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数量化理論第III類におけるケースの数量化についての一考察

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Academic year: 2021

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(1)Title. 数量化理論第III類におけるケースの数量化についての一考察. Author(s). 坪内, 昭夫. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. A, 数学・物理学・化学・工学編, 28(2) : 71-76. Issue Date. 1978-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6013. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 昭和 53年2月 Februa ryl978. 北海道教育大学紀要 (第2部A) 第28巻 第2号. lo ido Un ive i ion(Sec ionl l fHokka tyofEduca IA)Vo t t Journa r s ,28 .2 ,No. 1 1類におけるケースの数 量化についての-考察 数量化理論第1 坪. 内. 昭. 夫. 北海道教育大学旭川分校数学教室 A Note on Quant ifying the CASESin the Theory of Quant if icat ion in the Case where no outs ide Cr iter ion Exis ts Ak io TSUBOUCHI A ikawaCo ~ l i thema t l l to ido Un ive a csLabor i f Educa a ry tyo i ege t r s on , sah ,Hokka Asah ikawa070. Abstract icat lnthe theory of quantif ion i i ion exis ide cr ter ts n the case where no out s ave ex‐ , we h ‐. inedto assign xj( 2 j;1 a i 2 P1 二 =1 )tothe TYPES , ,…, m)totheITEM‐CATEGOR工ES and yご( ,…,1 , i to maxi l i he correaton coef f i ient between x and y(Hayash r l lzet i 〔1956〕 Ho i 〔1963〕 Yasuda c r ,. 〔1 969 〕) .. ,. Neverthe l i ess i l i 2 nth s paper We assign d ニ ニー rect y yご( ,i , ,…,n)tothe CASES,andthen we hatthe explanat ion o ftheideaandthe mathematical mode show t linthe me thod become more istentand s impl cons e.. 1. 序. 教量化理論第m類 - 外的基準のない場合の数量化 の方法 -- の考え方とモデルの構成がはじ 2 )は こ の 分 析 法 を テ レ ビ と ラ ジオ めて示されたのは, 林 〔 1 956 1に お いて であ る. 堀 〔1963〕( , ,. の番組の噌好分析に適用した報告であるが, そのなか でこの数量化法の操作的な考え方とモデルの 3に おいては モデルの数式が展開さ れより詳 構成に ついて説明を行なっ ている. また安田〔 19 69 〕( , 細な計算過程が示されている. これらの文献は, 数量化理論第1 1 1類の操作的な考え方とモデルの構. 成について説明したものとしては, 代表的なものと考えてよ いであろう . 数量化理論第m類モ デルは, アイテム・カテゴリー (要因におけるカテ ゴリー 以下カテ ゴリー , と略す) とケース (個体) とを, 外的基準のないまま にその反応パターンのみに基づいて同時に数 量化し, データのもつ 潜在的な構造を探り出そうとするもの である . この数量化法を説明するに際して上述の文献ではすべ て, 同じ反応を示すケースを グルーピン グ して反応タイ プとよ び(または個体タイ プとよび) , タイ プXカテ ゴリーの反応パター ンに基づいて. 理論の操作的な考え方 が説明され, タイ プとカテ ゴリーとの相関係数を最大にするということでモ デルの構成が行な われている. しかし数量化の実際においては, 反応タイ プ自体を問題に しているわけ ではなくカテ ゴリーと. ケ ー ス を 数 量 化 す る の であ る か ら, ケー ス を 反 応 タ イ プ に グ ルー ピ ン グ す る こ と な く 直 接 に ケー (71).

(3) . f 平 内 昭 夫. スXカテ ゴリーの反応 パターに基づいて操作し, モデルの構成をする方が便利な筈 である. 4 )がある しかしそこ 62 〕( 個体 (ケース) を直接的に取り扱っ ていると思われるものに, 高倉 〔19 . では, 個×要因の反応パターン (正確には個体×カテ ゴリーの反応 バター ンとすべき である) を用 2を max とする要因の数量xを求める事 で いてはいるが, 「個体を夫々層として見た時の相関比 “ , 1類モデルを適用 して第m類モデルを説明し あり…」 としている. つまりそこでは, 数量化理論第1 て い る の で あ る.. 本稿は,より直接的にケースとカテ ゴリーを操作し,ケースとカテ ゴリーとの相関係数を最大にす るという考えでモデルの構成を考え, ケースとカテ ゴリーを数量化するという目的にたいして直接 的かつ首尾一貫した説明を行なおうとするもの である. 2. 数. 量. 化. の. 考. え. 方. 数量化の操作的な考え方の基本を, ケースXカテ ゴリーの具体的な反応 パター ンを用いて説明す. る. 10 個 の ケ ー ス が 6 つ の アイ テ ム ・ カ テ ゴ リ ー (以 下 カ テ ゴ リ ー と い う) に 二 分 法 的 (イ エ ス か ノ ー) に 反 応 し て い る も の と す る. イ エ ス の 反 応 を V 印 で示 し た 反 応 パ タ ー ン が図 1 の よ う であ っ. た と す る. 同 じ 反 応 を 示 す ケ ー ス を グル ー ピン グした タイ プ× カ テ ゴ リ ー の 反 応 パ タ ー ン も 示 して. おく (図2) .. 釈ご. 為. 為. 為. 湯. く xヱ. 治. . ▲. I. リ ム. 2 3 4 5 6. :. 7. …三. q U ▲ 丑 T r o ハ 。. 図2. 9. 1 0. ケー ス×カテ ゴリーの反応 パ ターン. こ こ で、. (1) 同じような性格のケースは同じようなカテ ゴリーに反応し, (72). :. タイ プ× カテ ゴリーの反応 パターン. 8. 図1. x2 x3 x4 x5 x6.

(4) . 数量化理論第m類におけるケースの数量化についての一考察. (2) 同じような性格のカテ ゴリーは同じような性格のケースに反応される ものと仮定して,. (3) あ る ケ ー ス が カ テ ゴリ ー ×. , X2 に 同 時 に 反 応 して い る 場 合 は, そ の ケ ー ス に 関 し て カ テ ゴ リ ー ×,と X2と の ”距 離 は 近 い” , 逆 に, あ る ケ ー ス が カ テ ゴ リ ー Xdこ反 応 しカ テ ゴ リ ー X2に 反 応 し な い 場 合は, そ の ケ ー スに 関 し て カ テ ゴ リ ー ×,と X2と の ”距 離 は 遠 い” , (4) あ る カ テ ゴ リ ー に 反 応 して い る ケ ー ス Y,と Y2は そ の カ テ ゴ リ ー に 関 し て “距 離 は 近しぞ, 逆 に, 一 方 は 反 応 し他 方 は 反 応 し な い 場 合 に は, そ の カ テ ゴ リ ー に 関 して Y,と Y2と の ”距 離は 遠 い”. と定義する. このような距離の遠近の定義づけにもとづいて,全アイテム・カテ ゴリー相互間の距離の遠近と, 全ケース相互間の距離の遠近とを調べ, これらすべての距離の遠近を最もよく表現する数値を全ア. イ テ ム ・ カ テ ゴ リ ー お よ び全 ケ ー スに 与 え る の であ る.. これをモデルに構成するために, 次のような操作を行なう. 上に述べた距離の遠近の定義づけによっ て, 反応パターンのなか で近い距離にあるカテ ゴリーが. 隣り 合 っ て 並 び, 同 時 に, 近 い 距 離に あ る ケ ー ス も 隣り 合 っ て 並 ぶ よう に カ テ ゴ リ ー と ケ ー ス の 配. 列を変え, V印が対角線の回りに集まるようにする. その結果を最終 バターンとよび図3に示す,. 比較 の た め に,. タイ プ × カ テ ゴ リ ー の 反 応 パ ター ン に た い し て の 最 終 パ タ ー ン も 示 し て お く(図 4) ,. 漠ご. 饗看ご x5. X5 Xー xg x2 xd x6. タイプ\. xー X; X2 x4 X6. ハ h V V V. 6. V. V ミニ. っ ム. 1 0. △ 丁. 2. 1 1. 7. q V. 4. V. V. r ヘ リ. 8 9. 図4. タイ プ×カテ ゴリーの最 終 パターン. I 3 5. 図3. 三. ケースXカテ ゴリーの最終 パターン. 最終 パターンにおけるカテ ゴリーおよびケー スの相対的な位置を表現するように各カテ ゴリーお よ び 各 ケ ー スに た い して 数 値 を 与 え る の であ る. こ の こ と は, カ テ ゴ リ ー に ×, ケー ス に y と 数 値 (73).

(5) . 坪 内 昭 夫. を与えるとき, xとyとの相関係数が最大になるように×とyの値を求めることを意味する. 3. モ. デ. ル. の. 構. 成. n 個 の ケ ー ス が m個 の カ テ ゴ リ ー に 二 分 法 的に 反 応 し て い る も の と す る. ケー スに yご(i =1,2,. …,n) , カ テ ゴリ ー に xゴ(i =1,2,…,m) と 数 値 を 与 え る と き, x と y と の 相 関係 数 γが最 大 に な るように yf, ×jの 値 を 求 め る. そ こ で1. r 票 空するとき(イエスのとき” る滋養豊富. 鴻). なる ダミー変数を導入して, 回帰方程式を. 〃に ★ か の尤 ブ. ①. こ 議 ん 羽 茂の. と お け ば, x と y と の 相 関 係 数 γ= CズメSxsy(Cx y : 共 分 散, Sx ,Sy : 標 準 偏 差) が最 大 に なる よ う に xゴ を 求 め ばよ れ い. ,yご. こ こ に 方. は y の 周 辺 分 布 で, ケ ー スi が 反 応 し た カ テ ゴ リ ー の 数 を 表 わ し, 従 っ て ケ ー ス ス コ ア yfは ケ ー スi が 反 応 した カ テ ゴ リ ー の 数 値 (カ テ ゴ リ ー ス コ ア と いう) ×ブの平均値である. . 反応タイ プを用 いる数量化のモデル構成においては,&▽)はiタイ プ のi カ テ ゴリ ー へ の 反 応 を表. ※ ym. x 5 x 」. × 3 x 2 x イ x 6. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. ′ ノ . 図5. 4. 7. 6. q U. n 乙. Q U. n ‘. n ソ ム. Q U. n ソ ム. I ←. ( { リ. . ム. ハ ベ U. ー ▲. Q U. 0 n=1. Q U. 1 1. ケース X5 X′ X3 X2 X4 X6 数 タイプ\. 方.. 1. 1・ I. 5. 3. 2. 2. y2 2. 2. yイ. 3. yー. q U N=2 7. ケースXカテ ゴリーの相関表 (74). ハ O. 2. A 丁. 3. 3. 1. 1. y5 例数. 4. 7. 6. ^ 一 リ ハ d. 1 1. 1. 1. 1. 1. 5. 3. 2. y3. 図6. っ ム. 1. y6 2. 反応数. タイ プ× カテ ゴリーの相関表. ^ ア ム ヘ ベ U 2 7.

(6) . 数量化理論第m類におけるケースの数量化についての一考察. 現する ダミー変数であっ て若干その意味に違いがある. しかし, タイ プに属するケースの数 (ウエ イ ト) を考えることによっ て扱う相関表が本質的に同じものと なり, 結局はケースを対象として数 量化を行なっていることになる (図5, 図6) . 相関係数 γの構成成分は次のとおりである.. 大子メリ sF お字&のか( 大字 嗣ダ魔デー大子f ( .メー sF夫平戸GM-梼平 一 伽. 大字ヂメー ( 寿子卿ア. Cず☆平子凋 馳- ( 大子孝鴻協) 大字亭β パ ) ( ブ 影) =大平亭 凋 為影-*(亭. d平た影 ). ん =刃 &(の, 方 =刃 &(刀, 刃 =又 ん =又 た.. ここに,. =1 2 .”‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ れ ‐ ‐? ‐ ブ= z: た=1,2, , , , ,γ. γを最大にするには 畜 =o, 帯. 2 ・ ・ (々=1 ・ ・ ・ ・常 , ,. に1 2 .-. ・ . の を解け 鰍 、 。 , ,. 』 血 -γきせ ) ,嘉) - ㈱ ら ‐せ(著s ゆえに. (2) 青 事 物 -★窄ん 如 - せ.★( ヱ蹴-青ん; 加) ら. 同様に 帯= ㈱ ら1. 『 (3) 青 戸 ◎ 為-市 溺 れ為‐ せ.青(ん眺-青ん 瀞 ー (2) に回帰方程式 (1) を代入: ん. ④ ;』 好 憎 ( f繊-;』為) . こ こ に,. 九ブた= の々一 わブ た. /九, を乗じて Z= 1,2, …・・ (3) の両辺に N 職(た) 2 に関して加える ,7. ゆえに (5) γ一望 = 1 . すなわち. 塑÷=γ . (5) を (4) に代入: (75).

(7) . 坪 内 昭 夫. 2 (f 蹴-× 廟 ) (6) 励 庸 γ. , . , . , 2 , ( ね, , ,. これを行列 表現してみると . こ こ に 〃, F は. ) ″=(れた , F=. 1 ム リ. - 1 一わ ,----- -わ 2. ん -ろ, , -ろ, 2. わ ^ 2 一 ヱ2-あ2 2----↑. { る・m. 1 ム 〃 y ふ “′ / .m る m-ア. ー ム 〃 v. 、. なる対称行列 である。. -次変換によって. -. 元一 ★ ; 櫛 ( 伽 -o とすると. ブ 飼 -★平 戸 ”)蹴 =o 亭』尤-★ ;〆 と な る が, 一 次 変 換 に よ っ て γ2 は不変 であるから (6) は. 1 ん 就ブニー の就ブニγ2ヱ就た . . ここで. /任 嫡た. 2差 z とおくと ; 著 る;γ た. ゆ えに. (7). 2 ; ぬえゐ =γ2々 ここに. 行列表現で. フキ ;「 左;. 2 夕 “ の に 砺 〃 %; , ,”…‐ ,. Gz = γ2z ここに. G. は. G = 9,,一 γ2 91 2. 92,= …------gm, 一 γ2 922‐ -ー”‐‐‐gm2. 2 91m --”柵92m … -----一二;gmm- γ. なる対称行列 である。. 結局, 問題は 〆 を固有値とする固有方程式の固有ベ クトルを求める問題に帰着される。 以上, 直接にケース×アイテム・カテ ゴリーの反応パターンにたいして数量化法の操作的な考え. 方 と モ デ ルの 構 成 に つ い て 述 べ て き た が, ケ ー ス と ア イ テ ム ・ カ テ ゴ リ ー を 数 量 化 す る と い う 目 的. に と っ て, 反 応 タイ プ を用 い る 場 合 よ り も い っ そ う 首 尾 一 貫 した 説 明 の でき る こ と が わ か っ た.. また, 反応タイ プに属するケース数 (ウエイト) などの概念と記号を用いなくともよ いという程 度に, 数式の展開もより単純になっ ている. 註. 1) 1) 林知巳夫 (1 6) 数量化理論とその応用例 (1 9 5 , 20-23 ペー ジ. , 統数研桑報, 4 (2) 2) 堀. 明 子 (1963) ラ ジ オ噂 好 とテレ ビ噌 好, NHK 放 送 文 化 研究 所年 報 第8集, 60-62 ペー ジ, 74一75 ペー ジ.. 01一20 6ページ. 3) 安田三郎 (1 9 69) 社会統計学, 丸善, 東京. 2 ) 2 ) 数量化による分類の問題-イネ属を素材として- (数量化理論とその応用例 (W) 4) 高倉節子 (1 96 , 統数研桑 ペー 8 8-9 0 ジ 報, 9 (2) , . (76).

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参照

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