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Academic year: 2021

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第5学年 組 国語科学習指導案

指導者 1 単元名 説明のしかたについて考え、理由づけを明確にして説明しよう 教材『天気を予想する』『グラフや表を引用して書こう』 2 単元展開の構想

《単元目標》

○ 筆者の説明の仕方の工夫を読み取り、自分が選択した資料についての意図や効果について考えながら、 意見文を書こうとしている。 ○ 筆者が伝えたいこと、論の進め方、図表などの活用についての感想や書いた意見文を発表し合い、自分 の考えを広げたり深めたり、表現のしかたに着目して助言し合ったりすることができる。 ○ 目的や意図に応じて収集した事柄を、全体を見通して整理するとともに、引用したり図表やグラフを用 いたりするなど、書き方を工夫して、自分の考えが伝わるように書くことができる。 ○ 統計資料を根拠とした意見文の文章の構成について理解することができる。

《児童の実態》

1 単元のねらい 本単元は、文章構成、図・表・グラフ・写真の意図を 考え、説明の工夫をとらえることと、その学習を生かし て、統計資料を根拠として意見文を書くことをねらいと する。 まず、これまでに学習した、中心になる文や段落相互 の関係をとらえることに加え、筆者の意図や表現の工夫 について、図・写真など、文章以外の様々な資料の重要 性について考える。そして、それを踏まえながら、調べ 学習を通して収集したグラフや表を効果的に用いて、自 分の考えを分かりやすく説得力をもって読み手に伝える 文章を書く。 2 教材の価値や意義について 『天気を予想する』は、天気予報を題材とした説明的 な文章である。文章全体を覆う大きな問いは存在せず、 一つの問いに対する答えの中から新たな問いが生まれる ということを三回繰り返す構成となっている。読み手の 思考に沿いながら、徐々に論の道筋を筆者自身の主張に 近づけていく展開である。文章の構成、図・表・グラフ・ 写真といった非連続型テキストの効果的な使用、数値を 挙げての説明によって、読み手の納得を促すように意図 されている。文章の内容や要旨、筆者の考え、説明の仕 方の工夫、資料・数値を用いた意図や効果などについて 読み取り、感想を発表し合って自分の考えを広げたり深 めたりすることが、「資料を引用して書く」学習につなが っていく。 『グラフや表を引用して書こう』では、引用の基本的 技術(「グラフや表を説明するとき」「理由をうらづける 資料」)が示されている。資料・データの解釈・吟味(読 み取れること・意味づけられること・自分の考えを裏付 けられることなど)を行い、自分の考えの根拠をグラフ や表を用いて明らかにすることが求められる。前学年ま での、説明や報告の文章を書くことに加え、説得力のあ る理由や根拠を明確にして、自分の考えや意見を表現す ることを重視していく必要がある。 本教材において、様々な説明の工夫をとらえ、資料を 用いて意見文を書くことは、説明的な文章を読む力、理 由や根拠を明確にしながら自分の考えを説得力をもって 記述する力、グラフや表から読み取れる事柄を言葉で表 現する力を育てる上で意義深い。また、この単元で学習 したことが、他の教科の学習でグラフや表を読み取り、 言葉で表現することに活用できるであろう。 焦点化・視覚化・共有化 ○ 焦点化 ・ 自動車工場の見学をもとに、日本の自動車工業に ついての意見文を書き、6年生に批評してもらうと いう目的意識をもたせる。それに向けて、説明の仕 方の工夫を読み取る→「わかりやすさの秘密」をま とめる→『天気を予想する』の要旨をまとめ、感想 を交流する→「わかりやすさの秘密」をもとに「ミ ニ意見文」を書く→自分で選んだ資料を根拠とした 意見文を書くというように学習を進めていく。 ・ 文章構成の工夫を読み取ったり、既習の説明的な 文章と比べて読んだり、感想を発表し合ったりして、 説明の仕方の工夫をとらえた上で、本教材の資料を 使った「ミニ意見文」を書く。そして、その学習を 活用して、「日本の自動車工業」について意見文を書 く。習得した力を活用して自分の課題を解決すると いうように、段階的に学習を進める。 ○ 視覚化 ・ 理科の学習で使った写真や表、図やグラフなどの 資料を活用し、本教材や資料を使った説明に対する 興味・関心を高める。また、自動車工場の見学での 資料や社会科の資料集など、様々な資料を準備し、 提示することで、伝えたいことや自分の考え・意見 が形成できるようにする。 ・ 「意見文を6年生に見てもらおう」「ミニ意見文」 などのモデルを提示することで、書くことやまとめ ることの動機づけにつなげ、参考にさせる。 ・ 本教材や既習の説明的な文章を一枚のワークシー トにし、全体の構成をとらえやすくする。 ・ 本教材と既習の説明的な文章を比べて読む際、二 色の付箋を使って、説明の仕方についての共通点と 相違点をわかりやすくすることで、その工夫をとら えやすくする。 ・ 説明の仕方の工夫や資料の効果などを「わかりや すさの秘密」として箇条書きでまとめ、書く時の参 考にさせて、引用の基本的な技術の習得につなげる。 ○ 共有化 ・ 付箋を使って他のグループとも交流し、いろいろ な考え方に出会うことができるようにする。 ・ 「ペア」「グループ」「全体」と段階的に話し合う こと、話し合う視点やまとめる目的を明確にするこ と、書いたものを交流することなどで、説明の仕方 の工夫や資料の効果をとらえたり、根拠を明確にし た文章の構成を理解したり、自分の考えを広げたり 深めたりすることができるようにする。 《このような教材を通して》 《このような指導を通して》

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3 児童の実態 本学級の児童は、 名である。国語アンケートでは、国語の学習が好きな児童が86%、説明文の学習について「好 き」「まあまあ好き」と答える児童は、63%、物語文の学習については、77%である。発表すること、友達の考えを聞 くこと、考えを書くこと、話し合うことについては、いずれも好きな児童が多いが、その内容の深まりには課題があり、 特に書くことについての個人差は大きい。短い文章や箇条書きはできても、意見や感想を詳しく書けない児童もみられる。 また、音読や読解には意欲的に取り組み、文章の大体を読み取ることや情報の取り出しはできるが、筆者の考えや要旨な どについて、自分の考えをもったり書いてまとめたりすることには苦手意識が強い児童もいる。読書については、好きな 児童が多く、小説や図鑑、自然科学の本に特に興味をもったり、よく読んだりしているが、個人差や本の種類の偏りがあ る。伝記「百年後をふるさとを守る」の学習後、伝記に興味をもって読んでいる児童は多い。 ○A児 意欲的に根気強く学習に取り組むことができるが、言葉や文章の意味理解に時間がかかり、音読も苦手である。また、 言葉や文章で自分の思いを伝えることは難しい。具体物やモデル提示したり、動作させたりする等の視覚的支援や声かけ を行いながら、活動や作業の内容を理解させ、学習を進めている。 本単元において、視覚的支援やグループ・全体交流での共有化をより効果的に設定し、意見文をまとめる活動を通して、 書くことへの抵抗感をやわらげ、文章を読もう、書こうとする気もちを高めていきたい。 4 指導計画(全11時間) 次 時 学 習 活 動 一 1 自動車工場の見学をもとに、「日本の自動車工業についての意見文を6年生に見てもらう」という学習課題 をもつ。 『天気を予想する』を読み、天気に関わる経験や天気予報、初めて知ったことや興味をもったことなどにつ いて発表・交流をし、音読の練習や意味調べをする。 二 1 三つの問いと答えの関連から、大体の内容や文章構成の工夫について読み取る。 2 既習の文章と比較し、同じところや違うところを見付けることで、資料を用いた意図や数値の効果など、説 明の仕方の工夫について考える。【本時】 3 筆者が伝えたかったこと・要旨についてまとめ、感想を発表し合う。 4 資料を使った説明の意図や効果についてまとめ、『天気を予想する』にある資料を使って「ミニ意見文」を 書く。 5 書いたものを交流し、説明の仕方について見直す。 三 1 「日本の自動車工業」について、伝えたいことや自分の考えを整理する。 2 整理した自分の意見を述べるための資料の引用の仕方について理解する。 3・4 資料をさがし、「日本の自動車工業」について、説明や意見を述べる文章を書く。 5 書いたものを読み合って意見や感想を交流し、意見に説得力をもたせるための資料の用い方について整理す る。 5 本時の学習 (1)日 時 平成○年○月○日( )第○校時 ○年○組 教室 (2)主 眼(焦点化) ○ 既習の説明的な文章『アップとルーズで伝える』と比べて読み、同じところや違うところを見付けて友達と交流す る活動を通して、説明の仕方の工夫について考えることができるようにする。 (3)本時の視覚化・共有化 ○ 本教材と既習の説明的な文章を比べて読む際、同じところと違うところを二色の付箋を使って視覚化し、わかりや すくすることで、説明の工夫をとらえやすくする。 ○ 付箋を使って他のグループとも交流することで、一人ひとりの思いや考えを共有化する。 ○ 考えや理由を発表し合い、一人ひとりの思いや考えを共有化することで、説明の仕方の工夫に迫ることができるよ うにする。

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(4)展 開 学習活動 指導上の留意点(○)評価の観点(●) 支援を要する児童への手立て(□) 視覚化・共有化の方法 既 習 想 起 1 前時の学習を想起する。 ○ 三つの問いと答えの関連から読み取った文章 構成の工夫について振り返らせる。

視 前時の学習内容を掲示し、 再度内容を把握させる。 課 題 把 握 2 学習課題を確認し、本時の 学習の見通しをもつ。 ○ 既習の説明的な文章と比べて読み、説明の仕方 の同じところと違うところをさがすことで、その 工夫について考えることを確認する。

共 既習の説明的な文章につ いて振り返らせることで、文 章構成を確認させる。

視 本時の手順や方法を掲示す ることで、見通しをもたせる。 集 団 解 決 ( 共 有 化 )・ 発 表 交 流 3 『アップとルーズで伝え る』と比べて読み、同じとこ ろと違うところをさがす。 4 自分の考えを発表し合う。 (1) グループで話し合う。 (2) 他のグループの友達と 付箋を使った交流をす る。 (3) 全体で話し合う。 5 説明の仕方の工夫をまと める。 ○ 問いと答えの関係、文章構成の違い、説明のた めの資料の使い方という観点で考えさせる。 ○ 表・写真・図・グラフを用いた意図、数値が用 いられることの効果、考えの根拠となっている事 実、事実と考えの区別など、様々な説明の仕方の 工夫をとらえさせる。 □ 観点ごとに色分けしたワークシートで考えさ せる。 ● 既習の説明的な文章と比べ、同じところと違う ところをさがしているか。[ワークシート] ○ お互いの考えが理解できるように、理由につい ても十分に話し合わせ、付箋に書き加えさせる。 ○ 違いを中心に話し合わせたり、「資料がなかっ たら」という視点で考えさせたりすることで、説 明の工夫や効果を感じることができるようにす る。 ○ 付箋に名前や一言を書かせて貼らせることで、 他のグループとも交流をさせ、いろいろな考え方 を感じさせる。 ○ 必要に応じて、ペアで話し合わせ、全体での交 流が深まるようにする。 □ 友達の意見をワークシートや付箋に書かせる。 ● 自分の考えを友達に伝えているか。友達の考え について、自分の思いや考えをもちながら聞いて いるか。[観察・発言・発表] ○ 説明の工夫について、短い言葉で箇条書きさせ る。 ○ 「わかりやすさの秘密」(説明の工夫)は、筆 者の説得力をもたせるための工夫であることに 気付かせる。 □ 言葉を例示して書かせる。 ● 説明の仕方の工夫について理解することがで きたか。[ワークシート]

視 考える観点を掲示し、考え る際のヒントにさせる。

視 二色の付箋で共通点・相違 点を書かせることで、説明の 工夫をとらえやすくする。

視 タイムタイマーを用いる ことで、活動時間を提示する。

共 考えを伝え合うことで、互 いの考えを理解させ、様々な 説明の工夫を感じさせる。

共 どのグループも話し合い が進むように、他のグループ の様子を紹介し、参考にさせ る。

視 黒板にも、ワークシートや 色分けの付箋を用いて、一人 ひとりの意見をわかりやすく する。

共 付箋を使った交流を取 り入れ、一人ひとりの考えを 共感的に理解させ、いろいろ な考え方を感じさせる。

共 「わかりやすさの秘密」 としてまとめ、次の単元で 活用できるようにする。

視 タイムタイマーを用いる ことで、活動時間を提示する。 終 末 6 学習のまとめをし、次時の 見通しをもつ。 ○ 「筆者が伝えたいこと(要旨)をまとめる」と いう新たな学習課題を予告し、次時の見通しをも たせる。 めあて 『アップとルーズで伝える』と比べて読み、わかりやすさの秘密をさぐろう。 ・ 問いと答えを増やす書き方もある。 ・ グラフや表、図や写真を使うと、書きたい ことが伝わりやすい(わかりやすい)。

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参照

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