模擬授業を活用した授業力の育成
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(2) 視点4∼授業技量のある教師から的確な授. ことについては,次のことが明らかになった。. 業批評を受ける。. ① 生徒役になることにより,学習者の認識内. 視点5∼学習指導案や授業分析の成果を実. 容や認識の仕方を疑似体験し,学習者の視点. 践記録に残す。. から授業分析や授業批評ができる。. (2) 授業カを育成する模擬授業. ② 学習者の立場での授業批評は,日頃教えて. 授業力育成という視点から,模擬授業による. いる生徒の実態をふまえており,教科が異な. 授業研究の有効性を検討した。その結果,次の. っても授業改善の視点から学ぶことができる。. ことが明らかになった。. ① 模擬授業の経験により,授業を授業者とし. 5 研究の成果と課題. て解釈するコードと学習者として解釈するコ. (1)研究の成果. ードを持つことができる。. 次の①∼③のプロセスをふまえながら模擬授. ② 授業を見る解釈コードが増えることで,学. 業を活用して授業力を高めていけば,中学校に. 習指導案に書き込まれる授業仮説がより具体. おける授業を改善していくことができる。. 的にシャープになる。. ① 授業設計上の課題と各教科で育てたい生徒. (3)模擬授業を活用した授業カ育成の授業研究. 像を明確にした上で,授業改善に必要な授業. 模擬授業の活用について,実習を通して次の. 設計の知識・技能を定める。. ことが明らかになった。. ② 授業展開上の課題を明らかにし,授業改善. ① 指導案作成で授業仮説を明確に定めること. を図るために必要な授業展開の教育技術を定. ができていない部分は,模擬授業と事後検討. める。. によって,改善点が明らかになる。. ③ 学習指導案に書き込まれた授業仮説の分析. ② 模擬授業による事前検討を行うことで,複. を積み重ねることで,授業分析の視点を豊か. 数学級を担当する場合は,授業の学習内容の. にしていく。. 偏りが見られなくなる。. (2)今後の課題. ③ 模擬授業の経験を積み重ねることで,授業. 模擬授業を活用して授業改善を進めるには,. 仮説が具体的になっていく。. 次のことが今後の課題になる。. ④ 模擬授業で指摘された授業設計に必要な知. ① 評価指標で示した授業力の構成要素(知識. 識・技能や授業展開に必要な教育技術を,日. ・技能,教育技術)を,教科や経験数に関係. 頃から意識するようになる。. なく全ての教員が共通のコードとして獲得で. 模擬授業評価シートの作成と活用について. きるように,授業力を系統的に構造化してと. は,次のことが明らかになった。. らえる。. ①主観が入らない評価項目を設定しないと評. ② 教科を問わずに共通する授業カと各教科で. 価を客観的にできない。. 独自に必要な授業カを分類し,各教科ごとに. ②生徒の実態を見きわめ,授業改善の視点か. 授業力の構成要素の設定をする。. ら評価項目の設定をすることが,自分の授業 設計の知識や授業展開の教育技術を見直すご とにつながる。. 主任指導教員 米 田 豊. 中学校で模擬授業を活用した校内研修をする. 指導教員 岩田一彦 一569一.
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C :はい。榎本先生、てるちゃんって実践神学を教えていたんだけど、授