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学校体操における跳躍の研究

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Academic year: 2021

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(1)Title. 学校体操における跳躍の研究. Author(s). 古川, 善夫. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. C, 家庭,体育編, 29(2): 19-31. Issue Date. 1979-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6594. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部C) 第29巻 第2号. lo fHokka i ido Un i fEducat i i l J tyo t ourna IC)Vo s on(Sec ver onl .29 ,2 ,No. 昭和5 4年 2月. Feb 97 9 r ua r yl. 学校体操における跳躍の研究. 古. 川. 善. 夫. 北海道教育大学旭川分校体育学研究室. Studies on Jur ics 1 [ ・p at Schoolgymnast Yosh i o FURUKAWA IEduca ion Labo ikawa Co Phys i l l ido Un iver i fEduca i t to tyo t ca ra ry ah ege s on ,As ,Hokka Asah ikawa070. Abstract. The purposesofth i iv idua ld i f f ions sstudy are toinvestigatetheind erencesofiumplng mot. . ingover ions( ( jump jump1ng ,andtoexaminethe changesofiump1ng mot ,onand on,up anddown) i i d i f h Th dd b h t 1 2 l d up an iorhigh ject own) y ncreasngt e s ance o approac . e sub -o j s are un year. lstudentsandthe i ing motionsare analyzed by using a 16 mm f i lm motion analyzer schoo rjump . ized asfo l l ts may besum mar Theresul ows:. i f ference according to sex in var ious j 1, Ther ing motions, and the b igges t e was the d ump ind iv idua ld i f ference was observedinjump ing upanddown , ingupand down wasincreased marked ion l 2.Thevelocityofjump yandthe movement‐combinat became s ing t imp l he distance of approach. They wereinf l eand smooth by increas uenced by. bas icjump ingab i l i ty .. 3, Byincreasingthedistanceofapproach,itisnecessary tochange the motionfo ighjump ra h intotheonefora broadjump. 工nthecaseofashortapproach theswinging act i fbo th a on o rms ,. ionofbothl falong approach,i andtheelasticact egsandthetrul由 areimportant. l t nthecaseo i i t tt f f h t d s mpor an ojump up a ingthe speed, r rom t e appara us and tojump own forwa rdkeep i d ion,andrhythm ofapproach running, rect 1. 緒. 言. 体操において, 跳躍のとりあげかたは種々様々 であり, また対象に応じていろいろ変化しなけれ ばならない. 女性のための体操における跳躍と男女共学である学校体操における跳躍とは, 目標, 運動内容, 指導法とも当然異なるもの である. 体操の大きな目標 である動きつくり (Bewegungs ‐ b i l dung)の面からみると, 女性の場合, 跳躍の量的特徴(跳躍の高さ, 距離, 滞空性) 跳 力的特徴( ,. 躍の ダイナミッ クさ, 軽やかさ, 解緊, 流れ) と並ん で形態的特徴 (跳躍の美しさ, 正確さ, 安定 ) 一方 学校体操 では美しさを学習することは困難であり モー ドにつながるポー 性)も重視される2 , . , ズ的な美しさは教育の目標と矛盾することがある. 学校体操における跳躍の指導目標について Sey ‐ (1 9 ).

(3) . 古 川. 善. 夫. )の 中 で 次 の 項 目 を あ げ て い る l l iぜ5 bo d Shu t gymnas ,A は, , .. 跳躍の指導目標. 1. 生徒は障害物を, 軽やかに, はずみを使ってとびこすことを学習しなければならない. 2. 生徒は自分の体重をはずみを使っ て受けとめることを学習しなければならない. 3. 生徒は, 助走~踏み切り~空中動作~着地において, リ ズミカルな流れを保つことを学習し な け れ ばな ら な い.. 4. 生徒は, 跳躍の条件, 課題に適応し て正しく動くことを学習しなければならない. 5. 生徒はいろいろな跳躍技術を習得し, それを変化, 結合することを学習しなければならない. 学校体操 では, 美しく跳びなさい, という抽象的な運動課題をさけて, 具体的な運動課題を与え. なければならない. 1人で行なったり,・他人と一緒に行なったり, 小さな器具 (なわ, 棒, 等) や 大きな器具 (平均台, 横木, とび箱, ろく木, 等) を使っ て行なったほう がよいと思われる. そし. て, 学校体操 では大きな器具を障害物として跳躍運動を行なうのであるが, その課題は次のように ) 行 な わ れる3 . 1. と びこ す.. 2. と び移 る. 3. と びあ が る. 4. と びお り る.. )があるが また, 跳躍の種類にはいろいろな分類1 , 動きつくりという立場からは走から発展した片足. jumpober. と びと, はずみから発展した両足とびに分類する のが便利である. 本論は走から発展した跳躍, す. 0伽 8 .. な わ ち助 走 と 結 びつ い た 跳 躍 で障 害 物 を 克 服 す る. という運動課題をとりあげて, 次の2つの研究目. St i t a on l. 的 と し た.. 研究目的. J umponand on. . 1)「とびこす」 , 「と び移る」 , 「とびあがる」 ,. うに変化するかを動作分析することによ っ て 跳 躍 と 走 と の 結 合に つ い て 考 察 す る.. l l. 方. i l St t a onl. J umpUpandDown. 法. 1. 実験. 1) 実 験 1,. I ’ i l. 期 日 :1976 年 12 月 被 験 者 : 中 学 一 年 生, 男 子 16 名, 女 子 18名. 運動課題; 「と びこす」 , 「と び移る」 , 「とびあ が り, と びお り る」 の 運 動 を 連 続 し て. (20 ). 9. 7 4 C m. i s t t 。nm a ion Fig .I Jumpateachstat ..

(4) . 学校体操における跳躍の研究. 1 1か ら な る50 m 走 路 を 設 定 し, 「でき る だけ, 速く ス テ ー シ ョ で き る ス テ ー シ ョ ン 1 ~1. ンを通過して ゴー ルする.」 ことを被 験者に運動課題として与えた.. 16mm 撮 影 : 各 ス テ ー シ ョ ン での 跳 躍 を 16 mm フ ィ ル ム で側 面 か ら 24 f/sec で撮影した. .. 測定:50m障害走, 身長, 体重, 5 0m走, 走り幅とびをそれぞれ測定した. 2) 実験2 期日:1 977年7月. 被験者:中学一年生, 男子1 4名 運動課題:障害物となる台 (ステーション1 1 1と同じもの) を設置し, それから 2 m, 6 m の 地 点. か ら ス タ ー トさ せ, 「でき る だけ 速く と び あ が り, とびおりる 」 ことを被験者に運動課 .. 題として与えた. 1 6mm 撮影:上記の運動を16mm フィ ルム で側面から 50 f/sec で撮影した. 測定:被験者の身長, 体重, 垂直とび, 立ち幅とびを測定した.. 2. 動作分析. Nac 社 の Mot ion Ana l よ り, 実 験 1, 2 で得 ら れた フ ィ ルム を 次 の 項 目に わ た っ て 分 析 し yzerに.. た.. 1) 実験1 50m障害走の時間で速い者, 上位3名 (Fast Group) 遅 い 者, 下 位 3名 (Late Group) を選 び,. 次の分析をした.. ① ス テ ー シ ョ ン 1 ~ mの 通 過 時 間 ② ステ ー シ ョ ン 1 ~1 1 1の 運 動 形 態 図 2. 実 験 2. 台の上に「とびあがり, とびおりる」動作の速度を求め, その速度を基準に速い者, 上位3名(Fa t s Group) t eGr oup) を選 び, 次の分析をした. , 遅い者, 下位3名 (La )等の方法によって合成重心を算出して 助走速度 跳躍の初速度 跳躍角 着地角を算出し ①三浦4 , , , , た.. ② 「とびあがり, とびおりる」 動作の上体の傾き, 肩角度, 大腿ひきあげ角 度, 膝角度を全経過に , わたり, 連続して算出した, I D 結果と考察. 1.1実 験 1. f i lcharacter i i t ies Tabl r o rma ca s csand pe 1 1 c e l Phys ofsubjects .. 1)測定結果 測定した, 男女生徒の身長, 体重, 5 0m走, 5 0 l l の と お m障害走の平均 と標準偏差は Tab e り であ る.. 中学1年生では, 身長, 体重, 50m走の男女差 はほとんどないのであるが,実験の50m障害走 では1秒の差があり, また女子の場合は個人差 が大 き い.. 2)動作分析結果 速い グループ, 遅い グループの各ステーショ ン l の通過時間は Tab e 2 の と お り であ る.. (21 ). Boy (N ;16). l(N=18) Gi r. D S .. m. S D .. Body Hi ght 147,4 ( Cm). 5.86. 148.6. 5,30. i Body 訳′ e ght kg ( ). 42′ 4. 7,39. 42,7. 5,10. 8,3. 0,41. 8,2. 0.65. 50m Run Wi th 11.I i Jump ) ng ( s ec. 0,69. 12,I. 1.87. m. 50m Run. ) ( en s.

(5) . 古 川. 善 ・夫. 1 Tabl i i i tat e 2 Pass on ngt r neateach s St i on 3 at. i St t on 2 a l Gi r. Boy. l Gi r. Boy. l Gi r. 1.23. 1.30. 1.58. 1.72. 3.90. 4.15. 1.43. 1.53. 2.02. 3.39. 4.68. 6,52. Boy. l Gi r. Boy. Fas tg r ouP. 1.19. 1.12. La t egr ouP. 1.22. 1.20. i th 1 1で 両 グ ル ー プ の 差 が 大 き い こ と, ま た 女 子 の 差 が 大 き い こ と が わ か る. Ed ステ ー シ ョ ン1 6 ) Zi i e r s は 9 ~12 歳 に お け る 動 き の 発 達 に 関 す る 研 究 で 「12 歳 では, 1.lo m の と び箱 に と びあ が. る運動, 横に したとび箱をと びこす運動において女子は男子よりも運動時間が長かった. その他 のスタート, 前まわり, ボールを拾いあげる運動 では女子は男子よりも運動時間が短かかった. 2歳までの動きの発達率をみると, 女子は男子よりも またと びおりる運動においては, 9歳から1. 高い発達率を示し, 12歳において, 女子は男子よりもわずかに時間がかかっただけであり, この ことは女子はこの運動課題に不慣れ であり, 動作の先取りや身体の弾性,が充分に 発達 していな i i h Zier t s の 結 果 か ら, 女 子 は 男 子 よ り かったと推測される.」 と報告している. 本論の結果や Ed も, と びこす, とび移る, そして物にと びあがる運動に時間がかかり, 不得手である傾向が強い が, それは運動経験の不足によるもの であると推測され, これらの運動指導の重要性がうかがわ れ る. 両 グル ー プ の 運 動 形 態 図 は Fig . 2. 3. 4 の と お り であ る. こ の 形 態 図 を 比 較 す る こ とに よ っ て. 次のことに注意しなければならないと思われる.. ① と びこ す. (ス テ ー シ ョ ン 1). 踏み切り動作. 0走と跳躍をスムースに結びつけるようにし, 上体を起こしす ぎたり, 腰がおちないようにする. 0腕を振りあげるが, 肩よりも高く振りあげない.. 空中動作. 0 上 体 が, 垂 直に な っ た り, ね じ れ た り し な い.. 0踏み切り脚を早く充分にひきつける, また, 振りあげ脚をあげすぎて, 腰がおちないようにする.. 着地動作. o 上 体 を 後傾 に し な い で, つ ま 先 か ら 着 地 し て 次の 走 に スム ー スに 結 合 す る, . ② と び移 る (ス テ ー シ ョ ン1 1). ‐. 踏み切り動作 0足首を充分に伸展するま でキッ クする.. 0腕を伸ばさないで肘をまげて, 体側 で振る.. 空中動作. 0振りあげ脚の大腿を水平ま で充分に振りあげ, 踏み切り脚はキッ ク後, 膝をまげて後方に充分に 振りあげる. 0腕は伸 ばさないで肘をまげ, 体側 で前後に振る.. 着地動作. 0キッ クして後方に振りあげた脚を次の踏み切りに振りあ げ脚として振りあげて有効につなげる. 1 1) ③ と びあ がる, と びお り る. (ス テ ー シ ョ ン1. 2) (2.

(6) . 学校体操における跳躍の研究. 踏み切り動作 0 台 か ら 離 れ た 適 切 な 位 置 (台 か ら の 距 離: 速 い グ ル ー プ, 男 子 1,77 m, 女 子 1.50 m, 遅 い グ ル ー プ 男 子 1.20 m, 女 子 1.09 m) で踏 み切 る.. 空中動作. 0台上での着地は, 膝, 腰の弾性をよく使い, 次の踏み切り動作にスムースにつなげる.. 着地動作. 0 下 を み な い で, 走 る 方 向 を み る.. 0上体を過度に, 前傾したり, へっ ぴり腰にならない.. Thef tboy t a s es. Thel tboy at es. i l Thefa tg t r es s. i l Thel tg t r a es. ionl ingf tat Fig.2 Jump orm ats .. (23 ).

(7) . 真野味戦捷泰集録多 Thel tboy at es. l i tg Thefas t r es.

(8) . Thef t tboy s a es. 鮮. 聯繋隊素無を浄胤短歌欄ゑ. Thef t i tg l a s es r. Thel t i l tg a es r.

(9) . 古 川. 善. 夫. 2. 実験2 1) 動きの速度と身体の形態, および跳躍力 とびあがる, と びおりるという 一連の動作の水平移動距離とそれに要した時間から求めた動きの l e 3 であ る. 速度と身長, 体重, 立ち幅と び, 垂直とびの相関を求めたものが Tab 基本的な立ち幅と びと垂直と びにのみ相関があったことは, 様々な跳躍運動を反復して跳躍力を 高めることが重要である ということを示唆 していると思われる. i th ty 。fJulnp wi Tabl e 3 Correlation ofthe Veloc. ingpower i i i lcharacter csandJunp st ca phys . l i t l i ty The Ve oc The Ve y oc of Junp ofJumP 2m App oach r oach 6m Appr. D. S .. 2.8. 3.7. 0.51. 0.65. Body. Body. i He t gh. i t we gh. 148.4. 38.4. 10.67. 7.91 ,. i St ng and Br oad Jump. i St ng and Hi gh Jump. 171.4. 36.I 6.75. 12.62. 2m Appr oach. -0.414. +0.079. ※ -0.561. ※ -0.6Io. 6m Appr oach. -0.427. +0.047. ※ -0.659. -0.625. (ツs ) ec. ( c m). (ツs ) ec. (k g). ( m) c. ( cm). i i f i t ※S can gn. 2) 動きの結合のタイ プ 台 の 上 に と び あ が っ て, と びお り る と い う 一 連 の 動 き の 結 合 に は 次の タイ プ がみ ら れ た.. A 型: 手 を 台 の 上に つ い て, そ の 助 け を か り て と びあ が り, 一 歩, 歩 い て と びお り る.. B 型 : 手 を つ か な い で, と びあ が り, 二 歩, 歩 い て と びお り る. C 型 : 手 を つ か な い で, と び あ が り, 一 歩, 走 っ て と びお り る.. D 型 : 手 を つ か な い で, と びあ が り, 台 上 での 着 地 脚 を 踏 み 切 り 脚 に して と びお り る.. A型から.D型になるにつれて動きの 結合が合理的になり, 発展の方向を示している. スタート地 l e4に示す変化 点の変化により, すなわち助走距離の増加によ って, タイ プ別の被験者の数は Tab を み た.. 3) 助走速度, 跳躍の初速度, 跳躍角, 着地角 l b e5 の 「とびあがる」「とびおりる」 跳躍動作の助走速度, 跳躍の初速 度, 跳躍角, 着地角は Ta と お り であ る.. 2m地点からスタートした場合,「とびあがる」 「と びおりる」において速い グルー プは助 走速度,. およ び跳躍の初速度は速く, かつ増減の幅が小さ い. また速い グルー プは遅い グループよりも跳躍. 角, 着地角が小さい. 6m地点からスタートした 場合, 2m地点からスタートした場合に比べ, 両 グルー プともに助走速度,跳躍の初速度が増加し, 跳躍角, 着地角 が減少した.. ) (26. i i t onエ na comb 1 Tab e 4 ChangeofJump- 2m Appr oach. 6m Appr oach. A Type. 2. O. B Type. I. O. C Type. 11. 12. D Type. O. 2.

(10) . 学校体操における跳躍の研究 Tabl l l tsofana e 5 Resu yses . Jump uP l Ve i f tyo oc App r oach. (m/s ) ec. m. l i ia l t n l i Ve ty oc. (m/s ) e c. Aang l f eo Land i ng (Degr ) ee. 2m 6m 2m 6m 2m 6m 2m 6m App r oa ch App r oa ch App r o r a ch App o a ch App r oa ch App r oa ch App r o ach App r o ach 3,7. 6.3. 3,5. 4.9. 0.10. 0,29. 0,63. 0.63. m. 3.3. 4.6. 2,4. 3,2. S D. .. 0,15. 0 .49. 1.39. 0.09. D. S .. Ang l f eo Takeo f f (Deg ) r ee. 46. 23. 2,5 51. 16. 2,8 36. 12. 7,I. 3. 27. 25. 9.7. 2.I. 14,7. 11.I. 6. 29. 27. Jump Down. m. 3,7. 5.2. 4.2. 5.O. 4. S D. .. 0,24. 0,28. 0.47. 0.47. 6.7. m. 2,4. 2,9. 3.2. 3.3. S D. .. 0.69. 0.66. 0,06. 0.20. 6m Ap h r o a c p. Fa tGr s o up. 18 9.3. 2,5. 0.6. 16. 47. 20.2. 17.2. h r o a c p . 2m Ap. 38 4,6. An l e g 0 1 6 0 0 1 2 0 0 0 8 0 4 0. 6m Ap r o ad ・ p. La t o u eGr p. 2m Ap h r o a c p. An l e g 0 1 0 6 0 1 2 0 0 0 8 0 4 0. T i me ) ( c s e. 1 6 1 4 1 2 1 0 0 8 0 6 0 4 0 2 o . . . . , . . .. 4 0 2 1 6 1 4 1 2 1 o o 8 0 6 0 . . . . . . . .. Fig.5 Sequencechangeof Trunk‐ l eanforward ,. (27 ). 8,O.

(11) . 古 川. 夫. 善. 以上のことか ら, 一定の高さをとびあがる場合, 助走速度の増加につれて 跳躍角の大きい走り高 とび的な運動から跳躍角の小さい走り幅と び的な運動に変化する必要があり, 助走で得られた速度 を利用して できるだけ跳躍角を小さく してとびあがり, 着地角を小さく して台上で着 地し, 動きの. 速度, および方向を維持 しながら水平にとびおりることが重要であると思われる. 4) 連続角度変化 グラフ 上体の傾き, 肩角 度, 大腿ひきあげ角度, 膝角 度を踏み切り足が床について とびあがるとき から, とびおりた着地足が床に離れるま での連続角度変化 グラフによって上体, 腕, 脚の動作を比較, 考 察した. なお, Fi g .の中の点, および形態図は右から順に, 踏み切り足が床につい たとき, 床から 離れたとき, 振りあげ足が台についたとき, 踏み切り足が台についたとき, 台から離れたとき, 着 地足が床についたときの局面 である. プとも前傾が深まるの グ i F g .5のように, 上体の傾きは2m地点からスタートした場合, 両 ルー であ る が, 速 い グ ル ー プ は 遅 い グ ル ー プよ り も, そ の た て な お し が 速く, ま た, 台 か ら と びお り る. ときは上体を前傾したまま でとびおりている. 6m地 点からスタートした場合, 速い グルー プは上 体の前傾が全経過にわたり小さくなっており, 台上にとびあ がって足がついてからす ぐに上体を起 こし始めている. 以上のことから, 助走距離が少ない場合は台上に足がついてから, 上体を前傾し てしまうの であるが, そのたてなおしを素早く行うことが必要 であり, 助走距離が充分にとれる場 h 6m Ap r o a c p. ′. Fa tG r up s o. h 6m App r a c o. La t eGr o u p. h 2m Ap r c o a p. l An e g. 》毎時も h 2m Ap r o a c p. An l e g. 団 m m 館 T i me ( ) e c s. 4 0 2 0 6 0 8 o o o 4 , 2 I , 6 , . . . . . . . .. 2 4 0 6 0 8 0 o o 4 1 2 1 1 6 1 . . . . . . . .. l lder Fig.6 SequencechangeofShou e ‐ang .. ) (28.

(12) . 学校体操における跳躍の研究. 合は上体の前傾を小さくして, 台上に足がついたらす ぐに上体を起こして次のとびおりにつなげな ければならないと思われる. Fig ,6 のよ う に 腕 の 振 り 方 は, 2 m 地 点 か ら ス タ ー ト した 場 合, 速 い グ ルー プ は 早 め に 腕 を 大き. く 振 り あ げ て い る. 6 m 地 点 か ら ス タ ー ト し た 場 合, 速 い グ ルー プ は 踏 み 切 り 足 がつ い て か ら と び. あがるまでの腕の振りが,2m地点からスタートした場合よりも小さく, 体側 で前後に振っ ている. 以上のことから, 助走距離が少ない場合は, 腕の振りあげ動作を早めに大きく してとびあがらなけ ればならないが, 助走距離が充分にとれる場合は腕の振りあげ動作をそれほど強調せず, 体側 で前 後に同じリズム で振ることが必要であると思われる. 脚の動かし方をとびあがるときの踏み切り脚と振りあげ脚とに分け, 脚の振り方, 膝の屈伸に つ. い て 比較 し た.. F i g .7は踏み切り脚の連続角度変化 グラフ である が, 2m地点から スタートした場合, 速い グ ルー プは遅い グルー プよりも脚の振り方が速く, しかも周期的に前後に振られている. 膝のまげの. ばしでは,その度合に両 グループの差がみられないのであるが, 速い グルー プは伸展の速度が速い, 6m地点からスタートした場合, 速い グループは 「とびあがる」 ときの脚の振りが大きく なり, と. びあがり, とびおりるという一連の動作で脚の振りが同じ大きさに近づいた. 膝のまげのばしでは 速い グループは屈曲度が小さくなった. 以上のことから, 助走距離が少ない場合には, 踏み切り脚 h 6mAp r a c o p l i f f ‐ - - - - 一 閥L a n e e g g. l ‐ ----‐Kn e e e a n g. 、 、. \. ′\. ! \ 、. / , 、 ′ 、′. i T me ) ( e c s. /. 、、 、、 、 . ′. La t r o u eG p ′^ ′・ ′ 、 、 ′ ′ ′. An l e g. ′ /、 、 、 ‘ 、 \ 、 、 、 / ′ 、 、 ′ 、. /. ・ 、 、≠. 6mAp h r o a c p. ′ 、 ′ . 2mAp h r o a c p. F tG r o u a s p. An l e g. 2mAp r o ad ・ p. ′ ′、 ′ 、. ′. 、 ,{ 、.. 、 / 、′ 、}. 4 0 2 60 o.( } 80 4 1 21 61 6 Q 4 0 2 0 , 00 8Q 4 1 21 1 61 . . . . . . . . . . . . . , . .. Fig.7 SequencechangeofTakeo f fleg.. (29). 団 m m 蛸.

(13) . 古 川. h 6mAp r o c a p l i f f - - - - - -Le ‐ a n e g gl l - 一--- -Kn e e a n e g. 善. Fa tG r o u s p. ′、 ′ ・ \ ′ J \ 、 ′ 、′ \;. 6mAp r o ad I p. La t o u eGr p. 夫. 2m Ap r o ad I p \. \. \. An l e g. 、、 ‘ 、. /. ′ ′. 、 ′ ′. 2m Ap h r o a c p. 、 、 、、. ・. ’. 、 ・ / 、. An l e g. 崩 、 ′ 、 、 ・ 、 、 、、 ′、 、 ′ ′ 、 、 、 ・. ) ( s e c. ー、 、 ′ 、 、 、 、、 ′ ・ ・、-ノf、 、、 ′ ・、 、 、、 ′ 一. m m 噂. , 6 I 4 1 ) 1 2 1 o o 8 o 6 o 4 o 6 1 4 1 2 1 o o 8 0 6( ) 4 0 2 0 2 ( . . . . . . . . , . . . . . . .. Fig.8 SequenceChangeofSwingl eg .. の屈伸を充分に使 って踏み切 ってとびあがり, 早めにその脚をひきつけることが必要であり, 助走 距離が充分にとれる場合は, 膝の屈伸を少なめに, たたきつけるように踏み切ってとびあがり, そ の脚を後方に振っ て次のと びおり動作の為の効果的な準備動作になること が重要 であると思われ る.. ・. Fi g .8は振りあげ脚の連続角度変化 グラフ であるが,2m地点からスタートした場合,速い グルー プは膝をまげて素早く引きつけており, 台上にとびあがったときは, すでに膝が伸展している. 遅. い グループは台上にとびあ がってからも膝が屈曲しており, 膝のまげのばしのタイミン グが悪い.. 6m地点からスタートした場合, 両 グループとも, 振りあげ方が小さく, 速くなっ てきている. 膝 の屈曲度も小さくなり, 脚をより伸ばして振りあげるようになった. 以上のことから助走距離が少 ない場合には, 振りあげ脚の膝をまげてひき つけ, 台の上にとびあがってからす ぐにその膝を伸展. する必要があり, 助走距離が充分な場合には, 振りあげ動作を強調してとびあがるの でなく, 膝を 伸ばして, 素早く, 小さく振りあげることが重要であると思われる. (3 0 ).

(14) . 学校体操における跳躍の研究. W. 要. 約. 用具を利用した様々な跳躍動 作 (とびこす, とび移る, とびあがってとびおりる.) の個人差, 並 びに性差を写真分析法によって調査した. また,「とびあがってとびおりる」 の跳躍動作が, 助走距. 離によって どのように変化するかという問題をも検討した.その結果, 次のことが明らかにされた. 1. 「とびこす, とび移る, と びあがっ てと.びおりる.」 の跳躍を中学1年生の男女生徒に行なわせ たところ, 男子生徒は, 女子生徒よりも速く跳躍できる傾向にある. また, 「とびあがっ てとびおり る」 の跳躍動作に男女生徒とも個人差が大きく, 特に女子生徒の個人差が顕著 であった. 2. 助走距離を増加することによ って, 「とびあがってとびおりる」 の跳躍動作の速度は高まり, そ して動きの結合が簡素 でスムースになり, 台上での着地脚をそのまま踏み切り脚にしてとびおりる. ことができるようになる, また, 動きの速さは, 基礎的な跳躍力と大いに関係がある. 3. 一定の 高さの台をできる だけ速くとびあがってとびおりるという運動課題 では, 助走距離の増. 加につれて, 跳躍角の大きい走り高とび的な運動から, 跳躍角の小さい走り幅とび的な運動に動作 を変える必要がある. 助走距離が短かい場合は, 踏み切り動作を助ける腕の振りあげと, 左右どち. らの脚でも踏み切ったり, 柔らかく着地するために, 両脚と胴体の力強い弾性 (はずみ) が必要で ある. 助走距離が長い場合は, 助走のスピー ド , 方向, リズムを保ちながら台から離れた地 点で踏 み切ってとびあがり, 前方に水平にとびおりることが重要 である. 文. 献. ichnugen derFr i 1. Fet t t dnugsubungen z・Be r r am,1958 e e ‐und or r .DieBez .p .86一92 . .Limpe. 2. 古川善夫・板垣了平,1 3頁, 9 75 . 体操における跳躍の運動質について. 日本体育学会第26回大会抄録集,59 3, 松延 博. 19 図説体育 東京 76 大修館 9頁 , , , . . 4. 三浦望慶・池上康雄・松井透治.1 4 97 .部分及び合成重心係数を用いての座標測定方式による合成重心の算出,. 体育 の 科 学, 24:517一522 , l d l ikl t t 5. Seybo t u r ankfur gymnas . .Fr .p ,40-41 ,Sch .Limpe ‐ ,A. ,1976 i l E 1 4 Z i h i l l i 9 7 E k i i l l t 6, Zi t teer rs e ors en ntw c ung m m t r sderK6 rpe rku er enSChu at er eundPr zばi , urmo ,Theo ,, , , 23:636- ‐637 ,. 1 (3 ).

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参照

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