中学校における「発達障害通級」の役割と機能に関する研究:―支援・評価ツールの開発を通して―
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(2) ことかわかった。問題点として、教諭が配置. いかと提起した。また、類型ごとに役割や機. されず講師だけでの運営がなされ専門性に問. 能がかなり異なることがわかった。両類型の. 題のある通級があることがわかった。. 相違点は、通級の形態、人員配置、指導内容. フェースシートからわかる通級環境の関係. にまで広く及ぶことが明らかになった。この. を相関行列表に整理したところ、他校通級と. ことから、通級における研修は類型に即した. 自立活動の割合の間や教諭数と他校通級の間. 形で専門的研修と現場実習研修が組み合わさ. 等に有意な相関が見られた。対称的な通級環. れ実施されることが有効であると考えられる。. 境があることがわかった。. また、通級の役割や機能は、通級指導歴、. 質問紙のクロス集計の結果から、実施され. 年齢層等の担当者の属性が影響を与えること. ている項目と望まれている姿には乖離がある. から、担当者の属性を考慮した人事配置が行. ことがわかった。実施グループと未実施グル. われことが重要であると思われる。. ープ間で実施しすべきかどうかについての回. サテライト型通級では、在籍校へのコンサ. 答分布を検討した結果、実施率が高く分布が. ルテーションやアコモデーションの点で有利. 同じ項目から、実施率が低く分布が異なる項. である。しかし、英語の指導が実施されない. 目があることがわかった。. 傾向にあることや自立活動の指導領域が狭い. ロジスティック回帰分析からコーディネー. ことから、生徒への直接指導の面での弱点を. ターのサポートを実施するかどうかは、自校. 持つことが予測される。. 通級者数といった通級形態や年齢層といった. 一方、センター型通級では、英語をはじめ. 指導者の属性に左右されること等がわかった。. とする教科の補充や保護者の交流の場を設定. また、配置される教諭数によって検査が実施. できる場合が多いなど有利な点を持っている。. されるかどうか等に影響が表れることがわか. しかし、在籍校に教室環境の整備や二次障害. った。. 防止のための提案をおこなう等の学校間での. クラスタ分析の結果、通級の指導では、目. 連携協力の面で課題を持つ場合が考えられる。. 的を達成するためにr指導環境の充実」rコン. どちらが還りすぐれた形態であるかという問. サルテーション」「教室の管理運営」「アコモ. 題ではなく、両者の特性を生かしたかたちで. デーション」r自立活動の指導」r教科補充の. の実践の深化が望まれる。. 指導」「他機関との連携協力」の7つの手段を. 今後、通級の基本的役割や機能を明確に意. 活用していることが類推された。. 識した研修が実施され、実態に即した評価が なされることが通級には求められている。発. lV まとめ. 達障害生徒が効果的に支援される通級が実現. 今回の調査から中学校の通級には、大きく. するか今後検証していくことが望まれる。. 2つの類型があることがわかった。その類型 は、教諭の配置が単独か複数かに左右され、. 主任指導教員 宇野 宏幸. 本研究においては前者をサテライト型、後者. 指導教員 宇野 宏幸. をセンター型と呼ぶのがふさわしいのではな. 一207一.
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