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模擬授業を活用した授業力の育成

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Academic year: 2021

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(1)模擬授業を活用した授業力の育成 教育実践高度化専攻 授業実践リーダーコース. M07281K 坂井 ふき子. 1 研究の目的. 第I章  授業力育成と授業研究.  本研究では授業技量を高めるための方法とし. 第皿章  授業力を育成する模擬授業の提案. て模擬授業に注目し,模擬授業を活用すること. 第IV章  模擬授業を活用した授業力育成のた. で授業カを育成する授業研究のモデルを提案す. めの授業研究. 第V章  模擬授業を活用した授業力育成に関. ることを目的とする。. する研究実践 結 論. 2 研究の方法 (1)r授業力」が注目さた背景を明らかにし,研. 4 研究の概要.  究者や教育委員会等が主張する「授業カ」を. (1) 「授業カ」と授業研究. 整理し,「授業力」を定義する。 (2)代表的な授業研究の内容と方法を整理する。.  r授業力」の構成要素を授業設計や授業分析.  次に,上達論の視点から授業カを育成するプ. に役立つ指標とするために,先行研究を整理し,.  ロセスを解明し,授業カ育成につながる授業. 社会科の授業をモデルとして授業設計や授業展.  研究かどうかを分析するフレームワークを作. 開の視点から授業力の構成要素を分析した。そ.  り,代表的な授業研究事例を分析,検討する。. の結果,次のことが明らかになった。.  そして,授業カ育成をめざす授業研究の要件.  ① 授業カとは,授業設計をするために必要.  を明らかにする。.   な知識・技能と授業を展開するために必要. (3)(2)をふまえ,中学校における授業研究の.   な教育技術を習得し,生徒の実態や扱う教.  方法を改善し,「授業力育成をめざす授業研.   材に応じて使いこなす能力である。.  究モデル」の目標とその内容を提示する。.  ② 授業力を育成するためには,5つの視点. (4)(3)までの研究成果をふまえて,「模擬授.   から経験を積み重ねていくことが必要であ.  業を活用した授業カ育成のための授業研究モ.   る。.  デル」を提案する。.   視点1∼文献や研究会・授業評価から授業. (5)以上の研究成果をふまえて,「模擬授業を.      設計に必要な知識と授業展開に必要.  活用した授業力育成の授業研究モデル」の有.      な教育技術を獲得する。.  効性を実習を通して検証する。.   視点2∼本番の授業に備えた練習や自分の      授業の評価を行い,授業展開に必要. 3 論文の構成.      な教育技術を身につけるための意図.  序 論.      的な経験を積み重ねる。.  第I章 「授業力」とは何か.   視点3∼定期的に授業研究に取り組む。. 一568一.

(2)   視点4∼授業技量のある教師から的確な授. ことについては,次のことが明らかになった。.      業批評を受ける。. ① 生徒役になることにより,学習者の認識内.   視点5∼学習指導案や授業分析の成果を実.  容や認識の仕方を疑似体験し,学習者の視点.      践記録に残す。.  から授業分析や授業批評ができる。. (2) 授業カを育成する模擬授業. ② 学習者の立場での授業批評は,日頃教えて.  授業力育成という視点から,模擬授業による.  いる生徒の実態をふまえており,教科が異な. 授業研究の有効性を検討した。その結果,次の.  っても授業改善の視点から学ぶことができる。. ことが明らかになった。. ① 模擬授業の経験により,授業を授業者とし. 5 研究の成果と課題.  て解釈するコードと学習者として解釈するコ. (1)研究の成果.  ードを持つことができる。.  次の①∼③のプロセスをふまえながら模擬授. ② 授業を見る解釈コードが増えることで,学. 業を活用して授業力を高めていけば,中学校に.  習指導案に書き込まれる授業仮説がより具体. おける授業を改善していくことができる。.  的にシャープになる。. ① 授業設計上の課題と各教科で育てたい生徒. (3)模擬授業を活用した授業カ育成の授業研究.  像を明確にした上で,授業改善に必要な授業.  模擬授業の活用について,実習を通して次の.  設計の知識・技能を定める。. ことが明らかになった。. ② 授業展開上の課題を明らかにし,授業改善. ① 指導案作成で授業仮説を明確に定めること.  を図るために必要な授業展開の教育技術を定.  ができていない部分は,模擬授業と事後検討.  める。.  によって,改善点が明らかになる。. ③ 学習指導案に書き込まれた授業仮説の分析. ② 模擬授業による事前検討を行うことで,複.  を積み重ねることで,授業分析の視点を豊か.  数学級を担当する場合は,授業の学習内容の.  にしていく。.  偏りが見られなくなる。. (2)今後の課題. ③ 模擬授業の経験を積み重ねることで,授業.  模擬授業を活用して授業改善を進めるには,.  仮説が具体的になっていく。. 次のことが今後の課題になる。. ④ 模擬授業で指摘された授業設計に必要な知. ① 評価指標で示した授業力の構成要素(知識.  識・技能や授業展開に必要な教育技術を,日.  ・技能,教育技術)を,教科や経験数に関係.  頃から意識するようになる。.  なく全ての教員が共通のコードとして獲得で.  模擬授業評価シートの作成と活用について.  きるように,授業力を系統的に構造化してと. は,次のことが明らかになった。.  らえる。. ①主観が入らない評価項目を設定しないと評. ② 教科を問わずに共通する授業カと各教科で.  価を客観的にできない。.  独自に必要な授業カを分類し,各教科ごとに. ②生徒の実態を見きわめ,授業改善の視点か.  授業力の構成要素の設定をする。.  ら評価項目の設定をすることが,自分の授業  設計の知識や授業展開の教育技術を見直すご  とにつながる。. 主任指導教員   米 田   豊.  中学校で模擬授業を活用した校内研修をする. 指導教員  岩田一彦 一569一.

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C :はい。榎本先生、てるちゃんって実践神学を教えていたんだけど、授