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標本調査における代表性について

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Academic year: 2021

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標本調査における代表性について

は し が き  ジェンセン︵﹀島。ご︾7㍉①昌。慶の謬︶は、 一九二五年ローマで閣囲かれ た、國際統計協害第十四回非議において、 ﹁統計墨における代表 法に關する報告﹂︵謬隔︶。詳8夢⑦屋寳。5。。暮鑑ぎ葺。島。幽ぎ。・酔・肝         ① 幹舘︶を提出した。その前年、協會事務局は、統計學における 代表法の鷹用を研究するよう、次の六名からなる委員會を任命し た。A・ボ;レー●C。ジニbA・ジ.一ンセン、L・マルク、V・ スチューアートbF・ジジェツクこれである。ジェンセンは前記報 告とその附籔、實際における代表法﹂︵、一、一お箆話ω窪3焦き冒胃ヌ.けぎ︵[ ぎ胃讐♂㊤︶を⋮提出している。  ここに坂扱われている代表法は、現在。標本抽出理論・標本調 査論として、叢展し來っている。このジェンセンの論文は,統計    標本調査における代表性について 學における標本調査の意義・地位を、考察するものにとって、き わめて含蓄のある論文であると思われる。  わたくしは本稿において、こうした三昧から、ジエンセンの論 文の骨子を紹介しつつ、標本調査法の理論的性格について、吟味        ② をしたいと思う。  註① 穿託魯コ^ぎ一・、一蒙ド平頚冒け。き七一^き二急。コqミ剛。・け一︵旨♪     、ま;。菌図同上一︵一£︵︸︶h星隔︶・㏄お工あO・   ②本稿は、拙著﹁肚會統計學と抽出理論﹂︵昭和二七年︶     第﹁章標本調査法について、の補論をなすQ

二代表法の意味

 ジェンセンは,統計學における代表法について考察する。先ず 彼の代表法の定義をしらべよう。       七九

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   標本調査における代表性について  統計調査の⋮封象たる駄會的集團・壌團現象をもその構成照位杢 部についてとらえるのが、全部調査︵〇三三①ざ量’、四二酒酔凶。冨︶で ある。これが統計調査の本体と考えられて來た。これに薄し、構 成軍位の若干をとらえ、選出された標本︵子ε弟、︶が、李集團︵川 砂q巳き宏ρ母集團困、o℃三島甑。この縮岡たりうると考えうると き、これを代表標本︵ズ£話い§富3マ㊦義瞬回三。︶というGそしてか. ∼る代表標本を勘定する仕方、代表標本による母域の特徴・構造 の推是を代表法とよぶのである。        ①  即ち代表法は、いわゆる類似統計調査法、大量観察代用法の申 椴をなすのであり、現在の標本調査法は、その護饗した一形態と みられうる。  ジェンセンはこの論文の序言において、統計學におげる代表法 の鷹用が、どう護淫して來たがにつき述べている。これは一八九 五年キーア︵﹀・乞・客冨9,︶により、國際統計協會の會議で坂りあ げられ、一九〇三年のベルリン腸壁において、代表法の鷹用を促 進する、決議がなされた。 かくして一九二五年の會︻議ではじジェ ンセンを主とする諸報告あり、再び代表法の懸用を促進せしめる 決議が、協會の名でなされたのであった。  ジェンセンはこの報告のはじめに、親船に用語の定義を與えて 八○ いる、、即ち次の通り、.  H 部分調査︵一思9診吋二二ぎく舘帥弼痒︻¢コ︶。これは知識を得たいと 望んでいる全険域を、調査するのでなく、その領域の一部分のみ を調査するとき、統計的調査のすべ︵タ総溝する。その調査部分 は偶然的に入手されても、調査のために邊定されても、いすれで もよい。  口 代表法︵、一、一5﹃。華墨83焦ぎ一膨回亀5e。これは部分調査から 得られた結果を、叫般化できるように、代表標本を確保する方法 で、次の二つにわかちうる。  国 無法爲堰出法︵峯邑傷9二匂。oざ⇔鑑。昌︶。 これは調査の主題や 目約と結びつかない、何らかの機械的な原理に從って、全体にお ける斜塔位の、標本に含まれる確傘︵○累増8︶が等しいように、 選出を按排して、多敏の下位を選ぶ方法。  鴻 計謁撰出法︵一、弓︸×︶。。ぞ①3・oδ。二§︶。これは多生の輩位群を 選出するとき、選出された群が相集って、すでに統計的知識とな つτいる諸特性︵Qぎ鼻。け。身警﹄︶について、全体と出癖るかぎ り近い熟思・比率を生ずるように行う撰網方法。  圃 標本︵皿茸もざ︶。これは無作爲選出法にしろ、計書潔出法 にしろ、調査のために亡ばれた、箪位の群の代表集團である。

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 ジ﹄ンセンは敵會的集團現象の観察につき、 先ず簡略なものと して、問合せ法︵匿戸。貯ρ三受50軍戸。︵7アンケート︶をあげて いる。これは調査事項に委しい多くの人々に、問合せをして、彼 等の個人的な輕瞼や観察に基いた、極秘的な見解を求め、これを もとにして、調査者が︸の総合的な報告を作る場合である。次に 彼は、記録法︵葺。=o讐2冒三〇回昌⇔二5、一︶をあげる。これは集團の 構成部分のうち、典型的︵q喜oa︶と思われる部分について、客        ② 翻的な調査をなす場合である。即ち典型調査はこれである。  これに饗し。統計による部分調査が問題となってくる。即ち ジェンセンは、部分調査を本四の全部調査に封比・補充するもの と考えている。この場合、全纂團を構成する部分︵構成翠位︶の 全部について、衆慮のもつ特性の若干について調査するのが、全 部調査であり、これに饗し、 一部分の構成輩位についてのみ、同 誌の調査を行うのが、部分調査である。この場合、特にとウだし た部分集團が、全集團の縮圓ないし代表とみられうる場合し代表 法の名を與えるaである。そして代表法を更に、無作直話出法と 二種漫出法とに大別しようとする。  そこで、標本における代表性のもつ意味が問題となる。いいか えれば、標本選出において、代表性をどうしてもたせうるかとい    標本調査における代表性につ■いて うことである。  さてジ・ンセソの考察において、監房︵母集團︶は調査封象た る耐曾的集團自体をさすのである。即ち調査の途行上、存在の時 ︵時点・時間︶を限定する必要はあるけれども、その瀧會的纂團 は、構成爵位の相あつまった一体として意識されτいる。これを      も  ち 構成箪位の集合として考えbこのなかから若干を抽出して、標本 を構成するのである。この構成平面は、各種の特性︵量的・質的︶ をもっている。肚會的集團を数量的につかむのは、か∼る特性を 量り・鍛えて、その分布・李均や比率などを求めることによりな される。即ち枇魯的集團をbか∼る歎量的表示によって、その激 量的側面を明らかにするのである。更にかような統計的観察によ って、この赴曾的集團のもつ性質を求めようとするのである。  そこで代表法によって、二三的集團の麹察をなす場合、逡出標 本は全集團の箪位の一部分であり、かかる部分集合が、全集合の 縮圖的表現となるようにしたいというのである。この場合、部分 集合は全集合から選ばれた箪位の集合であり、具体的な品位の集 合として、考えられている。從ってこれらの構成爵位は、杢集團 のもつ特性を全部もつたものとして意識されている。いま全集團 を構成する箪位の集合から、例えばその十分の一が潔出された場       八︼

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   標本調査における代表性について 合、撰出標本が全部の十分の一の縮圓とみうるとき、その標本は 理想的な代 表性をもつものと考えられ、その這出は理想的な代表 法と考えられるわけである。從って統計的調査に即していえば、 選出標本について、各種特性のの調査結果が、量的・質的特性に おいて、ちょうど全集團についで得る結果と、比例蘭係が一致し ているのが、代表法の理想である。今際問題としては、選出標本 が出來るかぎり、かような理想的墨書に近くなるよう、工夫しよ うとする。  代表法は、まさにかような意圖をもつているのであった。  註① 蜷川虎三、統計學概論,九五頁以下。   ② ﹀.瀞崖。∼、.旨、蕃脚℃七=$ユ80出窪①﹃o管$窪欝ぼく。邑宇     夢。痔♂b口三一・h豪齢.h昌齢・融雷酔謎けご図図同噛︵H⑩bっ⊂㌧︶嫡℃亨OQ。     一ΦO●

三代表性の問題

 代表標本が上に述べた意味をもつとして、しからば與えられた 馬歯から、如何にしてか∼る代表標本を、点出しうるかが問題と なる。この場合集團は、前述のように、これを構成する箪位の集 合とみで居り、集團については各種の特出について、調査しうる        ① というだけで、既に全部調査の結果ともつて居るわけではない。        八二  そこで全集團は、各種の特性をもつ開勲位の集合として意識せら れ、これからいかに逡出して、各種特性について、いすれも全体 の縮圖とみられるようになしうるか、が問題となる。  いま構成同位のどれをとっても、差蓮のない場合、箪位の総激 がわかって居れば、全部観察のかわりに、典型として碧干個、主 観的に選んでもよい。これから全部に⋮封ずる考察が司直となる。 これは前述典型調査の場合である。  次に全体を構成している輩位に、質的にみて大差ない場合、全 集團を構成因子の集合︵母域q乏く。§︶ Uとみて、 Uから 標本Sを、客観的に選出するのに、無作爲的に︵彗量目乙。葺︶ とることが考えられる。即ち各翠位の潔出について、全く公李の 態度をとるのである。即ちUからSが潔ばれるのであるが、 Sの抽出について、あらゆる可能な仕方の一つであると考え る。從ってbこうして選定されたSは、 Sの可能なあらゆる 場合の代表として考えられ、更にか、る選ばれた唄つのSは、 Uの質的構成からみたとき、Uの性質をもつ代表とみうるのであ る。  そこで、敏量的側面をとるときは如何。具体的な内容をもつ輩 位の集合について、ある一つの特性に着目するとする。そうする

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と、無作爲に撰⋮出されたSは、如何なる意味において、 11の 縮圖的表現といいうるであろうか。  ジェンセンにおいては、 Uが等質的禮⋮成の場合、 任意標本に おける分布が、 Uにおける分布をあらわして堪ることをあげて いる。そして實際には、 Uは順序づけられた集合であり、無作 篇抽出は現在いわゆる系統抽出︵訟署窓塁陣8。・彗・同︸︶雪吊︶とよば れる佳方に、よるを可とすると論じている。しからば如何にし て、この場合SはUの代表とみうるのでみるか。  周知のように、ジ.ンセン以來、籔理的方面において、拍出理 論は大いに日展をみ、R・A・フィシャーによる小標本理論の影 響をうけ、精細になって來ている。今この間題を考えてみるに、 標本Sはそのま∼Uの分布︵及び比傘︶の縮圖をあたえると はいいえないのである。即ちSはその抽出によって、可能な場 合のいすれをも含みうるのであり、從ってUがほゴその値の等

しい量の集合でない限りbSはUの分布をそのま∼、縮圖と

して現わすとはいいえないのである。いいうるのはb 9の算術        ② 恥部がUの雫均の推定値として役立つというにすぎない。 9 の質料は、抽出のたびごとに攣動ずるが、この假想的度敏分布が Uの李均のまわりの正規分布となることから、抽出誤差をみこ    標本調査における代表性について    偽 して、 9の孕均はUの雫均,そ推定しうるわけである。二の意    セ  も  も  も  セ  も  も  も  も 喋で、算術卒均侮について、 SはUに肥して代表性をもつと いいえよう。更にこの理論の平張として、質的特幡の場含、比傘 の推定が可能であら、量約鱒性の場合でも、度敏分布は級間隔の 構成により、部分的にその構成比率の椎定が、抽出誤差をみこん で可能なのである。こう指導してはじめて一つの無作爲標本S のUにおける代表性が意昧づけられる。  た\この場合注意すべきは、無作爲抽出は客観的な抽出方式で あるが、すでに確傘的抽出である以上、 9は灘量である。そこ で抽出方式に伴う誤差の範園内において、 SはUの代表とい いうるのである。即ち雫均についていえば﹂ Sの雫均はUの 雫均に、きわめて接近することもあり、普きわめて離れることも ある。確墾論的にいえば、前者はその出現の確傘がきはめて大き く、叉後者はきわめて小さいのであるが、實際的抽出において、 8の雫均の位置を明らかにすることは出愚ない。こ、において 全領域について、與えられた條件のもとに、抽出誤差の節園を⋮出 來るだけ小さくし︵、抽出の精度を高めようとする研究が行われ て來たわけである。即ち代表性を高める意圖のあらわれである。  實際においては、構成皇位は、各種の特性をあわせもつもので       八三

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   標本調査における代表性について あり、從ってSがUの代表標本たる性格は、各特性について の代表性の総括として、はじめて問題となるわけである。  次に無作爲抽出法の鏡形・甘々として、翠位群︵︵串﹁。弓。。。門=三霞︶ による抽出、暦別法︵碧﹁触乱識2雰︶ご︶が案出された。 ジェンセン においても、すでにこれに揚れている。しかし質的特性からみて 暦仁せざるを得ない場合、即ちグループにわける必要のあ呂場合    ③ かあるeまた量的にみて、翠位は質的には夢蓮なく、量的に大別 して、似かよった因子をあつめる場合、これらを最初に暦別して おく方が、全集團の⋮槻察において重要であり、更に標本の抽出に 際し、量的分析ひいて質的考察に、便宜をあたえる場合も多い。 この場合、孟春相互の聞では値かかけはなれ、同じ階暦仁では値 が似かよっているとき、各階暦において別々に無作爲抽出して、

撰出標本Sを構成するならば、SのUに封ずる代表性は、

軍なる無作爲抽出の場合にくらべて、大となるであろう。こうし た方向では、現在の籔學的抽出論は、進歩を示したが、ジ﹂ンセ ンにおいてb既に含量的ながら、その方向が示されている。  次に系統抽出における、代表性の問題を考察しよう。實際にお いτは、 Uが順序づけられた雲台として、あたえられる場合が 多いが、このとき、いわゆる系統抽出はUからの無作爲袖出と ●       八四 考えられている。この場合、軍純な無作爲呼出という観点からみ るならば、系統抽出のみならす、抽出標本の大いさが與えられた 大いさの抽出は、いすれもみな無作爲抽出の唱つと考えうるわ けである。しかしすでに指摘したように、母集眼を構成箪位の集 合とみるかぎり、そのもつ籔量的性質は、多敷の特性をあわせも つ、電位の集合として考えられている。從って勲量的にみても、 無作爲麹出の隷盤は、各特性について、その韻事が似かよってい るとはいいえない。まして民、体的實質的な麟察においては、異質 のものを含まざるを得ない場合が多い。そこで前述のように各特 性について、 sの弔均がUの李均の代表たりうるという場合 に、その代表性が高まるようにb實際においては工夫する必要が おこる。系統抽出は、まさにこの必要性をみたすものと考えうる であろう。  即ち構造身構の、 一蓮の順序のある系列において、これらは漸⋮ 次、その質的・量的構成を異にする場合が多い。このとき系統抽 出は、質的には丁度、暦別して後、各暦仁においては質的葺違を 無白して、無作爲.抽鎖したものと考えうるであづう。文量的に は、各種の特性を醐時に考尺るとき、代表性をなるべく大ならし める、便宜的な方法と考えうるてあろう。なおジェンセンにおい

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て、既に系統抽出の出襲点となる箪位の逡定︵いわゆる切榊三急〇三 宝霞↑︶の周題かとりあげられている。そして代表性の吟味とし て、各極の出叢項をとって、相互に比較する、早舞的な見方をあ げている。  わたくしは、前述のようにこの代表性が、極めて複難な性格を 有すること、そして系統抽出が、代表性をあらわす必要な條件 ではなく、便宜上・實世上の必要から、行われている点を彊調す る。  ジ∫ンセソは、系統.抽出において、選出の順番にあたった軍位 を、何らかの理由によって、他の軍位ととりかえることを、否と すると導べてい・る。この問題も上に述べたことに閾馳沖する。  以上においては、標本の代表性と無作爲抽出との關⋮蓮について 考・察した。ジLンセンは、代表法として、無作爲選出と計書濫出 とをあげている。さて代表法の性格は、全集團の縮圖的表現とし ての、標本の選定が問題であるが、既に趣羅馬につい︵何らかの 予備的知識があるとき、これを基として、調査者において室観的 に、代表標本を選定することが考えられる。その﹁つは無作爲撰 出における手製法であろう。暦別の規準は、問題とする特性に關 蓮している。この特性にきわめて密接な量的・質的關係を有する    標本調査における代表性について 特性︵いわゆる相關度のたかい︶については、登集團の知識をも つとき、これによって暦別をして、しかる後各暦における無作爲 抽出に進むのが、抽出の精度を高め、代表性を塘すこととなる。 次にかかる層別は、ある程度、主麟的観点からなされうる。即ち この各千里においては、もはや質的に又量的に、大差なしとみと めうる場ムロには、各暦からそれぞれ若干の等位を撰出して、全体 の選出標本をつくり、これを代表標本たらしめることが考えられ る。即ち既に知られた諸特性については、標本の分布・比率が、 母集團に暴ける分布・比牽と相似であり、その特性に關する限り では、代表性をもつ場合、いま問題とする特性についてもまた、 代表性を具えるであろうと考えるわけである。これがいわゆる計 書選出法である。實際問題として、か、る選出はきわめて困難で あろう。ジェンセソにおいては、この方法の利用を強調してい る。しかしその後の獲展をみるに、確傘論に費すく、無作爲抽出 法の理論及び藍屋の獲蓬に伴い、この計書選出法は、暦別無作爲 抽出法の中に吸牧せられ、数量的には、確率論的考察の可能なも のにな、つたと考えうる。ジェンセンにつゴく、ジニ・ガルバニの          ④ 研究、ネイマンの研究は、次第にこの方法の主潮的潔定の基盤を 客観的.確率論的基.盤にうっしたものと見うるのである。        八五

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  標本調査における代表性について 註① 昭和二五年地勢調査結果速報における如く、奈部調査に    随伴して、標本掴出が行われる場合もある。  ②拙著、肚會統計學と麺出理論、第︼章蓼照。  ③④ 拙著、誤差法則と抽出理論、第二三三一章蓼照。 四 む  す  び  ジエンセン當時、代表法として論ぜられた標本抽出方法は、其 後籔理的側面においては、逡歩・畿達をとげ、現在にいたってい る。しかし彼において、含蓄的に問題とされた、代代表法の性格 は、標本疋−均による、母集團卒均の推定の問題となってしまっ た。しかも實際問題として、代表法の性格は、か、る歎理論によ って、完全に解決しえるとはいいえない。こ\に抽出の母域の性 格に關連する、抽出の技術が問題とされるのである。  ジェソセンにおいて、代表の意味は、灌本Sの母域U に饗 する、分布・比率の如き、数量的開設の相似を、主としている。 しかし更にその丙面に立入って、その性格をみるとき、代表性は 典型︵日、旨δ︶と關連し、必然的に典型調査法が問題とされるであ ろう。こうして、いわば外延的︵O︶︻け︵当冒訟一くO︶な性絡から、内包的 ︵⇔二ω口訟︷<①︶な性格の究明に向うとき、代表性をどうとらえる       八六 か。こ、に典型調査法は、計書襲出法と、極めて密譲に、結びつ くと田心われるD  こうした点について、ひろく標本調査法が、祉會調査・統計調 査において、占める地位を考察することは、今なお未解決の問題 をのこしている。わたくしが、含蓄の深いジェンセンの論交を取 りあげ、これに關蓮して、標本調査法の性格⋮について、吟昧を深 めたのも、こ\にその意圖をもつたのである。       ︵昭和二八年八月一日︶

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