交 互 に 開 催 さ れ 、今 回 は 大 阪 で 3 回 目 の 開 催 と な り ま す 。 第 6 回 日 越 経 済 討 論 会 は 、 「ベ ト ナ ム の 工 業 化 戦 略 と そ の ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス 」 が テ ー マ で あ り 、基 調 講 演 、ベ ト ナ ム の 地 方 政 府 の 投 資 誘 致 政 策 の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に よ り 、熱 心 に 意 見 発 表 を 行 っ た ほ か 、パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン で は 、日 本 の 大 企 業 、中 小 企 業 、人 材 育 成 機 関 の 代 表 と ベ ト ナ ム 政 府 要 人 が 議 論 を 交 わ し ま し た 。 ベ ト ナ ム 側 は ブ イ・ク ア ン・ヴ ィ ン 計 画 投 資 大 臣 を は じ め と す る 計 画 投 資 省 な ら び に 商 工 省 の 政 府 要 人 と 、 ハ イ フ ォ ン 市 、 バ リ ア ブ ン タ ウ 省 、 ク ア ン ニ ン 省 、 タ イ ン ホ ア 省 、タ イ グ エ ン 省 、ビ ン フ ッ ク 省 の 各 地 方 政 府 要 人 お よ び 企 業 関 係 者 計 94 名 、 日 本 側 は 森 詳 介 ・ 関 西 経 済 連 合 会 会 長 を は じ め 関 経 連 役 員 お よ び 会 員 企 業 、 横 尾 英 博 ・ ジ ェ ト ロ 副 理 事 長 ほ か 企 業 関 係 者 な ど 、 中 小 企 業 を 中 心 に 計 256 名 が 出 席 さ れ ま し た 。 第 6 回 日 越 経 済 討 論 会 の 開 催 に 協 力 し て い た だ い た ベ ト ナ ム 政 府 、 日 本 の 経 済 団 体 な ど 、 多 く の 皆 様 に 厚 く 御 礼 を 申 し 上 げ ま す 。 2012 年 12 月

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目 次

Ⅰ 第 6 回 日 越 経 済 討 論 会 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1

Ⅱ ア ン ケ ー ト 結 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7

Ⅲ 報 道 一 覧 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9

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Ⅰ 第 6 回 日 越 経 済 討 論 会

< 開 催 概 要 > 日 時 : 2012 年 11 月 28 日 ( 水 ) 13:35~ 18:00 会 場 : リ ー ガ ロ イ ヤ ル ホ テ ル 大 阪 3 階 ロ イ ヤ ル ホ ー ル 参 加 者 : 日 本 側 256 名 ( 事 務 局 、 プ レ ス を 含 む )、 ベ ト ナ ム 側 94 名 計 350 名 ( 第 1 回 ハ ノ イ 126 名 、 第 2 回 大 阪 530 名 、 第 3 回 ハ ノ イ 350 名 、 第 4 回 大 阪 330 名 、 第 5 回 350 名 ) 主 催 : ジ ェ ト ロ 大 阪 本 部 、( 公 社 ) 関 西 経 済 連 合 会 、 ベ ト ナ ム 計 画 投 資 省 、 在 大 阪 ベ ト ナ ム 社 会 主 義 共 和 国 総 領 事 館 共 催 : 近 畿 経 済 産 業 局 、 大 阪 商 工 会 議 所 、 京 都 商 工 会 議 所 、 神 戸 商 工 会 議 所 、 堺 商 工 会 議 所 、( 一 社 ) 関 西 経 済 同 友 会 司 会 : ジ ェ ト ロ 大 阪 本 部 長 鈴 木 厚 言 語 : 日 越 同 時 通 訳 次 第 : 時 間 プ ロ グ ラ ム ( 敬 称 略 ) 13:35~ 14:25 1. 開 会 挨 拶 ・ 来 賓 挨 拶 ( 50 分 ) ・( 公 社 ) 関 西 経 済 連 合 会 会 長 森 詳 介 ・ ベ ト ナ ム 計 画 投 資 大 臣 ブ イ ・ ク ァ ン ・ ヴ ィ ン ・ 近 畿 経 済 産 業 局 長 小 林 利 典 ・ 在 大 阪 ベ ト ナ ム 総 領 事 館 総 領 事 レ ー ・ ク オ ッ ク ・ テ ィ ー ン ・ 大 阪 府 副 知 事 小 西 禎 一 14:25~ 15:10 2. 基 調 講 演 ( 45 分 ) ・ ベ ト ナ ム 中 央 経 済 研 究 所 所 長 レ ー ・ シ ャ ン ・ バ - 「 日 本 と の 協 力 関 係 を 踏 ま え た ベ ト ナ ム の 工 業 化 戦 略 」 ・ 政 策 研 究 大 学 院 大 学 教 授 大 野 健 一 「 関 西 も の づ く り パ ワ ー と ベ ト ナ ム 」 15:10~ 15:45 3. ベ ト ナ ム 地 方 政 府 の 投 資 誘 致 政 策 ( 35 分 ) ・ ク ア ン ニ ン 省 人 民 委 員 会 副 委 員 長 グ エ ン ・ バ ン ・ タ ン ・ タ イ ン ホ ア 省 人 民 委 員 会 副 委 員 長 グ エ ン ・ ダ ン ・ ク エ ン ・ タ イ グ エ ン 省 省 共 産 党 常 務 副 書 記 グ エ ン ・ バ ン ・ キ ム ・ ビ ン フ ッ ク 省 人 民 委 員 会 副 委 員 長 ダ ン ・ ク ア ン ・ ホ ン 15:45~ 16:00 休 憩 ( 舞 台 転 換 )( 15 分 ) 16:00~ 17:25 4. パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 「 ベ ト ナ ム 工 業 化 戦 略 と ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス 」( 85 分 ) モ デ レ ー タ ー 福 井 県 立 大 学 地 域 経 済 研 究 所 准 教 授 池 部 亮 パ ネ リ ス ト ① ベ ト ナ ム 商 工 省 製 造 業 局 副 局 長 ゴ ー ・ バ ン ・ チ ュ ー ② ベ ト ナ ム 外 国 投 資 庁 長 官 ド ー ・ ニ ャ ト ・ ホ ア ン ③ 京 セ ラ 株 式 会 社 執 行 役 員 梅 村 和 正 ④ 株 式 会 社 タ カ コ 取 締 役 相 談 役 石 崎 義 公 ⑤ 清 風 情 報 工 科 学 院 校 長 平 岡 憲 人 ⑥ ハ イ フ ォ ン 市 人 民 委 員 会 委 員 長 ジ ョ ン ・ ア ン ・ ジ ェ ン ⑦ バ リ ア ブ ン タ ウ 省 省 共 産 党 書 記 グ エ ン ・ ト ア ン ・ ミ ン パ ネ ル 討 議 ・ 質 疑 応 答 17:25~ 17:40 5. 閉 会 挨 拶 ( 15 分 ) ・ ベ ト ナ ム 計 画 投 資 大 臣 ブ イ ・ ク ァ ン ・ ヴ ィ ン ・ ジ ェ ト ロ 副 理 事 長 横 尾 英 博 17:40~ 18:00 6. 交 流 会 ( 名 刺 交 換 会 )

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2 < 討 論 の 内 容 > 1. 開 会 ・ 来 賓 挨 拶 ■ 森 詳 介 ・ 関 経 連 会 長 ・ 日 越 経 済 討 論 会 を 契 機 に 関 西 ・ ベ ト ナ ム の 経 済 交 流 が 進 ん で い る 。 今 年 1~ 10 月 日 本 の 対 越 投 資 は 件 数 、 金 額 と も に 増 加 。 特 に 中 堅 ・ 中 小 企 業 の 進 出 が 加 速 。 ・ 工 業 化 戦 略 の 策 定 な ど 、 ベ ト ナ ム 政 府 の 取 り 組 み は 日 本 に と っ て 大 き な ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス で あ る 。 日 本 に と っ て 成 長 著 し い ア ジ ア と と も に 発 展 す る 道 を 探 る こ と は 最 重 要 課 題 。 ベ ト ナ ム は そ の 中 核 と し て の 期 待 が 高 ま っ て い る 。 ・ ベ ト ナ ム に は イ ン フ ラ 整 備 ・ 法 整 備 等 の 課 題 が あ る が 、 ア ジ ア の 中 で 日 々 存 在 感 を 高 め つ つ あ る ベ ト ナ ム と 日 本 が 関 係 を 強 化 す る こ と は 国 内 の み な ら ず 、 ア ジ ア 全 体 の 経 済 発 展 に も つ な が る 大 き な 意 味 を 持 つ 。 ■ ブ イ ・ ク ァ ン ・ ヴ ィ ン 計 画 投 資 大 臣 ・ ベ ト ナ ム 政 府 と し て 経 済 体 制 、 法 整 備 、 為 替 の 安 定 、 イ ン フ レ 抑 制 に 今 後 も 取 り 組 み 、 投 資 環 境 の 改 善 に 努 め る 。 ・ ベ ト ナ ム の 工 業 化 戦 略 は 、 ベ ト ナ ム が 発 展 で き る と 同 時 に 、 日 本 の 投 資 家 に も 利 益 を も た ら す 戦 略 で あ り 、 2013 年 3 月 に 政 府 が 承 認 す る 予 定 。 ・ 現 在 日 本 政 府 と と も に 、 電 気 ・ 電 子 、 食 品 加 工 、 農 業 機 械 、 造 船 、 環 境 ・ 省 エ ネ ル ギ ー の 5 分 野 で 工 業 化 戦 略 を 策 定 中 。 ・ 今 後 、 具 体 的 な 投 資 優 遇 政 策 の 策 定 に 移 る 方 針 。 優 遇 政 策 は 、 日 本 企 業 の 投 資 家 の リ ス ク を 少 な く し 、 投 資 を し や す く す る た め の も の で あ る 。 ・ 投 資 環 境 改 善 に 資 す る た め の 日 越 共 同 イ ニ シ ア テ ィ ブ は 、 70 項 目 中 61 項 目 を 達 成 し 、残 り は 2013 年 前 半 に 達 成 す る 。既 に 第 5 フ ェ ー ズ に 入 る こ と で 両 国 は 合 意 。 ・ ベ ト ナ ム は 投 資 誘 致 の た め 3 点 を 重 点 的 に 改 善 す る 。 ① 経 済 体 制 の 改 革 ( 国 際 法 に 則 っ た 投 資 法 、 税 法 、 土 地 法 な ど の 法 整 備 を 改 善 ) ② 人 材 育 成 の 改 革 ( 職 業 訓 練 が 不 足 し て お り 、 人 的 資 源 を 活 か し き れ て い な い ) ③ イ ン フ ラ 整 備 ( 道 路 、 航 路 、 港 、 電 力 の イ ン フ ラ を 改 善 ) ・ PPP に よ る 投 資 で も 日 本 は 協 力 し て ほ し い 。 ・ 日 越 の 経 済 関 係 は 直 接 投 資 、 貿 易 、 ODA と も に 拡 大 。 ベ ト ナ ム に と っ て 、 日 本 は 信 頼 で き る 重 要 な パ ー ト ナ ー で あ り 、 引 き 続 き 対 越 投 資 を 進 め て ほ し い 。 ・ 関 西 に は 裾 野 産 業 の 中 小 企 業 が 多 く 、 ベ ト ナ ム の 裾 野 産 業 育 成 野 の た め に 貢 献 し て い た だ き た く 、 投 資 を 呼 び か け た い 。 ■ 小 林 利 典 ・ 近 畿 経 済 産 業 局 長 ・ 経 済 省 、 近 畿 経 済 局 と し て 中 小 企 業 の 海 外 展 開 を 支 援 す る 中 で ベ ト ナ ム に 注 目 し て い る 。10 年 ほ ど 前 は 、ベ ト ナ ム の 安 価 な 労 働 力 を 進 出 の 理 由 と す る 企 業 が 多 か っ た が 、 最 近 の 傾 向 と し て は 、 生 産 ・ 流 通 網 構 築 等 の ア ジ ア 戦 略 、 世 界 戦 略 の 拠 点 と し て ベ ト ナ ム を 捉 え る 企 業 が 増 え る な ど 、 位 置 づ け が 大 き く 変 化 し て い る 。 ・ こ の よ う な 中 で 、 本 日 午 前 中 に 商 工 省 と の 間 で 、 ① 経 済 ・ 貿 易 ・ ビ ジ ネ ス の 交 流 促 進 、 ② 裾 野 産 業 育 成 、 ③ 環 境 ・ 省 エ ネ 分 野 で の 協 力 、 ④ 人 材 育 成 に 関 す る 協 力 文 書 に 署 名 し た 。 関 西 と ベ ト ナ ム の 経 済 交 流 を よ り 一 層 深 化 さ せ て い き た い 。

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3 ■ レ ー ・ ク ォ ッ ク ・ テ ィ ー ン ・ 在 大 阪 ベ ト ナ ム 総 領 事 ・ 日 越 に は 文 化 的 類 似 性 が あ る 。 ベ ト ナ ム は 関 西 を 日 本 の 工 業 の 中 心 と 見 て お り 、 品 質 、 技 術 、 規 律 の 高 さ を 評 価 し て い る 。 今 後 と も 交 流 を 深 め て い き た い 。 ■ 小 西 禎 一 ・ 大 阪 府 副 知 事 ・ 大 阪 は ホ ー チ ミ ン と 友 好 都 市 関 係 に あ る 。 大 阪 の オ ン リ ー ワ ン 技 術 が ベ ト ナ ム の 経 済 発 展 に 貢 献 す る こ と を 望 む 。 ・ 来 年 は 日 越 外 交 関 係 樹 立 40 周 年 で あ り 、 引 き 続 き 交 流 促 進 に 取 り 組 ん で い く 。 2. 基 調 講 演 ■ レ ー ・ シ ャ ン ・ バ ー ・ ベ ト ナ ム 中 央 経 済 研 究 所 所 長 「 日 本 と の 協 力 関 係 を 踏 ま え た ベ ト ナ ム の 工 業 化 戦 略 」 ・ ベ ト ナ ム に お い て 外 資 は 経 済 発 展 に 貢 献 し て き た が 、 川 下 に 集 中 し 、 多 く の 労 働 力 、 資 源 を 必 要 と し 、 部 材 の 輸 入 も 必 要 。 ベ ト ナ ム の 川 中 、 川 上 産 業 の 競 争 力 は 弱 い 。 ・ 日 越 共 同 ワ ー キ ン グ グ ル ー プ は 工 業 化 の た め の 重 点 分 野 を 選 定 し た 。 重 点 分 野 は 最 初 39、次 い で 12、最 終 的 に は 5 分 野 に 絞 ら れ た 。5 分 野 は( 1)電 気・電 子( 2) 食 品 加 工( 3)農 業 機 械( 4)造 船( 5)環 境 ・ 省 エ ネ ル ギ ー 産 業 。ま た 、現 在 自 動 車 の 部 品 製 造 に 関 す る 発 展 協 力 の 可 能 性 を 検 討 し て い る 。 既 に ホ ア ン ・ チ ュ ン ・ ハ イ 副 首 相 を 委 員 長 、 ヴ ィ ン 大 臣 を 副 委 員 長 と す る 関 係 省 庁 か ら な る 委 員 会 が 立 ち 上 が っ た 。 今 後 、 関 係 法 令 の 整 備 、 人 材 育 成 計 画 等 を 展 開 し て い く 。 ■ 大 野 健 一 ・ 政 策 研 究 大 学 院 大 学 教 授 「 関 西 も の づ く り パ ワ ー と ベ ト ナ ム 」 ・ 外 資 誘 致 で 工 業 化 を 図 る モ デ ル は 他 国 も 採 用 し て い る 。 ベ ト ナ ム は 受 け 入 れ 態 勢 を 整 え て 誘 致 競 争 に 勝 ち 抜 か な け れ ば な ら な い 。 ・ 多 く の ベ ト ナ ム の 省 が 訪 日 す る 一 方 、 経 団 連 、 関 経 連 、 多 く の 自 治 体 が 訪 越 す る な ど 、 日 本 の 中 小 企 業 誘 致 ブ ー ム と な っ て い る 。 ・ベ ト ナ ム は 高 成 長 を 達 成 し て き た が 、2020 年 工 業 国 入 り を 展 望 す る と 生 産 性 、技 術 、 人 材 、 投 資 効 率 な ど の 成 長 の 質 が 不 足 し て い る 。 国 内 で の 価 値 創 造 と 競 争 力 向 上 が 実 現 さ れ な い と 「 中 所 得 国 の わ な 」 に 陥 る 可 能 性 が 大 で あ る 。 ベ ト ナ ム の と る べ き 産 業 戦 略 は 生 産 性 上 昇 モ デ ル で あ り 、 そ の 実 現 の た め に は と り わ け ヒ ト に 関 わ る 知 識 ・ 技 術 ・ 技 能 の レ ベ ル ア ッ プ が 欠 か せ な い 。 ・ ハ イ フ ォ ン 市 、 バ リ ア ブ ン タ ウ 省 が 裾 野 産 業 専 用 工 業 団 地 を 設 け る と い う が 、 港 湾 を 擁 す る 市 省 に 向 く の は む し ろ ロ ジ ス テ ィ ッ ク や 重 厚 長 大 の 産 業 で あ る 。 ・ ベ ト ナ ム に 対 す る わ が 国 の 産 業 政 策 支 援 の メ ニ ュ ー は 出 揃 っ て お り 、 そ れ を 統 合 す る ベ ト ナ ム 自 身 の 工 業 化 ビ ジ ョ ン が 必 要 で あ る 。 ま た 関 係 機 関 間 で の 情 報 交 換 や 協 議 の メ カ ニ ズ ム も 必 要 で あ り 、 時 に は 「 迅 速 な た ら い 回 し 」 が 求 め ら れ る 。 ・ 多 く の 省 が 訪 日 し 投 資 セ ミ ナ ー を 開 催 し て い る が 、 情 報 は 表 面 的 か つ 類 似 し て い る 。 本 気 で 裾 野 産 業 を 誘 致 し た い な ら ば 、 工 業 団 地 に 電 力 の 優 先 供 給 を 行 い 停 電 が 起 こ ら な い 保 証 を す る ぐ ら い で な け れ ば な ら な い 。 ハ ナ ム 省 知 事 が 日 系 企 業 ホ ッ ト ラ イ ン を 設 け て い る 。 お 金 を か け ず と も 投 資 環 境 の 改 善 は で き る と 思 う 。

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4 3. ベ ト ナ ム 地 方 政 府 の 投 資 誘 致 政 策 ・ ク ア ン ニ ン 省 、 タ イ ン ホ ア 省 、 タ イ グ エ ン 省 、 ビ ン フ ッ ク 省 の 代 表 が 投 資 環 境 お よ び 投 資 誘 致 政 策 の 要 点 を 紹 介 し た 。 4. パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 「 ベ ト ナ ム 工 業 化 戦 略 と ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス 」 モ デ レ ー タ ー : 池 部 亮 ・ 福 井 県 立 大 学 地 域 経 済 研 究 所 准 教 授 パ ネ リ ス ト : ゴ ー ・ バ ン ・ チ ュ ー ・ 商 工 省 製 造 業 局 副 局 長 ド ー ・ ニ ャ ト ・ ホ ア ン ・ 外 国 投 資 庁 長 官 梅 村 和 正 ・ 京 セ ラ ㈱ 執 行 役 員 石 崎 義 公 ・ ㈱ タ カ コ 取 締 役 相 談 役 平 岡 憲 人 ・ 清 風 情 報 工 科 学 院 校 長 ジ ョ ン ・ ア ン ・ ジ ェ ン ・ ハ イ フ ォ ン 市 人 民 委 員 会 委 員 長 グ エ ン ・ ト ア ン ・ ミ ン ・ バ リ ア ブ ン タ ウ 省 共 産 党 書 記 ■ ゴ ー ・ バ ン ・ チ ュ ー ・ 商 工 省 製 造 業 局 副 局 長 ・ ベ ト ナ ム の 裾 野 産 業 は 、 組 立 産 業 に 比 べ 発 展 が 遅 れ て い る 。 ・ ま た 、 WTO 加 盟 に 伴 い 国 産 化 率 規 制 が 撤 廃 さ れ 、 こ れ が 裾 野 産 業 の 発 展 に 影 響 を 与 え て い る 。 政 府 は 法 体 系 を 含 め 、 裾 野 産 業 育 成 に 取 組 ん で い る 。 ・ ベ ト ナ ム は 裾 野 産 業 と し て 、 特 に 機 械 製 造 業 を 発 展 さ せ た い 。 ■ ド ー ・ ニ ャ ト ・ ホ ア ン ・ 外 国 投 資 庁 長 官 ・ 裾 野 産 業 の 誘 致 に 向 け て 、 政 策 の 一 貫 性 、 不 透 明 な 手 続 き の 排 除 に よ り 、 日 本 企 業 に と っ て 魅 力 的 な 投 資 環 境 に な る よ う な 取 り 組 み が 必 要 と 認 識 し て い る 。 さ ら に 日 本 の 投 資 を 誘 致 す る た め 、 イ ン フ ラ 整 備 、 人 材 育 成 、 行 政 手 続 き 改 善 に 努 め る ほ か 、 投 資 条 件 を レ ビ ュ ー し 、 イ ン セ ン テ ィ ブ を 追 加 し て い き た い 。 ・ 日 本 企 業 が ベ ト ナ ム に 投 資 を し て か ら 長 い 時 間 が 経 っ て い る 、 よ り 日 本 の 投 資 家 の ニ ー ズ を 汲 み 取 れ る よ う 努 力 す る 。 ・ 外 国 投 資 に 関 す る 法 律 は 、 ベ ト ナ ム 法 務 省 、 計 画 投 資 省 、 商 工 省 な ど の ウ ェ ブ サ イ ト に 公 開 し て い る が 、 日 本 語 は 無 い の で 今 後 日 本 語 へ の 翻 訳 を 検 討 し た い 。 ■ 梅 村 和 正 ・ 京 セ ラ ㈱ 執 行 役 員 ・ 京 セ ラ は 北 部 の V S I P ハ イ フ ォ ン 工 業 団 地 、 第 2 タ ン ロ ン 工 業 団 地 ( フ ン イ ェ ン 省 ) に 進 出 し 、 前 者 で は コ ピ ー や プ リ ン タ ー の 生 産 を 開 始 し て お り 、 後 者 で は 2013 年 か ら ス マ ー ト フ ォ ン に 使 わ れ る 積 層 セ ラ ミ ッ ク パ ッ ケ ー ジ を 生 産 す る 。 ・ ベ ト ナ ム 進 出 が や や 遅 か っ た が 、 コ ピ ー 、 プ リ ン タ ー 製 造 に 関 し て は 、 現 調 率 は 50~ 60% 達 成 が 可 能 で 、 更 に 向 上 し て い く 予 定 。 ・ 電 力 不 足 、 頻 繁 な 法 改 正 、 通 関 手 続 の 簡 素 化 が 問 題 点 と 感 じ て い る 。 ■ 石 崎 義 公 ・ ㈱ タ カ コ 取 締 役 相 談 役 ・2003 年 に 進 出 寸 前 だ っ た 中 国 を と り や め 、南 部 の V S I P 工 業 団 地( ビ ン ズ ン 省 ) に 進 出 し た 。こ れ ま で に ベ ト ナ ム 人 640 名 を 滋 賀 工 場 に 呼 び 寄 せ 、90 日 間 の 研 修 を 受 講 さ せ 、 そ の 費 用 は 3 億 円 か か っ た 。 お 蔭 で ベ ト ナ ム 工 場 は 日 本 人 2 名 で 運 営 で き 、 ベ ト ナ ム 人 社 員 の 離 職 率 は 低 い 。 ベ ト ナ ム 政 府 が 日 本 で の 研 修 費 用 の 補

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5 助 を 実 施 す れ ば 、 人 材 育 成 に つ な が り 、 当 社 と し て も 有 難 い 。 ・ ベ ト ナ ム は 人 件 費 が 安 い こ と を 魅 力 と す る 投 資 を 受 け 入 れ て い て は い け な い 。 そ の 投 資 は い ず れ 他 の 国 に 流 れ て し ま う 。 モ ノ づ く り は 人 づ く り 。 先 ず は 人 づ く り を し な け れ ば な ら な い 。 ■ 平 岡 憲 人 ・ 清 風 情 報 工 科 学 院 校 長 ・ も の づ く り の 基 本 は ひ と づ く り で あ り 、 入 社 前 の 職 業 教 育 の 質 が 向 上 す る と 、 工 業 化 に 大 き く 寄 与 す る 。 し か し 、 ベ ト ナ ム に は 技 術 系 短 大 や 訓 練 学 校 が あ る も の の 、 職 業 教 育 に お い て す ら 規 制 が あ り 、 外 資 の 参 入 が 難 し い 。 ・ ベ ト ナ ム で は 技 術 系 短 大 や 職 業 訓 練 校 は 非 常 に 多 数 あ る が 、 学 生 は 集 ま っ て い な い 。 そ れ は 、 日 本 企 業 の 求 め る 技 術 、 ヒ ュ ー マ ン ス キ ル を 上 げ る 教 育 が で き て お ら ず 、 就 職 で き な い た め で あ る 。 本 来 は 企 業 の 求 め る 教 育 の で き る 教 育 機 関 を 工 業 団 地 に セ ッ ト に す べ き だ 。 職 業 教 育 が 日 系 に 開 放 さ れ れ ば 日 系 企 業 の ニ ー ズ に 応 じ た 人 材 供 給 が で き る 。 ま た 、 短 大 や 職 業 訓 練 校 の 教 師 を 日 本 に 派 遣 し て 、 教 師 を 教 育 す る こ と も 効 果 が あ る と 考 え る 。 ・大 阪 の 専 門 学 校 が 中 心 と な り 、11 月 に ホ ー チ ミ ン で 留 学 生 フ ェ ア を 開 催 し た と こ ろ 、 約 3,000 人 来 場 し た 。 ベ ト ナ ム で 日 本 へ の 関 心 は 高 い も の の 、 日 本 語 教 育 を 行 っ て い る 高 校 は 12 校 に す ぎ な い ( イ ン ド ネ シ ア で は 2,000 校 )。 中 韓 の 攻 勢 で ベ ト ナ ム で の 日 本 の プ レ ゼ ン ス は 消 え つ つ あ り 、 テ レ ビ で の 日 本 の 文 化 や イ メ ー ジ の 普 及 、 日 本 語 教 育 、 日 本 留 学 の 普 及 に 協 力 し て い た だ き 、 ベ ト ナ ム の 日 常 に 日 本 の 空 気 を 送 り た い 。 ■ ジ ョ ン ・ ア ン ・ ジ ェ ン ・ ハ イ フ ォ ン 市 人 民 委 員 会 委 員 長 ■ グ エ ン ・ ト ア ン ・ ミ ン ・ バ リ ア ブ ン タ ウ 省 共 産 党 書 記 ・ ハ イ フ ォ ン 市 、 バ リ ア ブ ン タ ウ 省 代 表 は 、 そ れ ぞ れ の 投 資 環 境 の 優 位 性 を 強 調 ■ 池 部 亮 ・ 福 井 県 立 大 学 地 域 経 済 研 究 所 准 教 授 ・ ベ ト ナ ム は 加 工 ・ 組 立 産 業 で 成 功 は し た が 、 機 械 加 工 ・ 素 材 ・ 中 間 財 と い っ た 分 野 で の 裾 野 産 業 育 成 が 次 の ス テ ッ プ に な る ・ 法 律 や 制 度 に つ い て は 出 揃 っ て い る が 、 体 系 的 に 整 理 す る こ と が 重 要 。 縦 割 り の 行 政 を 極 力 排 除 し て 、 企 業 の ニ ー ズ に 沿 っ た 形 で 整 理 を し て 、 見 や す い よ う に す る こ と が 投 資 誘 致 に は 必 要 。 ・ ベ ト ナ ム の 政 策 努 力 は 常 に 止 ま る こ と な く 、 前 に 進 ん で い る 。 今 の 状 態 よ り も 悪 く な る こ と は な い の で は な い か 。 ベ ト ナ ム と 一 緒 に 発 展 す る と い う 気 概 で 取 り 組 ん で い く こ と が 重 要 。 ( 質 疑 応 答 ) ・会 場 か ら「 工 業 団 地 で 排 水 処 理 モ デ ル 工 場 を 造 る た め 、日 本 の ODA を 活 用 し た い 。 つ い て は ベ ト ナ ム 政 府 か ら 日 本 政 府 に 働 き か け て ほ し い 」 と ヴ ィ ン 大 臣 に 要 望 が あ っ た 。 こ れ に 対 し て 大 臣 は 「 ベ ト ナ ム に は 178 の 工 業 団 地 が あ り 、 そ の 66%に は 排 水 処 理 設 備 が あ る 。 ODA 活 用 の ご 提 案 に つ い て 、 計 画 投 資 省 ・ JICA の 協 議 に 乗 る か 検 討 す る が 、 ODA は む し ろ 大 型 案 件 で 活 用 し た い 。 こ れ ま で 世 銀 融 資 を 転 貸 し て 、 工 業 団 地 の 排 水 設 備 を 整 備 し た こ と が あ る 」 と 回 答 し た 。

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6 5. 閉 会 挨 拶 ■ ブ イ ・ ク ァ ン ・ ヴ ィ ン 計 画 投 資 大 臣 ・ ジ ェ ト ロ 、 関 経 連 を は じ め 、 す べ て の 参 加 者 に お 礼 を 述 べ た い 。 ま た 、 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン に ご 参 加 さ れ た 大 野 先 生 、 企 業 関 係 者 に は ベ ト ナ ム の 弱 み を 明 確 に し て い た だ い た 。 今 後 、 ベ ト ナ ム の 強 み と 弱 み を 明 ら か に す る と と も に 、 弱 み に つ い て は 改 善 を し て い き た い 。省 の 特 性 を 生 か し て 日 本 企 業 誘 致 に 当 た り た い 。 2013 年 は ベ ト ナ ム の 投 資 誘 致 が 始 ま っ て 20 周 年 。 法 整 備 や 、 体 系 的 な 投 資 受 入 れ の ワ ン ス ト ッ プ な ど 、 外 国 の 皆 様 に わ か り や す い 体 制 整 備 を 進 め て い き 、 皆 様 の 投 資 を 呼 び 込 み た い 。 ■ 横 尾 英 博 ・ ジ ェ ト ロ 副 理 事 長 ・ ベ ト ナ ム 側 の 工 業 化 戦 略 に 対 す る 決 意 や 、 同 国 が 抱 え る 投 資 環 境 改 善 に 向 け た 姿 勢 を 評 価 。 ・ ま た 、 タ イ 、 イ ン ド ネ シ ア な ど 近 隣 諸 国 も 投 資 誘 致 に 積 極 的 な 取 り 組 み を 行 っ て お り 、ベ ト ナ ム の 更 な る 発 展 の た め 、“ 生 産 性 上 昇 に 向 け た 産 業 戦 略 ”や“ も の づ く り ” の 重 要 性 に 関 し 、 両 国 参 加 者 の 理 解 が 深 ま っ た 。 ・ ジ ェ ト ロ は 、 ハ ノ イ ・ ホ ー チ ミ ン に 事 務 所 を 構 え て お り 、 ハ ノ イ で は コ ン サ ル テ ィ ン グ サ ー ビ ス を 兼 ね た オ フ ィ ス ス ペ ー ス で あ る ビ ジ ネ ス サ ポ ー ト セ ン タ ー を 設 置 し て い る 。ま た 、部 品 調 達 の 商 談 会 を ハ ノ イ と ホ ー チ ミ ン 交 互 で 開 催 し て い る 。 今 後 も 、ベ ト ナ ム の 工 業 化 に つ い て 、ベ ト ナ ム 政 府 と 一 緒 に な り 進 め て い き た い 。 6. 交 流 会 ( 名 刺 交 換 会 ) 討 論 会 終 了 後 、 会 場 内 で 日 本 側 の 参 加 者 が ベ ト ナ ム 側 の 外 国 投 資 庁 お よ び 各 省 関 係 者 と 名 刺 交 換 を 行 っ た 。

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Ⅱ ア ン ケ ー ト 結 果

「 役 に 立 っ た 」「 ま あ 役 に 立 っ た 」 の 上 位 2 項 目 合 計 90.2% ・ 有 効 回 答 数 112( 日 本 側 の み ) ・ 回 収 率 43.8% < 主 な コ メ ン ト > ・ ヴ ィ ン 大 臣 を 始 め 、 投 資 関 係 の 皆 様 か ら 直 接 話 を 伺 う こ と が で き 、 現 地 進 出 企 業 の 方 か ら 生 の 声 が 出 さ れ 、 ベ ト ナ ム 側 も し っ か り と 対 応 し よ う と さ れ て い る の が 良 く わ か っ た 。 ・ 具 体 的 な 論 点 が 多 く 、 ま た 率 直 な 意 見 が 相 互 に 出 て い た 。 ・ ベ ト ナ ム 側 の 並 々 な ら ぬ 意 欲 を 直 接 感 じ る こ と が で き た 。 ま た 、 現 地 進 出 面 で の 課 題 も ク リ ア に な っ た 。 ・「 日 本 」 が ベ ト ナ ム を 日 本 の 地 方 自 治 体 を 導 く よ う に 指 導 し て い け る か 。「 関 西 」 が ど れ だ け 貢 献 し て い け る か 、 改 め て 考 え る 場 に も な っ た 。 ・ 現 時 点 で ベ ト ナ ム 政 府 が 抱 え る 問 題 、 育 成 を 急 ぐ 産 業 分 野 等 に つ い て 理 解 を 深 め る こ と が で き た 。 ・ ベ ト ナ ム の 良 い と こ ろ だ け で は な く 、 弱 み に つ い て も 話 を 聞 か せ て い た だ き 、 非 常 に 良 か っ た 。 一 般 の セ ミ ナ ー と 異 な り 、 日 本 側 か ら の 要 望 等 を 直 接 伝 え ら れ る 機 会 は と て も 重 要 と 実 感 し ま し た 。 ・ 日 本 と ベ ト ナ ム と の 認 識 は ま だ ま だ 溝 が 大 き い こ と を 改 め て 認 識 で き た 。 ・ ベ ト ナ ム が 工 業 化 推 進 に 向 け た 日 系 企 業 へ の 期 待 や 、 現 在 の 課 題 と 不 安 要 素 、 そ の 対 策 が 明 確 化 さ れ た 。 ベ ト ナ ム 進 出 の 可 能 性 に つ い て 検 討 で き る と 考 え る 。 ・ 日 越 両 国 間 の 経 済 協 力 を め ぐ る 基 本 的 な 情 報 ・ 課 題 ・ 展 望 等 に つ き 、 短 時 間 で ま と め て 学 ぶ こ と が で き た 。 経 済 活 動 ・ 交 流 を 支 え る バ ッ ク ボ ー ン と し て の 日 越 双 方 の 大 学 を 交 え た 人 材 育 成 な ら び に 産 官 学 連 携 の 視 点 も 、 今 後 是 非 検 討 し て 欲 し い 。 ・ 現 状 が 良 く わ か り 今 後 の 対 策 を 考 え る の に 役 立 っ た 。 ・ ベ ト ナ ム 投 資 の 具 体 的 課 題 や 、 ベ ト ナ ム 各 省 の 日 本 に 対 す る 投 資 へ の 期 待 、 現 状 が 良 く わ か っ た 。 特 に 、 大 野 先 生 の ご 紹 介 さ れ た 「 ハ ナ ム 省 ズ ン 知 事 の 日 系 企 業 に 対 す る 10 の コ ミ ッ ト メ ン ト 」 が 印 象 に 残 っ た 。

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8 ・ 裾 野 産 業 の 重 要 性 に つ い て 、 両 国 共 に 行 政 サ イ ド の 理 解 が 予 想 以 上 に 進 ん で い る こ と が 良 く わ か っ た 。 ・ 内 容 が 盛 り だ く さ ん で あ っ た が 、 個 別 に 掘 り 下 げ た 説 明 が 少 な か っ た 印 象 。 ・ ベ ト ナ ム が 裾 野 産 業 誘 致 の 後 、 ど の よ う に 工 業 国 化 を 目 指 す の か 、 少 し は 理 解 で き た 。 ・ 通 訳 が 悪 く 、 プ レ ゼ ン 資 料 も 無 い こ と か ら 、 ベ ト ナ ム 地 方 政 府 の 投 資 誘 致 政 策 ・ 説 明 が 役 に 立 た な か っ た 。 ・ 冒 頭 の 挨 拶 が 長 く 、 時 間 が 足 り な い と い う の は 残 念 。 ・ ベ ト ナ ム の 問 題 点 で あ る 法 整 備 ・ 電 力 事 情 ・ イ ン フ ラ な ど に 関 し 、 何 一 つ 具 体 例 が 無 か っ た 。 こ れ で は 進 出 に ブ レ ー キ が 掛 か っ て も 当 然 と 思 う 。 投 資 法 も 複 雑 と 感 じ た 。 政 府 の 方 針 に 危 機 感 が 無 い の で は 。

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Ⅲ 報 道 一 覧

日 付 報 道 元 タ イ ト ル 11 月 28 日( 水 ) 朝 日 放 送 「 キ ャ ス ト 」( 18:40) 「 近 畿 と ベ ト ナ ム 経 済 連 携 で 協 定 」の ニ ュ ー ス の 中 で 第 6 回 日 越 経 済 討 論 会 を 放 映 11 月 29 日( 木 ) 日 本 経 済 新 聞 「 日 越 経 済 討 論 会 大 阪 市 内 で 開 催 関 経 連 な ど 」 11 月 29 日( 木 ) 朝 日 新 聞 「 ベ ト ナ ム 政 府 側 企 業 進 出 求 め る 関 西 財 界 と 意 見 交 換 」 11 月 29 日( 木 ) 日 刊 工 業 新 聞 「 法 整 備 が 課 題 」 11 月 30 日( 金 ) 電 氣 新 聞 「 工 業 化 推 進 へ 関 係 強 化 関 経 連 な ど 大 阪 で 日 越 経 済 討 論 」 12 月 6 日 ( 木 ) 日 本 経 済 新 聞 「 ベ ト ナ ム 計 画 投 資 省 日 本 の 中 小 向 け 団 地 整 備 関 西 の 技 術 評 価 、 進 出 促 す 」

Ⅳ 記 録 写 真

森 関 経 連 会 長 あ い さ つ ヴ ィ ン 計 画 投 資 大 臣 あ い さ つ

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小 林 近 畿 経 済 産 業 局 長 あ い さ つ テ ィ ー ン 総 領 事 あ い さ つ

小 西 大 阪 府 副 知 事 あ い さ つ 討 論 会 場 全 景

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ベ ト ナ ム 地 方 政 府 の 投 資 誘 致 政 策 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン

モ デ レ ー タ ー 池 部 福 井 県 立 大 学 准 教 授 梅 村 京 セ ラ ㈱ 執 行 役 員

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ホ ア ン 外 国 投 資 庁 長 官 チ ュ ー 商 工 省 製 造 業 局 副 局 長

横 尾 ジ ェ ト ロ 副 理 事 長 あ い さ つ 交 流 会 ( 名 刺 交 換 会 )

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「第 6 回 日越経済討論会報告書」 発行 2012 年 12 月 日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部 大阪市北区中之島3丁目3番地3号 中之島三井ビルディング5階 TEL:(06)6447-2317 FAX:(06)6447-2336

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参照

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