Title
[記事](研究発表会要旨)施肥量および栽植密度の異なる条
件下におけるゲットウの生育特性
Author(s)
村山, 盛一; 米盛, 重保; 大屋, 睦子; 比嘉, 奈央子
Citation
南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical
resources technologists, 5(1): 65-66
Issue Date
1989-03-30
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/14008
Vol. 5No.11989 ニ ュース 施肥量および栽植密度の異なる条件下 におけるゲ ッ トウの生育特性 琉球大学農学部 ○村山盛一 ・米盛垂保 ・大屋睦子 ㈲ イ ンテ ックス 比嘉奈央子 ゲ ッ トウ (AlpiniaspeciosaK.schum)は九州南端 の佐多岬か ら沖縄,台湾 ,中国南部 ,イ ン ド, マ レー シア等 に分布す る多年生 の常緑草本である.茎 は密 に束生 し,高 さ2- 3mに達 す る.葉 は長 楕円形で長 さ40-70cm,幅5- 9cmになる.方言名 はサ ンニ ンと呼 ばれ,芳香 を有 し,沖縄では昔か ら 葉を鬼餅 (ムーチー)の包装用やサ トウキ ビ収穫時の結束 に利用 されて きた. 最近,その茎か ら良質 の和紙 を作 る技術が開発 され,また,葉か ら抽出され る精油成分 は虫 に対 す る忌避効果があ り,企業化が図 られっっある. しか し,ゲ ッ トウはこれまで栽培植物ではなか ったために,栽培 に関す る研究 は全 くなされていな い.そ こで,本研究では,施肥量および栽植密度 の異 なる条件下でゲ ッ トウを栽培 して,栽培植物 とし ての特性および土地生産性 について検討 した.現在 までに得 られた結果 (生育途 中) は次 の通 りで ある. 1.肥料反応試験 の結果,茎および葉の収量 は少肥区よ り多肥区で高 くな ったが,乾物率 は逆 に少 肥区が高 くなる傾向を示 した.
2.
栽植密度試験 の結果で は,初期生育が遅 いため栽植密度の違 いによる生育,収量の差 は値付後 214日目の調査では見 られなか った. 3.植え付 け後3年株 の生育,収量調査の結果,草高187.4cm,茎長167.3cm,茎径1.59cm,茎数24.3 16 5-ニュース 南方資源利用技術研究会誌
秦/株の値が得 られた.収量 は生重で茎7,352hg/10a,葉2,033kg/10aの高 い値が得 られ,乾物 垂 も茎で1,027kg/10a,葉で503kg/10aの値を示 した.