桐9-2006新機能 セキュリティ設定ツール インストール、使用方法
セキュア桐について
桐9-2006ではセキュリティ設定ツールを使用して、桐ファイルのセキュリティを管理することができます。 「セキュア桐」は「桐9-2006」をセキュリティ強化モードで使用した場合の名称です。 1.データを外部に流出させないようにする。 2.データを持ち出されても再利用させない。 という2重のロックでセキュリティ機能を大幅に強化したのが『セキュア桐』です管理者ID、パスワード、暗証番号、セキュリティキーは絶対に忘れないよう注意してください。
セキュア化したファイルの管理ができなくなります。
また、他人に知られないように注意してください。セキュア化の意味がなくなります。
セキュア桐設定と使用の流れ
セキュア化とは・・・桐9-2006の新機能、セキュリティ設定ツールを使用して桐ファイルを暗号化します。 セキュア化したファイルはセキュア桐からのみ開くことができます。 セキュリティ設定ツールの主な目的は以下の3つです。 1.ファイルのセキュア化(セキュア化の解除) 2.セキュリティキーの管理 3.セキュア桐にログインするためのパスワード管理 1. 桐セキュリティ設定ツールインストール 管理者ID、パスワード、暗証番号、セキュリティキー、桐ファイルの制限を設定 2. 桐セキュリティ設定ツールを起動 ・対象ファイルのセキュア化、解除 ・「セキュア桐」ログインパスワード、暗証番号を設定 3. セキュア桐を起動 桐9を起動後、セキュア桐にログインしてセキュア桐を起動注意:セキュア桐からはセキュア化していないファイルは開くことができません。
セキュア化した給与明細書E-mail自動配信システムはエラーとなり動作しません。
セキュア化した場合は解除してからご使用ください。
セキュリティ設定ツールインストール
桐セキュリティ設定ツールインストール
C:¥K3¥KIRIV9¥Securityフォルダ内 KISECURE をダブルクリックして設定を開始します。 初回セキュリティ設定ツールを起動時はウィザート形式で設定します。 メッセージにしたがって初期設定を行ってください。 セキュリティ設定ツールウィザードが起動します。管理者IDの設定 …セキュア桐管理者用のID、パスワード、暗証番号を設定します。 セキュリティキーの設定 …データをセキュア化(暗号化)するためのセキュリティキーを設定します。 「入力値を確認する」のチェックをはずすとパスワード、 暗証番号がアスタリスク表示になります。 ここで指定した内容はとても重要です。他人に分からないように管理してください。 管理者IDを設定することで、管理者IDを知らない人は「セキュリティ設定ツール」を起動できないようになります。 暗証番号は数字ボタンをクリックすることで入力できます。 [暗証番号を下のボタンで入力する(推奨)]のチェックを 外すと、キーボードから入力することができます。 「パスワード」と「暗証番号」は入力した内容が * で表示さ れます。 [入力値を確認する]をチェックすると、入力した内容が表 示されます。 管理者ID 半角英大文字、半角数字、半角記号 4文字∼12文字 パスワード 同上 4文字∼20文字 暗証番号 半角数字 4文字 セキュリティキー 半角英大文字/小文字、半角数字、半角記号 4文字∼27文字 ・管理者IDは、管理者が設定し、管理してください。 ・管理者IDは、管理者のみが知りえる情報です、厳重に保管してください。 ここでは自由に文章を入力することができます。 例えば、「私の名前は日本太郎です」「趣味はサッカーです」などと入力してください。 入力された文章をもとにシステムが「セキュリティキー」を自動的に生成します。 ※「セキュリティキー」や「パスフレーズ」は絶対に忘れないでください。 また、この情報は第三者に絶対に漏れないようにしてください。 この内容が漏れるとセキュア化の意味がなくなります。
セキュリティの設定 …セキュア化したデータに対する制限内容を設定します。 以上で初期設定は終了です。 制限するセキュリティの内容について ・書き出し条件の新規作成 別のテキストファイルやCSVファイルへのデータの書き出しを防止することができます。 ・印刷 一覧表印刷やレポート印刷によるデータの持ち出しを防止することができます。 ・クリップボードへのコピー Windowsのクリップボードを経由したデータの複製を防止することができます。 セキュリティ設定ツールを起動するためのショートカットを「スタートメニュー」や「デスクトップ」 に作成することができます。
…ファイルのセキュア化やパスワード等の管理を行います。 以上でデータのセキュア化が完了しました。 デスクトップのアイコンまたはスタートメニューから桐セキュリティ設定ツールを起動します。 管理者ID、パスワード、暗証番号を入力し セキュリティ設定メニューを開いてください。 セキュリティ設定メニューが開きます。 1. セキュア化の設定
ファイルのセキュア化と設定変更
1 2 セキュア化したいデータが保存されているフォルダを指定します。 […]ボタンをクリックすると、ドライブのフォルダ一覧が表示 されます。 [サブフォルダも対象とする]にチェックが入っている場合は、 指定したフォルダに含まれるすべてのフォルダが対象となります。 [▼]ボタンをクリックするとフォルダ履歴が表示されます。 セキュア化対象の元データ保存先を指定します。 ※セキュア化するデータは、次の8種類です。 ・表(拡張子.TBL) ・一括処理(拡張子.CMD) ・履歴(拡張子.CMD) ・フォーム(拡張子.WFM) ・レポート(拡張子.RPT) ・イベント(拡張子.KEV) ・結合表(拡張子.VIW) ・外部データベース(拡張子.XVW) 3 4 5 6 ※定義利用者コードについて 定義利用者コードが異なるファイルのセキュア化は行いません。 定義利用者コードが設定されているファイルをセキュア化 するときに指定します。2.セキュア化の解除 管理者ID、パスワード、暗証番号の表示、変更を行います。 セキュア化解除対象フォルダ セキュア化を解除するデータが保存されているフォルダを 指定します。 [...]ボタンをクリックすると、ドライブのフォルダ一覧が 表示されます。 [サブフォルダも対象とする]にチェックが入っている場合は、 指定したフォルダに含まれるすべてのフォルダが対象となります。 [▼]ボタンをクリックするとフォルダ履歴が表示されます。 [実行(X)]をクリックするとセキュア化を解除します。 セキュア化が解除されました。 ・セキュア化専用のフォルダを作成し、解除するファイルをそのフォルダ にコピーしてから作業することをお勧めします。 ・異なるセキュリティキーでセキュア化されたファイルは解除できません。 ・ファイル単位でセキュア化の解除を指定することはできません。 3. 管理者IDの表示/変更 セキュリティキーの変更を行います。 4. セキュリティキーの変更 データのセキュア化(暗号化)するためのキーを変更します。 セキュリティキーを変更すると、以前のセキュリティキーでセキュア化 したデータは使用できなくなります。 セキュア化されたデータはセキュア化を解除してからセキュリティキー を変更してください。
5.セキュリティ設定の表示/変更 初期値パスワード 「kiri」 暗証番号 「1234」 が設定されています。 この設定のまま使用せず、必ずパスワード・暗証番号を変更してください 初期パスワード・暗証番号は必ず変えてください セキュア桐利用時の機能制限の設定を変更します。 6.ログイン設定の変更 セキュア桐のログインパスワード、暗証番号を変更します。
※セキュア化したファイルはセキュア桐にログインしないと開くことができません。
弊社プログラムをセキュア化した場合、インストール時に作成されるデスクトップとスタート
メニューのショートカットはエラーとなり使用できませんのでご注意ください。
※給与明細書E-mail自動配信システムをセキュア化すると、エラーとなりプログラムが起動しません。
セキュア化を解除してから使用してください。
注意事項: ・セキュア化されたファイルは、セキュア化を行ったパソコン以外でも使用することができます。 その場合、セキュア化したファイルを使用するすべてのパソコンで、「セキュリティ設定ツール」によりセキュリティ 設定を行う必要があります。 ・「セキュリティキー」はファイルをセキュア化したときと「同じキー」をすべてのパソコンに設定してください。 ・セキュア化されたデータは、「検査/修復」することはできません。こまめにバックアップを取ってください。 ・セキュア化されたデータは、「再定義」することはできません。 一度セキュア化を解除してから行ってください。 ・「セキュリティキー」は絶対に忘れないでください。 セキュア化したファイルから「セキュリティキー」を解析することは弊社でもできません。 ・セキュア桐では、ファイルを「新規作成」することはできません。 ・セキュア桐では、登録された履歴を「修正」することはできません。 ・既にセキュア化されたデータを、別のセキュリティキーでセキュア化することはできません。 セキュア化を解除する必要があります。 ・セキュア化されたデータは、「セキュア桐」にログインする前は使用できません。 逆に、セキュア化されてないデータは、「セキュア桐」では使用できません。 ・「セキュリティ設定ツール」が、一度の操作で変換できるファイル数は1万ファイルです。 ・「セキュリティキー」が設定/変更されたタイミングで、桐が使用する次のTBLファイルをセキュア桐用ファイルに変換 します。(別ファイルを作ります) kirifunc.tbl→kirifuncs.tbl kiricmd.tbl→kiricmds.tbl kiriprop.tbl→kiriprops.tbl kiriorcl.tbl→kiriorcls.tbl kiriodbc.tbl→kiriodbcs.tbl ・「セキュリティ設定ツール」と「桐9-2006」を同時に起動することはできません。 ・セキュア桐から「ログアウト」することはできません。桐を終了し、再度起動してください。 ・サンプルデータ(C:¥K3¥KIRIV9¥Sampleフォルダに保存されているファイル)は、あくまでも桐を理解していただくために 用意したものです。 セキュア化してご利用いただくことは考慮しておりませんので、セキュア化できない、あるいは正常に動作しないものが あります。ご注意ください。 ・「桐ワークシートクエリー」はセキュア桐には対応していません