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平成28年度第1回男女平等推進審議会議事録

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(1)

平成28年度第1回

飾区男女平等推進審議会

議事録

日 時:平成 28 年6月 20 日(月)午後2時∼午後4時

会 場:飾区男女平等推進センター 3階洋室A

出席者:浅野委員、大山委員、戒能委員、坂井委員、佐々木委員、佐藤委員、しま委員、杉江委員、

坪井委員、中西委員、野田委員、向山委員、谷茂岡委員、山邊委員、柚木委員(五十音順)

15 名出席

事務局:赤木総務部長、柴田人権推進課長、川上男女平等推進係長、男女平等推進係員1名

㈱サーベイリサーチセンター1名

議 題:

(1)政策・方針決定過程への女性の参画状況調査結果について 資料1、2

(2)男女平等推進計画進捗状況調査結果及び平成27年度事業報告について 資料3

(3)平成28年度事業計画(案)について 資料4

(4)飾区男女平等推進計画(第5次)(案)について 資料5、6

(5)その他

<事前送付資料>

・資料1 政策・方針決定過程への女性の参画状況調査結果

・資料2 飾区男女平等推進計画(第4次)進捗状況調査結果

・資料3 平成 27 年度事業報告

・資料4 平成 28 年度事業計画(案)

・資料5 飾区男女平等推進計画(第5次)(案)

・資料6 飾区男女平等推進計画(第5次)事業一覧

<当日机上配布資料>

・次第(差替版)

・広報かつしか 6/15 号 男女共同参画週間特集記事

・平成 28 年度飾区男女平等推進審議会開催日程(案)

・ワーク・ライフ・バランス支援アドバイザー派遣事業リーフレット

1 開会

会 長:平成28年度第1回飾区男女平等推進審議会に出席いただきましてありがとうござ

います。開会に先立ち、事務局から連絡事項をお願いいたします。

事 務 局:本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。

審議委員の方から欠席等の連絡が入っておりますのでご報告させていただきます。本

日、2名の委員からご欠席のご連絡をいただいております。また、1名の委員におか

(2)

中14名で、定足数に達しております。

では、今年度、4月より着任いたしました赤木総務部長より、一言ご挨拶を述べさせ

ていただきます。

事 務 局:総務部長の赤木でございます。よろしくお願いいたします。

今年度は、計画策定年度ということでございますので、皆様方、ご審議をよろしくお

願いします。

事 務 局:また、今年度の男女平等推進計画策定支援業務につきましては、株式会社サーベイリ

サーチセンターさんにご受託いただきます。本日はご担当の櫻井千明さんにお越しい

ただいております。お一言ご挨拶をお願いいたします。

サーベイリサーチセンター:ただいまご紹介いただきましたサーベイリサーチセンターの櫻井と申します。

弊社は、他自治体でも男女平等・男女共同参画の計画策定には多く携わらせて

いただいております。今回の計画策定におきましても、よりよいものができま

すよう、ご支援させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

会 長:定足数に達しておりますので、早速開会したいと思います。初めに、傍聴希望の方は

いらっしゃいますでしょうか。

事 務 局:本日の傍聴希望につきましては、4名の申し込みがございます。

会 長:では、審議委員会の運営要領第2条、審議会の公開に基づき皆様にお諮りいたします。

本日の議事について、4名の方に傍聴いただきますが、よろしいでしょうか。

各 委 員:異議なし

会 長:はい、ありがとうございます。

それでは、傍聴をしていただくことにいたします。傍聴人の方は静粛を旨とするほか、

お手元にございます注意書きに従っていただきますようお願いいたします。

それでは、早速議事の進行を始めます。まず、本日の審議に使用する資料について、

事務局から説明ください。

事務局より資料確認

2 議題

(1)政策・方針決定過程への女性の参画状況調査結果について

(3)

(2)男女平等推進計画進捗状況調査結果及び平成27年度事業報告について

事務局より、資料3について説明

会 長:それでは資料1から3について、ご意見をお願いいたします。

委 員:資料2の27番に、「母子家庭における資格取得の促進」とありますが、具体的にど

のような資格取得を奨励しているのでしょうか。

会 長:資格取得というと、ヘルパーやITに関わるものなどがあると思いますが、区として

はどのような部分を奨励していくのかという意味ですね。

委 員:全般に及んでいるのか。あるいは福祉関係などの資格が多いのか。

事 務 局:では、前任の職務で関わりがございましたので、私から回答させていただきます。資

格取得については看護師、准看護師の資格が多いです。昨年私の見ていた限りでは、

看護学校に2年ないし3年通って、看護師の資格を取得したいという方が、かなりい

らっしゃいました。これについては、生活費そのものではないのですが、学校に通う

お金と、生活にも使っていただける給付金が出ますので、利用しやすい制度になって

いるかと思います。就労、勉学の意欲も考慮して卒業をサポートするという体制でや

っておりますので、最近はかなり申込者の数が増えているという印象があります。

会 長:資格取得のために専門学校などに通うときには、授業料が高くて払えないという問題

もあると聞いております。それを区としてどうするかということも、ぜひ検討いただ

ければと思います。ほかにご質問、ご意見はございますか。

委 員:今の件で引き続きお話してよろしいでしょうか。その資格の選定というのは、どのよ

うに行っているのでしょうか。例えば、商工会議所なら商工会議所で必要な資格があ

って、すぐに就職に結びつきそうなものがあるのでしょうか。民間企業との連携がで

きれば、もっとスムーズに就職につながるのではないかと思います。

事 務 局:対象としている資格はいくつかございまして、その中から選んでいただいております。

その後は、ハローワークさんとの連携もあるかと思います。

委 員:ありがとうございます。あともう1点よろしいですか。

会 長:はい、どうぞ。

(4)

客について、検討の必要があると資料2にも書いてありました。これは商工会議所と

共催ということで、今後労働力が少なくなる中では必要なことだと思います。より多

くの区内企業に参加してもらうための集客方法について、具体的にどのようなことを

検討されていますか。

事 務 局:企業向けセミナーですが、こちらは、受講率が14%ということで、通例の講座に比

べてかなり低くなっています。日程は、商工会議所と打ち合わせをさせていただいた

中で組んでおります。私どもが推進しているワーク・ライフ・バランスについては、

人材確保や生産性の向上という点において、企業にとってもメリットがあるというこ

とを、今まで以上に伝えていかなければならないと思っております。そして、企業向

けセミナーとは別の事業ですが、ワーク・ライフ・バランス支援アドバイザー派遣事

業についてお話をさせていただきますと、初年度の申請が2件であったところ、昨年

度は5件まで伸びました。昨年度までの申請実績から推測すると、区民約700人に

この事業の効果が波及していると思われます。ワーク・ライフ・バランスについては、

引き続き商工会議所にご協力を賜りながら、区内企業への普及を進めたいと思ってお

ります。

会 長:委員、集客のアイデアなどがございましたら、教えてください。

委 員:飾区内の企業を対象としているということですので、委員に伺ってもよろしいでし

ょうか。

委 員:昨年の実施時期は、区内企業は非常に立て込んでいた時期だったと思います。皆さん

お忙しくてなかなか時間がとれず、結果的にこういう受講率になってしまったのだと

思います。

会 長:時期設定なども商工会議所と十分に協議なさっていただければと思います。民間企業

への働きかけの問題は大きいです。これは男性だけではなく、女性が働き続けるため

にも不可欠だと思いますので、さらにご検討いただいて、ご協力を得ながら進めてい

ただければと思います。

委 員:資料2の82番「男女平等保育を進めるための保育士研修」です。これは施策の方向

「男女平等教育の推進」の中に入っていますが、実施内容としては、「保育士の心の

ケア―自分の心と体をお世話しよう―」とあります。内容的にはとても大事なテーマ

だとは思うのですが、保育者の男女平等教育という観点から考えると、若干趣旨がず

れているのかなと思います。81番「男女平等教育を進めるための教員研修」も、実

施内容が「『らしさ』を考える∼教育現場でのジェンダー∼」ということで、加藤千

恵さんが講師をされていますが、方向性を定めることがもう少し必要なのではないか

(5)

事 務 局:講師の選定については、主管課と連携しているところでございます。

会 長:苛酷な保育現場の現状が反映されて、このような企画になったのだと思いますが、男

女平等教育というテーマがきっちり掲げられておりますので、今後はそのような企画

をしていただければと思います。ほかにございませんでしょうか。

委 員:資料の2の8番「お父さんと子どものわくわくセミナー」についてです。子どもが夏

休みの課題に対応するために、お父さんと一緒に夏の自由研究の題材になるようなこ

とを行ったということで、大変有効な手段だったと思います。少し再考が必要だと思

う点につきましては、ロボットの働きを考えながら、父と子が工作をするということ

が、男性の家庭生活参加促進という本題にきちんと迫っているかどうかです。参加者

数に関しては、20組募集して21組というのは、大変有効だったと思います。

もう一つは、32番「若年層に向けた啓発」です。デートDV講座を高校に出向いて

行ったとのことですが、学校からビデオ録画をしたいとの申し出があったとのことで、

これも大変有効だったと思います。私がこの審議会に出席させていただいていつも感

じることは、大人への啓発はもちろん、子どもたちに対しての啓発も重要だというこ

とです。このような輪が広がっていけば、さらに男女平等に向かって大きな渦ができ

ると期待しています。

事 務 局:「お父さんと子どものわくわくセミナー」についてですが、1日の講座の中で3部門

を立てています。まずは午前の間、お父さんたちだけで、田中先生の男性学の講義

を受けていただき、その間、お子さんたちは、子どものおやつ教室でおやつを作り

ます。その後、お父さんとお子さんが合流して、午後のロボット工作に入るという

構成です。資料2ではわかりにくかったと思いますが、資料3「27年度事業報告」

の5、6、7番をご覧いただくとわかりやすいかと思います。

また、デートDV出前講座ですが、今回の飾商業高校の実施で、4校目となりま

す。この講座は、生徒さんだけでなく、先生方からも好評をいただいております。

今回の実施も、南飾高校の先生から飾商業高校に口コミで伝わったことがきっ

かけです。このような形でどんどん輪を広げていきたいと思っています。

会 長: 今のお話に関連して、少し私からつけ加えたいと思います。3部構成というのは大

変すばらしいのですが、資料2の9番「男性の家庭生活参画・ネットワークづくり

支援」も同内容とのことです。しかし、講座に1回参加しただけで終わりというの

ではなく、ネットワークをどのように作っていくかという問題意識を発展させてい

ただくと、もう一歩進めるのではないかというのが一点です。

それから、今のデートDV講座ですが、今年度は全校生徒を対象に行うというお話

でしたが、講堂に集まって全校生徒で聞くというのは、あまり望ましくない方法だ

と思います。やはり、参加型にしていかないと、聞いただけでは忘れてしまいます。

それと、DVの問題だけではなく、性の問題など、いろいろな問題がそこに絡んで

(6)

な講座を受ける機会を提供できればと思います。それでは、ほかにございますか。

委 員:デートDV出前講座については、全校生徒に拡大して実施されるということは本当に

よかったと思っていますが、会長が今おっしゃっていたことは、本当にそうだと思い

ました。ホールで講義を行う形式では心に届きませんので、やはり個々に、一教室ず

つきめ細かく、そして継続的に実施していただきたいと思います。

そして、資料2の76番「セクシュアル・マイノリティを知ろう」の講座についてで

す。講師の原ミナ汰さんと、大賀一樹さんはセクシュアル・マイノリティの当事者で

いらっしゃるのでしょうか。

事 務 局:原さんは当事者の方で、大賀さんは支援をする方です。

委 員:そうですか。28年度は実施予定と書いてあるのですが、セクシュアル・マイノリテ

ィは、もちろん皆さんご存じでしょうけれど、性同一性障害の方だけがマイノリティ

ではないのです。例えば、次回はゲイやレズビアンの方をお呼びするなど、ゲスト選

びをしていただけたらいいと思います。しかし、このセクシュアル・マイノリティの

講座を開催したことは、すごく画期的なことではないかと思います。私は20年前に

フェミニストセラピーなどの講座を受けまして、すごく目を開かされました。当時は

このような講座は、個人的にお部屋をお借りして実施することはあったのですが、公

的な機関が行うことは一度もありませんでした。やはり20年経つとすごく時代が変

わったのだと思います。

事 務 局:先ほどのデートDV出前講座の話を引き続きさせていただきます。平成25年度に南

飾高校で実施しましたが、とても反響が良く、その後は、学校が自らの人権教育に

関する予算を使ってデートDV講座を継続している状況です。そういう意味では、私

どもは、初めの一歩をご紹介することが重要であると考えており、様々な学校に対し

て同様に波及させていきたいと思っております。

続いて、セクシュアル・マイノリティの講座についても、ご感想をいただきありがと

うございます。このテーマは飾区で初めてチャレンジいたしました。この講座は連

続講座である人権講座の第4回目として実施しました。受講生の方はこのテーマには

馴染みがない方も多かったようですが、今後は連続講座の中の一回としてではなく、

単独講座の実施等で工夫をしていきたいと思っています。

(3)平成28年度事業計画(案)について

事務局より、資料4について説明

会 長:ありがとうございました。質問やご意見など、ございますか。

(7)

ょうど6月12日に終えられたばかりのようですので、実施結果を伺ってもよろしい

でしょうか。

事 務 局:「ママとパパの愛情アップ講座」ですね。10組の定員に対し、応募を多数いただい

たため、予定より1組多い11組で実施いたしました。お母さんは骨盤体操を行い、

別室でお父さんが赤ちゃんとの遊びを体験されました。お母さん、お父さんのいず

れにもご好評いただいたと聞いております。

委 員:10組がほとんど来たということでしょうか。

事 務 局:そうです。

会 長:お父さんの遊びというのは、具体的に何をされたのですか。

事 務 局:タオルを使った遊びや、いないいないばあですとか、そのようなものです。

会 長:他にご発言はございますか。

委 員:2ページの10番「男女平等教育を進めるための教員研修」についてです。これは命

令研修でしょうから、100%出席を確保されると思われますが、担当教員の都合が

悪く、代替教員も出せないなど、やむを得ない事情で欠席された学校に対してはどの

ような扱いをされたのでしょうか。

事 務 局:こちらの研修は、指導室と私どもの共同研修です。欠席の取り扱いについては、具体

的には聞いておりません。

会 長:ありがとうございます。ほかにご意見はございますか。

委 員:2ページの13番「企画講座(地域団体向け)」ですが、この講座は出張型の講座で

しょうか。

事 務 局:出張型講座です。一昨年は、東金町地区センターで、女性のための防災講座を行いま

した。早稲田大学の先生にお越しいただきました。

委 員:私は自治町会の代表としてここに来ていますが、地域活動は女性に参加してもらうこ

とが大事であると思っています。自治町会などでは、女性の方にも副会長等に入って

もらいたくて、いろいろなところにお願いをしているのですが、なかなか引き受けて

もらえないのです。女性参加型の講座や行事があるのであれば、どんどんPRしても

らえると助かります。

(8)

もバランスよく参加できる講座があるとよいと思います。そのような大変なことは、

それぞれの持ち場の仕事がありますから、お互いに力を合わせることができたら、そ

れが男女平等だと思います。「女性」ばかり強調すると、我々には女性上位に聞こえ

てしまう部分もあります。

会 長:ありがとうございました。とても大事な問題提起だと思います。ただし、女性上位と

いうほど日本の社会は変わっておりません。しかし地域で暮らす人たちが性別に関わ

りなく、一緒に考えていく機会をぜひ作ってほしいと思います。この企画講座は、地

域が企画を出したということですね。

事 務 局:はい。昨年度は、地域のいじめ問題に関して取り組んでいるNPO法人の方から企画

を出していただきました。防災に限ってのお話ですが、飾区では防災会議における

女性の比率が少ないと、いつもお叱りをいただいておりますが、事務局と女性委員の

皆さんを支える講座のようなものを、防災課と人権推進課で、今年の秋に2回連続講

座として実施し、裾野を広げていこうと考えています。

会 長:なぜ女性は地域に出ていけないのか、何がネックになっているのかなど、女性が本音

を語れるような講座があるとよいと思います。また、他自治体の事例なども参考にな

ります。

委 員:先程の教員研修の話ですが、小学校の先生から、小学校では男女不平等なんてもう存

在しない、むしろ女性のほうが元気すぎて困るということを言われたことがあります。

学校の先生の男女平等意識にしっかりと働きかける研修をしていただきたいと思いま

す。

事 務 局:小学校の段階では、女子児童の方が発達が早いこともあって、小学校の先生方の中に

は、男女平等が達成されているようなことをおっしゃる方もいらっしゃいます。今回、

初めて小・中学校に向けてデートDV講座を実施しますので、その中で、いろいろ考

えていただくきっかけづくりをしていきたいと思っています。

戒能会 長:先生方を対象にそのような講座を行うことは、とても有効であると思います。あとは、

家庭内でも性的役割分業の考え方は根強いです。子どもに将来の夢を尋ねると、必ず

固定的な、ワンパターンな回答になりますし、「リケジョ」などもありますが、なか

なかそのような発想にはなりにくい。そのようなことに関して、率直にお話ができる

講座などがあれば良いですね。

(4)飾区男女平等推進計画(第5次)(案)について

(9)

次(案)について事務局にご説明いただきたいと思います。大分内容が固まってきた

とのことですね。よろしくお願いいたします。

事務局より、資料5、6について説明

会 長:第5次計画(案)の内容については、おそらく今日が実質、議論をしていただく最後

の機会かと思いますので、どうぞ活発にご意見をお出しください。ご質問でももちろ

ん結構です。

委 員:2つ質問があります。まず、「飾区女性職員活躍推進計画第一期(特定事業主行動

計画)に基づく女性職員の職業生活における活躍の推進」ですが、これは具体的に

は何をするのでしょうか。国の言っている総女性活躍ですか。

会 長:女性活躍推進法です。

委 員:法の中で決められているのでしょうか。

会 長:義務づけられました。

委 員:義務づけられたのですか。具体的には何を意味しているのか教えていただければと思

います。

また、パルフェスタですが、施策の方向「区・区民・民間団体間の連携・協働」とい

う括りの中にあります。講演会については、20年近く前ですが、区と区民の方たち

で一緒に企画した記憶がありますが、また一緒に企画することはできないのでしょう

か。そのような企画を行うお考えがあるかどうかお聞かせください。よろしくお願い

いたします。

事 務 局:まず1点目です。29ページの政策の方向1、下から2段目の飾区の女性職員活躍

推進計画についてです。こちらにつきましては、女性活躍推進法に基づく、特定事業

主計画として、人事課を中心に「飾区職員仕事・子育て活きいき計画」を作成しま

した。計画の内容としては、職員の仕事と子育ての両立状況や女性職員の職業生活に

おける活躍状況の把握・分析、数値目標の設定等を行い、これを達成するための内容

を定めています。これについては、毎年度実施状況について公表するということで進

めています。

もう一つ、パルフェスタについてです。パルフェスタは、もともと登録団体の自主的

な発表の場としてスタートしたところですが、近年は参加団体数が減少しています。

その穴埋めを区の講座・講演会等で行っている状況です。もしご提案がございました

ら、パルフェスタ実行委員会を通じてご意見をいただけると、非常にありがたいです。

(10)

なかったということでしょうか。

事 務 局:徐々に参加団体数も減り、自主発表会の回数も減ってきてしまったということで、区

が講座等を開催することで、イベントの空きを埋めてきたという状況がありました。

委 員:随分長くそういう状態が続いてしまったわけですね。昔は皆さん、すごい熱意を持っ

ていたのですが。

会 長:多分飾区だけでなく、日本全国がそのような状況かもしれません。女性センターが

新しい参加者層を開拓してこなかったことなども背景にあると思います。

また、女性活躍推進計画については、男女平等の計画に内包する自治体と、個別で設

けている自治体があります。成果も公表することになっていますので、これは飾区

としてしっかり取り組んでいただきたいと思います。やはりこの庁内での男女共同参

画がどれだけ進むかということは大きいと思います。では他にご意見はございますか。

委 員:47ページの施策の方向2の記載内容で質問させていただきます。

前回の審議会でも申し上げたかと思いますが、私がすごく懸念しているのは、ストー

カー被害を受けている女性にとって、警察は敷居が高く、初期段階ではなかなか足が

向かないということです。区役所の相談窓口を調べると、広報紙には「DV相談」と

書いてあります。これは私の知人もそうだったのですが、区役所ではストーカー被害

の相談を受け付けてもらえないのかと非常に悩んでしまい、時間が過ぎてしまいます。

ストーカーというのは、被害を受けた女性の対応次第で非常に結果が異なるもので、

間違った対応をしますと重大な結果が発生することがあります。インターネットなど

で情報収集もできますが、やはり実際に話ができる専門的な人がいないと、非常に対

応が難しいと思っております。

DV相談や女性相談で、女性に対する暴力の相談には乗っていただけるのだと思いま

すが、配偶者からの暴力だけではなく、見ず知らずの異性からも暴力を受けることが

ストーカーの場合はあるわけです。例えばですが、「DV相談ほか」ですとか、内容

をDVに限定していないような告知方法ができないかと思います。あと、女性相談の

中で包括的に対応できるのであれば、やはりその窓口として受け付けるということを

告知していただけたらと考えております。

事 務 局:ストーカーの件に関しては、先日の小金井市のストーカー事件もありましたし、やは

り警察への直接相談のほかに、ワンクッションを置ける場所が必要だということは理

解できます。ただし、高い専門性が必要となりますので、相談業務のどこかで実施す

るとしても、様々な調整が必要です。周辺状況を整理しながら、また、警察との関係

をうまく持ちながら対応していきたいと思います。

そして、相談事業名についてどうするかまでは、この場でお答えできませんが、将来

(11)

会 長:ありがとうございます。ほかにご意見はございますか。

委 員:資料の2の91番「地域の場における女性の参画調査」です。これは、今年度は実施

なしと記載がありますが、先ほどもお話がありましたように、地区自治会に対して、

女性の参画の広報活動を行うことは私も大賛成です。私のところの自治会では、役員

25人中、女性が7名です。そのうち5名の方は夫婦で参加しております。できるだ

け女性も地域に出たほうがいいのではないかということで、私も声をかけています。

92番「高齢者クラブの女性参画の働きかけ」ですが、高齢者クラブでは80∼90%

が女性です。男性がそこに入っていきますと、「男性ですから会長をお願いします」

と言われるのが現状です。私の地域の高齢者クラブも2年ほど前に解散するかという

話がありました。そのときは、私の妻が会長を引き受けて会を継続することができま

した。こういったことを地域にPRするためには、自治会の役員に対して、もう少し

こまめに広報活動をしていただきたいと思いました。

会 長:第5次計画(案)ですと、29ページの施策の方向2に当たります。地域での本当に

身近な、自治会ですとか、そういったところでの男女の参画推進について、具体的な

施策を掲げたらどうかというようなご意見だったと思います。

時間がもうなくなってまいりましたが、まだご発言されていらっしゃらない方、いか

がでしょうか。

委 員:私は組合の関係から参加しておりますが、区民の方々に、特に若い世代である30代、

40代の働き盛りの人たちに男女平等について関心持ってもらうにはどのような形が

良いのか、考えているところです。そのような中で、伝えるべきことは、広報だけで

はなく、夕方のアナウンスでできないかと考えておりますが、いかがでしょうか。

事 務 局:夕方の防災行政無線のことでしょうか。

委 員:はい。夕方のアナウンスです。

事 務 局:チャイムと、お子さんたちに対して帰宅を促すアナウンスはしております。そこの中

に何を入れるというお話でしょうか。

委 員:例えば、変質者に遭ったら相談をしましょうなど、何か一言入れてもらえるとよいと

思います。目に障害がある人は、広報紙等の情報を目で見ることは難しいため、耳で

情報を得られれば良いと思います。

会 長:多様性の尊重という意味でも、既存のものにとらわれないアイデアで、実現可能なも

のをご検討いただきたいということです。それでは委員、どうぞ。

(12)

性の家庭生活への意識啓発と参画支援」についてです。基本的にパパ、男性は、広報

かつしかを見ませんので、広報以外の部分で集客をすることが必要です。それができ

るのが、パパママ学級です。これは参加者がすごく多いです。実際にはパパがママに

連れて来られているのですが。ここに参加したパパを次につなげるためにはどうした

らいいのかを考えていただけたらと思います。

あと、ここに新規事業として育児学級が掲載されていますが、これだけではパパは来

ません。ここもパパママ学級同様、パパもママも普通に参加している、みんなのパパ

も来ていると思ってもらうための工夫を打ち出してほしいと思います。まずはパパに

来てもらうことです。そしてそこから子どもを通じて何かできることにつなげていか

なければいけません。それは先ほど、委員がおっしゃっていた地域の話と同じで、子

どもがいると、子ども会などから地域に入りやすくなるということもあります。

あと、資料3の19番「幸せなママになるレッスン」についてです。これは、幸せな

パパになるレッスンも実施して欲しいのですが、これもやはりパパは来ないと思うの

で、ママとパパが一緒に来て、いい夫婦関係を築くためにどうしたら良いかといった

ような、ママとパパの愛情アップ講座のようなものをもう少し拡大できると、夫婦で

地域活動をやっていくことにもつながると思います。夫婦関係が余りにも冷え切って

いると、地域活動どころの話ではなく、家庭の中がもう本当に大変です。パパを引っ

張り出すために、ママからの情報伝達が重要だと思います。

会 長:今のところ、男性が家庭の中で一番参加しやすい分野は子育てなのですね。家事、

介護はあまりやらないけれど、子育ては手応えがあって、喜びがある。今回の計画

では、施策の方向「男性の家庭生活への意識啓発と参画支援」は重点事項になって

いますが、表示の仕方をもう少しはっきりさせて、区として重点的に取り組む意気

込みを示していただきたいと思います。

また、男性向け冊子も作成されるということですが、区民参加型で作成すると非常

にいいアイデアが出てくるのではないかと思います。それでは、ほかにご意見のあ

る方はいますか。

委 員:この計画の内容には、飾区の女性活躍推進計画や、職員向けの女性活躍推進計画、

あるいは職員の次世代育成支援計画など、国の政策をベースとした自治体の取組が織

り込まれていますが、その見せ方について、もう少し工夫していただきたいと思いま

す。例えば、この7ページの計画の位置づけの図ですが、第3次配偶者暴力防止計画

の下にあるものが女性活躍推進計画のことだと思われますが、区民の皆様にもう少し

わかりやすいような形で見せ方を工夫し、改善していただければと思います。

会 長:ありがとうございます。まだ、他にございますか。

委 員:私は社会保険労務士会から1名、代表として出させていただいております。資料4の

3ページのワーク・ライフ・バランスに関する各事業について申し上げます。講座で

(13)

飾区内の社会保険労務士ではありません。飾区内の事業者については、やはり区内

の社会保険労務士が詳しいことと、ワーク・ライフ・バランス支援アドバイザー派遣

事業との関連で申し上げますと、社会保険労務士会飾支部から講師を選出した場合、

関係先の事業者宛てに参加をお勧めすることもできます。直結して受講率のアップに

つながるという意味でも、ぜひ飾支部を次々と利用していただきたいと思います。

事 務 局:ありがとうございます。今年は水元地域にいらっしゃる社会保険労務士の方に講師を

お願いすると聞いております。そんな状況で工夫はしています。よろしくお願いいた

します。

会 長:ワーク・ライフ・バランス支援アドバイザー派遣事業との連携といいましょうか、考

えて講師を選んでいただければと思います。委員は何かございますか。

委 員:今、保育園の現場でも、男の子だから、女の子だからという保育の仕方はもうなく

なりつつあります。お父さん方の送り迎えもとても多くなりました。お熱が出たら

パパにというところもあります。しかし、それでもやはり職員の中にも、「ママは

どうしたんだろうね」と、ぽろっと口にしてしまう現状もまだあります。小学校の

先生、幼稚園の先生方だけの男女平等推進の講演ではなく、保育園の保育士職員の

ほうにも広げていただけるといいと思います。

そしてもし区のほうでパパ参加のイベントがあれば、広報やポスターを配って周知

していただけると良いと思います。多分掲示は保育園でできると思いますので。

会 長:大変心強いご発言だったと思います。委員、何かございますか。

委 員:計画の体系図について申し上げます。施策の方向「生活上の困難な状況を解消するた

めの取組促進」を新たに位置づけたことについて、とてもうれしく思います。貧困対

策の推進という部分が自治体で具体的に進まない中で、旗を上げるのも難しいのだろ

うと思いますが、このような形でその意思をはっきり出すというのはとても重要なこ

とだと思います。

それから、女性に対する暴力の関係ですが、性暴力で括ってしまうと、言葉のインパ

クトも、少し日常生活から離れてしまうような感じがします。DVは、法律上きっち

りと取り組む枠ができており、それを先行して行うことは、いいことだと思います。

しかし、先ほど委員がおっしゃったように、むしろそこから周辺に漏れ出ていくもの

ほど、深刻な捉え方が難しくなっていて、それを実際にどう受けるのかが、とても重

要だと思います。例えば、児童虐待でも、親からの性被害や、保育園や、小学校の場

での被害もあります。そういった場の被害は、表に出ないけれど本当はたくさんあっ

て、小さいころの性暴力被害をずっと引きずっていかなければならないということが

深刻なのです。女性に対する暴力というと、大人の女性をイメージしがちで、どうし

ても小さい子どもが親から受ける暴力などには、気が付かない、思い浮かばないもの

(14)

連携が大事だと思います。

会 長:ありがとうございました。予定より5分ほど超過しておりますが、最後に私から申し

上げます。今の「生活上の困難な状況を解消するための取組促進」についてです。関

連の福祉部局の事業を有効に連携しながら、男女共同参画の視点が十分かどうかとい

うことを留意していただきたいのです。ジェンダーといいましょうか、男女共同参画

の視点がどうしても抜けてしまう場合がありますので。

それから、今日は皆さんのご意見としては出てこなかったのですが、施策の方向「多

様性の尊重」についてです。これは新たに設けた画期的な項目だと思います。ただ、

5年計画で、国の動きの方が早く進むかもしれないということを考えますと、居場所

づくりや相談の場を、もう少しご検討いただくとよいと思います。また、ぜひLGB

Tだけではなく、外国人の問題ですとか、障害がある方への男女共同参画政策とか、

そういうことを含めてご検討いただければ、よりよい計画になるのではないかなと考

えております。はい。委員、どうぞ。

委 員:今、5年計画だからということを会長が強調されたので特に思ったのですが、最近、

同性同士の共同生活が、渋谷区では婚姻に準じるものとなりました。パートナーシッ

プ制度のことです。このようなことについても一言入れられたらいいのではないかと

思います。

会 長:そうですね。世田谷区、渋谷区、全国の他の自治体にもそういった動きがありますの

で、検討していただきたいです。

3 次回開催日程等

事 務 局:後ほどスケジュールのことでもお話をいたしますが、いよいよ計画づくりも佳境に入

ってきています。本日の審議会で言い切れなかったことなどがございましたら、メー

ルなどで事務局にお寄せいただきたいと思います。

現在の委員の皆様は今月末で任期終了になりますが、また新しいメンバーでお集まり

いただく機会は、初回が9月30日を予定しております。区長または副区長が参りま

して、委員委嘱をさせていただきます。計画づくりはこの回で大方の締めという形に

なります。そして10月28日、第3回開催日において、区長宛てに答申をいただく

ことになります。この間、9月までの間に何か思いついたことがございましたら、ぜ

ひともご意見をお寄せいただければと思っております。これは任期の有無にかかわら

ず、ここにいらっしゃる方に関与いただきましたので、ぜひともお願いをしたいと思

います。

10月以降は、庁内手続、議会報告、そしてパブリックコメントに入ります。12月

の総務委員会には、パブリックコメントを12月中旬から1月中旬にかけて実施する

ことを報告いたします。その後、いただいた意見の中身を検討し、取り入れるもの、

(15)

議会において、計画策定のご報告をする予定です。

今期までのお務めいただいた委員の皆様、本当ありがとうございました。また、引き

続き次回もお願いする方も、今後ともまたよろしくお願いいたします。事務局からは

以上です。よろしくお願いいたします。

会 長:ありがとうございました。

長時間ご審議いただき、本当にありがとうございました。これで閉会とさせていただ

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○片谷審議会会長 ありがとうございました。.

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