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IRUCAA@TDC : №8:ペーストタイプの水酸化カルシウム製剤で処理された根部象牙質での接着性レジンセメントの接着強さ

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№8:ペーストタイプの水酸化カルシウム製剤で処理さ

れた根部象牙質での接着性レジンセメントの接着強さ

Author(s)

染屋, 智子; 笠原, 正彰; 田中, 健介; 京極, 啓; 武本,

真治; 服部, 雅之

Journal

歯科学報, 117(5): 413-413

URL

http://hdl.handle.net/10130/4389

Right

Description

(2)

413 歯科学報 Vol.117,No.5(2017)

№7:CAD/CAM 用レジンクラウンで製作された小臼歯クラウンの軸面部の厚さと使

用するセメントの違いが破壊強度におよぼす影響

増田智俊1),野本俊太郎1),佐藤 亨1),久永竜一1),腰原輝純1),新谷明昌1),染屋智子2) 1) 2) (東歯大・クラウンブリッジ補綴)(東歯大・理工) 目的:近年,CAD/CAM システムの歯科への導入 とその進歩によりコンポジットレジンによる CAD/ CAM クラウン(以下 CAD/CAM 冠)が臨床応用 され,保険診療にも適応されている。CAD/CAM 冠の支台歯形態や装着材料の選択については,一定 の指針となる報告がなされている。しかし,CAD/ CAM 冠の軸面部の厚さとそのセメントの違いが破 壊荷重値におよぼす影響に関する報告はない。そこ で本研究は,CAD/CAM 冠の軸面部の厚さと使用 するセメントに注目し,実験を行った。 方法:下顎第一小臼歯を想定した支台歯はステン レス鋼製金型を用い,歯冠高径5.0mm,軸面テー パー6度として,マージン部曲率半径を0.15mm, 0.30mm,0.45mm および0.60mm の4種類の形態 を設計した。CAD/CAM 冠は事前に設計したクラ ウン外形デザインを用いた。この4種類の支台金型 とクラウン外形デザインを用いてダブルスキャン法 を行い,4種類の軸面部の厚さの CAD/CAM 冠を 作製した。セメントスペースはマージン部より上部 1.0mm までを20µm,それ以外を60µm として設定 した。装着材料は,レジンセメント(Panavia V5, Kuraray Noritake)とポリカルボキシレートセメン ト(Hy-bond carbo cement,Shofu)の2種類とし, 合着(接着)した後37℃蒸留水中下にて24時間静置 し,破壊試験を行った。試料は各6個とし,万能材 料試験機(Autograph AG-Ⅰ20kN,Shimadzu)を 用いて破壊荷重値を測定した。統計解析は軸面部の 厚さと装着材料の要素で二元配置分散分析(Two-wayANOVA)をおこなった。これに交互作用がな かった場合,多重比較検定を行うこととした。評価 法は Tukey 法を用いた(P<0.05)。 結果および考察:CAD/CAM 冠の平均破壊荷重値 は,レジンセメントでは平均2998.4N,ポリカルボ キシレートセメントでは平均2514.7N であった。 CAD/CAM 冠の軸面部の厚さの違いは破壊荷重値 に影響しなかった。レジンセメントはポリカルボキ シレートセメントに比べ,破壊荷重値が有意に高い 値を示した。これらの因子に交互作用はなかった。 CAD/CAM 冠では,軸面部の厚さの違いは破壊荷 重値に影響はなく,セメントの違いが破壊荷重値に 影響をおよぼす可能性が示唆された。

№8:ペーストタイプの水酸化カルシウム製剤で処理された根部象牙質での接着性レジ

ンセメントの接着強さ

染屋智子1),笠原正彰1),田中健介1),京極 2) (岩手医大・医療工学) 目的:根管処置中に使用する薬剤の中には歯科用セ メントの接着強さに影響を及ぼすものがある。演者 らはこれまでに根管貼薬材である水酸化カルシウム 製剤に着目し,根部象牙質への水酸化カルシウム製 剤(粉液タイプ)の応用は接着性レジンセメントの せん断接着強さに影響しないことを報告した。本研 究の目的はペーストタイプの水酸化カルシウム製剤 で処理した根部象牙質での接着性レジンセメントの 接着強さを調査することとした。 方法:牛前歯歯根部象牙質表面に水酸化カルシウム 製剤(ペーストタイプ)を塗布し,1週間37℃の湿 潤環境下に静置した。使用した水酸化カルシウム製 剤にはビタペックスⓇ (VIT,ネオ製薬)とカルシ ペックスⅡ Ⓡ(CLP,日本歯科薬品)を用いた。被 着体には支台築造用レジン(クリアフィル Ⓡ コア オートミックスⓇ ONE,クラレノリタケデンタル) で作製した円板状試料を用いた。接着性レジンセメ ントは前処理を施すタイプの RelyX TM Ultimate Ad-hesive Resin Cement(ULR,3M ESPE)と,セ

ルフアドヒーシブタイプのクリアフィル ⓇSA ルー ティング(CSA,クラレノリタケデンタル)の2 啓1),武本真治2),服部雅之1)(東歯大・理工)1) 種類を使用した。ULR の試料には象牙質,被着体 試 料 と も に ScotchBond TM UniversalAdhesive(3M ESPE)を前処理材として塗布しエアブローした。 根部象牙質と被着体試料をそれぞれのセメントで メーカー指示の方法で合着し光照射した。試料は 37℃の湿潤環境内に1週間静置した。試料を万能材 料試験(EZ graph,島津製作所)に取り付けクロ スヘッドスピード0.5mm/min でせん断試験し,最 大破断荷重からせん断接着強さを算出した。試験後 に実体顕微鏡(MZ 75,LEICA)で破断様式を分 類した。水酸化カルシウム製剤を応用していない試 料をコントロール(CON)とした。せん断接着強 さについては各群間で一元配置分散分析を行った。 結果および考察:一元配置分散分析の結果,水酸化 カルシウム製剤の応用の有無や種類はせん断接着強 さに影響しなかった。また破壊様式についても群間 内に大きな違いはなかった。以上により根部象牙質 への水酸化カルシウム製剤(ペーストタイプ)の応 用は,接着性レジンセメントの接着強さに影響しな いことが明らかとなった。 ― 55 ―

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