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朝倉直巳先生の急逝を悼む

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Academic year: 2021

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Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanes 所

朝倉 直

巳

先

生の

急 逝 を悼

む

      徳 積 穀 重

 

平 成

15

年

2

月 14 日

、

朝 倉直

巳

先 生

が

突

然 亡 く な られ た

。

亨 年

73

歳

であっ た

.

先 生は そ の 日 の昼 過

ぎ

、

つ くば

市

内 を 自転 車で

移

動

中

に

車

に は ね ら れ

、

その晩 亡 く な られ た

。

私は こ とばにならない衝 撃 を 受 け

、

取り乱し た心の ま ま

夜

を明か し た

。

翌

朝

お 宅に

伺

い ご

遣 体

に面

会

し た

時

、

先

生のお

顔

は

安 ら

,

b

で

、

ま さ

に 眠っ て お ら

れ

るよ

うな表 情

で

あ

っ た

。

奥様

のお       瀞 ‘ z

話

で は

、

衝 突 され

たショ ック で

意 識

イ

』

明 に

な

っ た た め

、

苦

しま

ず

に

済

んだの だ ろ

う

と の こ と であっ た

。

●

  私

は

先生

が 亡く

な

る ち

L

う ど

一

週 間

前

、

同

僚

ら

数

人と共に

光生

と

夕食

を ご

一

緒

した

。

こ の 日 は 「

感 性

」

研 究

に

関す

る講

演会

が

筑

波

大

学

で

催

さ

れ

、

講 師

に

近

江

源 太郎先 生

が

見

えるの で

、

私

が

朝 倉先

生

を

お

誘

い し たの であっ た

。

 

先 生は

一

昨年

か ら台

湾

の

崑

山 科 技 大 学 に

常勤 教

授と し て招

聘

され台

南

に住ん で お ら れたが

、

休

暇で

一

時 帰

国し

、

つ く ば

市

の ご

自

宅に戻っ てお ら れた

。

短

期 滞

在

中 にやるべ

き用件

が 沢 山 あ る との こと だっ た が

、

久しぶ りに

近 江 先

生にお

会

い した い し

、

大

学

の

様

子

も見

たい とお っ し ゃっ て 口程 を

調

整 して下 さっ た

。

講 演 会 場

で は近 江 先 生 やかつ て の 同

僚 教 官 達

とも

親

し くこと ば を 交 し

、

里

乕

り の

一

時を

楽

し ん でお られ た

。

夕 食は先 生のお気に 入 り の ビス トロ で

、

店 長は先 生の

一

時

帰 国

を 祝っ て ワインを サ

ー

ビス し て

くれ

た

。

先

生は 台

湾

で の授 業の内

容

や

学

生

達

との

交

流

の様 子

、

5月 に 開 催 予 定の 「アジア某

礎

造

汗

’

連 合学 会

」台

湾

大 会 に か け る 会

長

と し て の

想

い

な

ど を 生 き 生 き と 語 ら れ た

。

この 日の

話

題の も う

一・

つの 中 心 は

、

「デ ザ イン

学

研 究

特集 号

・

構成 学

の展 開」の進 捗 状 況につ いて であっ た

。

(

「構

成 学

の展 開」 ” その

1

“ は

3

月末に刊 行 され

、

” そ の

H

“ がこ の会 報の掲 載 されてい る今 号である

。

)

惜

別

、

朝 倉 直

巳 先 生

_ 一一

.

一

.

.

 

一

聖

幌

毳

『

翼

鼠

、

驚

 

.

.

_

曾

“

.

.

_

   

亠.

−

A

.

先

生の原

稿

は台

湾

か ら 早々 と送っ て 頂い て

あ

っ たが

、

こ の 日に 初

校

を お 見 せ で き

な

かっ たことが

悔や

ま れ る

。

●

  先

生 は

東

京

教育

大 学 教

育

学 祁云術 学 科 構

成 専攻

を

卒業

後

、

グラフィック デ ザ イ ナ

ー

になられた が

、

昭 和

35

年 柚 島 大 学 に採 用 され て 以

来

40

数 年 間

、

大 学 教

員

とし て研

究

・

教 育

一

筋

に

歩

まれ た

。

亢 都 学 芸 大 学 (現

京都 教 育大 学)

、

東

m

教 育大 兮

を

経

て 筑 波 大

学 教授

。

平成

2

年 文教大 学

からの要 請 に

応

えて

同

大

学

に

移

られ た

。

13

年

8月か ら

台湾

・

崑 山科 技 大学

、

視覚伝 達

設

計

系

客座

教

授と し て

教 鞭

を

執

っ てお られた

。

 

こ の

間先

生は

永年

に 亘っ て

デ ザ

イン学

、

構 成 学の 発展に

寄

ケ

.

され

、

その業 績 は 本 学 会の研 究

論

文

集

、

大

学紀

要

等

に発 表 さ れると と

も

に

多 く

の

著 書

に ま とめられ た

,

特

に 「基

礎 造形

シリ

ー

ズ 」

(

「

芸術

・

デ ザ

イ ン の

平面構 成

」

な

ど

全

4

巻 )

は

造

形

芸術

と デ ザ インとに共

通 す

る

原

埋 と その

応

用 表 現 方 法 を 示 し た研 究

書

、

指 導 書

とし て

高

く評 価 されているe こ れ ら の

著 書

が中 国

、

台 湾

、

韓 国において次々 と翻 訳 出

版

され

、

ま た

先

生の薫 陶 を受 け た 多 くの留 学 生 達 力 凵 国の

造

形

教 育

界で 指 導 的 役 割 を 担 う な ど

、

先

生は

東

ア ジ ア地 域へ の文

化

的 貢 献 に も大 き な 足 跡 を 残 され た

。

 

本 学 会の運 営 に おいても周 知の とお り

、

先 生 は 理 事 や 文 献

部 会

主 査

等

を 麻

任

さ

れ

平 成

9

年力 ら名 誉 会

員

に 列 せ られている

。

ま た

、

平 成

2

年の創 立 当

初

か ら

関

り

、

その

基

盤 形

成

に 尽 力 さ れ た日本 基 礎 造 形

学会

に おいて は

4

期

連

続 会 長 を 努 め る な ど

多

大 な貢 献

を され た

。

  先 生

の 研

究 方法

の 特 徴 は

、

芸 術 的 感 性 と科 学 的 な 理 論 と を

一

.

一

体 不 可 分の もの と し て捉える 姿 勢 に あっ た

e

科 学 と しての 色

彩 学

や 感

覚

・

知覚 心 理 学 等の 知

見

を 造 形 表 現に積

極

的に取 り入 れ る と と も に

、

理 論 研

究

の背 景 に ご 自

身

の創 価 舌動 を 据 え ていた

点

も 重 要 で あ る

。

モダンア

ー

ト

協 会 デ ザ

イン

部 会

員 と し て

、

数 理 的 秩 序 の

美

し

さ

やオ シ卩 ス コ

ー

プ

、

レ

ー

ザ

ー

等 の

技 術

を

応

用 した

作

品 を 20 数 年 間 に 亘 っ て発 表 さ れてき た 他

、

紙 に よ る 立 体

作

品

、

発 光 素 材 を 用いた 作 品 な ど に も 意 欲

的

に取り組まれた

。

●

  先 生

は

事

故 に

遭

わ れ た 時

、

デパ

ー

トで 買っ た チョ コ レ

ー

トの包みを 持っ て おら れたそ

う

で

、

奥様

に よれ ば 「バ レ ン タイン

デ

ー

の お 返 しに

、

と 私のた め に 買い に

行

っ たの で し ょう」 との こ と

。

当日に

、

チ ョ コ レ

ー

トで 「お 返し 」を と考 え られ た とす れ ば 世 門

離

れ し ていて

、

いかにも

学

問

一

筋

の

先

生 ら しい と思 )。

  葬 儀

は

先

生の か ね て か らのご 意 志 に 添 い

無 宗 教

で

行

わ れ た

。

会 勘 に は 本 学 会 を はじ め

迭 形 関係

、

教 育

関 係の団 体

、

個

人か らの

生 花

が

多数 供

え られ

、

弔 問 者による

献花

の 列が長 く 続いた

。

本 学 会か らは

原

田

会

長 を はじめ 理 事

、

会 員 が 列 席 され た

。

基 礎造

形

学会

関 係 者 も多

数

宏 列 し

、

韓 国

、

台

湾

の

代 表者

も

遠

路 駆 けっ け 弔 辞 を 述べ

られ

る

な

ど

、

先

生の ご活 躍の 幅 広 さ を 再

確 認す

る

会

と

な

っ た

。

 

先 生のご 冥

福

を 心からお

祈

り

申

し

上 げ

ま す

。

JSSD  NEWS    t  No 165 N工 工

一

Eleotronio  Library  

参照

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