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30. 当科におけるRVS を用いたラジオ波焼灼療法の有用性の検討(第27回群馬消化器病研究会)

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Academic year: 2021

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出血もなく 10月 1日退院となった. 以後は多発 HCC に 対して経カテーテル的動脈塞栓術 (TAE)を施行し,現在 も外 来 通 院 中 で あ る. 【 察】 本 症 例 は, 多 発 性 HCC の副腎転移巣破裂により後腹膜出血をきたした一 例であった. 緊急 TAE にて止血され, その後は再出血は 認めていない. HCC の副腎転移巣破裂は医学中央雑誌 での検索では, 1983年から 2008年までで 6例の症例報 告が認められた.HCC の破裂・出血は日常診療で比較的 みられるが, 副腎転移巣の破裂は稀であり, また, 副腎転 移巣の破裂により HCC が初めて診断された例は報告が なく, 貴重な 1例と えられた. 30.当科における RVS を用いたラジオ波焼 療法の有 用性の検討 平井圭太郎,須内瀬 豊,川手 進 吉成 大介,戸塚 純,小川 博臣 山崎 穂高,竹吉 泉 (群馬大院・医・臓器病態外科) 高木 ,柿崎 暁,佐藤 賢 市川 武 (同 病態制御内科) 宮永 朋実,平戸 純子 (同 病態病理) 櫻井 信次,田中 優子,坂本 一葉 (同 臨床腫瘍病理) 【目 的】 HCC に対するラジオ波焼 療法 (RFA) に おいて,術後の HCC 再発予防は重要な課題である.当科 の RVS (real-time virtual sonography) を用いた RFA (RVS-RFA) の術後再発例について, RVS 導入以前の従 来型 RFA (Con-RFA) の成績 (再発病変の頻度, 部位や 特徴) と比較し, RVS-RFA の有用性について検討した. 【方 法】 当院で RVS導入後の 2007年 9 月か ら 2008 年 11月まで RVS-RFA を施行した HCC65例 (男性 41 例, 女性 24例, 平 年齢 71±3.0歳) を対象とした. 対照 群として 2001年 7月から 2005年 9 月まで Con-RFA を 施行した HCC187例 (男性 128例, 女性 59 例, 平 年齢 67±8.7歳) を用いた. 背景肝は RVS-RFA : 慢性肝炎 6 例, 肝 変 59 例, 平 観察期間 6.5ヵ月 (1〜 14ヵ月).Con-RFA : 慢性肝炎 41例,肝 変 146例,平 観察期間 27.6ヵ月 (6〜 56ヵ月). 再発 (局所およ び異所) 例を抽出し, 局所再発例では, 肝表から腫瘍まで の距離 2cm未満を A2〜 5 cm未満を B群, 5&# 12316; 10cm未満を C 群, 10cm以上を D 群とし, 腫瘍 径, 再発区域, 肝表から腫瘍までの距離について検討し た. なお, 評価 CT は 5 mm幅, 腫瘍径 3 cm以上には肝動 脈塞栓術を併用し, 人工胸腹水も適時併用した. 【成 績】 再発例は RVS-RFA : のべ 9 例 (局所 3例, 異所 6 例), Con-RFA : のべ 74例 (局所 23例, 異所 51例) で, 局 所 再 発 を 認 め た 腫 瘍 の 初 回 治 療 時 長 径 は RVS-RFA1.2〜 2.5cm (平 1.8cm) Con-RFA : 1.7& #12316; 4.0cm (平 2.3cm). 再発区域は Con-RFA で は S5,S7,S8で高い再発率を認めたが RVS-RFA では区 域差を認めなかった. 肝表から腫瘍まで距離別の再発率 は Con-RFA では A 群で有意に高かった (52.2%) が RVS-RFA で は 群 間 差 を 認 め な かった. 【結 論】 Con-RFA では S5, S7, S8, 肝表から 2cm未満の症例に 高い再発率を認めたが,RVS-RFA で,その傾向は認めな かった. Con-RFA では肝表面に近い病変でエコー描出 能が不良となる例があり, 局所再発を高める因子の一つ と えられたが, RVS-RFA は CT 画像との同期対比に より, エコーでの描出不良点を改善すると えられた. 観察期間は短いものの RVS-RFA は Con-RFA に比べ 局所再発率が低く, より有用な Deviseと えられた. 31.当科における肝細胞癌切除後早期再発例の検討 渥美 潤,須納瀬 豊,川手 進 吉成 大介,戸塚 統,小川 博臣 平井圭太郎,山崎 穂高,竹吉 泉 (群馬大院・医・臓器病態外科) 高木 ,柿崎 暁,佐藤 賢 市川 武 (同 病態制御内科) 【目 的】 当科における肝細胞癌早期再発例を検討し た. 【対象と方 法】 平 成 14年 1月∼平 成 18年 6月 の 肝細胞癌切除症例は 62例であり, 年齢は 41∼82歳 (平 69 歳),男女比は 43: 19 であった.それらのうち,術後 半年以内に早期再発した症例は 3例であった. その 3例 について臨床病理学的検討をした. 【結 果】 早期再 発 例 で は, AFPあ る い は PIVKA-Ⅱ の う ち 何 ら か の マーカーの上昇を認めた. また, 画像所見で, 1例が腫瘍 径 13cm,他の 1例は 7.5cmと大きく,また,2例は肉眼 類が塊状型であった. 病理組織では, 2例に被膜浸潤と脈 管侵襲を認めた. 文献的には肝切除後の予後因子は Stage 類, 脈管侵襲, 肝機能, 腫瘍数などとされ,今回の 再発例は何らかのリスク因子のある症例であったが, 症 例も少なく, 一定の特徴は見いだされなかった. 【まと め】 肝細胞癌切除 62例中 3例の早期再発例を経験し た. それらの予後は不良であり予備能によっては何らか の予防的治療を 慮することも必要と思われた. 206 第 27回群馬消化器病研究会

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