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叉縦融然

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Academic year: 2021

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VI.山田寺跡の出土遺物

概  要  ここでは、今回、重要文化財に指定された遺物のうち、建築部材、燈龍およ び木簡をのぞくものを取り上げよう。こうした遺物は、銅板五尊像1点、銅押出仏3点、

塙仏39点、金属製品137点、ガラス小玉3点、瓦傅類556点、土器・土製品106点、木製品51 点、石製品14点、銭貨15点である。

 これらは、『報告』に掲載された遺物のうち、山田寺創建期から東面回廊の倒壊時期で ある7世紀から11世紀末までのものがおもに選択された。なかでも、7世紀のものについ ては、「当時の仏教文化の基準ともいえる遺物群であり、その内容は堂内荘厳の実態をは じめ、古代寺院の一様相を伝える稀有な一括資料」と評価されている。

銅板五尊像  宝蔵SB660Bの基壇上面より出土した。聖樹の下に五尊を置く。五尊いず れも一茎に繋がった蓮台上にあり、中央に如来座像、その左右に供養者像、さらにその左 右に菩薩像を置く。聖樹の左右には飛天を配し浄土の有様

を表現する。同型品が白鶴美術館と個人蔵にみられる。本 例にも所々鍍金の遺存がみられるが、類例2点は鍍金がよ く残る。白鶴美術館には本品を中央区画とする一回り大き な類例2点が伝わる。本品と同型の五尊像を中央に置き、

左右に怪獣装飾を、上に宝珠文や飛天を配する。携帯用の 仏寵か小型の厨子に使用したと思われる。

銅押出仏  宝蔵SB660の周辺から計5点が出土した。。最 も残りの良い1点は縦68mm、横44mmを測り、台座上に結珈 践坐し禅定印を結ぶ如来座像を表す。十二尊連座培仏と比

較すると本例がやや大きいが、図像が細部まで一致し同一 原型から生み出されたものと考えられる。この他幅16mmほ どの板に押出仏2点を釘打ちしたものや、宝珠形の光背を 背負う如来形を表す押出仏2点が出土している。

埼  仏  十二尊、四尊、小型独尊、大形独尊の4種類 がある。このうちの十二尊と四尊は、台座上に結珈践坐し 禅定印を結ぶ如来座像を表し、同一の原型を用いた製作が 推定されている。十二尊堵仏は同一の独尊原型を粘土板に 十二回押捺して作った粘土祗型を用い生産したと推定され る。一部に黒漆を塗り金箔を貼る例もみられる。それ以外 の個体にも金箔の痕跡を残すものが多く、ほとんどの個体

が黒漆塗り、金箔貼りであった可能性が指摘されている。 板に打ち付けた押出仏

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四尊培仏については4尊分の原型を用いたか、紙型を直接製作したか、いずれにしろ十二 尊と異なる紙型製作法が推定されている。これらは塔から金堂の南にかけて出土し、特に 塔中央で多く出土する。塔初層壁面を飾っていたものと推定される。

 小型独尊培仏は後屏の前に結珈訣坐する如来形を表す。一辺約3cmほどの正方形を呈す る。紙型状の粘土製品も1点金堂基壇南西隅の表土から出土している。ただ小型独尊培仏 とは僅かに違いがみられ、少なくとも小型独尊培仏を製作した古代の紙型とは考えにくい。

大形独尊培仏は膝頭部分の破片6点が出土している。

金属製品  宝蔵周辺からは各種の金銅製品が出土している。厨子金具は木材に装着した 状態で出土した。帯状の銅板を切り抜き蕨手状唐草文を表現している。この他厨子の扉金 具と思われる座金具や壷金具なども出土している。荘厳具としては宝蔵の周辺から茄子形 の銅鈴が出土した。この他金堂周辺からは純金製四葉形飾り金具が出土しており、環路の 部品と推定される。

ガラス小玉  いずれも平底の半球状の鉛ガラス製品で、宝蔵の雨落溝から出土したもの である。装飾のために器物に象嵌したものと考えられる。

瓦碑類  指定された556点の内訳は、軒丸瓦15点、軒平瓦119点、丸瓦32点、平瓦132点、

垂木先瓦↓9点、嫂羽瓦鈍脱面戸瓦17点、慰斗瓦23点、雁振瓦4点、鴎尾56点、鬼瓦10点、

文字・へら記号・戯画瓦105点、埼5点、土管4点、隅木蓋瓦1点である。

 軒丸瓦は、外縁に四重圏文をめぐらす単弁八弁蓮華文の瓦当を特徴とする山田寺式軒丸 瓦各種(A〜F種)のほか、大官大寺、平城宮、平城薬師寺などで用いられた瓦と同型式 のものを含む。なお、山田寺式軒丸瓦については、飛鳥資料館図録『山田寺展』(および その改訂版『山田寺』)に詳しく解説がなされているので参照してほしい。軒平瓦も山田 寺で用いられた軒平瓦の9割以上を占める各種の重弧文のものを中心に、平城京、唐招提 寺、大官大寺、川原寺などで使用された重郭文、偏行唐草文、均整唐草文のものも含んで いる。

 丸瓦は、山田寺でみられる行基式、玉縁式のもの、平瓦は、回廊周辺から大量に出土し たものを、それぞれ製作・整形方法の違いで分類し、その代表的なものを選択している。

 首尾は、頭部がひとつの一般的な単頭のものと、山田寺の調査で初めて確認された腹部 ひとつに対して頭部がふたっに分かれる双頭のものがある。最低18個体が認識され、各個 体を代表するものが選択された。『山田寺展』で金堂を飾った単頭の首尾を復元する際に 用いられた破片も含まれるが、双頭の個体の一部と判断されたものもある。

 文字・へら記号・戯画瓦のうち、墨書瓦1点、刻印瓦2点をのぞく、文字瓦29点、記号 瓦47点、戯画瓦26点は、いずれもへらがきによるものである。墨書瓦は、「高椅口口手口」

と書かれたものである。刻印瓦には「田」印が押されている。平城宮跡から同印のものが 出土していることから平城宮から持ち込まれた瓦と判断されている。文字瓦には、「大」

など一文字が刻まれたもののほか、「九々八十一八九七十二」と九々を刻むものや、「奈示

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金堂

中門・回廊

講堂・南門

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叉縦融然

四≒四回

宝蔵

一回撃蔵

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山田寺の軒瓦と垂木先瓦 1

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(4)

鬼瓦

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鬼面文B

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鬼面文A

鬼面文A

鬼面文A

鬼面文A

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(5)

         文字瓦(左 九々八十一八九七十二、右 奈ホ皮)

皮」と難波津の歌「難波津に 咲くやこの花 冬龍り 今は春べと 咲くやこの花」を踏 まえる字句を刻むものもみられる。記号瓦は×印、矢印、鳥居形、同心円などの記号のよ うなしるしを刻むものである。戯画瓦には判断に苦しむ図像を刻んだものが多く、工人が 仕事の合間に手すさびに描いたものと考えられる。

土器・土製品  土師器49点、須恵器11点、黒色土器4点、瓦器、白色土器各1点、二彩 陶器8点、三彩陶器7点、緑粕陶器4点、墨書土器8点、刻書土器1点、大馬4点、硯8 点が指定された。

 土器類は、伽藍造営に関わる遺構である土坑SK006、SK405出土のもの、奈良時代の遺 構である回廊内瓦敷直上、南門南の基幹排水路、宝蔵周辺、灯寵周辺、東面回廊周辺の諸 遺構から出土したもの、さらには、平安時代の遺構である土器溜まりSX429、土坑SK434 出土のものが主として選択されている。器種には杯、皿、椀、甕、香炉の身と蓋などがみ

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⑤千壽声考

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られる。

 二彩・三彩・緑粕の鉛粕陶器の多くは、宝蔵の周囲10m以内で出土したものである。多 口瓶、瓶、椀、小壷蓋、壷か香炉、杯など器種のものである。

 墨書・刻書土器は、「山田寺」、「山田」、「寺」などと墨書、刻書されたものを含む。土 馬は、南門南の基幹排水路より出土したものである。硯は、円面硯、蹄脚硯、杯を転用し

たものに分類できるが、残存率は2〜16%と低い。

木製品  指定された木製品の内訳は、琴柱2点、部材2点、用途不明品1点、蓋板2 点、刀子1点、黒漆塗り雲形部材1点、陽物形1点、曲物底板2点、杓子形木器2点、反 柄鍬の柄1点、漆塗り巻物軸7点、黒色漆塗り皿1点、青銅製唐草文透彫り金具付き厨子 部材2点、脚1点、黒色漆塗り床脚Tに脆黒色漆塗り台脚2点、黒色漆塗り猫脚3点、黒 色漆塗り蓋5点、黒色漆塗り部材1点、黒色・朱漆塗り部材3点、黒色漆塗り端喰1点、

素木部材2点、素木E字形部材2点、素木凹字形部材1点、黒色漆塗り円頭棒形仏具1点、

黒色漆塗り茄子形仏具2点、衣笠軸木1点と多岐にわたる。

 これらは、南門の南側、回廊内部、東面回廊東側、宝蔵周辺から出土したもので、一部 に13世紀前半から中頃のものを含んでいる。とくに、宝蔵周辺からは、巻物軸や厨子や仏 具、仏像の破片などを含む各種の黒色漆塗りの木製品が出土しているが、建物廃絶時に散 乱した宝蔵内蔵物と考えられる。

石製品  14点の指定品のうち、↓2点が砥石である。このほか、温石、水晶各1点も指 定された。水晶は加工痕跡のない六角柱状の結晶で、玉類の材料やガラス原料かもしれな い。

銭  貨  いずれも、古代にわが国で鋳銭された、いわゆる皇朝十二銭。内訳は、和同 開作(708年初鋳)3点、神功開賓(765年初鋳)1点、富寿神賓(818年初鋳)1点、貞 観永賓(870年初鋳)3点、寛平大賓(890年初鋳)1点、延喜通賓(907年初鋳)6点で ある。

参照

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点から見たときに、 債務者に、 複数債権者の有する債権額を考慮することなく弁済することを可能にしているものとしては、

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○田辺座長 有村委員から丸の内熱供給のほうに御質問があったと思います。お願いしま す。. ○佐々木氏(丸の内熱供給)

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 ZD主任は、0.35kg/cm 2 g 点検の際に F103 弁がシートリークして

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