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高等学校におけるキャリア教育の課題と労働教育の現代的意義 -山形県・基督教独立学園の労働体験と意識変容をとおして-

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Academic year: 2021

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(1)Title. 高等学校におけるキャリア教育の課題と労働教育の現代的意義 −山形 県・基督教独立学園の労働体験と意識変容をとおして−. Author(s). 野村, 卓; 山田, 絋義; 長岡, 真吾. Citation. 釧路論集 : 北海道教育大学釧路校研究紀要, 第46号: 131-143. Issue Date. 2014-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/7743. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 釧路論集 −北海道教育大学釧路校研究紀要−第46号(平成26年度) Kushiro Ronshu, - Journal of Hokkaido University of Education at Kushiro - No.46(2014):133-143. 高等学校におけるキャリア教育の課題と労働教育の現代的意義 −山形県・基督教独立学園の労働体験と意識変容をとおして− 野 村   卓1・山 田 紘 義2・長 岡 真 吾1 1. 地域教育開発専攻環境教育分野・農業と環境教育研究室 2. 小平町立鬼鹿中学校. Modern significance of the labor education and Problem of the career education in the high school -From a labor experience and the consciousness transformation of the student of Yamagata, the christianity independence schoolTakashi NOMURA1, Hiroyoshi YAMADA2, Shingo NAGAOKA1 1. Hokkaido University of Education Kushiro Campus 2. Onishika Junior High School. Ⅰ はじめに. 実態を生かしながら、調和のとれた教育課程を籍成し実施.  本研究は、現代の若者が社会的に自立・自律し、社会に. することになっている。しかし、今日までの高等学校教育. 貢献しながらも、自己実現を図り、自分らしく生きる主体. の実態を概観すると、この教育理念が実現されているとは. を形成することを念頭において、キャリア教育の課題と可. 言えない」と指摘する。. 能性について検討を加えることにある。生涯学習振興法施.  これらの流れの中で高等学校を始め、教育機関において. 行以来、資格社会が助長され、現在では多様な働き方を推. は生徒が社会的に自立・自律し、社会貢献を果たし、自己. 進するとして労働契約が改正される中で、生徒や学生に求. 実現や相互承認過程をとおして主体を形成して行く上で、. められるキャリア教育に関する各種教育実践の現代的在り. 意識変容をふまえたキャリア教育実践の検討が進められる. ようが、根本的に問われるようになっている。特に、自分. ようになった。. らしい働き方を問う場合、単に社会に順応すればよいとい.  そこで平成11年12月には中央教育審議会から学校教育と. うわけではない。しかし、人格は時代に影響を受けてきた. 職業生活との接続を改善することを目的として、小学校時. ことは紛れもない事実である。改めてキャリア教育以前の. 点からキャリア教育を実施する必要があると提言が行われ. 職業教育、職業訓練、勤労体験学習や労働教育の積み上げ. た。これに基づき、平成14年11月には国立教育政策研究所. を振り返ることは重要である。 . から「児童生徒の職業観・勤労観を育む教育の推進につい.  そこで、現代のキャリア教育推進過程をふまえながら、. て」の報告書が刊行された。この中で、小学校から発達段. その中でも労働教育を謳う基督教独立学園の実践を通し. 階に応じたキャリア教育を展開する上で系統的な学習プロ. て、現代の若者(生徒・学生)に求められるキャリア教育. グラムが提示された。この報告書では、キャリア教育は4. (労働教育実践) の可能性について整理を行うことにする。. 領域8能力を形成するものとされた。  ① 人間関係形成能力. Ⅱ キャリア教育の展開.    自他の理解能力、コミュニケーション能力.  ここでは、キャリア教育展開のきっかけとしての職業教.  ② 情報活用能力. 育に関する提言を振り返ることにする。1998年に取りまと.    情報収集・探索能力、職業理解能力. められた職業教育の現状把握を職業教育・進路指導研究会.  ③ 将来設計能力. (代表:仙崎武、1998)によって取りまとめられた『職業.    役割把握・認識能力、計画実行能力. 教育及び進路指導に関する基礎的研究』を見てみよう。こ.  ④ 意思決定能力. れによれば、高等学校における職業教育の展開は「学校教.    選択能力、課題解決能力. 育法の規定によれば、すべての高等学校は、高等普通教育.  ここから平成16年1月にはキャリア教育推進に関する総. と専門教育を施すことを目的としており、そのために、普. 合的調査研究協力者会議から最終報告書が公表された。平. 通科・専門学科・総合学科が、学科の特色、生徒や地域の. 成18年12月には教育基本法が改正され、義務教育において. − 131 −.

(3) 野 村   卓・山 田 紘 義・長 岡 真 吾 職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養. Ⅲ キャリア教育と持続可能な開発のための教育(ESD). うことが位置づけられた。平成19年には学校教育法が改正.  改めて、キャリア教育で形成しようとしている能力を現. され、義務教育の目標の1つに職業についての基礎的な知. 代の課題として自覚し、持続可能な社会を形成するための. 識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて進路を選. 人材養成、人間形成を念頭に置くとき、ESD・環境教育. 択する能力を養うことが規定された。平成20年1月の中央. において労働教育やキャリア教育はどのような視点で検討. 教育審議会において、学習指導要領の改善でキャリア教育. が進められてきたのだろうか。. の充実が求められた。.  環境教育研究においては 今回検討の対象となっている.  これらをふまえて平成23年1月には、中央教育審議会か. 基督教独立学園高等学校の実践研究として、原子栄一郎. ら「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方. 氏による 「環境教育の原石に関する一考察」(2012)が挙. について」が答申され、キャリア教育を「一人一人の社会. げられる。原子氏は、「ただ」 の場所として独立学園の意. 的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育. 義を問う試みを行っている。またESD研究においても議. てることを通して、キャリア発達を促す教育」と定義づ. 論が進んでいるが前平泰氏や朝岡幸彦・酒井佑輔氏らに. けられた。これらは国立教育政策研究所生徒指導研究セン. よる”ローカルな知”について、特にunlearnについては. ターから平成23年4月に刊行された「キャリア教育資料. 議論が始まっている。地域に根ざした知から学ぶとは、近. 集」に詳しく記載されている。. 代的な知の習得過程としての職業等キャリア教育によるの. 改めて、中央教育審議会が答申したキャリア教育は以下の. か。まさに現代教育に対して本質的な問いを与えることに. 特徴をもつ。. なる。.  平成14年から推進されてきた4領域8能力形成を推進し.  また、鈴木敏正氏はESD研究においてin,about,forに加. て提示された課題として以下の4点が提示された。. えてwithの教育を提唱する。そもそも基督教の教えが、.  ① 生涯を通じて育成される能力という観点が薄いこと. どのようにキャリア教育やESDに関連するのか。これに.  ② 実際に社会で求められる能力と連結されていないこ. ついては大貫隆氏が『聖書の教え』で指摘する“後からく る経験”に注目する必要があるだろう。これをとおして、. と  ③ 例示を上げても学校教育現場で固定的に扱われてい. 朝岡幸彦氏が指摘する、 “学び置く”ことが、unlearnの 発展的定義として意味を持ってくる。. ること  ④ 領域や能力が学校教育現場で十分理解されていない.  これらを明らかにするために、基督教独立学園の安積力 也氏が掲げる“変貌する学び”を、学園生活や課外活動で. こと  そこで、 「4領域8能力」の形成から「基礎的・汎用的. の実践と意識を明らかにしながら整理する。. 能力」の形成に転換された。この基礎的・汎用的能力は以 下の4つの能力から形成される。. Ⅳ 基督教独立学園高等学校の概要.  ① 人間関係形成・社会形成能力. (1)学園の歴史.    多様な他者の考えや立場を理解し、相手の意見を聴.  内村鑑三は、日本において基督教を伝道するにあたり、. いて自分の考えを正確に伝えることができ、自分の. 山形県の小国郷と岩手県の北上山地が未開の地として見定. 置かれている状況を受け止め、役割を果たしつつ、. め、この地域への伝道を夢とした。これは内村鑑三が青年. 他者と協力・協議して社会に参画し、今後の社会を. 時から思い描いていたことであり、この夢を実現したのが. 積極的に形成することができる力. 基督教独立学園創立者であり、初代校長となった鈴木弼美.  ② 自己理解・自己管理能力. であった。鈴木弼美は、内村鑑三の 「ひとのまねをしない.    自分ができること、意義を感じること、したいこと. 伝道」 を旨にし、学校を信仰の母体にした伝道を志し、叶. について社会との相互関係を保ちつつ、今後の自分. 水に基督教独立学園を開校したのである。学園の教育方針. の可能性を含めた肯定的な理解に基づき、主体的に. は、「神を畏れる人間」 を育てる、「天然から学ぶ人間」 を. 行動し、自らの思考や感情を律し、今後の成長のた. 育てる、「労働する人間」 を育てる、「自ら学ぶ人間」 を育. めに進んで学ぼうとする力. てる、「平和を創りだす人間」 を育てる、という5つの柱.  ③ 課題対応能力. からなっている。特に労働に関しては 「労働の習慣は人間.    仕事をする上で様々な課題を発見・分析し、適切な. として必須のものであり、勤労こそ人間としての教養」 と され、独立学園では労働・作業を重視されており、現在ま. 計画を立てて課題を処理し、解決する力  ④ キャリアプランニング能力. で継承されている。 .    働くことの意義を理解し、自らが果たすべき立場や.  そもそも基督教独立学園は1934(昭和9)年に 「基督教. 役割との関連をふまえて、 「働くこと」の位置づけ. 独立学校」 として開校された。開校当初は文部省の認可を. や多様な生き方に関する様々な情報を取捨選択し、. 受けておらず、生徒は2名であった。1948(昭和23)年に. 主体的にキャリアを形成する力. は、新学制に基づく新制高等学校 「基督教独立学園高等学 校」 として、山形県から認可された。1949年には、文部省. − 132 −.

(4) 高等学校におけるキャリア教育の課題と労働教育の現代的意義 が財団法人基督教独立学園として認可した。入学者数は変. 互いの多様な人格を尊重して共に生きるような、広く柔軟. 動してきたものの1962(昭和37)年の第15期生ころから20. な強さを持ち、学園での経験と学びを通して 「非戦平和」. 数名が安定的に入学するようになった。地元生徒は実家か. への不屈の意志を培った人間のことである。. ら通学であったが、1999(平成11)年からは地元生徒も全 員入寮となり、全寮制の全面実施になった。学校自治活動. ② 学園の運営. に関しては1951(昭和26)年に生徒と教師の協議会である.  教育理念を体現する人間を養成するために、学園運営の. COST(Council of Students and Teachers) が 発 足 し、. 基本方針として、「少人数教育」 を守る、生徒の 「自治の. 1953(昭和28)年に始業時間や修学旅行などの実施が決定. 力」 を信頼する、あえて 「不便な環境」 を保持する、とい. された。. う3つを掲げている。.  また基督教独立学園では、地域との交流を大事にし、地.  少人数教育を守るために、1学年の定員を25名としてい. 域の農繁期には、休校日として地元地域の農家のところに. る。生徒の自治の力を信頼し、COSTを通じて学校行事や. 行き、農作業の支援を春と秋の年2回行っている。これが. 寮生活の運営をできる限り生徒に委ねている。あえて不便. 最初に行われたのは1954(昭和29)年である。開始当初は. な環境を保持するために、できる限り簡素な生活を送るよ. 各2週間ぐらい行われていたが、農家の機械化が進んだ. うにしている。. ことなどから支援日数は減ってきている。現在の作業日 数は、春は4日間、秋は3日間となっている。1979(昭和 54)年からは 「叶水夏の学校」 が開催されるようになって いる。  また、基督教独立学園は韓国基督教無教会派に属するプ ルム学園ともつながりがある。1964(昭和40)年に16期生 が2年生の時から文通が始まり、1976(昭和51)年には在 校生が初めて韓国旅行でプルム学園を訪れた。1976年11月 にはプルム学園と基督教独立学園との姉妹校締結がなさ れ、現在に至っている。 (2)基督教独立学園高等学校の教育理念 ① 教育理念  学校要覧によれば、学園の教育方針は 「神を畏れる人間 」 を育てる、「天然から学ぶ人間」 を育てる、「労働する人 間」 を育てる、「自ら学ぶ人間」 を育てる、「平和を創りだ す人間」 を育てる、という5つの柱からなっている。  「神を畏れる人間」 とは、真に自由で自律的な独立人の ことである。自律とは、「他からの支配・制約などを受け ずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること」(デ ジタル大辞泉)である。また、独立人とは、聖書の言葉に 毎日触れながら生活し、思索し、祈り、正直に 「自己」 と.  また、年間学校行事を見ると、独立学園の年間の学校行 事には、年2回の農繁作業、全校草刈り、酪農実習(修学. 「真理」 を探究する人間のことである。  「天然から学ぶ人間」 とは、自分の身のまわりの大自然. 旅行中)の労働活動、植物観察や茸狩り、クラスキャンプ. に直に触れる中で、よく見て、よく考えることから、見え、. といった自然に触れ合う活動、平和について考える憲法勉. 聞こえてくる、創造主の純一な意志である「天然からのメッ. 強会を行ったり、地元の小中学校の行事に参加したりする. セージ」を感受しようとする、 鋭く奥深い感性と関心をもっ. ことなどの活動がある。. た人のことである。天然からのメッセージとは、  「労働する人間」 とは、学園での生活を支えるために必 要な労働作業を、全員で朝・夕に分担することを通して、 体を労して働くことが生きる喜びとなる人間のことであ る。  「自ら学ぶ人間」 とは、自分は何を知り、何を学びたかっ ている人間なのかを自問しつつ、多様な真理探究への 「自 学の道」 を歩む人間のことである。  「平和を創りだす人間」 とは、異質なものを排除せず、. − 133 −.

(5) 野 村   卓・山 田 紘 義・長 岡 真 吾. (3)学園の課外活動  基督教独立学園は、野球部やサッカー部のような体育系 の課外活動はなく、自然を学ぶ、生産や生活についての活 動や文化的活動をする様々なクラブが存在する。生産活動 系の一部のクラブは作業時間内に、その他のクラブは放課 後や自由な時間を使って活動している。また、様々な行事 や必要に応じて、あるいは興味・関心に合わせて、特別の 会が設置され活動を行うようになっている。 これらの課外活動への参加は生徒の自由であり、生徒が複 数のクラブ活動に参加することに特徴がある。また、クラ ブ活動に全く参加しない生徒はほとんどいない。  活動の成果を発表する場が保証されており、具体的に は1993(平成5)年2月19日クラブ発表会では、テーマを 「環境」 としている。このことから、発表会には毎年テー マを設定して実施している。クラブ活動発表が行われた日 は、各クラブで模擬店を開き、そのお店で作ったものをご はんとしている。そこで得た収益は、福祉部へ寄付されて いたりと生徒の手元に行くのではなく、クラブ活動の資金 として活用されている。クラブ活動には学園内の活動のみ ならず、地域の小、中学校や福祉施設と連携した活動もあ る。小、中学校にいたっては学園の生徒が参加している。 Ⅴ 課外活動と労働実践  ここでは、基督教独立学園で実施されている課外活動の 中から生産活動系の畜産部の活動とおして労働(キャリ ア)教育の課題について接近を試みることにする。  2012年7月現在、6頭の乳牛、2頭の育成牛、約20羽の. − 134 −.

(6) 高等学校におけるキャリア教育の課題と労働教育の現代的意義 養鶏、2匹の豚を飼育していた。牛は乳牛用として飼育し.  4月の段階では、男子生徒だけが見習いになる。女子生. ており、鶏は卵用として飼育され、豚は食肉用として飼育. 徒は学園の食堂管理(炊事当番)の作業内容を覚えなけれ. されていた。. ばならないことから、夏休みが明けてから見習い期間が始.  畜産部の活動は、放課後作業が行われるのは週3回であ. まる。. るが、 生物を相手にしているので、 毎日活動を行っている。.  朝・夕共通作業から見ていく。朝・夕共通作業は牛舎内、. 活動は毎日行われるため、グループを2つに分け隔週作業. 草刈り、餌やり、サイロつめである。. を分担する体制をとっている。活動は朝と夕にあるので、.  牛舎内の作業は、搾乳を行う前に牛舎内・外の糞や食べ. 前の晩の夕食後、朝食後に打ち合わせを行い、作業を分担. 残しの草の清掃を行う。その後搾乳に移る。搾る前にはブ. する。作業の分担方法は、畜産部の部長・副部長が中心と. ラッシングをして毛が落ちないようにし、 乳房を3回わたっ. なり、作業内容と作業1つ当りのおおよその人数を提示す. て拭き牛をきれいにする。搾乳は機械で行うのではなく、. る。作業人数の提示は朝、夕作業が終わった後に状況を把. すべて手搾りで行う。. 握し、顧問と話し合い作業内容と人数を決定する。提示さ.  草刈りは、大鎌、中鎌を用いて行う。移動手段は、刈り. れた作業はメンバーが自主的に選択する。作業が固定化さ. に行く場所によって徒歩、自転車、トラックの3つに分か. れていると判断される場合には、部長・副部長が作業を分. れる。徒歩移動はリアカーを持って行き、刈った草を積ん. 担し提示することがある。. で戻ってくる。トラック移動のときも荷台に積んで戻って.  部長、副部長は、基本的に立候補制である。複数名出た. くる。しかし、自転車移動のときは、刈った帰りにトラッ. 場合は多数決で決定する。部長、副部長になった人は年間. クに積むか、置いておき後日回収する。. スケジュールの引き継ぎを行い、顧問と年間スケジュール. 米を草に混ぜて与えてるのは、牛が食べる最低限の量しか. を調整していく。顧問が生徒に求める事項は基本的なこと. 草刈で確保できていないので、栄養をつけさせるためであ. であり、顧問から詳細な指導がはいることはない。. る。サイロつめは、冬の間に牛に与えるための草を溜めて.  だからといって、入学したばかりの1年生がすぐに適応. おくためにサイロにつめ保存する。. できるわけではない。畜産部には見習い期間が設けられて.  朝作業は、鶏と豚の餌やりである。鶏と豚に与えている. おり、期間は3週間である。全体の作業内容、特に搾乳ま. 餌は、食事で出た食べ残しや調理中に出た野菜の皮や葉物. での工程を覚えるために設けられている。搾乳時間は5時. の一部であり、いわゆる残飯である。. 30分までに終えなければならないので、朝の作業開始時間.  夕作業は3つある。放牧は、15時または授業終了後に裏. は各年や時期によって変動する。搾乳担当の生徒は1回の. 山か河原に行い、16時に牛舎に戻す。大きい薪・小さい薪. 作業で1人であるが、見習がいる場合見習い1人に対して. 割りは、顧問が薪を使用して生活しているため、それに使. 先輩が2名程度ついて一連の工程を教える。. えるよう割るのである。野菜切りは、夕食後に行われる。 調理のときに出た野菜の皮などをそのまま鶏に与えると食 べづらいため、食べやすいように細かく切っておく必要が ある。  不定期で行っている作業は、草刈り、放牧地の管理、デ ントコーンの栽培、廃材管理である。  草刈りは基本的に大鎌や中鎌で行うが部分的にしか草が ないところや特定の草を刈るときには手鎌を用いる。ま た、草刈りを行う場所には牛にとって毒のあるシダ植物が 植生しているところがあるため、その除草を行う。  放牧地として学園の裏山が使われているが、木が多くあ るため、牛が動ける場所が狭く、場所を確保するために間 伐を行っている。また、柵をめぐらさないと牛が山を下り て周辺の集落に出て行ってしまったり、牛が怪我をしてし まったりする可能性があるため封柵を行っている。柵の確 認は不定期で行う。  デントコーンの栽培は牛に与える飼料用である。5月ご ろに農場の天地返しを行い、10月上旬に収穫を行う。収穫 が遅れると、クマによる被害を被ることがある。その経験 から収穫時期は早く行われている。デントコーン畑で使わ れている堆肥は牛フンと鶏や豚の餌にはならなかった残飯 等を混ぜたものを使用する。これを天地返しした農場に散 布するのである。. − 135 −.

(7) 野 村   卓・山 田 紘 義・長 岡 真 吾  廃材は捨ててしまうのではなく、薪やその他の方法で利. 徒以外の割合は45%である。巷では厳格な基督教信徒の子. 用している。そのため、釘をすべて抜いてから再利用する。. 弟が入学していると思われているが、実態は違うことは明 らかになった。中には生徒の実家は寺の住職であるという. Ⅵ 基督教独立学園の生徒の労働学習. 者もいた。. (1)聞き取り調査の方法.  これらを基にして、「学園の生活を通して自分の中で何.  基督教独立学園の生活や労働を体験する中で、生徒は何. か変えようとしていることはあるか」、「それは1年生のと. を変貌させようとしているのか。その課題は進級するにつ. きからどのように変化してきたか」、「課外活動を通して自. れてどのように変化するのか。. 分の中で何か変えようとしていることはあるか」 という質.  これらを畜産部と園芸部に所属している生徒を中心に、. 問事項については以下、詳しく見ていく。. 年2回2年間の4回にわたり学園に滞在し、労働作業を体.  「学園生活で聖書の教えが腑に落ちたことはあるか」、「. 験しながらインタビュー法を用いて聞き取りを行った。聞. それはどんな時か」、「課外活動を通して聖書の教えが腑に. き取った生徒の延べ人数は51名であった。. 落ちたことはあるか」 という質問事項については、2013年.  聞き取り調査は2012年の7月と9月、2013年の5月と10. の調査時から新たに追加した。. 月の計4回である。初回は4人、2回目は6人、3回目は.  また、学園生活の中で聖書の教えが腑に落ちたことがあ. 26人、4回目は21人の聞き取りを行った。また、聞き取り. ると回答した生徒は41名中29名(70.7%)であった。半数. を行った中の3名は2012年、2013年と縦断的に行った。質. 以上は腑に落ちる経験をしていることは注目に値する。腑. 問事項は以下の通りである。. に落ちたことがない生徒が多い学年は1年生であったが、 2,3年生になると多くの生徒が腑に落ちる経験をするこ とが明らかになった。  一方、課外活動を通して聖書の教えが腑に落ちたことが あると回答した生徒は23名(56.0%)であった。しかし、 課外活動で腑に落ちる経験を有していないと回答した生徒 は2,3年生にも多く存在した。  学園生活、課外活動共に腑に落ちたことがないと回答し た生徒は10名いた。そのうちの8名が1年生であるが、2, 3年生も各1名ずついた。  だが、学園生活で腑に落ちたと回答した生徒29名のう ち、経験はあるものの、具体的にどんなことであったかは 思いだせないと回答した生徒が8名存在した。課外活動に おいて同様のことを回答した生徒は23名中6名存在した。  学園生活と課外活動での腑に落ちる度合いに差が生じた 理由は、腑に落ちた体験をした記憶が教師や友達と話して. (2)聞き取り調査の概要. いた時や朝拝、夕拝の時、感話を聞いた時、校長による聖.  表4の質問事項の結果を概観する。聞き取りを行った生. 書の授業を受講したときなどであり、課外活動という動物. 徒の学年は、1年生15名(29.4%) 、2年生17名(33.3%) 、. や自然、個別の労働作業をとおしてのコミュニケーション. 3年生19名(37.3%)であり、おおよそ全学年に分散して. 活動時よりも、社会的な人間同士での会話やコミュニケー. 聞き取りを実施できた。. ションの過程を通じて腑に落ちていく経験をする傾向が見.   出 身 地 と し て は 北 海 道7名(14.5%) 、 東 北 地 方12名. 受けられた。このため中には課外活動を終えて振り返った. (25.0%)、関東地方11名(22.9%) 、 中部地方15名(31.2%) 、. 時に腑に落ちる体験があると回答する生徒も多くいた。. 近畿地方2名(4.0%)、中国・四国地方2名(4.0%) 、九州.  少数だが、聖書の教えではなく、讃美歌の歌詞が腑に落. 地方0名(0.0%)であった。都道府県別にみると地元の山. ちた経験があると回答した生徒もいた。. 形県出身者よりも北海道出身者が最も多いことが明らかに.  これらのことから、学年に関係なく、先生や友人関係や. なった。また東京などの都市部出身の生徒も多くおり、出. 学園生活などの振り返る時間を多く与えられていること. 身地域の傾向としては、その多くが県外出身であり、日本. が、腑に落ちる体験や自覚にとって重要であり、その機会. 全国から来ている。また基督教独立学園に在籍している生. を与えるために課外活動や授業が機能していると考えられ. 徒の保護者の職業は多種多様である。漁師、鍼灸師、美容. た。. 師、設計士、不動産屋、保育士、建築士、印刷会社、牧師、.  また、基督教独立学園の存在を知ったきっかけの多く. 公務員、看護師、調理師、農家などであった。その中でも. が、身内や知り合いに学園の卒業生がいることであり、6. 1番多かったのは教職員であった。. 割の生徒がそうであった。その中でも18名の生徒の身内が.  保護者が基督教の信徒である割合は55%であり、基督教. 卒業生であった。. − 136 −.

(8) 高等学校におけるキャリア教育の課題と労働教育の現代的意義  独立学園に進学した理由の回答で多くの生徒が、学校見.  しかし、こちらが想定した課外活動をとおした変貌の自. 学に来た時に見た学園生の生き生きとした姿にあこがれた. 覚は、学園生活全体を通したものよりも自覚度が低くなる. ことが挙げられた。その他にも自分を変えたいという回答. 傾向が見受けられた。. が見られた。.  これらのことは、学校教育において、特定の取組を通じ て生徒の変貌を簡単に引き起こすことができると考えるよ. (3)学園生活をとおした変貌の姿. りも、キャリア教育などの推進を目指しながらも、そもそ.  聞き取り調査を2年間実施してきたが、これらの成果に. も学校全体としての取組、姿勢が生徒の変貌に大きな影響. ついての分析を行いたいと考える。 しかし、聞き取りを行っ. を与えるということを示唆していると考えられる。となれ. た生徒全てのコメントを掲載した関係で、表5∼表8を本. ば、改めて次節では、少数ではあるが、縦断的な意識や行. 論文最後に掲載する。. 動の変貌についてみていくことにする。.  「学園の生活を通して自分の中で何を変貌させようとし ているのか」 という設問の回答を表5および表6に示す。. (5)時系列的な変貌の姿. これを見ると、自身が明確な変貌項目を意識し、日常生活.  縦断的聞き取りとして、2年間の調査で進級した生徒に. を送っていると回答した生徒は49名中44名(89.7%)にも. 同じ質問を投げかけ、変貌を振り返ってもらいながら、回. 達し、まだ見つかっていないと回答したり、現状に満足し. 答の変貌について検討を加えることにする。. ていると回答した学生は5名(10.3%)であった。この自.  縦断的分析には3名の生徒の意見から分析を加えるもの. 覚度の高さだけ見ても、一般の高等学校と比べて高い傾向. とする。しかし、分析を加えるには十分な人数とは言えな. を有している。. い。 そこで、 本節は参考資料として位置づけるものである。.  また、変貌させたいことはあったが、様々な経験を通し.  縦断的変貌を表8に取りまとめたので、参照いただきた. て、直接的に変貌させようとするばかりでなく、そのよう. い。. な部分を含めて自分を受け入れる様子が伺える内容が伺え.  この3人の意見から見えてきたことは、学園生活全般の. た。また、1、2年生のときには変貌させたいことが自覚. 中で主体的に自らを変貌させようとする行動や認識がある. されないものの、学園の生活をとおして3年生になって変. ことである。その中でも、特徴的なことは、1年生の時点. 貌させたい部分が自覚されるようになっている例も散見さ. で自覚されている変貌の目標に対して、固執的に変容に取. れた。一方で、変貌させたい部分が、学年が上がる過程で. り組もうとするような硬直的で頑なな姿勢が垣間見えるこ. 変化しながら、かつ本人にはあまり実感できていないとい. とはなく、学園生活を通じて見えてきたことを柔軟に対応. う回答もあった。しかし、 周囲からは変貌したと評価され、. しようとする姿であった。しかし、注意を要するのは、全. 変貌の自覚について、多様性が窺われた。. 学年の中で3人の学生の縦断的な聞き取り結果であって、.  これらの変貌事例を通じて、基督教独立学園の生活その. 学園生全員に共通して言えることとは判断できない。今後. ものが生活や生き方を振り返る機会を提供し、これに対す. の継続的な調査が必要であろう。. る答えや変貌を自分自身で見いだしたり、周囲が見守りな.  一方、3人から垣間見れた相違点、多様性は、変貌させ. がら自覚させる体制が基督教独立学園には保障されている. たい部分の変化が自身で自覚できている者もいれば、教職. と言える。これはキャリア教育を進める上で、基礎的・汎. 員や仲間からの助言によって自覚されているということだ. 用的能力を形成していく上で、これら課題を教員−生徒関. ろう。これは縦断的な聞き取りを行った3人のみならず、. 係や個人(自己責任)で対応するのではなく、友人関係で. 横断的に聞き取り調査を行った40人以上の生徒の調査結果. の見守りをとおして、キャリア教育で求められる基礎が形. からも見て取れる。また、学園生活全般ではなく、課外活. 成されていることが見受けられる。. 動を通して自分で何かを変貌させようと課題を具体化して いる生徒もおり、そうでない生徒との課外活動への取り組. (4)課外活動を通した変貌の姿. む姿勢は差があるものと思われる。.  本研究では、労働教育を謳う教育実践を展開している基.  しかし、基督教独立学園においては、変貌の姿を一定の. 督教独立学園の課外活動(労働教育)に注目したことか. 理想像を指し示し、受容させていくことに教育の主眼が置. ら、改めて、課外活動が生徒の変貌にどのような影響が与. かれているものではない。それぞれの変貌の目標を、共通. えられているのかを明らかにしたいと思う。これらインタ. 経験ではあるが、学園生活や課外活動というものを通し. ビューの成果を表7にまとめた。これによれば、課外活動. て、それぞれが設定し、教職員と共に、生徒が共に支え合. を通して自分の変貌課題を有していると回答した生徒は48. う体制が保障され、体現できているということが、基督教. 名中38名(79.1%)であった。10名(20.8%)はそのような. 独立学園の特徴であるということもできよう。. 意識を持って作業には取り組んでいないと回答している。.  これらのことから変貌そのものの評価および、生徒一人. 変貌させたいと回答した生徒について、その変貌項目は、. 一人の自覚に対する評価は、変貌していればよいとか、生. 肉体改造をしたいとと回答する者から、作業に取り組む姿. 徒から語られればよいという単純なことではない。. 勢を変貌させたいと回答する者まで様々であった。.  改めて自身と共に他者の成長を見つめ、それを自覚し、. − 137 −.

(9) 野 村   卓・山 田 紘 義・長 岡 真 吾 変貌させたいと思う姿勢や態度、行動を通して、そこに学. の一環で対処療法的に指導を行っても、キャリア教育の目. びを見出せるのである。となれば、学年が上がる過程で変. 指す、基礎的・汎用的能力の基礎基本が形成されることは. 貌の目標が変容したとしても、それを一貫性がないものと. むつかしいということであり、変貌への認識や態度、行動. 切り捨てることはできない。. への転換を期待することは困難なのではないかということ.  変貌そのものに悩む生徒や教職員や仲間から変貌の指摘. である。. を受けても本人はあまり実感できていない者も共に生活.  しかし、この指摘に対して、開き直り的な反論は容易で. し、助け合う姿は、特定の宗教観に基づいて教育実践が展. ある。あまりにも基督教独立学園の実践は特殊事例であ. 開されているとはいえ、特殊事例と切り捨てるわけにはい. り、汎用性はないという指摘があろう。. かない。重要なのは、1人で変貌するのではなく、生活を. しかし、特殊事情は特殊事情として、その特殊性について. 共にする者と一緒に変貌を自覚し、自身に受容していく姿. 把握しておく必要はあろう。基督教独立学園は、基督教の. に、学びの本質を見出すことである。これは、繰り返すが. 教えを教育理念に掲げ、教育実践を展開している高等学校. 基督教独立学園の教育的な特徴を明らかにするということ. である。これは紛れもない事実である。授業等で聖書の教. のみならず、すべての学校において、主体的で生きる力を. えが教育され、全寮制の上で学園生活における礼拝や活動. 生徒に身につけさせるという点からも重要なことだと考え. の随所に埋め込まれている。. られる。.  学園生活に基督教の教えが埋め込まれていることを理解 しながらも、基督教信徒の子弟は55%にすぎない。. Ⅶ 学校教育で労働教育を取り戻す現代的意義と課題.  改めて、基督教独立学園は大貫の指摘する聖書の教えを.  本研究では、内村鑑三が唱えた無教会派に属する基督教. 実践しているといえる。学園生活全体を通して、後から来. 独立学園の労働教育実践を通して、現在後期中等教育(高. る教えを自覚し、腑に落ちることを教職員、仲間が共に待. 等学校)で実施されているキャリア教育の課題と可能性を. つのである。これがあるため、生徒自身に変貌や腑に落ち. 見出す試みを行った。. ることへの意識が高いということができよう。学年に関係.  総括を述べるにあたり、基督教独立学園のこれまでの経. なく、先生や友人関係と沈黙の時間などの自己を振り返る. 緯を概観しておく。労働教育実践の主要な機会としての課. 時間が変貌を助長すると考えられる。. 外活動は、一般的な高等学校の野球部やサッカー部、吹奏.  しかし、基督教独立学園においては、変貌の姿を一定の. 楽部などの部活動ではなく、「自然観察・研究系」、「生産. 理想像を指し示し、受容させていくことに教育の主眼が置. 活動系」、「文化・学習系」、「聖書の学びの会」 の大きく4. かれているものではない。それぞれの変貌の目標を、共通. つの分野で複数活動に参加する過程で展開されているもの. 経験であるが、学園生活や課外活動というものを通して、. であった。この課外活動は学園内だけでなく、学園外でも. それぞれが設定し、教職員と共に、生徒が共に支え合う体. 積極的に展開されている。生産活動系の活動は特に盛んで. 制が保障され、体現できているということが、基督教独立. ある。. 学園の特徴であるということもできよう。.  基督教独立学園の学園生活や労働教育を経験する中で、.  ここで、改めて多くの高等学校で取り組まれているキャ. 生徒の変貌および変貌の姿勢が進級過程でどのように変化. リア教育の課題に立ち戻ることにしよう。キャリア教育推. するのかを、明らかにするために畜産部と園芸部に所属し. 進における基礎的・汎用的能力においてコミュニケーショ. ている生徒を中心に、2年間で延べ人数は51名の生徒に聞. ン能力の習得は重要である。現在の若者の社会不適応や非. き取り調査を行った。聞き取りを行った生徒は日本全国か. 社会的行為を是正するために導入された観のあるキャリア. ら参集し、基督教信徒の子弟とは限らない多様な生徒集団. 教育であるが、改めてそれ以前に行われてきていた労働教. であった。. 育を振り返る必要があろう。労働教育の発展過程で、職業.  基督教独立学園で共同生活を基盤とした労働教育によっ. 教育や職業訓練教育などが展開されてきたが、本研究で取. て、どのような変貌を遂げているのか?これについては、. り上げた基督教独立学園の労働教育は職業教育や職業訓練. 2年間にわたり、基督教独立学園の生活に密着し、生徒と. 教育とは根本的に異なるものである。. 共に労働を体験しながら、生徒に聞き取り調査をおこなっ.  キャリア教育がコミュニケーション能力と共に、社会適. た。そこで明らかになったことは、自身が明確な変貌項目. 応の姿を模索するものであると自覚されるならば、基督教. を意識し、日常生活を送っていると回答した生徒は91.7%. 独立学園で実践されていた労働教育に改めて注目する必要. にも達していることであった。また、課外活動を通して自. があろう。. 分で何かを変貌させようと課題を有していると回答した生.  本研究の成果によって、キャリア教育の課題がすべて明. 徒は79.1%であり、特定の教育実践によって意識や行為の. らかにできたのではない。そもそも基督教独立学園は3学. 変貌を促すのではなく、学園生活全体をとおして変貌を支. 年で80名弱の生徒数であり、ここから汎用性を問うのは無. 援できるのであり、それを通して生徒が自覚的になるとい. 理がある。また、学園生活全般の仕掛けが、生徒の変貌を. うことであった。これは、他の高等学校のキャリア教育に. 促すことが明らかにできても、それがたんなる教育システ. おいても重要な示唆を与えるものである。決して特別活動. ムの問題で語れることにはならない。改めて、変貌を促す. − 138 −.

(10) 高等学校におけるキャリア教育の課題と労働教育の現代的意義 ⾲䠑䚷Ꮫᅬ⏕ά䜢䛸䛚䛧䛯ኚㇺ䛾ጼ ௒ࡢẁ㝵ࡗ࡚࠸࠺࠿௒ࡢࡇࡢ⏕άࡢ୰࡛ಟᏛ᪑⾜࡜࠿ ⾜ࡗ࡚࡜࠸࠺࠿ࠊ࠸ࢁ࠸ࢁ࡜࡯ࢇ࡜࡟ㄢ㢟ࡗ࡚࠸࠺ࡢࡀ ぢࡘ࠿ࡗ࡚ࠊ⮬ศࡢ୰࡛ኚ࠼࡞ࡅࢀࡤ࠸ࡅ࡞࠸ࡶࡢࡗ࡚ ࡢࡶࠊࡓࡃࡉࢇ࠶ࡿࢃࡅ࡛ࡍࡅࢀ࡝ࡶࠊࡑࢀࡀ࠾࠾ࡍࡂ ࡚㏣࠸௜࠸࡚࠸࡞࠸࡜࠸࠺࠿ࠊ࡜࠸࠺ࡢࡀ௒ࡣ࠶ࡾࡲ ࡍࠋ. ࡑ࠺࡛ࡍࡡࠋࡇࢀࡣኚ࠼ࡿ࡜࠸࠺ࡼࡾࡣࡕࡻࡗ࡜⾲⌧ 㐪࠺࡜ᛮ࠺ࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊᚿᮃືᶵ࡛ࡶ࠶ࡿࢇ࡛ࡍࡅ ࡝ࠊ௒ࡢሙྜࡸࡗࡥ㸱ᖺ⏕࡟࡞ࡗ࡚࡚࠸࠺ࡢࡶ࠶ࡿࢇ ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ⮬ศࡀᏛᅬ࡟ධࡗࡓᚿᮃືᶵࡣ୍␒ࡣࠊ୍ ࡘࡣࠊ⮬ศࢆኚ࠼ࡓ࠸ࡗ࡚࠸࠺ࡢ࡜ࠊࡶ࠺୍ࡘࡣ⮬ศ ࡢᮏᙜ࡟ዲࡁ࡞ࡇ࡜ࢆぢࡘࡅࡓ࠸࡞ࡗ࡚࠸࠺ࡢࡀ࠶ࡗ ࡚ࠊࡑࢀ࡛ࡣ࠸ࠋࡲ࠵㸱ᖺ┠࡟࡞ࡗ࡚ࡶࠊࡸࡗࡥࡾࡑ ࢀ࡟ࡣࡲࡔࠊࡑࡢၥ㢟ࡗ࡚࠸࠺࠿ၥ࡟ࡣࡪࡘ࠿ࡾ⥆ࡅ ࡚ࡿࡗ࡚ឤࡌ࡞ࢇ࡛ࠊࡑࢀࡀࡲ࠵ࠊぢࡘ࠿ࢀࡤ࠸࠸ ࡞ࡗ࡚࠸࠺ࠋ. ኚ࠼ࡼ࠺࡜ࡋ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡣࠊ⮬ศࡣ୰Ꮫᰯ᫬௦ࡲ࡛ே㛫 㛵ಀࡢ୰࡛ࡍࡈ࠸࡬ࡽ࡬ࡽ࡜ࡋ࡚ࠊࡈࡲ࠿ࡋࡓࡾ࡜࠿ࡋ ࡚࠸ࡿ⮬ศ࡛ࠊᚰࡢ୰࡛࠸ࢁ࠸ࢁ࿘ࡾࢆ຾ᡭ࡟ࡉࡆࡍࢇ ࡔࡾࠊୗ࡟ぢࡓࡾࠊぢୗࡋࡓࡾ࡜࠿ࡋ࡚࠸࡚ࠊᏛᅬ࡟᮶ ࡚ࠊࡑ࠺ࡺ࠺⮬ศ࡛࠸ࡓࡃ࡞࠸࡞࡜࠸࠺ࡢ࡜ࠊ⤖ᵓఱ஦ ࡶ㣬ࡁࡗࡱ࠸ᛶ᱁࡞ࡢ࡛ࠊ␆⏘࡜࠿ࢆ㏻ࡋ࡚⏕ࡁ≀ࡢ࿨ ࡟ࡩࢀ࡚ఱ࠿୍ࡘ࡟࡜ࡇ࡜ࢇ௙஦ࡋ࡚ࡳࡓ࠸࡞࡜ᛮ࠸ࡲ ࡋࡓ. ୰Ꮫᰯࡢ࡜ࡁࡣࠊୡ㛫࡛࠸࠺ᝏ࠸ࡇ࡜ࢆࡎࡗ࡜ࡋ࡚ࡁ ኚ࠼ࡼ࠺࡜ࡋ࡚࠸ࡿ࡜ࡇࢁࡣࠊ࡞ࡿ࡭ࡃ┠ࡢ๓࡟࠶ࡿ ࡓࢇ࡛ࡍࡼࠋ࡛ࠊࡑࡢࡲࡲᬑ㏻ࡢ㧗ᰯ⾜ࡗ࡚ࡶ࡞ࢇ࠿ ࡇ࡜࠿ࡽ㏨ࡆ࡞࠸ࡼ࠺࡟ࡋࡓ࠸࡜ᛮࡗ࡚ࡲࡍࠋ ࡑࡢᝏ࠸ࡇ࡜⥆ࡅ࡚ࠊ♫఍ฟ࡚ࡶ࡞ࢇ࠿ே࡟㏞ᝨ࠿ࡅ ࡿࡇ࡜ࡤࡗ࠿ࡾࡔ࡞ࡗ࡚ᛮࡗ࡚ࠊࡸࡗࡥࡑࡢ᰿ᮏⓗ࡟ ேࢆ␲࠺ᚰࡀ࠶ࡗࡓࡾࠊேࡢẼᣢࡕࡀࢃ࠿ࡿࡼ࠺࡟ࡣ ࡞ࡾࡓ࠸࡜ࡣᛮࡗ࡚ࡲࡍࡡࠋኚࢃࡾࡓ࠸࡜ࡣᛮ࠺ࢇ࡛ ࡍࡅ࡝ࠊලయⓗ࡟࡝࠺ኚࢃࡾࡓ࠸ࡗ࡚ゝࢃࢀࡿ࡜ᑡࡋ 㞴ࡋ࠸࡛ࡍࡡࠋ. ே࡜㛵ࢃࡿࡢࡀⱞᡭ࡛ࠊேࡢẼᣢࡕࢆ⪃࠼ࡽࢀ࡞࠿ࡗࡓ ࢇ࡛ᛶ᱁ࢆኚ࠼ࡼ࠺࡜ᛮࡗ࡚᮶ࡓࢇࡔࡅ࡝ࠊࡸࡗࡥࡾᛶ ᱁ࡣࡑࢇ࡞࡟ኚࢃࢇ࡞ࡃ࡚ࠊ࡛ࡶࠊ⪃࠼᪉࡜࠿ࢆࡶࡗ࡜ ⪃࠼ࡿࡼ࠺࡟࡜ࠊ࠶࡜ఱ஦࡟ࡶឤㅰ࡛ࡁࡿࡼ࠺࡟࡞ࡾࡓ ࠸. ⮬ศࡢពぢࢆ኱ษ࡟ࡋࡓ࠸࡜ᛮࡗ࡚ࡲࡍࠋ࡚ゝ࠺ࡢ ࡣࠊὶࡉࢀࡓࡃ࡞࠸ࢇ࡛ࠊࡔ࠿ࡽࠊ௒ࡢୡࡢ୰ࠊὶࢀ 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(11) 野 村   卓・山 田 紘 義・長 岡 真 吾 ⾲䠒䚷䚷䠍ᖺ᫬䛛䜙䛹䜣䛺ኚㇺ䜢䛧䛶䛝䛯䛾䛛 ࡶ࠺ᖺ⏕ࡢ᫬ࡣ඲ࡃఱࡶ⪃࠼ࡎ࡟⏕άࡋ࡚࠸࡚ࠊᖺ ┠࠿ࡽࡼ࠺ࡸࡃ㌶㐨࡟஌ࡾጞࡵࡓࡗ࡚࠸࠺. 1ᖺ┠ࡼࡾ⮬ศ࡛⪃࠼ࡿࡼ࠺࡟ࡣࠋ࡞ࢇ࠿ඛ⏕࡜࠿཭ࡔ ࡝࠺࡞ࢇࡔࢁ࠺ࠋ࡛ࡶࠊᐇ㝿ࡲࡔࡑࢇ࡞࡟ࠋࡑࡢ࡞ࡾ ࡓ࠸⮬ศ࡜࠿࡟ࡣ඲↛㐩ࡋ࡚࡞࠸ࡅ࡝ࠊఱ࡚ゝ࠺ࢇࡔ ࡕ࡟ヰࡍࢇࡌࡷ࡞ࡃ࡚ࠊ⮬ศࡢ୰࡛⪃࠼ࡿࡼ࠺࡟ࡣ ࢁ࠺ࠊ࡛ࡶ࡞ࢇ࠿2ᖺ┠࠶ࡓࡾ࠿ࡽࠊ⮬ศࡢࡓࡵࡢ♳ࡾ ࡞ࡗ࡚ࡿ࠿࡞ࡗ࡚ᛮ࠸ࡲࡍࠋ ࡣࡋ࡞ࡃ࡞ࡗࡓ࠿࡞ࡗ࡚ឤࡌ࡛ࡍࡡࠋ࡞ࢇ࠿ேࡢࡓࡵ ࡟♳ࢁ࠺࡜ᛮࡗ࡚ࡲࡍࠋ. ࡸࡗࡥࡾ᭱ึࡣࡣࡗࡁࡾࡺ࠺ࡇ࡜࡟᢬ᢠࡀ࠶ࡗࡓࢇ࡛ ࡍࡅ࡝ࠊ௒ࡣࡶ࠺⤖ᵓゝ࠼ࡿࡼ࠺࡟࡞ࡗ࡚ࡁࡲࡋࡓࠋ ඛ㍮ᚋ㍮㛵ಀ࡞ࡃࠊࡔ࠸ࡪゝ࠸ࡓ࠸ࡇ࡜ࡣゝ࠼ࡿࡼ࠺ ࡟࡞ࡾࡲࡋࡓࠋ. 1ᖺ┠ࡣࠊ࡞ࢇ࠿࡜࡟࠿ࡃ୍ேࡢ㒊ᒇ࡟ࡇࡶࡗ࡚࡚ࠊ࿘ ࡾࡣ඲㒊ᩛࡔࡼࡳࡓ࠸࡟ᛮࡗ࡚ࡓࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ2ᖺ┠࡟ ࡞ࡗ࡚ࡕࡻࡗ࡜ࡎࡘ࠸ࡗ࡚ࡳࡼ࠺࠿࡞ࡳࡓ࠸࡞ឤࡌ ࡛ࠊ཭ࡔࡕࡢ㒊ᒇ⾜ࡗࡓࡽࠊᬑ㏻࡟⮬ศࢆཷࡅධࢀ࡚ ࡃࢀ࡚ࠊ࠶ࡗ኱୔ኵ࡞ࢇࡔࡗ࡚ᛮ࠸ࡣࡌࡵࠊᑡࡋࡎࡘ ୡ⏺ࡀᗈࡀࡗ࡚࠸ࡗ࡚ࠊ௒ࡣ⤖ᵓࡳࢇ࡞࡜ᬑ㏻࡟㛵ࢃ ࢀࡿࡗ࡚ឤࡌ࡛ࡍࠋ. 㸯ࠊ㸰ᖺ⏕ࡢ᫬࡟ࡣ࠶ࢇࡲࡾ㏨ࡆ࡚ࡿࡗ࡚࠸࠺ឤぬࡣ ࡞࠿ࡗࡓࢇ࡛ࡍࡅ࡝㸱ᖺ⏕࡟ධࡗ࡚࠿ࡽ࡞ࢇ࠿ࡍࡈࡃ ࠸ࢁࢇ࡞ࡇ࡜࠿ࡽ┠ࢆ⫼ࡅࡼ࠺࡜ࡋ࡚࠸ࡿࡼ࠺࡞⌧ᐇ ࡀぢ࠼࡚ࡁࡘࡘ࠶ࡗ࡚ࡑࢀ࡛᭱㏆ࡣ࡞ࢇ࠿㏨ࡆ࡞࠸࡛ ྥ࠿࠸ྜࢃ࡞ࡁࡷ࠸ࡅ࡞࠸࡞ࡗ࡚ࡇ࡜ࢆᛮ࠺ࡼ࠺࡟࡞ ࡾࡲࡋࡓࠋ. ᭱ึᛶ᱁ࢆኚ࠼ࡓ࠸࡜ᛮࡗ࡚࠸ࡓࢇࡔࡅ࡝ࠊᖺ࡟࡞ࡗ ࡚ᛶ᱁ࡗ࡚ࡑ࠺⡆༢࡟ኚࢃࢇ࡞࠸ࡶࡢ࡞ࢇࡔ࡞ࡗ࡚ឤ ࡌ࡚ࠊ௒ࡢ⮬ศࢆཷࡅṆࡵࡿࡇ࡜ࡀ኱஦ࡔ࡞ࡗ࡚ᛮࡗ ࡚ࠊࡑࢀ࡛ཷࡅṆࡵ࡚ࠊࡑࡢ࠺࠼࡛⮬ศࡀఱࢆࡍ࡭ࡁ ࠿ࡗ࡚࠸࠺ࡢࢆ⪃࠼࡚ࠊఱ஦࡟ࡶឤㅰࢆࡋࡓ࠸ࡗ࡚࠸ ࠺ࡢࡣ㸪ᖺ࡟࡞ࡗ࡚࠿ࡽ࡛ࡍ ࡎ࠸ࡪࢇኚࢃࡗࡓ࡜ᛮ࠸ࡲࡍࡡࠋ࠸ࢁࢇ࡞㠃࡛࡯ࢇ࡜ ࡟. ࡝࠺࡞ࢇࡔࢁ࠺ࠋ࡛ࡁ࡚ࡿࡗ࡚࠸࠺㢼࡟ࡣࠊಶேⓗ࡟ ࡣ࡝࠺࡞ࢇࡔࢁ࠺ࠊ࡛ࡁ࡚ࡿࡢ࠿࡞ࠋ࠸ࡸࠊ඲↛ࡲࡔ ࡓࡪࢇࢦ࣮ࣝࡣ࡞࠸࡛ࡍࡅ࡝ࠊ൅࡟࡜ࡗ࡚ࡣࠋ࡛ࡶࠊ ࡑࡢ⮬ศࡀᡂࡾࡓ࠸⮬ศࡢ᪉࡟ࡣᑡࡋࡎࡘᡂࡗ࡚࠸ࡗ ࡚ࡿࢇࡔ࡜ᛮ࠸ࡲࡍࠋࡓࡪࢇࠋ. ௒ⓗ࡟ࡣࡕࡻࡗ࡜ኚࢃࡗࡓ࠿࡞ࡗ࡚ឤࡌࡣ࠶ࡾࡲࡍࠋ. ⮬ศⓗ࡟ࡣࡲࡔ࠶ࢇࡲኚࢃࡗ࡚࡞࠸ࢇࡌࡷ࡞࠸࠿࡞ࡗ ࡚ࠋ. ෗⏕఍࡜࠿࡛ࡶࠊ⤖ᵓ⮬ศࡢពぢ࡜࠿᭱㏆ゝ࠼ࡿࡼ࠺ ࡟࡞ࡗ࡚ࡁࡓࡾࡋ࡚ࠊ࡞ࢇ࡛ࡕࡻࡗ࡜ኚࢃࢀࡓࡢ࠿࡞ ࡜࠿ᛮ࠸࡞ࡀࡽࠊࡣ࠸ࠋ. ࢿ࢞ࢸ࢕ࣈ࡞㒊ศࡣᖺ࡟࡞ࡗ࡚↓ࡃ࡞ࡗ࡚ࡁࡓࠊ⮬ศ ⪃࠼᪉ࡀࡸࢃࡽ࠿ࡃ࡞ࡗ࡚ࡁࡓ࠿࡞ࠋ࠸ࢁ࠸ࢁཷࡅධ ࡛ࡣࡑࡢኚ໬ࢆ࠶ࡲࡾឤࡌ࡚࠸࡞࠸ࡅ࡝ࠊ࿘ࡾ࠿ࡽぢ ࢀࡓࡾࡋ࡚ࠊ࠶ࡗࡑ࠺ࡺ࠺⪃࠼᪉࠶ࡿࢇࡔࡗ࡚⣲┤࡟ ࠺ࡅ࠸ࢀࡽࢀࡿࡼ࠺࡟࡞ࡗࡓẼࡀࡋࡲࡍࠋ ࡚ࡿ࡜ࡑ࠺ᛮ࠺ࡽࡋ࠸ࠋ. ࡑࢀ࡟Ẽ࡙࠸ࡓࡢࡀ᭱㏆࡛ࠊ௒ࡲ࡛ேࡢᙺ࡟❧࡜࠺࡜ ᛮࡗ࡚ࡸࡗ࡚ࡁࡓࡇ࡜ࡀ⤖ᒁࠊ⮬ศࢆᏲࡗ࡚࠸ࡿࡔࡅ ࡢࡶࡢ࡛ࡳࡓ࠸࡞ࠋࡑࢀ࡟Ẽ࡙࠸ࡓࡢࡀ᭱㏆ࡔ࠿ࡽ௒ ࡑࢀᝎࢇ࡛ࡿ㏵୰ࡳࡓ࠸࡞ឤࡌ࡛ࡍࠋ. ࡑࢀࢆᛮࡗࡓࡢࡣ᭱㏆࡞ࢇ࡛ࡍࡼࠋᖺ⏕ࡢ᫬ࡣఱࡶ⪺ ࡅ࡞ࡃ࡚ࠊᖺࡢ᫬ࡶᛮࡗ࡚࡚ࠊヰࢆࡑࢀࡿ࠿ࡶࡋࢀ࡞ ࠸࡛ࡍࡅ࡝ࠊࡔࢀ࠿࡜ࡇ࠺୍⥴࡟ヰࡋ࡚࠸ࡿ࡜ࡁࡢఱ ࠿ỿ㯲ࡗ࡚࡛ࡁࡿࡌࡷ࡞࠸࡛ࡍ࠿ࠋࡑࡇࢆ⚾ࡣࡍࡈ࠸ ᛧࡃ࡚ࠊ࡛ࡶఱ࠿ヰࡋ࡚ࡤࡗ࠿࠸ࡓࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ௒ ࡣࠊࡸࡗ࡜ỿ㯲ࢆ⪏࠼ࢀࡿࡼ࠺࡟࡞ࡗࡓࡗ࡚࠸࠺ࡢ ࡜ࠊࡑࡢỿ㯲ࢆ኱ษ࡟ࡋࡼ࠺࡜ᛮ࠼ࡓ࠿࡞ࡗ࡚ឤࡌ࡛ ࡍࠋ. 1ᖺ⏕ࡢ᫬ࡣࡑ࠺ࡺ࠺㢼࡟ࡣ඲↛ᛮࡗ࡚࡞ࡃ࡚ࠊ࡛ࡶࡇ ࡇ࡛⏕άࡋ࡚࠸ࡿ࡜ࠊཷࡅධࢀ㞴࠸ࡇ࡜ࢆཷࡅධࢀ࡚ ⾜࠿࡞࠸࡜ඹྠ⏕άࡋ࡚࠸ࡅ࡞࠸ࡇ࡜࡜࠿ࡶ࠶ࡿ࠿ ࡽࠊཷࡅධࢀࡓ࠸࡜ࡣᛮ࠺ࡅ࡝ࠊཷࡅධࢀࡽࢀ࡞࠸⮬ ศࢆឤࡌ࡚ࠊ࠶࠵࣮ࡗ࡚࡞ࡾࡲࡍࡅ࡝ࠊࡣ࠸ࠋ࠶ࢇࡲ ኚࢃࡗ࡚࡞࠸࠿ࡶࡋࢀ࡞࠸࡛ࡍࠋ. ࠸ࡸࠊ㸯ᖺ⏕ࡢ᫬ࡣ࡞ࢇ࠿ࠊ࡞ࢇࡔࢁ࠺ࡶࡗ࡜ᚰࡢᏳ ࡽࡂࢆᣢࡘࠋ࡞ࢇࡔࢁ࠺ᚰࡢ⥡㯇࡞ࡦ࡜࡟࡞ࡾࡓ࠸࡜ ࠿ࠊࡑ࠺࠸࠺ࡢࡣ࠶ࡗࡓࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ⏕άࡋ࡚࠸ࡃ࠺ ࡕ࡟ࡔࢇࡔࢇࠊ࠶࡜࠿ࡽ௜࠸࡚ࡃࡿࡔࢁ࠺࡞ࠋ. ࡲࡔṇ┤ゝࡗ࡚࠸ࡲ⮬ศࡀ࡝࠺ࡺ࠺㢼࡟ኚࢃࡗࡓࡢ ࠿ࡗ࡚࠸࠺ࡢࡣࢃ࠿ࡽ࡞࠸࡛ࡍࠋከศࡇࢀࡣ୍⏕ࢃ࠿ ࡽ࡞࠸ࡇ࡜࡞ࢇࡔࢁ࠺࡜ᛮ࠺ࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ࡛ࡶఱ࠿ࡀ ⮬ศࡢ୰࡛ኚࢃࡗ࡚࠸ࡿࢇࡔࢁ࠺࡞ࡗ࡚ᛮ࠸ࡲࡍࠋࡑ ࡇࡽ㎶ࡣ୍⏕ࢃ࠿ࡽ࡞࠸ࡋࠊࢃ࠿ࡽ࡞ࡃ࡚ࡶ࠸࠸࠿ ࡞ࡗ࡚ᛮ࠸ࡲࡍࠋ. ࠶࣮1ᖺ⏕ࡢ㡭ࡣࠊࡲࡔࡑࡇ࡟ࡍࡽ⮳ࡗ࡚࡞࠿ࡗࡓ࠿ ࡽࠊ⮬ศࡀࡑࡢ࡞࡟࠿ࢆࡑࡢỴࡵࡘࡅ࡚࡞ࢇ࠿ࠊேࢆ ᤍ࠸࡚ࡸࡗ࡚࠸ࡿࡗ࡚ࡇ࡜ࡍࡽ⮬ศࡣẼࡀࡘ࠿࡞࠿ࡗ ࡓ࠿ࡽࠊࡑࢀ࠿ࡽ⪃࠼ࡓࡽࠊࡲ࠶ᑡࡋࡣᡂ㛗ࡋࡓࡢ࠿ ࡞ࡗ࡚Ẽࡣࡋࡲࡍࠋ. ࡝࠺࠸࠺ࡩ࠺࡟ࠋ࡞ࢇ࠿࠶ࢇࡲࡾ⾲࡟ฟࡿ࡯࠺ࡌࡷ࡞ ࡃ࡚ࠊ♫஺ⓗࡌࡷ࡞࠸ࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ᭱㏆ࡣࠊࡔ࠸ࡪ⮬ ศࡢពぢࡶゝ࠼ࡿࡼ࠺࡟࡞ࡗࡓࡋࠊ࿘ࡾࡢே࠿ࡽࡣ♫ ஺ⓗ࡟࡞ࡗࡓࡡࡗ࡚ゝࢃࢀࡿࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊᐇ㝿⮬ศࡀ ࠶ࢇࡲࡾࢃ࠿ࢇ࡞࠸࡛ࡍࠋࣜ࢔࡛ࣝࡣࡑࢇ࡞ឤࡌ࡞ࢇ ࡔࡳࡓ࠸࡞ࠋ. ኚࢃࡗ࡚࠸࠺࠿ࠊ➗㢦࡛࠸ࡽࢀࡿࡼ࠺࡟࡞ࡗࡓࡗ࡚࠸ ᑡࡋ࿴ࡸ࠿࡟࡞ࡗࡓࡗ࡚ឤ࡛ࡍ࠿ࡡࠋ ࠺࠿ࠊࡸࡗࡥࡾࡴࡍࡗ࡚ࡋ࡚࠸ࡿࡼࡾ➗㢦ࡢேࡢ࡜ࡇ ࢁ࡟⾜ࡁࡓ࠸ࡌࡷ࡞࠸࡛ࡍ࠿࠸ࢁࢇ࡞ேࡣࠋࡔ࠿ࡽࠊ ࡑ࠺ࡍࡿࡼ࠺࡟ࡋࡓࡽࠊᖺ๓ࡼࡾࡶ㸰ᖺ┠ࡢ᪉ࡀேࡀ ࡕࡻࡗ࡜᮶࡚ࡃࢀࡿࡼ࠺࡟࡞ࡗ࡚ࠊ࠸ࢁࢇ࡞ே࡜ࡢ࠿ ࠿ࢃࡾࡀቑ࠼࡚Ꮀࡋ࠸࠿ࡗࡓ࡛ࡍ. ࡞ࢇ࠿ࠊ1ᖺ⏕ࡢ᫬ࡣ࡜ࡾ࠶࠼ࡎ࡞ࢇ࠿ࠊ᎘࡞ࡇ࡜࡜࠿ ࡀ࠶ࡗࡓࡽ㏨ࡆ⥆ࡅ࡚ࡁࡓࢇ࡛ࠊ࡞ࢇ࠿ࡵࢇ࡝ࡃࡉ࠸ ࡇ࡜࡜࠿㑊ࡅ⥆ࡅ࡚ࡁࡓࡢ࡛ࠊ2ᖺ┠ࡣྥࡁྜ࠾࠺ࡳࡓ ࠸࡞ࠋ. ࠸ࡸࠊ࡞࠸࡛ࡍࡡࠋ㸯ᖺ┠࠿ࡽ࡞ࢇ࠿ࠊࡶ࠺ࠊ࿘ࡾࠊ ࿘ࡾ࡟ࡤࡗ࠿┠࠸ࡗࡕࡷ࠸ࡲࡍࡡࠋ. 3ᖺ┠࠿ࡽ࡛ࡍࡡࡇࢀࡢ⪃࠼ࡣࠋ㸯ᖺ⏕ࡢ᫬ࡣู࡟ࡑࢇ 㸯ᖺ⏕ࡢ᫬࠿ࡽࡣࠊࡼࡾ࠿ࡣࠊᙅࡉࢆ▱ࢀࡓࡢ࠿࡞ࡗ ࡚ᑡࡋᛮࡗ࡚ࡲࡍࠋ ࡞ࡇ࡜⪃࠼࡚࡞࠿ࡗࡓ࡛ࡍࠋ. ᖺ㛫ࡢ୰࡛࠸ࢁ࠸ࢁ࡜࠸ࢁࢇ࡞ฟ᮶஦ࡀ࠶ࡗ࡚ࡑࡢ୰ ࡛Ꮫᅬ࡛ࡢ௚⪅࡜ࡢே㛫㛵ಀࡶኚࢃࡗ࡚ࠊ࠶ࡾࡢࡲࡲ ࡢ⮬ศࢆཷࡅධࢀࡿࡗ࡚࠸࠺ࡢࡀ኱ษ࡞ࢇࡔ࡞ࡗ࡚ ᛮࡗ࡚ࠊ⣲┤࡟⏕ࡁࡿࡗ࡚࠸࠺࠿ࠊᖺ㛫⏕άࡍࡿ୰࡛ ྠᮇࡸඛ⏕᪉࡟ᨭ࠼ࡽࢀ࡚⏕ࡁ࡚࠸ࡿࢇࡔ࡜࠸࠺ࡇ࡜ ࢆᐇឤࡋ࡚኱ษ࡞Ꮡᅾ࡟࡞ࡗࡓࠋ␆⏘ࡢ᪉ࡣ࠸ࢁ࠸ࢁ ዲࡁ࡞࡜ࡇࢁࡲ࡛ࡣ኱ኚࡔ࡞ࡗ࡚㎡ࡵࡓ࠸᫬ࡶ࠶ࡗ ࡚ࠊࡑࢀ࡛ࡶ⥆ࡅࡓ࠸ࡗ࡚࠸࠺࠿ࡘ࡙ࡅ࡞ࡁࡷ࠸ࡅ࡞ ࠸࡞࡜ᛮ࠺ࡼ࠺࡟࡞ࡗࡓࠋࡸࡿ࡜Ỵࡵࡓࡇ࡜ࢆࡸࡗ࡚ ࡳࡓ࠸࡞࡜ࠋ㎡ࡵࡿࡇ࡜ࢆ㏨ࡆ࡜࠸࠺㢼࡟ឤࡌ࡚ࡋࡲ ࠺ࡢ࡛. 㸯ᖺ⏕ࡢ࡜ࡁࡣࠊ୰Ꮫࡢ᫬࡟࡞ࢇ࠿ࡶ࠺ࡧࡃࡧࡃࡧࡃ ࡧࡃࡋ࡚ࡓࢇ࡛ࠊ࡞ࢇ࠿ኚࢃࢁ࠺࡜ᛮࡗ࡚ධࡗࡓࢇ࡛ ࡍࡅ࡝ࠊ㸯ᖺ⏕ࡢ࡜ࡁࡣࠊ࡞ࢇ࠿ࡑࢀࡀ㞴ࡋࡃ࡚ࠊ⤖ ᵓ࡞ࢇ࠿ⱞࡋࢇࡔࡾࡋ࡚ࡓࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠋ㸱ᖺ┠࡜࠿࡟ ࡞ࡗ࡚ࠊ࠶ࡿ᪥⤖ᵓࠊᚋ㍮ࡀ᭱ึᛧࡃ࡚࠸ࡓࢇ࡛ࡍࡅ ࡝ࠊ஧ゝ୕ゝᚋ㍮࡜ࡋࡷࡗ࡭࡚ࡓࡽࠊ࡞ࢇ࠿ࡼࡃࢃ࠿ ࢇ࡞࠸ࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ✺ࡁୖࡆ࡚ࡃࡿࡶࡢࡀ࠶ࡗ࡚ࠊ୍ Ẽ࡟࡞ࢇ࠿ࡑࡢேࡗ࡚࠿ᚋ㍮ࡢ඲ဨࡀࠊ࡞ࢇ࡚࠸࠺ࢇ ࡔࢁࠊ⏨ᛶࡶዪᛶࡶ᭱ึᛧ࠸ᑐ㇟࡜ࡋ࠿ぢ࡚࡞࠿ࡗࡓ ࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ࠸ࡁ࡞ࡾఱࡀ㉳ࡇࡗࡓ࠿ࢃ࠿ࡽ࡞࠸ࢇ࡛ ࡍࡅ࡝ࠊ୍▐࡛࡞ࢇ࠿኱ዲࡁ࡟࡞ࡗࡕࡷࡗ࡚ࠊ࠸ࡸ࣮ ኱ዲࡁࡔ࣮ࡗ࡚࡞ࡗ࡚ࠊࡑࢀ࠿ࡽ⤖ᵓ࡞ࢇ࠿ࢽࢥࢽࢥ ࡍࡿࡼ࠺࡟࡞ࡗ࡚ࠊ࡛ࡶࡸࡗࡥࡾࠊࢽࢥࢽࢥࡋ࡚࠸ࡿ ᪉ࡀ௜ࡁྜ࠸᫆࠸ࡌࡷ࡞࠸࡛ࡍ࠿ேࡗ࡚ࠋࡔ࠿ࡽࠊ࡞ ࢇ࠿࣒ࢫࡗ࡚ࡋ࡚࠸ࡿࡼࡾࢽࢥࢽࢥࡋ࡚ࡓࡽேࡣࡓࡃ ࡉࢇ᮶࡚ࡃࢀࡿࡋࠊࡇࡗࡕࡀዲពᣢࡗ࡚ࡿែᗘ࡜ࡗࡓ ࡽࠊ┦ᡭࡶ᮶࡚ࡃࢀࡿࡗ࡚࠿ࠋ࡞ࢇ࡚࠸࠺࠿ࠊࡣ࠸ࠋ. ࡑ࠺ࡗࡍࡡࠊࡶ࠺ࡔ࠸ࡪኚࢃࡗࡓࡗ࡚࠸࠺࠿ࠊࡶ࠺ࠊ ௒ࡲ࡛ࡣࡶ࠺ࠊ࡞ࢇࡔࢁ࠺ࠊᴦࡋࡉ࡜࠿࡞ࢇ࠿ࡑ࠺࠸ ࠺ࡶࡢࡀุ᩿ᇶ‽࡛ࠊ⮬ศࡢࠊ࡛ࡶ௒ࡣࠊࡑ࠺ᮏᙜࡢ ᴦࡋࡉࡗ࡚࠸࠺࠿ࠊᮏᙜ࡟኱஦࡞ࡇ࡜࡜࠿ࠊࡑ࠺࠸࠺ ࡶࡢࢆồࡵ࡚ࡿ࠿ࡽࠊࡔ࠿ࡽኚࢃࡾࡲࡋࡓࠋ. − 140 −. ࡸࡗࡥ࠶ࡢᏛᅬࡗ࡚ᑅ⏕ά࡛ࠊࡶࡢࡍࡈ࠸⾜஦ࡶከࡃ ࡚ே࡜ࡇ࠺㛵ࢃࡿᶵ఍ࡀࡶࡢࡍࡈࡃ࠶ࡗ࡚ࠊࡑࡢᑅ࡛ ࡣ᭶1ᅇࡋࡷࡏ࠸఍ࡗ࡚࠸ࡗ࡚⏨Ꮚᑅࡢၥ㢟ࢆᥦ㉳ࡋ࡚ ࡳࢇ࡞࡛⪃࠼ࡿࡗ࡚᫬࠶ࡿࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊࡑࡢ᫬࡛ࡶ࡞ ࢇ࠿ྥࡇ࠺ࡀࡳࢇ࡞ᚰࢆ㛤࠸࡚࡯ࢇ࡜ࡢᛮ࠸ࢆヰࡋ ࡚ࠊ᭱ึࡢࡇࢁࡣ࡞ࢇ࠿⾪ᧁࡗ࡚ゝ࠺࠿ࡇࢇ࡞࡟࡞ࢇ ࠿⮬ศࡢࡇ࡜ࢆヰࡏࡿேࡗ࡚ࡑ࠺ࡑ࠺࠸࡞࠸ࢇࡔࢁ࠺ ࡞ࡗ࡚ᛮࡗ࡚ࠊࡸࡗࡥྥࡇ࠺ࡶᚰ㛤࠸࡚ࡃࢀ࡚࠸ࡿ࠿ ࡽ⮬ศࡶ⮬ศࡢᛮ࠸ࢆヰࡑ࠺ࡗ࡚Ẽ࡟࡞ࡗ࡚ࠊ୍␒኱ ࡁ࠸ࡢࡣ1ᖺ⏕ࡢ࡜ࡁ࡟ㅽៅࢆࡋࡓࢇ࡛ࡍࡼࠋㅽៅࡋ ࡚ࠊ୍ேࡇ࠺ಶᐊ࡟㝸㞳ࡉࢀ࡚ࠊࡑࡢ᫬࡛ࡶඛ⏕ࡀẖ ᪥᮶࡚ࡃࢀࡿࢇ࡛ࡍࡼࠊ࠸ࢁࢇ࡞ඛ⏕ࡀࠋᮏẼ࡛⮬ศ ࡜ྥࡁྜࡗ࡚ࡃࢀ࡚ࠊ୰Ꮫᰯࡢ࡜ࡁࡲ࡛ࡣ࡯ࢇ࡜ඛ⏕ ࡀ࡯ࢇ࡜኱ࡗࡁࡽ࠸ࡔࡗࡓࢇ࡛ࡍࡼࠋ࡛ࡶ࡞ࢇ࠿ࠊࡇ ࡇ࡟᮶࡚ࠊඛ⏕ࡀ⏕ᚐࡢࡇ࡜ࢆ࡞ࢇ࠿ᮏẼ࡛ࡇ࠺ಙࡌ ࡚ࡃࢀ࡚࠸ࡿࡗ࡚ࡢࢆㅽៅࡢ࡜ࡁึࡵ࡚ឤࡌ࡚ࠊ⏨Ꮚ ᑅࡣኪࡶⅬ࿧ࡋ࡞࠸࡛ࡍࡋࠊ࡛㘽ࡶ࠿ࡅ࡞࠸≧ἣ࡛ࠊ ࡲ࠶ࡼࡿᬑ㏻࡟ᢤࡅࡔࡋࡓࢇ࡛ࡍࡼࠋᢤࡅฟࡋ࡚ࠊ࡛ ᮅ᪉ᖐࡗ࡚ࡁ࡚ࠊࡑࢀ࡛ࡶࣂࣞ࡞࠿ࡗࡓࢇ࡛ࡍࡼࠋࣂ ࣞ࡞࠿ࡗࡓࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠊ⮬ศࡢ࡞࠿࡛ࡇ࠺࠶ࡿព࿡⏕ ᚐࡢࡇ࡜ಙࡌ࡚ࡃࢀ࡚࠸ࡿඛ⏕ࡢࡇ࡜ࢆ⿬ษࡗ࡚ࡶࡢ ࡍࡈ࠸ኚ࡞Ẽศࡗ࡚࠸࠺࠿⏦ࡋヂ࡞࠸Ẽᣢࡕ࡟࡞ࡗ ࡚ࠊ⮬ศ࠿ࡽࡇ࠺ㅽៅࡋࡓࢇ࡛ࡍࡅ࡝ࠋࡸࡗࡥࡑࡢ1ᖺ ⏕ࡢ᫬ࡢㅽៅࢆࡁࡗ࠿ࡅ࡛࡯ࢇ࡜࡟ಙࡌ࠶࠼ࡿ㛵ಀࡀ ᑡࡋࢃ࠿ࡗࡓࡼ࠺࡞Ẽࡀࡋ࡚ࠊࡑ࠺࡛ࡍࡡࠋࡸࡗࡥ1ᖺ ࡢ࡜ࡁࡼࡾ2ᖺ⏕ࡢ᫬ࡢ᪉ࡀࠊே㛫㛵ಀ࡟⯆࿡ࡀฟ࡚ࡁ ࡓࠋࡑࢇ࡞ឤࡌࡀࡋࡲࡍࡡࠋ.

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