負の屈折率2.0 THz帯メタマテリアルの金属ナノ粒子インク塗布フィルムを用いた試作
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(2) 第 32 回 エレクトロニクス実装学会春季講演大会. (a) (a). (b) Fig. 4 (a) Photograph and (b) microscope photograph of the fabricated metamaterial by the silver nanoparticle ink [6]. (b). (a) (c) Fig. 2 Contour maps of (a) the real part of refractive indices neff, (b) transmission power, and (c) reflection power at 2.0 THz. 社 TeraFlash)を用いた。周波数分解能は 0.005 THz である。反 射特性の測定時、作製したサンプルのメタマテリアルの光路 長とリファレンスの銀ミラーの光路長に、試作したメタマテ リアルのたわみによりずれが生じる。実験結果の反射位相を (b). 解析結果に合うように補正後、実効屈折率を導出している。 サンプルの反射測定時の光路長が、リファレンスの反射測定. Fig. 5 Photograph and (b) microscope photograph of the. 時の光路長よりも往復で 62 m 短いと見積もり実験結果を. fabricated metamaterial by the silver nanoparticle ink [7].. 補正している。 図 3 に塗布フィルムの作製の工程を示す。シクロオレフィ. の全体像と拡大写真を示す。図 6、7 に銅成膜フィルムを用. ンポリマーフィルムに[6]と[7]による銀の金属ナノ粒子イン. いたメタマテリアルの実験結果を比較のために示す。図 6、. クを塗布し、乾燥することで両面成膜フィルムを作製した。. 7 はそれぞれ屈折率の実部と虚部、透過電力と反射電力であ. 次に両面成膜フィルムをエッチングし、金属微細構造を作製. る。実験誤差により 1.67 THz でのみエネルギー保存則が成立. した。図 4(a)、(b)に[6]による銀の金属ナノ粒子インクを用い. していない。図 8(a)、(b)にそれぞれ[6]と[7]によるメタマテリ. たメタマテリアルの全体像と拡大写真を示す。図 5(a)、(b)に. アルの透過電力と反射電力の実験結果を示す。銅成膜フィル. [7]による銀の金属ナノ粒子インクを用いたメタマテリアル. ムを用いたメタマテリアルの実験結果を比較すると、銀の金 属ナノ粒子インクを用いたメタマテリアルは反射・透過特性 が大きく異なり、屈折率などの光学定数の特定には至ってい ない。銀の金属ナノ粒子インクを用いたメタマテリアルの金 属パッチの導電率の測定と、金属パッチ以外の部分における 残留物の確認が必要である。. Fig. 3 Fabrication process.. 2.
(3) 第 32 回 エレクトロニクス実装学会春季講演大会. に塗布したシクロオレフィンポリマーフィルムをエッチ ング加工し、同構造を作製した。作製したそれぞれの素子 をテラヘルツ時間領域分光法により評価した。実験結果を 比較すると、銀の金属ナノ粒子インクを用いたメタマテリ アルは銅成膜フィルムを用いたメタマテリアルと比較し て反射・透過特性が大きく異なり、屈折率などの光学定数 の導出にはまだ至っていない。今後、銀の金属ナノ粒子イ ンクを用いたメタマテリアルの金属パッチ部分の導電率 の測定と金属パッチ以外の部分における残留物の確認を Fig. 6 Frequency characteristics of the effective refractive. 進める。. index for a metamaterial with a negative refractive index.. 現在、金属ナノ粒子インクによる微細構造作製に有効な 技術を探している。金属ナノ粒子インクによるメタマテリ アルの試作法を構築することで、高性能なメタマテリアル の大面積微細構造形成技術や大量生産技術の構築に向け た技術を開拓できる可能性がある。 謝辞 金属ナノ粒子インクをご提供いただいた日本ゼオン株式 会社に感謝申し上げます。本研究の一部は、文部科学省科研. Fig. 7 Frequency characteristics of the reflection and. 費若手研究(A)(26706017)、テレコム先端技術研究支援センタ. transmission power for a metamaterial with a negative. ー、公益社団法人新化学技術推進協会、公益財団法人東電記. refractive index.. 念財団、東京農工大学学長裁量経費(次世代研究支援)の助成 を受けたものである。 参考文献 [1] T. Miyamoto et al., Jpn. J. Appl. Phys. 55, 032201 (2016). [2] T. Maekawa et al., Appl. Phys. Express 9, 024101 (2016). [3] 藤田 他, 第 64 回応用物理学会春季学術講演会予稿集, 14p-211-5 (2017). [4] 鈴木, 応用物理 86, 897 (2017). [5] X. Chen et al., Phys. Rev. E 70, 016608 (2004).. (a). [6] http://cink.jp/ (DryCure Ag-JB 0420B) [7] 特開 2012-162767. 連絡先: 〒184-8588 東京都小金井市中町 2-24-16 東京農工大学 鈴木 健仁 Te1:042-388-7108 Fax:042-388-7108 ホームページ:http://web.tuat.ac.jp/~suzukilab/index.html 電子メールアドレス:[email protected]. (b) Fig. 8 Frequency characteristics of the reflection and transmission power for (a) [6] and (b) [7]. 4. まとめ 非対称な金属パッチ構造を用いて負の屈折率を有する 2 次元メタマテリアルを設計した。メタアトムとなるカット 金属パッチを誘電体基板の表裏に非対称に配置している。 銅成膜フィルムを用いた素子は 1.97 THz で、負の屈折率 neff = -3.03 + j0. 29、透過電力 56%、反射電力 3.5%を実験により確認 している。今回は、2 種類の銀の金属ナノ粒子インクを表裏. 3.
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