3.舌がん後発リンパ節転移頸部郭清術後の再発因子と 術後放射線治療に関する検討 住本和歌子,八木原一博,石井 純一 (埼玉県立がんセンター 口腔外科) 楮本 智子,齊藤 吉弘,大久保 悠 牛島 弘毅,川原 正寛 (同 放射線科) 高草木陽介 (群馬大医・附属病院・放射線科) 【目 的】 舌がん後発リンパ節転移頸部郭清術後の再発 因子と術後放射線治療につ い て 検 討 し た. 【方 法】 2002年 1月から 2012年 1月まで当センター口腔外科に て初期治療を行った ・ 期舌扁平上皮癌症例のうち, 後発リンパ節転移に対し頸部郭清術を施行した 43例を 対象とした. 主に 3個以上のリンパ節転移を認めたか, または被膜外浸潤を認めた 14例に術後照射を施行した. 【結 果】 全体の 4年生存率 68.1%・頸部制御率 82.9%, 術後照射の有無で 4年生存率 (36.8%/80.9%)・頸部制御 率 (65.9%/89.4%)であった.頸部非制御 7例は予後不良 で, 全例に被膜外浸潤がみられた. 内訳は術後照射群 4 例, 術後非照射群 3例であった. 【結 語】 被膜外浸潤 が認められた症例では, 術後補助療法に関して なる留 意が必要であると えられた. 4.腟アプリケータを用いた高線量率腔内照射における 直腸線量直腸出血の関係 入江 大介,若月 優,唐澤久美子 鎌田 正(放射線医学 合研究所 重粒子医科学センター病院) 加藤 真吾 (埼玉医科大学国際医療センター) 安藤 謙,清原 浩樹,中野 隆 (群馬大医・附属病院・放射線科) 大久保 悠 (埼玉県立がんセンター 放射線科) 【目 的】 腟アプリケータによる腔内照射の直腸線量と 直腸出血との関連を解析した. 【方 法】 対象は 2008 年 7月∼2010年 6月に当院で腟アプリケータによる腔 内照射を行った 20例, 子宮頸癌 11例 (FIGO 類 IIA/ IIB/IIIA/IIIB/IVA 期 : 1/3/3/3/1例), 子宮頸癌術後膣 再発 3例, 子宮体癌術後再発 5例, 膣癌 1例であった. 腔 内照射は中央値 23.5Gy(17∼24Gy)/4fr.(3∼4fr.)であっ た.16例は腟アプリケータのみ,4例はタンデム・オボイ ドによる腔内照射との併用で治療した. 13例は外照射 ( 線量 45∼50.6Gy) を併用した. 線量評価は LQモデル (α/β=3) による EQD 2の DVH パラメータを用い, 直 腸出血の関連を検討した. 【結 果】 観察期間は中央 値 26ヶ月 (6∼45ヶ月) で直腸出血は 4例で確認され全 例がGrade 1(RTOG/EORTC)であった. 直腸のD0.1cc, D1c,D2cc,D5cc,D10cc,D20ccの平 は直腸出血のない 群で 63.6,50.1,45.1,38.5,32.3,25.9 (Gy)であり,直腸出 血のある群では 78.5, 64.2, 59.7, 53.3, 48.4, 43.3 (Gy) で あった. D0.1cc以外の全てのパラメータにおいて有意差 (p<0.05) が見られた. 【結 論】 腟アプリケータによ る腔内照射での直腸出血の有無と直腸線量の関連が示唆 された. 5.子宮体癌に対する 3D Image-Guided Brachyther-apyの初期経験 阿部 孝憲,江原 威,加藤 真吾 (埼玉医科大学国際医療センター 放射線腫瘍科) 【目 的】 子宮体癌に対して CT を用いた 3次元画像誘 導小線源治療 (3D IGBT)を行なったので,その初期治療 経過について報告す. 【対象および方法】 当院で 2011 年 6月から 2012年 8月に, 高齢および高度合併症のた め手術不能と判断され, 放射線単独治療を行なった子宮 体癌 3症例を対象とした. 対象の年齢は 78歳から 84歳, FIGOの臨床病期では Ia期 1名, Ic期 1名, IIIc期 1名 であった. 病理組織学的には全例が類内膜腺癌 Grade 1 であった. 放射線治療は骨盤部外部照射と子宮腔内照射 の組み合わせで行なった. 外部照射の 線量は 45Gy/ 25Fr (30.6Gy以降中央遮 ) とした. 腔内照射は CT に よる 3D IGBT で行い, 子宮全体を CTVとして可能な限 り 1回 6Gyを処方, 2-4回の照射を行なった. 線量の評 価は CTVの D90および直腸と膀胱の D2ccで行なった. 早期および遅発性有害事象は CTCAE v.4.0で評価した. 治 療 効 果 は CT な い し MRI で 評 価 し た. 【結 果】 CTV D90は 51.5-57.2Gy , 直 腸 の D2ccは 67.2-71.0Gy , 膀胱の D2ccは 49.1-86.9Gy であった. 早 期 の 血 液 毒 性 と し て は Grade 2の 白 血 球 減 少 が 1例, Grade 3の 血が 1,非血液毒性としては Grade 1および 2の下痢が各 1例, Grade 2の皮膚炎が 1例認められた が, いずれも治療経過に影響を与えることなく回復した. 遅発性有害事象は現在のところ認められていない. 治療 効果は現時点では 2例で PR, 1例で CR であった. 【結 語】 子宮体癌に対する 3D IGBT は重篤な有害事象を 起こすことなく安全に施行しえた. 第 47回群馬放射線腫瘍研究会抄録 284
子宮体癌に対する3D Image-Guided Brachytherapyの初期経験
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